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JP2928082B2 - 円筒内面走査装置 - Google Patents
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JP2928082B2 - 円筒内面走査装置 - Google Patents

円筒内面走査装置

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JP2928082B2
JP2928082B2 JP6063343A JP6334394A JP2928082B2 JP 2928082 B2 JP2928082 B2 JP 2928082B2 JP 6063343 A JP6063343 A JP 6063343A JP 6334394 A JP6334394 A JP 6334394A JP 2928082 B2 JP2928082 B2 JP 2928082B2
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吉弘 岸田
亨 川田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷・製版等の分野
で適用され、線画や文字や絵柄等の画像を光ビームによ
り感材に描画する円筒内面走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒内面走査装置は、例えば特開平5−
27190号公報や特開平5−5846号公報に開示さ
れている通り、その内面に感材が装着された円筒内面ド
ラム(円筒内面ドラムとはその内面が円筒形状のドラム
を意味し、外面については必ずしも円筒形状である必要
はない。)と、画像信号によって変調された光ビームを
発振するレーザー発振器と、当該光ビームを円筒内面ド
ラムの内部空間へと導く光学系と、当該空間に於いて円
筒内面ドラムの中心軸方向(副走査方向)に移動自在に
配設され、且つ中心軸方向から進入した光ビームを内面
方向へ偏向してその円周方向(主走査方向)へ走査する
偏向器を有する走査ヘッドとを備えた描画装置である。
本装置で使用されている感材としては、例えばフィルム
や版材や感光紙等がある。その内の版材は、露光・現像
の処理を施すと、直接網点画像を形成した印刷版として
印刷機に適用することができる。そして、この版材の代
表的なものが、オフセット平版印刷用のPS版(presen
sitized plate)であり、このPS版はアルミニウム板
等の表面上に感光液を塗布して形成されている。
【0003】 この様な円筒内面走査装置に於いて、
円筒内面ドラムの内面に感材を搬入・装着する際には、
従来より一般的に、オペレータが直接手動で上記内面に
感材を配置して、その後、真空吸引によって感材を装着
する方法が用いられている。そして、露光後に感材を円
筒内面ドラムから排出させる際にも、真空吸引を解除し
た上で、オペレータの手動によって直接感材を円筒内面
ドラムから取り除く方法を用いている。この場合には、
感材の搬入・排出に際して特別な装置を設ける必要がな
いという点で、単純に実現できる利点がある。
【0004】 一方、円筒内面ドラムに対する感材の
給排を自動化した技術が、特公平4−71386号公報
に開示されている。この技術では、まず第一に、円筒内
面ドラムに隣接した平坦位置に柔軟な運搬手段を設け、
この運搬手段の上面に一枚の感材を水平に載置して位置
決めする。次に、運搬手段と感材とを円筒内面ドラムの
内壁に下面が密着する位置まで水平移動させ、その後、
運搬手段を内壁に対して湾曲状態で位置決め保持し、以
て感材を当該運搬手段を介して内壁に対して位置決め保
持している。その後、この感材に対して露光を行い、露
光終了後は、逆の過程を経て感材を排出している。そし
て、新たな感材1枚を再び水平状態で上記運搬手段の上
面上に位置決め固定して、同様の動作を繰り返し行わせ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
、は、以下の様な問題点を有している。先ず、従来
技術では、感材の搬入・排出を全て手動で行っている
ため、オペレータの負担が重く、作業性、生産性が悪い
という問題点がある。特に、感材の感光を防止するため
には、それらの作業は感材の種類に応じて暗室内または
薄暗い所での作業となる。しかも、その様な作業は円筒
内面ドラム内での作業となる。従って、オペレータにと
って、作業環境は極めて悪い状態にある。この作業環境
の悪化が、作業効率・生産効率の向上の妨げとなってい
る。
【0006】また、感材として前述のPS版を用いると
きには、PS版はアルミニウム材よりなるため、その取
扱いには注意を要する。何故ならば、円筒内面ドラム自
体もまた、通常はアルミニウム合金等の金属を加工して
形成されているため、PS版と円筒内面ドラムの内面や
外面とがこすれ合うと、PS版の露光面の膜に損傷が生
じて役に立たなくなるおそれがあるからである。しか
も、この損傷によってPS版の露光面の膜が削られるな
らば、アルミニウムのちりくずがPS版の露光面上に散
在する。そうすると、光ビームを走査した際に上記ちり
くずが光ビームをさえぎり、画像がPS版に露光されな
いという問題をも発生させる。そういう点で、円筒内面
ドラムの周囲の他のユニットとPS版との不用意な接触
をも避けなければならない。従って、PS版を直接手動
で取り扱う場合には、慎重な取り扱いがオペレータに要
求されるわけである。このため、オペレータはより一層
の負担を強いられ、その作業性の低さに拍車をかけるこ
ととなっている。加えて、PS版には様々な寸法のもの
があり、その寸法は一般的に大きいと言える。例えば、
550mm×650mmの寸法を有する菊半判と呼ばれ
るものから、820mm×1030mmの寸法を有する
菊全判と呼ばれるものまで、多種のPS版が使用されて
いる。この様な比較的大きな寸法を有するPS版を暗室
内で慎重に取扱うのは、容易なことではない。尚、以上
述べた諸点は、A1系列、A2系列等、同じく種々の寸
法を有するフィルムを感材に用いるときにも、同様に当
てはまる事項である。
【0007】これに対して、従来技術は、確かに自動
給排を実現できるのではあるが、それを実現するために
は、平坦位置で柔軟な運搬手段等という様な特殊な機能
を備えた構成を実現しなければならず、その結果、装置
全体が非常に複雑になるという問題点を有している。特
に、最初に感材を水平状態で運搬手段に位置決めしなけ
ればならないため、感材としてPS版を用いるときに
は、前述した通りその寸法が大きいことに起因して、上
記運搬手段の上面サイズが大きくなる。そしてこの様な
大きな寸法の運搬手段が円筒内面ドラムの側面付近に於
いて水平方向に突出する態様となるので、装置全体が増
々大型化する。
【0008】又、従来技術では、1枚毎に感材を運搬
手段の上面に設定して、搬入・排出を繰り返しているた
め、オペレータは先の感材の露光、そしてその排出が終
了する毎に、先の感材を取り出した上、次の新たな感材
を改めて運搬手段の上面に設定しなければならない。従
って、先の感材の取出しと次の感材の設定時において
は、結局、オペレータは暗室内で作業を行わなければな
らなくなる。これらのオペレータの作業性の悪さを考慮
するならば、感材の自動給排技術としては、従来技術
はいまだ不十分なものであると言わざるを得ない。つま
り、オペレータは、露光すべき感材を全て最初にあるス
トッカーにストックしておけば良いだけで、その後は、
全感材に対して、搬入から排出までの全工程が自動的に
行われてしまうという程度にまで自動化が要望されてい
るのであるが、この要望に従来技術は応えきれていな
いのが現状である。
【0009】この発明は、以上の様な懸案事項を解決す
べくなされたものであり、その目的は、感材の種類・寸
法・数量いかんに拘らず、感材を自動的に搬入・排出す
ることができる小型な円筒内面走査装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
円筒内面ドラムと、前記円筒内面ドラムに形成された搬
入出口より感材を前記円筒内面ドラムの内面に搬入して
装着し且つ露光後に前記感材を前記搬入出口まで搬出す
る円筒内面ユニットと、画像信号により変調された光ビ
ームを前記円筒内面ドラムの内面の円周方向及びその中
心軸方向へ走査して前記内面に装着された感材を露光す
る走査ヘッドと、前記円筒内面ドラム、前記円筒内面ユ
ニット及び前記走査ヘッドを収納する筐体とを備えた円
筒内面走査装置において、前記感材を複数ストックする
ストック手段と、前記複数の感材から順次に感材を一枚
ずつ前記ストック手段より取出した上、当該感材を円弧
状に曲げつつ搬送する第1搬送手段と、前記第1搬送手
段によって搬送されてきた当該感材を円弧状に曲げつつ
前記搬入出口まで搬送する第2搬送手段とを更に備えて
いる。そして、前記ストック手段、第1及び第2搬送手
段もまた、前記筐体内に収納されている。
【0011】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
第2搬送手段が、前記円筒内面ユニットによって前記搬
入出口まで搬出されてきた露光後の感材を受け止めた上
で更に円弧状に曲げつつ前記筐体内の排出側へ搬送する
手段でもある。
【0012】請求項3に係る発明では、前記第1及び第
2搬送手段が共に回転自在な複数のローラを有してお
り、当該複数のローラは円弧上に一列に配列されたロー
ラ列を形成している。
【0013】
【作用】
〔請求項1に係る発明〕 先ず、第1搬送手段は感材を
ストック手段より取出し、更に当該感材を円弧状に曲げ
ながら第2搬送手段へと搬送する。又、第2搬送手段
は、第1搬送手段より搬送されてきた感材を、同じく円
弧状に曲げながら円筒内面ドラムの搬入出口まで搬送す
る。当該搬入出口に於いては円筒内面ユニットが設けら
れているため、その後、搬入出口に於いて円筒内面ユニ
ットが感材を第2搬送手段より受け取り、感材を円筒内
面ドラムの内面に搬入し、装着する。これにより、感材
を露光するための準備が終了し、その後、走査ヘッドに
よる光ビームの走査によって露光が行われる。
【0014】その際、ストック手段、第1及び第2搬送
手段は全て筐体内に収納されているので、感材の搬送時
に周囲の不要な光が上記各手段内に進入して、当該感材
を感光させることは無い。
【0015】〔請求項2に係る発明〕 露光終了後、円
筒内面ユニットは、内面に装着された感材を搬入出口ま
で搬出する。そして、第2搬送手段は、搬入出口まで搬
出されてきた感材を受けとめ、更に円弧状に当該感材を
曲げつつ排出側まで搬送する。これにより、感材の排出
が終了する。そして、この場合に於いても光が円筒内面
ユニット及び第2搬送手段内に進入してくることは無い
ので、搬送時に感材が感光することは無い。
【0016】〔請求項3に係る発明〕 第1搬送手段に
於ける各ローラは、それらが形成する円弧に沿って、ス
トック手段より取り出された感材を搬送する。これによ
り、感材は、滑らかに円弧状に曲げられながら第2搬送
手段へ向かって搬送される。そして、第2搬送手段に於
いても同様に、感材はローラ列によって滑らかに曲げら
れながら搬送される。
【0017】
【実施例】図1は、この発明の実施例の円筒内面走査装
置に於ける円筒内面ドラム1と走査ヘッド6とを中心と
して示した斜視図である。円筒内面走査装置の主要各部
は、上記円筒内面ドラム1及び走査ヘッド6をも含め
て、全て筐体600(図2参照)内に収納されている。
従って、図1は、説明の便宜上、その筐体600を取り
除いた状態に於いて描いたものである。尚、円筒内面走
査装置は、網点画像などを表わす画像信号によって変調
されるレーザー発振器と、当該発振器が発振した光ビー
ムSBを円筒内面ドラム1内に導入するための光学系を
有しているが、それらの図示化は、図1のみならず、以
後の各図面に於いても省略している。円筒内面ドラム1
及び走査ヘッド6の構成は、次の通りである。
【0018】先ず、円筒内面ドラム1は、基本的には半
円筒形状をしており、その側面15の一部分がその中心
軸14に平行に完全に取り除かれて、開口部16を形成
している。この開口部16が円筒内面ドラム1の側面1
5の上部を成し、しかも、後述する様に感材の搬入出口
を成している。又、側面15の両側の一部分17が、中
心軸14に平行に平坦部に加工されている。但し、図1
では、2つの平坦部17の内の一方のみが図示されてい
る。この両平坦部17に於いて、円筒内面ドラム1は、
2つのコの字型の支持台4A、4Bにボルト締めにより
連結されている。又、円筒内面ドラム1は、アルミニウ
ム合金より成るドラムであり、図1に図示していない
が、その内面2には、搬入された感材を真空吸引するた
めの溝が複数本形成されている(図14参照)。
【0019】一方、両支持台4A、4B上に副走査ベー
ス5が搭載されている。そして、副走査ベース5の中央
部には、上記開口部16に対面して開口部12が形成さ
れており、その上面11上には、2本のレール9が敷設
されている。しかも両レール9の位置は、一方の支持台
4Aに配設した調整ネジ13によって中心軸14方向と
平行になる様に、調整されている。このレール9を含め
て副走査ベース5は、走査ヘッド6を中心軸14方向に
移動させるためのガイド部材に相当している。尚、副走
査ベース5の中心軸14方向の両端部が共に円筒内面ド
ラム1の端面3と他方の端面とより突出する様に当該副
走査ベース5が配設されており、これにより、走査ヘッ
ド6は端面3と他方の端面間を移動することができる。
以後、中心軸14に平行な方向を副走査方向Xと呼び、
