JP2903435B2 - 蚊取線香基材及び蚊取線香 - Google Patents
蚊取線香基材及び蚊取線香Info
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- JP2903435B2 JP2903435B2 JP8571291A JP8571291A JP2903435B2 JP 2903435 B2 JP2903435 B2 JP 2903435B2 JP 8571291 A JP8571291 A JP 8571291A JP 8571291 A JP8571291 A JP 8571291A JP 2903435 B2 JP2903435 B2 JP 2903435B2
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- licorice
- mosquito coil
- residue
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蚊取線香の新しい基材の
開発に関する。更に詳しくは原料調達が円滑でかつ蚊取
線香の燻焼に際して刺激臭を殆ど認めず良質安価な蚊取
線香の製造において有用な基材並びに該基材を含有する
蚊取線香に関する。
開発に関する。更に詳しくは原料調達が円滑でかつ蚊取
線香の燻焼に際して刺激臭を殆ど認めず良質安価な蚊取
線香の製造において有用な基材並びに該基材を含有する
蚊取線香に関する。
【0002】
【従来技術】従来、蚊取用線香は除虫菊抽出粕粉末、木
粉末、杉、茶、タブの茎葉粉末等を支燃剤とし、コーン
スターチ等の結合剤、有効成分、香料、色素、防カビ剤
等を加え、さらに水を加えて、混練した後任意の形状に
成型し乾燥して製造される。
粉末、杉、茶、タブの茎葉粉末等を支燃剤とし、コーン
スターチ等の結合剤、有効成分、香料、色素、防カビ剤
等を加え、さらに水を加えて、混練した後任意の形状に
成型し乾燥して製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記に記載した
支燃剤はいずれも原料の安定供給性、コスト、煙の刺激
性、色調などのいずれかの面において満足出来ないもの
であった。そして燻燃時にあっては木粉の素材の原木
(例えば松、杉)の差異によって、火持時間と大きな誤
差を生じ、その上発煙量も多く、その刺激の為、眼、の
どを痛める事も見られた。一方、近年森材資源の保持あ
るいは保護の点からも、他の産業においては廃材となる
植物材質の物においても、充分に利用できる支燃剤の開
発が望まれている。
支燃剤はいずれも原料の安定供給性、コスト、煙の刺激
性、色調などのいずれかの面において満足出来ないもの
であった。そして燻燃時にあっては木粉の素材の原木
(例えば松、杉)の差異によって、火持時間と大きな誤
差を生じ、その上発煙量も多く、その刺激の為、眼、の
どを痛める事も見られた。一方、近年森材資源の保持あ
るいは保護の点からも、他の産業においては廃材となる
植物材質の物においても、充分に利用できる支燃剤の開
発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は甘草あるいは甘
草からグリチルリチンを抽出した残渣を原料の一部とし
て、含有することを特徴とした蚊取線香基材並びに該基
材を含有する蚊取線香に関する。
草からグリチルリチンを抽出した残渣を原料の一部とし
て、含有することを特徴とした蚊取線香基材並びに該基
材を含有する蚊取線香に関する。
【0005】本発明に使用する甘草は一般に漢方薬とし
て用いられるだけでなく、その粉末よりグリチルリチン
を抽出する事に用いられ、広く医薬品等の原料として用
いられている物であり、甘草あるいは甘草からグリチル
リチンを抽出した残渣は、乾燥された後は支燃剤として
は実質的には同一な性状を有している。即ちその植物繊
維含量、燃焼の具合については乾燥状態が同じであれば
全く同じである。特に、甘草からグリチルリチンを抽出
した残渣は、従来産業廃棄物としての取扱いがなされて
いると同時に、殆ど年間一定に確保できる為、蚊取線香
原料基材の調達条件としては優れた条件を満たしてい
る。
て用いられるだけでなく、その粉末よりグリチルリチン
を抽出する事に用いられ、広く医薬品等の原料として用
いられている物であり、甘草あるいは甘草からグリチル
リチンを抽出した残渣は、乾燥された後は支燃剤として
は実質的には同一な性状を有している。即ちその植物繊
維含量、燃焼の具合については乾燥状態が同じであれば
全く同じである。特に、甘草からグリチルリチンを抽出
した残渣は、従来産業廃棄物としての取扱いがなされて
いると同時に、殆ど年間一定に確保できる為、蚊取線香
原料基材の調達条件としては優れた条件を満たしてい
る。
【0006】次いで甘草あるいは、甘草からグリチルリ
チンを抽出した残渣は少なからず抗菌力を有しており、
これは特開昭59−46210号に記載がある様にその
残渣抽出物には防菌防微効果が期待される。即ち従来蚊
取線香等においてはデヒドロ酢酸等の防バイ剤の添加が
必要であったが、該防バイ剤の添加量の減少も期待され
る。
チンを抽出した残渣は少なからず抗菌力を有しており、
これは特開昭59−46210号に記載がある様にその
