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JP2931482B2 - 電子部品用端子取付構造及び高圧用可変抵抗器 - Google Patents
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JP2931482B2 - 電子部品用端子取付構造及び高圧用可変抵抗器 - Google Patents

電子部品用端子取付構造及び高圧用可変抵抗器

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JP2931482B2
JP2931482B2 JP20490092A JP20490092A JP2931482B2 JP 2931482 B2 JP2931482 B2 JP 2931482B2 JP 20490092 A JP20490092 A JP 20490092A JP 20490092 A JP20490092 A JP 20490092A JP 2931482 B2 JP2931482 B2 JP 2931482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高圧用可変抵抗器等の
電子部品の絶縁樹脂製ケースの端子取付部に金属端子を
取り付ける電子部品用端子取付構造と、該取付構造を適
用した高圧用可変抵抗器とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7(A)及び(B)は、高圧用可変抵
抗器等の電子部品の絶縁樹脂製ケース101の端子取付
部102に金属端子103を取付けるための従来の取付
構造を説明するための図である。絶縁樹脂製ケース10
1の開口端部の一辺部分101aには、所定の間隔をあ
けて3個の溶着用起立部102a〜102cが突設され
て端子取付部102が形成されている。金属端子103
は、端子部103aと端子取付部102に固定される固
定部103bと接続線が接続される接続部103cとを
一体に有している。固定部103bには、溶着用起立部
102bが挿入される貫通孔103dが形成されてい
る。従来は、端子金具103を図7(B)のように配置
した後に、全ての溶着用起立部102a〜102cを熱
溶着により溶融させて図7(A)に示すような溶着部1
04を形成して、金属端子103を端子取付部102に
固定している。従来の高圧用可変抵抗器において、金属
端子が複数個ある場合でも、上記と同様にして熱溶着技
術を利用して金属端子の取付を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のように熱溶着技
術を用いて金属端子を固定する場合には、金属端子の位
置決め作業と熱溶着作業が必要になるため、作業工程が
多くなって生産性が悪かった。特に熱溶着作業は、失敗
が発生しやすいために歩留が悪くなる上、溶着後の溶着
部の見た目が悪いためにその分商品価値が下がるという
問題があった。これらの問題点は、1個の電子部品に取
付けられる金属端子の数が多くなればなるほど、大きな
問題となる。
【0004】本発明の目的は、熱溶着を用いずに金属端
子を簡単に取付けることができる電子部品用の端子取付
構造を提供することにある。本発明の他の目的は、金属
端子の取付が容易で、しかも金属端子が端子取付部から
外れることのない電子部品用の端子取付構造を提供する
ことにある。本発明の更に他の目的は、機械的に金属端
子を取付けることができる電子部品用の端子取付構造を
提供することにある。本発明の他の目的は、熱溶着を用
いずに大部分の金属端子を簡単に取付けることができる
高圧用可変抵抗器を提供することにある。本発明の更に
他の目的は、複数個の金属端子の端子部を雌型端子に挿
入しても金属端子が端子取付部から外れることのない高
圧用可変抵抗器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1ないし4の発明
