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JP2909982B2 - 高純度薬品容器用栓体の製造方法 - Google Patents
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JP2909982B2 - 高純度薬品容器用栓体の製造方法 - Google Patents

高純度薬品容器用栓体の製造方法

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JP2909982B2
JP2909982B2 JP6325343A JP32534394A JP2909982B2 JP 2909982 B2 JP2909982 B2 JP 2909982B2 JP 6325343 A JP6325343 A JP 6325343A JP 32534394 A JP32534394 A JP 32534394A JP 2909982 B2 JP2909982 B2 JP 2909982B2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J1/00Containers specially adapted for medical or pharmaceutical purposes
    • A61J1/14Details; Accessories therefor
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  • Veterinary Medicine (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度液体薬品類を貯
蔵する容器の栓体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、溶剤等を貯蔵する容器としてガ
ラス容器やプラスチック製の容器が用いられている。
【0003】特に、半導体分野および医薬品分野では貯
蔵している高純度液体薬品類を高純度のまま保存、輸送
できることが要求される。高純度液体薬品類の例として
は半導体ウエハーのエッチングおよび洗浄に使用される
薬品類、例えばフッ化水素水、フッ化アンモニウム水、
硫酸、塩酸、硝酸、過酸化水素水、アンモニア水等、半
導体プロセス用、液晶ディスプレイ用等に使用される高
純度な溶剤系レジストや希釈溶剤、例えばメチルアルコ
ール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、イ
ソブチルアルコール、エチレングリコール、アセトン、
酢酸エチル、乳酸エチル、トルエン、ジメチルホルムア
ミド、エチレングリコールアセテート、メトキシプロピ
ルアセテート、ブチルセロソルブ等、および殺菌、消
毒、製剤原料等の医薬用に使用される高純度な溶剤、例
えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール等がある。
【0004】これらの薬品類を収容して輸送する場合、
振動等で容器壁から微粒子が浸出して薬品の純度を損な
う。このため半導体、液晶の品質や歩留りに著しい悪影
響を及ぼしたり、薬品の保存期間を短くするため容器の
材質や製造方法について多くの検討がなされてきた。
【0005】薬品の純度を損なうのは容器だけでなく、
栓体についても収容された薬品と接触するため同様であ
る。栓体には、例えば容器の口部内面に接するリブを有
する栓体1(図1参照)、中栓6を有する栓体2(図2
参照)、薬品と接する部分にパッキン8を有する栓体3
(図3参照)の比較的簡単な形状の栓体や、図4に示す
ように薬品排出部11を有する比較的複雑な形状の栓体
4がある。しかし、これらの栓体は薬品の漏れを防ぐ役
割が大きいことや、容器と比べて薬品と接触する面積が
小さいため、微粒子の薬品への浸出を最小限に抑えた栓
体は製造されていなかった。
【0006】薬品を容器に長期間収容している間に、容
器および栓体から内容物である薬品に不純微粒子が浸出
し、薬品を不純化する度合いを示す指数としてクリーン
度というものがある。クリーン度は、検査容器に栓体を
取り付け、その検査容器に一定期間超純水を貯蔵した
後、検査容器が貯蔵していた水1ml中に粒径0.2μ
m以上の微粒子がいくつ存在するかを算定して求める。
具体的には次式で定義される。
【0007】
【数1】
【0008】式(1)中、aは検査対象の容器の容量、b
は検査対象の容器からサンプリングした超純水の量であ
る。サンプリング水は次のようにして採取される。まず
初期クリーン度を測定するためのサンプリング水は、容
量amlの検査対象の容器に容積の半分、a/2(m
l)の超純水を入れ、15秒間振とうし、容器内に20
分間静置した後に採取される。また一週間後のクリーン
