JP2904815B2 - パーティキュレート除去用触媒フィルタ - Google Patents
パーティキュレート除去用触媒フィルタInfo
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- JP2904815B2 JP2904815B2 JP18306289A JP18306289A JP2904815B2 JP 2904815 B2 JP2904815 B2 JP 2904815B2 JP 18306289 A JP18306289 A JP 18306289A JP 18306289 A JP18306289 A JP 18306289A JP 2904815 B2 JP2904815 B2 JP 2904815B2
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- Japan
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- exhaust gas
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- surface layer
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Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ディーゼルエンジン等の燃焼機関から排出
される排ガス中のパーティキュレートを除去する際に、
排ガス中の硫黄分の酸化による硫酸塩の生成を抑制する
パーティキュレート除去用触媒フィルタに関する。
される排ガス中のパーティキュレートを除去する際に、
排ガス中の硫黄分の酸化による硫酸塩の生成を抑制する
パーティキュレート除去用触媒フィルタに関する。
<従来の技術> ディーゼルエンジンから排出された排ガスには、パー
ティキュレートと呼ばれる粒径1μm以下の微粒子が含
まれている。このものは煤(カーボン)のほか、軽質の
炭化水素から重質の炭化水素(多環芳香族炭化水素
等)、さらに硫酸ミスト(SO4)などを含んでいる。
ティキュレートと呼ばれる粒径1μm以下の微粒子が含
まれている。このものは煤(カーボン)のほか、軽質の
炭化水素から重質の炭化水素(多環芳香族炭化水素
等)、さらに硫酸ミスト(SO4)などを含んでいる。
かかるパーティキュレートは、ディーゼルエンジン等
の燃料である軽油の不完全燃焼によって生じるものであ
って、近年、大気汚染を防止する観点から、窒素酸化物
と共に、大気中への拡散を防止することが強く要望され
ている。
の燃料である軽油の不完全燃焼によって生じるものであ
って、近年、大気汚染を防止する観点から、窒素酸化物
と共に、大気中への拡散を防止することが強く要望され
ている。
そこで、従来より、ディーゼルエンジンの排気系に酸
化触媒を担持させた触媒フィルタを設置し、パーティキ
ュレートを接触酸化させるようにした触媒器が種々提案
されている(例えば特開昭63−185425号公報)。
化触媒を担持させた触媒フィルタを設置し、パーティキ
ュレートを接触酸化させるようにした触媒器が種々提案
されている(例えば特開昭63−185425号公報)。
代表的な例としては、第1図に示すように、排ガスの
入口側Aの開孔と出口側Bの開孔とを交互に閉塞したセ
ラミックからなるハニカム構造体1に触媒を担持させた
触媒フィルタがよく知られている。すなわち、ハニカム
構造体1の隔壁2は多孔質のセラミックからなり、その
ため入口側Aからフィルタ内に導入された排ガス(矢印
で示す)は隔壁2を強制通過させられ、出口側から排出
される。その際、パーティキュレートは隔壁2に捕捉さ
れ、隔壁2に含まれる触媒によって酸化分解される。
入口側Aの開孔と出口側Bの開孔とを交互に閉塞したセ
ラミックからなるハニカム構造体1に触媒を担持させた
触媒フィルタがよく知られている。すなわち、ハニカム
構造体1の隔壁2は多孔質のセラミックからなり、その
ため入口側Aからフィルタ内に導入された排ガス(矢印
で示す)は隔壁2を強制通過させられ、出口側から排出
される。その際、パーティキュレートは隔壁2に捕捉さ
れ、隔壁2に含まれる触媒によって酸化分解される。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、ディーゼルエンジンから排出される排
