JP2933966B2 - 発泡製品の表皮材 - Google Patents
発泡製品の表皮材Info
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- JP2933966B2 JP2933966B2 JP2143390A JP2143390A JP2933966B2 JP 2933966 B2 JP2933966 B2 JP 2933966B2 JP 2143390 A JP2143390 A JP 2143390A JP 2143390 A JP2143390 A JP 2143390A JP 2933966 B2 JP2933966 B2 JP 2933966B2
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- vinyl chloride
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車用インストルメントパネル、コン
ソールボックス、ピラーガーニッシュ等のような発泡製
品の表皮材に関する。
ソールボックス、ピラーガーニッシュ等のような発泡製
品の表皮材に関する。
(従来技術) 前記発泡製品は、第4図の部分断面図に示すようにポ
リウレタンフォーム等からなる発泡体10と、その表面を
覆う表皮材12、さらには必要に応じて発泡体10内または
発泡体10底面に設けられる基材(図示せず)とから構成
される。
リウレタンフォーム等からなる発泡体10と、その表面を
覆う表皮材12、さらには必要に応じて発泡体10内または
発泡体10底面に設けられる基材(図示せず)とから構成
される。
ところで前記表皮材12としては、ファブリックからな
るもの、あるいは塩化ビニル樹脂からなるもの等があ
り、その中でも塩化ビニル樹脂からなる表皮材は、所定
形状に付形するのが容易であり、しかもその表皮材内面
に液状発泡原料を注入して表皮材と一体に発泡体を成形
(表皮一体成形)できる利点があるため、従来から特に
多用されている。
るもの、あるいは塩化ビニル樹脂からなるもの等があ
り、その中でも塩化ビニル樹脂からなる表皮材は、所定
形状に付形するのが容易であり、しかもその表皮材内面
に液状発泡原料を注入して表皮材と一体に発泡体を成形
(表皮一体成形)できる利点があるため、従来から特に
多用されている。
また、その塩化ビニル樹脂からなる表皮材には、非発
泡層からなる一層構造のもの、あるいはソフト感をより
高めるために非発泡層の内側に発泡層を積層した二層構
造のものとがある。
泡層からなる一層構造のもの、あるいはソフト感をより
高めるために非発泡層の内側に発泡層を積層した二層構
造のものとがある。
ところが、前記塩化ビニル樹脂からなる表皮材は、一
層、二層のいずれからなる場合であっても、該表皮材の
柔軟性を高めるために塩化ビニル樹脂に多量の可塑剤が
配合されている。そのため、時間の経過とともに、表皮
材内面と接する発泡体12側に可塑剤が移行し、その可塑
剤の移行により塩化ビニル樹脂製表皮材の硬化(柔軟性
の喪失)を生じていた。
層、二層のいずれからなる場合であっても、該表皮材の
柔軟性を高めるために塩化ビニル樹脂に多量の可塑剤が
配合されている。そのため、時間の経過とともに、表皮
材内面と接する発泡体12側に可塑剤が移行し、その可塑
剤の移行により塩化ビニル樹脂製表皮材の硬化(柔軟性
の喪失)を生じていた。
また、塩化ビニル樹脂製表皮材の被着される発泡体12
がポリウレタン発泡体からなる場合には、そのポリウレ
タン発泡原料に加えられているアミン触媒が塩化ビニル
樹脂製表皮材に移行し、それにより該表皮材内の可塑剤
が発泡体12へ移行するのを促進させ、塩化ビニル樹脂製
表皮材の耐熱性を低下(塩化ビニル樹脂の熱劣化を促
進)させる結果となっていた。
がポリウレタン発泡体からなる場合には、そのポリウレ
タン発泡原料に加えられているアミン触媒が塩化ビニル
樹脂製表皮材に移行し、それにより該表皮材内の可塑剤
が発泡体12へ移行するのを促進させ、塩化ビニル樹脂製
表皮材の耐熱性を低下(塩化ビニル樹脂の熱劣化を促
進)させる結果となっていた。
さらに、塩化ビニル樹脂とポリウレタン発泡体とは接
着性が良好ではないために、表皮一体成形により得られ
た発泡製品において、その圧縮時等の際に表皮材が発泡
体から剥離して浮き上がり、表皮材に皺を生じ易い問題
もあった。
着性が良好ではないために、表皮一体成形により得られ
た発泡製品において、その圧縮時等の際に表皮材が発泡
体から剥離して浮き上がり、表皮材に皺を生じ易い問題
もあった。
なお、外層を非発泡層、内層を発泡層とする二層から
