JP2920883B2 - 油圧アクチュエータ駆動回路 - Google Patents
油圧アクチュエータ駆動回路Info
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- Servomotors (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機などに備え
られる油圧アクチュエータを駆動制御する油圧アクチュ
エータ駆動回路に関する。
られる油圧アクチュエータを駆動制御する油圧アクチュ
エータ駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】飛行機のフラップまたはヘリコプタのブ
レードピッチ制御を油圧アクチュエータによって行う場
合は、高速応答性を重視するため、アクチュエータを急
激に変位させたり、アクチュエータに急激に大きな負荷
がかかったりすると、フィードバック制御が不安定にな
ってアクチュエータが発振しやすくなる。
レードピッチ制御を油圧アクチュエータによって行う場
合は、高速応答性を重視するため、アクチュエータを急
激に変位させたり、アクチュエータに急激に大きな負荷
がかかったりすると、フィードバック制御が不安定にな
ってアクチュエータが発振しやすくなる。
【0003】このような問題を解決するために、アクチ
ュエータの変位を電気的に検出し、この検出変位を微分
した値をフィードバックさせてダンピング効果を得る油
圧アクチュエータ駆動回路がある。しかしながらこのよ
うに電気的にダンピング効果を生じさせる場合にはコン
トローラが複雑になり、故障率が増加してしまうといっ
た問題が生じる。
ュエータの変位を電気的に検出し、この検出変位を微分
した値をフィードバックさせてダンピング効果を得る油
圧アクチュエータ駆動回路がある。しかしながらこのよ
うに電気的にダンピング効果を生じさせる場合にはコン
トローラが複雑になり、故障率が増加してしまうといっ
た問題が生じる。
【0004】このような電気的なダンピング機構を備え
る油圧アクチュエータ駆動回路に対して、機械的なダン
ピング機構を備える油圧アクチュエータ駆動回路が提案
されている。
る油圧アクチュエータ駆動回路に対して、機械的なダン
ピング機構を備える油圧アクチュエータ駆動回路が提案
されている。
【0005】図2は、機械的なダンピング機構を備える
従来の油圧アクチュエータ駆動回路1の構成を簡略化し
て示す模式図である。油圧アクチュエータ駆動回路1
は、油圧アクチュエータ3とこのアクチュエータ3を制
御信号に応じて制御する電油圧サーボ弁2とから構成さ
れる。アクチュエータ3は、シリンダ17と、このシリ
ンダ17に嵌挿されるピストン18とを有し、電油圧サ
ーボ弁2は、アクチュエータ3のピストン18の左右に
設けられる第1および第2油室21,22内の作動油の
圧力を制御することによって、アクチュエータ3を制御
する。アクチュエータ3のピストンロッド19には、ヘ
リコプタの回転翼などの負荷20が作用する。
従来の油圧アクチュエータ駆動回路1の構成を簡略化し
て示す模式図である。油圧アクチュエータ駆動回路1
は、油圧アクチュエータ3とこのアクチュエータ3を制
御信号に応じて制御する電油圧サーボ弁2とから構成さ
れる。アクチュエータ3は、シリンダ17と、このシリ
ンダ17に嵌挿されるピストン18とを有し、電油圧サ
ーボ弁2は、アクチュエータ3のピストン18の左右に
設けられる第1および第2油室21,22内の作動油の
圧力を制御することによって、アクチュエータ3を制御
する。アクチュエータ3のピストンロッド19には、ヘ
リコプタの回転翼などの負荷20が作用する。
【0006】電油圧サーボ弁2は、アクチュエータ3に
給排される作動油を制御するサーボバルブ38を有し、
このサーボバルブ38は、スリーブ29と、このスリー
ブ29内に嵌挿されるスプール4とを有し、このサーボ
バルブ38は、前記スプール4の図2における左方側の
一端面5に臨む第1油室7および他端面6に臨む第2油
室8の圧力差が、サーボバルブ制御装置10によって制
御されて、スプール4が変位する。このようなサーボバ
ルブ38は、アクチュエータ3の第1油室21に第1管
路23を介して連通する第1ポート39、およびアクチ
ュエータ3の第2油室22に第2管路24を介して連通
する第2ポート40を有し、これらの一対のポートのう
ち、いずれか一方から電油圧サーボ弁2の圧力供給ポー
ト9から供給された作動油を供給し、他方のポートから
アクチュエータ3のシリンダ17が排出する作動油を回
収し、電油圧サーボ弁2の排出ポート34から排出させ
る。
給排される作動油を制御するサーボバルブ38を有し、
このサーボバルブ38は、スリーブ29と、このスリー
ブ29内に嵌挿されるスプール4とを有し、このサーボ
バルブ38は、前記スプール4の図2における左方側の
一端面5に臨む第1油室7および他端面6に臨む第2油
室8の圧力差が、サーボバルブ制御装置10によって制
御されて、スプール4が変位する。このようなサーボバ
ルブ38は、アクチュエータ3の第1油室21に第1管
路23を介して連通する第1ポート39、およびアクチ
ュエータ3の第2油室22に第2管路24を介して連通
する第2ポート40を有し、これらの一対のポートのう
ち、いずれか一方から電油圧サーボ弁2の圧力供給ポー
ト9から供給された作動油を供給し、他方のポートから
アクチュエータ3のシリンダ17が排出する作動油を回
収し、電油圧サーボ弁2の排出ポート34から排出させ
る。
【0007】圧力供給ポート9からは圧力供給管路14
を介してサーボバルブ38に作動油が供給され、また圧
力供給ポート9からの管路は、第1および第2圧力制御
管路15,16に分岐される。これらの第1および第2
圧力制御管路15,16は、それぞれさらに分岐され、
各一端は互いに対向するノズル12,13を形成し、各
他端はそれぞれサーボバルブ38の第1油室7および第
2油室8に接続される。第1および第2圧力制御管路1
5,16の各ノズル12,13の間には、サーボバルブ
制御装置10のノズルフラッパ11が介在し、このノズ
ルフラッパ11は、図2の左右に傾動可能に設けられ
る。圧力供給ポート9から各第1および第2圧力制御管
路15,16に供給され、各オリフィス41,42によ
って流量が制限された作動油は、各ノズル12,13か
らノズルフラッパ11の先端部に向けて噴射され、この
ノズルフラッパ11が図2に示されるように中立位置に
ある場合には、各ノズル12,13による圧力損失が等