内面2の円周方向を主走査方向Yと呼ぶことにする。
【0020】これに対して、L字型の走査ヘッド6は、
アーム部6Aとヘッド部ベース7とヘッド部本体8とに
大別される。その内、アーム部6Aの一端側は2本のレ
ール9に遊嵌されており、更に本図では図示しないボー
ルネジ(両レール9間に配設されている)に螺合されて
いる。そして、アーム部6Aの他端側は前述の開口部1
2上に位置しており、そこにヘッド部ベース7が取付け
られている。このヘッド部ベース7には、更にヘッド部
本体8が取付けられている。従って、走査ヘッド6は、
ボールネジからの作用を受けて、レール9に沿って副走
査方向Xへと移動することができる。このとき、ヘッド
部本体8は中心軸14上を移動する。
【0021】上記ヘッド部本体8は、中心軸14上に突
出して当該軸14方向に対向する2つの保持部8A、8
Bを有しており、両保持部8A、8Bには、共にその中
心軸が中心軸14と同軸となる貫通孔(図示せず)が形
成されている。そして、一方の保持部8Aの貫通孔内に
は、光ビームSBを内面2に装着された感材へ結像する
ためのレンズ(図示せず)が挿入・取付けられており、
他方の保持部8Bの貫通孔内には、偏向器(図示せず)
が挿入・固設されている。この偏向器は、中心軸14方
向からの入射光(光ビーム)SBを内面2へと向かう方
向へ反射させる偏向面と、当該偏向面をその中心軸まわ
りに回転させる機構とを備えている(図示せず)。その
具体的な構成は、例えば、特開平5−5846号公報等
に開示されている。なお、図1において、5Aは副走査
ベース5の内側側面、5Bは副走査ベース5の下面、1
0は主走査モータである。
【0022】本実施例では、感材として既述したPS版
を用いる。従って、その取扱いには細心の注意が必要で
ある。そこで、本実施例では、このPS版を予めストッ
クトレイ内に複数枚収納するだけで良く、その後は自動
的にPS版を一枚ずつ、損傷を与えることなく内面2へ
搬入・密着すると共に、同じく、損傷を与えることなく
描画後のPS版を内面2から排出することができる装置
を、円筒内面走査装置内に実現している。以下、このP
S版の自動給排装置を中心に説明する。
【0023】図2は、図1に示す矢印18方向から円筒
内面走査装置の内部を眺めた正面図であり、上記自動給
排装置の各構成要素を模式的に説明するための図であ
る。但し、回収ユニット400を除いた各構成要素が筐
体600内に収納されていることを示すために、筐体6
00については、その断面を以て表わしている。又、走
査ヘッド6の駆動機構(モータ、ベルト、プーリ等)が
実際には副走査ベース5上に設けられているのである
が、本図では図面の簡単化のため、当該駆動機構の図示
化を省略している。
【0024】図2に示す様に、図1で示した円筒内面ド
ラム1は、両支持台4A、4Bと共に台座22上に配備
されている。そして、台座22は、ジャッキ部23を介
して床24上に配置されている。一方、自動給排装置
は、ストックされたPS版20を開口部16(図1:以
後、搬入出口16と称す)まで搬送すると共に、逆に搬
入出口16からPS版20を排出口601まで搬送する
搬送系と、搬入出口16まで搬送されてきたPS版20
を内面2に沿って搬入すると共に、描画終了後に逆にP
S版20を内面2に沿って搬入出口16まで搬出する円
筒ドラムユニット500と、筐体600の側面部分に形
成された前述の排出口601よりPS版20を受け取る
ことができる様に当該筐体600に取付けられた回収ユ
ニット400とより成る。更に上記搬送系は、ストック
ユニット100と第1搬送ユニット200とから成る第
1搬送部と、第2搬送ユニット300より成る第2搬送
部とに細分化される。そして、第2搬送ユニット300
は、PS版20の搬入と排出という両機能を兼ね備えた
部分である。また、ストックユニット100、第1及び
第2搬送ユニット200、300は、全て筐体600内
に収納されている。この構成により、PS版20の搬入
・搬出そして排出作業は一貫して明室内で行えるわけで
ある。
【0025】これらのユニット100、200、300
の内、ストックユニット100は、一方の支持台4B側
に配設されている。即ち、副走査ベース5の両端部の上
面11上には支持柱21が配設されており、この支持柱
21の一部にストックユニット100の一部が固設され
ている。そしてストックユニット100の底面には脚部
25が固設されており、この脚部25を介してストック
ユニット100は床24上に配備されている。又、搬入
出口16の上方に於いて、円筒内面ドラム1を横切る様
に、第1及び第2搬送ユニット200、300が上記支
持柱21に固設されている。図2において、副走査ベー
ス5の下面5Bに配設したブラケット513およびその
ブラケット513に設けた第5モータ517については
後述する。また、端面3に配設した第3光センサ55に
ついても後述する。
【0026】図2中、太線で示した部分は、PS版20
の搬送経路を示している。即ち、搬入時では、PS版2
0は、1枚ずつ、ストックユニット100から第1及び
第2搬送ユニット200、300を通って、内面2に搬
入される。排出時では、先ず内面2よりPS版20が搬
出され、その後、第2搬送ユニット300から回収ユニ
ット400へ搬送される。以下、各ユニット100〜5
00の構成とそれらの動作を制御する制御系の構成につ
いて、より具体的に説明する。
【0027】先ず、ストックユニット100は、複数の
PS版20をストックすることができるストックトレイ
101(ストック装置)と、このストックトレイ101
よりPS版20を1枚ずつ取出して第1搬送ユニット2
00まで搬送する取出し部100A(図2)とに別れ
る。この内のストックトレイ101の構成を拡大して示
したのが図3であり、本図は、図1において矢印19の
側から眺めた正面図に該当している。ストックユニット
100自体は更に筐体111(図4)の中に収納されて
はいるが、PS版20をストックする際にストックトレ
イ101を円筒内面走査装置より、つまり筐体600か
ら取出し可能とするために、ストックトレイ101の底
面には車輪26が設けられている。ストックトレイ10
1は、複数のPS版20を、しかも種々の寸法のPS版
20(例えば550mm×650mm〜820mm×1
030mm)をストックできる容量ないしスペースを有
しており、しかも、支持台4Bに対して傾斜したPS版
載置面27を有している。従って、その面27上に載置
されたPS版20は、支持台4Bに対して斜めに立て掛
けられた状態となる。この様な構成としているため、ス
トックトレイ101の設置に必要なスペースを小さくす
ることができる。つまり、支持台4Bから外側に突出す
るストックユニット100の寸法をできる限り小さくす
ることができるわけである。尚、ストックトレイ101
にPS版20を収納するに当たっては、内面2に装着後
のPS版20の端部が端面3より突出する様にするため
に、常にPS版20の一方の側辺がストックトレイ10
1の上記面27内の所定の位置にくる様に、PS版20
が載置されている。
【0028】図4は、同じくストックユニット100の
内部構成を図1の矢印18方向から眺めた正面説明図で
あり、特に、ストックトレイ101内にストックされた
PS版20を版ストック位置P3で取出して、送出位置
2から第1搬送ユニット200まで搬送する機能を備
えた取出し部100Aを中心に示している。ただし、図
面の複雑化を回避するために本図では、後述の各ローラ
を中心に描いており、そのため各ローラについては実線
で表す一方、その他の部分については破線ないし鎖線で
表わしている。
【0029】先ず、第1アーム103は、図4中に示し
た点PAを回動中心としてその基部が回動可能に支持さ
れたアーム部103Aと、点PBを回動中心としてその
基部が回動可能に支持されたアーム部103Bの2つの
アームの組から成る。そして、両アーム部103A、1
03Bは、共にそれらの各回動中心点PA、PBに於い
て、図4では図示していない第1モータ104(図12
参照)の回転軸と連結部材(同じく図示せず)を介して
連結されている。従って、第1モータ104の回転力を
受けて、両アーム部103A、103Bは同期して回動
することになる。両アーム部103A、103Bの先端
部は、共に吸引装置112に連結されている。そして、
この吸引装置112の一方の端面(ストックトレイ10
1側に面した端面)には、図4に示す通り、吸盤102
が取り付けられており、又、吸引装置112は、本図に
は直接図示はしていないが、第1真空ポンプ61(図1
2参照)に接続されている。従って、第1アーム103
の回動に伴って、吸盤102もまた回動する。第1アー
ム103は、PS版20の取出し・搬送を行わない場合
には、図4に示す退避位置P1に退避している。ところ
で図4においては、1つの第1アーム103だけが描か
れてはいるが、これは図示の都合上の結果であり、実際
には、ストックユニット100内に、より具体的には、
本ユニット100の筐体111の側面の内で中心軸14
(図1)方向の両側面近傍に、2つの第1アーム103
が配設されている。なお、PS版の取り出しに伴ってス
トックトレイ101における残り枚数が減少するが、そ
の減少に応じて吸引装置112の取り出し位置が制御さ
れる。
【0030】又、2つの第2アーム105が、前述した
両第1アーム103間の空間内に配設されている。同じ
く、図4では図示の都合上、1つの第2アーム105の
みを描いている。第2アーム105は、2つのアーム部
105A、105Bから成り、両アーム部105A、1
05Bは、揺動可能となる様に連結されている。アーム
部105Aの基部は、ストックユニット100内に配設
された第2モータ109(パルスモータ)の回転軸に回
動可能に連結されており、他方、アーム部105Bは、
アーム部105Aとの連結部近傍に於いて、ストックユ
ニット100内にその一端が固定されたバネ部108の
他端と連結されている。また、アーム部105Bは中途
部105Cが軸支されている。従って、2つの第2アー
ム105は、共にバネ部108の付勢力を受けつつ、第
2モータ109の回転に同期してストックユニット10
0内を上下に揺動する。そして、両方の第2アーム10
5を連結すべく、両アーム部105Bの先端部に於い
て、揺動ローラ106が回転自在に軸支されている。第
2アーム105ないし揺動ローラ106は、PS版20
の搬出を行わないときには、図4中に示した退避位置P
4に退避している。また揺動の結果、揺動ローラ106
が後述する送出ローラ107と圧接位置P5で線接触で
きる様に、各アーム部105A、105Bの長さが設定
されている。
【0031】両第2アーム105の更に内側空間内に
は、各種のローラが配設されている。即ち、PS版20
を第1搬送ユニット200側へ送り出すための推進力を
PS版20に与える送出ローラ107が、中心軸14方
向に当該内側空間内に配設されている。そして、この送
出ローラ107を回転させるための回転力発生源とし
て、ストックユニット100内に第3モータ114(パ
ルスモータ)が配設されている。そして、この第3モー
タ114の回転軸に駆動用の補助ローラ115が連結さ
れており、更に補助ローラ116と搬送ローラ117と
がその上方に配設されている。そして、これらのローラ
107、115〜117にベルト119が掛け合わされ
ている。又、後述する送出ローラ列110の中の一つの
ローラ121aに取付けられたプーリ124にも、ベル
ト119が掛けられている。これにより、第3モータ1
14が回転すると、その回転力がベルト119を介して
送出ローラ107及び搬送ローラ117に伝達される。
又、搬送ローラ117と線接触する態様で、搬送ローラ
118が当該搬送ローラ117に対面して配設されてい
る。従って、両搬送ローラ117、118は、搬送され
てきたPS版20を圧接しつつ、筐体111に形成され
た搬出口120へと推進させる。これらの各ローラ11
5〜118も又、中心軸14方向に配設されている。
【0032】更に送出ローラ107の上方には、複数個
のローラ121が、回転自在に中心軸14方向に配設さ
れている。しかも、これらのローラ121は全て、送出
ローラ107と搬送ローラ117の両中心を通る、ある
曲率半径の円弧上にその中心が位置する様に、配列され
ている。この様に、円弧状に配列された各ローラ121
は、送出ローラ107によって推し出されたPS版20
を、各ローラ121が形成する円弧状の経路に沿って搬
送ローラ117、118まで搬送しており、この点で各
ローラ121は、送出ローラ列110を形成している。
【0033】また、搬送ローラ117の両端部には、同
心状態で歯車122が取り付けられており、この歯車1
22に歯車123が噛合され、更に歯車123に、第1
搬送ユニット200の一要素である歯車204(図6)
が噛合されている。その際、歯車123の一部分が筐体
111より突出し得る様に、筐体111の対応部分に開
口(窓)WDが加工されている。その結果、第3モータ
114の回転力が、歯車122、123、204を介し
て、第1搬送ユニット200側へ伝達される。つまり、
第3モータ114は、ストックユニット100内に於け
るPS版20の搬送駆動源であると共に、第1搬送ユニ
ット200内に於けるPS版20の搬送駆動源をも兼ね
ているわけである。
【0034】更に、搬出口120の外側、つまりストッ
クユニット100と第1搬送ユニット200との間の間
隙内に、反射型の第1光センサ125(図6)が配設さ
れている。この第1光センサ125は、当該センサ12
5より放出した光がPS版20によって反射される際
に、この反射光を検知することにより、搬出口120か
ら推し進められてきたPS版20の先端部の存在を検知