なる塩化ビニル樹脂製表皮材にあっては、その発泡層表
面(表皮材内面)が発泡により凹凸形状になるため、物
理的係合により該表皮材と発泡体の装着があたかも良好
のように見えるが、真に接着しているのではないため、
表皮材が発泡体から剥がれ易いのには変わりなかった。
なる塩化ビニル樹脂製表皮材にあっては、その発泡層表
面(表皮材内面)が発泡により凹凸形状になるため、物
理的係合により該表皮材と発泡体の装着があたかも良好
のように見えるが、真に接着しているのではないため、
表皮材が発泡体から剥がれ易いのには変わりなかった。
(発明が解決しようとする課題) そこでこの発明は、前記の点に鑑み、塩化ビニル樹脂
製表皮材における可塑剤の移行を押さえて、該表皮材の
物性劣化を生じにくくするとともに、表皮材の被着され
る発泡体と該表皮材との接着性を高めることを目的とす
る。
製表皮材における可塑剤の移行を押さえて、該表皮材の
物性劣化を生じにくくするとともに、表皮材の被着され
る発泡体と該表皮材との接着性を高めることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、この発明は、熱可塑性ポリ
ウレタンと塩化ビニルの共重合体からなる内層に、塩化
ビニル樹脂からなる外層を一体に積層した二層構造のス
ラッシュ成形品により発泡製品の表皮材を構成したので
ある。
ウレタンと塩化ビニルの共重合体からなる内層に、塩化
ビニル樹脂からなる外層を一体に積層した二層構造のス
ラッシュ成形品により発泡製品の表皮材を構成したので
ある。
(作用) 表皮材は、外層が塩化ビニル樹脂からなり、内層がポ
リウレタンと塩化ビニルとの共重合体からなるため、発
泡体表面に被着された際に、塩化ビニル樹脂からなる外
層と表皮材内側の発泡体との間に、熱可塑性ポリウレタ
ンと塩化ビニルの共重合体からなる内層が介在すること
になる。そのため、表皮材外層の塩化ビニル樹脂に配合
されている可塑剤が、熱可塑性ポリウレタンと塩化ビニ
ル樹脂の共重合体からなる表皮材内層に遮られて、表皮
材内側の発泡体へ移行しにくくなる。一方ポリウレタン
発泡体のアミン触媒も、表皮材内層により遮られて表皮
材外層へ移行しにくくなり、そのアミン触媒の移行によ
り引き起こされる表皮材外層から発泡体への可塑剤の移
行が押さえられることになる。
リウレタンと塩化ビニルとの共重合体からなるため、発
泡体表面に被着された際に、塩化ビニル樹脂からなる外
層と表皮材内側の発泡体との間に、熱可塑性ポリウレタ
ンと塩化ビニルの共重合体からなる内層が介在すること
になる。そのため、表皮材外層の塩化ビニル樹脂に配合
されている可塑剤が、熱可塑性ポリウレタンと塩化ビニ
ル樹脂の共重合体からなる表皮材内層に遮られて、表皮
材内側の発泡体へ移行しにくくなる。一方ポリウレタン
発泡体のアミン触媒も、表皮材内層により遮られて表皮
材外層へ移行しにくくなり、そのアミン触媒の移行によ
り引き起こされる表皮材外層から発泡体への可塑剤の移
行が押さえられることになる。
その結果、塩化ビニル樹脂からなる表皮材外層から表
皮材内側の発泡体への可塑剤の移行が効率よく押さえら
れ、表皮材の物性低下が生じにくくなる。
皮材内側の発泡体への可塑剤の移行が効率よく押さえら
れ、表皮材の物性低下が生じにくくなる。
またその表皮材内層は、ポリウレタンと塩化ビニルの
共重合体からなるため、ポリウレタンと塩化ビニルの両
性質を有し、塩化ビニル樹脂にもポリウレタン発泡体に
も良好な接着性を示す。そのため、表皮材は外層と内層
の接着が強固になるとともに、表皮材内側に表皮一体成
形されるポリウレタン発泡体と表皮材内層との接着性も
高いものとなる。
共重合体からなるため、ポリウレタンと塩化ビニルの両
性質を有し、塩化ビニル樹脂にもポリウレタン発泡体に
も良好な接着性を示す。そのため、表皮材は外層と内層
の接着が強固になるとともに、表皮材内側に表皮一体成
形されるポリウレタン発泡体と表皮材内層との接着性も
高いものとなる。
その結果該表皮材は、表皮一体成形されるポリウレタ
ン発泡体の表面に強固に接着されることになり、表皮材
が発泡体から浮き上がって皺を生じることがなくなる。
ン発泡体の表面に強固に接着されることになり、表皮材
が発泡体から浮き上がって皺を生じることがなくなる。
(実施例) 以下この発明の実施例について説明する。
第1図は、この発明の一実施例に係る発泡製品の表皮
材の断面図である。
材の断面図である。
その表皮材20は、外層22と内層24が積層一体化した二
層構造からなる。
層構造からなる。
外層22は、可塑剤、安定材、顔料等が塩化ビニル樹脂
