JP2899676B2 - 炭素繊維強化プラスチック平面板を用いたpc工法 - Google Patents
炭素繊維強化プラスチック平面板を用いたpc工法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は炭素繊維強化プラスチックを用いたPC工法に
関するが、特に平面板状に形成した炭素繊維強化プラス
チックを用いるPC工法である。
関するが、特に平面板状に形成した炭素繊維強化プラス
チックを用いるPC工法である。
〈従来の技術〉 新素材といわれる炭素繊維強化プラスチックをPC工法
に利用しようという技術は最近は多数開発されている。
に利用しようという技術は最近は多数開発されている。
炭素繊維強化プラスチックは軽量である、腐食しな
い、引っ張り性能が高くかつ伸びが少ないといった利点
があるからである。
い、引っ張り性能が高くかつ伸びが少ないといった利点
があるからである。
しかし従来のこの種の技術は、従来のPC鋼棒の考え方
の延長であり、単にPC鋼棒を炭素繊維強化プラスチック
に置き換えるというアイデアにすぎない。
の延長であり、単にPC鋼棒を炭素繊維強化プラスチック
に置き換えるというアイデアにすぎない。
そのために従来の発明は断面を円形にした炭素繊維強
化プラスチックを使用する方法以外は開発されていな
い。
化プラスチックを使用する方法以外は開発されていな
い。
ところが円形断面の材料では、その端を把握して引っ
張り力を導入する場合に複雑な把握具、定着具を必要と
する。
張り力を導入する場合に複雑な把握具、定着具を必要と
する。
特に炭素繊維強化プラスチックはせん断に弱いので、
部分的に食い込むような固定具を使用することは不適当
である。
部分的に食い込むような固定具を使用することは不適当
である。
さらに断面が円形であると、コンクリートの被り厚を
厚くとらなければならない、という欠点も避けがたい。
厚くとらなければならない、という欠点も避けがたい。
〈本発明の目的〉 本発明はこのような点を改善するためになされたもの
で、製造も取り扱いも簡単な固定具を使用して固定、緊
張を行うことのできるPC工法を提供することを目的とす
る。
で、製造も取り扱いも簡単な固定具を使用して固定、緊
張を行うことのできるPC工法を提供することを目的とす
る。
本発明はまたコンクリートの被り厚さを薄くしてもそ
の実効厚さを確保することのできるPC工法を提供するこ
とを目的とする。
の実効厚さを確保することのできるPC工法を提供するこ
とを目的とする。
〈本発明の構成〉 本発明の施工方法は、次に示すような平板状の炭素繊
維強化プラスチックと、これを定着するための定着具と
を使用して行うものである。
維強化プラスチックと、これを定着するための定着具と
を使用して行うものである。
〈イ〉炭素繊維強化プラスチック平面板 本発明の施工方法においては特に断面が円形ではな
く、矩形の炭素繊維強化プラスチック平面板1を使用す
る。
く、矩形の炭素繊維強化プラスチック平面板1を使用す
る。
すなわち断面形状が矩形であって、長さが十分に長い
材料を、現場に必要な長さに切断して使用することがで
きる。
材料を、現場に必要な長さに切断して使用することがで
きる。
この炭素繊維強化プラスチック平面板1の特性や形状
は、その用途、目的によって最適なものを選択して使用
する。
は、その用途、目的によって最適なものを選択して使用
する。
〈ロ〉定着具 炭素繊維強化プラスチック平面板1をコンクリート構
造物の内部や端面に固定するためには固定具2が必要で
ある。
造物の内部や端面に固定するためには固定具2が必要で
ある。
本発明の施工には炭素繊維強化プラスチック平面板1
を使用するから、定着具2も一定の長さの平面部分を有
する器具を使用する。
を使用するから、定着具2も一定の長さの平面部分を有
する器具を使用する。
たとえば第1図に示すように、溝型鋼を短く切断した
U字板21を準備し、このU字板21の溝の底板23の外側を
背中合わせにすることによって定着具2を構成すること
ができる。
U字板21を準備し、このU字板21の溝の底板23の外側を
背中合わせにすることによって定着具2を構成すること
ができる。
U字板21の中央には2本あるいは4本のボルト22を貫
通して2枚のU字板21を拘束することができる。
通して2枚のU字板21を拘束することができる。
U字板21は底板23と、その両側の壁板24とで形成され
るが、ボルト22を2本設置する場合には、壁板24と平行
に配置する。
るが、ボルト22を2本設置する場合には、壁板24と平行
に配置する。
