JP2947202B2 - 気中終端接続部を受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法 - Google Patents
気中終端接続部を受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中送電線路に
おいて用いる気中終端接続部(ケーブルヘッド)を載置
する既存の支持碍子用支持架台に簡易補強を施し耐震構
造を得る気中終端接続部を受ける支持碍子用支持架台の
耐震補強方法に関するものである。
おいて用いる気中終端接続部(ケーブルヘッド)を載置
する既存の支持碍子用支持架台に簡易補強を施し耐震構
造を得る気中終端接続部を受ける支持碍子用支持架台の
耐震補強方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、地中送電線路において架空線と
ケーブルを接続する箇所に用いる気中終端接続部の支持
架台としては、例えば図6に示すように普通は単なる溝
形鋼(所謂チャンネル)1を横使用し支持碍子用支持架
台2とする構成であり、この上側溝辺部1aに脚部使用
となる絶縁碍子構成の支持碍子3を介在して気中終端接
続部4を立てる据付方法を採っている。この場合、気中
終端接続部4はかなりの重量物(例えば、1基当たり6
6KV態様で全長1.2m、重さ250Kg位あり、それを
3基備える)であり、溝形鋼自体は梁として所定剛性を
もつよう設計されたものを用いているが、近時多発する
大規模地震の揺れまでは想定されておらず、上側溝辺部
1aに大きな振れをきたし脚部使用の支持碍子3に負担
が掛り、往々にして該支持碍子3に破損(折れ)を招く
と云う問題が起こってきている。
ケーブルを接続する箇所に用いる気中終端接続部の支持
架台としては、例えば図6に示すように普通は単なる溝
形鋼(所謂チャンネル)1を横使用し支持碍子用支持架
台2とする構成であり、この上側溝辺部1aに脚部使用
となる絶縁碍子構成の支持碍子3を介在して気中終端接
続部4を立てる据付方法を採っている。この場合、気中
終端接続部4はかなりの重量物(例えば、1基当たり6
6KV態様で全長1.2m、重さ250Kg位あり、それを
3基備える)であり、溝形鋼自体は梁として所定剛性を
もつよう設計されたものを用いているが、近時多発する
大規模地震の揺れまでは想定されておらず、上側溝辺部
1aに大きな振れをきたし脚部使用の支持碍子3に負担
が掛り、往々にして該支持碍子3に破損(折れ)を招く
と云う問題が起こってきている。
【0003】即ち、近時設備するこの種の溝形鋼使用の
支持碍子用支持架台では、予め大規模地震に耐え得るだ
けの耐震構造を施したものを提供されるに至っている
が、現在配置されている多数の既存(旧タイプ)の支持
碍子用支持架台は大規模地震に耐え得る強度まで考慮さ
れていない。このため、最近の宮城県沖地震とか阪神・
淡路大震災の如き大規模地震の発生地域では対処しえな
かった。この気中終端接続部4を受ける支持架台2を構
成の単なる溝形鋼1ではその上側溝辺部1aが地震の揺
れに起因して局部的に大きく振れ変形が起り(図7の点
線参照)、この変形により溝形鋼1と気中終端接続部4
間の支持碍子3が折れると云う破損を招き、延いては上
方の気中終端接続部自体が傾く事故につながっていた。
但し、支持碍子3の構成は、絶縁性が要求される関係
上、気中終端接続部側に臨む支持碍子取付ボルトは1本
ものでなく受けボルト5aと支持架台側に臨む固定ボル
ト5bとに分離した構造であり、このため碍子自体は振
動に脆い構成となっている。
支持碍子用支持架台では、予め大規模地震に耐え得るだ
けの耐震構造を施したものを提供されるに至っている
が、現在配置されている多数の既存(旧タイプ)の支持
碍子用支持架台は大規模地震に耐え得る強度まで考慮さ
れていない。このため、最近の宮城県沖地震とか阪神・
淡路大震災の如き大規模地震の発生地域では対処しえな