ガスは、上記微粒子のほかに、窒素酸化物、ガス状炭化
水素、CO、二酸化硫黄SO2等のガス状成分も含まれてい
るため、隔壁2内でパーティキュレートを酸化分解する
際に、二酸化硫黄も酸化されて硫酸塩になるという問題
があった。かかる硫酸塩は酸性雨の原因となったり、二
次パーティキュレートとなったりするため、大気汚染防
止の観点からその生成を低減することが強き要望されて
いるものである。
ガスは、上記微粒子のほかに、窒素酸化物、ガス状炭化
水素、CO、二酸化硫黄SO2等のガス状成分も含まれてい
るため、隔壁2内でパーティキュレートを酸化分解する
際に、二酸化硫黄も酸化されて硫酸塩になるという問題
があった。かかる硫酸塩は酸性雨の原因となったり、二
次パーティキュレートとなったりするため、大気汚染防
止の観点からその生成を低減することが強き要望されて
いるものである。
本発明は上述の問題を排除すべくなされたものであっ
て、パーティキュレートの分解を促し、しかも硫酸塩の
生成を抑制することができるパーティキュレート除去用
触媒フィルタを提供することを目的とする。
て、パーティキュレートの分解を促し、しかも硫酸塩の
生成を抑制することができるパーティキュレート除去用
触媒フィルタを提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明のパーティキュレート除去用触媒フィルタは、
排ガスが通過する通気性基材の表層部に酸化触媒が担持
されており、前記表層部は、前記通気性基材の表面から
10〜28μmの厚さを有するものである。
排ガスが通過する通気性基材の表層部に酸化触媒が担持
されており、前記表層部は、前記通気性基材の表面から
10〜28μmの厚さを有するものである。
<作用> 本発明者らは排ガスに含まれている二酸化硫黄および
パーティキュレートのそれぞれの分解速度を種々検討し
た結果、パーティキュレートの分解速度は二酸化硫黄の
酸化速度よりも速いという知見を得た。かかる知見に基
づき、鋭意研究を重ねた結果、前記のように通気性基材
の表層部に酸化触媒を担持させるときは、パーティキュ
レートは分解速度が速いために表層部の酸化触媒で速や
かに酸化分解されるのに対して、二酸化硫黄は酸化速度
が遅いために硫酸塩への酸化まで進まず、その結果パー
ティキュレートの除去を阻害することなく硫酸塩の生成
を抑制できるというまったく新たな事実を見出し、本発
明を完成するに至ったのである。
パーティキュレートのそれぞれの分解速度を種々検討し
た結果、パーティキュレートの分解速度は二酸化硫黄の
酸化速度よりも速いという知見を得た。かかる知見に基
づき、鋭意研究を重ねた結果、前記のように通気性基材
の表層部に酸化触媒を担持させるときは、パーティキュ
レートは分解速度が速いために表層部の酸化触媒で速や
かに酸化分解されるのに対して、二酸化硫黄は酸化速度
が遅いために硫酸塩への酸化まで進まず、その結果パー
ティキュレートの除去を阻害することなく硫酸塩の生成
を抑制できるというまったく新たな事実を見出し、本発
明を完成するに至ったのである。
かかる本発明の作用から明らかなように、本発明にお
ける「基材の表層部に酸化触媒を担持させた」とは、基
材の表層部にのみ酸化触媒が担持されている態様のほ
か、基材の内部が少なく表層部に大部分の酸化触媒が担
持されている態様をも包含している。
ける「基材の表層部に酸化触媒を担持させた」とは、基
材の表層部にのみ酸化触媒が担持されている態様のほ
か、基材の内部が少なく表層部に大部分の酸化触媒が担
持されている態様をも包含している。
<実施例> 本発明のパーティキュレート除去用触媒フィルタの形
態は排ガスが通過しうる構造のものである限りとくに限
定されるものではなく、例えば第1図に示すようなハニ
カム構造体1の形態で用いることができる。
態は排ガスが通過しうる構造のものである限りとくに限
定されるものではなく、例えば第1図に示すようなハニ
カム構造体1の形態で用いることができる。
本発明における通気性基材は、ハニカム構造体1の隔
壁2を構成するものであって、例えばアルミナ、コージ
ェライト等の多孔質セラミックがパーティキュレート捕
集効率および耐熱性のうえから好適に使用可能である。
この通気性基材は多孔質であるために内部に多数の微細
通気孔を有しており、この通気孔を排ガスが通過する。
かかる通気性基材の厚さは適宜決定しうるものである
が、通常0.1〜1mm程度であるのが適当である。
