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JP2913270B2 - 折板屋根の改修方法 - Google Patents
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JP2913270B2 - 折板屋根の改修方法 - Google Patents

折板屋根の改修方法

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JP2913270B2
JP2913270B2 JP35342895A JP35342895A JP2913270B2 JP 2913270 B2 JP2913270 B2 JP 2913270B2 JP 35342895 A JP35342895 A JP 35342895A JP 35342895 A JP35342895 A JP 35342895A JP 2913270 B2 JP2913270 B2 JP 2913270B2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属製波板を用いた折
板屋根の改修方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】工場、倉庫等に広く用
いられている折板屋根が、老朽化し改修する場合、従来
は次の2の方法が用いられている。
【0003】第1の方法は、既存の折板屋根を取り除
き、新たに折板屋根を葺くものである。この方法では、
一旦屋根を取り除くため、工事中に建物内部の工場等が
使用できない。また、屋根を取り除く費用、取り除いた
屋根板等の廃材の処理費用がかかる。
【0004】第2の方法は、既存の大梁上に短柱を建
て、屋根上に母屋を設置し、この上に新たな折板屋根を
葺くものである。この方法では、新たな短柱や母屋が、
構造部材となるので、その構造計算が必要であり、ま
た、この母屋等も高価なものとなる。さらに、短柱を建
てるには、建物内部での溶接作業等が必要であり、これ
により内部の工場等の使用が制限される。
【0005】そこで、本発明は、上記不都合を解消し、
建物内部の工場等を使用しながら実施することができ、
かつ、安価、手軽に実施することのできる改修方法を得
ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、山部からボル
ト及びナットが突出している既存折板屋根に使用される
改修方法であって、必要に応じて前記ボルトの全て又は
一部について先端部を除去し、あるいは除去せずそのま
まとし、ナットの全て又は一部について溶接を可能とす
るさび取り処理を行い、複数の孔を有する細長部材を用
意し、この孔を前記ボルト及びナットに緩く嵌合させ
て、前記ナット周囲の座金上に載せ、前記孔周囲と前記
さび取り処理をしたナットを溶接して、前記細長部材を
固定し、さらに、この細長部材上に、新たに取付け金具
を取付け、この取付け金具に新たな折板屋根材を取付け
て新たな折板屋根を葺くことを特徴とする折板屋根の改
修方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
の形態について具体的に説明する。
【0008】既存折板屋根10は、図1に示すように、
H型鋼よりなる母屋11上に、取付け金具12を取付
け、この上に金属製折板屋根材13を載せてなるもので
ある。取付け金具12の山部には、先端が尖ったボルト
14,…が設けられ、ここに折板13を押付け、ボルト
14,…を貫通させ、パッキン15、座金16を嵌め、
ナット17で締付けて、折板屋根材13を固定している
(図4参照)。この構成は、広く用いられているもので
ある。
【0009】本発明の改修方法では、初めに、図2に示
すように、ボルト14,…の先端部を除去する。図示の
実施の形態では、全てのボルト14,…について除去し
ている。この除去には、サンダー、カッター等、任意の
工具を使用することができる。
【0010】次に、ナット17,…のさび取り処理を行
い、溶接が可能となるようにする。図示の実施の形態で
は、全てのナット17,…についてこの処理をしてい
る。この処理には、ワイヤーブラシ等、任意の工具を使
用することができ、特にサンダーを用いると、ボルト除
去とさび取り処理を同時に行うことができる。
【0011】次に、図2に示すように、細長部材18を
用意し、これには、複数の孔19,…を形成しておく。
この孔19,…は、ボルト14,…、ナット17,…を
緩く嵌合させることができるように、大きさ、間隔が設
定されている。図3,4に示すように、孔19,…に、
ボルト14,…、ナット17,…を嵌合させ、この細長
部材18をナット17の下部周囲の座金16上に載せ、
孔19,…周囲とさび取り処理をしたナット17,…、
すなわちこの形態では全てのナットを溶接20,…し
て、細長部材18を固定する。
【0012】なお、細長部材18は、図示のものは平鋼