は、電子部品の絶縁樹脂製ケースの端子取付部に端子部
と端子取付部に固定される固定部と接続線が接続される
接続部とを一体に有する金属端子を取付けてなる電子部
品用端子の取付構造を改良の対象とする。請求項1の発
明で用いる端子取付部は、相互に所定の間隔をあけて絶
縁樹脂製ケースに固定された可撓性を有する一対の端子
取付用起立部を有しており、一対の端子取付用起立部の
対向する内側壁部に該端子取付用起立部の一端から他端
に向かって延び且つ内側に向かって開口する一対のガイ
ド溝を有している。また一対のガイド溝の途中に被係止
部を設ける。更に金属端子の固定部の幅方向の両縁部を
一対のガイド溝に挿入可能な形状として、両縁部に一対
の係止片を設ける。金属端子の一対の係止片と一対のガ
イド溝の被係止部とを係合させて金属端子の抜け止めを
図る。
【0006】請求項2の発明では、係止片を金属端子の
挿入方向と逆の方向に向かうに従って幅が広がって一対
の端子取付用起立部の間の間隙を押し拡げる傾斜部と該
傾斜部の端部から幅方向内側に延びる係止部とから構成
する。また一対のガイド溝にそれぞれ設ける被係止部
は、一対の係止片が嵌合する嵌合部と係止片の係止部と
係合する係合面とを備えている。
【0007】請求項3の発明では、一対の端子取付用起
立部のガイド溝よりも上の上端部分を、ガイド溝が延び
る方向と直交する方向に延びるスリットにより分割す
る。そしてスリットは係止片が嵌合する嵌合部を構成
し、スリットを間に介して対向する端子取付用起立部に
形成された分割面が係合面を構成する。
【0008】請求項4の発明では、金属端子の固定部の
端部(挿入方向と逆方向の端部)には一対のストッパ片
を設け、一対の端子取付用起立部の端部(挿入方向と逆
方向の端部)には一対のストッパ片と当接する一対の当
接部設ける。
【0009】請求項5及び6の発明は、請求項1〜4の
発明の取付構造を適用した高圧用可変抵抗器を対象とす
る。具体的には、一端開口状の絶縁樹脂製ケースの内部
に可変抵抗体を含む抵抗体回路が表面に形成された絶縁
基板が配置され、絶縁樹脂製ケースの開口端部の一辺部
分に所定の間隔をあけて複数の端子取付部が前記絶縁樹
脂製ケースと一体に設けられ、端子部と端子取付部に固
定される固定部と接続線が接続される接続部とを一体に
有する複数の金属端子が対応する複数の端子取付部にそ
れぞれ取り付けられている高圧用可変抵抗器を改良の対
象とする。請求項5の発明では、複数の金属端子のうち
絶縁基板に設けられた電極に直接接続される金属端子を
除く他の金属端子が取付けられる端子取付部を、相互に
所定の間隔をあけて絶縁樹脂製ケースに固定された可撓
性を有する一対の端子取付用起立部から構成し、該一対
の端子取付用起立部の対向する内側壁部に該端子取付用
起立部の一端から他端に向かって延び且つ内側に向かっ
て開口する一対のガイド溝を形成する。また一対のガイ
ド溝の途中に被係止部を設ける。更に金属端子の固定部
の幅方向の両縁部を一対のガイド溝に挿入し得る形状と
し、しかも両縁部に一対の係止片を設ける。そして金属
端子の一対の係止片とガイド溝の被係止部とを係合させ
て金属端子の抜け止めを図る。
【0010】請求項6の発明では、複数の金属端子の端
子部を被取付部に設けられた雌型端子に挿入し得るよう
に絶縁樹脂製ケースの外側に向かって延ばす。また他の
金属端子のガイド溝への挿入方向が複数の金属端子の前
記雌型端子への挿入方向と逆になるように、前記他の金
属端子を端子取付部に取付ける。
【0011】
【作用】請求項1の発明の端子取付構造では、金属端子
の固定部の両縁部を一対の端子取付用起立部に設けた一
対のガイド溝に添って挿入方向に挿入し、両縁部に設け
た係止片を一対のガイド溝に設けた被係止部に係合させ
る。係止片と被係止部とが係合すると、挿入方向と逆の
方向(引抜き方向)に金属端子に力を加えても、金属端
子はガイド溝から抜けることがない。したがって本発明