壁2を構成するものであって、例えばアルミナ、コージ
ェライト等の多孔質セラミックがパーティキュレート捕
集効率および耐熱性のうえから好適に使用可能である。
この通気性基材は多孔質であるために内部に多数の微細
通気孔を有しており、この通気孔を排ガスが通過する。
かかる通気性基材の厚さは適宜決定しうるものである
が、通常0.1〜1mm程度であるのが適当である。
また、この通気性基材の表層部に酸化触媒を担持させ
るには、基材に直接酸化触媒を担持させるか、あるいは
あらかじめ触媒担体を担持させたのち、この触媒担体を
介して酸化触媒を担持させる方法が採用される。また、
触媒性成分をあらかじめ担体に担持させたものを基材に
担持させるようにしてもよい。基材に直接担持させる場
合には、基材の表面をあらかじめその表層部にのみ触媒
を担持するのに適したように処理(例えば基材を触媒担
持前にあらかじめ加熱しておくなど)することができ
る。一方、担持させる触媒担体としては、例えばアルミ
ナ、チタニア、ジルコニア等を用いることができる。
るには、基材に直接酸化触媒を担持させるか、あるいは
あらかじめ触媒担体を担持させたのち、この触媒担体を
介して酸化触媒を担持させる方法が採用される。また、
触媒性成分をあらかじめ担体に担持させたものを基材に
担持させるようにしてもよい。基材に直接担持させる場
合には、基材の表面をあらかじめその表層部にのみ触媒
を担持するのに適したように処理(例えば基材を触媒担
持前にあらかじめ加熱しておくなど)することができ
る。一方、担持させる触媒担体としては、例えばアルミ
ナ、チタニア、ジルコニア等を用いることができる。
酸化触媒としては、従来より使用されている種々の酸
化触媒、例えば白金、パラジウム等の金属単体、酸化マ
ンガン、酸化クロム、クロム酸銅、酸化鉄等がいずれも
使用可能である。
化触媒、例えば白金、パラジウム等の金属単体、酸化マ
ンガン、酸化クロム、クロム酸銅、酸化鉄等がいずれも
使用可能である。
触媒の担持方法としては、例えば触媒成分の塩を溶解
した溶液に基材を浸漬し、乾燥し、表層部に触媒成分を
担持させた後、約300〜800℃で焼成する方法があげられ
る。このとき、酸化触媒を基材の表層部に選択的に担持
させるために、乾燥時の昇温速度を調整する。すなわ
ち、触媒成分の塩を溶解した溶液を均一に基材内に含浸
させて乾燥させる場合に、昇温速度が速いほど溶液が表
層部へより多く移動して乾燥されるため、表層部に触媒
を担持させることができる。ただし、昇温速度を過度に
速くすると、溶液が表層部に移動しないうちに乾燥され
てしまい、表層部に酸化触媒を担持させることができな
くなるので、適度な昇温速度を設定することが必要であ
る。
した溶液に基材を浸漬し、乾燥し、表層部に触媒成分を
担持させた後、約300〜800℃で焼成する方法があげられ
る。このとき、酸化触媒を基材の表層部に選択的に担持
させるために、乾燥時の昇温速度を調整する。すなわ
ち、触媒成分の塩を溶解した溶液を均一に基材内に含浸
させて乾燥させる場合に、昇温速度が速いほど溶液が表
層部へより多く移動して乾燥されるため、表層部に触媒
を担持させることができる。ただし、昇温速度を過度に
速くすると、溶液が表層部に移動しないうちに乾燥され
てしまい、表層部に酸化触媒を担持させることができな
くなるので、適度な昇温速度を設定することが必要であ
る。
基材の表層部に触媒を担持させる他の方法として、担
体成分(アルミナ粉など)のスラリーを用いて、これを
基材の表層部に選択的に担持させた後、触媒成分を担持
させる方法、あるいは担体成分に触媒成分を担持させた
ものをスラリーとし、これを基材の表層部に選択的に担
持させる方法なども使用可能である。
体成分(アルミナ粉など)のスラリーを用いて、これを
基材の表層部に選択的に担持させた後、触媒成分を担持
させる方法、あるいは担体成分に触媒成分を担持させた
ものをスラリーとし、これを基材の表層部に選択的に担
持させる方法なども使用可能である。
また、本発明においては、必ずしも基材両面の表層部
に酸化触媒を担持させる必要はなく、いずれか一方のみ
に触媒を担持させてもよい。
に酸化触媒を担持させる必要はなく、いずれか一方のみ
に触媒を担持させてもよい。
本発明において、触媒を担持した表層部の厚さは、例
えば厚さ300μmの基材では、表面から10〜28μmであ
るのが適当である。
えば厚さ300μmの基材では、表面から10〜28μmであ
るのが適当である。
