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JP2897709B2 - サーマルプリンタの印字濃度制御装置 - Google Patents
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JP2897709B2 - サーマルプリンタの印字濃度制御装置 - Google Patents

サーマルプリンタの印字濃度制御装置

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JP2897709B2 JP8027692A JP2769296A JP2897709B2 JP 2897709 B2 JP2897709 B2 JP 2897709B2 JP 8027692 A JP8027692 A JP 8027692A JP 2769296 A JP2769296 A JP 2769296A JP 2897709 B2 JP2897709 B2 JP 2897709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
に関し、詳しくは印字濃度を調整する印字濃度制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタは、多数の発熱抵抗体
に選択的に通電することによりジュール熱を発生させ、
このジュール熱を感熱紙又は転写用フィルムに伝達する
ことにより、ドットの集合体として絵、文字などを印字
するものである。
【0003】従来の印字濃度制御装置は、先に印字した
データ(以下、「先データ」という。)の用紙における
光学的な印字濃度を検出し、この印字濃度に基づき次に
印字するデータ(以下、「次データ」という。)のドッ
ト濃度を変更することにより、印字濃度を均一にしよう
とするものであった。例えば、先データの印字濃度が設
定値よりも薄ければ、発熱抵抗体への通電量を増やすこ
とにより、次データの印字濃度を濃くする。逆に、先デ
ータの印字濃度が設定値よりも濃ければ、発熱抵抗体へ
の通電量を減らすことにより、次データの印字濃度を薄
くする。
【0004】通常の光センサでは、1ドットだけの光学
的濃度を検出することは技術的に困難である。したがっ
て、ここでいう印字濃度とは、1ドットの面積よりもか
なり大きい面積を対象としている。また、ドット濃度と
は、文字通り1ドットの濃度のことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印字濃度制御装置では、印字濃度の均一性が不十分であ
るという問題があった。
【0006】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、印字濃度の均
一性を向上させた印字濃度制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来の印字
濃度制御装置で十分な印字濃度の均一性が得られない原
因について、研究を重ねた。その結果、先データと次デ
ータとでは文字のドット構成が必ずしも同一でなく、こ
のことが印字濃度に影響を与えていることを見い出し
た。文字のドット構成は、例えば明朝体とゴシック体と
では、明朝体はドットが疎であり、ゴシック体はドット
が密である。つまり、同じドット濃度に設定しても、ド
ットが密であれば濃く見え、ドットが疎であれば薄く見
えるのである。本発明は、この知見に基づきなされたも
のである。なお、「ドットが密又は疎」とは、1ドット
の面積を一定とした場合に、単位面積(1ドットよりも
かなり広い)当たりのドッド数が多い又は少ないことを
いう。
【0008】すなわち、本発明に係る印字濃度制御装置
は、先に印字した先データと次に印字する次データとを
記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶手段に記憶
された先データと次データとのドット構成を比較するデ
ータ比較手段と、前記先データの用紙における光学的な
印字濃度を検出する濃度検出手段と、この濃度検出手段
で検出された印字濃度と前記データ比較手段で比較され
た結果とに基づき前記次データにおけるドット濃度又は
フォントを変更する濃度調整手段とを備えたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る印字濃度制
御装置の一実施形態を示す機能ブロック図である。以
下、この図面に基づき説明する。
【0010】印字濃度制御装置10は、先に印字した先
データaと次に印字する次データbとを記憶するデータ
記憶手段12と、データ記憶手段12に記憶された先デ
ータaと次データbとのドット構成を比較するデータ比
較手段14と、先データaの用紙における光学的な印字
濃度を検出する濃度検出手段16と、濃度検出手段16
で検出された印字濃度とデータ比較手段14で比較され
た結果とに基づき次データbにおけるドット濃度又はフ
ォントを変更する濃度調整手段18とを備えたものであ
る。
【0011】また、サーマルプリンタには、印字制御部
20、印字ヘッド22等が設けられている。印字制御部
20は、先データa及び次データbを、上位装置24か
ら入力してデータ記憶手段12へ出力する。また、印字
制御部20は、濃度調整手段18で調整されたドット濃
度に対応する通電量を、印字ヘッド22の発熱抵抗体
(図示せず)に供給する。
【0012】図2は、図1の印字濃度制御装置の動作の
一例を示すフローチャートである。以下、図1及び図2
に基づき説明する。
【0013】印字ヘッド22が先データaを印字すると
(ステップ101)、濃度検出手段16が先データaの
印字濃度を検出する(ステップ102)。濃度調整手段
18は、その印字濃度の濃淡を判断する(ステップ10
3)。その結果、印字濃度が濃ければ、通電量を減らす
ことにより、次データbのドット濃度を薄く設定する
(ステップ104)。印字濃度が適正であれば、通電量
は変えない(ステップ105)。印字濃度が薄ければ、
通電量を増やすことにより、次データbのドット濃度を
濃く設定する(ステップ106)。
【0014】一方、データ比較手段14は、先データa
と次データbとのドット構成を比較する(ステップ10
7)。その結果、次データbの方のドットが密であれ
ば、ステップ104〜106で設定したドット濃度で
は、濃く見えてしまう。逆に、次データbの方がドット
が疎であれば、ステップ104〜106で設定したドッ
ト濃度では、薄く見えてしまう。そこで、濃度調整手段
18は、次データbが密であれば、通電量を減らすこと
により、次データbのドット濃度を薄く設定する(ステ
ップ108)。ドット構成が等しければ、通電量は変え
ない(ステップ109)。次データbが疎であれば、通
電量を増やすことにより、次データbのドット濃度を濃
く設定する(ステップ110)。最後に、このようにし
て得られた通電量に従って、印字ヘッド22が次データ
bを印字する(ステップ111)。
【0015】図3は、図1の印字濃度制御装置10をよ
り具体的に構成した一例を示す機能ブロック図である。
以下、図1乃至図3に基づき説明する。
【0016】本例では、データ記憶手段12、データ比
較手段14、濃度調整手段18及び印字制御部20が、
CPU30、ROM32、RAM34、インタフェース
36、濃度設定器38、印字ヘッドドライバ40、モー
タドライバ42等によって構成されている。濃度検出手
段16は、イメージセンサ44及びA/Dコンバータ4
6によって構成されている。CPU30は、ROM3
2、RAM34等に記憶されたプログラム及びデータに
基づき、データ記憶手段12、データ比較手段14、濃
度調整手段18及び印字制御部20としての各処理を実
行する。また、CPU30は、印字制御部20として、
印字ヘッドドライバ40及びモータドライバ42を介し
て、印字ヘッド22、キャリッジモータ48及びライン
フィードモータ50を制御する。濃度設定器38は、例
えばディジタルスイッチ又は可変抵抗器等であり、操作
者が所望の印字濃度を設定するものである。
【0017】なお、濃度調整手段18は、次データbに
おけるドット濃度を変更する代わりに、次データbにお
けるフォントを変更するようにしてもよい。この場合
は、図2において、ステップ104,108に「通電量
減らす」とあるのを「より低密度のフォントに変更」
と、ステップ105,109に「通電量そのまま」とあ
るのを「フォントそのまま」と、ステップ106,11
0に「通電量増やす」とあるのを「より高密度のフォン
トに変更」と、それぞれ置き換える。このとき、ステッ
プ104,105,106だけ、又はステップ108,
109,110だけ、上記のように置き換えるようにし
てもよい。
【0018】また、濃度調整手段18は、発熱抵抗体へ
の通電量が上限又は下限に達した場合にのみ、次データ
bにおけるドット濃度を変更することに代えて、次デー
タbにおけるフォントを変更する。この場合は、ドット
濃度又はフォントのどちらか一方を変更する場合に比べ
て、より広範囲の印字濃度を実現できる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る印字濃度制御装置によれ
ば、先データと次データとのドット構成を比較すること
により、次データにおけるドット濃度又はフォントを変
更するようにしたので、ドット構成に起因する印字濃度
への影響を排除でき、これにより印字濃度の均一性を向
上できる。
【0020】また、発熱抵抗体への通電量が上限又は下
限に達した場合にのみ、次データにおけるドット濃度を
変更することに代えて、次データにおけるフォントを変
更するようにした場合は、ドット濃度又はフォントのど
ちらか一方を変更する場合に比べて、より広範囲の印字
濃度を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字濃度制御装置の一実施形態を
示す機能ブロック図である。
【図2】図1の印字濃度制御装置の動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図3】図1の印字濃度制御装置をより具体的に構成し
た一例を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 印字濃度制御装置 12 データ記憶手段 14 データ比較手段 16 濃度検出手段 18 濃度調整手段 a 先データ b 次データ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先に印字した先データと次に印字する次
    データとを記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶
    手段に記憶された先データと次データとのドット構成を
    比較するデータ比較手段と、前記先データの用紙におけ
    る光学的な印字濃度を検出する濃度検出手段と、この濃
    度検出手段で検出された印字濃度と前記データ比較手段
    で比較された結果とに基づき前記次データにおけるフォ
    ントを変更する濃度調整手段とを備えたサーマルプリン
    タの印字濃度制御装置。
  2. 【請求項2】 先に印字した先データと次に印字する次
    データとを記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶
    手段に記憶された先データと次データとのドット構成を
    比較するデータ比較手段と、前記先データの用紙におけ
    る光学的な印字濃度を検出する濃度検出手段と、この濃
    度検出手段で検出された印字濃度と前記データ比較手段
    で比較された結果とに基づき前記次データにおけるドッ
    ト濃度又はフォントを変更する濃度調整手段とを備え、 前記濃度調整手段は、 前記濃度検出手段で検出された印字濃度が濃ければ、発
    熱抵抗体への通電量を減らすことにより、前記ドット濃
    度を薄く設定し、当該印字濃度が薄ければ、前記通電量
    を増やすことにより、前記ドット濃度を濃く設定し、 前記データ比較手段で比較された結果、前記先データよ
    りも前記次データの方のドットが密であれば、発熱抵抗
    体への通電量を減らすことにより、前記ドット濃度を薄
    く設定し、前記先データよりも前記次データの方のドッ
    トが疎であれば、前記通電量を増やすことにより、前記
    ドット濃度を濃く設定するとともに、 前記通電量が上限又は下限に達した場合にのみ、前記次
    データにおけるドット濃度を変更することに代えて、前
    記次データにおけるフォントを変更する、 サーマルプリ
    ンタの印字濃度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記濃度調整手段は、 前記濃度検出手段で検出された印字濃度が濃ければ、前
    記次データにおけるフォントをより低密度ドットのもの
    に変更し、当該印字濃度が薄ければ、前記フォントをよ
    り高密度ドッドのものに変更し、 前記データ比較手段で比較された結果、前記先データよ
    りも前記次データの方のドットが密であれば、前記次デ
    ータにおけるフォントをより低密度ドットのものに変更
    し、前記先データよりも前記次データの方のドットが疎
    であれば、前記フォントをより高密度ドットのものに変
    更する、 請求項記載のサーマルプリンタの印字濃度制御装置。
  4. 【請求項4】 前記濃度調整手段は、 前記次データにおけるフォントを変更する場合に、 前記濃度検出手段で検出された印字濃度が濃ければ、前
    記次データにおけるフォントをより低密度ドットのもの
    に変更し、当該印字濃度が薄ければ、前記フォントをよ
    り高密度ドッドのものに変更し、 前記データ比較手段で比較された結果、前記先データよ
    りも前記次データの方のドットが密であれば、前記次デ
    ータにおけるフォントをより低密度ドットのものに変更
    し、前記先データよりも前記次データの方のドットが疎
    であれば、前記フォントをより高密度ドットのものに変
    更する、 請求項記載のサーマルプリンタの印字濃度制御装置。
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