しくなるため、サーボバルブ38の第1油室7および第
2油室8の圧力が等しくなり、スプール4は静止状態と
なる。
を介してサーボバルブ38に作動油が供給され、また圧
力供給ポート9からの管路は、第1および第2圧力制御
管路15,16に分岐される。これらの第1および第2
圧力制御管路15,16は、それぞれさらに分岐され、
各一端は互いに対向するノズル12,13を形成し、各
他端はそれぞれサーボバルブ38の第1油室7および第
2油室8に接続される。第1および第2圧力制御管路1
5,16の各ノズル12,13の間には、サーボバルブ
制御装置10のノズルフラッパ11が介在し、このノズ
ルフラッパ11は、図2の左右に傾動可能に設けられ
る。圧力供給ポート9から各第1および第2圧力制御管
路15,16に供給され、各オリフィス41,42によ
って流量が制限された作動油は、各ノズル12,13か
らノズルフラッパ11の先端部に向けて噴射され、この
ノズルフラッパ11が図2に示されるように中立位置に
ある場合には、各ノズル12,13による圧力損失が等
しくなるため、サーボバルブ38の第1油室7および第
2油室8の圧力が等しくなり、スプール4は静止状態と
なる。
【0008】前記ノズルフラッパ11が右方に傾動する
と、ノズル13からの圧力損失が増加し、サーボバルブ
38の第2油室8の圧力が第1油室7の圧力に対して相
対的に高くなり、これによってサーボバルブ38のスプ
ール4は図2における左方に変位する。スプール4が左
方に変位すると、圧力供給管路14と第1管路23とが
連通し、第2管路24と排出ポート34とが連通するの
で、圧力供給ポート9からの作動油が油圧アクチュエー
タ3の第1油室21に供給され、第2油室22の作動油
は第2管路24を介して排出ポート34に排出される。
これによってアクチュエータ3のピストン18は右方に
変位する。
と、ノズル13からの圧力損失が増加し、サーボバルブ
38の第2油室8の圧力が第1油室7の圧力に対して相
対的に高くなり、これによってサーボバルブ38のスプ
ール4は図2における左方に変位する。スプール4が左
方に変位すると、圧力供給管路14と第1管路23とが
連通し、第2管路24と排出ポート34とが連通するの
で、圧力供給ポート9からの作動油が油圧アクチュエー
タ3の第1油室21に供給され、第2油室22の作動油
は第2管路24を介して排出ポート34に排出される。
これによってアクチュエータ3のピストン18は右方に
変位する。
【0009】これとは逆に、ノズルフラッパ11が左方
に傾動すると、サーボバルブ38のスプール4は右方に
変位し、圧力供給ポート9とアクチュエータ3の第2油
室22が連通し、第1油室21と排出ポート34とが連
通してアクチュエータ3のピストン18は左方に変位す
る。このようにしてサーボバルブ制御装置10は、制御
信号に応じてノズルフラッパ11を傾動させることによ
って、アクチュエータ3のピストン18の変位を制御す
ることができる。
に傾動すると、サーボバルブ38のスプール4は右方に
変位し、圧力供給ポート9とアクチュエータ3の第2油
室22が連通し、第1油室21と排出ポート34とが連
通してアクチュエータ3のピストン18は左方に変位す
る。このようにしてサーボバルブ制御装置10は、制御
信号に応じてノズルフラッパ11を傾動させることによ
って、アクチュエータ3のピストン18の変位を制御す
ることができる。
【0010】このような油圧アクチュエータ駆動回路1
の第1管路23と第2管路24との間には、圧力検出シ
リンダ25およびバイパスバルブ26とから構成される
ダンピング機構が介在される。圧力検出シリンダ25
は、シリンダ43内にピストン27が変位自在に嵌挿さ
れ、このピストン27の図2における左方側の一端側に
は、第1管路23に接続される第1油室45が形成さ
れ、ピストン27の他端側には第2油室46が形成され
る。各第1および第2油室45,46内には、それぞれ
圧縮ばね36が介在され、ピストン27は中立位置に復
元するように弾性支持される。
の第1管路23と第2管路24との間には、圧力検出シ
リンダ25およびバイパスバルブ26とから構成される
ダンピング機構が介在される。圧力検出シリンダ25
は、シリンダ43内にピストン27が変位自在に嵌挿さ
れ、このピストン27の図2における左方側の一端側に
は、第1管路23に接続される第1油室45が形成さ
れ、ピストン27の他端側には第2油室46が形成され
る。各第1および第2油室45,46内には、それぞれ
圧縮ばね36が介在され、ピストン27は中立位置に復
元するように弾性支持される。
【0011】バイパスピストン26は、スリーブ30内
に変位自在にスプール28が嵌挿され、このスプール2
8の一端側には、第2管路24に接続される第1油室3
1が形成され、スプール28の他端側には第2油室32
が形成され、この第2油室32は、連結管路47を介し
て圧力検出シリンダ25の第2油室46に接続される。
各第1および第2油室31,32内には、それぞれ圧縮
ばね37が介在され、これによってスプール28は中立
位置に復元するように弾性支持される。このバイパスバ
ルブ26は、第1管路23に第1連結管路44を介して
接続され、第2管路24に第2連結管路35を介して連
結される。
に変位自在にスプール28が嵌挿され、このスプール2
8の一端側には、第2管路24に接続される第1油室3
1が形成され、スプール28の他端側には第2油室32
が形成され、この第2油室32は、連結管路47を介し
て圧力検出シリンダ25の第2油室46に接続される。
各第1および第2油室31,32内には、それぞれ圧縮
ばね37が介在され、これによってスプール28は中立
位置に復元するように弾性支持される。このバイパスバ
ルブ26は、第1管路23に第1連結管路44を介して
接続され、第2管路24に第2連結管路35を介して連
結される。
【0012】したがって、アクチュエータ3のピストン
18が左方へ変位しているときに、制御信号を切換えて
ピストン18を急激に右方に変位させた場合には、今ま
で排出ポート34に排出されていた第1管路23に、逆
に作動油が供給されるので、アクチュエータ3の第1油
室21内の作動油の圧力が急激に上昇する。またアクチ
ュエータ3のピストン18が右方に変位しているとき
に、ピストンロッド19に、その変位を妨げる向きに急
激に負荷が作用した場合にもアクチュエータ3の第1油
室21内の作動油の圧力が急激に上昇し、アクチュエー
タ3の第1油室21内の作動油の圧力は図3(a)に示
