JP2949335B2 - 風力原動機 - Google Patents
風力原動機Info
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- JP2949335B2 JP2949335B2 JP22895497A JP22895497A JP2949335B2 JP 2949335 B2 JP2949335 B2 JP 2949335B2 JP 22895497 A JP22895497 A JP 22895497A JP 22895497 A JP22895497 A JP 22895497A JP 2949335 B2 JP2949335 B2 JP 2949335B2
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- sails
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/70—Wind energy
- Y02E10/74—Wind turbines with rotation axis perpendicular to the wind direction
Landscapes
- Wind Motors (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風力を利用して大
動力を取り出せる風力原動機に関する。
動力を取り出せる風力原動機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の風力原動機として、本出願人の
出願に係る第2563048号特許公報に記載のものが
ある。その風力原動機の概略構成は、地上に設立した円
筒形構造物である円筒ガイドの周囲の地上に、該円筒ガ
イドを中心とする環状のトラックを形成し、このトラッ
ク上を走行する台車上に、円筒ガイドより高い多数組の
マスト枠を、円筒ガイドの中心からの放射線に対して一
方向にそれぞれ約45度の角度を持たせて垂直に固定立
設して、全体として大きくかつ高い円筒形の風力回転躯
体を構築したものである。
出願に係る第2563048号特許公報に記載のものが
ある。その風力原動機の概略構成は、地上に設立した円
筒形構造物である円筒ガイドの周囲の地上に、該円筒ガ
イドを中心とする環状のトラックを形成し、このトラッ
ク上を走行する台車上に、円筒ガイドより高い多数組の
マスト枠を、円筒ガイドの中心からの放射線に対して一
方向にそれぞれ約45度の角度を持たせて垂直に固定立
設して、全体として大きくかつ高い円筒形の風力回転躯
体を構築したものである。
【0003】また、風力回転躯体の各マスト枠には、複
数の帆を、軸線を垂直として上下多段に、しかも風力に
より開閉自在に枢着し、帆がマスト枠に対して閉じたと
き約45度の角度をなすようにするとともに、各マスト
と帆との間に、マスト枠に対する帆の最大開き角度を6
5〜85度に制限するストッパを設けている。
数の帆を、軸線を垂直として上下多段に、しかも風力に
より開閉自在に枢着し、帆がマスト枠に対して閉じたと
き約45度の角度をなすようにするとともに、各マスト
と帆との間に、マスト枠に対する帆の最大開き角度を6
5〜85度に制限するストッパを設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常想
定される風力状況以上の強風を伴うたとえば台風等の気
象状況下においては、マスト枠に張架した帆に、その限
界強度以上の力が作用することになるが、上記従来の風
力原動機は、そのような強風に対する対策を講じてはい
ないものである。
定される風力状況以上の強風を伴うたとえば台風等の気
象状況下においては、マスト枠に張架した帆に、その限
界強度以上の力が作用することになるが、上記従来の風
力原動機は、そのような強風に対する対策を講じてはい
ないものである。
【0005】また、帆が強風に煽られている状態では、
風力回転躯体の回転に伴って帆の枢着角度が急激に変化
し、その変化の度毎に、帆を支えている部材の一部が帆
の開き角度を制限するストッパに対して繰り返し衝突し
て、予期しない衝撃荷重が発生するという問題も生じ
る。
風力回転躯体の回転に伴って帆の枢着角度が急激に変化