残渣抽出物には防菌防微効果が期待される。即ち従来蚊
取線香等においてはデヒドロ酢酸等の防バイ剤の添加が
必要であったが、該防バイ剤の添加量の減少も期待され
る。
【0007】甘草あるいは甘草からグリチルリチンを抽
出した残渣は水分含有量が多くこれを自然或いは強制乾
燥して得たものを粉砕し粉末を得るが、これで製した蚊
取線香は、成型時の脆弱性、くっつきがなく、且つ乾燥
時においても収縮が少く、しかも乾燥後の機械的強度も
良好で、火持時間においても全く誤差がなかった。即ち
この粉末は繊維質に富むため、これを配合して成型した
蚊取線香を構造上仔細に検討すれば、多孔質ではあるが
その強度の点では従来品と全く同一であり、加熱面積、
拡散面積の増大によって該蚊取線香中にあるピレスロイ
ド系殺虫成分の局部的過熱が避けられ、該ピレスロイド
系殺虫成分が有効に蒸散される。
出した残渣は水分含有量が多くこれを自然或いは強制乾
燥して得たものを粉砕し粉末を得るが、これで製した蚊
取線香は、成型時の脆弱性、くっつきがなく、且つ乾燥
時においても収縮が少く、しかも乾燥後の機械的強度も
良好で、火持時間においても全く誤差がなかった。即ち
この粉末は繊維質に富むため、これを配合して成型した
蚊取線香を構造上仔細に検討すれば、多孔質ではあるが
その強度の点では従来品と全く同一であり、加熱面積、
拡散面積の増大によって該蚊取線香中にあるピレスロイ
ド系殺虫成分の局部的過熱が避けられ、該ピレスロイド
系殺虫成分が有効に蒸散される。
【0008】甘草あるいは甘草からグリチルリチンを抽
出した残渣は、前記にある様にその乾燥物をもって蚊取
線香を成型するが、成型に際しては該甘草あるいは残渣
は木くず及びわらくず等の異物を有しない物で、白金
製、石英製又は磁製のるつぼを450〜550℃で1時
間強熱し、該甘草あるいは残渣をるつぼに入れ、除々に
温度を上げて450〜550℃で強熱し、その残留物が
恒量になるまで灰化した物の量が強熱前の甘草あるいは
残渣に比して約10(w/w)%以下の物、また該灰化
した物に10(v/v)%塩酸を加え、5分間煮沸した
後乾燥し、その重量が強熱前の甘草あるいは残渣に比し
て約10(w/w)%以下の物、該甘草あるいは残渣を
105℃で5時間乾燥し、その後デシケーター(シリカ
ゲル在中)で放冷し、処理後甘草あるいは残渣の重量が
一定になった時の重量と該甘草あるいは残渣の重量の差
が12(w/w)%以下及びその粒径が50メッシュ以
下の物に調製して使用されるので上記基準にあうような
ものであればなんら限定されない。
出した残渣は、前記にある様にその乾燥物をもって蚊取
線香を成型するが、成型に際しては該甘草あるいは残渣
は木くず及びわらくず等の異物を有しない物で、白金
製、石英製又は磁製のるつぼを450〜550℃で1時
間強熱し、該甘草あるいは残渣をるつぼに入れ、除々に
温度を上げて450〜550℃で強熱し、その残留物が
恒量になるまで灰化した物の量が強熱前の甘草あるいは
残渣に比して約10(w/w)%以下の物、また該灰化
した物に10(v/v)%塩酸を加え、5分間煮沸した
後乾燥し、その重量が強熱前の甘草あるいは残渣に比し
て約10(w/w)%以下の物、該甘草あるいは残渣を
105℃で5時間乾燥し、その後デシケーター(シリカ
ゲル在中)で放冷し、処理後甘草あるいは残渣の重量が
一定になった時の重量と該甘草あるいは残渣の重量の差
が12(w/w)%以下及びその粒径が50メッシュ以
下の物に調製して使用されるので上記基準にあうような
ものであればなんら限定されない。
【0009】そして、甘草あるいは甘草からグリチルリ
チンを抽出した残渣を線香に配合する量は、通常の支燃
剤として使用される量で良く、線香中の配合量は1〜8
0(w/w)%好ましくは5〜40(w/w)%であ
る。
チンを抽出した残渣を線香に配合する量は、通常の支燃
剤として使用される量で良く、線香中の配合量は1〜8
0(w/w)%好ましくは5〜40(w/w)%であ
る。
【0010】更に本発明の線香は、用途目的に応じ、ピ
レスロイド系殺虫剤等の有効成分を配合し得る他、忌避
剤、香料、防カピ剤、色素等を適宜配合し製造する事が
出来る。
レスロイド系殺虫剤等の有効成分を配合し得る他、忌避
剤、香料、防カピ剤、色素等を適宜配合し製造する事が
出来る。
【0011】
【作用】本発明は上記したように刺激臭、特異臭及び不
快臭がない蚊取線香であり、燻焼における持続性が良好
で、極めて安価に製造できる。
快臭がない蚊取線香であり、燻焼における持続性が良好
で、極めて安価に製造できる。
【0012】
【実施例】以下に本発明を実施例で説明するが、本発明
はこれら実施例に限定されない。
はこれら実施例に限定されない。
【0013】下記表1に示すように甘草あるいは甘草の
残渣の乾燥粉末を50メッシュ以下に調製したものに、
除虫菊粉、タブ粉、木粉及びd1,d−T80−アレス
リンを所定量添加混合した。この混合物に予め40℃程
度の温湯に溶解させたマラカイトグリーン(着色料)及
びデヒドロ酢酸(防微剤)を添加し、10分程度練合後
成型乾燥して本発明蚊取線香(一本当り約13g)を得
た。得られた試料を用い次の試験を行なった。なお、甘
草に替え杉粉を用いた以外は同様にして得たものを対照
とした。
