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JP2908281B2 - 舶用大型ディーゼル機関の給気弁制御方法とその装置 - Google Patents
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JP2908281B2 - 舶用大型ディーゼル機関の給気弁制御方法とその装置 - Google Patents

舶用大型ディーゼル機関の給気弁制御方法とその装置

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JP2908281B2
JP2908281B2 JP7109569A JP10956995A JP2908281B2 JP 2908281 B2 JP2908281 B2 JP 2908281B2 JP 7109569 A JP7109569 A JP 7109569A JP 10956995 A JP10956995 A JP 10956995A JP 2908281 B2 JP2908281 B2 JP 2908281B2
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願に係る発明は、舶用大型
ディーゼル機関の給気弁を開閉させる方法とその装置に
関し、更に詳しくは、始動時に給気弁の開閉動作を切換
えることによって容易に始動できるようにした舶用大型
ディーゼル機関の給気弁開閉方法とその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、舶用大型ディーゼル機関の始動時においては、燃料
を着火させて爆発させることによる駆動力を発生させる
までは別の駆動力で回転させる必要がある。その一般的
な方法としては、始動空気リバーサに高圧で蓄えられた
始動空気を機関サイクルの膨張行程でシリンダ内に供給
し、この封じ込められた始動空気を圧縮行程におけるピ
ストン上昇に伴って圧縮して温度上昇させ、この温度上
昇が上死点近傍で着火温度以上になった場合に燃料噴射
して燃料着火させて爆発させるものである。
【0003】この方法によれば、シリンダ内の空気が圧
縮行程で給気弁を閉じた後から排気行程で排気弁が開く
までの間閉じ込められることとなるが、例えば、通常4
サイクルの場合、下死点後20〜60°に給気弁が閉じ
るように給気カムが作られているため、この下死点後2
0〜60°に圧縮を始めて上死点に至るまでに着火温度
に達しない場合はいくら燃料を噴射しても着火しない、
いわゆる「着火失敗」を起こす場合があるからである。
特に、冬期や寒冷地などでディーゼル機関が冷えている
場合にはこのような着火失敗を起こし易い。
【0004】そのため、着火し易くするために始動時に
着火温度の低い特別な燃料を用いる場合があるが、この
燃料は高価であるため燃料費が増加してしまう。また、
圧縮行程でシリンダ内の空気温度が着火温度に達しない
場合には、シリンダ壁に逃げる熱を減らすために高い回
転数まで始動空気で回すこともあるが、この場合には、
始動弁の口径を特別大きなものにするとともに始動空気
リバーサも始動弁に合わせて大きなものにする必要があ
るため、高価な始動装置が必要となる。
【0005】そこで、従来は一般的に始動空気によって
圧縮行程を繰り返す、いわゆるエアランをしたり、始動
前に暖めた潤滑油でシリンダ壁を暖めるターニングをし
て機関を暖める、いわゆる「暖機」を行ってから始動す
る方法が一般的に利用されている。
【0006】この「暖機」は、通常の船舶においては、
操作員が経験的に「暖機」完了を判断して燃料を噴射す
るとともに始動空気を停止させて始動する方法が採られ
ている。しかし、この場合には操作員の経験的な判断に
頼っているため、操作員によっては「着火失敗」を頻繁
に起こす場合があり、操作員によっては舶用大型ディー
ゼル機関の始動を行うことが困難となることがある。
【0007】また、舶用のディーゼル機関においては、
ほぼ一定出力で長期航行した時に効率が良いように、低
回転数で高出力を得るストロークの長い機関が採用され
た複数気筒の大型ディーゼル機関が搭載されている。そ
のため、このような大型の舶用ディーゼル機関にあって
は始動時間も長くなり、例えば1分程度を必要とする場
合もある。しかも、この始動時には、複数気筒の全てが
同時に着火を開始することは難しく、着火したシリンダ
と着火遅れを生じたシリンダとの間に時間的な着火ずれ
を生じながら順次着火することとなる。したがって、こ
のような場合には、ディーゼルノックを起こしたり、未
着火が続いて機関に悪影響を与えたりする場合がある。
【0008】一方、圧縮効果を最大にしてシリンダ内の
空気温度を高温にするためには、給気弁のカム形状を下
死点で給気弁が閉じるような形状にすればよいが、この
ように給気弁を下死点で閉じるようにしたまま常用運転
をして機関回転数を上昇させると、相対的に着火遅れが
大きくなり急激な圧力上昇を起こしてディーゼルノック
を生じてしまう。このようなディーゼルノックを起こす
と機関の耐久性に悪影響を及ぼすため、給気弁の閉角度
を下死点にしたままで通常の燃料運転を続けることはで
きなかった。