度を測定するためのサンプリング水は、初期クリーン度
測定後の容器に栓体を取り付け、倒立位で一週間放置
し、再び15秒間振とうし、振とうした容器内の水を2
0分間静置する。サンプリング水は20分間静置した後
に採取される。Cはサンプリング水全量中に含まれる粒
径0.2μm以上の微粒子をパーティクルカウンターで
数えた値である。その数値をもとに式(1)で初期および
一週間後のクリーン度を求める。クリーン度が500個
/ml未満であると、半導体、液晶の品質および歩留り
を向上することができ、医薬品を安定して貯蔵できる。
【0009】容器を高純度薬品用に使用する場合、クリ
ーン度の数値が低い容器でなければ使用することはでき
ない。従来のクリーンな容器は、クリーンな栓体がない
ために容器の再汚染が避けられなかった。そこで薬品メ
ーカーでは、薬品充填前に容器および栓体を同じ薬品で
共洗いなどを行っており、手間がかかり、薬品メーカー
にとって経済的負担となっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の課題を
解決するためなされたもので、高純度薬品を高純度薬品
用容器に貯蔵する際、薬品への不純微粒子の浸出が少な
く、薬品が汚染されることがなく、共洗いなどの手間が
かからない高純度薬品容器用栓体を製造する方法を提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の高純度薬品容器用栓体の製造方法
は、少なくとも高純度液体薬品との接触部を、ポリオレ
フィン系樹脂、ポリエステル樹脂およびフッ素樹脂の中
から選ばれる少なくとも一種類を原料として成型した
後、該接触部を25℃における電気電導率50μs/c
m以下および比抵抗10MΩ・cm以上の純水で洗浄
し、JIS B 9920に基づいて測定される空気清
浄度がクラス6以下のクリーンオーブン中で乾燥するこ
とを特徴とする。
【0012】本発明の製造方法で得られた高純度薬品容
器用栓体1は、図1に示すように、少なくとも高純度液
体薬品との接触部における、JIS B 9920の電
子顕微鏡法により測定される粒径1.0μm以上の表面
付着微粒子の濃度が500個/cm以下になる。
【0013】前記成型を実施するにあたり、JIS B
9920に基づいて測定される空気清浄度がクラス7
以下のクリーンルーム内で行うことが好ましい。
【0014】
【0015】前記接触部を純水で洗浄するには、超音波
方式や水中撹拌方式など市販の洗浄機を使用すれば良
く、純水で洗浄する前に炭化水素系溶剤や洗剤で予備洗
浄を行っても良い。
【0016】前記ポリオレフィン系樹脂はポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブチレンおよびこれらの共重
合体の中から選ばれる少なくとも一種類、前記ポリエス
テル樹脂はポリエチレンテレフタレートおよびポリブチ
レンテレフタレートの中から選ばれる少なくとも一種
類、前記フッ素樹脂は四フッ化エチレン、四フッ化エチ
レン−パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体、四
フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体、四フッ
化エチレン−エチレン共重合体、三フッ化塩化エチレ
ン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニルおよび三
フッ化塩化エチレン−エチレン共重合体の中から選ばれ
る少なくとも一種類である。
【0017】これらの重合体は、ASTM(アメリカ材
料試験協会) D570に基づいて測定される吸水率が
2.0%以下である。吸水率が2.0%を越える重合体
を使用すると、高純度薬品容器に貯蔵される薬品が水分
を嫌うものであった場合、薬品に悪影響を与えてしま
う。また成型された高純度薬品容器用栓体1を洗浄した
後に乾燥する際、長時間を要し好ましくない。
【0018】貯蔵される薬品に対して外気体の侵入を防
ぐためのバリアー性や遮光性が必要な場合、高純度薬品
との接触部以外の部分はアルミニウムなどの金属材料や
ポリアミド、ポリビニルアルコールなどのプラスチック
材料から自由に選択して多層構造にしても良い。
【0019】
【0020】
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0022】実施例1 JIS B 9920に基づいてパーティクルカウンタ
ー(タイプ:82−3200(株式会社ダン科学製))
で測定した0.5μm以上の清浄度が2.8×105
/m3(クラス7)のクリーンルーム内の製造環境で、
密度が0.951g/cm3でメルトインデックスが
0.15g/10分のポリエチレンペレットを射出成型
機(スクリュー直径:36m/m、型締力:80ton