によれば、ガイド溝に金属端子を挿入するという簡単な
作業だけで、熱溶着技術を用いることなく、金属端子の
端子取付部への取付を簡単に行える。また熱溶着技術を
用いないために、歩留が高く、しかも金属端子取付後の
仕上りを良好なものとすることができる。
【0012】請求項2の発明の端子取付構造では、金属
端子の固定部の両縁部を一対のガイド溝に挿入した場
合、まず金属端子の固定部に設けた係止片の傾斜部が一
対の端子取付用起立部の間の間隔を押し拡げながら金属
端子はガイド溝内に進入する。そして更に金属端子を挿
入して係止片がガイド溝に設けた嵌合部に嵌合される
と、一対の端子取付用起立部間の間隔は実質的に元の状
態に戻り、係止片の係止部が嵌合部の係合面と係合して
抜け止めが図られる。係止片の傾斜部は、係止片の進入
を阻害しない方向に傾斜しているため、金属端子をガイ
ド溝内に挿入することは容易である。しかしながら金属
端子をガイド溝内から引抜こうとするときには、係止片
の係止部と被係止部の係合面との係合を解除させるため
に大きな引抜き力が必要になる上、係止片の傾斜部と係
止部との境界に形成される角部がガイド溝の壁面に引っ
掛かった状態で金属端子を引抜かなければならず、かな
り大きな引抜き力を加えなければ、金属端子を抜くこと
ができない。よって本発明によれば、金属端子の抜け止
めをより確実なものとすることができる。
【0013】請求項3の発明の端子取付構造では、一対
の端子取付用起立部の一対のガイド溝よりも上に位置す
る上端部分にスリットを形成するだけで、ガイド溝に設
ける被係止部の嵌合部と係合面とを簡単に形成すること
ができる。
【0014】請求項4の発明の端子取付構造では、金属
端子の固定部に設けたストッパ片が端子取付用起立部に
設けた当接部と当接して金属端子の挿入方向への必要以
上の移動を阻止する。そのため本発明によれば、金属端
子の位置決め精度が高くなる。
【0015】請求項5の高圧用可変抵抗器では、端子取
付部に取付けるべき金属端子が多数あっても、各金属端
子を簡単且つ確実に取付けることができるため、生産性
が大幅に向上する。
【0016】請求項6の高圧用可変抵抗器では、複数の
金属端子を雌型端子に挿入する際に金属端子に加わる力
が、金属端子をガイド溝に挿入する方向に加わるように
なるため、金属端子が抜けることがない。
【0017】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は金属端子の取付に本発明の端子取付
構造を採用した高圧用可変抵抗器の底面図を示してい
る。同図において1は、ポリブチレンテレフタレート等
の絶縁樹脂材料により形成された一端開口状の絶縁樹脂
製ケースである。このケース1は裏面側に開口する第1
の基板収納室1aと第2の基板収納室1bとを有してお
り、第1の基板収納室1aの表側の部分にはダブル・フ
ォーカス電圧調整用及びスクリーン電圧調整用の3つの
可変抵抗器の操作軸を突出させる操作軸貫通孔が形成さ
れている。第1の基板収納室1aには、表面に可変抵抗
体と固定抵抗体と電極とが印刷形成されたセラミック製
の第1の回路基板が裏面を開口部側に向けるようにして
収納され、第1の基板収納室1aの開口部には第1の回
路基板の裏面を覆うようにエポキシ樹脂等の絶縁樹脂が
充填・硬化されて絶縁樹脂層2が形成されている。第2
の基板収納室1bには、発熱量の大きい固定抵抗体が印
刷形成された図示しない第2の回路基板が、基板面を第
1の基板収納室1aに向けるようにして立てた状態で配
置される。
【0018】絶縁樹脂層2からは、スクリーン出力端子
3、フォーカス出力端子4及び5ならびに接続端子6が
突出している。ケース1の開口端部の一辺部分1cに
は、金属端子7〜11が所定の間隔を開けて辺に添うよ
うにして固定されている。これらの金属端子のうち金属
端子7〜10は、ケース1の一辺部分1cに一体に設け
られた端子取付部12〜15に取付けられている。また
