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JP2932676B2 - 電子楽器 - Google Patents
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JP2932676B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2932676B2 JP2298008A JP29800890A JP2932676B2 JP 2932676 B2 JP2932676 B2 JP 2932676B2 JP 2298008 A JP2298008 A JP 2298008A JP 29800890 A JP29800890 A JP 29800890A JP 2932676 B2 JP2932676 B2 JP 2932676B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数チャンネル合成・波形読み出し方式の
電子楽器に関するものである。
従来の技術 近年、コンピュータ技術の進歩に伴って電子楽器もデ
ィジタル化が進んでいる。その中で、楽音波形をあらか
じめPCMデータとしてメモリに格納しておき、押鍵に応
じて読み出し楽音を発生する、いわゆる波形読み出し方
式の電子楽器が多数商品化されている。さらにその中
で、1つの楽音をいくつかの成分に分離してメモリに格
納しておき、発音時に合成する、いわゆる複数チャンネ
ル合成方式の電子楽器がいくつか提案されている(例え
ば特開平1−116595号公報)。
以下に従来の電子楽器について説明する。
第5図は従来の電子楽器の構成を示すものである。第
5図において、1は鍵盤、2は鍵盤1に応じて制御信号
を発生する制御部、3,4はそれぞれ異なる形状の波形を
記憶している波形記憶部、5は制御部2から発生される
制御信号に応じて波形記憶部3,4から同時に波形を読み
出す読み出し部、6は制御部2から発生される制御信号
に応じて、読み出し部5から出力される2つの波形信号
の振幅を制御する振幅制御部、7は加算部、8は入力信
号を増幅し放音するサウンドシステムである。
以上のように構成された電子楽器について、以下にそ
の動作を説明する。
鍵盤1において押鍵が行われると制御部2は押鍵検出
を行い、音高とタッチ強弱の検出情報に基づいて読み出
し部5と振幅制御部6に制御信号を出力する。読み出し
部5は、制御部2から発生される制御信号に従って波形
記憶部3,4から同時に波形を読み出す。出力された波形
信号は、振幅制御部6にて制御部2から発生された制御
信号に従って振幅を制御され、加算部7で加算され、サ
ウンドシステム8で増幅、楽音として放音される。
振幅制御部6に送られてくる制御信号は、音高とタッ
チ強弱に対応している。波形記憶部3,4から読み出され
た2つの波形信号は、ここで音高とタッチ強弱に対応多
してそれぞれ振幅制御される。すなわち、音高とタッチ
強弱に応じて2つの波形信号の音量レベルが制御される
ことになり、たとえばタッチの強弱に応じて音色を変え
ることができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、音高やタッチの強
弱によって音色を変えることはできるが、メロディ奏法
やコード奏法など、いわゆる音楽的な演奏方法によって
音色を変えることができないという欠点を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、メロディ
奏法とコード奏法を自動的に識別し、奏法に応じて音色
を変えることのできる電式楽器を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の電子楽器は、そ
れぞれに異なる形状の波形を記憶し、押鍵に応じて同時
に読み出される複数の波形記憶部と、単位時間内の押鍵
数をカウントする押鍵数カウント部と、各波形記憶部か
ら読み出される少なくとも1つの波形信号の振幅を、押
鍵数カウント部のカウントデータに応じた制御する振幅
制御部を備える構成を有している。
作用 この構成によって、単位時間内の押鍵数を検出し、そ
の値によって少なくとも1つの波形信号の振幅を制御す
ることにより、演奏状態によって音色を変えることがで
きる。
実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の実施例における電子楽器の構成を示
すものである。第1図において、101は鍵盤、109は単位