を用いているが、孔を形成し、溶接することができ、後
述の使用に耐える強度を有するものであれば、型鋼等、
任意の素材を用いて形成することができる。孔19,…
の大きさは、ナット17,…を緩く嵌合させることがで
きる、すなわち、既存折板屋根10が歪んでいても、こ
の嵌合が可能であるように十分大きく、かつ、孔19,
…の周囲が、座金16上に載せられ、ナットとの溶接が
容易に可能である程度に小さく、設定される。この細長
部材18の長さは任意であるが、1〜2メートル程度が
取り扱いに便利であり、また、この程度の長さであれ
ば、孔19,…全てを、歪んでいる既存折板屋根10の
ナット17,…に嵌合させることも容易である。固定し
た際、隣接する細長部材18間は、剛性を増大させるた
め溶接しても、あるいはそのまま放置してもよい。
【0013】こうして固定された細長部材18を、新た
な母屋として、図5に示すように、この上に、新たに取
付け金具21を取付け、この取付け金具21に新たな折
板屋根材22を取付けて新たな折板屋根23を形成し、
折板屋根の改修を終える。
【0014】この実施の形態では、新たな取付け金具2
1、折板屋根材22として、折板屋根材22を取付け金
具21に押込んで固定する形式のものを使用している
が、既存折板屋根10と同様の構成のものであっても、
あるいは他の構成であってもよいことはいうまでもな
い。
【0015】上記から解るように、本発明で、ボルトの
先端部を除去するのは、細長部材上に新たな取付け金具
を取付ける際に邪魔にならないようにするためである。
したがって、上記形態のように、全てのボルト先端部を
除去しておくと、新たな取付け金具を取付ける際に全く
自由に位置等を選ぶことができ、便利である。しかし、
新たな取付け金具の取付け位置、寸法が定まっていれば
取付けに邪魔になるボルトの先端部のみを除去するよう
にして作業量を減らすことができる。特に、新たな取付
け金具として、既存の取付け金具と同一ピッチのものを
使用すると、ボルト先端部の除去を、完全に省くことも
可能である。
【0016】上記形態では、全てのナットについてさび
取り処理を行い、全てのナットを溶接して、細長部材を
固定しているが、強度に余裕があれば、一部のナットの
みについてさび取り処理、溶接を行うようにすることも
できる。
【0017】
【発明の効果】本発明の改修方法は、上述のように、既
存の折板屋根をそのまま残して新たな折板屋根を形成す
るものであるので、既存折板屋根の撤去、廃棄の手間、
費用が節約され、簡単で、迅速、低コストのものとな
る。また、改修作業は、全て既存の折板屋根の上で行う
ので、改修作業中も建物を平常通りに使用することがで
きる。この改修方法により新たに建物に加わる重量は、
細長部材と新たな折板屋根のみであり、軽量であるの
で、別途の構造計算等は不要であり、簡易に実施するこ
とができる。さらに、この改修方法を実施すると、二重
屋根となるので、断熱性、遮音性が向上し、より快適な
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の改修方法を実施する前の既存折板屋根
を示す斜視図である。
【図2】本発明の改修方法を実施し、ボルト先端部を除
去し、さび取り処理を行い、細長部材を用意した状態を
示す斜視図である。
【図3】細長部材を固定した状態を示す斜視図である。
【図4】前図の、孔部分の拡大断面図である。
【図5】本発明の改修方法を実施し、完了した状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10…既存折板屋根、11…母屋、12…取付け金具、
13…折板屋根材、14…ボルト、15…パッキン、1
6…座金、17…ナット、18…細長部材、19…孔、
20…溶接、21…取付け金具、22…折板屋根材、2
3…折板屋根。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山部からボルト及びナットが突出してい
    る既存折板屋根に使用される改修方法であって、 必要に応じて前記ボルトの全て又は一部について先端部
    を除去し、あるいは除去せずそのままとし、 ナットの全て又は一部について溶接を可能とするさび取
    り処理を行い、 複数の孔を有する細長部材を用意し、この孔を前記ボル
    ト及びナットに緩く嵌合させて、前記ナット周囲の座金
    上に載せ、 前記孔周囲と前記さび取り処理をしたナットを溶接し
    て、前記細長部材を固定し、 さらに、この細長部材上に、新たに取付け金具を取付
    け、この取付け金具に新たな折板屋根材を取付けて新た
    な折板屋根を葺くことを特徴とする折板屋根の改修方
    法。
JP35342895A 1995-12-19 1995-12-19 折板屋根の改修方法 Expired - Fee Related JP2913270B2 (ja)

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