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JP2936088B2 - 金型加工用形状データ作成方法 - Google Patents
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JP2936088B2 - 金型加工用形状データ作成方法 - Google Patents

金型加工用形状データ作成方法

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JP2936088B2
JP2936088B2 JP6294902A JP29490294A JP2936088B2 JP 2936088 B2 JP2936088 B2 JP 2936088B2 JP 6294902 A JP6294902 A JP 6294902A JP 29490294 A JP29490294 A JP 29490294A JP 2936088 B2 JP2936088 B2 JP 2936088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステムにおい
て、サーフェスモデルを構成する各曲面間にフィレット
面を形成することで金型加工用形状データを作成する
型加工用形状データ作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複雑な形状を有する製品を製
造するため、CADシステムを用いて形状データを作成
し、前記形状データから金型を加工するためのNC加工
データを得、前記NC加工データに基づいて金型を作成
し、この金型から製品の製造を行っている。
【0003】この場合、前記形状データは、先ず、製品
に対するワイヤフレームモデルが作成され、次いで、前
記ワイヤフレームモデルに対して面が設定されることで
サーフェスモデルが作成される。そして、前記サーフェ
スモデルを構成する各曲面間を滑らかに接続するため、
フィレット面が設定される。このフィレット面の作成方
法としては、例えば、特開昭58−160041号公報
に記載された方法が知られている。
【0004】この方法では、接続された2つの曲面をフ
ィレット面を形成する方向に所定量だけオフセットし、
得られた2曲面の交線を中心として前記各曲面に接する
円弧をフィレット面の構成線とし、前記構成線の集合か
らなる面をフィレット面として生成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の従来
技術では、単純な形状からなるサーフェスモデルに対し
て単一のフィレット面を形成する場合には問題が生じな
いが、複雑な形状のサーフェスモデルに対して複数のフ
ィレット面を形成する場合のように、2つ以上のフィレ
ット面が交差するときには、その交差した部分が滑らか
に接続されない事態が生じてしまう。従来、このような
部分は、オペレータが別途指示をして新たなフィレット
面を形成したり、あるいは、形状データ上で処理するの
ではなく、前記形状データに従って作成された金型に対
して現場作業者が直接金型の仕上げ作業を行うことで対
処していた。従って、作業に相当な時間と労力を要する
ものであった。
【0006】本発明は、前記の不具合を解消するもの
で、CADシステムにおいて、複数のフィレット面間を
滑らかに連結する連結面を容易に作成することのできる
金型加工用形状データ作成方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、CADシステム上に設定された金型の
サーフェスモデルを構成する各曲面間にフィレット面を
形成することで金型加工用形状データを作成する金型加
工用形状データ作成方法において、前記各曲面間に設定
された連結すべき2つの前記フィレット面を選択し、前
記各フィレット面の当該各曲面上における端点を夫々設
定する第1ステップと、前記各端点間を連結する曲線
を、前記サーフェスモデルの曲面上および選択された前
記各フィレット面上に設定する第2ステップと、前記各
曲線によって囲まれる連結面を生成する第3ステップ
と、からなり、前記連結面によって前記2つのフィレッ
ト面を連結することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、連結すべきフィレット面の端点を
連結することで外郭線を設定し、前記外郭線によって囲
まれる領域に曲面を設定することにより、前記フィレッ
ト面を滑らかに連結する連結面を生成する。
【0009】
【実施例】図1は本発明が適用されるCADシステム1