し、その変化の度毎に、帆を支えている部材の一部が帆
の開き角度を制限するストッパに対して繰り返し衝突し
て、予期しない衝撃荷重が発生するという問題も生じ
る。
【0006】そこで本発明は、強風を伴う台風等の気象
状況下においても一方向への回転を維持して安全性を確
保できるとともに、帆を張架したマスト枠の急激な動作
を抑制できる風力原動機を提供しようとするものであ
る。
状況下においても一方向への回転を維持して安全性を確
保できるとともに、帆を張架したマスト枠の急激な動作
を抑制できる風力原動機を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の風力原動機は、
各マスト枠Bが、その支軸15を挟む両側に、互いに異
なる面積の大小の帆4,3を張架し、これら帆の一方の
側面3c,4cで受けた風力により、風力回転躯体Aを
一方向に回転させる力を生じさせる第1の風受け位置
(イ)と、それらの帆3,4の他方の側面3d,4dで
受けた風力により、風力回転躯体Aを同一方向に回転さ
せる力を生じさせる第2の風受け位置(ロ)との間で回
転可能に支持されているとともに、マスト枠Bが所定の
速度を越えて回転するときに、その回転速度を減速させ
るマスト枠制動装置Dを設けたものである。
各マスト枠Bが、その支軸15を挟む両側に、互いに異
なる面積の大小の帆4,3を張架し、これら帆の一方の
側面3c,4cで受けた風力により、風力回転躯体Aを
一方向に回転させる力を生じさせる第1の風受け位置
(イ)と、それらの帆3,4の他方の側面3d,4dで
受けた風力により、風力回転躯体Aを同一方向に回転さ
せる力を生じさせる第2の風受け位置(ロ)との間で回
転可能に支持されているとともに、マスト枠Bが所定の
速度を越えて回転するときに、その回転速度を減速させ
るマスト枠制動装置Dを設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は本発明の風力原動機の一実
施形態を示す平面図、図2は図1にI−I線で示す部分
の断面図、図3は図1に包囲線IIで示す部分の拡大図
であり、また、図4は帆を張架したマスト枠の拡大正面
図である。
を参照して説明する。図1は本発明の風力原動機の一実
施形態を示す平面図、図2は図1にI−I線で示す部分
の断面図、図3は図1に包囲線IIで示す部分の拡大図
であり、また、図4は帆を張架したマスト枠の拡大正面
図である。
【0009】この風力原動機は、大別して、地上に構築
した例えば鉄筋コンクリート構造の円筒形構造物である
円筒ガイド1と、その回りの地上に例えばコンクリート
舗装して形成された環状のトラック2と、このトラック
2上でしかも円筒ガイド1の回りに垂直に構築された全
体円筒形の風力回転躯体Aとで構成されており、該風力
回転躯体Aが、これに配設した複数組の帆3,4で受け
た風力により円筒ガイド1を中心として回転する構造の
ものである。
した例えば鉄筋コンクリート構造の円筒形構造物である
円筒ガイド1と、その回りの地上に例えばコンクリート
舗装して形成された環状のトラック2と、このトラック
2上でしかも円筒ガイド1の回りに垂直に構築された全
体円筒形の風力回転躯体Aとで構成されており、該風力
回転躯体Aが、これに配設した複数組の帆3,4で受け
た風力により円筒ガイド1を中心として回転する構造の
ものである。
【0010】風力回転躯体Aは、内側柱材5…と外側柱
材6…とを、円筒ガイド1の中心に一致する回転中心線
Oから等角度間隔で延びる各放射線上で、しかも互いに
一定の間隔にして配列するとともに、同一放射線上に配
列した内側柱材5と外側柱材6、隣接する放射線上に配
列した内側柱材5,5どうし及び隣接する外側柱材6,
6どうしを、内側横架材7,外側横架材8及び2本の連
結材9,9により上下3段にして連結した骨組み構造の
ものである。
材6…とを、円筒ガイド1の中心に一致する回転中心線
Oから等角度間隔で延びる各放射線上で、しかも互いに
一定の間隔にして配列するとともに、同一放射線上に配
列した内側柱材5と外側柱材6、隣接する放射線上に配
列した内側柱材5,5どうし及び隣接する外側柱材6,
6どうしを、内側横架材7,外側横架材8及び2本の連
結材9,9により上下3段にして連結した骨組み構造の