されるように急激にステップ状に上昇し、これとともに
第2油室22の作動油の圧力は図3(b)に示されるよ
うに急激に圧力が低下する。このように第1油室21内
の作動油の圧力が急激に上昇すると、圧力検出シリンダ
25のピストン27が圧縮ばね36のばね力に抗して右
方に変位し、この圧力検出シリンダ25の第2油室46
内の作動油が連結管路47を介してバイパスバルブ26
の第2油室32に流入する。圧力検出シリンダ25から
連結管路47に排出される作動油の一部は、固定オリフ
ィス33を介して第2管路24に逃げるので、バイパス
バルブ26の第2油室32内の作動油の圧力は、図3
(c)に示されるように、ステップ状の圧力の変化が微
分され、ピーク圧が抑制された緩やかな山形の圧力変化
となる。また、圧力検出シリンダ25の第1油室31内
の作動油の圧力は、アクチュエータ3の第2油室22内
の作動油の圧力とほぼ等しく、上述の図3(b)とほぼ
同様な圧力変化となる。したがって、バイパスバルブ2
6のスプール28は左方に変位し、第1連結管路44と
第2連結管路35とが連通し、これによってアクチュエ
ータ3の第1油室21内の作動油が第1管路23、第1
連結管路44、第2連結管路35および第2管路24を
介してアクチュエータ3の第2油室22に流入する。
18が左方へ変位しているときに、制御信号を切換えて
ピストン18を急激に右方に変位させた場合には、今ま
で排出ポート34に排出されていた第1管路23に、逆
に作動油が供給されるので、アクチュエータ3の第1油
室21内の作動油の圧力が急激に上昇する。またアクチ
ュエータ3のピストン18が右方に変位しているとき
に、ピストンロッド19に、その変位を妨げる向きに急
激に負荷が作用した場合にもアクチュエータ3の第1油
室21内の作動油の圧力が急激に上昇し、アクチュエー
タ3の第1油室21内の作動油の圧力は図3(a)に示
されるように急激にステップ状に上昇し、これとともに
第2油室22の作動油の圧力は図3(b)に示されるよ
うに急激に圧力が低下する。このように第1油室21内
の作動油の圧力が急激に上昇すると、圧力検出シリンダ
25のピストン27が圧縮ばね36のばね力に抗して右
方に変位し、この圧力検出シリンダ25の第2油室46
内の作動油が連結管路47を介してバイパスバルブ26
の第2油室32に流入する。圧力検出シリンダ25から
連結管路47に排出される作動油の一部は、固定オリフ
ィス33を介して第2管路24に逃げるので、バイパス
バルブ26の第2油室32内の作動油の圧力は、図3
(c)に示されるように、ステップ状の圧力の変化が微
分され、ピーク圧が抑制された緩やかな山形の圧力変化
となる。また、圧力検出シリンダ25の第1油室31内
の作動油の圧力は、アクチュエータ3の第2油室22内
の作動油の圧力とほぼ等しく、上述の図3(b)とほぼ
同様な圧力変化となる。したがって、バイパスバルブ2
6のスプール28は左方に変位し、第1連結管路44と
第2連結管路35とが連通し、これによってアクチュエ
ータ3の第1油室21内の作動油が第1管路23、第1
連結管路44、第2連結管路35および第2管路24を
介してアクチュエータ3の第2油室22に流入する。
【0013】バイパスバルブ26の第1油室31内の作
動油と第2油室32内の作動油とは、固定オリフィス3
3を介して連通しているので、時間とともに第1油室3
1と第2油室32内の作動油の圧力差が小さくなり、こ
れに加えて圧縮ばね37のばね力によってスプール28
はやがて中立位置に復元し、第1連結管路44と第2連
結管路35との連通が遮断される。したがって第2連結
管路35内の圧力変化は、図3(d)に示されるように
なる。
動油と第2油室32内の作動油とは、固定オリフィス3
3を介して連通しているので、時間とともに第1油室3
1と第2油室32内の作動油の圧力差が小さくなり、こ
れに加えて圧縮ばね37のばね力によってスプール28
はやがて中立位置に復元し、第1連結管路44と第2連
結管路35との連通が遮断される。したがって第2連結
管路35内の圧力変化は、図3(d)に示されるように
なる。
【0014】このようにアクチュエータ3の第1油室2
1内の作動油の圧力が図3(a)に示されるように急激
に上昇すると、圧力検出シリンダ25およびバイパスバ
ルブ26を介してアクチュエータ3の第2油室22に流
入して第1油室21と第2油室22との急激な圧力差が
緩和されてダンピング効果が得られる。
1内の作動油の圧力が図3(a)に示されるように急激
に上昇すると、圧力検出シリンダ25およびバイパスバ
ルブ26を介してアクチュエータ3の第2油室22に流
入して第1油室21と第2油室22との急激な圧力差が
緩和されてダンピング効果が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の機械
的なダンピング機構を備える油圧アクチュエータ駆動回
路1では、アクチュエータ3の第1油室21と第2油室
22との圧力差が急激に上昇すると、圧力検出シリンダ
25およびバイパスバルブ26を介してアクチュエータ
3の第1油圧21と第2油圧22とを連通させてピーク
圧を抑制してダンピング効果を与える構成となっている
ので、たとえば汚染物質などがバイパスバルブ26のス
プール28に付着し、スプール28が変位した状態で固
着するなどダンピング機構が故障した場合には、第1連
結管路44と第2連結管路35とが常に連通した状態、
すなわちアクチュエータ3の第1油室21と第2油室2
2とが常に連通した状態となり、これによってアクチュ
エータ3が制御不能になるといった問題が生じる。
的なダンピング機構を備える油圧アクチュエータ駆動回
路1では、アクチュエータ3の第1油室21と第2油室
22との圧力差が急激に上昇すると、圧力検出シリンダ
25およびバイパスバルブ26を介してアクチュエータ
3の第1油圧21と第2油圧22とを連通させてピーク
圧を抑制してダンピング効果を与える構成となっている
ので、たとえば汚染物質などがバイパスバルブ26のス
プール28に付着し、スプール28が変位した状態で固
着するなどダンピング機構が故障した場合には、第1連
結管路44と第2連結管路35とが常に連通した状態、
すなわちアクチュエータ3の第1油室21と第2油室2
2とが常に連通した状態となり、これによってアクチュ
エータ3が制御不能になるといった問題が生じる。
【0016】またダンピング効果は、固定オリフィス3
3を通過する作動油に依存するので、作動油内の汚染物