かった。この気中終端接続部4を受ける支持架台2を構
成の単なる溝形鋼1ではその上側溝辺部1aが地震の揺
れに起因して局部的に大きく振れ変形が起り(図7の点
線参照)、この変形により溝形鋼1と気中終端接続部4
間の支持碍子3が折れると云う破損を招き、延いては上
方の気中終端接続部自体が傾く事故につながっていた。
但し、支持碍子3の構成は、絶縁性が要求される関係
上、気中終端接続部側に臨む支持碍子取付ボルトは1本
ものでなく受けボルト5aと支持架台側に臨む固定ボル
ト5bとに分離した構造であり、このため碍子自体は振
動に脆い構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、既存の溝形
鋼となる支持碍子用支持架台に適宜の補強部材(金具)
をあてがう耐震対策も当然考えられている。例えば、図
8に示すように補強部材となる板状のリブ6を2枚、単
に溝形鋼1の溝枠内1cに直交の配設をし、該リブ6と
溝形鋼1の接合部分に溶接aを施し一体とすれば強度が
増す耐震構造となる。しかし、この地中送電線路使用部
材としての鋼材には防食作用をもたせるために亜鉛メッ
キが施されているので、溶接作業を行えば必然的にメッ
キした亜鉛が溶接熱により気化される。しかも、支持碍
子用支持架台の据付場所が、密閉された室内に備えられ
ている場合などが多く溶接作業の環境条件としては悪
く、そのため気化ガスを作業員が吸い込む結果となり、
後に所謂亜鉛熱を発傷し易く安全性を欠く工法となる。
更に、補強作業は、一般に安全作業を行うため、停止作
業と成るが、場合に依っては通電状態下で行う事も考慮
し、この点からも溶接作業の使用では問題が残る。
鋼となる支持碍子用支持架台に適宜の補強部材(金具)
をあてがう耐震対策も当然考えられている。例えば、図
8に示すように補強部材となる板状のリブ6を2枚、単
に溝形鋼1の溝枠内1cに直交の配設をし、該リブ6と
溝形鋼1の接合部分に溶接aを施し一体とすれば強度が
増す耐震構造となる。しかし、この地中送電線路使用部
材としての鋼材には防食作用をもたせるために亜鉛メッ
キが施されているので、溶接作業を行えば必然的にメッ
キした亜鉛が溶接熱により気化される。しかも、支持碍
子用支持架台の据付場所が、密閉された室内に備えられ
ている場合などが多く溶接作業の環境条件としては悪
く、そのため気化ガスを作業員が吸い込む結果となり、
後に所謂亜鉛熱を発傷し易く安全性を欠く工法となる。
更に、補強作業は、一般に安全作業を行うため、停止作
業と成るが、場合に依っては通電状態下で行う事も考慮
し、この点からも溶接作業の使用では問題が残る。
【0005】本発明は上記実情に鑑み、溝形鋼に対し箱
リブを嵌め且つボルト締め行なう機械的な補強構成を取
ることで亜鉛気化ガスを招く虞れのある溶接作業を用い
ない補強作業となり、上記課題を解決する気中終端接続
部を受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法を提供す
ることを目的としたものである。
リブを嵌め且つボルト締め行なう機械的な補強構成を取
ることで亜鉛気化ガスを招く虞れのある溶接作業を用い
ない補強作業となり、上記課題を解決する気中終端接続
部を受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法を提供す
ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、地中送電線路
における架空線とケーブルを接続する気中終端接続部を
支持碍子を介在して受ける支持碍子用支持架台におい
て、溝形鋼製支持碍子用支持架台の支持碍子用固定ボル
トの軸線上となる下側溝辺部にボルト孔を穿ち、次いで
溝枠内に別途形成した同溝枠内に嵌まる箱リブを嵌合
し、この後前記下側溝辺部のボルト孔から挿入した支持
碍子用取付兼補強ボルトを箱リブのボルト挿通孔を貫通