ものである。
【0011】内側柱材5,5及び外側柱材6,6を連結
する内側横架材7、外側横架材8及び連結材9,9によ
り平面台形に区画される各段の区画平面P内には、それ
らを区画する内側横架材7、外側横架材8及び連結材
9,9の各連結端に各一端を連結し、かつ、他端どうし
を共通に連結した4本の斜材10,10、11,11が
平面略十字形にして配設されている。
する内側横架材7、外側横架材8及び連結材9,9によ
り平面台形に区画される各段の区画平面P内には、それ
らを区画する内側横架材7、外側横架材8及び連結材
9,9の各連結端に各一端を連結し、かつ、他端どうし
を共通に連結した4本の斜材10,10、11,11が
平面略十字形にして配設されている。
【0012】上下3段に形成される3つの区画平面Pの
うち、上段の区画平面P内に配設した4本の斜材10,
10、11,11の他端と、下段の区画平面Pに配設し
た4本の斜材10,10、11,11の他端との間に
は、大小2枚の帆4,3を張架したマスト枠Bを水平回
転自在に支持する帆柱材12の上下端部がそれぞれ連結
固定されている。
うち、上段の区画平面P内に配設した4本の斜材10,
10、11,11の他端と、下段の区画平面Pに配設し
た4本の斜材10,10、11,11の他端との間に
は、大小2枚の帆4,3を張架したマスト枠Bを水平回
転自在に支持する帆柱材12の上下端部がそれぞれ連結
固定されている。
【0013】上記の風力回転躯体Aは、環状のトラック
2上を円形軌道に沿って転動する多数の台車13…上に
乗載されており、また、隣接する内側柱材5の内側に
は、円筒ガイド1の外周面に沿って転動する多数の案内
ローラ14…が配設されている。
2上を円形軌道に沿って転動する多数の台車13…上に
乗載されており、また、隣接する内側柱材5の内側に
は、円筒ガイド1の外周面に沿って転動する多数の案内
ローラ14…が配設されている。
【0014】マスト枠Bは、図4に示すように、帆柱材
12に回転自在に環装させた円筒形の支軸15の上下端
部に帆桁材16,17を連結するとともに、それら帆桁
材16,17の両端部間に側材18,19を連結した方
形のものである。
12に回転自在に環装させた円筒形の支軸15の上下端
部に帆桁材16,17を連結するとともに、それら帆桁
材16,17の両端部間に側材18,19を連結した方
形のものである。
【0015】支軸15の周壁外面の対向する部分には、
帆3,4の各内側辺縁3a,4aを係止する複数の固定
フック20…が、該支軸15に沿って所要の間隔で配設
固定されているとともに、両側材18,19の内側に
は、それら固定フック20…に対向する位置に、帆3,
4の外側辺縁3b,4bを係止するリリース用フック2
1を配設した、互いに同じ構成の帆リリース機構C,C
が設けられている。
帆3,4の各内側辺縁3a,4aを係止する複数の固定
フック20…が、該支軸15に沿って所要の間隔で配設
固定されているとともに、両側材18,19の内側に
は、それら固定フック20…に対向する位置に、帆3,
4の外側辺縁3b,4bを係止するリリース用フック2
1を配設した、互いに同じ構成の帆リリース機構C,C
が設けられている。
【0016】2つの帆リリース機構C,Cは、それらの
一方を側材19の内側面に接触させて配置し、また、他
方のものを側材18の内側面から内側に離間させて配置
している。すなわち、2つの帆リリース機構C,Cを、
支軸15からの距離を互いに異ならせて配設している。
一方を側材19の内側面に接触させて配置し、また、他
方のものを側材18の内側面から内側に離間させて配置
している。すなわち、2つの帆リリース機構C,Cを、
支軸15からの距離を互いに異ならせて配設している。
【0017】帆リリース機構Cは、上下の帆桁材16,
17に上下端部を固定した縦長の断面円形からなる筒体
22内に収納されており、側材18から離間させて配置
した筒体22は、帆桁材16,17に上下端部を固定し
た補強部材23により支持されている。
17に上下端部を固定した縦長の断面円形からなる筒体
22内に収納されており、側材18から離間させて配置
した筒体22は、帆桁材16,17に上下端部を固定し
た補強部材23により支持されている。
【0018】帆3,4は、支軸15と筒体22,22と