質やエアの混入によってダンピング効果にばらつきが生
じるといった問題を有する。このように従来の油圧アク
チュエータ駆動回路1では、ダンピング機構の故障や作
動油のエアの混入に対して、信頼性が低くなる。
3を通過する作動油に依存するので、作動油内の汚染物
質やエアの混入によってダンピング効果にばらつきが生
じるといった問題を有する。このように従来の油圧アク
チュエータ駆動回路1では、ダンピング機構の故障や作
動油のエアの混入に対して、信頼性が低くなる。
【0017】本発明の目的は、故障やエアの混入に対し
て、信頼性の高いダンピング機構を備える油圧アクチュ
エータ駆動回路を提供することである。
て、信頼性の高いダンピング機構を備える油圧アクチュ
エータ駆動回路を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダと、
このシリンダ内の圧力差に応じて変位するピストンとか
ら成る油圧アクチュエータと、スプールと、このスプー
ルの一端面に臨む第1油室と、スプールの他端面に臨む
第2油室とを有し、制御信号に応じて第1油室と第2油
室との圧力差を制御してスプールを変位させて、一対の
ポートのうち、一方のポートから作動油をシリンダに供
給し、他方のポートからシリンダが排出する作動油を回
収するサーボバルブと、シリンダの圧力差に応じて変位
し、中立位置に復元するように弾性支持される検出ピス
トンを有する圧力検出手段と、前記第1油室と第2油室
とに連通する管路の途中に介在され、検出ピストンと連
動し、第1油室と第2油室との圧力差を減少させる方向
に、スプールを変位させる帰還ピストンを有する圧力帰
還手段とを備えることを特徴とする油圧アクチュエータ
駆動回路である。本発明に従えば、油圧アクチュエータ
を制御するサーボバルブのスプールは第1油室と第2油
室との圧力差によって制御される。すなわち、制御信号
に応じて第1油室の圧力を上げることによってスプール
は第2油室側に変位し、このようにしてスプールが変位
すると、サーボバルブの一対のポートのうち、一方のポ
ートから作動油をシリンダに供給し、他方のポートか
ら、シリンダが排出する作動油を回収する。これによっ
て油圧アクチュエータのシリンダ内に圧力差が生じ、こ
の圧力差に応じて油圧アクチュエータのピストンは変位
する。このようにしてサーボバルブは制御信号に応じて
油圧アクチュエータのピストンを変位させて制御する。
このような油圧アクチュエータ駆動回路には、シリンダ
の圧力差に応じて変位する圧力検出手段と、第1油室と
第2油室との圧力差を減少させる方向にスプールを変位
させる圧力帰還手段とが備えられる。したがって、たと
えば油圧アクチュエータのピストンが一方に変位してい
るときに、サーボバルブのスプールの変位方向を切換え
て油圧アクチュエータのピストンを急激に他方に変位さ
せたり、または油圧アクチュエータの変位するピストン
に、その変位を妨げる向きに急激に負荷がかかるなどし
て油圧アクチュエータのシリンダ内の圧力差が急激に大
きくなった場合には、圧力検出手段の検出ピストンが弾
性力に抗して変位する。検出ピストンが変位すると、こ
の検出ピストンに連動する圧力帰還手段によって、第1
油室と第2油室との圧力差が減少する方向にスプールを
変位させる。このようにスプールが変位すると、シリン
ダに供給される作動油が減少し、これによってシリンダ
内の圧力差が減少する。すなわちシリンダ内の急激な圧
力差が抑制され、ダンピング効果が得られることとな
り、これによって油圧アクチュエータの制御の安定性が
補償される。このような圧力検出手段および帰還手段か
ら構成される本発明のダンピング機構は、シリンダ内の
急激な圧力差をサーボバルブに帰還させてダンピング効
果を生じさせる構成となっているので、たとえば検出ピ
ストンまたは帰還ピストンが固着するなどダンピング機
構が故障したとしても、ダンピング効果が得られなくな
るだけであり、前述の従来の技術のように油圧アクチュ
エータが制御不能になるといった問題が防がれる。ま
た、本発明のダンピング機構は、従来の技術のように固
定オリフィスを介してダンピング効果を得る構成ではな
いので、作動油内の汚染物質、またはエアの混入など作
動油の状態によってダンピング効果にばらつきが生じる
といった問題が生じず、エアの混入などに対して信頼性
が向上される。
このシリンダ内の圧力差に応じて変位するピストンとか
ら成る油圧アクチュエータと、スプールと、このスプー
ルの一端面に臨む第1油室と、スプールの他端面に臨む
第2油室とを有し、制御信号に応じて第1油室と第2油
室との圧力差を制御してスプールを変位させて、一対の
ポートのうち、一方のポートから作動油をシリンダに供
給し、他方のポートからシリンダが排出する作動油を回
収するサーボバルブと、シリンダの圧力差に応じて変位
し、中立位置に復元するように弾性支持される検出ピス
トンを有する圧力検出手段と、前記第1油室と第2油室
とに連通する管路の途中に介在され、検出ピストンと連
動し、第1油室と第2油室との圧力差を減少させる方向
に、スプールを変位させる帰還ピストンを有する圧力帰
還手段とを備えることを特徴とする油圧アクチュエータ
駆動回路である。本発明に従えば、油圧アクチュエータ
を制御するサーボバルブのスプールは第1油室と第2油
室との圧力差によって制御される。すなわち、制御信号
に応じて第1油室の圧力を上げることによってスプール
は第2油室側に変位し、このようにしてスプールが変位
すると、サーボバルブの一対のポートのうち、一方のポ
ートから作動油をシリンダに供給し、他方のポートか
ら、シリンダが排出する作動油を回収する。これによっ
て油圧アクチュエータのシリンダ内に圧力差が生じ、こ
の圧力差に応じて油圧アクチュエータのピストンは変位
する。このようにしてサーボバルブは制御信号に応じて
油圧アクチュエータのピストンを変位させて制御する。
このような油圧アクチュエータ駆動回路には、シリンダ
の圧力差に応じて変位する圧力検出手段と、第1油室と
第2油室との圧力差を減少させる方向にスプールを変位
させる圧力帰還手段とが備えられる。したがって、たと
えば油圧アクチュエータのピストンが一方に変位してい
るときに、サーボバルブのスプールの変位方向を切換え
て油圧アクチュエータのピストンを急激に他方に変位さ
せたり、または油圧アクチュエータの変位するピストン
に、その変位を妨げる向きに急激に負荷がかかるなどし
て油圧アクチュエータのシリンダ内の圧力差が急激に大
きくなった場合には、圧力検出手段の検出ピストンが弾