し上側溝辺部のボルト孔を経て上面に臨む支持碍子下部
に螺挿し、且つ前記取付兼補強ボルトに予め螺合した箱
リブ内側部分及び下側溝辺部に臨むナットをそれぞれ締
付けし、支持架台と箱リブ及び支持碍子を一体とするも
のである。
における架空線とケーブルを接続する気中終端接続部を
支持碍子を介在して受ける支持碍子用支持架台におい
て、溝形鋼製支持碍子用支持架台の支持碍子用固定ボル
トの軸線上となる下側溝辺部にボルト孔を穿ち、次いで
溝枠内に別途形成した同溝枠内に嵌まる箱リブを嵌合
し、この後前記下側溝辺部のボルト孔から挿入した支持
碍子用取付兼補強ボルトを箱リブのボルト挿通孔を貫通
し上側溝辺部のボルト孔を経て上面に臨む支持碍子下部
に螺挿し、且つ前記取付兼補強ボルトに予め螺合した箱
リブ内側部分及び下側溝辺部に臨むナットをそれぞれ締
付けし、支持架台と箱リブ及び支持碍子を一体とするも
のである。
【0007】この様に、支持碍子を受ける支持碍子用支
持架台の耐震補強方法は支持架台本体となる溝形鋼の溝
枠内に箱リブを嵌合し、該箱リブと溝形鋼を縦貫通する
支持碍子の固定を兼ねる取付兼補強ボルトをもって締付
けし一体とする機械的な作業となるので、各現場にあっ
ての補強作業としては横向き配置の溝形鋼の下側溝辺部
の所定位置(支持碍子の取付け線上)にドリル等をもっ
て単にボルト孔を明けるだけでよく、その後上側溝辺部
に載った支持碍子の固定ボルトを外し、溝形鋼の溝枠内
側に工場等にて別途形成した箱リブを嵌め込み、該箱リ
ブの上下面のボルト孔と上,下側溝辺部のボルト孔を合
致させ、下側溝辺部側より挿通の取付兼補強ボルトを貫
通させ、該取付兼補強ボルトの先端部を支持碍子の下部
に螺挿すればよい。即ち、この耐震補強方法によれば別
駒体となる箱リブを溝形鋼の溝枠内に嵌めボルト締めす
るだけでよく、溶接を用いない無火気工法となり地中送
電線路の補強作業に適する。
持架台の耐震補強方法は支持架台本体となる溝形鋼の溝
枠内に箱リブを嵌合し、該箱リブと溝形鋼を縦貫通する
支持碍子の固定を兼ねる取付兼補強ボルトをもって締付
けし一体とする機械的な作業となるので、各現場にあっ
ての補強作業としては横向き配置の溝形鋼の下側溝辺部
の所定位置(支持碍子の取付け線上)にドリル等をもっ
て単にボルト孔を明けるだけでよく、その後上側溝辺部
に載った支持碍子の固定ボルトを外し、溝形鋼の溝枠内
側に工場等にて別途形成した箱リブを嵌め込み、該箱リ
ブの上下面のボルト孔と上,下側溝辺部のボルト孔を合
致させ、下側溝辺部側より挿通の取付兼補強ボルトを貫
通させ、該取付兼補強ボルトの先端部を支持碍子の下部
に螺挿すればよい。即ち、この耐震補強方法によれば別
駒体となる箱リブを溝形鋼の溝枠内に嵌めボルト締めす
るだけでよく、溶接を用いない無火気工法となり地中送
電線路の補強作業に適する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の気中終端接続部を
受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法を直接実施す
る装置の図に基づいて説明すれば、次の通りである。
受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法を直接実施す
る装置の図に基づいて説明すれば、次の通りである。
【0009】図1乃至図5は既存の溝形鋼の溝枠内に補
強部材として箱リブを使用する実施例を示す。先ずこの
非補強型である既存の支持架台の構成としては、例えば
2本の溝形鋼(チャンネル)1を台座部材7上に所定間
隔をもって平行配設し支持碍子用支持架台2を形成した
ものであり、この各溝形鋼1の上側溝辺部1aの所定か
所の左右位置(全体として前後4か所)に穿ったボルト
孔8に、その下方から固定ボルト5bを挿通しその先端
ネジ部を気中終端接続部4の脚部材となる支持碍子3の
下部に螺合して固定し(図5のA参照)、且つ支持碍子