金属端子11は、接地端子であって、一端は図示しない
第1の回路基板の裏面に設けられた電極に半田付けされ
て絶縁樹脂層2中に埋設されており、他端は図7に示し
た従来の端子取付構造と同様に熱溶着によって端子取付
部に固定されている。符号16は、熱溶着により変形し
た端子取付部を示している。
【0019】金属端子7〜10及び端子取付部12〜1
5の構造は実質的に同一であるから、金属端子7と端子
取付部12とを代表例として、以下これらの構造につい
て説明する。図2(A)は金属端子7を端子取付部12
に取付けた状態の拡大平面図であり、図2(B)は正面
図である。図3(A)は端子取付部12の拡大正面図で
あり、図3(B)は図3(A)のB−B線断面図であ
り、図4(A)は端子金具7の拡大平面図であり、図4
(B)は端子金具7の拡大側面図であり、図4(C)は
図4(B)のC−C線断面図である。まず最初に、図4
を用いて端子金具7の構成について説明する。端子金具
7は、端子部71と端子取付部12に固定される固定部
72と接続線が接続される接続部73とを一体に有して
構成されている。端子部71と固定部72とに跨がって
長手方向に延びるように補強用の打ち出し部74が形成
されている。固定部72は端子部71よりも幅寸法が大
きい。そして固定部72の端子部71側(引抜き側)の
端部には、端子部71の基部の両側に一対のストッパ片
72a,72aが設けられている。ストッパ片72a,
72aは厚み方向の一方の方向(ケース1に向かう方
向)に延びている。固定部72の幅方向の両縁部72
b,72bには、一対の係止片72c,72cが一体に
形成されている。本実施例の係止片72c,72cは、
両縁部72b,72bから幅方向外側に向かって突出す
る三角形形状を呈している。具体的には、図4に実線矢
印で示した金属端子の挿入方向と逆の方向(破線矢印で
示した引抜き方向)に向かうに従って幅が広がる傾斜部
72c1 と該傾斜部の端部から幅方向内側に延びる係止
部72c2 とから係止片72が構成されている。係止片
72cは、後述する一対の端子取付用起立部12a,1
2aのガイド溝12b,12bに挿入されると一対の端
子取付用起立部の間の間隔を押し拡げる突出寸法を有し
ている。係止片72cよりも挿入方向よりの部分には、
幅方向内側に向かって延びる一対の凹部72d,72d
が形成されている。固定部72の挿入側の端部が切り起
こされて、接続部73が構成されている。接続部73の
両側に位置する固定部72の端部72e,72eにはテ
ーパが付けられているため、後述するガイド溝への挿入
が容易になる。接続部73には、リード線等の接続線が
巻き着けられた後、半田付けが行われる。なお図1に示
した金属端子7及び8は、リード線を介して図示しない
第2の回路基板の抵抗パターンに接続され、金属端子9
はリード線を開始してスクリーン出力端子3に接続さ
れ、金属端子10はリード線を介して一方のフォーカス
出力端子4に接続される。
【0020】次に端子取付部12の構成について説明す
る。図2及び図3に示すように、端子取付部12は、ケ
ース1の一辺部分1cに一体に設けられた可撓性を有す
る一対の端子取付用起立部12a,12aを有してい
る。本実施例では、一対の端子取付用起立部12a,1
2aの基部は図示のように相互に連続しているが、ケー
ス1の一辺部分1cから取付用起立部12a,12aが
直接延びていてもよいのは勿論である。一対の端子取付
用起立部12a,12aの対向する内側壁部には該端子
取付用起立部の一端から他端に向かって(挿入方向に向
かって)延び且つ内側に向かって開口する一対のガイド
溝12b,12bが形成されている。また一対の端子取
付用起立部12a,12aのガイド溝12b,12bよ
りも上の上端部分は、ガイド溝12bが延びる方向と直
交する方向に延びるスリット12cにより分割されてい
る。このスリット12cは、ガイド溝12bの途中に金
属端子7の係合片72cと係合する被係止部を形成す