性力に抗して変位する。検出ピストンが変位すると、こ
の検出ピストンに連動する圧力帰還手段によって、第1
油室と第2油室との圧力差が減少する方向にスプールを
変位させる。このようにスプールが変位すると、シリン
ダに供給される作動油が減少し、これによってシリンダ
内の圧力差が減少する。すなわちシリンダ内の急激な圧
力差が抑制され、ダンピング効果が得られることとな
り、これによって油圧アクチュエータの制御の安定性が
補償される。このような圧力検出手段および帰還手段か
ら構成される本発明のダンピング機構は、シリンダ内の
急激な圧力差をサーボバルブに帰還させてダンピング効
果を生じさせる構成となっているので、たとえば検出ピ
ストンまたは帰還ピストンが固着するなどダンピング機
構が故障したとしても、ダンピング効果が得られなくな
るだけであり、前述の従来の技術のように油圧アクチュ
エータが制御不能になるといった問題が防がれる。ま
た、本発明のダンピング機構は、従来の技術のように固
定オリフィスを介してダンピング効果を得る構成ではな
いので、作動油内の汚染物質、またはエアの混入など作
動油の状態によってダンピング効果にばらつきが生じる
といった問題が生じず、エアの混入などに対して信頼性
が向上される。
【0019】また本発明は、前記油圧アクチュエータの
ピストンの変位量を検出する変位検出センサと、変位検
出センサの検出出力を制御信号にフィードバックするフ
ィードバック回路とを備えることを特徴とする。本発明
に従えば、ピストンの変位量は変位検出センサによって
検出され、この検出出力は制御信号にフィードバックさ
れるので、アクチュエータのシリンダの変位を高精度に
制御することができる。
ピストンの変位量を検出する変位検出センサと、変位検
出センサの検出出力を制御信号にフィードバックするフ
ィードバック回路とを備えることを特徴とする。本発明
に従えば、ピストンの変位量は変位検出センサによって
検出され、この検出出力は制御信号にフィードバックさ
れるので、アクチュエータのシリンダの変位を高精度に
制御することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある油圧アクチュエータ駆動回路60の構成を示す模式
図である。油圧アクチュエータ駆動回路60は、油圧ア
クチュエータ62と、このアクチュエータ62を制御信
号に応じて制御する電油圧サーボ弁61とから構成され
る。電油圧サーボ弁61は、サーボバルブ63と制御信
号に応じてこのサーボバルブ63を制御するサーボバル
ブ制御装置72とを有し、サーボバルブ63はスリーブ
59とこのスリーブ59に変位自在に嵌挿されるスプー
ル66とを有し、このスプール66の図1における左方
側の一端面67に臨んで第1油室68が形成され、スプ
ール66の図1の紙面における右方側の他端面69に臨
んで第2油室70が形成される。
ある油圧アクチュエータ駆動回路60の構成を示す模式
図である。油圧アクチュエータ駆動回路60は、油圧ア
クチュエータ62と、このアクチュエータ62を制御信
号に応じて制御する電油圧サーボ弁61とから構成され
る。電油圧サーボ弁61は、サーボバルブ63と制御信
号に応じてこのサーボバルブ63を制御するサーボバル
ブ制御装置72とを有し、サーボバルブ63はスリーブ
59とこのスリーブ59に変位自在に嵌挿されるスプー
ル66とを有し、このスプール66の図1における左方
側の一端面67に臨んで第1油室68が形成され、スプ
ール66の図1の紙面における右方側の他端面69に臨
んで第2油室70が形成される。
【0021】アクチュエータ62は、シリンダ73と、
図1の紙面における左右方向に変位自在にシリンダ73
に嵌挿されるピストン74とを有し、ピストン74の左
方には、アクチュエータ62の第1油室75が形成さ
れ、右方にはアクチュエータ62の第2油室76が形成
される。アクチュエータ62のピストン74にはピスト
ンロッド79が連結され、このピストンロッド79の先
端部にたとえばヘリコプタの回転翼または飛行機のフラ
ップなどの負荷80が作用する。
図1の紙面における左右方向に変位自在にシリンダ73
に嵌挿されるピストン74とを有し、ピストン74の左
方には、アクチュエータ62の第1油室75が形成さ
れ、右方にはアクチュエータ62の第2油室76が形成
される。アクチュエータ62のピストン74にはピスト
ンロッド79が連結され、このピストンロッド79の先
端部にたとえばヘリコプタの回転翼または飛行機のフラ
ップなどの負荷80が作用する。
【0022】サーボバルブ63は第1ポート91および
第2ポート92を有し、この第1ポート91は第1管路
77を介してアクチュエータ62の第1油室75に接続
され、第2ポート92は第2管路78を介してアクチュ
エータ62の第2油室76に接続される。サーボバルブ
63には、電油圧サーボ弁61の圧力供給ポート64か
ら圧力供給管路65を介して作動油が供給され、第1お
よび第2ポート91,92のうちの一方のポートから作
動油をアクチュエータ62のシリンダ73に供給し、他
方のポートからシリンダ73が排出する作動油を回収し
て電油圧サーボ弁61の排出ポート71から排出する。
圧力供給ポート64からは第1圧力制御管路84および
第2圧力制御管路85が分岐し、これらの第1および第
2圧力制御管路84,85はそれぞれさらに分岐し、一
方端は互いに対向するノズル86,87を形成し、他方
端はサーボバルブ63の第1油室68および第2油室7
0にそれぞれ接続される。サーボバルブ制御装置72
は、前記ノズル86,87間に介在され、左右に傾動可
能なノズルフラッパ90を有する。圧力供給ポート64
から第1圧力制御管路84および第2圧力制御管路85
を介して供給される作動油は、それぞれオリフィス8
8,89によって流量が制限され、ノズル86,87か
らノズルフラッパ90に向けて作動油が噴射される。サ
ーボバルブ制御装置72は、前述の従来の技術のサーボ
バルブ制御装置10と同様に、制御信号に応じてノズル
フラッパ90を左右に傾動させることによって、サーボ
バルブ63の第1油室68と第2油室70との圧力差を
制御して、スプール66を変位させる。
第2ポート92を有し、この第1ポート91は第1管路
77を介してアクチュエータ62の第1油室75に接続
され、第2ポート92は第2管路78を介してアクチュ
エータ62の第2油室76に接続される。サーボバルブ
63には、電油圧サーボ弁61の圧力供給ポート64か
ら圧力供給管路65を介して作動油が供給され、第1お