【0009】そのため、今後の舶用大型ディーゼル機関
では、冬期や寒冷地でも簡単に始動できる機関が求めら
れている。
【0010】なお、自動車用のディーゼル機関における
従来技術として、特開平1-315631号公報記載の発明があ
るが、この発明は小型の自動車用ディーゼル機関に関す
るものであるため、エンジンが始動したか否かを判定し
て全気筒の給気弁開閉タイミングを同時に変更する方法
であり、個々のシリンダの状態はみていない。したがっ
て、この発明を舶用大型ディーゼル機関に採用するとし
ても、特定のシリンダが着火、又は未着火の場合には無
視されるので、ディーゼルノックを起こしたり未着火が
続いたりして、上記この出願に係る発明の課題を解決で
きるものではない。
【0011】また、他の従来技術として特開昭48-7111
号公報記載の発明や特開平1-159465号公報記載の発明が
あるが、いずれも自動車用ディーゼル機関等の小型ディ
ーゼル機関における始動補助装置であるため、これらも
この出願に係る発明が対象とする舶用の大型ディーゼル
機関における課題を解決することができない。
【0012】この出願に係る発明は上記課題に鑑みて、
舶用大型ディーゼル機関において冬期や寒冷地における
始動時でも容易に始動できる舶用大型ディーゼル機関の
給気弁開閉方法を提供することを一つの目的とし、その
給気弁開閉方法を実現できる舶用大型ディーゼル機関の
給気弁装置を提供することを他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る舶用大型ディーゼル機関の給気弁制
御方法は、4サイクルのロングストローク機関を採用し
た複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、前記複
数気筒の各シリンダごとに、給気弁の閉弁角度を下死点
近傍まで早くした始動用開閉タイミングと、給気弁の閉
弁角度を常用角度にした常用開閉タイミングを設定し、
始動時には各シリンダごとに給気弁の閉弁角度を早めた
始動用開閉タイミングで給気弁を開閉し、該各シリンダ
ごとの着火判定信号により着火判定すると、着火した各
シリンダごとに前記始動用開閉タイミングから常用開閉
タイミングに切換えて給気弁を開閉し、順次着火した各
シリンダごとに始動用開閉タイミングから常用開閉タイ
ミングに切換えて給気弁を開閉することを特徴とするも
のである。
【0014】請求項2に係る舶用大型ディーゼル機関の
給気弁装置は、4サイクルのロングストローク機関を採
用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、
動時に給気弁の閉弁角度を早めた始動用開閉タイミング
を出力する始動用ピックアップセンサ各シリンダごと
に設けるとともに、常用時に給気弁の常用開閉タイミン
グを出力する常用ピックアップセンサ各シリンダごと
に設け、各シリンダで着火したことを判定して着火判定
信号を出力する着火判定器各シリンダごとに設け、
記始動用ピックアップセンサからの始動用開閉タイミン
グと前記常用ピックアップセンサからの常用開閉タイミ
ングを入力し、前記着火判定器の着火判定信号によって
該始動用開閉タイミングから常用開閉タイミングに切換
えて出力する信号切換器各シリンダごとに設けて該信
号切換器からの給気弁開閉タイミングにより給気弁
閉するように構成したことを特徴とするものである。
【0015】請求項3に係る舶用大型ディーゼル機関の
給気弁制御方法は、4サイクルのロングストローク機関
を採用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関におい
て、ピックアップセンサによりクランク角度信号を検出
し、該クランク角度信号に基づいて、前記複数気筒の各
シリンダごとに、給気弁の閉弁角度を下死点近傍まで早
くした始動用開閉タイミングと、給気弁の閉弁角度を常
用角度にした常用開閉タイミングを生成し、始動時には
各シリンダごとに前記始動用開閉タイミングを出力し、
該各シリンダごとの着火判定信号により着火判定する
と、着火した各シリンダごとに前記始動用開閉タイミン
グから常用開閉タイミングに切換えて給気弁を開閉し、
順次着火した各シリンダごとに始動用開閉タイミングか
ら常用開閉タイミングに切換えて給気弁を開閉すること
を特徴とするものである。
【0016】請求項4に係る舶用大型ディーゼル機関の
給気弁装置は、4サイクルのロングストローク機関を採
用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、
ランク角度を一定角度間隔で信号として出力するピック
アップセンサを設け、該ピックアップセンサからの信号
により給気弁の閉弁角度を下死点近傍まで早めた始動用
開閉タイミングを生成して出力する始動用タイミング生
成器各シリンダごとに設けるとともに、前記ピックア
ップセンサからの信号により給気弁の閉弁角度を常用角
度にした常用開閉タイミングを生成して出力する常用タ
イミング生成器各シリンダごとに設け、各シリンダで
着火したことを判定して着火判定信号を出力する着火判
定器各シリンダごとに設け、前記始動用タイミング生
成器からの始動用開閉タイミングと前記常用タイミング