る。すなわちこのスリット12cは係止片72cが嵌合
する嵌合部を構成しており、図2(A)に見られるよう
に係止片72cはこのスリット12cに嵌合している。
係止片72cの係止部72c2 は、スリット12cの両
側に形成された分割面のうち、金属端子7の挿入方向と
は逆の方向に位置する分割面12dと係合している。な
おこの分割面12dが係止部72c2 と係合する係合面
を構成している。また一対の端子取付用起立部12a,
12aの端部(金属端子の挿入方向とは逆方向の端部)
には、金属端子7に設けた一対のストッパ片72a,7
2aと当接する一対の当接部12e,12eが設けられ
ている(図3参照)。本実施例の当接部12eは、深さ
がストッパ片72aの厚みにほぼ等しい凹部形状を有し
ている。
【0021】金属端子7を接続部73を先にしてガイド
溝12bに挿入する場合、係止片72がガイド溝12b
に挿入されるまでは、スムーズに金属端子7をガイド溝
12に挿入できる。係止片72cがガイド溝12b内
に進入すると、係止片72cは一対の端子取付用起立部
12a,12aを押し拡げながら先に進む。傾斜部72
c1 は、係止片72cの進入を阻害しない方向に傾斜し
ているため、金属端子7をガイド溝内に挿入することは
比較的容易である。係止片72cがスリット12cに嵌
合すると、押し拡げられた一対の端子取付用起立部12
a,12aは元に戻り、係止片72cの係止部72c2
が分割面12dと係合した状態となり、金属端子7の抜
け止めが図られる。金属端子7をガイド溝12b内から
引抜こうとするときには、係止片72cの係止部72c
2 と分割面(係合面)12dとの係合を解除させるため
に大きな引抜き力が必要になる上、係止片72cの傾斜
部72c1 と係止部72c2 との境界に形成される角部
がガイド溝12bの壁面に引っ掛かった状態で金属端子
7を引抜かなければならず、かなり大きな引抜き力を加
えなければ、金属端子7を抜くことができない。ストッ
パ片72aが当接部12eと当接するため、金属端子7
を更に奥へ挿入することはできない。
【0022】図1の実施例の高圧用可変抵抗器では、金
属端子7〜10を図示しない雌型端子に挿入する際に各
金属端子に加わる力が、各金属端子をガイド溝12bに
挿入する方向に加わるようになるため、このときに金属
端子7〜10が抜けることはない。したがってコネクタ
構造により高圧用可変抵抗器の端子をフライバックトラ
ンス側に設けた雌型端子に接続する場合でも、何等の障
害なく端子間の接続を行える。
【0023】上記実施例においては、スリット12cを
端子取付用起立部12aのほぼ中央部に設けてスリット
12cによりガイド溝12bの途中に被係止部を形成し
ているが、スリット12cの位置は本実施例に限定され
るものではなく、例えば図5の概略斜視図に示すよう
に、スリット12cを端子取付用起立部12aの中央部
からずれた位置に設けてよい。また上記実施例では、ス
リット12aを設けることにより、被係止部を形成して
いるが、図6(A)に示すように、端子取付用起立部1
2aの途中に内側と上方に向かって開口する開口凹部1
2fを形成することにより係止片72cを嵌合する嵌合
部と係止片72cの係止部72c2 と係合する係止面と
を形成するようにしてもよい。更に図6(B)に示すよ
うに、ガイド溝12bの途中に段差12gを設けるよう
にして、ガイド溝12bの途中に金属端子7の係止片7
2cと係合する被係止部を構成するようにしてもよい。
また図6(C)に示すように、ガイド溝12bの途中に
突出部12hを設けて、ガイド溝12bの途中に金属端
子7の係止片72cと係合する被係止部を構成するよう
にしてもよい。このようにガイド溝12bの途中に設け
る被係止部の構成は、金属端子の係止片と係合して金属
端子の抜け止めを図ることができるものであれば、どの
ような構成であってもよい。
【0024】また上記実施例では、金属端子の固定部の
両縁部にそれぞれ1個づつ係止片を設けているが、一つ
