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JP2940764B2 - 瞬時ブレーキ機構 - Google Patents
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JP2940764B2 - 瞬時ブレーキ機構 - Google Patents

瞬時ブレーキ機構

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JP2940764B2
JP2940764B2 JP18577793A JP18577793A JP2940764B2 JP 2940764 B2 JP2940764 B2 JP 2940764B2 JP 18577793 A JP18577793 A JP 18577793A JP 18577793 A JP18577793 A JP 18577793A JP 2940764 B2 JP2940764 B2 JP 2940764B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置に於
いて、一対のリール台を高速回転駆動させて、カセット
に内蔵された磁気テープを一方のリールに巻き取る早送
り、巻き戻しモード(以下FF/REWモードと略す)か
ら、該リール台の回転を制止させる停止モード(以下S
TOPモードと略す)に移行する場合に、リール台を瞬
時に停止させる瞬時ブレーキ機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気記録再生装置に於いては、
FF/REWモードから、STOPモードに移行する際
には、リール台(200a)、(200b)にブレーキを作動させ
て、リール台(200a)、(200b)の回転を停止させる。かか
る場合に一方のリールから磁気テープ(601)が余分に引
き出され、記録再生時に支障が生じることを防ぐべく、
瞬時ブレーキ機構が設けられている。従来の瞬時ブレー
キの機構には、図7及び図8に示すものがある。以下の
説明では、カセット(600)が装着される方を前方とし、
回転シリンダ(800)が設けられている方を後方とする。
また、左側のリール台をS側リール台、右側のリール台
をT側リール台と呼ぶ。シャーシ(100)表面で、右側後
端部には、駆動スライド(341)が、左右方向に摺動自在
に設けられている。駆動スライド(341)の側方には、駆
動スライド(341)を摺動させる機構が設けられている。
該機構には、これまで様々なものが提案されているが、
本従来例では、アクチュエータ(640)を用いて説明す
る。アクチュエータ(640)から突出した連接棒(641)は、
駆動スライド(341)に係合している。駆動スライド(341)
は、バネ(142)によって左方向に付勢されて、ストッパ
(141)に当接し、駆動スライド(341)の切り起こし片(34
8)は、軸(935)に回動自在に嵌められた中継レバー(930)
の一端に接している。該中継レバー(930)は、シャーシ
(100)に沿って前後に摺動する中間スライド(931)を介し
て作動スライド(932)に連繋されている。作動スライド
(932)は、シャーシ(100)前端部で、左右方向に摺動自在
に設けられている。
【0003】リール台(200a)、(200b)の側部には、夫々
S側ブレーキレバー(241a)とT側ブレーキレバー(241b)
が軸(242)を中心として回動自在に設けられている。両
ブレーキレバー(241a)、(241b)間には、引張バネ(255)
が張架され、両ブレーキレバー(241a)、(241b)は、夫々
リール台(200a)、(200b)に圧接されている。T側ブレー
キレバー(241b)がT側リール台(200b)から離間する方向
に回転したとき、S側ブレーキレバー(241a)もS側リー
ル台(200a)から離れるべく、両ブレーキレバー(241a)、
(241b)は、係合している。前記作動スライド(932)がT
側ブレーキレバー(241b)を、T側リール台(200b)から離
間すべく対向している。
【0004】STOPモードからFF/REWモードに
移行する場合には、アクチュエータ(640)の連接棒(641)
が、右方に引き込まれ、駆動スライド(341)が右方に摺
動する。駆動スライド(341)の切り起こし片(348)に押さ
れて、中継レバー(930)は時計方向に回転し、中間スラ