生成器からの常用開閉タイミングを入力し、前記着火判
定器の着火判定信号によって該始動用開閉タイミングか
ら常用開閉タイミングに切換えて出力する信号切換器
各シリンダごとに設けて該信号切換器からの給気弁開閉
タイミングにより給気弁開閉するように構成したこと
を特徴とするものである。
【0017】請求項5に係る舶用大型ディーゼル機関の
給気弁制御方法は、4サイクルのロングストローク機関
を採用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関におい
て、始動時には各シリンダごとに閉弁角度を給気弁の閉
弁角度を下死点近傍まで早めた始動用カムに切換え、該
各シリンダごとの着火判定信号により着火判定すると、
着火した各シリンダごとに前記始動用カムから給気弁の
閉弁角度を常用角度にした常用カムに切換えて給気弁を
開閉し、順次着火したシリンダごとに始動用カムから常
用カムに切換えて給気弁を開閉することを特徴とするも
のである。
【0018】請求項6に係る舶用大型ディーゼル機関の
給気弁装置は、4サイクルのロングストローク機関を採
用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、
動時に給気弁の閉弁角度を下死点近傍まで早めた始動用
開閉動作を作る始動用カム各シリンダごとに設けると
ともに、常用時に給気弁の閉弁角度を常用角度にした
用開閉動作を作り出す常用カム各シリンダごとに設
け、各シリンダで着火したことを判定して着火判定信号
を出力する着火判定器各シリンダごとに設け、該着火
判定器の着火判定信号によって前記始動用カムから常用
カムに切換えるカム切換器各シリンダごとに設けて
カム切換器で切換える始動用又は常用カムにより給気弁
開閉するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0019】
【作用】請求項1に係る舶用大型ディーゼル機関の給気
弁制御方法によれば、始動時には複数気筒の各シリンダ
ごとに給気弁の閉弁角度を下死点近傍まで早めた始動用
開閉タイミングにより給気弁が開閉され、各シリンダご
との着火判定信号により着火判定されると着火した各シ
リンダごとに前記給気弁の閉弁角度が始動用開閉タイミ
ングから閉弁角度を常用角度にした常用開閉タイミング
に切換えられ、その後、順次着火した各シリンダごとに
始動用開閉タイミングから常用開閉タイミングに切換え
られて給気弁を開閉するため、始動時は給気弁を閉じる
角度を下死点近傍まで早くするのでシリンダ内空気の圧
縮始めが早くなり、上死点での圧縮温度が高くなって燃
料が着火し易くなる。
【0020】しかも、各シリンダごとに着火を判定して
いるため、シリンダごとのばらつきによる未着火のシリ
ンダと着火のシリンダがあった場合でも、未着火のシリ
ンダは給気弁の閉じる角度を早くして着火を促し、着火
したシリンダは給気弁の閉じる角度を遅らせてディーゼ
ルノックを防止することができる。
【0021】また、請求項2に係る舶用大型ディーゼル
機関の給気弁装置によれば、上記請求項1の給気弁制御
方法において、各シリンダごとに設けた始動用ピックア
ップセンサにより始動用開閉タイミングを出力し、各シ
リンダごとに設けた着火判定器による着火判定信号によ
って着火判定し、各シリンダごとに設けた信号切換器に
よって、着火したシリンダごとに前記始動用ピックアッ
プセンサによる始動用開閉タイミングから常用ピックア
ップセンサによる常用開閉タイミングに切換えられ、そ
の後、順次着火した各シリンダごとに信号切換器で始動
用開閉タイミングから常用開閉タイミングに切換えて給
気弁を開閉するため、始動時は給気弁を閉じる角度を下
死点近傍まで早くするのでシリンダ内空気の圧縮始めが
早くなり、上死点での圧縮温度が高くなって燃料を着火
し易くできる。
【0022】請求項3に係る舶用大型ディーゼル機関の
給気弁制御方法によれば、検出したクランク角度信号に
より、始動時には複数気筒の各シリンダごとに生成した
給気弁の閉弁角度を下死点近傍まで早めた始動用開閉タ
イミングによって給気弁を開閉し、各シリンダごとの着
火判定信号により着火判定されると着火した各シリンダ
ごとに前記給気弁の閉弁角度が始動用開閉タイミングか
閉弁角度を常用角度にした常用開閉タイミングに切換
えられ、その後、順次着火した各シリンダごとに始動用
開閉タイミングから常用開閉タイミングに切換えられて
給気弁を開閉するため、始動時は給気弁を閉じる角度を
下死点近傍まで早くするのでシリンダ内空気の圧縮始め
が早くなり、上死点での圧縮温度が高くなって燃料を着
火し易くできる。しかも、上記請求項1と同様にディー
ゼルノックを防止することができる。
【0023】また、請求項4に係る舶用大型ディーゼル
機関の給気弁装置によれば、上記請求項1の給気弁制御
方法において、各シリンダごとに設けた始動用タイミン
グ生成器により始動用開閉タイミングを生成するととも
に、常用タイミング生成器により常用開閉タイミングを
生成し、各シリンダごとに設けた着火判定器による着火
判定信号によって着火判定し、各シリンダごとに設けた
信号切換器によって、着火したシリンダごとに前記始動
用タイミング生成器による始動用開閉タイミングから常