0の構成を示すブロック図である。CADシステム10
は中央処理装置を有し、図形計算、表示制御およびデー
タベース管理等を行うコントローラ12と、大量の図形
情報を保存し更新することのできる大容量記憶装置14
と、CADシステム10とオペレータとの対話の中心的
装置であるグラフィック対応のディスプレイ装置16
と、入力装置としてのキーボード18、タブレット2
0、マウス22、ライトペン24および外部補助記憶装
置(CMT)26と、図形出力装置としてのXYプロッ
タ28とから構成されている。
【0010】前記CADシステム10のコントローラ1
2は、図2に示すように、多くのプログラムを有してい
る。各プログラムは分担する機能により次のようなモジ
ュールに分類することができる。
【0011】(a) コントローラ12の処理および情報の
流れを制御するオペレーティングシステム30および制
御モジュール32。
【0012】(b) 各種の入力機器、例えば、キーボード
18に対応した入力操作が円滑に行われるように援助す
る入力モジュール34。
【0013】(c) 入力された情報をコマンド命令の形式
に従って解釈する入力解釈モジュール36。
【0014】(d) 表示情報の管理およびコマンドに従っ
た表示処理を行う表示モジュール38。
【0015】(e) 命令に対応したサブモジュールより構
成されるコマンドに従った図形処理を行うコマンドモジ
ュール40。
【0016】(f) データベース42に保持されたCAD
システム10に必要な大量の情報を効率よく検索および
蓄積するデータベース操作モジュール44。
【0017】(g) 自動設計プログラムであるマクロプロ
グラム46を実行するマクロモジュール48。
【0018】(h) 他のCADシステムとの情報交換およ
び連動処理を行う外部システムインタフェース50。
【0019】さらに、コントローラ12は、拡張性およ
び保守性を保つために、CADシステム10の構成およ
び標準値等を記憶するシステム制御ファイル52、各コ
マンドの操作性およびプログラム制御手順を記憶するコ
マンド制御ファイル54、ディスプレイ装置16の機種
および構成を記憶する表示制御ファイル56等の補助フ
ァイルが用意される。なお、その他補助的なものとし
て、図形の処理を行う図形処理ライブラリ58、ディス
プレイ装置16に表示を行うための表示ライブラリ6
0、処理結果をXYプロッタ28に出図するための出図
ユーティリティ62、他のCADシステムと結合するた
めのデータ交換ユーティリティ64等のプログラムを備
える。
【0020】次に、各モジュールについて簡単に説明す
る。制御モジュール32は、プログラム群をモジュール
化し、各モジュール間に介在することにより、システム
内制御の一元管理および呼び出し手順の標準化を行う。
その機能は、開始、終了、異常処理および各モジュール
の実行制御、実行履歴の記録、デバッグ、オペレーティ
ングシステム30との間での特殊処理等である。
【0021】入力モジュール34は、各種入力装置の整
理統一した仕様に従った快適な入力手順をオペレータに
提供する。その機能は、オペレータに対して入力すべき
情報の種類、入力方法および入力装置を指示する入力促
進、入力装置の選択、入力情報の標準型への変換等であ
る。
【0022】入力解釈モジュール36は、入力情報の解
釈方法および結果表示を一元化することにより、多様な
入力指示方法をサポートし入力操作性を向上させるとと
もに、システムの拡張性を維持する。その機能は、入力
情報の解釈および解釈結果の表示である。
【0023】表示モジュール38は、多様な表示操作要
求を統一的に処理し、表示装置の管理、表示制御、表示
情報の管理、表示状態の管理を行う。
【0024】コマンドモジュール40は、入力引数の形
式、コマンドに従った処理プログラムの呼び出し、結果
の処理方法を一元的に管理し、システムの保守性および
拡張性を維持する。
【0025】データベース操作モジュール44は、他モ
ジュールからの要求方法を標準化するとともに、障害発
生時の回復手段を提供する。その機能は、データベース
42の使用状況の管理、操作、障害発生時の処理等であ
る。
【0026】外部システムインタフェース50は、他シ
ステムとの情報授受を標準化し、CADシステム10の
有効利用を図る。その機能は、外部システムとの情報授
受、外部プログラムの稼働制御である。
【0027】マクロモジュール48は、作成されたマク
ロプログラム46に従いCADシステム10の実行制御
を行う。その機能は、マクロプログラム46の翻訳、実
行である。
【0028】次に、以上のような各プログラムを備える