イド(931)は前進し、作動スライド(932)は、左方向に摺
動する。作動スライド(932)に押圧されて、T側ブレー
キレバー(241b)は、時計方向に回転して、T側リール台
(200b)から離れる。T側ブレーキレバー(241b)の先端
は、S側ブレーキレバー(241a)の先端を押圧して、軸(2
42)を中心として回動させ、S側リール台(200a)から離
間させる。FF/REWモードからSTOPモードに至
る場合には、アクチュエータ(640)が瞬時に左方に押出
される。駆動スライド(341)は、バネ(142)によって、ス
トッパ(141)に衝突せしめられる。駆動スライド(341)と
の係合が解除された三角レバー(930)、中間スライド(93
1)、作動スライド(932)は、引張バネ(255)によって押し
戻され、両ブレーキレバー(241a)、(241b)は夫々リール
台(200a)、(200b)に圧接される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般にストッパへの衝
突速度が大きければ、衝撃音は高くなり、衝突速度が小
さければ、衝撃音は低くなる。また、ストッパへの衝突
荷重が大きければ、衝撃音は大きくなり、衝突荷重が小
さければ、衝撃音は小さくなる。しかるに、駆動スライ
ド(341)は左右方向に直線的に摺動するため、駆動スラ
イド(341)の摺動を規制するストッパ(141)は、駆動スラ
イド(341)の直線状の移行路上にしか設けることができ
ず、また、駆動スライド(341)をストッパ(141)に圧接さ
せるバネ(142)は、駆動スライド(341)の移行距離だけ引
き伸ばされる。従って、バネ(142)の引伸し量が大きく
なり、駆動スライド(341)がストッパ(141)に衝突
する際には、ストッパ(141)には、バネ(142)の弾
性復帰力が直接加わる。また、衝突速度もバネ(142)の
弾性復帰力によって、決められる。故に駆動スライド(3
41)がストッパ(141)に衝突する時の衝撃音は高く、かつ
大きくなり、聴覚上不快となっていた。かかる衝撃音の
緩和策として、ストッパ(141)をゴム等の緩衝材で被覆
することが行なわれており、部品点数の増加につながっ
ていた。本発明は、ストッパに緩衝材を設けることな
く、瞬時ブレーキ作動時の、衝撃音を緩和することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】シャーシ(100)の裏側に
は、作動レバー(713)が回動自在に設けられている。シ
ャーシ(100)にはまた、軸(712)を中心として回動レバー
(715)が回動自在に設けられ、自由端部がブレーキレバ
ー(241b)から離間する方向に、バネ付勢されている。回
動レバー(715)上には、係止レバー(531)の基端部が枢支
されている。作動レバー(713)の自由端部又は、係止レ
バー(531)の先端部のいずれか一方には突起が設けら
れ、相手側には、突起が係合すべき係止爪が設けられて
いる。回動レバー(715)には、係止レバー(531)と突起(7
14)が係合した状態での回動レバー(715)の回転により、
ブレーキレバー(241b)に当接して、該ブレーキレバー(2
41b)をリール台(200b)から離間させる作動端(715a)が、
設けられている。係止レバー(531)と突起(714)との係合
が解除された状態で、上記バネ付勢により、回動レバー
(715)が圧接されるストッパ(171)は、回動レバー(715)
の回転範囲内に設けられている。
【0007】
【作用】突起と係止爪が係合し、係止レバー(531)と作
動レバー(713)が連結された状態で、回動レバー(715)
は、作動レバー(713)に連動して、軸(712)を中心として
回動する。回動レバー(715)の作動端(715a)がブレーキ
レバー(241b)を押圧し、ブレーキレバー(241b)はリール
台(200b)から離間する(図3(a)、図3(b))。係止レバー
(531)と突起(714)との係合が外れた状態では、回動レバ
ー(715)は、バネ付勢されて、作動端(715a)がブレーキ
レバー(241b)から離間すべく、軸(712)を中心として回
動し、回動レバー(715)は瞬時にストッパ(171)に圧接さ
れる(図4(a)、図4(b))。かかる状態で、ブレーキレバ
ー(241b)と回動レバー(715)の当接が解除され、ブレー
キレバー(241b)はリール台(200b)に回転負荷を与える。
【0008】