用タイミング生成器による常用開閉タイミングに切換え
られ、その後、順次着火した各シリンダごとに信号切換
器で始動用開閉タイミングから常用開閉タイミングに切
換えて給気弁を開閉するため、始動時は給気弁を閉じる
角度を下死点近傍まで早くするのでシリンダ内空気の圧
縮始めが早くなり、上死点での圧縮温度が高くなって燃
料を着火し易くできる。しかも、上記請求項2と同様に
ディーゼルノックを防止することができる。
【0024】請求項5に係る舶用大型ディーゼル機関の
給気弁制御方法によれば、始動時には複数気筒の各シリ
ンダごとにカム切換器で閉弁角度を下死点近傍まで早め
た始動用カムに切換えて給気弁を開閉し、各シリンダご
との着火判定信号により着火判定されると着火した各シ
リンダごとに前記始動用カムから給気弁の閉弁角度を常
用角度にした常用カムに切換えられ、その後、順次着火
した各シリンダごとに始動用カムから常用カムに切換え
られて給気弁を開閉するため、始動時は給気弁を閉じる
角度を下死点近傍まで早くするのでシリンダ内空気の圧
縮始めが早くなり、上死点での圧縮温度が高くなって燃
料を着火し易くできる。しかも、上記請求項1と同様に
ディーゼルノックを防止することができる。
【0025】また、請求項6に係る舶用大型ディーゼル
機関の給気弁装置によれば、上記請求項5の給気弁制御
方法において、各シリンダごとに設けた着火判定器によ
る着火判定信号によって着火判定し、各シリンダごとに
設けたカム切換器により着火した各シリンダごとに閉弁
角度を早めた始動用カムから常用カムに切換えて給気弁
を開閉し、その後、順次着火した各シリンダごとにカム
切換器で始動用カムから常用カムに切換えて給気弁を開
閉するため、始動時は給気弁を閉じる角度を下死点近傍
まで早くするのでシリンダ内空気の圧縮始めが早くな
り、上死点での圧縮温度が高くなって燃料を着火し易く
できる。しかも、上記請求項4と同様にディーゼルノッ
クを防止することができる。
【0026】
【実施例】以下、この出願に係る発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施例を示すブロック
図であり、図示するように、始動用ピックアップセンサ
1と常用ピックアップセンサ2とが信号切換器3に接続
されており、この信号切換器3には着火判定器4からの
信号が入力され、この信号切換器3からの信号により、
この実施例では電磁弁5を駆動して給気弁6を開閉させ
ように構成されている。
【0027】上記始動用ピックアップセンサ1及び常用
ピックアップセンサ2は、例えば機関に連結したカム軸
等の回転軸に設けられ、以下の〔表1〕に示すように、
給気弁6が開く角度でON信号、閉まる角度でOFF信
号が出力されるようになったセンサが用いられる。この
センサとしては、例えば、回転軸側に回転板を設けると
ともに固定側に近接スイッチを設け、この回転板に給気
弁6が開く所定角度から閉じる所定角度までの検出部を
設け、この検出部を近接スイッチで検出した時にON信
号、切れた時にOFF信号を出力するように構成すれば
よい。なお、この実施例では始動用と常用の2種類の検
出部を各シリンダごとに設けることとなる。
【0028】また、これらのピックアップセンサ1,2
の給気弁開角度と給気弁閉角度は、以下の〔表2〕に示
すように設定されている。なお、TDCは上死点前角
度,BDCは下死点後角度を表す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】この時、一般にシリンダ内の空気の温度上
昇をポリトロープ変化で考えると次の〔数1〕のように
表せる。
【0032】
【数1】
【0033】ここで、T2は上死点でのシリンダ内の空
気温度、T1は給気弁が閉になりシリンダを締め切った
時点のシリンダ内の空気温度、V2は上死点での隙間容
積、V1は給気弁が閉になりシリンダを締め切った時点
でのシリンダ容積、nはポリトロープ指数である。この
式からもわかるようにV1とV2の比率が大きいと上死
点でのシリンダ内の空気温度は大きく上昇する。
【0034】一方、上記着火判定器4は、シリンダ内で
燃料が着火したことを判定する機能を持っており、この
実施例ではその着火判定の一例として、図2の線図に示
すように各シリンダごとの回転数変化率で着火判定をし
ている。すなわち、この例では3シリンダのディーゼル
機関を例にし、各シリンダごとに設けた回転数検出器7
により各シリンダごとの回転数を検出してその変化率を
読み取ることにより着火判定をしており、例えば、第1
シリンダの回転数を検出することにより第1シリンダ
の変化率(a) を読み取り、この例では所定値以上である
ので着火判定をして給気弁を常用開閉タイミングに切換
える。また、第2シリンダの回転数を検出することに
より同じく第2シリンダの変化率(b) を読み取り、第2
シリンダも所定値以上であるので着火判定をして給気弁
を常用開閉タイミングに切換える。そして、第3シリン
ダの回転数を検出することにより第3シリンダの変化
率(c) を検出するが、この例では変化率(c) が所定値以
下であるので未着火と判定して次回も始動用開閉タイミ
ングによって給気弁6を開閉する。そして、次の第3シ
リンダの回転数を検出することにより第3シリンダの