(日精樹脂工業株式会社製))を洗浄剤で清拭して使用
し、200℃に溶融して図1に示すリブを有する栓体1
を製造した。
【0023】この栓体1の表面付着微粒子の濃度を以下
のようにして測定した。
【0024】栓体1の高純度薬品との接触部の面積を求
めて有効接触面積(cm2)とし、この有効接触面積全
体を試料とする。有効接触面積全体を試料とできない場
合は、その一部分を再汚染のないように切り取って試料
とする。この試料について、JIS B 9920の微
粒子の濃度測定方法のうち、電子顕微鏡法により付着微
粒子を測定した。
【0025】まず試料に真空蒸着装置(タイプ:E10
2(日立株式会社製))を使用してプラチナを蒸着し
た。この試料を走査電子顕微鏡(タイプ:S−2250
N(日立株式会社製))の試料室に入れた。視野全体を
低倍率で微粒子の分布にむらがないことを確かめた後、
測定視野(120×80μm)のモニター画面および写
真より、粒径1.0μm以上の粒子数を測定した。
【0026】視野全体から測定視野100箇所以上を均
一に走査し、粒径1.0μm以上の粒子数を各々の測定
視野について求めて合計し、測定した全粒子数とした。
以上の測定結果から表面付着微粒子の濃度を次式(2)
によって算出した。その結果と、内容液との接触部の材
質、接触部の製造環境、および接触部の洗浄・乾燥の有
無を表1に示す。
【0027】
【数2】
【0028】次に栓体1のクリーン度を以下のようにし
て測定した。
【0029】まず栓体1を取り付けるクリーン容器を次
のように製造した。重量平均分子量が25万、密度が
0.956g/cm3、メルトインデックスが0.02
g/10分のポリエチレンペレット40重量部と、重量
平均分子量が15万、密度が0.956g/cm3、メ
ルトインデックスが0.17g/10分のポリエチレン
ペレット60重量部をドライブレンドした。この混合ペ
レットをスクリュー直径が50m/m、L/D=22
(D:スクリュー直径、L:スクリュー有効長)の押出
機の中で200℃に溶融し、筒状のパリソンに押出し
た。押出されたパリソンを金型で挟んで、ブローピンよ
り6Kg/cm2の圧縮空気を吹き込み、20℃に冷却
された金型で冷却し、容量1000ml、重量100g
の丸型のクリーン容器を製造した。
【0030】このクリーン容器に純水製造装置(商品
名:トレピュアLV−10T(東レ株式会社製))で製
造した超純水500mlを入れ、栓体1を取り付けて1
5秒間振とうし、20分間静置後、5ml採取し、その
中に浸出した0.2μm以上の微粒子の数をパーティク
ルカウンター(タイプ:KL−22(リオン株式会社
製))で測定した。
【0031】水中の微粒子数(個/ml)を式(1)と
同様の次に示す式(3)で計算し、初期クリーン度とし
た。その結果を表1に示す。
【0032】
【数3】
【0033】さらにこのクリーン容器を再び栓体1で密
閉し、常温、倒立位で一週間放置した。一週間経過した
水を再び15秒間振とうし、更に20分間静置した。こ
の20分間静置した水から5ml採取し上記と同様にし
て水中の微粒子数(個/ml)を計算し、一週間後のク
リーン度とした。その結果を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示したように、栓体1の表面付着微
粒子の数は312個/cm2と良好であり、初期クリー
ン度は50(個/ml)以下、一週間後のクリーン度は
200(個/ml)以下と極めてクリーンであった。
【0036】実施例2 実施例1と同様のクラス7のクリーンルーム内の製造環
境で、密度が0.920g/cm3でメルトインデック
スが7.0g/10分のポリエチレンペレットを射出成
型機(スクリュー直径:36m/m、型締力:80to
n(日精樹脂工業株式会社製))を洗浄剤で清拭して使
用し、180℃に溶融して図2に示す栓体2の中栓6を
製造した。またキャップ5は、密度が0.940g/c
3でメルトインデックスが3.5g/10分のポリエ
チレンペレットを前記射出成型機で製造した。
【0037】この栓体2の表面付着微粒子の濃度、初期
クリーン度、一週間後のクリーン度を実施例1と同様に
して測定した。それらの結果と、内容液との接触部の材
質、接触部の製造環境、および接触部の洗浄・乾燥の有
無を表1に示す。
【0038】表1に示したように、栓体2の表面付着微
粒子の数は312個/cm2と良好であり、初期クリー
ン度は50(個/ml)以下、一週間後のクリーン度は
300(個/ml)以下と極めてクリーンであった。
【0039】実施例3 JIS B 9920に基づいてパーティクルカウンタ
ー(タイプ:82−3200(株式会社ダン科学製))
で測定した0.5μm以上の清浄度が1.2×108
/m3(クラス8以上)の通常工場内の製造環境で、密
度が0.940g/cm3でメルトインデックスが3.