残渣の乾燥粉末を50メッシュ以下に調製したものに、
除虫菊粉、タブ粉、木粉及びd1,d−T80−アレス
リンを所定量添加混合した。この混合物に予め40℃程
度の温湯に溶解させたマラカイトグリーン(着色料)及
びデヒドロ酢酸(防微剤)を添加し、10分程度練合後
成型乾燥して本発明蚊取線香(一本当り約13g)を得
た。得られた試料を用い次の試験を行なった。なお、甘
草に替え杉粉を用いた以外は同様にして得たものを対照
とした。
【0014】
【表1】
【0015】実施例1.刺激臭テスト 直径20cm、高さ40cmのガラスシリンダー中で各
々線香を燻焼し、刺激臭のテストを行った結果、対照よ
りA,Bの方が刺激臭が少なかった。
々線香を燻焼し、刺激臭のテストを行った結果、対照よ
りA,Bの方が刺激臭が少なかった。
【0016】実施例2.夜間長時間テスト 密閉した4.5畳の大きさの室内において就寝時より翌
朝迄約8時間の長時間継続テストを行った結果、対照は
刺激臭等を受けたが、A,Bは何等の異状も認められな
かった。 実施例3 無風の室内で、試料検体A,B,対照の一端に点火して
放置し、連続して燻煙する時間を測定したが、対照は7
時間25分から7時間30分、A,Bは7時間30分か
ら7時間50分の燻煙時間を示した。
朝迄約8時間の長時間継続テストを行った結果、対照は
刺激臭等を受けたが、A,Bは何等の異状も認められな
かった。 実施例3 無風の室内で、試料検体A,B,対照の一端に点火して
放置し、連続して燻煙する時間を測定したが、対照は7
時間25分から7時間30分、A,Bは7時間30分か
ら7時間50分の燻煙時間を示した。
【0017】
【発明の効果】本発明の甘草あるいは甘草からグリチル
リチンを抽出した残渣を基材として、蚊取線香を製造し
た場合、刺激臭、特異臭及び不快臭がなく、蚊取線香の
成型時における作業能率を高め、燻焼における持続性が
良好で、しかも廃棄物を利用するため極めて安価であ
り、且つ原料の調達が容易である等、蚊取線香の製造上
種々の特性を具備した。
リチンを抽出した残渣を基材として、蚊取線香を製造し
た場合、刺激臭、特異臭及び不快臭がなく、蚊取線香の
成型時における作業能率を高め、燻焼における持続性が
良好で、しかも廃棄物を利用するため極めて安価であ
り、且つ原料の調達が容易である等、蚊取線香の製造上
種々の特性を具備した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01N 25/20 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN) WPIDS(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】 甘草あるいは甘草からグリチルリチンを
抽出した残渣を原料の一部として含有することを特徴と
した蚊取線香基材。 - 【請求項2】 甘草あるいは甘草からグリチルリチンを
抽出した残渣を原料の一部として含有することを特徴と
した蚊取線香。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8571291A JP2903435B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 蚊取線香基材及び蚊取線香 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8571291A JP2903435B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 蚊取線香基材及び蚊取線香 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04243801A JPH04243801A (ja) | 1992-08-31 |
| JP2903435B2 true JP2903435B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=13866444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8571291A Expired - Fee Related JP2903435B2 (ja) | 1991-01-24 | 1991-01-24 | 蚊取線香基材及び蚊取線香 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2903435B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-24 JP JP8571291A patent/JP2903435B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「化学大辞典 2」(昭35−6−30)共立出版,第655頁「甘草」の項 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04243801A (ja) | 1992-08-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |