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JP2942882B2 - 集塵装置 - Google Patents
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JP2942882B2 - 集塵装置 - Google Patents

集塵装置

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JP2942882B2
JP2942882B2 JP18923993A JP18923993A JP2942882B2 JP 2942882 B2 JP2942882 B2 JP 2942882B2 JP 18923993 A JP18923993 A JP 18923993A JP 18923993 A JP18923993 A JP 18923993A JP 2942882 B2 JP2942882 B2 JP 2942882B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集塵装置に関し、特にサ
イクロン式集塵装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、集塵装置は工場等の作業環境に
おける大気の汚染を防止する装置、または工程に用いる
プロセス装置として広く使用されている。なかでも遠心
力を利用したサイクロン式集塵装置は大量の気体を処理
できると共に、フイルタ式やその他の方式の集塵装置に
比して維持費及び運転費を低く抑えることができること
により多くの分野で使用されている。
【0003】従来、図8に示すように、サイクロン式集
塵装置1においては、集塵対象となる気体2を排気ポン
プ3の吸引力によつて導入口4からサイクロン5の円筒
形状部5Aに導入する。この気体2は円筒形状部5A内
を螺旋状の軌跡を描きながらサイクロン5の円錐形状部
5Bの方に下降していく。このとき気体2に含まれる捕
集対象となる粒子の軌跡は気体流の描く軌跡よりも遠心
力によつて大きくなる。この結果比較的質量の大きい粒
子は円筒形状部5Aの内壁面に衝突し付着する。
【0004】さらに気体流が螺旋状の軌跡を描きながら
下降して円錐形状部5Bに突入すると気体流の回転半径
が次第に小さくなることにより、角運動量保存の法則に
より粒子に加わる加速度は次第に増大し、粒子の軌跡は
気体流の軌跡に比較して一層大きくなる。換言すれば、
粒子はその質量に基づいて空気流の回転弧より外側にず
れてくる。この結果円筒形状部5Aの内壁に付着しなか
つた比較的質量の小さい粒子が円錐形状部5Bの内壁面
に衝突し付着する。
【0005】円筒形状部5A及び円錐形状部5Bの内壁
面に付着した粒子は後から付着した粒子と凝集し質量が
増大することにより、重力によつて内壁面沿いに落下
し、ついにはトラツプ6に落下する。粒子が除去され清
浄となつた気体7は排気パイプ8を通過してサイクロン
5の外に排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにサイクロン
式集塵装置1においては、サイクロン5内において気体
2を回転させた際、当該気体2に含まれる粒子に生じる
遠心力に基づいて粒子を除去するようになされ、この結
果サイクロン式集塵装置1においては質量が非常に小さ
い微小な粒子を除去することは困難であつた。
【0007】そこで従来、サイクロンを小型化すること
によつて粒子に加わる遠心力を大きくし、これにより除
去することができる粒子の粒径を一段と小さくできるよ
うにしたサイクロン式集塵装置が提案されている。また
サイクロン内部に微小水滴を噴霧し、当該水滴に粒子を
取り込むことにより捕集可能な粒子の粒径をさらに小さ
くできる、所謂スクラバ方式のサイクロン式集塵装置が
提案されている。
【0008】しかしながら、上述のようにサイクロンを
小型化した場合又はスクラバ方式を適用した場合におい
ても、捕集可能な粒子の最小粒径は 0.2〔μm 〕程度が
限界であり、未だフイルタ式集塵装置に比較すると捕集
可能な粒子の最小直径は大きいという問題があつた。こ
れにより従来のサイクロン式集塵装置においては、粒径
が 0.1〔μm 〕以下でなる微小な粒子や有毒なガス等は
除去できなかつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされてたも
ので、一段と小さな粒子を除去することができる集塵装
置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め第1の発明においては、集塵対象の気体13Aをサイ
クロン17に導入し、当該サイクロン17内において気
体13A中の粒子に生じる遠心力を利用して気体から粒
子を除去する集塵装置において、気体13Aの粒子濃度
を検出する粒子濃度検出手段32と、気体13Aに対し
て、粒子濃度検出手段32により検出された気体13A
の粒子濃度に応じた量の水蒸気14Cを付加する水蒸気
付加手段14と、水蒸気14Cが付加された気体13A
を冷却する冷却手段16と、冷却手段16により冷却さ
れた気体13Aをサイクロン17に導入する導入手段1
2、15とを設けるようにした。また第2の発明におい
ては、集塵対象の気体13Aをサイクロン17に導入
し、当該サイクロン17内において気体13A中の粒子
に生じる遠心力を利用して気体から粒子を除去する集塵
装置において、気体13Aに水蒸気14Cを付加する水
蒸気付加手段14と、水蒸気14Cが付加された気体1
3Aを冷却する冷却手段46と、冷却手段46により冷
却された気体13Aをサイクロン17に導入する導入手
段12とを設け、冷却手段46が、サイクロン17から
排出される気体13Aの断熱膨張による冷却作用を利用
して気体13Aを冷却するようにした。
【0011】
【作用】第1の発明においては、冷却手段16によつて
冷却された気体13Aが飽和状態となり、当該気体13
A中に含まれる粒子の周りに水蒸気14Cが凝結する。
この結果粒径が0.1 〔μm 〕以下である質量が非常に小
さい粒子でも見かけ上の質量が大きな粒子となり、サイ
クロン17によつて除去することができる。この場合に
おいて、この第1の発明では気体13Aの粒子濃度に応
じた量の水蒸気14Cを付加するようにしているため、
粒子濃度の高低に関わらず集塵対象の粒子に適量の水蒸
気14Cを凝結させることができ、一段と効率良く粒子
を捕集することができる。また第2の発明においても、
冷却手段46によつて冷却された気体13Aが飽和状態
となり、当該気体13A中に含まれる粒子の周りに水蒸
気14Cが凝結する。この結果粒径が0.1 〔μm 〕以下
である質量が非常に小さい粒子でも見かけ上の質量が大
きな粒子となり、サイクロン17によつて除去すること
ができる。この場合において、この第2の発明ではサイ
クロン17から排出される気体13Aの断熱膨張による
冷却作用を利用して気体13Aを冷却するようにしてい
るため、例えば液体窒素などを使用することなく効率良
く気体13Aを冷却することができる。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0013】(1)第1実施例 図1において、10は全体としてサイクロン式集塵装置
を示し、導入パイプ11には工場設備の排気ダクト(図
示せず)が接続されており、排気ポンプ12によつて導
入口11Aから吸引された集塵対象となる空気13Aは
導入パイプ11、水蒸気発生部14及び導入パイプ15
を順次通過した後、冷却部16によつて表面が冷却され
たサイクロン17において空気13A中の粒子が取り除
かれ、清浄な空気13Bのみが排気パイプ18を通過し
てサイクロン式集塵装置10の外に排気されるようにな
されている。
【0014】すなわちサイクロン式集塵装置10におい
ては、導入パイプ11及び15に連通した位置に水蒸気
発生部14が設けられている。水蒸気発生部14は水槽
14Aと、当該水槽14Aの底面に隣接して設けられた
加熱部14Bとによつて構成され、これにより水蒸気発
生部14は水槽14Aに溜められた水を加熱部14Bに
よつて加熱することにより水蒸気14Cを発生してこの
水蒸気14Cを導入空気13Aに供給するようになされ
ている。
【0015】導入パイプ15はパイプの長手方向がサイ
クロン17の円筒形状部17Aの横断面の円の接線方向
と一致するようにして円筒形状部17Aに取り付けら
れ、これによりサイクロン17内に導入された導入空気
13Aはサイクロン17内部を螺旋状に回転するように
なされている。
【0016】冷却部16はサイクロン17の外表面に螺
旋状に巻き付けられた冷却パイプ16Aと当該冷却パイ
プ16Aに液体窒素を供給する液体窒素ボンベ(図示せ
ず)とからなり、これによりサイクロン式集塵装置10
においては冷却パイプ16A内に液体窒素を流すことに
よりサイクロン17内を通過する空気を冷却するように
なされている。
【0017】以上の構成において、導入口11Aから取
り込まれた導入空気13Aは水蒸気発生部14を通過す
る際に水蒸気14Cが供給された後、サイクロン17に
流入する。導入空気13Aはサイクロン17の円筒形状
部17A内を螺旋状の軌跡を描きながら円錐形状部17
Bに向つて下降していく。このとき導入空気13Aは冷
却部16によりサイクロン17が冷却されていることに
より過飽和状態となる。
【0018】この結果、導入空気13A中の水蒸気14
Cは空気中に含まれる粒子に凝結する。すなわち粒子の
周囲を水が包囲した状態となる。水蒸気14Cが凝結し
た粒子は粒子単体よりも見かけ上の質量が増大する。こ
れによりこの粒子は粒子単体の場合に比してサイクロン
17内における遠心力が大きくなり、サイクロン17の
内壁に付着する。これによりサイクロン式集塵装置10
においては、従来のサイクロン式集塵装置では質量が小
さいことにより除去し得なかつた微小粒子をも除去する
ことができる。
【0019】またサイクロン式集塵装置10において
は、導入空気13A中に例えば塩酸ガス、ふつ酸ガス等
の有毒ガスが含まれている場合でも、当該有毒ガスを水
滴(粒子に凝結した)や結露したサイクロン内壁に取り
込むことができることにより、導入空気13A中に含ま
れる有毒ガスを除去することができる。
【0020】因に、図2に示すように、温度が30〔°
C〕の気体における水の蒸気圧は31.824〔mmHg〕であ
り、これに対して温度が 0〔°C〕における水の蒸気圧
は4.579〔mmHg〕である。従つて温度が30〔°C〕の気
体に水蒸気を供給して湿度が80〔%〕の気体を得た後、
この気体を 0〔°C〕に冷却すると、当該気体の過飽和
度は、次式、
【数1】 によつて 560〔%〕と計算することができる。
【0021】ここで 0〔°C〕において過飽和度が 560
〔%〕の気体中における粒子の臨界径dは、液滴の蒸気
圧をp、平面上の飽和蒸気圧をp0 、水の表面張力を
γ、水の分子量をM、気体定数をR、絶対温度をT、水
の密度をρとすると、Thomson-Gibbs の式、
【数2】 によつて6.7 ×10-4〔μm 〕( 6.7〔Å〕) と計算する
ことができる。これによりサイクロン式集塵装置10は
理論上従来に比して格段に小さい微粒子を除去し得るこ
とが分かる。
【0022】以上の構成によれば、集塵対象となる導入
空気13Aに水蒸気14Cを供給する水蒸気発生部14
を設けると共に、サイクロン17を冷却する冷却部16
を設けたことにより、粒子単体ではサイクロン17によ
つて捕集できないような粒径の小さい、すなわち質量の
小さい粒子であつても捕集し得るサイクロン式集塵装置
10を実現することができる。また水蒸気水滴(粒子に
凝結した)や結露したサイクロン内壁に有毒ガスを吸収
し得ることにより、従来のサイクロン式集塵装置におい
ては捕集し得なかつた有毒ガスをも除去することができ
る。
【0023】(2)第2実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図3は第2実
施例を示すもので、サイクロン式集塵装置20は第1実
施例のサイクロン式集塵装置10と比較して冷却部26
の位置が異なる。すなわちサイクロン式集塵装置20に
おいては、水蒸気発生部14とサイクロン17との間に
冷却部26が設けられ、これによりサイクロン式集塵装
置20は水蒸気発生部14によつて水蒸気14Cが供給
された導入空気13Aを冷却部26によつて冷却した
後、サイクロン17内に導入するようになされている。
【0024】冷却部26は円筒形状の冷却筒26Bと、
冷却筒26Bの外表面に螺旋状に巻き付けられた冷却パ
イプ26Aと、冷却パイプ26Aに液体窒素を供給する
液体窒素ポンベ(図示せず)とからなる。これにより冷
却部26は冷却パイプ26A内に液体窒素を流すことよ
り、冷却筒26B内を通過する導入空気13Aを冷却し
得るようになされている。
【0025】以上の構成において、導入口11Aから取
り込まれた集塵対象となる導入空気13Aは水蒸気発生
部14を通過する際に水蒸気14Cが供給される。この
導入空気13Aは冷却部26に流入する。このとき導入
空気13Aは冷却部26によつて冷却されることにより
過飽和状態となり、この結果導入空気13A中の水蒸気
14Cは導入空気13A中に含まれる粒子に凝結する。
水蒸気14Cが凝結した粒子は粒子単体よりも見かけ上
の質量が増大した状態でサイクロン17内に流入する。
これによりこの粒子は粒子単体の場合に比してサイクロ
ン17内における遠心力が大きくなり、サイクロン17
の内壁に付着する。これによりサイクロン式集塵装置2
0においては、従来は質量が小さいことにより除去し得
なかつた微小粒子をも除去することができる。
【0026】以上の構成によれば、集塵対象となる導入
空気13Aに水蒸気14Cを供給する水蒸気発生部14
を設けると共に、水蒸気14Cが供給された導入空気1
3Aを冷却する冷却部26を設けたことにより、サイク
ロン17に導入される微小粒子の見かけ上の質量を増大
し得、かくして粒子単体ではサイクロン17によつて捕
集できないような粒径の小さい、すなわち質量の小さい
粒子であつても捕集し得るサイクロン式集塵装置20を
実現することができる。また水滴(粒子に凝結した)や
結露したサイクロン内壁に有毒ガスを吸収し得ることに
より、従来のサイクロン式集塵装置においては捕集し得
なかつた有毒ガスをも除去することができる。
【0027】さらにサイクロン式集塵装置20は通常の
サイクロン式集塵装置におけるサイクロンの上流側に当
該サイクロンとは独立して水蒸気発生部14及び冷却部
26を設けて構成できることにより、既設のサイクロン
式集塵装置に水蒸気発生部14及び冷却部26を付加す
る改造を加えることにより容易に実現でき好適である。
【0028】(3)第3実施例 図1との対応部分に同一符号を付して示す図4は第3実
施例を示し、サイクロン式集塵装置30は水蒸気制御部
31を有する。水蒸気制御部31は粒子濃度測定器32
を有し、当該粒子濃度測定器32には導入パイプ11か
ら分岐したサンプリングパイプ33の一端が連結されて
いる。これにより水蒸気制御部31は導入空気13Aの
一部を粒子濃度測定器32に導入するようになされてい
る。
【0029】水蒸気制御部31は粒子濃度測定器32に
よつて導入空気13Aの粒子濃度を測定し、当該測定結
果に応じた測定結果信号S1をコントローラ34に送出
するようになされている。コントローラ34は測定結果
信号S1に応じた制御信号S2を水蒸気発生部14の加
熱部14Bに送出し、この結果加熱部14Bは制御信号
S2に基づいた電圧をヒータに印加するようになされて
いる。
【0030】これによりサイクロン式集塵装置30にお
いては、導入空気13Aに含まれる粒子の粒子濃度に応
じた水蒸気14Cを発生し得るようになされている。す
なわちサイクロン式集塵装置30は粒子濃度が高い場合
には発生する水蒸気14Cの量を多くし、これに対して
粒子濃度が低い場合には発生する水蒸気14Cの量を少
なくするようになされている。
【0031】以上の構成によれば、水蒸気制御部31を
設け、導入空気13Aに含まれる粒子の粒子濃度に応じ
て、水蒸気発生部14において導入空気13Aに供給す
る水蒸気14Cの供給量を調節したことにより、導入空
気13Aの粒子濃度の高低に係わらず集塵対象となる粒
子に適量の水蒸気14Cを凝結させることができ、一段
と効率よく粒子を捕集することができる。
【0032】(4)他の実施例 (4−1)なお上述の実施例においては、冷却部16又
は26は液体窒素を使用して水蒸気14Cが供給された
導入空気13Aを冷却するようになされているが、本発
明はこれに限らず、種々の冷却手段を適用することがで
きる。例えば図5に示すように空気の断熱膨張による冷
却作用を利用してもよい。すなわち冷却部46において
は、大口径と小口径の2種類の薄肉のパイプ46A及び
46Bが同軸状に配置されている。大口径パイプ46A
と小口径パイプ46Bで形成される両端面は小口径パイ
プ46Bの内径部分を残して閉塞され、大口径パイプ4
6Aの外表面には細孔46Cが複数個設けられている。
【0033】これによりサイクロン式集塵装置40は、
サイクロン17から排気される空気13Bを排気パイプ
41によつて冷却部46の大口径パイプ46Aと小口径
パイプ46Bで形成される空間に導き、この空気13B
を大口径パイプ46Aの外表面に設けられた細孔46C
から噴出させて大口径パイプ46Aと小口径パイプ46
Bで形成される空間の空気を冷却することにより、小口
径パイプ46Bの内部を通過する導入空気13Aを冷却
するようになされている。
【0034】(4−2)また上述の実施例におけるサイ
クロン式集塵装置10、20又は30は工場設備の排気
ダクトから排気される空気13Aを取り込み、清浄化し
た空気13Bを大気中に放出するようになされている
が、本発明はこれに限らず、サイクロン式集塵装置1
0、20又は30をクリーンルームの空気循環系中に配
置するようにしてもよい。例えば図6に示すように、第
2実施例のサイクロン式集塵装置20をクリーンルーム
の空気循環系中に配置する場合には、クリーンルーム5
1の排気52をグレーテイグ53、送風機54及び排気
ダクト55を介してサイクロン式集塵装置20に取り込
み、清浄化された空気56を送気ダクト57及びグレー
テイグ58を介して再度クリーンルーム51内に放出す
るようにすればよい。
【0035】このようにクリーンルームの空気循環系中
に本発明によるサイクロン式集塵装置10、20又は3
0を用いるようにすれば、空気中の微小粒子を除去する
ことができると共に、長期的に亘つて連続的に稼働させ
ることができるメンテナンスフリーのクリーンルームを
実現することができる。すなわち従来のクリーンルーム
に広く用いられているフイルタ式の集塵装置において
は、クリーンルーム内の微小粒子を除去することができ
る利点があるのに対して、定期的にフイルタを交換する
必要があり、この結果フイルタ交換時にはクリーンルー