するものであり、PS版20の搬送を実行する際の安全
システムの一構成要素である。この点については、後述
する動作手順の説明で明らかとなる。尚、第1光センサ
125の出力信号は、PS版20の先端部が当該第1光
センサ125上を通過するときに、“0”レベルから
“1“レベルへ立上がり、PS版20の後端部が第1光
センサ125上を通り過ぎる時点で、“1“レベルから
“0“レベルに立ち下がる。又、図4中の破線126
は、PS版20の搬送経路を示している。
【0035】以上の説明の理解を容易にするため、上記
各アーム103、105及び各ローラ106、107、
121(110)の配置関係を図5に示す。但し、図5
は、図4に於いてその紙面上方からストックユニット1
00内部を眺めた場合を模式的に示した平面説明図であ
り、他の部分の図示化を省略したものである。
【0036】図6は、第1搬送ユニット200の内部構
成を示した正面説明図であり、図4と同じく図1の矢印
18方向から筐体600内部を眺めた正面説明図に相当
している。第1搬送ユニット200自体も又、個別に筐
体205に収納されている。但し、筐体205の両サイ
ドには、搬送されてきたPS版20を受け入れるための
窓、即ち搬入口206と、PS版20を第1搬送ユニッ
ト200の外部へ搬出するための窓、即ち搬出口207
とが形成されていると共に、搬入口206が形成された
筐体205の側面の端部の一部分が、歯車204をスト
ックユニット100側へ向けて突出させるために、除去
加工されている。
【0037】この第1搬送ユニット200の中核をなす
のが、筐体205の両側面の内側近傍に配設された2つ
の駆動ローラ201A、201B(両ローラ201A、
201Bを総称して、駆動ローラ201と呼ぶ)であ
る。両駆動ローラ201A、201Bは、共に回転自在
に中心軸14方向に配設されている。そして、両駆動ロ
ーラ201A、201Bには、ベルト208が掛け合わ
されている。更に、一方の駆動ローラ201Aの両端側
には、同心状態で歯車209が取付けられていると共
に、この歯車209は歯車204と噛合している。歯車
204自体は、筐体205に設けられたブラケット(図
示せず)にベアリング等を用いて回転自在に取付けられ
たシャフトに、当該シャフトと同心状態で取付けられて
いる。従って、前述の第3モータ114の回転力が歯車
204に伝達されると、その回転力は更に歯車209を
介して駆動ローラ201Aに伝達される。その結果、駆
動ローラ201Aは、第3モータ114の回転に同期し
て回転し、駆動ローラ201Bも又、回転する。
【0038】両駆動ローラ201A、201Bの各々に
対して、ベルト208を介して線接触する様に、押さえ
ローラ203A、203B(総称:押さえローラ20
3)が、同じく回転自在に中心軸14方向に配設されて
いる。具体的には、両押さえローラ203A、203B
は共に、筐体205の内面に固設された図示しないブラ
ケットにベアリング等を介して軸支されたシャフトに対
して、同心状態で取付けられている。従って、搬入口2
06より搬送されてきたPS版20は、押さえローラ2
03Aによる圧接によって押さえられつつ、駆動ローラ
201Aによって、図6の紙面左側方向へと推し進めら
れると共に、その後は、ベルト208によって押さえロ
ーラ203Bまで搬送される。そして、押さえローラ2
03Bにより再びPS版20は押さえられつつ、駆動ロ
ーラ201Bによって、搬出口207へと推し進められ
ることになる。
【0039】ここで、同じく説明の容易化を計るため
に、上記各ローラ201A、201B、203A、20
3B、ベルト208及び歯車204、209の配置関係
を、図7に示す。この図7も又、図6の紙面上方から眺
めた場合の構成を模式的に示した平面説明図であり、上
記各部以外の部分の図示化は一切省略している。
【0040】尚、図6中の破線202も又、PS版20
の搬送経路を示している。
【0041】図8は、第2搬送ユニット300の内部構
成を示す正面説明図であり、同じく、図1の矢印18方
向から筐体600内部を眺めた図である。そして、本図
においても又、図示の複雑化を回避するため、後述する
各ローラを実線で表わし、それらのローラの外側空間内
に配設されている他の部分(第3アーム306等)につ
いては、破線で表わしている。
【0042】第2搬送ユニット300自体も又同様に、
筐体310によって収納されている。この第2搬送ユニ
ット300は、第1搬送ユニット200より搬送されて
きたPS版20を円筒内面ドラム1の搬入出口16まで
搬送して円筒ドラムユニット500(図2)にPS版2
0を受け渡す機能と、逆に搬入出口16に於いて円筒ド
ラムユニット500から描画済みのPS版20を受け取
って、それを回収ユニット400側まで搬送して排出す
る機能とを兼ね備えている部分である。そのため、第2
搬送ユニット300は、供給部300Aと切換え部30
0Bと導排部300Cと排出部300Dとの4つの部分
に大別される。
【0043】先ず、供給部300Aは、第1搬送ユニッ
ト200より受け取ったPS版20を切換え部300B
まで搬送する部分であり、破線で示す供給経路311を
形成している。即ち、筐体310の一方の側面上部に
は、第1搬送ユニット200の搬出口207に対向し
て、PS版20を受け入れるための窓、つまり、搬入口
312が加工されており、その搬入口312より本ユニ
ット300内部へ向けて、3つの供給ローラ313〜3
15が回転自在に中心軸14方向に配設されている。こ
れらの供給ローラ313〜315は、その中心が共にあ
る曲率半径の円弧上に位置する様に配列されており、円
弧状の供給経路311を形成する供給ローラ列301を
なしている。そして、これらの供給ローラ313〜31
5に対向して、供給経路311に沿って壁板316が設
けられている。この壁板316は、筐体310の一端面
(図8の紙面に対面した面)に固設された3つのブラケ
ット317〜319に取付けられている。従って、搬入
口312より進入したPS版20は、供給経路311に
沿って円弧状に曲げられながら切換え部300Bまで搬
送される。そして、仮にPS版20が供給経路311を
はずれて外側にはみ出したとしても、PS版20の非露
光面(裏面)側が上述の壁板316によって押さえら
れ、これによってPS版20が供給経路311に沿って
搬送される様に矯正される。勿論、その搬送の推進力と
なっている部分は、前述した第1搬送ユニット200の
駆動ローラ201Bである。
【0044】切換え部300Bは、PS版20の搬送経
路を切換える部分であり、2つの切換えローラ302
A、302Bと、両ローラ302A、302Bの位置を
切換える第3アーム306とを中心にして構成されてい
る。即ち、両ローラ302A、302B(これらを総称
して、切換えローラ列302と呼ぶ)は共に中心軸14
方向に延びたローラであり、それらの軸の両端のそれぞ
れに於いて、回転自在に支持板321に取付けられてい
る。しかも、支持板321は、その中心にて回動可能と
なる様に、筐体310に設けられた支持部材341(図
9参照)に取付けられている。そして、支持板321の
一端に於いて、第3アーム306のアーム部306Cが
支持板321に連結されている。この第3アーム306
は、3つのアーム部306A〜306Cから成り、中央
のアーム部306Bが、その両端部にてアーム部306
A及び306Cに回転自在に連結されている。そして、
アーム部306Aの基端が第1ソレノイド305に連結
されている。また、アーム部306Bの中途部306D
が回転自在に軸支されている。
【0045】この第1ソレノイド305は、PS版20
の搬入時には励磁されておらず、OFF状態にある。そ
して、このOFF状態における切換えローラ列302
を、図8では丁度破線で以て表わしている。従って、搬
入時に於いては、切換えローラ302A、302Bは、
供給経路311を導排部300Cに於ける導排経路(搬
入出経路とも呼ぶ)322へとつなげる。これにより、
PS版20は、供給ローラ301、切換えローラ列30
2を経由して、導排部300Cへ搬送される。
【0046】これに対して排出時(ないし搬出時)で
は、第1ソレノイド305は励磁されてON状態とな
り、第3アーム306が揺動して、両支持板321はそ
の中心を回動中心として回動する。その結果、支持板3
21は図8に破線で示した縦向きの位置で停止する。こ
れにより、両切換えローラ302A、302Bも実線で
示すように同じく縦向きに位置する。その結果、供給経
路311が導排経路322から分断され、逆に、排出部
300Dに於けるPS版20の経路である排出経路32
3と導排経路322とがつなげられる。これにより、導
排部300Cから切換えローラ列302を介して排出部
300Dへと、PS版20が円弧状に曲げられつつ搬送
されることになる。
【0047】導排部300Cは、PS版20を円筒ドラ
ムユニット500(図2)へ搬入し、且つ逆に円筒ドラ
ムユニット500からPS版20を受け取って排出する
部分である。従って、導排部300Cに於ける導排経路
322は、PS版20の内面2への搬入経路であると共
に、内面2からの排出経路をも兼ね備えた共通経路を成
している。
【0048】導排部300Cの中核をなすのは、2つの
導排ローラ303A、303B(両者を総称して、導排
ローラ列303と称す)と駆動ローラ324とである。
先ず、2つの導排ローラ303A、303Bは、共に中
心軸14方向に回転自在に配設されている。そして、こ
れらのローラ303A、303Bには、ベルト325が
掛け合わされている。更に、このベルト325と後述す
るベルト331とを介して一方の導排ローラ303Bに
線接触する様に、同じく駆動ローラ324が中心軸14
方向に回転自在に配設されている。この駆動ローラ32
4の駆動源をなすのが、第4モータ327(パルスモー
タ)である。即ち、第4モータ327の回転軸に取り付
けられたプーリ328と駆動ローラ324と、排出部3
00Dに於ける2つの駆動ローラ329、330とに
は、ベルト331が掛け合わされている。従って、第4
モータ327の回転力は、このベルト331によって駆
動ローラ324に伝達され、更にベルト325を介し
て、導排ローラ303Bと導排ローラ303Aとに伝達
される。これにより、搬入時に於いては、一方の導排ロ
ーラ303Aは、切換えローラ302A,302Bの間
からPS版20を受け取って導排ローラ303B側へP
S版20を推進させると共に、その後はPS版20はベ
ルト325によって搬送される。そして、導排ローラ3
03BがPS版20を圧接する。この様に、本ローラ3
03Bは、丁度、押さえローラとしての役割を成してい
る。そして駆動ローラ324が更にPS版20を搬入出
口16側へと推し進める。尚、排出時については、丁
度、この逆の動作となる。しかも、導排ローラ列303
に対向して、同じく壁板332が設けられている。この
壁板332も又、筐体310の端面(図8の紙面に対面
した面)に固設されたブラケット333に取付けられて
いる。従って、PS版20が仮に導排経路322からは
ずれたとしても、PS版20の非露光面(裏面)が上記
壁板332に接触して反対側へ押されるため、PS版2
0の搬送経路が導排経路322へと矯正される。
【0049】一方、排出部300Dは、内面2より搬出
された露光済みのPS版20を、筐体310の側面に形
成された排出口334(排出窓ないし排出側とも称す)
へと搬送する部分であり、PS版20の搬送経路とし
て、円弧状の排出経路323を形成している。即ち、8
個のローラ335が中心軸14方向に回転自在に配設さ
れている。しかも、それらの中心が共にある曲率半径の
円弧状に位置する様に、これらのローラ335は配列さ
れている。この意味で、8個のローラ335は排出ロー
ラ列304を形成している。しかも、排出ローラ列30
4の内の2つのローラ335a、335bに対して線接
触する様に、前述の駆動ローラ329と330(排出ロ
ーラとも呼ぶ)とが配設されている。従って、両ローラ
335a、335bは、他のローラ335と共にPS版
20の排出経路323を形成するのみならず、PS版2
0に対する押さえローラとしての役割をも果たしてい
る。従って、切換えローラ列302によって排出ローラ
列304に搬送されたPS版20は、排出経路323に
沿って円弧状に曲げられつつ、排出口334まで搬送さ
れる。しかも、当該排出経路323に沿って2つの壁板
336、337がブラケット338、339を介して筐
体310内に取付けられているので、仮に排出経路32
3からPS版20がはみ出したとしても、これらの壁板
336、337によって排出経路323へと矯正され
る。駆動ローラ330および排出ローラ335bは、P
S版20を排出口334から更に筐体600に設けられ
た排出口601を介して回収ユニット400へと排出す
るように、PS版20を推し進める。
【0050】尚、上記説明の理解を容易化するため、供
給ローラ列301と切換えローラ列302と第3アーム
306と排出ローラ列304の一部とを、図8の紙面の
上方から眺めた平面説明図を、図9に模式的に示す。
【0051】又、図8に示す様に、切換えローラ302
Bと導排ローラ303A間をその放出する光(PS版2
0を感光させる波長でない光:例えば赤外光)が通過す
る様に、反射型の第2光センサ340が切換え部300
Bの斜め下方ないし導排部300Cの斜め上方に配備さ
れている。この第2光センサ340は、それ自体から発
した光がPS版20の先端部で反射された反射光を検出
することにより、PS版20の先端部が切換えローラ3
02Bと導排ローラ303A間に搬送されてきたことを
検出する。このとき、第2光センサ340の出力は、