CADシステム10において、サーフェスモデルに対し
てフィレット面を形成し、NC加工データを作成するた
めの形状データを作成する方法について説明する。
【0029】図3は、前記形状データを作成するための
全体のフローチャートを示し、図4〜図11は、処理手
順の説明図である。
【0030】先ず、大容量記憶装置14(図1)から図
4に示すサーフェスモデルを構成するデータを読み出
す。このサーフェスモデルは、例えば、稜線R1〜R4
によって接続される複数の曲面S1〜S4で構成され
る。そして、各曲面S1〜S4間の各稜線R1〜R4に
対して、図5に示すように、フィレット面F1〜F4を
設定する(ステップS100)。
【0031】図12は、フィレット面F1を作成するた
めのサブルーチンであり、図13は、その説明図であ
る。先ず、稜線R1上の点R1nをとおり稜線R1に直
交する平面Hnを求める(ステップS200)。次い
で、前記平面Hnと曲面S1、S2との交線K1n、K
2nを求め、これらの交線K1n、K2nを平面Hn上
で半径rnだけオフセットし、円弧Anの中心Cnを求
める(ステップS201)。そして、前記中心Cnから
半径rnの円弧Anを求める(ステップS202)。以
上の処理を稜線R1の端点R1s、R1e間に所定間隔
で設定した全平面Hnに対して行った後(ステップS2
03)、各円弧Anが曲面S1、S2と接する点を滑ら
かに連結してなる外郭線g1、g2と、前記端点R1
s、R1eに対応する円弧からなる外郭線g3、g4と
を求める(ステップS204)。最後に、これらの外郭
線g1〜g4によって囲まれ前記各円弧Anで規定され
た領域に対して、例えば、Coons式を用いて面の設
定を行うことにより、フィレット面F1が作成される
(ステップS205)。なお、他のフィレット面F2〜
F4も同様にして作成される。
【0032】ここで、上記のようにして作成された各フ
ィレット面F1〜F4は、図5に示すように、稜線R1
〜R4が集合する点Qの近傍において相互に重畳してお
り、このままでは滑らかな曲面とすることができない。
そこで、これらのフィレット面F1〜F4を滑らかに接
続する連結面を作成する。
【0033】先ず、図5に示すように、フィレット面F
1の外郭線(図13における外郭線g2に対応)と、フ
ィレット面F2の外郭線との交点(点P2)を求める
(ステップS101)。この点P2は、曲面S2上にあ
るため、前記2つの外郭線の交点として容易に求めるこ
とができる。次いで、前記点P2をとおるフィレット面
F1上の円弧(図13における円弧Anに対応)の曲面
S1上における接点を点P1として求める(ステップS
102)。同様にして、フィレット面F2の外郭線とフ
ィレット面F3の外郭線との交点(点P3)を求めた後
(ステップS103)、前記点P3をとおるフィレット
面F3上の円弧の曲面S4上における接点を点P4とし
て求める(ステップS104)。そして、点P1、P2
間の円弧によってフィレット面F1を切断して新たなフ
ィレット面F1* を作成するとともに、点P3、P4間
の円弧によってフィレット面F3を切断して新たなフィ
レット面F3* を作成する(図6、ステップS10
5)。
【0034】次に、以上のようにして求められた点P
1、P4を滑らかに接続する外郭線L1と、点P2、P
3を滑らかに接続する外郭線L2を求める(ステップS
106)。
【0035】図14および図15は、外郭線L1を求め
るためのサブルーチンであり、図16〜図18は、その
説明図である。先ず、点P1をとおるフィレット面F1
* の外郭線g1に対する単位接線ベクトルV1を求める
とともに、点P4をとおるフィレット面F3* の外郭線
g5に対する単位接線ベクトルV4を求める(ステップ
S300)。次に、前記単位接線ベクトルV1、V4と
点P1、P4の座標値とを用いて、外郭線g1およびg
5を滑らかに連結する仮外郭線C0を求める(ステップ
S301)。この場合、仮外郭線C0は、外郭線g1、
g5に接する条件のみに基づいて設定されるため、図1
7に示すように、一般には目的とする外郭線L1に一致
していない。
【0036】そこで、次に、点P1をとおり曲面S1に
直交する単位法線ベクトルVV1と、点P4をとおり曲
面S4に直交する単位法線ベクトルVV4とを求め(ス
テップS302)、これらの単位法線ベクトルVV1お
よびVV4を合成して投影ベクトルVVを求める(ステ
ップS303)。そして、前記投影ベクトルVVを用い
て、仮外郭線C0を曲面S1上、曲面S4上およびフィ
レット面F4上に投影することにより、投影曲線C1、
C2およびC3を求める(図17、ステップS30