に配合された軟質塩化ビニル樹脂からなり、厚みが通常
0.5〜2.0mm程度のものからなる。
に配合された軟質塩化ビニル樹脂からなり、厚みが通常
0.5〜2.0mm程度のものからなる。
一方内層24は、ポリウレタンと塩化ビニル樹脂の共重
合体からなり、厚みが通常0.1〜0.5mm程度のものであ
る。そのポリウレタンと塩化ビニル樹脂との共重合体と
しては、種々のものを使用し得るが、一例として、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート35g(NCO/OH=1.6
7)と平均分子量2000のポリエステルポリオールNIPPOLL
AN 4010(日本ポリウレタン工業(株)製)250g、平均
重合度1300の塩化ビニル製脂粉末500g、ステアリン酸カ
ルシウム5g、ステアリン酸亜鉛5gとから形成された共重
合体を挙げることができる。
合体からなり、厚みが通常0.1〜0.5mm程度のものであ
る。そのポリウレタンと塩化ビニル樹脂との共重合体と
しては、種々のものを使用し得るが、一例として、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート35g(NCO/OH=1.6
7)と平均分子量2000のポリエステルポリオールNIPPOLL
AN 4010(日本ポリウレタン工業(株)製)250g、平均
重合度1300の塩化ビニル製脂粉末500g、ステアリン酸カ
ルシウム5g、ステアリン酸亜鉛5gとから形成された共重
合体を挙げることができる。
前記表皮材20の外層22と内層24は、スラッシュ成形に
より次のようにして一体に形成される。
より次のようにして一体に形成される。
まず、スラッシュ成形型に塩化ビニル樹脂パウダーあ
るいはゾルを投入して、型面に塩化ビニル樹脂からなる
外層を通常のスラッシュ成形により形成する。次いで、
前記ポリウレタンと塩化ビニル樹脂の共重合体に安定剤
を添加して粒径0.12〜0.18μmとしたパウダーを、前記
の塩化ビニル樹脂からなる外層の内面に投入して、外層
と一体に内層をスラッシュ成形する。その後成形品をス
ラッシュ成形型から取り出せば、表皮材20が得られる。
るいはゾルを投入して、型面に塩化ビニル樹脂からなる
外層を通常のスラッシュ成形により形成する。次いで、
前記ポリウレタンと塩化ビニル樹脂の共重合体に安定剤
を添加して粒径0.12〜0.18μmとしたパウダーを、前記
の塩化ビニル樹脂からなる外層の内面に投入して、外層
と一体に内層をスラッシュ成形する。その後成形品をス
ラッシュ成形型から取り出せば、表皮材20が得られる。
このようにしてなる表皮材20は、第2図に示すよう
に、表皮材内層24を内側として成形型26のキャビティに
装置され、その表皮材内層24上にポリウレタン発泡原料
28が注入されて、表皮材20と一体に発泡成形されること
により、発泡体表面に被着される。
に、表皮材内層24を内側として成形型26のキャビティに
装置され、その表皮材内層24上にポリウレタン発泡原料
28が注入されて、表皮材20と一体に発泡成形されること
により、発泡体表面に被着される。
第3図は、その表皮一体成形により、発泡体30表面に
表皮材20が被着されてなる発泡製品32の断面図である。
その発泡製品32は、前記ポリウレタン発泡原料28の自己
接着力により表皮材20と発泡体30が強固に接着してい
る。
表皮材20が被着されてなる発泡製品32の断面図である。
その発泡製品32は、前記ポリウレタン発泡原料28の自己
接着力により表皮材20と発泡体30が強固に接着してい
る。
(効果) この発明による発泡製品の表皮材は、熱可塑性ポリウ
レタンと塩化ビニル樹脂の共重合体からなる内層と、塩
化ビニル樹脂からなる外層とがスラッシュ成形により一
体に積層形成された二層構造からなる。そのため、該表
皮材が発泡体に被着された際、外層を構成する塩化ビニ
ル樹脂に配合されている可塑剤が、表皮材内側の発泡体
に移行するのを表皮材内層によって押さえることができ
たのである。また、表皮材の被着される発泡体がポリウ
レタン発泡体である場合には、そのポリウレタン発泡体
に含まれるアミン触媒が、表皮材外層へ移行するのを前
記表皮材内層により押さえることができ、そのアミン触
媒の移行により生じる前記表皮材からの可塑剤の移行も
防ぐことができたのである。その結果、該可塑剤の移行
により生じていた表皮材の物性低下を良好に防ぐことが
できたのである。
レタンと塩化ビニル樹脂の共重合体からなる内層と、塩
化ビニル樹脂からなる外層とがスラッシュ成形により一
体に積層形成された二層構造からなる。そのため、該表
皮材が発泡体に被着された際、外層を構成する塩化ビニ