“0”レベルから“1“レベルに立上がる。この点は、
前述の第1光センサ125でも同様である。その後、P
S版20の後端部が両ローラ302B、303A間を通
過すると、第2光センサ340の出力は“1“レベルか
ら“0”レベルに立下がる。即ち、この立下がり時を以
て、第2光センサ340は、PS版20の後端部が両部
300B、300C間に到達したことを検出する。
【0052】図10は、回収ユニット400の内部構成
を示す正面説明図であり、同じく図1の矢印18の方向
から回収ユニット400の内部を眺めた図に相当してい
る。本ユニット400も又、筐体410内に収納されて
いる。前述した通り排出口601に合わせて、筐体41
0の側面には搬入口411が形成されており、この搬入
口411の直下の筐体410の側面の内側に、受取り皿
板412が固設されている。そして、この受取り皿板4
12に対向する様に、回収トレイ401が設けられてい
る。回収トレイ401は、受取り皿板412より下方へ
推し出されるPS版20を受けとめる受け板402と、
それを支える脚403と、受け板402と脚403とを
連結する部材であって、受け板402の傾きによって伸
縮自在に変形する連結板404とを有している。筐体4
10の側面413に対する受け板402の傾き角θを、
排出すべきPS版20の数量や寸法に応じてマニュアル
作業で以て変えることができる様に、その端部414が
側面413に揺動自在に取付けられている。そこで、受
け板402の表示については、図10中において実線と
一点鎖線とで表示している。
【0053】図11は、円筒内面走査装置の制御系の全
体を模式的に示したブロック図である。この制御系の心
臓部をなすのが制御部50であり、更に制御部50は、
メイン制御部51と第1及び第2搬送制御部52、55
0とを有する。メイン制御部51は、CPU部やメモリ
部(図示せず)を有しており、入力装置ないし操作装置
53より入力された指令信号V1(尚、指令信号V1は、
後述する各種の指令信号の総称である。)を受け取ると
ともに、第1及び第2搬送制御部52、550と、主走
査制御部65や副走査制御部66及び表示装置57を直
接制御する。又、第1搬送制御部52は、同じく第1C
PU部64及び第1メモリ部62(図12)を有してな
り、メイン制御部51からの指令信号V2を受けて、第
1搬送部54(ストックユニット100及び第1搬送ユ
ニット200)と第2搬送ユニット300とを制御する
部分である。尚、第1搬送制御部52が第1搬送部54
へ出力する第1制御信号VC1は、後述する各種の駆動信
号を総称した信号である。同じく、第1搬送制御部52
が第2搬送ユニット300へ出力する第2制御信号VC2
も又、各種の駆動信号の総称である。又、第2搬送制御
部550も又、第2CPU部551及び第2メモリ部5
52(図16)を有しており、メイン制御部51が出力
する指令信号V3を受けて、円筒ドラムユニット500
に対して第3制御信号VC3を出力することで当該ユニッ
ト500を制御する。この第3制御信号VC3も又、後述
する各種の駆動信号の総称である。
【0054】又、第2搬送制御部550は、円筒内面ド
ラム1の端面3の上方部に設けられた反射型の第3光セ
ンサ55(図2参照)の出力信号を受け取る。この第3
光センサ55の検出原理も又、既述した第1及び第2光
センサ125、340と同様である。そして、メイン制
御部51は、第2搬送制御部550が受信した第3光セ
ンサ55の出力信号VS3(図16)を受取り、第1搬送
制御部52の制御から第2搬送制御部550への制御へ
と切換えたり、その逆の制御動作を行ったりする。この
点も、後述する。
【0055】又、メイン制御部51は、主走査及び副走
査制御部65、66のそれぞれに対して第4及び第5指
令信号V4、V5を出力して、各部65、66の動作を制
御する。ここで主走査制御部65は、光ビームSB(図
1)を主走査方向Yに偏向・走査するための走査ヘッド
6内の偏向器の回転や結像用レンズの位置調整を制御す
る部分である。又、副走査制御部66は、走査ヘッド6
の駆動機構を制御する部分である。更にメイン制御部5
1は、表示装置57に対してアラーム信号V6を出力す
る。この表示装置57は、円筒内面走査装置内で行った
各種の誤動作をアラームとして表示する部分である。
【0056】図12は、第1搬送制御部52と第1搬送
部54ないしストックユニット100との制御系をより
詳細に示したブロック図である。先ず、第1搬送制御部
52は、第1及び第2タイマ58、59(両者58、5
9と後述する第3タイマ63(図13)とを総称して、
タイマ部957と称す)を有しており、両タイマ58、
59は第1搬送制御部52の第1CPU部64によって
制御される。この内、第2タイマ59は、ストックユニ
ット100内に於けるPS版20の搬送時のエラー動作
を確認するのに用いられるものであり、具体的には、送
出ローラ107(図4)によるPS版20の搬送開始時
からの経過時間T2を計測して、その計測結果を出力信
号VT2として出力する。又、第1タイマ58は、ストッ
クユニット100内に於ける、吸盤102(図4)によ
るPS版20の真空吸着時のエラー動作を確認する際に
用いられるタイマである。具体的には、第1タイマ58
は、第1真空ポンプ61をONさせてからの経過時間T
1を計測して、その結果を出力信号VT1として出力して
いる。
【0057】第1〜第3モータ104、109、11
4、第1真空ポンプ61、真空スイッチ(真空度セン
サ)60及び第1光センサ125は、全てデータバス5
6を介して、第1搬送制御部52の第1CPU部64に
接続されている。そして、第1〜第3モータ104、1
09、114はそれぞれ、第1搬送制御部52が出力す
る第1〜第3駆動信号VD1〜VD3に応じて駆動される。
第1真空ポンプ61も又、同じく第1搬送制御部52が
出力する第1ポンプ駆動信号VDP1に応じて駆動され
る。第1光センサ125及び真空スイッチ60の各出力
信号VS1、VSWは、第1搬送制御部52の第1CPU部
64へ出力される。
【0058】図13は、同じく第1搬送制御部52と第
2搬送ユニット300との制御系の詳細を模式的に表し
たブロック図である。第1ソレノイド305、第4モー
タ327、及び第2光センサ340は、全てデータバス
56を介して第1搬送制御部52に接続されている。
又、第3タイマ63は、第1搬送制御部52に含まれる
要素であり、第2搬送ユニット300内の導排部300
Cに於ける動作エラーを確認するために用いられるタイ
マである。具体的には、第3タイマ63は、第4モータ
327を始動させたとき、従って導排ローラ303A、
303Bを始動させて円筒ドラムユニット500側への
PS版20の搬入を開始したときからの経過時間T3
計測し、この計測結果を出力信号VT3として、第1CP
U部64へ出力する。第4モータ327及び第1ソレノ
イド305は、それぞれ、第1搬送制御部52が出力す
る第4及び第5駆動信号VD4、VD5によって駆動され
る。又、第2光センサ340は、その出力信号VS2を第
1搬送制御部52の第1CPU部64へ出力する。
【0059】次に、円筒ドラムユニット500の構成と
その動作について説明する。先ず、当該ユニット500
の動作を概述するならば、次の通りである。即ち、本ユ
ニット500は、導排部300Cより搬送されてきたP
S版20を受け取り、更に、PS版20を内面2に沿っ
てその内周方向へと搬送し、PS版20全体を内面2に
密着させる。又、排出時には、逆に内面2に密着された
PS版20を内面2の円周方向に沿って搬入出口16へ
向けて搬出し、当該搬入出口16に於いてPS版20を
導排部300Cへと引き渡す。以下、図14の斜視図に
基づき、その構成とより詳しい動作について述べる。
【0060】図14は、図1に於ける矢印30の方向か
ら円筒内面ドラム1と円筒ドラムユニット500とを眺
めた斜視図であり、説明の便宜上、走査ヘッド6や他の
ユニット100〜400等の表示は省略している。又、
図15は、後述する回転アーム501とショベルアーム
502とを拡大して示した斜視図である。円筒ドラムユ
ニット500は、内面2の円周方向に沿って回転可能な
回転アーム501(図15)と、回転アーム501に連
結されて回転アーム501と共に円周方向に回転するシ
ョベルアーム502及び始点押さえローラ503と、終
点押さえローラ504(図14)と、PS版20の搬入
時の搬入基準位置を形成する終点側当たり板505と、
終点浮かせ板506と、図14及び図15では図示して
いない副位置決め板507(図19参照)と、端面3の
搬入出口16側に配設された反射型の第3光センサ55
とに大別される。この内、第3光センサ55については
既述した通りであり、又、副位置決め板507は、端面
3の下部に配設された穿孔装置700内に設けられてい
るものであり、穿孔装置700の説明時に於いてその説
明を行う。円筒ドラムユニット500の他の各部の構成
は、次の通りである。
【0061】回転アーム501は、副走査ベース5の開
口部12の中心軸14方向の両端部付近のそれぞれに於
いて、設けられている。そこで、それぞれの回転アーム
501を、図15の通りに回転アーム501A、501
Bと呼ぶことにする。そして、両回転アーム501A、
501Bの構成は同一であるため、ここではその一つの
回転アーム501Aとその周辺の構成についてのみ説明
し、その説明を以て他方の回転アーム501Bとその周
辺の構成の説明に代える。
【0062】先ず、ブラケット547Aは、その中央部
に開口部508Aを有しており、この開口部508Aの
中心が中心軸14上に位置する様に、ブラケット547
Aの一端が副走査ベース5の下面5B(図1参照)に取
付けられている。但し、図14では、その取付け状態は
図示していない。そして、その中心が同じく開口部50
8Aの中心と同心となる様に、プーリ509Aがブラケ
ット547Aに配設され、更にプーリ509Aの端面5
10Aの一部分に、回転アーム501Aの一部をなすL
字型板511A(図14)の一方の側面が連結されてい
る。そして、このL字型板511Aの他方の側面が、同
じく回転アーム501Aの一部をなすL字型板512A
の一方の側面と連結されている。この様に、回転アーム
501Aは、2つのL字型板511A、512Aの結合
体より成り立っている。一方、L字型のブラケット51
3Aの一方の側面が、副走査ベース5の下面5B(図1
参照)に固設されており(図14では、その固設状態は
図示していないが、図2には図示している。)、その他
方の側面の中央部に形成された開孔部514Aが回転軸
体515を回転自在に軸支している。この回転軸体51
5は、図14に示す通り、他方の回転アーム501B側
に於けるブラケット513Bの開孔部514Bによって
も同様に軸支されている。そして、回転軸体515の先
端には歯車516が取付けられており、この歯車516
は第5モータ517(パルスモータ)の回転軸に取付け
られた歯車518と噛合している。そして、回転軸体5
15にはプーリ519Aが取付けられており、このプー
リ519Aとプーリ509Aとの間にベルト520Aが
掛けられている。従って、第5モータ517が回転する
と、その回転力は回転軸体515、ベルト520Aを経
てプーリ509Aに伝えられ、その結果、回転アーム5
01は、中心軸14上の一点をその回転中心として、内
面2の円周方向、つまり主走査方向Yに回転する。この
点は、他方の回転アーム501Bについても同様であ
る。又、回転アーム501AのL字型板512Aの他方
の側面521Aには、第6及び第7モータ(共にDCモ
ータ)522、523が取付けられている。尚、両モー
タ522、523は、L字型板512Aにのみ設けられ
ているものであり、回転アーム501B側のL字型板5
12Bには設けられていない。
【0063】一方、ショベルアーム502は、次の様に
して、両回転アーム501A、501Bに取付けられて
いる。即ち、回転軸体524が両L字型板512A、5
12Bの側面521A、521B(図15)に回転可能
に軸支されており、しかも当該軸体524の側面521
A側の端部には、第6モータ522の回転軸に取付けら
れた歯車525と噛合した歯車526が取付けられてい
る。そして、回転軸体524の中央部に、5つのL字型
の突出部527(図15)を有するショベルアーム50
2が連結されている。しかも、当該5つの突出部527
のそれぞれの先端部528は、内面2内にその円周方向
に沿って形成された溝529(図14)内に嵌合されて
いる。尚、各溝529間の内面2に形成された細い溝5
30は、PS版20を真空吸着するためのものであり、
これらの溝530は、図14では図示していない第2真
空ポンプ531(図16参照)と連結されている。従っ
て、回転アーム501A、501Bが円周方向に沿って
回転すると、その回転に伴ってショベルアーム502の
先端部528も又、溝529内を円周方向に移動するこ
とになる。又、第6モータ522が回転すると、回転軸
体524が、その中心軸を回転軸として自転する。その
結果、ショベルアーム502の先端部528が溝529
内で、上下動することになる。
【0064】始点押さえローラ503の構成は、次の通
りである。即ち、回転軸体548が、両側面部521
A、521Bに回転自在に軸支されており、その側面5
21A側の端部に、第7モータ523の回転軸に取付け
られた歯車534と噛合した歯車532が取付けられて
いる。そして、回転軸体548の両側に取付けられた連
結部533A、533Bに、始点押さえローラ503が
回転自在に取付けられている。従って、回転アーム50
1A、501Bが円周方向に回転すると、同じく始点押
さえローラ503も又、円周方向へと回転する。又、第