4)。なお、投影曲線C1は、フィレット面F1* の端
点である点P1と稜線R4上の端点である点P5との間
に設定され、投影曲線C2は、前記点P5とフィレット
面F3* の端点である点P4との間に設定され、投影曲
線C3は、フィレット面F4上の点P6、P7間に設定
される(図17参照)。以上のようにして求められた投
影曲線C1〜C3は、図15に示すサブルーチンに従っ
て連結関係が設定されることで外郭線L1が求められる
(ステップS305)。
【0037】先ず、点P1を含む投影曲線を開始曲線C
s(投影曲線C1)に設定し、点P4を含む投影曲線を
最終曲線Ce(投影曲線C2)に設定する(ステップS
400)。次いで、前記開始曲線Cs(投影曲線C1)
を図17に示す外郭線g1から乗り移る乗り移りチェッ
ク対象に設定し、図18の(1)に示すように、開始曲
線Cs(投影曲線C1)にフラグをセットする(ステッ
プS401)。次に、現在の乗り移りチェック対象が最
終曲線Ce(投影曲線C2)であるか否かを判定し(ス
テップS402)、最終曲線Ceでなければi=1とし
(ステップS403)、投影曲線Ciが既に乗り移りチ
ェック対象に設定されているか否か、すなわち、フラグ
がセットされているか否かを判定する(ステップS40
4)。投影曲線C1には既にフラグがセットされている
ため、i=i+1とし(ステップS405)、投影曲線
Ciのフラグをチェックする(ステップS404)。こ
の場合、投影曲線C2にはフラグがセットされていない
(図18の(1)参照)。そこで、前記投影曲線C2が
前回において乗り移りチェック対象に設定された投影曲
線C1と滑らかに接続されているか否かを判定する(ス
テップS406)。この場合、投影曲線C2は、点P5
において投影曲線C1と滑らかでない状態で接続してい
るため、i=i+1とし(ステップS405)、さら
に、ステップS404の処理を繰り返す。この場合、投
影曲線C3にはフラグがセットされていないため(図1
8の(1)参照)、ステップS406の処理を行う。投
影曲線C3は、前回において乗り移りチェック対象に設
定された投影曲線C1に対して滑らかに接続しているた
め、前記投影曲線C3を乗り移りチェック対象に設定し
(ステップS407)、図18の(2)に示すように、
投影曲線C3のフラグをセットする。そして、ステップ
S402からの処理を繰り返す。ステップS402で
は、現在の乗り移りチェック対象が投影曲線C3であっ
て、最終曲線Ceではないため、ステップS403以下
の処理を行う。この場合、ステップS406において、
投影曲線C2が前回において乗り移り対象に設定された
投影曲線C3と滑らかに接続されているため(ステップ
S406)、前記投影曲線C2を乗り移りチェック対象
に設定し(ステップS407)、図18の(3)に示す
ように、投影曲線C2のフラグをセットする。そして、
再びステップS402の処理を行う。このとき、乗り移
りチェック対象が最終曲線Ceに一致するため、図18
に示す順に設定されたフラグに基づき、投影曲線をC1
→C3→C2の順に連結し(ステップS408)、外郭
線L1を設定する。なお、外郭線L2も同様にして設定
することができる。
【0038】次に、フィレット面F1* の点P1、P2
間に設定される外郭線g4と、フィレット面F3* の点
P3、P4間に設定される外郭線g6と、前記のように
して設定された外郭線L1、L2とによって囲まれる連
結面C(図8参照)を作成するため、前記外郭線L1、
L2上に所定間隔で構成点を生成する(図3、ステップ
S107)。この構成点の生成方法について、図19に
示すフローチャートおよび図20、図21に示す説明図
に従って説明する。
【0039】先ず、図20に示すように、各外郭線L
1、L2の曲率等に応じて複数の構成点Kn* 、Knを
前記外郭線L1、L2上に設定する(ステップS50
0)。次いで、各外郭線L1、L2の曲線長l1 、l2
を求める(ステップS501)。そして、前記曲線長l
1 、l2 と、点P1、P2および各構成点Kn* 、Kn
間の距離kn * 、kn との距離比kn * /l1 、kn
2 を求める(ステップS502)。次に、n=1とし
て(ステップS503)、前記距離比kn * /l1、k
n /l2 が所定範囲内にない場合、すなわち、 kn * /l1 ≒kn /l2 の条件を満たさない場合には(ステップS504)、例
えば、点P1と構成点Kn* との間に新たな構成点Km
* を追加する(ステップS505)。以上の作業を全構
成点に対して行い(ステップS506、S507)、対
応する構成点(例えば、図21における構成点Kn*