の縁部に複数個の係止片を設けてもよいのは勿論であ
り、その場合にはガイド溝に設ける被係止部の数も係止
片の数に等しくすればよい。更に上記実施例では、係止
片の形状を三角形状にしているが、係止片の形状は上記
実施例に限定されるものではなく、金属端子の挿入が容
易でしかも被係止部と係合した後は金属端子の引き抜き
が困難になる形状であれば、いかなる形状であってもよ
い。
【0025】上記実施例は、本発明の端子取付構造を高
圧用可変抵抗器に適用したものであるが、本発明の端子
取付構造は他の電子部品の端子の取付にも適用できるの
は勿論である。
【0026】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ガイド溝に金
属端子を挿入するという簡単な作業だけで、熱溶着技術
を用いることなく、金属端子の端子取付部への取付を簡
単に行える。また熱溶着技術を用いないため、歩留が高
く、しかも金属端子取付後の仕上りを良好なものとする
ことができる利点がある。
【0027】請求項2の発明によれば、金属端子の抜け
止めをより確実なものとすることができる。
【0028】請求項3の発明によれば、一対の端子取付
用起立部の一対のガイド溝よりも上に位置する上端部分
にスリットを形成するだけで、ガイド溝に設ける被係止
部の嵌合部と係合面とを簡単に形成することができる利
点がある。
【0029】請求項4の発明によれば、金属端子の固定
部に設けたストッパ片が端子取付用起立部に設けた当接
部と当接して金属端子の挿入方向への必要以上の移動を
阻止することができ、金属端子の位置決め精度が高くな
る。
【0030】請求項5の発明の高圧用可変抵抗器によれ
ば、端子取付部に取付けるべき金属端子が多数あって
も、各金属端子を簡単且つ確実に取付けることができる
ため、生産性が大幅に向上する利点がある。
【0031】請求項6の高圧用可変抵抗器によれば、複
数の金属端子を雌型端子に挿入する際に金属端子に加わ
る力が、金属端子をガイド溝に挿入する方向に加わるよ
うになるため、金属端子が抜けることがないという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属端子の取付に本発明の端子取付構造を採用
した高圧用可変抵抗器の底面図を示している。
【図2】(A)は金属端子を端子取付部に取付けた状態
の拡大平面図であり、(B)はその正面図である。
【図3】(A)は端子取付部の拡大正面図であり、
(B)は図3(A)のB−B線断面図である。
【図4】(A)は端子金具の拡大平面図であり、(B)
は端子金具の拡大側面図であり、(C)は図4(B)の
C−C線断面図である。
【図5】本発明の端子取付構造の変形例を示す斜視図で
ある。
【図6】(A)〜(C)はそれぞれガイド溝に設ける被
係止部の構成の変形例を示す図である。
【図7】(A)は従来の端子取付構造を示す部分斜視図
であり、(B)は熱溶着を行う前の状態を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 絶縁樹脂層 3〜6 端子 7〜11 金属端子 12〜15 端子取付部 12a 端子取付用起立部 12b ガイド溝 12c スリット 12d 分割面 71 端子部 72 固定部 72c 係止片 72c1 傾斜部 72c2 係止部 73 接続部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子部品の絶縁樹脂製ケースの端子取付部
    に、端子部と前記端子取付部に固定される固定部と接続
    線が接続される接続部とを一体に有する金属端子を取付
    けてなる電子部品用端子取付構造であって、 前記端子取付部は相互に所定の間隔をあけて前記絶縁樹
    脂製ケースに固定された可撓性を有する一対の端子取付
    用起立部を有し且つ該一対の端子取付用起立部の対向す
    る内側壁部に該端子取付用起立部の一端から他端に向か