3の上方に突出する受けボルト5aを円錐柱状気中終端
接続部4の受け座部4aに螺挿し、気中終端接続部4が
支持架台2に配置される構成である(図6参照)。即
ち、この場合、気中終端接続部4の支持は支持碍子3を
介して溝形鋼1の片側辺となる上側溝辺部1aのみで受
けるものであり、このため大規模地震にあっては上側溝
辺部1aの振れが大きくなり支持碍子に過大な負荷が及
ぶものである。9は気中終端接続部4のヘッド部から導
出する架空線であり、10は気中終端接続部4の下端部
に導入するケーブルを示す。
強部材として箱リブを使用する実施例を示す。先ずこの
非補強型である既存の支持架台の構成としては、例えば
2本の溝形鋼(チャンネル)1を台座部材7上に所定間
隔をもって平行配設し支持碍子用支持架台2を形成した
ものであり、この各溝形鋼1の上側溝辺部1aの所定か
所の左右位置(全体として前後4か所)に穿ったボルト
孔8に、その下方から固定ボルト5bを挿通しその先端
ネジ部を気中終端接続部4の脚部材となる支持碍子3の
下部に螺合して固定し(図5のA参照)、且つ支持碍子
3の上方に突出する受けボルト5aを円錐柱状気中終端
接続部4の受け座部4aに螺挿し、気中終端接続部4が
支持架台2に配置される構成である(図6参照)。即
ち、この場合、気中終端接続部4の支持は支持碍子3を
介して溝形鋼1の片側辺となる上側溝辺部1aのみで受
けるものであり、このため大規模地震にあっては上側溝
辺部1aの振れが大きくなり支持碍子に過大な負荷が及
ぶものである。9は気中終端接続部4のヘッド部から導
出する架空線であり、10は気中終端接続部4の下端部
に導入するケーブルを示す。
【0010】ここにおいて、支持碍子用支持架台2に対
する耐震補強部材として用いる溝形鋼1の上側溝辺部1
aと下側溝辺部1b間の溝枠内1cに嵌合させる箱リブ
11の構成は、上側溝辺部1aと下側溝辺部1bの内勾
配bに対応する傾きをもつ傾斜面cを上,下板面11
a,11bに設け、且つ各板面の中央位置にボルト挿通
孔12,12を設けた筐体形状とし、この箱リブ11は
工場サイドにて別途形成しておくものである。
する耐震補強部材として用いる溝形鋼1の上側溝辺部1
aと下側溝辺部1b間の溝枠内1cに嵌合させる箱リブ
11の構成は、上側溝辺部1aと下側溝辺部1bの内勾
配bに対応する傾きをもつ傾斜面cを上,下板面11
a,11bに設け、且つ各板面の中央位置にボルト挿通
孔12,12を設けた筐体形状とし、この箱リブ11は
工場サイドにて別途形成しておくものである。
【0011】先ず、溝形鋼1の下側溝辺部1bにあっ
て、上側溝辺部1a側の支持碍子3の固定ボルト5bの
軸線上となる位置にボルト孔用位置決めをしてからドリ
ル等の工具(図示せず)をもって機械的にボルト孔13
を穿つ。この後、上側溝辺部1aの上面に載る支持碍子
3を取付けた固定ボルト5bを抜いて取り外す(図5の
A参照)。この状態下で箱リブ11を溝枠内1cに嵌め
込みする。このとき、箱リブ11の上,下板面11a,
11bのボルト挿通孔12,12と上側溝辺部1aのボ
ルト孔8及び下側溝辺部1bのボルト孔13を連通状態
となるセットを行なう。
て、上側溝辺部1a側の支持碍子3の固定ボルト5bの
軸線上となる位置にボルト孔用位置決めをしてからドリ
ル等の工具(図示せず)をもって機械的にボルト孔13
を穿つ。この後、上側溝辺部1aの上面に載る支持碍子
3を取付けた固定ボルト5bを抜いて取り外す(図5の
A参照)。この状態下で箱リブ11を溝枠内1cに嵌め
込みする。このとき、箱リブ11の上,下板面11a,
11bのボルト挿通孔12,12と上側溝辺部1aのボ
ルト孔8及び下側溝辺部1bのボルト孔13を連通状態
となるセットを行なう。
【0012】次に、溝形鋼1の下側溝辺部1b側から上
側溝辺部1a上の支持碍子3の下部に達する長尺の支持
碍子用取付兼補強ボルト14を、下側溝辺部1bのボル