7モータ523が回転すると、その回転に応じて始点押
さえローラ503がショベルアーム502の中間部54
9の方向へ向かって回転したり、逆に中間部549から
離れる方向へ回転する。勿論、この始点押さえローラ5
03の回転の軸は、回転軸体548の中心軸である。
【0065】終点押さえローラ504(図14)は、次
の様にして内面2の空間内に配設されている。即ち、ブ
ラケット535A、535Bが、副走査ベース5の内側
側面5A(図1)の一方の端部に、それぞれブラケット
513A、513Bに面して取付けられており、回転軸
体536が両ブラケット535A、535Bに回転自在
に軸支されている。そして、ブラケット535Bには第
8モータ537(DCモータ)が取付けられており、第
8モータ537の回転軸に取付けられた歯車538と噛
合した歯車539が、回転軸体536に取付けられてい
る。更に、この回転軸体536の両端部には連結部54
0が取付けられており、両連結部540によって、終点
押さえローラ504が回転自在に軸支されている。従っ
て、第8モータ537が回転すると、終点押さえローラ
504は、連結部540と一体的に、回転軸体536の
中心軸をその回転軸として回転する。
【0066】終点押さえローラ504の上部側に突出す
る様に、終点側当たり板505の一部が、円筒内面ドラ
ム1の上面541に固設されている。又、終点押さえロ
ーラ504の下部側には、第2ソレノイド542によっ
て駆動される終点浮かせ板506が配設されてる。
【0067】一方、図16は、円筒ドラムユニット50
0の制御系を示すブロック図である。第2搬送制御部5
50は、第2CPU部551、第2メモリ部552、カ
ウンタ部553を有しており、データバス543を介し
て、円筒ドラムユニット500内の各部と信号の授受を
行う。即ち、第5〜第8モータ517、522、52
3、537は、それぞれ、第2CPU部551が出力す
る第6〜第9駆動信号VD6〜VD9によって駆動制御され
る。第2ソレノイド542は、第2CPU部551が出
力する第10駆動信号VD10によって、そのON状態、
OFF状態が制御される。第2真空ポンプ531は、第
2CPU部551が出力する第2ポンプ駆動信号VDP2
によって、PS版20の真空吸着を開始する。
【0068】一方、穿孔装置駆動部544は、後述する
穿孔装置700内の版副位置決め用モータ545(パル
スモータ)と版穿孔用モータ546(DCモータ)とよ
り成り、印刷工程で使用されている印刷機においては、
ピンシステムという版位置決め手段によって、印刷版
を、印刷機の版胴表面に設定している。従って、上記ピ
ンを通すための孔が、前もって印刷版の端部に形成され
ていなければならない。そこで、露光後(描画後)ある
いは露光前に、上記孔を加工するための穿孔作業が、円
筒内面走査装置において必要となるのである。そのた
め、PS版20の内面2への搬入に当たっては、PS版
20の端部(孔を形成する部分)を端面3より所定の寸
法だけ突出させた態様で、円筒ドラムユニット500が
PS版20を内面2内へ搬入する。しかも、この点を考
慮して、PS版20の一側辺が、既述した通り、常にP
S版載置面27(図2,図3参照)内の所定位置にくる
様にPS版20をストックトレイ101内にストックし
ている。各モータ545、546は、各々第11及び第
12駆動信号V11、V12によって駆動制御される。
【0069】図17及び図18は、それぞれ、図14に
示す端面3に配備された穿孔装置700の構成を説明す
る正面図及び斜視図である。又、図19は、穿孔装置7
00に含まれる移動ユニット704(移動ユニット70
4A、704Bの総称)の側面図であり、特に副位置決
め板507の配置とその動作を説明するために示したも
のである。従って、図19では、移動ユニット704の
各部を示す記号にA、Bという記号を後付けしないで、
それらを総称で以て示している。又、図19では、図示
の便宜上、後述する原点センサ709と羽部710(図
17参照)とを図示していない。以下、図17〜図19
に基づき、穿孔装置700の構成について説明する。
【0070】穿孔装置700は、端面3に配設されてい
るパンチユニット移動装置701と本装置701内に配
設されたパンチユニット800A、800Bとを有して
いる。パンチユニット800A、800Bは共に同一構
成を有しており、以後、パンチユニットと総称するとき
には、単にパンチユニット800と呼ぶことにする。
【0071】図17は、図18の矢印702で示す方向
から上記装置701、800A、800B等を眺めた正
面図に該当する。但し、図18に示したパンチユニット
移動装置701の端面3への配設位置が図17のそれと
は異なっているが、これは、図示の便宜上によるもので
あって、他意はない。
【0072】パンチユニット移動装置701は、パンチ
ユニット800を、円筒内面ドラム1の中心軸14方向
(副走査方向)Xに移動させる装置であり、版副位置決
め用モータ545と移動ユニット704A、704Bと
に大別される。
【0073】先ず、版副位置決め用モータ545(以
後、単にモータ545と称す)は、パンチユニット80
0を副走査方向Xに移動させるための駆動源となる部分
であり、前述の第2搬送制御部550(図16参照)に
よってその駆動が制御される。モータ545の端面3へ
の取付けは、次の通りである。即ち、ブラケット705
の一方の取付け面705aを端面3にボルト締結し、ブ
ラケット705の他方の取付け面705bにモータ54
5を取付ける。そして、モータ545の回転軸の先端
を、ベルト706A、706Bを掛けるためのプーリ7
05cの開孔に挿入する。
【0074】移動ユニット704A、704Bは、共に
モータ545の駆動力を受けてパンチユニット800を
副走査方向Xに直接移動させる部分であり、パンチユニ
ット800と連結された移動台708A、708Bをそ
の主たる構成要素としている。尚、移動ユニット704
Bは、後述する原点センサ709と羽部710とを備え
ていない点及びパンチユニット800Bの移動台708
Bへの連結位置が逆である点を除いては、移動ユニット
704Aと全く同一の構成を有しているので、以下、移
動ユニット704Aを中心にして移動ユニットの構成に
ついて詳述する。
【0075】移動ユニット704Aは、L字型のブラケ
ット711Aを介して端面3に配設されている。即ち、
L字型のブラケット711Aの一方の側面を端面3にボ
ルト締結すると共に、移動ユニット704Aの基台ブロ
ック712Aの下面712A1(図17)をブラケット
711Aの他方の側面にボルト締結する。基台ブロック
712A上に設けられた移動ユニット704Aの各要素
は、次の通りである。
【0076】即ち、基台ブロック712Aの端辺の突出
部712A2(図17)にはL字型の取付け板713A
が固設されており、その取付け板713Aの中央の穴に
伝動軸が嵌め込まれ、その伝動軸の先端にプーリ714
Aが連結されている。そして、プーリ714Aとモータ
545のプーリ705cとにベルト706Aが掛けられ
ている。又、基台ブロック712Aの中央端部の凸部7
12A3(図18)に対面して、L字型の取付け板71
5Aが固設されており、この取付け板715Aの側面と
前述の取付け板713A間には、2本のガイドレール7
16A(図18、図19参照)が共に副走査方向Xに平
行となる様に配設されている。しかも、プーリ714A
に連結された伝動軸720(図19)はボールネジ71
7(図19参照)が連結されていると共に、その伝動軸
720が副走査方向Xと平行になる様に、取付け板71
3A,715Aの間に配設されている。そして、移動台
708Aがボールネジ717Aに螺合されており、両ガ
イドレール716Aが共に移動台708Aに遊嵌されて
いる。そして、移動台708Aの上面に、L字型の副位
置決め板507の基部が固設されている。従って、モー
タ545が回転すると、モータ545の回転力がベルト
706A及びプーリ714Aを介してボールネジ717
Aに伝達され、移動台708A及び副位置決め板507
はガイドレール716Aに沿って、つまり副走査方向X
に移動することとなる。
【0077】又、基台ブロック712Aの凹部712A
4(図17)にも、2本のガイドレール718Aが敷設
されており、パンチユニット800Aの下部に固設され
た嵌合部800A1が、両ガイドレール718Aの切込
み部間に、摺動自在に遊嵌されている。そして、パンチ
ユニット800Aの下部と前述の移動台708Aの側面
とが、連結ブロック719Aによって連結されている。
これにより、モータ545の回転に応じて移動台708
Aが副走査方向Xに移動すると、パンチユニット800
Aも又、移動台708Aと共に副走査方向Xにガイドレ
ール718Aに沿って摺動ないし移動を行う。
【0078】他方、基台ブロック712Aの凸部712
A3(図18)の側面部の内、取付け板713A側の側
面部の端部には原点センサ709が配設されている。こ
の原点センサ709は、そのコの字型部709a(図1
7)を形成する両突出部分の一方に発光素子(LED
等)を備え、他方に上記発光素子が放出する光を検出す
る光検出器(フォトダイオード等)を備えている。そし
て、上記光検出器の出力端子は、図16に示した第2搬
送制御部550に接続されている(但し、図16では図
示せず)。これに対して、移動台708Aには、図17
及び図18に示す様に、羽部710が取付けられてい
る。従って、羽部710は、移動台708Aと共に、同
じく副走査方向Xに移動する。そこで、移動台708A
の移動に伴い羽部710が原点センサ709のコの字型
部709aを横切ると、前述の発光素子が発する光を羽
部710が遮ることとなり、光検出器の出力信号、つま
り原点センサ709の出力信号に変化が生じる。この変
化を第2搬送制御部550が検出することになるが、こ
のときの移動台708A、従ってパンチユニット800
Aの副走査方向X上の位置を、本願出願人は原点位置P
0(図19)と呼んでいる。このとき、副位置決め板5
07は、図19の位置PA0に位置している。そして、こ
の位置PA0にPS版20の端部が搬入当初より位置する
様に、円筒ドラムユニット500によってPS版20は
内面2内に搬入されるのであり、そのために既述した通
り、ストックトレイ101内の所定位置にPS版20を
ストックしているのである。この原点センサ709は、
一方の移動ユニット704Aに設けておけば十分である
ため、本実施例では前述した通り、他方の移動ユニット
704Bには配備されていない。
【0079】次に、パンチユニット800の構成・動作
について詳述する。ここに図20は、図17中の断線S
−S’に関するパンチユニット800の縦断面説明図で
あり、その主要な部分のみを示している。パンチユニッ
ト800は、版穿孔用モータ881(以後、単にモータ
881と称す)、カム機構882、パンチ883、ダイ
ス884をその主要素としている。モータ881は、モ
ータブラケット885を介してパンチユニット800の
ブラケット886に取り付けられており、又、ブラケッ
ト886には、ボルト締めによってパンチ用ブロック8
87が取付けられている。更にモータ881の回転軸
は、2つのベアリング888を備えた軸受け機構889
によって軸支されたシャフト8811の中心部に嵌合さ
れている。従って、モータ881の回転軸の中心軸とシ
ャフト8811の中心軸とは一致している。これに対し
て、シャフト8811の中心軸から偏心した位置には、
カム機構882の偏心カム882Aの軸が嵌合されてい
る。従って、偏心カム882Aの軸はモータ881の回
転軸に対して偏心した位置関係にある。更に、偏心カム
882Aに対して、図20では図示していない楕円状の
長穴を介して従動節882Bが結合しており、これによ
ってカム機構882が形成されている。そして、パンチ
883が、パンチ用ブロック887に設けられた貫通孔
8812を貫通し、パンチ883の上端が上記従動節8
82Bに結合されている。又、パンチ用ブロック887
の下面側にダイス884がボルト締結されており、ダイ
ス穴8814が、パンチ883の先端部8813が当該
ダイス穴8814内に嵌り込む様に、ダイス884の先
端部に形成されている。そして、パンチ用ブロック88
7とダイス884との間にできた隙間8815に、PS
版20の端部が挿入されてダイス884上に載置される
ことになる。
【0080】パンチユニット800はこの様な構成を有
しているので、次の通りに作動する。即ち、モータ88
1が図示しないモータドライバによって駆動されると、
モータ881の回転力がシャフト8811を介して偏心
カム882Aに伝わり、当該偏心カム882Aがシャフ
ト8811の中心軸から偏心した位置において当該中心
軸周りに回転する。この偏心回転に応じて、従動節88
2Bが上下方向に動き出す。こうして、モータ881の
回転力が偏心カム882Aによって上下方向への駆動力
に変換される。この駆動力を受けてパンチ883が上方
向から下方向へ向けて、つまり、PS版20の端部に対
してその非装着面(露光面)側から装着面(非露光面)
側へ向けて移動し、ダイス884上に載置されたPS版
20の端部を打ち抜くこととなる。これにより、PS版
20への穿孔が行われ、パンチカスがダイス穴8814
を介して下方へ落下する。パンチ883の先端部881
3としては、丸孔形状のものの他に、長孔形状のものも
用いられる。
【0081】又、反射型の第4光センサ8817が、両
ブラケット885、886上に支持板8818を介して
固設されている。この第4光センサ8817は、パンチ
883の上下動を確認するためのものである。即ち、そ
の中心が偏心カム882Aの軸の中心軸方向上に位置す