次に、実施例をあげて本発明のパーティキュレート除
去用触媒フィルタをより詳細に説明する。ただし、本発
明はこれらの実施例のみに限定されるものでないことは
もちろんである。
去用触媒フィルタをより詳細に説明する。ただし、本発
明はこれらの実施例のみに限定されるものでないことは
もちろんである。
実施例1 (ハニカム構造体状担体の作成) 活性アルミナ(住友化学工業株製のA−11)を10kg、
木節粘土1kg、さらにメチルセルロース500gを乾式混合
し、これを水を加えて充分に混練し、ピッチが1.3mm、
壁厚が0.3mmであるダイスを装着したオーガスクリュー
式押出機によりハニカムを押し出した。これを通風式乾
燥機で乾燥し、1時間で5℃の昇温速度で昇温し、500
℃で1時間焼成し、直径190mm、長さ150mmのハニカム構
造体を得た。
木節粘土1kg、さらにメチルセルロース500gを乾式混合
し、これを水を加えて充分に混練し、ピッチが1.3mm、
壁厚が0.3mmであるダイスを装着したオーガスクリュー
式押出機によりハニカムを押し出した。これを通風式乾
燥機で乾燥し、1時間で5℃の昇温速度で昇温し、500
℃で1時間焼成し、直径190mm、長さ150mmのハニカム構
造体を得た。
(白金担持触媒の調製) 前記ハニカム構造体を、25g/の塩化白金水溶液に浸
漬し、循環式乾燥機を用いて110℃で1時間熱風乾燥し
た。このとき、110℃まで20分間で昇温させた。つい
で、500℃で1時間焼成し、アルミナに対して0.1重量%
の白金を担持させたアルミナ−白金担持ハニカム構造体
を得た。
漬し、循環式乾燥機を用いて110℃で1時間熱風乾燥し
た。このとき、110℃まで20分間で昇温させた。つい
で、500℃で1時間焼成し、アルミナに対して0.1重量%
の白金を担持させたアルミナ−白金担持ハニカム構造体
を得た。
このハニカム構造体の排ガス入口側開口端と出口側開
口端とを第1図に示すように交互に閉塞し、排ガスが隔
壁を強制通過する方式の触媒フィルタを得た。
口端とを第1図に示すように交互に閉塞し、排ガスが隔
壁を強制通過する方式の触媒フィルタを得た。
(触媒器の作製) 第2図に示すように、上記で得られた触媒担持ハニカ
ム構造体1を、筒状のケース3内に装着し、触媒器を得
た。
ム構造体1を、筒状のケース3内に装着し、触媒器を得
た。
比較例1 白金担持触媒の調製において、110℃まで25分間で昇
温させたほかは実施例1と同様にして触媒器を得た。
温させたほかは実施例1と同様にして触媒器を得た。
比較例2 白金担持触媒の調製において、110℃まで5分間で昇
温させたほかは実施例1と同様にして触媒器を得た。
温させたほかは実施例1と同様にして触媒器を得た。
実施例2 実施例1の〔ハニカム構造体状担体の作成〕で得られ
たハニカム構造体において、第1図に示すように排ガス
入口側開口端と出口側開口端とを交互に閉塞したのち、
排ガス入口側の開口内ににアルミナ・スラリーを流し込
み、ついで過剰のアルミナを除いたのち、乾燥し、500
℃で1時間焼成して隔壁2の片面のみにアルミナを担持
させた。ついで、同じ開口内に25g/の塩化白金酸水溶
液を流し込み、循環式乾燥機を用いて100℃で1時間熱
風で乾燥させた。ただし、110℃まで30分間で昇温させ
た。ついで、500℃で1時間焼成し、アルミナに対して
0.1重量%の白金を担持したアルミナ−白金担持ハニカ
ム構造体を調製した。
たハニカム構造体において、第1図に示すように排ガス
入口側開口端と出口側開口端とを交互に閉塞したのち、
排ガス入口側の開口内ににアルミナ・スラリーを流し込
み、ついで過剰のアルミナを除いたのち、乾燥し、500
℃で1時間焼成して隔壁2の片面のみにアルミナを担持
させた。ついで、同じ開口内に25g/の塩化白金酸水溶
液を流し込み、循環式乾燥機を用いて100℃で1時間熱
風で乾燥させた。ただし、110℃まで30分間で昇温させ
た。ついで、500℃で1時間焼成し、アルミナに対して
0.1重量%の白金を担持したアルミナ−白金担持ハニカ
ム構造体を調製した。
このハニカム構造体はその隔壁の片面のみ、すなわち
排ガス侵入側に触媒が担持された触媒フィルタである。
排ガス侵入側に触媒が担持された触媒フィルタである。
その他は実施例1と同様にして触媒器を得た。
比較例3 白金担持触媒の調製において、110℃まで120分間で昇
温させたほかは実施例1と同様にして触媒器を得た。
温させたほかは実施例1と同様にして触媒器を得た。