ト孔13から箱リブ11の上下板面のボルト挿通孔1
2,12及び上側溝辺部1aのボルト孔8を順次貫通
し、その先端ネジ部14aを支持碍子3の下部のネジ孔
15に螺挿して固定する。このとき、箱リブ11の上下
板面11a,11b間に臨む支持碍子用取付兼補強ボル
ト14の中間部分に予め締付ナット16a,16bを螺
合しておき、該締付ナット16a,16bを回し箱リブ
11の内面に締付けし固定する(図5のB、図3のA参
照)。この場合、支持碍子用取付兼補強ボルト14の下
端(基端)にも締付ナット16cを螺合させ下側溝辺部
1bの下面に締付けるボルト頭使用とする。
側溝辺部1a上の支持碍子3の下部に達する長尺の支持
碍子用取付兼補強ボルト14を、下側溝辺部1bのボル
ト孔13から箱リブ11の上下板面のボルト挿通孔1
2,12及び上側溝辺部1aのボルト孔8を順次貫通
し、その先端ネジ部14aを支持碍子3の下部のネジ孔
15に螺挿して固定する。このとき、箱リブ11の上下
板面11a,11b間に臨む支持碍子用取付兼補強ボル
ト14の中間部分に予め締付ナット16a,16bを螺
合しておき、該締付ナット16a,16bを回し箱リブ
11の内面に締付けし固定する(図5のB、図3のA参
照)。この場合、支持碍子用取付兼補強ボルト14の下
端(基端)にも締付ナット16cを螺合させ下側溝辺部
1bの下面に締付けるボルト頭使用とする。
【0013】この様に、気中終端接続部4を受ける支持
碍子3に配設した既設の固定ボルト5bを、溝形鋼1の
下方から挿通の通しボルトとなる支持碍子用取付兼補強
ボルト14に取替える構成としてなるため、支持碍子3
を直接受ける溝形鋼1の上側溝辺部1aは二重板構造と
する箱リブ11と取付兼補強ボルト14をもって局部的
な梁強度がなされるので、大規模地震の振動を受けても
上側溝辺部1aの支持碍子取付部分は大なる振れが起こ
らず、該上側溝辺部1aと気中終端接続部4間に介在と
なる支持碍子3に支障を来さない。
碍子3に配設した既設の固定ボルト5bを、溝形鋼1の
下方から挿通の通しボルトとなる支持碍子用取付兼補強
ボルト14に取替える構成としてなるため、支持碍子3
を直接受ける溝形鋼1の上側溝辺部1aは二重板構造と
する箱リブ11と取付兼補強ボルト14をもって局部的
な梁強度がなされるので、大規模地震の振動を受けても
上側溝辺部1aの支持碍子取付部分は大なる振れが起こ
らず、該上側溝辺部1aと気中終端接続部4間に介在と
なる支持碍子3に支障を来さない。
【0014】即ち、溝形鋼1が箱リブ11と通しボルト
の支持碍子用取付兼補強ボルト14とで梁補強がなされ
るため、上側溝辺部1aに上方から圧縮された時は上の
力が箱リブ11を介して下側溝辺部1b側にもって行か
れ分散荷重がなされ、また引張られた時は取付兼補強ボ
ルト14と箱リブ11を介して上面にもって来ると云う
2面で圧縮と引張りが分担され、局部的な強度アップが
できる。このため、溝形鋼1の上側溝辺部1aに大きな
振れもなく、溝形鋼1上の支持碍子3に不必要な負荷を
与えず、破損を招く虞れがない。
の支持碍子用取付兼補強ボルト14とで梁補強がなされ
るため、上側溝辺部1aに上方から圧縮された時は上の
力が箱リブ11を介して下側溝辺部1b側にもって行か
れ分散荷重がなされ、また引張られた時は取付兼補強ボ
ルト14と箱リブ11を介して上面にもって来ると云う
2面で圧縮と引張りが分担され、局部的な強度アップが
できる。このため、溝形鋼1の上側溝辺部1aに大きな
振れもなく、溝形鋼1上の支持碍子3に不必要な負荷を
与えず、破損を招く虞れがない。
【0015】なお、支持碍子用支持架台2が山形鋼(ア
ングル)の態様にあっても(図示せず)、この鉤折れ枠
内に、3面構成の箱リブを嵌め込み支持碍子用取付兼補
強ボルトを挿通し締付け使用をすればよい。但し、この
ときの取付兼補強ボルトは短くてよく上側溝辺部と箱リ
ブが係止され、また箱リブの奥端面を他のボルトをもっ
て山形鋼の縦辺部に係止する補強構成をとる。