る様に、変形円板8819がブラケット886に面して
シャフト8811の一端に固設されている。従って、変
形円板8819は偏心カム882Aの回転と同期して回
転する。そして、この変形円板8819の回転を利用し
て、第4光センサ8817がパンチ883の上下動を検
出する。この検出信号は、パンチ883の穿孔が終了し
たか否かを示す信号である。そこで、第4光センサ88
17の検出信号を図16の第2搬送制御部550へ出力
し、当該制御部550は、第4光センサ8817の検出
信号を利用して、PS版20の内面2からの搬出の開始
を確認している。
【0082】図21〜図24は、この円筒内面走査装置
に於けるPS版20の搬入・搬出・排出の手順を示した
フローチャートである。以下、このフローチャートに基
づき、他の図面を参照しつつ、動作手順を説明する。
【0083】(ステップS1) このステップS1は、
オペレータのマニュアルによる準備作業に該当するステ
ップであり、唯一の暗室内での作業となる。即ち、オペ
レータは、筐体600内からストックトレイ101を取
出し、そのストックトレイ101内に、描画すべき複数
枚のPS版20をストックしておく。その際、PS版2
0の非露光面が吸盤102側に向く様に、各PS版20
を裏返しにしてストックトレイ101内に収納してお
く。これは、PS版20の非露光面が常に吸盤102に
よって吸着されることとして、搬送中にその露光面が送
出ローラ列110等によって損傷を受けない様に、その
露光面を保護するためである。更に、既述した通り、各
PS版20の一方の側辺が常にPS版載置面27の所定
位置に位置する様に、各PS版20をストックする必要
もある。ストック完了後は、ストックトレイ101を元
の状態でストックユニット100内に戻す。
【0084】(ステップS2) 第1モータ104を駆
動して、第1アーム103を版ストック位置P3(図4
参照)まで作動させる。即ち、オペレータが操作装置5
3を用いて、第1番目のPS版20(ストックトレイ1
01内に重ねてストックされた複数のPS版20の内
で、一番上にあるPS版20に該当)に対する搬送指令
信号V11を発すると、この信号V11に応じてメイン制御
部51が第1搬送制御部52に対して、その制動動作の
開始を指示する指令信号V2を出力する。そして、この
指令信号V2に応じて、第1搬送制御部52は、第1搬
送部54及び第2搬送ユニット300を動作させるため
の搬入・搬出シーケンスの作動を開始する。先ず、第1
搬送制御部52は、現在退避位置P1にある第1アーム
103に対して、第1駆動信号VD1を出力する。これに
より、第1アーム103が退避位置P1からその下方の
ストックトレイ101へ向けて回動する。そして、第1
アーム103が版ストック位置P3に達した時点で、第
1搬送制御部52は第1駆動信号VD1の出力を停止す
る。これは、第1搬送制御部52が、第1駆動信号VD1
のパルス数をカウントすることによって、実現される。
つまり、パルスのカウント数が、予め第1アーム103
を退避位置P1から当該ストック位置P3まで作動して計
測することにより求められたカウント値(第1搬送制御
部52の第1メモリ部62に格納されている)に等しく
なった時点で以て、第1アーム103が版ストック位置
3に達したことを検知する。この第1アーム103の
作動と共に、吸盤102も又、版ストック位置P3へ向
けて移動している。その結果、吸盤102は、当該位置
3において、第1番目のPS版20の非露光面(裏
面)に当接する。
【0085】(ステップS3) 第1真空ポンプ61を
ON状態にする。即ち、第1搬送制御部52は、第1真
空ポンプ61に対して第1ポンプ駆動信号VDP1を出力
すると共に、同時に第1搬送制御部52は、第1タイマ
58を始動させる。
【0086】(ステップS4) 第1真空ポンプ61に
よる吸引が始まると、その後、吸盤102は第1番目の
PS版20を吸着することになる。その際、図5より理
解される様に、2つの吸盤102が、PS版20の両サ
イド近傍において当該PS版20を吸着しようとする。
【0087】(ステップS5、S6) 吸引装置112
内の真空状態を検知する真空スイッチ60の出力信号V
SWがONレベルとなったか否かを、第1搬送制御部52
は判断する。このとき、真空スイッチ60がONしてい
れば次のステップS7に進む。真空スイッチ60がON
していないならば、第1CPU部64は、第1タイマ5
8の出力信号VT1が与える経過時間T1が予め第2メモ
リ部62に格納されている吸引時間TPを越えたか否か
を判断する。この吸引時間TPは、第1真空ポンプ61
が正常に動作してPS版20を吸引するのに要する時間
である。従って、T1>TPならば、吸盤102はPS版
20を確実に吸着できておらず、誤動作状態になってい
るものと考えられる。そこで、PS版20の吸着動作が
エラーであると判断して、第1搬送制御部52は、メイ
ン制御部51へアラーム信号を出力し、このアラーム信
号を受けてメイン制御部51は、表示装置57に対して
アラーム信号V6を出力する。その結果、表示装置57
はアラームを表示する。
【0088】(ステップS7) 第1番目のPS版20
をストックトレイ101の中から取り出して、送出位置
2まで運ぶ。そのために、再び第1モータ104をス
テップS2のときとは逆の回転方向に駆動して、第1ア
ーム103を送出位置P2まで戻させる。この作動に伴
い、吸盤102は、第1番目のPS版20を吸着したま
まで当該位置P2まで移動する。この場合の第1アーム
103の駆動についても又、第1搬送制御部52が自ら
出力する第1駆動信号VD1のパルス数をカウントするこ
とによって制御している。これにより、第1番目のPS
版20(以後、当該PS版20と称す)はストックトレ
イ101から取出されると共に、更に上方に持ち上げら
れ、その結果、その先端部が送出ローラ107に当接す
る。
【0089】(ステップS8) 第2モータ109の駆
動により、第2アーム105を退避位置P4(図4)か
ら下方へ向けて作動させ、圧接位置P5(図4)で停止
させる。この第2アーム105の作動も又、第1搬送制
御部52が、第2モータ109へ出力する第2駆動信号
D2のパルス数をカウントすることによって達成されて
いる。即ち、予め、両位置P4、P5間で第2アーム10
5を作動させて、そのときに必要な第2駆動信号VD2
パルス数を計測しておき、その結果を第1搬送制御部5
2の第1メモリ部62に格納しておく。そして、この計
測結果と実際の作動中のカウント結果とが等しくなった
時点で、第1搬送制御部52は、第2アーム105が圧
接位置P5に到達したことを検知し、第2モータ109
を停止させる。このとき、揺動ローラ106は、当該P
S版20の先端部を挟んで、送出ローラ107に当接す
る。つまり、揺動ローラ106は、当該PS版20を圧
接している。
【0090】(ステップS9) 第1真空ポンプ61を
OFF状態にする。即ち、第1搬送制御部52は、第1
ポンプ駆動信号VDP1の出力を停止し、吸引装置112
内を吸引時の真空状態から大気圧下に変更する。これに
より、吸盤102は、当該PS版20の非露光面からは
ずれる。
【0091】(ステップS10) 第1モータ104
を、再び逆回転で駆動させて、第1アーム103を送出
位置P2から元の退避位置P1まで戻す。この第1アーム
103の動作も又同様に、第1搬送制御部52による第
1駆動信号VD1のパルス数カウントによる制御によって
実現されている。
【0092】(ステップS11) 当該PS版20の搬
送作業を開始する。即ち、第1搬送制御部52は第3モ
ータ114に対して第3駆動信号VD3を出力して、当該
第3モータ114を駆動させる。この駆動に伴い、送出
ローラ107及び搬送ローラ118が回転され、当該P
S版20が送出ローラ列110によって円弧状に曲げら
れつつ、搬送経路126上を第1搬送ユニット200へ
向けて搬送されることは、既述した通りである。
【0093】(ステップS12〜S15) 第1光セン
サ125が当該PS版20の先端部を検知したか否か
を、チェックする。これは、第1光センサ125の出力
信号VS1が“1”レベルに立上がるのを、第1搬送制御
部52が検出することにより行われる。当該PS版20
の先端部が検知されると、ステップS15、即ち、スト
ックユニット100から第1搬送ユニット200への当
該PS版20の搬送がそのまま続行される。
【0094】これに対して検知されないときには、更
に、ステップS13に於いて、第2タイマ59が計測す
る経過時間T2が予め求められたストックユニット内搬
送時間t2を超えたか否かを、第1搬送制御部52は判
断する。このストックユニット内搬送時間t2とは、当
該PS版20の先端部を送出ローラ107との接触位置
から第1センサ125の位置まで誤動作なく正常に搬送
させるのに要する時間であり、予め計測された上で、第
1搬送制御部52の第1メモリ部62内に格納されてい
る。従って、T2> t2の時には、ストックユニット1
00内で搬送エラーが発生している蓋然性が高い。そこ
で、このときは、搬送エラーと一律に判断して、第1搬
送制御部52はアラーム信号をメイン制御部51へ出力
し、メイン制御部51は、これを受けてアラーム信号V
6を表示装置57へ出力する。これにより、表示装置5
7はアラームを表示して、搬送エラーをオペレータに伝
える(ステップS14)。
【0095】これに対して、T2<t2ならば、ステップ
S12に戻って、ステップS12、S13を繰り返す。
【0096】(ステップS16) 第3モータ114は
駆動され続けており、その結果、当該PS版20は、ス
トックユニット100→第1搬送ユニット200→第2
搬送ユニット300の供給部300A→切換え部300
Bへと搬送され続けている、このとき、切換えローラ3
02A、302Bは、既述した通り、図8で破線で表わ
した状態に設定されているため、当該PS版20は、導
排ローラ303Aへ向かって搬送されている。その後、
エラーなく正常に搬送されているならば、導排ローラ3
03Aの直前に配設された第2光センサ340が、当該
PS版20の先端部を検知する筈である。そこで、第1
搬送制御部52は、第2光センサ340の出力信号VS2
が“1“レベルに立上がったか否かを判断する。
【0097】(ステップS17) 第2光センサ340
の出力信号VS2の“1”レベルへの立上がりを検出する
と、第1搬送制御部52は第3駆動信号VD3の出力を停
止して、第3モータ114を停止させる。これにより、
当該PS版20の先端部が導排部300Cに進出した状
態で搬送が停止される。
【0098】(ステップS18) 当該PS版20を導
排部300Cから円筒ドラムユニット500側の搬入出
口16へ向けて搬送させる。即ち、第1搬送制御部52
は、第4モータ327を駆動させて導排ローラ303
A、303Bを回転させ、これによって当該PS版20
を更に搬送させる。PS版20の先端部は導排ローラ3
03Bの下方へ押し出され、その後、搬入出口16の近
傍の端面3に設置された第3光センサ55によってPS
版20の先端部が検知される。
【0099】(ステップS19・S20) 第1搬送制
御部52は、第3光センサ55の出力信号VS3を以て、
当該センサ55がPS版20の先端部の存在を検知した
か否かを判断する。この検知を確認すると、ステップS
20へと移り、第1搬送制御部52は第4モータ327
の駆動を停止させる。このときの当該PS版20は、当
該PS版20の先端部が導排部300Cの外側に出て搬
入出口16に到達しており、他の部分が導排部300C
から切換え部300B内(寸法によっては、供給部30
0A内まで)にある状態となっている。
【0100】(ステップS21) これ以後は、円筒ド
ラムユニット500の動作へと移る。即ち、既述した通
り、円筒ドラムユニット500は、当該PS版20の先
端部を受け取って、内面2内へその円周方向Y(図1
7)に沿って搬入し、内面2に密着させる。その後、P
S版20は真空吸引されて、内面2に装着される。これ
らの動作の詳細を以下に説明するが、それらの動作の制
御は全て第2搬送制御部550が担っているところであ
る。
【0101】メイン制御部51は、第2搬送制御部55
0に対して、PS版20のロードシーケンスの開始を指
令信号V3によって指令する。この指令を受けて、第2
搬送制御部550はロードシーケンスを立上げ、円筒ド
ラムユニット500の各部の作動制御を開始する。ここ
で、図25〜図43は、円筒ドラムユニット500の各
部の動作を理解しやすくする目的から模式的に示した正
面説明図であり、丁度、図1の矢印18方向から円筒内
面ドラム1の端面3を眺めた図に該当している。簡単化
のため、各図25〜図42では、各動作の説明で必要な
部分のみを図示している。以下、図25から順次に説明
してゆくと、次の通りである。
【0102】(1) 第2搬送ユニット300の導排部3
00Cによって搬入出口16まで搬送されてきた当該P
S版20は、第3光センサ55による先端部の検知によ
って停止させられている。この点は既述した通りであ
り、この検知直前の状態を示したのが、図25である。
既述した通り、穿孔のためにPS版20の中心軸14方
向(副走査方向X)の端部が端面3より突出した態様で
搬入出口16へ搬送されてきているので、端面3に配設
された第3光センサ55は、当該PS版20の先端部を
検知できるわけである。
【0103】(2) このとき、搬入出口16の近傍で
は、回転アーム501が待機している。しかも、ショベ
ルアーム502の先端部528が溝529内で上がった
状態に維持されている。このため、当該PS版20の先
端部は、ショベルアーム502の先端部528上に乗っ
た状態となっている(図26)。