時間あたりの押鍵数をカウントする押鍵数カウント部
で、単位時間を計測するタイマーカウンタと押鍵数メモ
リを含んでいる。102は鍵盤101と押鍵数カウント部109
の押鍵数メモリ内のカウントデータに応じて制御信号を
発生する制御部、103,104はそれぞれ異なる形状の波形
を記憶している波形記憶部、105は制御部102から発生さ
れる制御信号に応じて波形記憶部103,104から同時に波
形を読み出す読み出し部、106は制御部102から発生され
る制御信号に応じて、読み出し部105から出力される2
つの波形信号の振幅を制御する振幅制御部、107は加算
部、108は入力信号を増幅し放音するサウンドシステム
である。
第2図は、制御部102に含まれている押鍵数音量変換
テーブルである。ここで、V1は波形記憶部103から読み
出された波形信号に対する音量変化値であり、V2は波形
記憶部104から読み出された波形信号に対する音量変化
値である。
以上のように構成された電子楽器について、以下にそ
の動作を説明する。
鍵盤101において最初の押鍵が行われると、押鍵数カ
ウント部109はタイマーカウンタをリセットし、同時に
押鍵数メモリに1を書く。制御部102は、押鍵のタイミ
ングで読み出し部105に制御信号を出力するとともに、
押鍵数カウント部109の押鍵数メモリの値(=1)を参
照し、第2図に示した押鍵数音量変換テーブルで音量変
化値V1(=0dB),2(=0dB)を得、音高とタッチ強弱の
検出情報を加味して最終的な振幅制御情報を決定し、振
幅制御部106に制御信号を出力する、読み出し部105は、
制御部102から発生される制御信号に従って波形記憶部1
03,104から同時に波形を読み出す。出力された波形信号
は、振幅制御部106にて制御部102から発生された制御信
号に従って振幅を制御され、加算部107で加算され、サ
ウンドシステム108で増幅、楽音として放音される。
鍵盤101で2度目の押鍵で行われると、押鍵数カウン
ト部109はタイマーカウンタの値を参照し、あらかじめ
設定されている単位時間Tと比較する。タイマーカウン
タの値が単位時間Tよりも大きい場合には、タイマーカ
ウンタをリセットし、押鍵数カウント部109の押鍵数メ
モリに1を書く。制御部102、読み出し部105、振幅制御
部106、加算部107、サウンドシステム108の動作は最初
の押鍵の場合と同様である。
2度目の押鍵において、タイマーカウンタの値が単位
時間T以下の場合、押鍵数カウント部109はタイマーカ
ウンタには何も行わず、押鍵数メモリの値を1増加させ
る(すなわち今の場合、押鍵数メモリの値は2にな
る)。制御部102は、押鍵のタイミングで読み出し部105
に制御信号を出力するとともに、押鍵数カウント部109
の押鍵数メモリの値(=2)を参照し、第2図に示した
押鍵数音量変換テーブルで音量変化値V1(=0dB),V2
(=+3dB)を得、音高とタッチ強弱の検出情報を加味
して最終的な振幅制御情報を決定し、振幅制御部106に
制御信号を出力する。以下の動作は、最初の押鍵の場合
と同様である。
3度目以降の押鍵については、2度目の押鍵と同様で
ある。
単位時間Tは、以下に述べるようにコード奏法とメロ
ディ奏法とを識別する値に設定する。ここでいうコード
奏法とは、第3図に示すように、複数鍵を実質的に同時
か、あるいは短い時間に分散して押鍵する奏法である、
メロディ奏法とは、第4図に示すように、単鍵で比較的
長い時間に分散して押鍵する奏法である。1回のコード
奏法の最初の押鍵から最後の押鍵までの時間をTcとし、
メロディ奏法の2押鍵間の時間をTmとすると、単位時間
Tは次の式を満たすように設定する。
Tc≦T<Tm …… 以上のように本実施例によれば、式を満たすように
設定された単位時間T内の押鍵数をカウントし、その情
報によって波形信号を振幅制御するとにより、コード奏
法とメロディ奏法で音色を変えることができる。音高と
タッチ強弱が振幅に与える影響を考えないとすれば、例
えば第3図に示したコード奏法を行うと、2音目,3音
目,4音目において、片方の波形信号(波形記憶部104か
ら読み出される波形信号)の音量レベルがそれぞれ+3d
B,+6dB,+9dBになる。しかし第4図のメロディ奏法の
場合には、どの音においても音量レベルは変化しない。
たとえば波形記憶部103にギターの波形を記憶してお
き、波形記憶部104にピッキングノイズ(ピックと弦が
ぶつかるときに発するノイズ)の波形を記憶しておけ
ば、コード奏法時にのみピッキングノイズが大きくな
り、きわめて効果的な演奏ができる。