変化率(f) を読み取ると、変化率が所定値以上であるた
め第3シリンダの着火判定をして給気弁を常用開閉タイ
ミングに切換えるように制御する。
【0035】この着火判定は、回転数の変化率とシリン
ダごとの前回の燃料噴射後の回転数の変化率とを比較し
て、変化率が所定値以上上昇しているときは着火、上昇
していない時は未着火と判定している。したがって、始
動空気だけの回転数の変化率から機関が着火して回転数
の変化率が高くなると着火したものと判定することとな
る。この着火判定器4は燃料が着火して機関が回転して
いる間、着火判定信号を出力している。なお、各シリン
ダごとの着火判定とともに機関全体における着火判定を
行う場合、図3(a) の回転数で検出する線図に示すよう
に、始動空気による回転から、所定回転数で燃料投入
し、着火して着火判定の所定回転数以上の回転数へ急
激に上昇する現象を読み取って着火判定したり、ま
た、図3(b) の加速度で検出する線図に示すように、始
動空気による回転から、所定回転数で燃料投入し、
着火して着火判定の所定加速度以上の加速度へ急激に上
昇する現象(g) を読み取って着火判定したり、これら両
方で着火判定することもできる。
【0036】また、上述した信号切換器3は、上記着火
判定器4からの着火判定信号によってピックアップセン
サ1,2を選択的に切換えるものであり、着火判定信号
がOFFの場合は始動用ピックアップセンサ1からの信
号を出力し、着火判定信号がONの場合には常用ピック
アップセンサ2からの信号を出力して給気弁6を開閉さ
せる電磁弁5の開閉タイミングを制御するものである。
【0037】上記給気弁6は、信号切換器3から出力さ
れる開閉タイミング信号によって開閉動作されるもので
あり、この実施例では、給気弁6に連動する図示しない
油圧シリンダを駆動制御する電磁弁5との組合せによっ
て構成されている。すなわち、信号切換器3からの開閉
タイミング信号で給気弁6を開にする間は電磁弁5を励
磁し、閉にする間は電磁弁5を非励磁にするような図示
しない油圧回路によって接続されている。なお、上記電
磁弁5に代えてサーボ弁を使用してもよいし、油圧回路
に代えて空圧回路で構成してもよい。
【0038】このように構成された第1実施例の給気弁
制御装置によれば、以下のように作用して舶用大型ディ
ーゼル機関の始動を行うことができる。
【0039】すなわち、始動時には、図4(a),(b) に示
す給気弁の動作説明図のように、各シリンダごとに設け
られた始動用ピックアップセンサ1からの信号に基づい
て信号切換器3から電磁弁5に信号が送られて、この信
号に従って給気弁6が始動用開閉タイミングt1 によっ
て開閉させられる。そして、各シリンダごとに設けられ
た着火判定器4によって着火判定Fがなされると、その
シリンダの信号切換器3に着火判定の信号が入力されて
上記始動用ピックアップセンサ1から常用ピックアップ
センサ2へ切換えられるため、この信号切換器3から電
磁弁5に信号が送られて給気弁6が常用開閉タイミング
2 によって開閉させられる。なお、oが開時でcが閉
時である。
【0040】次に、第2実施例を図2に示すブロック図
に基づいて説明する。この第2実施例は、上述した第1
実施例における始動用ピックアップセンサ1と常用ピッ
クアップセンサ2とに代えて、共通のピックアップセン
サ8からの信号を始動用タイミング生成器9で始動用開
閉タイミング、常用タイミング生成器10で常用開閉タ
イミングとして生成して信号切換器3に出力する実施例
である。なお、上述した第1実施例と同一の構成には同
一符号を付して説明する。
【0041】図示するように、ピックアップセンサ8は
各シリンダごとに設けられた始動用タイミング生成器9
と常用タイミング生成器10とに接続されており、この
始動用タイミング生成器9と常用タイミング生成器10
とは各シリンダごとに設けられた信号切換器3に接続さ
れている。そして、この信号切換器3には上述した着火
判定器4からの信号が入力されており、この第2実施例
でも上述した第1実施例と同様にこの信号切換器3から
の信号によって電磁弁5を駆動して給気弁6を開閉させ
るように構成されている。
【0042】この第2実施例のピックアップセンサ8
は、上述した第1実施例と同様に機関のカム軸等に連結
して設けられているが、基準角度と一定角度間隔でパル
ス信号を出力するものであればよく、例えば、回転エン
コーダでもよい。
【0043】上記始動用タイミング生成器9は、基準角
度から一定角度間隔でいくらパルス信号を入力すれば給
気弁6を開動作、いくらパルス信号を入力すれば給気弁
6を閉動作にするかを予め登録しておき、ピックアップ
センサ8からの信号が入力されると開動作から閉動作ま
での間で始動用の給気弁開閉信号を出力するものであ
る。また、常用タイミング生成器10も始動用タイミン
グ生成器9と同様の構成であり、常用の給気弁開閉信号
として上記始動用タイミング生成器9よりも給気弁6を
閉動作をさせるまでのパルス数が多い点で異なるが、開
動作から閉動作までの間で常用の給気弁開閉信号を出力
するものである。
【0044】着火判定器4は上記第1実施例と同じく、
シリンダ内での燃料の着火状態を判定して信号切換器3
に着火判定信号を出力するものであり、信号切換器3で