【0104】(3) 第2搬送制御部550は第7モータ
523を駆動して、始点押えローラ503を初期位置よ
り下降させ、当該PS版20の先端部をニップする(図
27)。
【0105】(4) 第2搬送制御部550は、回転アー
ム501をCW方向(図25〜図43)の各図におい
て、紙面上方より見たときの反時計方向に該当)に回転
させ、この回転と同期して、第1搬送制御部52が第4
モータ327を再駆動して、導排部300Cを再び始動
させる。この結果、当該PS版20の全体が搬入出口1
6を通って、円筒内面ドラム1内に搬入される。その
際、当該PS版20の先端部はニップされることによっ
て内面2から浮いており、この状態で当該PS版20
は、内面2に沿って円周方向Yへと搬入されるので、当
該PS版20の先端エッジ部分及びその露光面を損傷さ
せることもない。従って、PS版20と内面2との摩擦
によって生じるアルミニウムのちりくずも発生しないば
かりか、内面2自体が損傷することもない(図28)。
【0106】(5) 上記搬入は、第5モータ517のパ
ルス数カウントによって制御している。これは、第2搬
送制御部550のカウンタ部553が担っている。即
ち、カウンタ部553のカウント結果が、予め第2メモ
リ部552内に格納された必要カウント数に一致したと
きに、第2CPU部551は、第5モータ517の駆動
を停止する。そして、搬入が完了すると、第2搬送制御
部550からメイン制御部51を介して送信されてきた
指令に応じて、第1搬送制御部51は第4モータ327
を停止させる。これにより、導排部300Cの搬送動作
は停止する。その後、第2CPU部551は、第5モー
タ517を逆転させて、回転アーム501をCW方向と
は逆の方向、即ち、CCW方向に回転させ、当該PS版
20の後端部を終点当たり板505の突出した部分50
5aに当てて、当該PS版20を内面2に密着させる
(図29)。このときの第5モータ517のCCW方向
への回転制御も又、同様にパルス数カウントの方法によ
り行われる。その際、予め必要なパルス数が計測され
て、第2メモリ部552に格納されており、その格納デ
ータとカウンタ部553のカウント結果との比較によ
り、当該回転が制御される。
【0107】(6) 第2CPU部551は、第6モータ
522を駆動して、ショベルアーム502の先端部52
8を溝529内で下降させる。これにより、当該PS版
20の先端部のニップが解除される(図30)。このと
き、始点押えローラ503を上昇させている。
【0108】(7) 第2CPU部551はモータ545
(図18)を駆動して、副位置決め板507(図19)
を移動させ、図19で示した所定の位置PAまで移動さ
せる。この制御も又、モータ545の駆動信号V11のパ
ルス数をカウントすることにより行っている。その結
果、当該PS版20も又、原点位置PA0から所定位置P
Aまで中心軸14方向に押し戻され、これにより、当該
PS版20の副走査方向Xの位置調整が達成される。
【0109】(8) 第2CPU部551は再び第5モー
タ517を逆転させて、所定のパルス数に相当する回転
移動量だけ、回転アーム501をCCW方向に回転させ
る。これにより、当該PS版20はより一層内面2に密
着される(図31)。
【0110】(9) 第2CPU部551は第8モータ5
37(図14)を駆動して、終点押さえローラ504を
下降させて、当該PS版20を押さえる(図32)。
【0111】(10) そして、第2CPU部551は所定
のパルス数分だけ第5モータ517を更に逆転させて、
回転アーム501をCCW方向に回転させ、更に一層当
該PS版20を内面2に密着させる。これは、終点押さ
えローラ504で当該PS版20を押さえると、当該P
S版20にたるみが始点側へ生じるので、このたるみを
とるために、更に当該PS版20を終点側当たり板50
5(終点)側へ向けて押しているのである(図33)。
【0112】(11) 第2CPU部551は、第7モータ
523を駆動して始点押さえローラ503を下降させ
る。これにより、始点押さえローラ503は、当該PS
版20を押さえる(図34)。これは、当該PS版20
の先端部側(始点側)に生じる浮きをとるためである。
【0113】(12) 当該PS版20の内面2への搬入・
密着が完了したので、第2CPU部551は第2真空ポ
ンプ531を駆動させて、当該PS版20を内面2に吸
着ないし装着させる(図35)。
【0114】(13) 吸着完了後は、終点押さえローラ5
04と始点押さえローラ503とによる押さえは不要と
なるので、第2CPU部551は、第7及び第8モータ
523、537を逆回転で駆動させて、両ローラ50
3、504を上昇させ、当該PS版20の押さえを解除
する(図36)。
【0115】(14) そして、第2CPU部551は、所
定のパルス数で以て第5モータ517を正転させ、回転
アーム501をCW方向へと回転させる(図37)。そ
の結果、当該アーム501は、描画有効エリア(走査ヘ
ッド6により光ビームが有効に走査される範囲)から退
避される。この回転制御も又、パルス数カウントでなさ
れている。以上により、ロードシーケンス(ステップS
21)が終了する。
【0116】(ステップS22) 画像信号で変調され
た光ビームSB(図1)を円筒内面ドラム1内の空間に
導入し、走査ヘッド6によって主走査方向Yに走査させ
ると共に、走査ヘッド6を副走査方向Xへと移動して、
当該PS版20を露光(描画)する。
【0117】(ステップS23) 第2搬送制御部55
0は、モータ545を再び駆動して両パンチユニット8
00A、800Bを中心軸14方向に移動させ、両パン
チ883を所定の穿孔位置上に移動させる。そして、第
2搬送制御部550は、モータ881を駆動して、当該
PS版20の端部に孔を開ける。
【0118】(ステップS24) 穿孔終了を第2搬送
制御部550が確認すると、次に、内面2からの当該P
S版20の搬出のための準備作業へと移る。この搬出の
準備作業も又、第2搬送制御部550が有する搬出シー
ケンスに基づき制御される。以下、図38〜図43を参
照しつつ説明する。
【0119】(15) 第2CPU部551は、第5モータ
517を所定のパルス数で以て逆転させて、回転アーム
501をCCW方向に回転させ、これにより、ショベル
アーム502の先端部528を当該PS版20の先端部
に当接させる(図38)。
【0120】(16) 第2CPU部551は、第2真空ポ
ンプ531をOFF状態として、当該PS版20の真空
吸着を解除する(図39)。
【0121】(17) 第2CPU部551は、第7モータ
523を正転させて始点押さえローラ503を下降させ
ると共に、第6モータ522を正転させてショベルアー
ム502の先端部528を上昇させる。これにより、当
該PS版20の先端部が再びニップされる(図40)。
これは、搬出時においても、PS版20のエッジが内面
2との接触・摩擦によって損傷するのを防止するためで
ある。
【0122】(18) 第2CPU部551は、所定のパル
ス数で以て第5モータ517を正転させ、回転アーム5
01をCW方向に回転させる。これにより、当該PS版
20の後端部は、終点側当たり板505から離され、当
該PS版20は、内面2に沿って若干CW方向に押し進
められる。これにより、その後端部近傍に、たるみが生
じることになる(図41)。このように後端部をたるま
せるのは、次の終点浮かせ板506(図14)との協動
で、当該PS版20の後端部をより簡単に浮上させるた
めである。
【0123】(19) 第2CPU部551は、第2ソレノ
イド542を励磁してON状態とし、これによって終点
浮かせ板506を上昇させる。これにより、当該PS版
20の後端部は内面2から浮上させられる。その際、後
端部が終点側当たり板505を乗り越えることができる
レベルまで、第2ソレノイド542は励磁されている
(図42)。
【0124】(20) 第1搬送制御部52は、第1ソレノ
イド305を励磁してON状態にし、切換えローラ列3
02を排出時の位置(図8中で実線で示した版排出位
置)に切換える。これにより、PS版20の経路は、導
排経路322→排出経路323へと切換えられたことに
なる。
【0125】(ステップS25) 更に円筒ドラムユニ
ット500からの当該PS版20の受取りを円滑に行う
ために、前もって、第1搬送制御部52は、第4モータ
327をステップS18のときとは逆の回転で駆動さ
せ、導排ローラ303A、303Bを逆回転させる。
【0126】(ステップS26) 以上の搬出準備がと
とのった段階で、次に、円筒ドラムユニット500を駆
動して、当該PS版20を内面2からその円周方向Yに
沿って移動させて、当該PS版20の先端部(搬入時で
は、後端部であった部分)を搬入出口16へ向けて搬出
させる。
【0127】そこで、第2CPU部551は、第5モー
タ517を逆転させて、回転アーム501をCCW方向
へと回転する(図43)。
【0128】(ステップS27) その後、当該PS版
20の先端部(搬入時の後端部)が導排ローラ303B
によって受けとめられ、当該PS版20は導排部300
Cへと引込まれる。従って、これ以後は、PS版20の
排出工程へと移る。その後、PS版20は、排出ローラ
列304(図8)によって円弧状に曲げられつつ、排出
口601つまり回収ユニット400へ向けて搬送される
が、この点は既述した通りである。
【0129】(ステップS28〜S30) 第3光セン
サ55が排出中の当該PS版20の後端部(搬入時の先
端部に該当)を検知したか否かを、その出力信号VS3
“0”レベルへの立下がりを検出することによって、第
1搬送制御部52は判断する(ステップS28)。YE
Sならば、ステップS29へと移り、第1搬送制御部5
2は、第3タイマ63を始動させて、その計測時間T3
を出力信号VT3の受信を通じて検知する。そして、第3
タイマ63の計測時間T3が後端部排出時間TOUTを超え
たか否かを確認する。この後端部排出時間TOUTとは、
当該PS版20の後端部が第3光センサ55によって検
知されてから排出口601まで到達するのに要する時間
であり、予め計測されて、第1搬送制御部52の第1メ
モリ部62に格納されている。T3≧TOUTならば、当該
PS版20は受取り皿板412を介して受け板402に
受けとめられているので、第1搬送制御部52は第4モ
ータ327の駆動を停止する(ステップS30)。
【0130】(ステップS31) メイン制御部51
は、オペレータが操作装置53より入力したPS版20
の総数Nに基づき、全てのPS版20が回収ユニット4
00へ回収されたか否かを判断する。即ち、メイン制御
部51は、回収ユニット400へ回収済みの現在のPS
版20の数nに1を加えて(n+1)とし、この(n+
1)を新たに回収されたPS版20を加えた現在のPS
版の数nとして、そのデータを更新する(今までの設定
だと、n=1である。)。そして、関係式n=Nが成立
するか否かを判断する。n<Nならば、次のステップS
32へと移り、次のPS版20のストックトレイ101
からの取出しと、その搬入・露光・穿孔・搬出及び排出
という上記一連のステップとを繰り返す。それに対し
て、n=Nならば、全てのPS版20が露光され回収さ
れたので、上記動作を終了する。
【0131】以上述べた通り、本実施例では、PS版2
0の内面2への搬入・密着及び内面2からの搬出・回収
ユニット400への排出を、ストックユニット100、
第1及び第2搬送ユニット200、300並びに円筒ド
ラムユニット500によって実現しているので、上記搬
入・搬出・排出を全て自動的に行うことができるという
利点がある。この場合、オペレータは、予めストックト
レイ101内に露光すべき複数枚のPS版20を収納し
ておくだけでよく、オペレータの作業性を格段に向上さ
せることができる。しかも、当該搬入・搬出・排出作業
は全て明室内に於いて行われることとなり、円筒内面走
査装置に於ける印刷版の生産性も又、格段に向上する。
なお、回収ユニット400に代えてPS版自動現像機を
使用すれば、現像までを含む一連の作業全体を自動化で
きる。
【0132】又、ストックユニット100内のストック
トレイ101は、円筒内面ドラム1の側面15側に立て
掛けられた状態で配設されており、ストックユニット1
00内のPS版取出し部100A、並びに第1及び第2
搬送ユニット200、300は、円筒内面ドラム1の上
部側において配設されているため、円筒内面ドラム1の
周囲のスペースを有効利用している。このため、PS版
20の自動給排装置を小型化することができる利点があ
る。しかも、本実施例では、第2搬送ユニット300
が、切換え部300Bを有しており、これによってPS
版20の搬入・排出の両機能を兼ね備えることができ
る。この構成は、上記自動給排装置の小型化に大きく寄
与し得るものである。
【0133】又、ストックユニット100及び第2搬送
ユニット300内でのPS版20の搬送に際しては、送
出ローラ列110及び供給ローラ列301を用いること
によってPS版20を常に円弧状に滑らかに曲げつつ搬
送しており、排出時においても又、排出ローラ列304
によって、PS版20を円弧状に曲げつつ搬送してい
る。この点も又、ストックユニット100及び第2搬送
ユニット300の寸法の小型化に大きく寄与していると
言える。しかも、各ローラ列110、301、304に
よるPS版20の搬送に際しては、PS版20の非露光
面(裏面)がこれらのローラ列110、301、304
と接触するため、PS版20の露光面を何ら損傷させる
ことなく、PS版20を円筒ドラムユニット500まで
搬送させることができると共に、当該ユニット500か
ら回収ユニット400までPS版20を搬送させること
ができる。