【発明の効果】上述の如く、回動レバー(715)は軸(712)
を中心とした回動により、ブレーキレバー(241b)をリー
ル台(200b)から離間せしめるべく、作動端(715a)がブレ
ーキレバー(241b)に当接し、また当接を解除すべくバネ
付勢されている。従って、回動レバー(715)をリール台
(200b)から離間させるべく、バネ付勢力を与える場合
に、軸(712)に接近するように、引張バネの一端を取り
付けて、引張バネの引伸し量を抑えることができる。ま
たストッパ(171)は、回動レバー(715)の回転範囲であれ
ば、任意の位置に設けることができる。従って、ストッ
パ(171)にかかる衝撃荷重を小さくし、かつ衝撃音が聴
覚上不快とならない位置に、ストッパ(171)を設けるこ
とができる。即ち、瞬時ブレーキ作動時の衝撃音を緩和
することができ、従来のように、ストッパ(141)にゴム
等を被覆する必要がなく、部品点数の削減が図れる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。図1に示すように、シャーシ(100)のカセ
ット(600)装着位置の後方には、回転シリンダ(800)が公
知の如く設けられ、回転シリンダ(800)の右方でカセッ
ト(600)装着位置の外方には、キャプスタンモータ(500)
が配置されている。カセット(600)装着位置の内方に
は、カセット(600)から磁気テープ(601)を引き出して、
回転シリンダ(800)に巻き付ける一対の先導ガイドブロ
ック(804)が待機している。リール台(200a)、(200b)の
側方には、夫々パッド(256)が貼着されたブレーキレバ
ー(241a)、(241b)が回動自在に設けられ、T側ブレーキ
レバー(241b)の一端部からは突軸(244)がシャーシ(100)
を余裕のある状態に貫通して、下方に突出している。両
ブレーキレバー(241a)、(241b)間には、引張バネ(255)
が張架されて、リール台(200a)、(200b)に回転負荷を与
えるべく、パッド(256)がリール台(200a)、(200b)に当
接している。シャーシ(100)のカセット(600)装着位置の
裏側には、円弧形の制御スライド(430)が、シャーシ(10
0)面に沿って、半径中心点Pを中心として回動自在に設
けられている。制御スライド(430)は凹みを手前側にし
て、回転シリンダ(800)及びキャプスタンモータ(500)を
かすめるようにして設けられ、半径中心点Pは、両リー
ル台(200a)、(200b)の間で、T側リール台(200b)寄りに
位置している。
【0010】凹みの内側には、両リール台(200a)、(200
b)に回転動力を伝達するアイドラユニット(730)が設け
られている。アイドラユニット(730)は、首振りアイド
ラ(700)が、リール台(200a)に噛合したS側中間ギア(22
1)及びリール台(200b)に噛合したT側中間ギア(222)の
間を選択的に回動すべく、両リール台(200a)、(200b)の
中間部に設けられている。該アイドラユニット(730)と
キャプスタンモータ(500)の間には、環状ベルト(501)が
張架されている。アイドラユニット(730)の手前側でシ
ャーシ(100)の裏側には、モータ(515)が横たわって設け
られ、モータ(515)の先端には、ウォーム(516)がモータ
(515)と同軸に取り付けられている。ウォーム(516)は中
間ギア(図示せず)に噛合し、中間ギアは、制御スライド
(430)を摺動させる駆動カム(740)の外周歯面に噛合して
いる。
【0011】(シャーシの裏側)図2(a)に示すよう
に、制御スライド(430)の凹み側で、シャーシ(100)を挟
んでリール台(200b)の裏側には、軸(712)に作動レバー
(713)が回動自在に嵌められている。作動レバー(713)の
先端部から下方に突設された突起(713a)は、制御スライ
ド(430)のカム溝(430C)に嵌合し、他端部からは上方に
向かって突起(714)が突設されている。作動レバー(71
3)の突起(714)の右方には、係止爪(719)が設けら
れ、軸(712)と作動レバー(713)のラジアル隙間によっ
て、突起(714)が下がることを防ぐべく、図9に示すよ
うに、係止爪(719)の先端部は、シャーシ(100)を貫通し
て、シャーシ(100)表面に係止している。図2(a)に示す
ように、作動レバー(713)上の軸(712)と突起(714)の間