ル樹脂に配合されている可塑剤が、表皮材内側の発泡体
に移行するのを表皮材内層によって押さえることができ
たのである。また、表皮材の被着される発泡体がポリウ
レタン発泡体である場合には、そのポリウレタン発泡体
に含まれるアミン触媒が、表皮材外層へ移行するのを前
記表皮材内層により押さえることができ、そのアミン触
媒の移行により生じる前記表皮材からの可塑剤の移行も
防ぐことができたのである。その結果、該可塑剤の移行
により生じていた表皮材の物性低下を良好に防ぐことが
できたのである。
またこの発明の表皮材は、内層が前記構成からなるた
め、その内層と塩化ビニル樹脂からなる外層との接着性
および表皮材が被着されるポリウレタン発泡体と表皮材
内層との接着性が良好になり、内層と外層および表皮材
と発泡体との剥離を防ぐことができ、表皮材の浮き上が
りによる皺を生じにくくできたのである。
め、その内層と塩化ビニル樹脂からなる外層との接着性
および表皮材が被着されるポリウレタン発泡体と表皮材
内層との接着性が良好になり、内層と外層および表皮材
と発泡体との剥離を防ぐことができ、表皮材の浮き上が
りによる皺を生じにくくできたのである。
第1図はこの発明の一実施例に係る発泡製品の表皮材の
断面図、第2図はその表皮材を用いて行う表皮一体成形
時を示す断面図、第3図はその表皮を被着した発泡製品
の断面図、第4図は従来の表皮材を被着した発泡製品の
部分断面図である。 20:発泡製品の表皮材、22:外層、24:内層
断面図、第2図はその表皮材を用いて行う表皮一体成形
時を示す断面図、第3図はその表皮を被着した発泡製品
の断面図、第4図は従来の表皮材を被着した発泡製品の
部分断面図である。 20:発泡製品の表皮材、22:外層、24:内層
Claims (1)
- 【請求項1】熱可塑性ポリウレタンと塩化ビニルの共重
合体からなる内層に、塩化ビニル樹脂からなる外層が一
体に積層された二層構造のスラッシュ成形品からなる発
泡製品の表皮材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2143390A JP2933966B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 発泡製品の表皮材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2143390A JP2933966B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 発泡製品の表皮材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03224734A JPH03224734A (ja) | 1991-10-03 |
| JP2933966B2 true JP2933966B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=12054849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2143390A Expired - Lifetime JP2933966B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 発泡製品の表皮材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2933966B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102807751A (zh) * | 2012-08-22 | 2012-12-05 | 上海吉龙塑胶制品有限公司 | 一种 tpu与pvc共混压延薄膜及其制备方法 |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP2143390A patent/JP2933966B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102807751A (zh) * | 2012-08-22 | 2012-12-05 | 上海吉龙塑胶制品有限公司 | 一种 tpu与pvc共混压延薄膜及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03224734A (ja) | 1991-10-03 |
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