【0134】一方、円筒ドラムユニット500を用いた
PS版20の内面2への搬入・内面2からの搬出におい
ても、次の様な利点がある。即ち、PS版20の先端部
をニップして内面2から浮かした状態でPS版20の搬
入・搬出を行っているため、PS版20の露光面及び内
面2自体を損傷させることなく、PS版20を自動的に
内面2に搬入し、且つ内面2から第2搬送ユニット30
0まで搬出させることができる。又、従来技術の様
に、感材の位置決め用にピンを用いたり、運搬手段と感
材とを一体的に円筒内面ドラムの内面に装着したり、駆
動部にエアシリンダーを用いたりしていないため、この
点でも従来技術と比較して、部品点数を少なくするこ
とができる利点がある。又、円筒ドラムユニット500
のみならず、ストックユニット100、第2搬送ユニッ
ト300においても又、これらのユニット内の各駆動部
材(第3、第4、第5モータ114、327、517
等)の制御自体はパルス数カウントによる方法で行って
いるので、本実施例では、各ユニット100、200、
300、500の制御を容易なものとすることができる
利点がある。
【0135】尚、本実施例の変形例として、次の様なも
のが種々考えられる。
【0136】先ず、送出ローラ列110に代えて、円弧
状に曲げられた壁板を前述の搬送経路126の外側に設
け、この壁板とPS版20の非露光面とを接触させなが
らPS版20を壁板に沿って搬送する様にしても良い。
これにより、PS版20は、円弧状に曲げられながら搬
送される。同様の変形を供給ローラ列301や排出ロー
ラ列304にも適用できることは、言うまでもない。
【0137】又、駆動ローラ201Aを第3モータ11
4によって駆動させるのではなく、直接DCモータによ
って駆動ローラ201を駆動するようにしても良い。但
し、このDCモータを第3モータ114と同期して回転
させる必要はある。又、第1ソレノイド305に代え
て、DCモータを用いる様にしても良い。この点は、第
2ソレノイド542についても言える。
【0138】又、本実施例では、ある一枚のPS版20
の取出し・搬入・露光・搬出・排出が終わる毎に、次の
PS版の取出し以降の各作業を自動的に行っているが、
これに代えて、先行するPS版20の搬出・排出作業と
併行して、次のPS版20の取出しと第2搬送ユニット
300への搬送制御とを行うようにしても良い。この場
合、後のPS版20が第1搬送ユニット200から第2
搬送ユニット300内の供給経路311へ入った段階
で、第1ソレノイド305がON状態にあるか否かを第
2搬送制御部550が判断する必要がある。そして、第
1ソレノイド305がON状態にあるならば、先のPS
版20が現在回収ユニット400へ向けて排出中である
ため、第1CPU部64は、一旦第3モータ114を停
止させる。そして、第1ソレノイド305がOFF状態
となった後に、供給経路311内で一時停止させられて
いた次のPS版20の導排経路322への搬送を再開す
る。それに対して、第1ソレノイド305が、その時点
で既にOFF状態にあると判断したならば、第1CPU
部64は次のPS版20の搬送をそのまま続行させる。
この制御を行うことによって、より一層作業効率・生産
効率を向上させることができることは、明らかである。
【0139】又、フィルムを感材として用いる場合につ
いても、上記実施例を適用することができる。
【0140】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、ストッ
ク手段から円筒内面ユニットまでの感材の搬送を自動化
することができ、この結果、円筒内面ドラムの内面への
感材の搬入作業を一貫して完全自動化することができ
る。この場合には、オペレータは、予めストック手段に
感材をストックしておくだけで良く、オペレータの負担
は格段に低減され、生産効率の大幅な向上を実現するこ
とができる。又、本発明では円弧状に曲げつつ感材を
搬送しているため、第1及び第2搬送手段の構成を小型
化することができる。これにより、本発明は、装置全体
の小型化にも寄与することができる。しかも、本発明
に於ける各構成要素は全て筐体内に収納されているの
で、上記搬入作業を明室内で行うことができる。これに
より、作業性の一層の向上が可能となる。
【0141】請求項2に係る発明によれば、搬入作業
のみならず、内面からの感材の搬出・排出作業をも完全
に自動化することができる。従って、オペレータの負担
はより一層低減され、生産効率のより一層の向上を実現
することができる。加えて、搬入・排出作業もまた明
室内で行うことができる。このことは、円筒内面走査装
置を明室内に設置して、感材の搬入から露光、そして、
感材の排出までの全ての作業を一貫して当該明室内で行
うことができることを意味しており、その結果、高い生
産性を実現することが可能となる。しかも、本発明で
はストック手段とは別の排出側へ感材を搬送して排出し
ているので、感材のストック部分と回収部分とを分離す
ることができる。この点でも又、感材のストック部分に
再び回収する場合と比較して、格段に処理効率乃至生産
効率を向上させることが可能となる。更に本発明では
第2搬送手段が感材の搬入用搬送部分と排出用搬送部分
とを兼ね備えているため、この点でも、装置の小型化に
大きく寄与することができる。
【0142】請求項3に係る発明によれば、感材の露
光面を傷つけること無く搬送させることができ、及び
容易に且つ滑らかに円弧状に感材を曲げて搬送させるこ
とができ、簡易な構成の装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である円筒内面走査装置に
於ける円筒内面ドラムと走査ヘッドとを中心として示し
た斜視図である。
【図2】円筒内面走査装置の内部構成を眺めた正面説明
図である。
【図3】ストックトレイの構成を示した正面説明図であ
る。
【図4】ストックユニットの内部構成を眺めた正面説明
図である。
【図5】ストックユニット内に於ける第1及び第2アー
ムと各ローラとの配置関係を説明するための平面説明図
である。
【図6】第1搬送ユニットの内部構成を眺めた正面説明
図である。
【図7】第1搬送ユニット内に於けるベルトと各歯車と
各ローラとの配置関係を説明するための平面説明図であ
る。
【図8】第2搬送ユニットの内部構成を眺めた正面説明
図である。
【図9】第2搬送ユニット内に於ける第3アームと各ロ
ーラとの配置関係を説明するための平面説明図である。
【図10】回収ユニットの内部構成を眺めた正面説明図
である。
【図11】円筒内面走査装置の制御系の全体構成を示し
たブロック図である。
【図12】第1搬送部の制御系の構成を示したブロック
図である。
【図13】第2搬送ユニットの制御系の構成を示したブ
ロック図である。
【図14】円筒内面ドラムと円筒ドラムユニットとを示
した斜視図である。
【図15】円筒ドラムユニット内に於ける回転アームと
ショベルアームとの構成を拡大して示す斜視図である。
【図16】円筒ドラムユニットの制御系の構成を示した
ブロック図である。
【図17】穿孔装置の構成を示した正面図である。
【図18】穿孔装置の構成を示した斜視図である。
【図19】穿孔装置内に於ける移動ユニットの構成を示
した側面図である。
【図20】パンチユニットの構成を示した断面説明図で
ある。
【図21】PS版の搬入・搬出・排出の手順を示したフ
ローチャートである。
【図22】PS版の搬入・搬出・排出の手順を示したフ
ローチャートである。
【図23】PS版の搬入・搬出・排出の手順を示したフ
ローチャートである。
【図24】PS版の搬入・搬出・排出の手順を示したフ
ローチャートである。
【図25】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図26】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図27】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図28】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図29】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図30】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図31】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図32】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図33】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図34】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図35】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図36】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図37】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図38】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図39】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図40】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図41】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図42】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【図43】円筒ドラムユニットの動作を説明するために
示した正面説明図である。
【符号の説明】 1 円筒内面ドラム 2 内面 3 端面 5 副走査ベース 6 走査ヘッド 14 中心軸 16 搬入出口 20 PS版 52 第1搬送制御部 55 第3光センサ 100 ストックユニット 101 ストックトレイ 102 吸盤 103 第1アーム 104 第1モータ 105 第2アーム 106 揺動ローラ 107 送出ローラ 109 第2モータ 110 送出ローラ列 111 筐体 112 吸引装置 114 第3モータ 200 第1搬送ユニット 208 ベルト 300 第2搬送ユニット 301 供給ローラ列 302 切換えローラ列 303 導排ローラ列 304 排出ローラ列 306 第3アーム 310 筐体 400 回収ユニット 500 円筒ドラムユニット(円筒内面ユニット) 501 回転アーム 502 ショベルアーム 503 始点押さえローラ 504 終点押さえローラ 505 終点側当たり板 506 終点浮かせ板 507 副位置決め板 550 第2搬送制御部 600 筐体 601 搬出口 700 穿孔装置 800 パンチユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 亨 京都市南区久世築山町465番地の1 大 日本スクリーン製造株式会社 久世工場 内 (56)参考文献 特開 平5−249689(JP,A) 特開 平5−27188(JP,A) 特開 平5−270190(JP,A) 特表 平6−505211(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03F 7/20 - 7/24 G03F 9/00 - 9/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒内面ドラムと、前記円筒内面ドラム
    に形成された搬入出口より感材を前記円筒内面ドラムの
    内面に搬入して装着し且つ露光後に前記感材を前記搬入
    出口まで搬出する円筒内面ユニットと、画像信号により
    変調された光ビームを前記円筒内面ドラムの内面の円周
    方向及びその中心軸方向へ走査して前記内面に装着され
    た感材を露光する走査ヘッドと、前記円筒内面ドラム、
    前記円筒内面ユニット及び前記走査ヘッドを収納する筐
    体とを備えた円筒内面走査装置において、 前記感材を複数ストックするストック手段と、 前記複数の感材から順次に感材を一枚ずつ前記ストック
    手段より取出した上、当該感材を円弧状に曲げつつ搬送
    する第1搬送手段と、 前記第1搬送手段によって搬送されてきた当該感材を円
    弧状に曲げつつ前記搬入出口まで搬送する第2搬送手段
    とを更に備え、 前記ストック手段、第1及び第2搬送手段も前記筐体内
    に収納されていることを特徴とする円筒内面走査装置。
  2. 【請求項2】 前記第2搬送手段は、前記円筒内面ユニ
    ットによって前記搬入出口まで搬出されてきた露光後の
    感材を受け止めた上で更に円弧状に曲げつつ前記筐体内
    の排出側へ搬送する手段でもあることを特徴とする、請
    求項1記載の円筒内面走査装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2搬送手段は共に回転自
    在な複数のローラを有しており、当該複数のローラは円
    弧上に一列に配列されたローラ列を形成していることを
    特徴とする、請求項1又は請求項2記載の円筒内面走査
    装置。
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