ングル)の態様にあっても(図示せず)、この鉤折れ枠
内に、3面構成の箱リブを嵌め込み支持碍子用取付兼補
強ボルトを挿通し締付け使用をすればよい。但し、この
ときの取付兼補強ボルトは短くてよく上側溝辺部と箱リ
ブが係止され、また箱リブの奥端面を他のボルトをもっ
て山形鋼の縦辺部に係止する補強構成をとる。
【0016】
【発明の効果】上述の様に、本発明の気中終端接続部を
受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法は、溝形鋼製
支持碍子用支持架台はその側面の溝枠内に別途形成の箱
リブを嵌めると共に、該箱リブと溝形鋼を貫通の支持碍
子用取付兼補強ボルトで支持碍子を取付けるようにした
ため、現場補強作業としては支持碍子用固定ボルトの軸
線上となる下側溝辺部の位置にボルト孔をドリルなどで
機械的に開けるだけでよく取扱が簡単である。この場
合、溝形鋼と箱リブの固定を、該箱リブと溝形鋼を貫通
する支持碍子まで達する通しボルト使用の支持碍子用取
付兼補強ボルトをもって行なうため、一挙に固定でき
る。勿論、ネジ螺挿とナット締めで行なうため、溶接作
業を要せず無火気工法となるため、従来問題となる溝形
鋼の熱変形や亜鉛メッキの気化もなく地中送電線路にお
ける作業に最適となる。しかも、補強構成は溝形鋼の溝
枠内に箱リブを嵌める2重板構造となるので、貫通の取
付兼補強ボルトの縦軸構成と相俟って圧縮,引張りに強
く、大規模地震等に起因して溝形鋼が揺れたとしても支
持碍子が臨む上側溝辺部に振れに起因する変形がなく、
このため気中終端接続部を直接受ける支持碍子に無理な
負荷が及ばず破損を招かない補強となる。また、支持碍
子を止める固定ボルトを補強部材となる取付兼補強ボル
トで代替えするため、この点からも簡略化につながる等
の効果を奏する。
受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法は、溝形鋼製
支持碍子用支持架台はその側面の溝枠内に別途形成の箱
リブを嵌めると共に、該箱リブと溝形鋼を貫通の支持碍
子用取付兼補強ボルトで支持碍子を取付けるようにした
ため、現場補強作業としては支持碍子用固定ボルトの軸
線上となる下側溝辺部の位置にボルト孔をドリルなどで
機械的に開けるだけでよく取扱が簡単である。この場
合、溝形鋼と箱リブの固定を、該箱リブと溝形鋼を貫通
する支持碍子まで達する通しボルト使用の支持碍子用取
付兼補強ボルトをもって行なうため、一挙に固定でき
る。勿論、ネジ螺挿とナット締めで行なうため、溶接作
業を要せず無火気工法となるため、従来問題となる溝形
鋼の熱変形や亜鉛メッキの気化もなく地中送電線路にお
ける作業に最適となる。しかも、補強構成は溝形鋼の溝
枠内に箱リブを嵌める2重板構造となるので、貫通の取
付兼補強ボルトの縦軸構成と相俟って圧縮,引張りに強
く、大規模地震等に起因して溝形鋼が揺れたとしても支
持碍子が臨む上側溝辺部に振れに起因する変形がなく、
このため気中終端接続部を直接受ける支持碍子に無理な
負荷が及ばず破損を招かない補強となる。また、支持碍
子を止める固定ボルトを補強部材となる取付兼補強ボル
トで代替えするため、この点からも簡略化につながる等
の効果を奏する。
【図1】本発明の気中終端接続部を受ける支持碍子用支
持架台の耐震補強方法の一実施例を示す説明図である。
持架台の耐震補強方法の一実施例を示す説明図である。
【図2】同側面図である。
【図3】箱リブと支持碍子用取付兼補強ボルトの関係を
示す図で、(A)は正面図であり、(B)は側面図であ
る。
示す図で、(A)は正面図であり、(B)は側面図であ
る。
【図4】箱リブの斜視図である。
【図5】支持碍子用支持架台に補強部材を装着する図
で、(A)は下側溝辺部にボルト孔を穿つ説明図であ
り、(B)は同下側溝辺部と上側溝辺部間に箱リブを嵌
め取付兼補強ボルトを挿通した説明図である。