実施例3 厚さ0.3mmのセラミック・ファイバー製シート(ニチ
アス株製の#2813)を150mm幅に裁断し、第3図に示す
ように、これから作成した波板4と平板5とを重ね(こ
のとき山の高さhは1.7mm、幅wは3.0mmとした)、これ
を第4図に示すように巻回して、直径190mm、長さ150mm
のハニカム構造体6を得た。
アス株製の#2813)を150mm幅に裁断し、第3図に示す
ように、これから作成した波板4と平板5とを重ね(こ
のとき山の高さhは1.7mm、幅wは3.0mmとした)、これ
を第4図に示すように巻回して、直径190mm、長さ150mm
のハニカム構造体6を得た。
このハニカム構造体を実施例1と同じアルミナスラリ
ー中に浸漬し、過剰のアルミナを除いたのち、乾燥し、
500℃で1時間焼成してアルミナを担持させた。これ
を、さらに25g/の塩化白金酸水溶液に浸漬し、循環式
乾燥機を用いて110℃の熱風で1時間乾燥させた。ただ
し、110℃まで30分間で昇温させた。ついで、500℃で1
時間焼成して前記アルミナに対して0.1重量%の白金を
担持させ、アルミナ−白金担持ハニカム構造体を作成し
た。
ー中に浸漬し、過剰のアルミナを除いたのち、乾燥し、
500℃で1時間焼成してアルミナを担持させた。これ
を、さらに25g/の塩化白金酸水溶液に浸漬し、循環式
乾燥機を用いて110℃の熱風で1時間乾燥させた。ただ
し、110℃まで30分間で昇温させた。ついで、500℃で1
時間焼成して前記アルミナに対して0.1重量%の白金を
担持させ、アルミナ−白金担持ハニカム構造体を作成し
た。
その他は実施例1と同様にして触媒器を作成した。
試験例 排気量12、排ガス量700Nm3/時であるディゼルエン
ジンの排気系後流部に前記の触媒器を設置し、パーティ
キュレートの酸化試験を行った。ディゼルエンジンの運
転条件はエンジン回転数2000rpm,トルク100kg・mとし
た。かかる運転条件において、エンジンの排ガス組成は
以下の通りであった。
ジンの排気系後流部に前記の触媒器を設置し、パーティ
キュレートの酸化試験を行った。ディゼルエンジンの運
転条件はエンジン回転数2000rpm,トルク100kg・mとし
た。かかる運転条件において、エンジンの排ガス組成は
以下の通りであった。
(成分) (含有量) NO 1500ppm SO2 150ppm O2 5ppm H2O 10ppm また、排ガス中のパーティキュレートの平均濃度は1.
0g/Nm3であった。反応温度はハニカム構造体を外部加熱
することによって調節した。
0g/Nm3であった。反応温度はハニカム構造体を外部加熱
することによって調節した。
以上の条件に従ってディゼルエンジンを運転してパー
ティキュレート除去率を求めた。パーティキュレート量
は希釈トンネル法[ディーゼルエンジンの排ガスを希釈
し、排ガスが大気中に放出されたと同じような状況を作
り出し、その状態でパーティキュレート量を測定するよ
うにしたもの、日本科学技術情報センター(昭和59年3
月)発行の「ディーゼル黒煙の低減技術に係る文献調査
を参照]を用いて触媒器の出口側にて47μmのフィルタ
にて捕集された微粒子を秤量し、これに基づいてSOFお
よびIOF(可溶性有機成分および不溶性有機成分、以下
同じ)除去率、硫酸塩生成率、全パーティキュレート除
去率を求めた。なお、SOFおよびIOF量はこれを有機溶媒
に溶解したのち、液体クロマトグラフィーで、硫酸塩量
はバリウム−トリン光度滴定法によりそれぞれ定量し
た。また、実施例1〜3および比較例1〜3において作
成した触媒担持ハニカム構造体の隔壁の一部を切取り、
X線マイクロアナライザーにより触媒(Pt)量を測定
し、壁面からの距離と触媒量との関係を求め、これから
担持された全触媒量に対して触媒量の割合が95%を超え
る壁面からの深さを触媒層の厚さと設定した。ただし、
実施例1,3および比較例1〜3の各厚さは隔壁両面の触
媒層の厚さを合計した値である。
ティキュレート除去率を求めた。パーティキュレート量
は希釈トンネル法[ディーゼルエンジンの排ガスを希釈
し、排ガスが大気中に放出されたと同じような状況を作
り出し、その状態でパーティキュレート量を測定するよ
うにしたもの、日本科学技術情報センター(昭和59年3
月)発行の「ディーゼル黒煙の低減技術に係る文献調査
を参照]を用いて触媒器の出口側にて47μmのフィルタ
にて捕集された微粒子を秤量し、これに基づいてSOFお