5g/10分のポリエチレンペレットを射出成型機(ス
クリュー直径:36m/m、型締力:80ton(日精
樹脂工業株式会社製))を使用し、180℃に溶融して
図3に示す栓体3のキャップ7を製造した。次にパッキ
ン8(タイプ:SSPP、表面材料:延伸ポリプロピレ
ンフィルム(ダイナガ株式会社製))をキャップ7に装
着した。
【0040】図5は、栓体3を洗浄するためのシャワー
装置である。栓体3を送るコンベア20の上下には上部
ノズル18および下部ノズル19が配置されており、ノ
ズル18・19はフィルタ17を介して超純水15を汲
み上げるポンプ16に接続されている。
【0041】パッキン8を有する栓体3を、純水製造装
置(商品名:トレピュアLV−10T(東レ株式会社
製))で製造した超純水15(電気電導率10μs/c
m、比抵抗18MΩ・cm(25℃))を使用して、前
記シャワー装置で30秒洗浄した。その後JIS B
9920に基づいて測定される空気清浄度がクラス6以
下のクリーンオーブン(タイプ:DE42(ヤマト科学
株式会社製))内で乾燥した。
【0042】この栓体3の表面付着微粒子の濃度、初期
クリーン度、一週間後のクリーン度を実施例1と同様に
して測定した。それらの結果と、内容液との接触部の材
質、接触部の製造環境、および接触部の洗浄・乾燥の有
無を表1に示す。
【0043】表1に示したように、栓体3の表面付着微
粒子の数は104個/cm2と良好であり、初期クリー
ン度は50(個/ml)以下、一週間後のクリーン度は
400(個/ml)以下と極めてクリーンであった。
【0044】実施例4 実施例3と同様のクラス8以上の通常工場内の製造環境
で、密度が0.940g/cm3でメルトインデックス
が3.5g/10分のポリエチレンペレットを射出成型
機(スクリュー直径:36m/m、型締力:80ton
(日精樹脂工業株式会社製))を使用し、180℃に溶
融して図4に示す栓体4の上部キャップ9、下部キャッ
プ10、および薬品排出部11を製造した。次に穴あき
パッキン12(タイプ:TSST、表面材料:四フッ化
エチレンフィルム(ダイナガ株式会社製))を使用し
て、上部キャップ9、下部キャップ10、および薬品排
出部11と共に組み立てて栓体4を得た。
【0045】得られた栓体4を、実施例3と同様に洗浄
・乾燥した。
【0046】この栓体4の表面付着微粒子の濃度、初期
クリーン度、一週間後のクリーン度を実施例1と同様に
して測定した。それらの結果と、内容液との接触部の材
質、接触部の製造環境、および接触部の洗浄・乾燥の有
無を表1に示す。
【0047】表1に示したように、栓体4の表面付着微
粒子の数は104個/cm2と良好であり、初期クリー
ン度は50(個/ml)以下、一週間後のクリーン度は
200(個/ml)以下と極めてクリーンであった。
【0048】比較例1 実施例3と同様のクラス8以上の通常工場内の製造環境
で、密度が0.951g/cm3でメルトインデックス
が0.15g/10分のポリエチレンペレットを射出成
型機(スクリュー直径:36m/m、型締力:80to
n(日精樹脂工業株式会社製))を使用し、200℃に
溶融して図1に示すリブを有する栓体1を製造した。
【0049】この栓体1の表面付着微粒子の濃度、初期
クリーン度、一週間後のクリーン度を実施例1と同様に
して測定した。それらの結果と、内容液との接触部の材
質、接触部の製造環境、および接触部の洗浄・乾燥の有
無を表1に示す。
【0050】表1に示したように、栓体1の表面付着微
粒子の数は3224個/cm2と不良であり、初期クリ
ーン度は612(個/ml)、一週間後のクリーン度は
983(個/ml)と栓体1から多量の微粒子が浸出し
ていた。
【0051】比較例2 実施例3と同様のクラス8以上の通常工場内の製造環境
で、密度が0.920g/cm3でメルトインデックス
が7.0g/10分のポリエチレンペレットを射出成型
機(スクリュー直径:36m/m、型締力:80ton
(日精樹脂工業株式会社製))を使用し、180℃に溶
融して図2に示す栓体2の中栓6を製造した。またキャ
ップ5は、密度が0.940g/cm3でメルトインデ
ックスが3.5g/10分のポリエチレンペレットを前
記射出成型機で製造した。
【0052】この栓体2の表面付着微粒子の濃度、初期
クリーン度、一週間後のクリーン度を実施例1と同様に
して測定した。それらの結果と、内容液との接触部の材
質、接触部の製造環境、および接触部の洗浄・乾燥の有
無を表1に示す。
【0053】表1に示したように、栓体2の表面付着微
粒子の数は2704個/cm2と不良であり、初期クリ
ーン度は862(個/ml)、一週間後のクリーン度は
1237(個/ml)と栓体2から多量の微粒子が浸出
していた。
【0054】比較例3 実施例3で使用したのと同じ栓体3(図3参照)を使用
して、洗浄・乾燥を行わずに、この栓体3の表面付着微
粒子の濃度、初期クリーン度、一週間後のクリーン度を
実施例1と同様にして測定した。それらの結果と、内容
液との接触部の材質、接触部の製造環境、および接触部
の洗浄・乾燥の有無を表1に示す。
【0055】表1に示したように、栓体3の表面付着微