ムの運転を停止しなければならない不都合があつた。
【0036】(4−3)またサイクロン式集塵装置1
0、20又は30をクリーンベンチに適用するようにし
てもよい。すなわち、図7に示すように、サイクロン式
集塵装置20は塵等を含んだ導入空気61をグレーテイ
グ62、送風機63及び排気ダクト64を介してサイク
ロン式集塵装置20に取り込み、清浄化された空気65
を送気ダクト66及びグレーテイグ67を介して作業用
テーブル68上の空間に放出するようになされている。
【0037】(4−4)さらに上述の実施例において
は、水槽14Aに溜められた水を加熱部14Bによつて
加熱することにより水蒸気14Cを発生するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、超音波
を使用して水蒸気を発生するようにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、集塵対象
の気体をサイクロンに導入し、当該サイクロン内におい
て気体中の粒子に生じる遠心力を利用して気体から粒子
を除去する集塵装置において、気体の粒子濃度を検出す
る粒子濃度検出手段と、気体に対して、粒子濃度検出手
段により検出された気体の粒子濃度に応じた量の水蒸気
を付加する水蒸気付加手段と、水蒸気が付加された気体
を冷却する冷却手段と、冷却手段により冷却された気体
をサイクロンに導入する導入手段とを設けるようにした
ことにより、一段と小さな粒子を一段と効率良く除去す
ることができる集塵装置を実現できる。また本発明によ
れば、集塵対象の気体をサイクロンに導入し、当該サイ
クロン内において気体中の粒子に生じる遠心力を利用し
て気体から粒子を除去する集塵装置において、気体に水
蒸気を付加する水蒸気付加手段と、水蒸気が付加された
気体を冷却する冷却手段と、冷却手段により冷却された
気体をサイクロンに導入する導入手段とを設け、冷却手
段が、サイクロンから排出される気体の断熱膨張による
冷却作用を利用して気体を冷却するようにしたことによ
り、気体を効率良く冷却しながら一段と小さな粒子を除
去することができる集塵装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサイクロン式集塵装置の第1実施
例の全体構成を示す略線的断面図である。
【図2】第1実施例の動作の説明に供する図表である。
【図3】本発明によるサイクロン式集塵装置の第2実施
例の全体構成を示す略線的断面図である。
【図4】本発明によるサイクロン式集塵装置の第3実施
例の全体構成を示す略線的断面図である。
【図5】本発明によるサイクロン式集塵装置の他の実施
例を示す略線的断面図である。
【図6】本発明によるサイクロン式集塵装置の他の実施
例を示す略線図である。
【図7】本発明によるサイクロン式集塵装置の他の実施
例を示す略線図である。
【図8】従来のサイクロン式集塵装置を示す略線的側断
面図である。
【符号の説明】
1、10、20、30……サイクロン式集塵装置、2、
13A、52、61……導入空気、5、17……サイク
ロン、7、13B、56、65……清浄空気、14……
水蒸気発生部、16、26、46……冷却部、16A…
…冷却パイプ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集塵対象の気体をサイクロンに導入し、当
    該サイクロン内において上記気体中の粒子に生じる遠心
    力を利用して上記気体から上記粒子を除去する集塵装置
    において、上記気体の粒子濃度を検出する粒子濃度検出手段と、 上記気体に対して、上記粒子濃度検出手段により検出さ
    れた上記気体の上記粒子濃度に応じた量の上記水蒸気を
    付加する水蒸気付加手段と、上記水蒸気が付加された 上記気体を冷却する冷却手段
    と、上記冷却手段により冷却された上記気体を上記サイクロ
    ンに導入する導入手段と を具えることを特徴とする集塵
    装置。
  2. 【請求項2】集塵対象の気体をサイクロンに導入し、当
    該サイクロン内において上記気体中の粒子に生じる遠心
    力を利用して上記気体から上記粒子を除去する集塵装置
    において、 上記気体に水蒸気を付加する水蒸気付加手段と、 上記水蒸気が付加された上記気体を冷却する冷却手段
    と、 上記冷却手段により冷却された上記気体を上記サイクロ
    ンに導入する導入手段と を具え、 上記冷却手段は、 上記サイクロンから排出される上記気体の断熱膨張によ
    る冷却作用を利用して上記気体を冷却する ことを特徴と
    する集塵装置。
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