で、(A)は下側溝辺部にボルト孔を穿つ説明図であ
り、(B)は同下側溝辺部と上側溝辺部間に箱リブを嵌
め取付兼補強ボルトを挿通した説明図である。
【図6】従来の非耐震構造となる気中終端接続部を受け
る支持碍子用支持架台の説明図である。
る支持碍子用支持架台の説明図である。
【図7】同支持碍子用支持架台の上側溝辺部の振れを示
す説明図である。
す説明図である。
【図8】支持碍子用支持架台に単なるリブをあてがい接
合部分を溶接した説明図である。
合部分を溶接した説明図である。
1 溝形鋼 1a 上側溝辺部 1b 下側溝辺部 2 支持碍子用支持架台 3 支持碍子 4 気中終端接続部 5a 受けボルト 5b 固定ボルト 11 箱リブ 12 ボルト挿通孔 13 ボルト孔 14 支持碍子用取付兼補強ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−13791(JP,U) 実公 昭47−2107(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 17/00 - 17/54
Claims (1)
- 【請求項1】 地中送電線路における架空線とケーブル
を接続する気中終端接続部を支持碍子を介在して受ける
支持碍子用支持架台において、溝形鋼製支持碍子用支持
架台の支持碍子用固定ボルトの軸線上となる下側溝辺部
にボルト孔を穿ち、次いで溝枠内に別途形成した同溝枠
内に嵌まる箱リブを嵌合し、この後前記下側溝辺部のボ
ルト孔から挿入した支持碍子用取付兼補強ボルトを箱リ
ブのボルト挿通孔を貫通し上側溝辺部のボルト孔を経て
上面に臨む支持碍子下部に螺挿し、且つ前記取付兼補強
ボルトに予め螺合した箱リブ内側部分及び下側溝辺部に
臨むナットをそれぞれ締付けし、支持架台と箱リブ及び
支持碍子を一体とすることを特徴とする気中終端接続部
を受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3186497A JP2947202B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 気中終端接続部を受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3186497A JP2947202B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 気中終端接続部を受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10233133A JPH10233133A (ja) | 1998-09-02 |
| JP2947202B2 true JP2947202B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=12342924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3186497A Expired - Fee Related JP2947202B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 気中終端接続部を受ける支持碍子用支持架台の耐震補強方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2947202B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP3186497A patent/JP2947202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10233133A (ja) | 1998-09-02 |
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