粒子の数は1976個/cm2と不良であり、初期クリ
ーン度は481(個/ml)、一週間後のクリーン度は
1016(個/ml)と栓体3から多量の微粒子が浸出
していた。
【0056】比較例4 実施例4で使用したのと同じ栓体4(図4参照)を使用
して、洗浄・乾燥を行わずに、この栓体4の表面付着微
粒子の濃度、初期クリーン度、一週間後のクリーン度を
実施例1と同様にして測定した。それらの結果と、内容
液との接触部の材質、接触部の製造環境、および接触部
の洗浄・乾燥の有無を表1に示す。
【0057】表1に示したように、栓体4の表面付着微
粒子の数は3952個/cm2と不良であり、初期クリ
ーン度は2084(個/ml)、一週間後のクリーン度
は2615(個/ml)と栓体4から多量の微粒子が浸
出していた。
【0058】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の方
法により製造された高純度薬品容器用栓体を使用する
と、高純度液体薬品を高純度薬品用容器に貯蔵する際、
薬品への不純微粒子の浸出が少なく、薬品が汚染される
ことがなく、共洗いなどの手間がかからない。また高純
度薬品容器を製造した後にこの栓体を取り付けておけ
ば、高純度薬品容器は薬品が充填されるまでの間に、外
部環境からの二次汚染を防ぐことができ、高純度薬品容
器の口部を汚染することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する高純度薬品容器用栓体の実施
例を示す断面図である。
【図2】本発明を適用する高純度薬品容器用栓体の別の
実施例を示す断面図である。
【図3】本発明を適用する高純度薬品容器用栓体の別の
実施例を示す断面図である。
【図4】本発明を適用する高純度薬品容器用栓体の別の
実施例を示す断面図である。
【図5】本発明を適用する高純度薬品容器用栓体の製造
方法の実施例における栓体を洗浄する装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
1・2・3・4は栓体、5・7はキャップ、6は中栓、
8・12はパッキン、9は上部キャップ、10は下部キ
ャップ、11は薬品排出部、15は超純水、16はポン
プ、17はフィルタ、18は上部ノズル、19は下部ノ
ズル、20はコンベアである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−353409(JP,A) 特開 平4−330633(JP,A) 特開 平5−304068(JP,A) 特開 昭59−200649(JP,A) 実開 昭63−160498(JP,U) 実開 昭64−9644(JP,U) 実開 平2−23354(JP,U) 実開 平4−115154(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高純度液体薬品を貯蔵する容器の栓体を
    製造する方法において、少なくとも高純度液体薬品との
    接触部を、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂お
    よびフッ素樹脂の中から選ばれる少なくとも一種類を原
    料として成型した後、該接触部を25℃における電気電
    導率50μs/cm以下および比抵抗10MΩ・cm以
    上の純水で洗浄し、JIS B 9920に基づいて測
    定される空気清浄度がクラス6以下のクリーンオーブン
    中で乾燥することを特徴とする高純度薬品容器用栓体の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 JIS B 9920に基づいて測定さ
    れる空気清浄度がクラス7以下のクリーンルーム内で
    前記成型を実施する請求項1に記載の高純度薬品容器用
    栓体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ポリオレフィン系樹脂がポリエチレ
    ン、ポリプロピレン、ポリブチレンおよびこれらの共重
    合体の中から選ばれる少なくとも一種類、前記ポリエス
    テル樹脂がポリエチレンテレフタレートおよびポリブチ
    レンテレフタレートの中から選ばれる少なくとも一種
    類、前記フッ素樹脂が四フッ化エチレン、四フッ化エチ
    レン−パーフロロアルキルビニルエーテル共重合体、四
    フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体、四フッ
    化エチレン−エチレン共重合体、三フッ化塩化エチレ
    ン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニルおよび三
    フッ化塩化エチレン−エチレン共重合体の中から選ばれ
    る少なくとも一種類であることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の高純度薬品容器用栓体の製造方法。
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