Km)の組を設定する。このようにして、各外郭線L
1、L2上に同数で且つ略同間隔の構成点が設定される
ことになる。
【0040】次に、ステップS107で求めた組となる
構成点間に曲線RRを設定する(図3、ステップS10
8)。この曲線RRは、図22に示すフローチャートに
従って求められる。図23において、先ず、組となる構
成点Kn* 、Kmにおける外郭線L1、L2に対する単
位接線ベクトルVt1、Vt2を求める(ステップS6
00)。次に、前記単位接線ベクトルVt1、Vt2の
合成ベクトルVaを求めるとともに(ステップS60
1)、構成点Kn* から構成点Kmに至る単位方向ベク
トルVhを求める(ステップS602)。そして、前記
単位方向ベクトルVhと前記合成ベクトルVaとの外積
ベクトルVbを求め(ステップS603)、さらに、前
記外積ベクトルVbと単位方向ベクトルVhとの外積ベ
クトルVpを求める(ステップS604)。次いで、前
記外積ベクトルVpと構成点Kn*での法線ベクトルV
u1との外積ベクトルVv1を求めるとともに、構成点
Kmでの法線ベクトルVu2と前記外積ベクトルVpと
の外積ベクトルVv2を求める(ステップS605)。
なお、これらの外積ベクトルVv1、Vv2は、図23
に示すように、構成点Kn* 、Kmにおける曲線RRの
接線ベクトルを表す。
【0041】以上のようにして求められた接線ベクトル
(外積ベクトルVv1、Vv2)を用いて、ベジエ曲線
からなる曲線RRを求める。この場合、図24に示すよ
うに、前記外積ベクトルVv1、Vv2の延長線上に制
御点Q1、Q2を設定し、各制御点Q1、Q2までの距
離q1 、q2 を以下の(1)式に基づいて求める(ステ
ップS606)。そして、この制御点Q1、Q2を用い
て曲線RRを生成する(ステップS607)。なお、
(1)式において、r1 、r2 は、単位接線ベクトルV
t1およびVt2の交点Oと、各構成点Kn* 、Kmと
の距離を表し、θは、扇形O−Kn* −Kmの中心角を
表す。
【0042】 qi =4・(1−cos (θ/2))・rj /3・sin (θ/2) …(1) (θ≠0、j=3−i) 以上の処理を組となる全構成点間に対して行うことによ
り(図3、ステップS109)、連結面C上の全ての曲
線RRが設定され、これによって連結面Cが決定される
ことになる。
【0043】連結面Cが決定されると、そのデータを一
旦大容量記憶装置14に出力した後(ステップS11
0)、連結面Cと交差するフィレット面F2およびF4
を前記連結面のデータを用いて切断し、フィレット面F
* およびF4* を作成する(図9、ステップS11
1)。そして、フィレット面F1* 〜F4* および連結
面Cからなるデータをフィレット面データとして大容量
記憶装置14に出力する(図10、ステップS11
2)。
【0044】なお、上述した実施例では、相互に重畳す
るフィレット面F1〜F4を滑らかに連結することので
きる連結面Cを作成する場合について説明したが、例え
ば、既に設定されたフィレット面が設計変更等によって
分断されたような場合に、これらのフィレット面を連結
する連結面を作成する際にも同様にして適用可能であ
る。
【0045】最後に、図4に示すサーフェスモデルデー
タと前記フィレット面データとを合成することで、図1
1に示すフィレット面F1* 〜F4* 、連結面Cおよび
曲面S1* 〜S4* が設定されたモデルデータが作成さ
れる(ステップS113)。
【0046】このようにして作成されたモデルデータ
は、NC加工データに変換された後、図示しないNC制
御装置に転送され、製品を形成するための金型の加工が
行われる。この場合、前記NC加工データには、サーフ
ェスモデルの各曲面を滑らかに連結するフィレット面が
形成されているため、所望の形状からなる金型を自動的
且つ高精度に作成することができる。
【0047】なお、上述した実施例では、フィレット面
F1、F2の交点(点P2)、フィレット面F2、F3
の交点(点P3)を求め、これらの点P2、P3を用い
て前記フィレット面F1、F3間に連結面Cを設定する
場合について説明したが、前記点P2、P3を任意の個
所に設定し、2つのフィレット面F1、F3間に連結面
Cを設定する場合にも適用可能であることは勿論であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように、本発明では、CADシス
テム上に設定された金型のサーフェスモデルに対して
されるフィレット面が交差する場合において、交差す
るフィレット面を滑らかに連結する連結面を容易に作成