よび第2ポート91,92のうちの一方のポートから作
動油をアクチュエータ62のシリンダ73に供給し、他
方のポートからシリンダ73が排出する作動油を回収し
て電油圧サーボ弁61の排出ポート71から排出する。
圧力供給ポート64からは第1圧力制御管路84および
第2圧力制御管路85が分岐し、これらの第1および第
2圧力制御管路84,85はそれぞれさらに分岐し、一
方端は互いに対向するノズル86,87を形成し、他方
端はサーボバルブ63の第1油室68および第2油室7
0にそれぞれ接続される。サーボバルブ制御装置72
は、前記ノズル86,87間に介在され、左右に傾動可
能なノズルフラッパ90を有する。圧力供給ポート64
から第1圧力制御管路84および第2圧力制御管路85
を介して供給される作動油は、それぞれオリフィス8
8,89によって流量が制限され、ノズル86,87か
らノズルフラッパ90に向けて作動油が噴射される。サ
ーボバルブ制御装置72は、前述の従来の技術のサーボ
バルブ制御装置10と同様に、制御信号に応じてノズル
フラッパ90を左右に傾動させることによって、サーボ
バルブ63の第1油室68と第2油室70との圧力差を
制御して、スプール66を変位させる。
【0023】たとえばノズルフラッパ90を左方に傾動
させると、サーボバルブ63の第1油室68の圧力が高
くなり、スプール66は右方へ移動し、これによって圧
力供給管路65と第2管路78とが連通し、第1管路7
7と排出ポート71とが連通してアクチュエータ62の
ピストン74は左方へ移動する。また逆にノズルフラッ
パ90を右方へ傾動させると、サーボバルブ63の第2
油室70の圧力が高くなり、スプール66が左方へ移動
し、これによって圧力供給管路65と第1管路77とが
連通し、第2管路78と排出ポート71とが連通してア
クチュエータ62のピストン74は右方へ移動する。こ
のようにして制御信号に応じてアクチュエータ62は電
油圧サーボ弁61によって制御される。
させると、サーボバルブ63の第1油室68の圧力が高
くなり、スプール66は右方へ移動し、これによって圧
力供給管路65と第2管路78とが連通し、第1管路7
7と排出ポート71とが連通してアクチュエータ62の
ピストン74は左方へ移動する。また逆にノズルフラッ
パ90を右方へ傾動させると、サーボバルブ63の第2
油室70の圧力が高くなり、スプール66が左方へ移動
し、これによって圧力供給管路65と第1管路77とが
連通し、第2管路78と排出ポート71とが連通してア
クチュエータ62のピストン74は右方へ移動する。こ
のようにして制御信号に応じてアクチュエータ62は電
油圧サーボ弁61によって制御される。
【0024】このような油圧アクチュエータ駆動回路6
0には、圧力検出装置93および圧力帰還装置94から
成るダンピング機構が備えられる。圧力検出装置93
は、第1管路77と第2管路78との間に介在され、シ
リンダ95と、このシリンダ95に図1における左右に
変位自在に嵌挿される検出ピストン96とを有する。検
出ピストン96の左方には圧力検出装置93の第1油室
97が形成され、検出ピストン96の右方には圧力検出
装置93の第2油室98が形成され、第1油室97は、
第1連結管路100を介して第1管路77に接続され、
第2油室98は、第2連結管路101を介して第2管路
78に接続される。第1および第2油室97,98に
は、それぞれ圧縮ばね99が介在され、これによって検
出ピストン96は中立位置に復元するように弾性支持さ
れる。
0には、圧力検出装置93および圧力帰還装置94から
成るダンピング機構が備えられる。圧力検出装置93
は、第1管路77と第2管路78との間に介在され、シ
リンダ95と、このシリンダ95に図1における左右に
変位自在に嵌挿される検出ピストン96とを有する。検
出ピストン96の左方には圧力検出装置93の第1油室
97が形成され、検出ピストン96の右方には圧力検出
装置93の第2油室98が形成され、第1油室97は、
第1連結管路100を介して第1管路77に接続され、
第2油室98は、第2連結管路101を介して第2管路
78に接続される。第1および第2油室97,98に
は、それぞれ圧縮ばね99が介在され、これによって検
出ピストン96は中立位置に復元するように弾性支持さ
れる。
【0025】圧力帰還装置94は、シリンダ103とこ
のシリンダ103に左右に変位自在に嵌挿される帰還ピ
ストン104とを有し、この帰還ピストン104は圧力
検出装置93の検出ピストン96に連結ピストンロッド
102を介して連結される。帰還ピストン104は、圧
力検出装置93からの連結ピストンロッド102が連結
される側、すなわち図1おける左方側に圧力帰還装置9
4の第1油室105が形成され、帰還ピストン104の
右方側に圧力帰還装置94の第2油室106が形成され
る。この第2油室106は第1帰還管路107を介して
サーボバルブ63の第1油室68に接続され、圧力帰還
装置94の第1油室105は第2帰還管路108を介し
てサーボバルブ63の第2油室70に接続される。
のシリンダ103に左右に変位自在に嵌挿される帰還ピ
ストン104とを有し、この帰還ピストン104は圧力
検出装置93の検出ピストン96に連結ピストンロッド
102を介して連結される。帰還ピストン104は、圧
力検出装置93からの連結ピストンロッド102が連結
される側、すなわち図1おける左方側に圧力帰還装置9
4の第1油室105が形成され、帰還ピストン104の
右方側に圧力帰還装置94の第2油室106が形成され
る。この第2油室106は第1帰還管路107を介して
サーボバルブ63の第1油室68に接続され、圧力帰還
装置94の第1油室105は第2帰還管路108を介し
てサーボバルブ63の第2油室70に接続される。
【0026】サーボバルブ63のスプール66を変位さ
せてアクチュエータ62の第1油室75と第2油室76
との圧力差を制御してアクチュエータ62のピストン7
4の変位を制御する場合には、通常第1油室75と第2
油室76との圧力差があまり大きくないので、圧力検出
装置93の検出ピストン96は、圧縮ばね99のばね力
によって中立位置に停止している。
せてアクチュエータ62の第1油室75と第2油室76
との圧力差を制御してアクチュエータ62のピストン7
4の変位を制御する場合には、通常第1油室75と第2
油室76との圧力差があまり大きくないので、圧力検出
装置93の検出ピストン96は、圧縮ばね99のばね力
によって中立位置に停止している。
【0027】これに対して、サーボバルブ63のスプー