は、この着火判定信号がONの場合には給気弁6に常用
開閉タイミング信号を、着火判定信号がOFFの場合は
給気弁6に始動時開閉タイミング信号を出力する。な
お、給気弁6は上述した第1実施例と同様に信号切換器
3から出力される開閉タイミング信号に従って開閉動作
をする。
【0045】このように構成された第2実施例の給気弁
制御装置によれば、以下のように作用して舶用大型ディ
ーゼル機関の始動を行うことができる。
【0046】すなわち、始動時には、信号切換器3によ
って始動用タイミング生成器9からの信号が選択され、
この信号に基づいて電磁弁5が給気弁6を始動用の開閉
タイミングによって開閉させる。そして、各シリンダご
とに設けられた着火判定器4によって着火したと判定さ
れると、そのシリンダの信号切換器3に着火判定の信号
が入力されて上記始動用タイミング生成器9から常用タ
イミング生成器10へと切換えられ、この常用タイミン
グ生成器10からの信号によって電磁弁5で給気弁6が
開閉タイミングによって駆動されることとなる。
【0047】なお、この出願に係る発明は、ほぼ一定出
力で長期航行する回転数変動の少ない舶用ディーゼル機
関を対象としているため、上述した第1,第2実施例の
ように給気弁6を電磁弁5で開閉駆動するように構成す
れば、油圧等の大きな力によってほぼ一定間隔で給気弁
6を一定角度だけ開閉させることができる。
【0048】次に、第3実施例を図3に示すブロック図
に基づいて説明する。この第3実施例は、各シリンダご
とに設けられた始動用カム11と常用カム12とをカム
切換器13で切換えて給気弁6を開閉させる実施例であ
り、着火判定器4からの着火判定信号に基づいてこれら
のカムを切換えるように構成されている。なお、この第
3実施例は、機械的な構成によって始動用と常用の開閉
タイミングを切換えるものである。また、上述した第
1,第2実施例と同一の構成には同一符号を付して説明
する。
【0049】上記始動用カム11は、上述した第1,第
2実施例と同様に給気弁6が始動用の開閉動作を行う形
状に形成されており、上記常用カム12は、給気弁6が
常用の開閉動作を行う形状に形成されている。つまり、
始動用カム11は常用カム12に比べて給気弁閉時点が
早くなる形状である。なお、着火判定器4は上述した実
施例と同一であり、着火判定信号はカム切換器13に出
力される。
【0050】カム切換器13は、着火判定器4からの着
火判定信号がONの場合は常用カム11、着火判定信号
がOFFの場合は始動用カム12に切換えて給気弁6を
開閉動作させるように構成されている。この切換え方法
としては、並設されたカムをクラッチで切換える方法や
油圧で切換える方法などがある。なお、給気弁6は切換
えられた始動用カム11又は常用カム12に従って開閉
させられる。
【0051】このように構成された第3実施例の給気弁
制御装置によれば、以下のように作用して舶用大型ディ
ーゼル機関の始動を行うことができる。
【0052】すなわち、始動時にはカム切換器13によ
って始動用カム11に切換えられており、この始動用カ
ム11によって給気弁6が始動用の開閉タイミングで開
閉させられる。そして、各シリンダごとに設けられた着
火判定器4によって着火したことが判定されてカム切換
器13に着火判定の信号が入力されると、このカム切換
器13によって上記始動用カム11から常用カム12へ
と切換えられ、この常用カム12によって給気弁6が常
用開閉タイミングで駆動されることとなる。
【0053】ところで、舶用大型ディーゼル機関にあっ
ては、一旦航海に出ると数日間寄港できないような航海
を行わざるを得ない場合がある。このような時に洋上で
一部のシリンダのみが故障し、しかも寄港することがで
きず、また修理も困難な場合がある。このような場合、
船舶にあっては故障したシリンダのみを停止させて切り
離すことにより他のシリンダへの影響を断った後、他の
シリンダの駆動力のみによって航海を続けることとな
る。したがって、故障したシリンダはその後停止した状
態となってしまう。
【0054】そこで、この出願に係る発明によれば、上
述した第1〜第3実施例のように各シリンダごとに着火
判定器4を設けて個々の着火判定を行っているため、上
記したように一部のシリンダを停止させた状態でも始動
用と常用の開閉タイミングを切換えて給気弁6を開閉さ
せることとなるため、一部が故障した舶用大型ディーゼ
ル機関でも冬期や寒冷地における始動時に容易に始動す
ることができる。
【0055】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うに構成しているので、以下に記載するような効果を奏
する。
【0056】請求項1又は請求項2に係る舶用大型ディ
ーゼル機関の給気弁制御方法又は給気弁装置によれば、
始動時に着火したシリンダは、順次、各シリンダごとに
始動用開閉タイミングから常用開閉タイミングに切換え
て給気弁を開閉するため、各シリンダごとに始動時のみ
給気弁の閉じる角度を下死点近傍まで早くしてシリンダ
内空気の上死点での圧縮温度を高くして燃料を着火し易
くできるため、始動前に暖機をしてシリンダ壁を暖める
必要もなく、冬期や寒冷地のように寒い環境下において