することができる。これにより、滑らかに接続する曲面
からなる最終的な金型加工用形状データを自動的且つ高
精度に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるCADシステムの構成ブロ
ック図である。
【図2】図1に示すコントローラのソフト構成図であ
る。
【図3】形状データを作成するための全体の処理フロー
チャートである。
【図4】サーフェスモデルの説明図である。
【図5】図4に示すサーフェスモデルに設定されたフィ
レット面の説明図である。
【図6】他のフィレット面によって切断されたフィレッ
ト面の説明図である。
【図7】フィレット面間に設定される連結面の外郭線の
説明図である。
【図8】フィレット面間に設定された連結面の説明図で
ある。
【図9】サーフェスモデル上に設定されたフィレット面
の説明図である。
【図10】フィレットモデルデータの説明図である。
【図11】サーフェスモデルとフィレットモデルとを合
成して得られるモデルの説明図である。
【図12】フィレット面を作成する処理のフローチャー
トである。
【図13】フィレット面を作成する処理の説明図であ
る。
【図14】連結面の外郭線を構成する投影曲線を求める
フローチャートである。
【図15】投影曲線を連結し、連結面の外郭線を求める
フローチャートである。
【図16】投影曲線を作成する処理の説明図である。
【図17】投影曲線を作成する処理の説明図である。
【図18】投影曲線を作成する処理の説明図である。
【図19】連結面の外郭線上に構成点を設定する処理の
フローチャートである。
【図20】連結面の外郭線上に構成点を設定する処理の
説明図である。
【図21】連結面の外郭線上に構成点を設定する処理の
説明図である。
【図22】連結面の構成点を連結する曲線を生成するフ
ローチャートである。
【図23】連結面の構成点を連結する曲線を生成する処
理の説明図である。
【図24】連結面の構成点を連結する曲線を生成する処
理の説明図である。
【符号の説明】
10…CADシステム 12…コントロ
ーラ 14…大容量記憶装置 16…ディスプ
レイ装置 C…連結面 F1〜F4…フ
ィレット面 R1〜R4…稜線 S1〜S4…曲
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 G06T 17/00 G05B 19/4097 JICSTファイル(JOIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CADシステム上に設定された金型のサー
    フェスモデルを構成する各曲面間にフィレット面を形成
    することで金型加工用形状データを作成する金型加工用
    形状データ作成方法において、前記各曲面間に設定された 連結すべき2つの前記フィレ
    ット面を選択し、前記各フィレット面の当該各曲面上に
    おける端点を夫々設定する第1ステップと、 前記各端点間を連結する曲線を、前記サーフェスモデル
    の曲面上および選択された前記各フィレット面上に設定
    する第2ステップと、 前記各曲線によって囲まれる連結面を生成する第3ステ
    ップと、 からなり、前記連結面によって前記2つのフィレット面
    を連結することを特徴とする金型加工用形状データ作成
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記端点は、選択された前記各フィレット面に対して交
    差する他のフィレット面との交点と、前記各交点に対応
    する前記各フィレット面上の端点とで設定されることを
    特徴とする金型加工用形状データ作成方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法において、 前記各フィレット面の端点間を連結する曲線は、前記各
    フィレット面を構成する外郭線の前記各端点における接
    線ベクトルを求めた後、前記各接線ベクトルに基づいて
    仮曲線を求め、次いで、前記仮曲線を前記各フィレット
    面間に設定されている曲面に対して投影し、投影曲線と
    して求めることを特徴とする金型加工用形状データ作成
    方法。
  4. 【請求項4】請求項記載の方法において、前記 連結面は、前記投影曲線上に構成点を設定し、対応
    する前記構成点を連結する曲線を設定することにより生
    成されることを特徴とする金型加工用形状データ作成方
    法。
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