ル66が右方に変位してアクチュエータ62のピストン
74が左方へ変位しているときに、サーボバルブ63の
スプール66の変位方向を急激に切換えてスプール66
を左方に変位させてアクチュエータ62のピストン74
が急激に右方に変位したとき、またはスプール66を左
方に変位させてピストンロッド79が右方へ変位してい
るときに、この変位を妨げる方向に急激に負荷80が作
用したときにはアクチュエータ62の第1油室75の作
動油の圧力が急激に上昇し、これによって圧力検出装置
93の検出ピストン96は圧縮ばね99のばね力に抗し
て右方へ変位する。検出ピストン96が右方へ変位する
と、連結ピストンロッド102を介して圧力帰還装置9
4の帰還ピストン104が連動して右方へ変位する。
ル66が右方に変位してアクチュエータ62のピストン
74が左方へ変位しているときに、サーボバルブ63の
スプール66の変位方向を急激に切換えてスプール66
を左方に変位させてアクチュエータ62のピストン74
が急激に右方に変位したとき、またはスプール66を左
方に変位させてピストンロッド79が右方へ変位してい
るときに、この変位を妨げる方向に急激に負荷80が作
用したときにはアクチュエータ62の第1油室75の作
動油の圧力が急激に上昇し、これによって圧力検出装置
93の検出ピストン96は圧縮ばね99のばね力に抗し
て右方へ変位する。検出ピストン96が右方へ変位する
と、連結ピストンロッド102を介して圧力帰還装置9
4の帰還ピストン104が連動して右方へ変位する。
【0028】帰還ピストン104が右方へ変位すると、
第1帰還管路107を介して作動油がサーボバルブ63
の第1油室68に供給され、サーボバルブ63の第2油
室70の作動油は圧力帰還装置94の第1油室105に
導かれてサーボバルブ63の第1油室68と第2油室7
0との圧力差が減少する。これによって左方に変位して
いたスプール66の変位量が緩和され、アクチュエータ
62の第1油室75の急激な圧力上昇が抑制される。す
なわち、アクチュエータ62にダンピング効果が与えら
れ、これによって油圧アクチュエータ駆動回路60の安
定性が補償される。これとは逆にアクチュエータ62の
第2油室76の作動油の圧力が急激に上昇した場合も、
上述と同様の作用によりサーボバルブ63の第1油室6
8と第2油室70との圧力差が減少してアクチュエータ
62にダンピング効果が与えられる。
第1帰還管路107を介して作動油がサーボバルブ63
の第1油室68に供給され、サーボバルブ63の第2油
室70の作動油は圧力帰還装置94の第1油室105に
導かれてサーボバルブ63の第1油室68と第2油室7
0との圧力差が減少する。これによって左方に変位して
いたスプール66の変位量が緩和され、アクチュエータ
62の第1油室75の急激な圧力上昇が抑制される。す
なわち、アクチュエータ62にダンピング効果が与えら
れ、これによって油圧アクチュエータ駆動回路60の安
定性が補償される。これとは逆にアクチュエータ62の
第2油室76の作動油の圧力が急激に上昇した場合も、
上述と同様の作用によりサーボバルブ63の第1油室6
8と第2油室70との圧力差が減少してアクチュエータ
62にダンピング効果が与えられる。
【0029】このようなダンピング機構の圧力検出装置
93または圧力帰還装置94が、たとえば汚染物質など
によって各ピストン96,104が変位した状態で固着
するなどダンピング機構が故障したとしても、アクチュ
エータ62にダンピング効果が得られなくなるだけであ
り、前述の従来の技術のようにアクチュエータの制御が
不能になるといった問題が防がれる。またダンピング効
果は、前述の従来の技術のように固定オリフィスを介し
て得られるのではないので、作動油のエアの混入などに
よってダンピング効果にばらつきが生じ、制御が不安定
になるといった問題が防がれ、また、アクチュエータ6
2のシリンダ73内のピーク圧の大きさに比例して、こ
のピーク圧を抑制するので、制御性が向上する。
93または圧力帰還装置94が、たとえば汚染物質など
によって各ピストン96,104が変位した状態で固着
するなどダンピング機構が故障したとしても、アクチュ
エータ62にダンピング効果が得られなくなるだけであ
り、前述の従来の技術のようにアクチュエータの制御が
不能になるといった問題が防がれる。またダンピング効
果は、前述の従来の技術のように固定オリフィスを介し
て得られるのではないので、作動油のエアの混入などに
よってダンピング効果にばらつきが生じ、制御が不安定
になるといった問題が防がれ、また、アクチュエータ6
2のシリンダ73内のピーク圧の大きさに比例して、こ
のピーク圧を抑制するので、制御性が向上する。
【0030】このようなアクチュエータ62のピストン
ロッド79の変位は、LVDT(直線形差動変圧器)な
どの変位検出センサ81によって変位が検出される。変
位検出センサ81からの検出出力は、制御信号が入力さ
れる減算器82にフィードバックされ、この減算器82
で制御信号と検出出力との差が演算されて増幅器83に
与えられ、増幅器83によって制御信号とピストンロッ
ド79の変位の検出出力の差が増幅されてサーボバルブ
制御装置72に入力される。このような変位検出センサ
81と減算器82とから成るフィードバック回路によっ
てアクチュエータ62のピストンロッド79の変位を正
確に制御することができる。
ロッド79の変位は、LVDT(直線形差動変圧器)な
どの変位検出センサ81によって変位が検出される。変
位検出センサ81からの検出出力は、制御信号が入力さ
れる減算器82にフィードバックされ、この減算器82
で制御信号と検出出力との差が演算されて増幅器83に
与えられ、増幅器83によって制御信号とピストンロッ
ド79の変位の検出出力の差が増幅されてサーボバルブ
制御装置72に入力される。このような変位検出センサ
81と減算器82とから成るフィードバック回路によっ
てアクチュエータ62のピストンロッド79の変位を正
確に制御することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、サーボバ
ルブによって制御される油圧アクチュエータの駆動回路
には、圧力検出手段と圧力帰還手段が備えられるので、
油圧アクチュエータのシリンダに急激な圧力差が生じる
と、圧力検出手段および圧力帰還手段によってサーボバ
ルブのスプールの変位量が緩和され、シリンダの急激な
圧力上昇が抑制される。すなわち、油圧アクチュエータ
にダンピング効果が与えられ、油圧アクチュエータの安