の間に張架できる互いに異なる大きさ、すなわち異なる
面積にした方形のものである。また、それらの材質とし
ては、柔軟なシートや可撓性を有する板材が好ましい
が、可撓性のない硬質の板材であってもよい。
の間に張架できる互いに異なる大きさ、すなわち異なる
面積にした方形のものである。また、それらの材質とし
ては、柔軟なシートや可撓性を有する板材が好ましい
が、可撓性のない硬質の板材であってもよい。
【0019】すなわち、支軸15を挟む両側に異なる大
きさの帆3,4を張架することにより、それらの帆3,
4に生じる力に違いを生じさせて、支軸15を中心とす
る一方向の回転力、すなわち一方向への回転モーメント
がマスト枠Bに生じるようにしている。
きさの帆3,4を張架することにより、それらの帆3,
4に生じる力に違いを生じさせて、支軸15を中心とす
る一方向の回転力、すなわち一方向への回転モーメント
がマスト枠Bに生じるようにしている。
【0020】図5〜図7に、それぞれ筒体の上部、中央
部及び下部を、それらの一部分を破断して示すととも
に、図8にリリース用フックの斜視図を示す。
部及び下部を、それらの一部分を破断して示すととも
に、図8にリリース用フックの斜視図を示す。
【0021】帆リリース機構Cは、図5〜図7に示すよ
うに、筒体22内に摺動自在に収納したリリース用摺動
杆24,25、これらのリリース用摺動杆24,25を
駆動する駆動ロッド26及びリリース用フック21から
なる。
うに、筒体22内に摺動自在に収納したリリース用摺動
杆24,25、これらのリリース用摺動杆24,25を
駆動する駆動ロッド26及びリリース用フック21から
なる。
【0022】リリース用フック21は、図8に示すよう
に、断面正四方形にした杆状部21aの挿入先端部に、
該杆状部21aの一辺と同じ直径にした円柱部21bを
形成するとともに、その杆状部21aの挿入後端部に係
止用リング21cを形成したものである。また、杆状部
21aの挿入先端側に、幅の狭い断面縦長方形の狭幅部
21dを所要の長さにわたり形成している。
に、断面正四方形にした杆状部21aの挿入先端部に、
該杆状部21aの一辺と同じ直径にした円柱部21bを
形成するとともに、その杆状部21aの挿入後端部に係
止用リング21cを形成したものである。また、杆状部
21aの挿入先端側に、幅の狭い断面縦長方形の狭幅部
21dを所要の長さにわたり形成している。
【0023】筒体22の周壁の内側部分には、リリース
用フック21を引き抜くことができる大きさのフック挿
入孔22aが、上記固定フック20…と同じ間隔で形成
されており、また、該筒体22の上下端には、リリース
用摺動杆24,25の位置決め用ストッパを兼ねる閉塞
栓27,28がそれぞれ螺合されている。
用フック21を引き抜くことができる大きさのフック挿
入孔22aが、上記固定フック20…と同じ間隔で形成
されており、また、該筒体22の上下端には、リリース
用摺動杆24,25の位置決め用ストッパを兼ねる閉塞
栓27,28がそれぞれ螺合されている。
【0024】図6に示すように、筒体22の内部は、こ
れの中央に、ロッド駆動室29と、これの上側と下側と
にリリース用摺動杆24,25をそれぞれ収容する摺動
杆室30,31を区画する2つの区画壁22b,22c
が互いに所要の間隔を保持して形成されている。
れの中央に、ロッド駆動室29と、これの上側と下側と
にリリース用摺動杆24,25をそれぞれ収容する摺動
杆室30,31を区画する2つの区画壁22b,22c
が互いに所要の間隔を保持して形成されている。
【0025】ロッド駆動室29は、2つの区画壁22
b,22cの間に形成した区画壁22dにより、上下2
つのシリンダ室29a,29bに仕切られている。各シ
リンダ室29a,29bに臨む周壁部分であって、駆動
ロッド26の各鍔形ピストン26b,26cの各下側に
圧縮空気を導入する位置、及び区画壁22bの上側とリ
リース用摺動杆24の下端との間に臨む周壁には、圧縮
空気導入孔(図示しない)が形成されている。なお、上
記の圧縮空気導入孔にはコンプレッサ等の圧縮空気の供
給源32を備えた駆動制御装置33(図1に示す)が連
結されている。
b,22cの間に形成した区画壁22dにより、上下2
つのシリンダ室29a,29bに仕切られている。各シ