よびIOF(可溶性有機成分および不溶性有機成分、以下
同じ)除去率、硫酸塩生成率、全パーティキュレート除
去率を求めた。なお、SOFおよびIOF量はこれを有機溶媒
に溶解したのち、液体クロマトグラフィーで、硫酸塩量
はバリウム−トリン光度滴定法によりそれぞれ定量し
た。また、実施例1〜3および比較例1〜3において作
成した触媒担持ハニカム構造体の隔壁の一部を切取り、
X線マイクロアナライザーにより触媒(Pt)量を測定
し、壁面からの距離と触媒量との関係を求め、これから
担持された全触媒量に対して触媒量の割合が95%を超え
る壁面からの深さを触媒層の厚さと設定した。ただし、
実施例1,3および比較例1〜3の各厚さは隔壁両面の触
媒層の厚さを合計した値である。
これらの試験結果を第1表に示す。
表から明らかなごとく、実施例1〜3では二酸化硫黄
の酸化による硫酸塩の生成が少ないため、SOF、IOFの分
解除去率がそのままパーティキュレート除去率となって
いるのに対して、比較例1〜3ではSOF、IOFは分解され
るものの、新たなパーティキュレートとなる硫酸塩の生
成率が高いため、結果的にパーティキュレートは実施例
1〜3よりも増加していた。
の酸化による硫酸塩の生成が少ないため、SOF、IOFの分
解除去率がそのままパーティキュレート除去率となって
いるのに対して、比較例1〜3ではSOF、IOFは分解され
るものの、新たなパーティキュレートとなる硫酸塩の生
成率が高いため、結果的にパーティキュレートは実施例
1〜3よりも増加していた。
<発明の効果> 本発明によれば、排ガスが通過する通気性基材の表層
部に酸化触媒を担持させたため、ガス状成分に含まれる
二酸化硫黄が分解されて硫酸塩になるのが抑制され、し
かも排ガス中のパーティキュレートを効率よく酸化分解
するため、ディゼルエンジン等の排ガスの浄化に好適に
採用することができるという効果がある。
部に酸化触媒を担持させたため、ガス状成分に含まれる
二酸化硫黄が分解されて硫酸塩になるのが抑制され、し
かも排ガス中のパーティキュレートを効率よく酸化分解
するため、ディゼルエンジン等の排ガスの浄化に好適に
採用することができるという効果がある。
第1図は実施例1〜3で得たハニカム構造体の断面図、
第2図はこのハニカム構造体を装着した触媒器の断面
図、第3図は実施例3で使用したセラミック・ファイバ
ー製シートの形状を示す説明図、第4図は第3図のセラ
ミック・ファイバー製シートを用いたハニカム構造体の
斜視図である。 1、6……ハニカム構造体、2……隔壁
第2図はこのハニカム構造体を装着した触媒器の断面
図、第3図は実施例3で使用したセラミック・ファイバ
ー製シートの形状を示す説明図、第4図は第3図のセラ
ミック・ファイバー製シートを用いたハニカム構造体の
斜視図である。 1、6……ハニカム構造体、2……隔壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−97645(JP,A) 特開 平1−168311(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01N 3/02
Claims (2)
- 【請求項1】ディーゼルエンジン排ガスが通過する通気
性基材に酸化触媒を担持してなる触媒フィルタであっ
て、前記酸化触媒が通気性基材の表層から10〜28μmの
厚みで担持されていることを特徴する、ディーゼルエン
ジン排ガス中の二酸化硫黄の酸化抑制用およびパーティ
キュレート除去用触媒フィルタ。 - 【請求項2】二酸化硫黄が酸化されて硫酸塩を生成する
量が1%未満である請求項1記載の触媒フィルタ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18306289A JP2904815B2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | パーティキュレート除去用触媒フィルタ |
| EP89118876A EP0369163A1 (en) | 1988-10-11 | 1989-10-11 | Particulate removing catalyst filter and particulate removing method using the same |
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