なぜなら炭素繊維強化プラスチック平面板1は、定着
具2に対してその壁板24と直交する方向から交差し、固
定することになるからである。
具2に対してその壁板24と直交する方向から交差し、固
定することになるからである。
〈ハ〉定着具の取り付け 炭素繊維強化プラスチック平面板1に定着具2を取り
付けのはきわめて簡単である。
付けのはきわめて簡単である。
すなわち2枚のU字板21の間隔を広げておき、壁板24
と直交する方向から、炭素繊維強化プラスチック平面板
1をその間に挿入する。
と直交する方向から、炭素繊維強化プラスチック平面板
1をその間に挿入する。
そしてU字板21と炭素繊維強化プラスチック平面板1
との間に接着材を塗布し、同時にボルト22によって三者
を一体に拘束する。
との間に接着材を塗布し、同時にボルト22によって三者
を一体に拘束する。
そうした構造であれば、炭素繊維強化プラスチック平
面板1とU字板21との接触面積の設定次第で、十分に大
きな付着力を獲得することができる。
面板1とU字板21との接触面積の設定次第で、十分に大
きな付着力を獲得することができる。
〈施工方法〉 次に本発明の施工方法について説明する。
〈イ〉定着具の取り付け 炭素繊維強化プラスチック平面板1を挟んで上記の定
着具2を取り付ける。
着具2を取り付ける。
このときには前記したように、定着具2の壁板24の方
向は炭素繊維強化プラスチック平面板1の延長方向と直
交する角度で取り付けた状態にある。
向は炭素繊維強化プラスチック平面板1の延長方向と直
交する角度で取り付けた状態にある。
〈ロ〉型枠内への配置 コンクリート構造物の型枠の内部に、上記の炭素繊維
強化プラスチック平面1と、定着具2とを配置する。
強化プラスチック平面1と、定着具2とを配置する。
炭素繊維強化プラスチック平面板1自体にコンクリー
トとの付着力を与えない方式の場合には、炭素繊維強化
プラスチック平面板1の周囲にオイルを塗布してシース
管でカバーするような構成を採用することができる。
トとの付着力を与えない方式の場合には、炭素繊維強化
プラスチック平面板1の周囲にオイルを塗布してシース
管でカバーするような構成を採用することができる。
〈ハ〉コンクリートの打設 この状態でコンクリートを打設しその硬化を待つ。
〈ニ〉緊張力の導入 炭素繊維強化プラスチック平面板1に緊張力を導入す
る方法としては、コンクリート構造物の型枠内に配置し
た炭素繊維強化プラスチック平面板1を緊張した後にコ
ンクリートを打設するプレテンション方式を採用でき、
炭素繊維強化プラスチック平面板1を介してコンクリー
ト構造物に圧縮力を導入する。
る方法としては、コンクリート構造物の型枠内に配置し
た炭素繊維強化プラスチック平面板1を緊張した後にコ
ンクリートを打設するプレテンション方式を採用でき、
炭素繊維強化プラスチック平面板1を介してコンクリー
ト構造物に圧縮力を導入する。
こうした緊張力の導入により、あるいは他の現象によ
るコンクリート構造物の変形によって、定着具2に大き
な力が作用するが、この力は壁板24によって受けること
ができ、十分に耐えることができるものである。
るコンクリート構造物の変形によって、定着具2に大き
な力が作用するが、この力は壁板24によって受けること
ができ、十分に耐えることができるものである。
〈本発明の効果〉 本発明は上記したように円形断面ではなく、矩形断面
の炭素繊維強化プラスチック平面板を使用し、これをコ
ンクリート内部に埋め込んで使用するものである。
の炭素繊維強化プラスチック平面板を使用し、これをコ
ンクリート内部に埋め込んで使用するものである。
したがって次のような効果を達成することができる。
〈イ〉炭素繊維強化プラスチックが軽量で腐食しないと
いう利点をそのままコンクリート構造物に利用すること
ができる。
いう利点をそのままコンクリート構造物に利用すること
ができる。
〈ロ〉特に薄い平板状に構成した炭素繊維強化プラスチ
ック平面板を使用したから、従来の円形断面の材料を使
用する場合と比較して、その定着具の構造をきわめて簡
単にすることができる。
ック平面板を使用したから、従来の円形断面の材料を使
用する場合と比較して、その定着具の構造をきわめて簡
単にすることができる。
たとえば図示した実施例では市販の溝型鋼を短く切断
しただけのきわめて安価な材料によって定着具を構成す
ることが可能である。
しただけのきわめて安価な材料によって定着具を構成す
ることが可能である。
〈ハ〉断面が薄いから円形断面のものよりもコンクリー
ト構造物の表面近く配置しても有効な被り厚さを確保で
きる。
ト構造物の表面近く配置しても有効な被り厚さを確保で
きる。
したがって橋梁やスラブにおいて曲線状に配置する際
には、十分に上面に近付けた状態から、十分に下面に近
付けた状態までの配置が可能である。
には、十分に上面に近付けた状態から、十分に下面に近
付けた状態までの配置が可能である。
したがって円形断面の材料に比較して上下の間隔を大
きく取れるということになり、配置上でも経済的であ
る。
きく取れるということになり、配置上でも経済的であ
る。
〈ニ〉炭素繊維強化プラスチックが薄い平面板であるか
ら、折り曲げることが可能である。
ら、折り曲げることが可能である。
その点、円形断面の棒状体では折り曲げることができ
ない。
ない。
したがって、本発明の炭素繊維強化プラスチック平面
板は運搬や貯蔵のための容積を小さくでき、運搬の手間
もかからず経済的である。
板は運搬や貯蔵のための容積を小さくでき、運搬の手間
もかからず経済的である。
また薄い板体であるから切断が容易であって、現場に
おいてはロール状に貯蔵した状態から巻き出して、必要
な長さに合わせていくらでも製造できるという利点もあ
る。
おいてはロール状に貯蔵した状態から巻き出して、必要
な長さに合わせていくらでも製造できるという利点もあ
る。
第1図:本発明の炭素繊維強化プラスチック平面板と固
定具との取り付け状態の一実施例の説明図 第2図:炭素繊維強化プラスチック平面板の配置状態の
一実施例の側面図
定具との取り付け状態の一実施例の説明図 第2図:炭素繊維強化プラスチック平面板の配置状態の
一実施例の側面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大堀 尚宏 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡1―3―1 (72)発明者 小林 朗 埼玉県入間郡大井町西鶴ケ岡1―3―1 (56)参考文献 特開 平2−266050(JP,A) 特開 平2−266065(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 5/43 E04C 5/08 E04G 21/12 - 21/12 104
Claims (1)
- 【請求項1】炭素繊維強化プラスチック平面板を使用
し、 この平面板をコンクリート構造物の型枠内に配置し、 この平面板を緊張してコンクリート構造物にプレテンシ
ョン方式による圧縮力を導入する、 炭素繊維強化プラスチック平面板を用いたPC工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311789A JP2899676B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 炭素繊維強化プラスチック平面板を用いたpc工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9311789A JP2899676B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 炭素繊維強化プラスチック平面板を用いたpc工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02272150A JPH02272150A (ja) | 1990-11-06 |
| JP2899676B2 true JP2899676B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=14073577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9311789A Expired - Fee Related JP2899676B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 炭素繊維強化プラスチック平面板を用いたpc工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2899676B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP9311789A patent/JP2899676B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02272150A (ja) | 1990-11-06 |
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