には、楕円孔(718)が開設され、楕円孔(718)はシャーシ
(100)から下方に突設されたボス(143)に、余裕のある状
態で嵌合している。作動レバー(713)の左方には、作動
レバー(713)と同軸に回動レバー(715)が嵌められてい
る。図2(a)に示すように、回動レバー(715)は、引張バ
ネ(716)によって時計方向に付勢されて、シャーシ(100)
上に設けられたストッパ(171)に圧接されていると共
に、自由端部に設けられた作動端(715a)は、T側ブレー
キレバー(241b)の突軸(244)の近傍に位置している。
【0012】回動レバー(715)の他端部には、係止レバ
ー(531)の一端部が枢支されている。図2(a)に示すよう
に、係止レバー(531)は、引張バネ(532)によって該枢支
部を中心として、反時計方向に付勢され、回動レバー(7
15)上のストッパ(717)及び作動レバー(713)の突起(714)
に当接している。係止レバー(531)の先端部に設けられ
た係止爪(533)は、突起(714)の右方近傍に位置してい
る。係止レバー(531)の該枢支部と係止爪(533)の間に
は、L字形の突片(534)が設けられ、突片(534)の先端
は、前記ウォーム(516)の先端部近傍に位置している。
回動レバー(715)の左方には、切換えレバー(738)が、軸
(737)に回動自在に嵌められている。切換えレバー(738)
は、FF/REW時に、キャプスタンモータ(500)の回
転トルクを直接リール台(200a)、(200b)に伝達させるべ
く、先端部がアイドラギアユニット(730)に係合するも
のであるが、公知技術であるので、説明は省略する。切
換えレバー(738)と作動レバー(713)の間には、引張バネ
(739)が張架され、引張バネ(739)によって、作動レバー
(713)は時計方向に付勢され、楕円孔(718)の端縁が、ボ
ス(143)に圧接されることで、作動レバー(713)は回転方
向の位置決めが、なされている。引張バネ(739)によっ
て、切換えレバー(738)は、軸(737)を中心として、時計
方向に付勢されているとともに、一端が回動レバー(71
5)に圧接されて、回動を規制されている。
【0013】前述ウォーム(516)の先端部には、水平方
向に軸(517)が突設され、軸(517)にはフィン(518)が嵌
められている。図5に示すように、軸(517)とフィン(51
8)との間には、トーションバネ(519)が嵌められ、トー
ションバネ(519)の一端は、フィン(518)に取り付けられ
ている。軸(517)が時計方向に回転した場合に、トーシ
ョンバネ(519)が開き、軸(517)が反時計方向に回転した
場合に、トーションバネ(519)が閉じて、軸(517)と緊密
に嵌合するように、トーションバネ(519)は軸(517)に嵌
められている。即ち、フィン(518)と軸(517)が、いわゆ
るワンウェイクラッチを形成するように、トーションバ
ネ(519)は設けられている。STOPモードにあって
は、突片(534)の先端部は、実線で示す如く、軸(517)よ
りも前方に位置している。STOPモードからFF/R
EWモードへ移行する場合には、モータ(515)及びウォ
ーム(516)は時計方向に回転し、STOPモードに戻る
場合には反時計方向に回転する。
【0014】(FF/REWでの動作) FF/REW時には、各部品は図3(a)に示すように位
置する。制御スライド(430)は、回転中心点Pを中心と
して反時計方向に摺動し、作動レバー(713)の突起(713
a)は、制御スライド(430)のカム溝(430c)に沿って軸(71
2)を中心として、反時計方向に回動する。作動レバー(7
13)の突起(714)は、係止レバー(531)の係止爪(533)に係
合し、回動レバー(715)は引張バネ(716)に抗して、軸(7
12)を中心として反時計方向に回動し、楕円孔(718)の端
縁がボス(143)から離間する。回動レバー(715)は、スト
ッパ(171)から離間する。図5に二点鎖線で示すよう
に、突片(534)の先端部は、軸(517)の上方に達し、回転
中のフィン(518)は、突片(534)の先端部に当たるが、前
述の如く、ウォーム(516)は時計方向に回転し、トーシ
ョンバネ(519)が開くので、フィン(518)は軸(517)に対
しスリップして回転し、フィン(518)が突片(534)に当接
しても、ウォーム(516)は回転し続ける。図3(a)及び図
3(b)に示すように、回動レバー(715)の反時計方向への