さらに本実施例は、少ないチャンネル数で多くの音を
発音させる場合に、音量バランスを補正できるという硬
化がある。本実施例は2つの波形を合成して1つの音を
作り上げているが、このような場合は通常1音につき2
チャンネルを必要とする。従って、システムが32チャン
ネルの場合、最大発音数が16音となる。ところが片方の
波形が、ピッキングノイズのように、短い時間で減衰し
てしまうようなものが選ばれる場合には、ピッキングノ
イズの波形信号のチャンネル数を押鍵数にかかわらず1
チャンネルないし2チャンネルに限定することにより、
少ないチャンネルで数多く発音することができる。(例
えば、システムが32チャンネルで、ピッキングンノイズ
側を2チャンネルに限定したとすると、最大発音数は30
音となる。)ところが従来例においてこの方式を適用す
ると、特にコード奏法において、ピッキングノイズの音
量が相対的に小さくなるという問題がある。これは、例
えば4音でコードを押さえた場合、ギターの波形信号は
4チャンネルで出力されるのに対し、ピッキングノイズ
は2チャンネルしか出力されないために、音量バランス
が変わってしまうことに起因している。このような場合
に、本実施例により音量を補正し、同時押鍵数にかかわ
らず音量バランスを一定に保つことができる。
なお本実施例では、2つの波形信号で1音を合成する
場合を示したが、3つ以上の波形信号により1音を合成
する場合でも同様である。この場合は、より多彩な演奏
表現が可能になる。
また本実施例では、制御部102が波形記憶部103,104か
ら同時に波形を読み出すとしたが、この場合の「同時」
とは時分割処理による「実質的な同時」の意味を含んで
いることは云うまでもない。
また本実施例では、最初の押鍵時やメロディ奏法時な
どで、「タイマーカウンタをリセットする」としたが、
タイマーカウンタ値を記憶するメモリを備えておき、リ
セットするかわりにその時点のタイマーカウンタの値を
そのメモリに書き込むようにし、次の押鍵のタイミング
ではタイマーカウンタの値とメモリの値との差をチェッ
クするようにしても良い。この場合は、タイマーカウン
タを他の処理と共同で用いることができるという利点が
ある。
発明の効果 以上のように本発明は、それぞれに異なる形状の波形
を記憶し、押鍵に応じて同時に読み出される複数の波形
記憶部と、単位時間内の押鍵数をカウントする押鍵数カ
ウント部と、各波形記憶部から読み出される少なくとも
1つの波形信号の振幅を、押鍵数カウント部のカウント
データに応じて制御する振幅制御部を備えたことによ
り、メロディ奏法とコード奏法を自動的に識別し、奏法
に応じて音色を変えることができる。
しかも、少ないチャンネル数で多くの音を発音させる
場合には、音量バランスを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における電子楽器の構成を示す
ブロック図、第2図は本発明の実施例における制御部に
含まれる押鍵数音量変換テーブルを示す図、第3図は本
発明の実施例におけるコード奏法を示す説明図、第4図
は本発明の実施例におけるメロディ奏法を示す説明図、
第5図は従来の電子楽器の構成を示すブロック図であ
る。 101……鍵盤、102……制御部、103,104……波形記憶
部、105……読み出し部、106……振幅制御部、107……
加算部、108……サウンドシステム、109……押鍵数カウ
ント部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−116595(JP,A) 特開 平2−199500(JP,A) 特開 昭57−46299(JP,A) 実開 昭57−182794(JP,U) 実開 昭57−35997(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/053 G10H 1/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれに異なる形状の波形を記憶し、押
    鍵発生に応じて同時に読み出される複数の波形記憶部
    と、単位時間内の押鍵発生をカウントする押鍵発生カウ
    ント部と、前記各波形記憶部から読み出される少なくと
    も1つの波形信号の振幅を前記押鍵発生カウント部のカ
    ウントデータに応じて制御する振幅制御部とを備えたこ
    とを特徴とする電子楽器。
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