    って延び且つ内側に向かって開口する一対のガイド溝を
    有し、 前記一対のガイド溝の途中にはそれぞれ被係止部が設け
    られ、 前記金属端子の前記固定部の幅方向の両縁部は前記一対
    のガイド溝に挿入可能な形状に形成されており、しかも
    前記両縁部には一対の係止片が設けられ、 前記金属端子の前記一対の係止片と前記一対のガイド溝
    の前記被係止部とが係合して前記金属端子の抜け止めが
    図られていることを特徴とする電子部品用端子取付構
    造。
  2. 【請求項2】前記係止片は前記金属端子の挿入方向と逆
    の方向に向かうに従って幅が広がって前記一対の端子取
    付用起立部の間の間隔を押し拡げる傾斜部と該傾斜部の
    端部から幅方向内側に延びる係止部とからなり、 前記一対のガイド溝にそれぞれ設けられた前記被係止部
    は、前記一対の係止片が嵌合する嵌合部と前記係止片の
    前記係止部と係合する係合面とを備えている請求項1に
    記載の電子部品用端子取付構造。
  3. 【請求項3】前記一対の端子取付用起立部の前記ガイド
    溝よりも上の上端部分は、前記ガイド溝が延びる方向と
    直交する方向に延びるスリットにより分割されており、 前記スリットは前記係止片が嵌合する嵌合部を構成して
    おり、前記スリットを間に介して対向する前記端子取付
    用起立部に形成された分割面が前記係合面を構成してい
    る請求項2に記載の電子部品用端子取付構造。
  4. 【請求項4】前記金属端子の前記固定部の前記挿入方向
    と逆方向側の端部には一対のストッパ片が設けられ、前
    記一対の端子取付用起立部の前記逆方向側の端部には前
    記一対のストッパ片と当接する一対の当接部が設けられ
    ている請求項1,2または3に記載の電子部品用端子取
    付構造。
  5. 【請求項5】一端開口状の絶縁樹脂製ケースの内部に可
    変抵抗体を含む抵抗体回路が表面に形成された絶縁基板
    が配置され、前記絶縁樹脂製ケースの開口端部の一辺部
    分に所定の間隔をあけて複数の端子取付部が前記絶縁樹
    脂製ケースと一体に設けられ、端子部と前記端子取付部
    に固定される固定部と接続線が接続される接続部とを一
    体に有する複数の金属端子が対応する前記複数の端子取
    付部にそれぞれ取り付けられている高圧用可変抵抗器で
    あって、 前記複数の金属端子のうち前記絶縁基板に設けられた電
    極に直接接続される金属端子を除く他の金属端子が取付
    けられる前記端子取付部は、相互に所定の間隔をあけて
    前記絶縁樹脂製ケースに固定された可撓性を有する一対
    の端子取付用起立部を有し且つ該一対の端子取付用起立
    部の対向する内側壁部に該端子取付用起立部の一端から
    他端に向かって延び且つ内側に向かって開口する一対の
    ガイド溝を有しており、 前記一対のガイド溝の途中にはそれぞれ被係止部が設け
    られ、 前記他の金属端子の前記固定部の幅方向の両縁部は前記
    一対のガイド溝に挿入可能な形状に形成され且つ前記両
    縁部には一対の係止片が設けられ、 前記金属端子の前記一対の係止片と前記一対のガイド溝
    の前記被係止部とが係合して前記金属端子の抜け止めが
    図られていることを特徴とする高圧用可変抵抗器。
  6. 【請求項6】前記複数の金属端子の端子部は被取付部に
    設けられた雌型端子に挿入し得るように前記絶縁樹脂製
    ケースから外側に向かって延びおり、 前記他の金属端子の前記ガイド溝への挿入方向が前記複
    数の金属端子の前記雌型端子への挿入方向と逆になるよ
    うに、前記他の金属端子が前記端子取付部に取付けられ
    ている請求項5に記載の高圧用可変抵抗器。
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