回動により、回動レバー(715)の作動端(715a)が、T側
ブレーキレバー(241b)の突起(244)に当接して、引張バ
ネ(255)に抗して、軸(242)を中心として反時計方向に回
動させる。T側ブレーキレバー(241b)のパッド(256)
は、リール台(200b)から離間し、S側ブレーキレバー(2
41a)の一端に当接して、軸(242)を中心として回転さ
せ、S側リール台(200a)から離間せしめる。回動レバー
(715)の反時計方向の回動により、回動レバー(715)と切
換えレバー(738)の係止が解除され、引張バネ(739)によ
り、切換えレバー(738)は時計方向に回動し、アイドラ
ユニット(730)に係合する。
【0015】(瞬時ブレーキの作動) FF/REWモードからSTOPモードへの移行時に
は、モータ(515)及びウォーム(516)は、図5に示すよう
に、反時計方向に回転する。フィン(518)とウォーム(51
6)の軸(517)との間に、設けられたトーションバネ(519)
は、前述のように軸(517)に緊密に嵌合するので、フィ
ン(518)はウォーム(516)と一体に回転する。フィン(51
8)は、突片(534)の先端部に当接して、突片(534)の先端
部を前方に移動させる。図4(a)に示すように、突片(53
4)の前方への摺動によって、係止レバー(531)は、引張
バネ(532)に抗して、時計方向に回転するので、係止爪
(533)と作動レバー(713)の突起(714)との係合は解除さ
れる。回動レバー(715)は、作動レバー(713)との係止が
解除されるので、引張バネ(716)によって、軸(712)を中
心として時計方向に回転せしめられ、図4(b)に示すよ
うに、ストッパ(171)に圧接される。回動レバー(715)の
時計方向の回動により、回動レバー(715)の作動端(715
a)とT側ブレーキレバー(241b)の突軸(244)との係合が
解除されて、両ブレーキレバー(241a)、(241b)のパッド
(256)は、引張バネ(255)により、夫々リール台(200a)、
(200b)に当接し、かかる状態でリール台(200a)、(200b)
の回転を瞬時に制動する。図2(a)に示すように、回動
レバー(715)の軸(712)を中心とした時計方向の回動によ
り、回動レバー(715)は、切換えレバー(738)の一端に当
接して、切換えレバー(738)を反時計方向に回転させ、
アイドラユニット(730)との係合が解除される。
【0016】上記の如く、回動レバー(715)は軸(712)を
中心として回転するので、引張バネ(716)は、軸(712)を
挟んでT側ブレーキレバー(241b)の反対側で、回動レバ
ー(715)に設けられていればよく、また、ストッパ(171)
の位置は、回動レバー(715)の回転軌跡上であれば、任
意に設けることが可能となる。即ち、FF/REW時
に、引張バネ(716)の引伸し量が少なくなるように、軸
(712)の近傍に、引張バネ(716)の一端を取り付けること
ができる。また、回動レバー(715)のストッパ(171)への
衝突時に、ストッパ(171)にかかる衝撃荷重を小さくす
べく、ストッパ(171)を軸(712)から離間した位置に設け
ることが可能である。ところが、ストッパ(171)から軸
(712)までの距離が長くなると、前述の如く、回動レバ
ー(715)の回転速度が大きくなり、ストッパ(171)に衝突
時の衝撃音が高くなるので、聴覚上不快感を及ぼさない
範囲で、衝撃荷重が小さくなるべくストッパ(171)を設
ける。従って、回動レバー(715)のストッパ(171)への衝
突時に発生する衝突音が緩和され、従来のようにストッ
パ(171)をゴム等で被覆する必要がなく、部品点数の削
減にも繋がる。
【0017】図4(b)に示す状態から、STOPモード
に向かうべく、モータ(515)が更に回転すると、制御ス
ライド(430)が回転中心点Pを中心として、時計方向に
回動し、突起(713a)が、制御スライド(430)のカム溝(43
0c)に嵌合した作動レバー(713)は、時計方向に回転す
る。図6(a)に示すように、作動レバー(713)の突起(71
4)は、係止爪(533)に当接し、係止レバー(531)は、突起
(714)に押されて、引張バネ(532)に抗して前記枢支部を
中心として、時計方向に回転する(図6(b)参照)。作動
レバー(713)が更に回動し、係止爪(533)と突起(714)と