定性が補償される。このような圧力検出手段または圧力
帰還手段が故障したとしても、従来の技術のようにアク
チュエータの制御が不能になるといったことが生じず、
故障に対する信頼性が向上する。また本発明のダンピン
グ機構は従来の技術のように固定オリフィスを介してダ
ンピング効果が得られるのではないので、作動油のエア
の混入などに対してダンピング効果にばらつきが生じ
ず、信頼性がさらに向上される。
ルブによって制御される油圧アクチュエータの駆動回路
には、圧力検出手段と圧力帰還手段が備えられるので、
油圧アクチュエータのシリンダに急激な圧力差が生じる
と、圧力検出手段および圧力帰還手段によってサーボバ
ルブのスプールの変位量が緩和され、シリンダの急激な
圧力上昇が抑制される。すなわち、油圧アクチュエータ
にダンピング効果が与えられ、油圧アクチュエータの安
定性が補償される。このような圧力検出手段または圧力
帰還手段が故障したとしても、従来の技術のようにアク
チュエータの制御が不能になるといったことが生じず、
故障に対する信頼性が向上する。また本発明のダンピン
グ機構は従来の技術のように固定オリフィスを介してダ
ンピング効果が得られるのではないので、作動油のエア
の混入などに対してダンピング効果にばらつきが生じ
ず、信頼性がさらに向上される。
【0032】また本発明によれば、変位検出センサと変
位検出センサの出力を制御信号にフィードバックするフ
ィードバック回路とが備えられるので、油圧アクチュエ
ータのピストンの変位を正確に制御することができる。
位検出センサの出力を制御信号にフィードバックするフ
ィードバック回路とが備えられるので、油圧アクチュエ
ータのピストンの変位を正確に制御することができる。
【図1】本発明の実施の一形態である油圧アクチュエー
タ駆動回路60の構成を示す模式図である。
タ駆動回路60の構成を示す模式図である。
【図2】機械的なダンピング機構を備える従来の油圧ア
クチュエータ駆動回路1の構成を簡略化して示す模式図
である。
クチュエータ駆動回路1の構成を簡略化して示す模式図
である。
【図3】アクチュエータ3の第1油室21、第2油室2
2、バイパスバルブ26の第2油室32および第2連結
管路35内の作動油の各圧力P1,P2,P3,P4と
時間経過との関係を示すグラフである。
2、バイパスバルブ26の第2油室32および第2連結
管路35内の作動油の各圧力P1,P2,P3,P4と
時間経過との関係を示すグラフである。
60 油圧アクチュエータ駆動回路 61 電油圧サーボ弁 62 油圧アクチュエータ 63 サーボバルブ 64 圧力供給ポート 66 スプール 67 一端面 68 第1油室 69 他端面 70 第2油室 73 シリンダ 74 ピストン 81 変位検出センサ 93 圧力検出装置 94 圧力帰還装置 96 検出ピストン 104 帰還ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−19875(JP,A) 特開 昭63−145801(JP,A) 特開 平3−223504(JP,A) 実開 昭52−70293(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 9/08 F15B 11/00
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダと、このシリンダ内の圧力差に
応じて変位するピストンとから成る油圧アクチュエータ
と、 スプールと、このスプールの一端面に臨む第1油室と、
スプールの他端面に臨む第2油室とを有し、制御信号に
応じて第1油室と第2油室との圧力差を制御してスプー
ルを変位させて、一対のポートのうち、一方のポートか
ら作動油をシリンダに供給し、他方のポートからシリン
ダが排出する作動油を回収するサーボバルブと、 シリンダの圧力差に応じて変位し、中立位置に復元する
ように弾性支持される検出ピストンを有する圧力検出手
段と、 前記第1油室と第2油室とに連通する管路の途中に介在
され、検出ピストンと連動し、第1油室と第2油室との
圧力差を減少させる方向に、スプールを変位させる帰還
ピストンを有する圧力帰還手段とを備えることを特徴と
する油圧アクチュエータ駆動回路。 - 【請求項2】 前記油圧アクチュエータのピストンの変
位量を検出する変位検出センサと、 変位検出センサの検出出力を制御信号にフィードバック
するフィードバック回路とを備えることを特徴とする請
求項1記載の油圧アクチュエータ駆動回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7021597A JP2920883B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 油圧アクチュエータ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7021597A JP2920883B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 油圧アクチュエータ駆動回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10267003A JPH10267003A (ja) | 1998-10-06 |
| JP2920883B2 true JP2920883B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=13425099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7021597A Expired - Lifetime JP2920883B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 油圧アクチュエータ駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2920883B2 (ja) |
-
1997
- 1997-03-24 JP JP7021597A patent/JP2920883B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10267003A (ja) | 1998-10-06 |
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