も簡単に舶用大型ディーゼル機関を始動することが可能
となる。
【0057】したがって、着火し易くするために始動時
に着火温度の低い特別な燃料を用いる必要もないので燃
料費が安くなり、また、高い回転数まで始動空気で回転
させるために始動弁の口径を特別大きなものにする必要
がなくなるので、始動弁や始動空気リバーサを大きなも
のにする必要もなくなる。
【0058】しかも、各シリンダごとに着火を判定して
いるため、シリンダごとのばらつきによる未着火のシリ
ンダと着火のシリンダがあった場合でも、未着火のシリ
ンダは給気弁の閉じる角度を早くして着火を促し、着火
したシリンダは給気弁の閉じる角度を遅らせてディーゼ
ルノックを防止することができるので、舶用大型ディー
ゼル機関の耐久性を向上させることも可能となる。
【0059】請求項3又は請求項4に係る舶用大型ディ
ーゼル機関の給気弁制御方法又は給気弁装置によれば、
始動時には各シリンダごとに始動用タイミング生成器か
ら給気弁の閉弁角度を早めた始動用開閉タイミングによ
り給気弁を開閉し、着火したシリンダは、順次、各シリ
ンダごとに始動用開閉タイミングから常用開閉タイミン
グに切換えて給気弁を開閉するため、始動時は給気弁の
閉じる角度を下死点近傍まで早くしてシリンダ内空気の
上死点での圧縮温度を高くして燃料を着火し易くできる
ため、始動前に暖機をしてシリンダ壁を暖める必要もな
く、冬期や寒冷地のように寒い環境下においても簡単に
舶用大型ディーゼル機関を始動することが可能となる。
【0060】したがって、上記請求項1又は請求項2と
同様に燃料費が安くなるとともに、始動弁や始動空気リ
バーサを大きなものにする必要もなくなり、しかもディ
ーゼルノックを防止することもできる。
【0061】請求項5又は請求項6に係る舶用大型ディ
ーゼル機関の給気弁制御方法又は給気弁装置によれば、
始動時には各シリンダごとにカム切換器で閉弁角度を早
めた始動用カムに切換えて給気弁を開閉し、着火したシ
リンダは、順次、各シリンダごとに始動用カムから常用
カムに切換えて給気弁を開閉するため、始動時は給気弁
を閉じる角度を下死点近傍まで早くしてシリンダ内空気
の上死点での圧縮温度を高くして燃料を着火し易くでき
るため、始動前に暖機をしてシリンダ壁を暖める必要も
なく、冬期や寒冷地のように寒い環境下においても簡単
に舶用大型ディーゼル機関を始動することが可能とな
る。
【0062】したがって、上記請求項1〜請求項4のい
ずれかと同様に燃料費が安くなるとともに、始動弁や始
動空気リバーサを大きなものにする必要もなくなり、し
かもディーゼルノックを防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明の第1実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】この出願に係る発明における着火判定の一例を
示す図であり、各シリンダの回転数変化率で着火判定す
る線図である。
【図3】この出願に係る発明における他の着火判定を例
示する図であり、(a) は回転数で検出する線図で、(b)
は加速度で検出する線図である。
【図4】(a),(b) 共に、この出願に係る発明を適用した
場合の給気弁の始動用と常用の動作を示す説明図であ
る。
【図5】この出願に係る発明の第2実施例を示すブロッ
ク図である。
【図6】この出願に係る発明の第3実施例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…始動用ピックアップセンサ 2…常用ピックアップセンサ 3…信号切換器 4…着火判定器 5…電磁弁 6…給気弁 7…回転数検出器 8…ピックアップセンサ 9…始動用タイミング生成器 10…常用タイミング生成器 11…始動用カム 12…常用カム 13…カム切換器 t1 …始動用開閉タイミング t2 …常用開閉タイミング F…着火判定
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−315631(JP,A) 実開 昭61−145806(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 13/02 F02D 41/06 351 F01L 1/34

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4サイクルのロングストローク機関を採
    用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、前
    記複数気筒の各シリンダごとに、給気弁の閉弁角度を下
    死点近傍まで早くした始動用開閉タイミングと、給気弁
    の閉弁角度を常用角度にした常用開閉タイミングを設定
    し、始動時には各シリンダごとに給気弁の閉弁角度を早
    めた始動用開閉タイミングで給気弁を開閉し、該各シリ
    ンダごとの着火判定信号により着火判定すると、着火し
    た各シリンダごとに前記始動用開閉タイミングから常用
    開閉タイミングに切換えて給気弁を開閉し、順次着火し
    た各シリンダごとに始動用開閉タイミングから常用開閉
    タイミングに切換えて給気弁を開閉することを特徴とす