の当接が外れると、係止レバー(531)は引張バネ(532)に
よって、反時計方向に回動せしめられ、係止レバー(53
1)は突起(714)に圧接される(図6(c)参照)。かかる状態
で、元のSTOPモードに戻る。尚、本実施例では、S
TOPモードに於いては、両リール台(200a)、(200b)に
ブレーキレバー(241a)、(241b)が圧接されている機構と
している。ところが、この種の磁気記録再生装置には、
回転シリンダ(800)に磁気テープ(601)を巻き付けた、い
わゆるフルローディング状態で、FF/REWを行な
い、かつSTOPモードに至るものがある。かかる場合
に、瞬時ブレーキを作動させて、STOP時に両リール
台(200a)、(200b)に制動力が加わった状態が保たれる
と、磁気テープ(601)の張力により、回転シリンダ(800)
に負荷が加わり続け、回転シリンダ(800)の周部に設け
られた回転ヘッド(図示せず)を傷つける虞れがある。従
って、かかる状態を防ぐべく、STOP状態に於いて
は、S側ブレーキレバー(241a)のみを解除する構成を有
するものもある。
【0018】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録再生装置のメカニズムの平面図であ
る。
【図2】STOPモードに於ける瞬時ブレーキ機構の一
部を破断した平面図である。
【図3】同上のFF/REWモードに於ける平面図であ
る。
【図4】瞬時ブレーキ作動時に、回動レバーと係止レバ
ーの動作状態を示す平面図である。
【図5】モータ及びフィンの側面図である。
【図6】FF/REWモードからSTOPモード移行時
に、係止レバーと作動レバーの係合状態を示す平面図で
ある。
【図7】従来の瞬時ブレーキ機構のSTOPモードの平
面図である。
【図8】同上のFF/REWモードの平面図である。
【図9】作動レバーとシャーシの係止状態を示す側面断
面図である。
【符号の説明】
(100) シャーシ (241) ブレーキレバー (518) フィン (531) 係止レバー (715) 回動レバー
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 昭廣 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 米田 晴彦 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ(100)上に設けられた一対のリ
    ール台(200a)、(200b)を高速回転させて、カセット(60
    0)に内蔵された磁気テープ(601)を、巻き取る早送りモ
    ードから、該リール台(200a)、(200b)の回転が制止され
    る停止モードに移行する場合に、各リール台(200a)、(2
    00b)にブレーキレバー(241a)、(241b)を瞬時に圧接せし
    めて、リール台(200a)、(200b)の回転を停止させる磁気
    記録再生装置の瞬時ブレーキ機構に於いて、 シャーシ(100)上の軸(712)を中心として回動自在に設け
    られ、自由端部がブレーキレバー(241b)から離間すべく
    バネ付勢された回動レバー(715)と、 回動レバー(715)上に基端部が枢支され、自由端部に設
    けられた突起(714)と係合する係止爪(533)を設けた係止
    レバー(531)と、 回動レバー(715)と同軸上に、回動自在に設けられた作
    動レバー(713)とを具え、係止レバー(531)の先端部又は
    作動レバー(713)の自由端部のいずれか一方に設けられ
    た凸部と、相手側に設けられた係止爪とが、係合した状
    態での回動レバー(715)の回転により、ブレーキレバー
    (241b)に当接して、該ブレーキレバー(241b)をリール台
    (200b)から離間させる作動端(715a)が、回動レバー(71
    5)に設けられているとともに、 係止レバー(531)と突起(714)との係合が解除された状態
    で、上記バネ付勢により、ブレーキレバー(241b)と作動
    端(715a)の当接が解除された回動レバー(715)が圧接さ
    れるストッパ(171)は、回動レバー(715)の回転範囲内に
    設けられていることを特徴とする瞬時ブレーキ機構。
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