    る舶用大型ディーゼル機関の給気弁制御方法。
  2. 【請求項2】 4サイクルのロングストローク機関を採
    用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、 始動時に給気弁の閉弁角度を早めた始動用開閉タイミン
    グを出力する始動用ピックアップセンサ各シリンダご
    に設けるとともに、常用時に給気弁の常用開閉タイミ
    ングを出力する常用ピックアップセンサ各シリンダご
    に設け、各シリンダで着火したことを判定して着火判
    定信号を出力する着火判定器各シリンダごとに設け、
    前記始動用ピックアップセンサからの始動用開閉タイミ
    ングと前記常用ピックアップセンサからの常用開閉タイ
    ミングを入力し、前記着火判定器の着火判定信号によっ
    て該始動用開閉タイミングから常用開閉タイミングに切
    換えて出力する信号切換器各シリンダごとに設けて
    信号切換器からの給気弁開閉タイミングにより給気弁
    開閉するように構成したことを特徴とする舶用大型ディ
    ーゼル機関の給気弁装置。
  3. 【請求項3】 4サイクルのロングストローク機関を採
    用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、
    ックアップセンサによりクランク角度信号を検出し、該
    クランク角度信号に基づいて、前記複数気筒の各シリン
    ダごとに、給気弁の閉弁角度を下死点近傍まで早くした
    始動用開閉タイミングと、給気弁の閉弁角度を常用角度
    にした常用開閉タイミングを生成し、始動時には各シリ
    ンダごとに前記始動用開閉タイミングを出力し、該各シ
    リンダごとの着火判定信号により着火判定すると、着火
    した各シリンダごとに前記始動用開閉タイミングから常
    用開閉タイミングに切換えて給気弁を開閉し、順次着火
    した各シリンダごとに始動用開閉タイミングから常用開
    閉タイミングに切換えて給気弁を開閉することを特徴と
    する舶用大型ディーゼル機関の給気弁制御方法。
  4. 【請求項4】 4サイクルのロングストローク機関を採
    用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、 クランク角度を一定角度間隔で信号として出力するピッ
    クアップセンサを設け、該ピックアップセンサからの信
    号により給気弁の閉弁角度を下死点近傍まで早めた始動
    用開閉タイミングを生成して出力する始動用タイミング
    生成器各シリンダごとに設けるとともに、前記ピック
    アップセンサからの信号により給気弁の閉弁角度を常用
    角度にした常用開閉タイミングを生成して出力する常用
    タイミング生成器各シリンダごとに設け、各シリンダ
    で着火したことを判定して着火判定信号を出力する着火
    判定器各シリンダごとに設け、前記始動用タイミング
    生成器からの始動用開閉タイミングと前記常用タイミン
    グ生成器からの常用開閉タイミングを入力し、前記着火
    判定器の着火判定信号によって該始動用開閉タイミング
    から常用開閉タイミングに切換えて出力する信号切換器
    各シリンダごとに設けて該信号切換器からの給気弁開
    閉タイミングにより給気弁開閉するように構成したこ
    とを特徴とする舶用大型ディーゼル機関の給気弁装置。
  5. 【請求項5】 4サイクルのロングストローク機関を採
    用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、
    動時には各シリンダごとに閉弁角度を給気弁の閉弁角度
    を下死点近傍まで早めた始動用カムに切換え、該各シリ
    ンダごとの着火判定信号により着火判定すると、着火し
    た各シリンダごとに前記始動用カムから給気弁の閉弁角
    度を常用角度にした常用カムに切換えて給気弁を開閉
    し、順次着火したシリンダごとに始動用カムから常用カ
    ムに切換えて給気弁を開閉することを特徴とする舶用大
    型ディーゼル機関の給気弁制御方法。
  6. 【請求項6】 4サイクルのロングストローク機関を採
    用した複数気筒の舶用大型ディーゼル機関において、 始動時に給気弁の閉弁角度を下死点近傍まで早めた始動
    用開閉動作を作る始動用カム各シリンダごとに設ける
    とともに、常用時に給気弁の閉弁角度を常用角度にした
    常用開閉動作を作り出す常用カム各シリンダごとに設
    け、各シリンダで着火したことを判定して着火判定信号
    を出力する着火判定器各シリンダごとに設け、該着火
    判定器の着火判定信号によって前記始動用カムから常用
    カムに切換えるカム切換器各シリンダごとに設けて
    カム切換器で切換える始動用又は常用カムにより給気弁
    開閉するように構成したことを特徴とする舶用大型デ
    ィーゼル機関の給気弁装置。
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