リンダ室29a,29bに臨む周壁部分であって、駆動
ロッド26の各鍔形ピストン26b,26cの各下側に
圧縮空気を導入する位置、及び区画壁22bの上側とリ
リース用摺動杆24の下端との間に臨む周壁には、圧縮
空気導入孔(図示しない)が形成されている。なお、上
記の圧縮空気導入孔にはコンプレッサ等の圧縮空気の供
給源32を備えた駆動制御装置33(図1に示す)が連
結されている。
【0026】駆動制御装置33は、風速センサ34によ
り検出した風速が予め設定した上限値、たとえば風速が
毎秒35mを越えるときに、帆3及び帆4の張架状態を
解除するように各帆リリース機構Cを駆動制御する機能
を有するものである。なお、上限値とする風速は、上記
毎秒35mに限るものではなく、任意に設定できる。ま
た、供給源32は、駆動制御装置33により自動的に作
動させる他、手動で作動させるようにしてもよい。
り検出した風速が予め設定した上限値、たとえば風速が
毎秒35mを越えるときに、帆3及び帆4の張架状態を
解除するように各帆リリース機構Cを駆動制御する機能
を有するものである。なお、上限値とする風速は、上記
毎秒35mに限るものではなく、任意に設定できる。ま
た、供給源32は、駆動制御装置33により自動的に作
動させる他、手動で作動させるようにしてもよい。
【0027】駆動ロッド26はリリース用摺動杆24,
25を上下に摺動させるものであり、上下端部にリリー
ス用摺動杆24,25を連結する連結軸26aに、2つ
のシリンダ室29a,29bに配置する2つの鍔形ピス
トン26b,26cを形成している。なお、連結軸26
aは、3つの区画壁22b〜22dの中央に連通形成し
た貫通孔22eに摺動自在に挿嵌されている。
25を上下に摺動させるものであり、上下端部にリリー
ス用摺動杆24,25を連結する連結軸26aに、2つ
のシリンダ室29a,29bに配置する2つの鍔形ピス
トン26b,26cを形成している。なお、連結軸26
aは、3つの区画壁22b〜22dの中央に連通形成し
た貫通孔22eに摺動自在に挿嵌されている。
【0028】リリース用摺動杆24,25は円筒形のも
のであり、これには、筒体22の各フック挿入孔22a
に対向する位置にフック係止部35が形成されている。
このフック係止部35は、リリース用摺動杆24,25
の周壁の外側部分に形成された平坦面35aと、これに
対向する周壁の内側部分との間に貫通形成されたフック
支承孔36とからなる。
のであり、これには、筒体22の各フック挿入孔22a
に対向する位置にフック係止部35が形成されている。
このフック係止部35は、リリース用摺動杆24,25
の周壁の外側部分に形成された平坦面35aと、これに
対向する周壁の内側部分との間に貫通形成されたフック
支承孔36とからなる。
【0029】リリース用摺動杆を下方に移動させた状態
の帆リリース機構の構成を図9(a)〜(c)に示し、
また、リリース用摺動杆を上方に移動させた状態の帆リ
リース機構の構成を図10(a)〜(c)に示すととも
に、該リリース用摺動杆を上方に移動させてリリース用
フックを抜き出した状態を図11(a)〜(c)に示
す。
の帆リリース機構の構成を図9(a)〜(c)に示し、
また、リリース用摺動杆を上方に移動させた状態の帆リ
リース機構の構成を図10(a)〜(c)に示すととも
に、該リリース用摺動杆を上方に移動させてリリース用
フックを抜き出した状態を図11(a)〜(c)に示
す。
【0030】フック支承孔36は、図9(a)〜(c)
に示すように、リリース用フック21の杆状部21aと
同じ正四方形にして、該リリース用フック21の抜き出
しを許容する引抜き許容溝36aの上部に、該リリース
用フック21の狭幅部21dを嵌合して、引き抜きを阻
止する縦長方形にした引抜き阻止溝36bを形成してな
る断面凸形のものである。
に示すように、リリース用フック21の杆状部21aと
同じ正四方形にして、該リリース用フック21の抜き出
しを許容する引抜き許容溝36aの上部に、該リリース
用フック21の狭幅部21dを嵌合して、引き抜きを阻
止する縦長方形にした引抜き阻止溝36bを形成してな
る断面凸形のものである。
【0031】シリンダ室29a,29b及び区画壁22
bとリリース用摺動杆24の下端とにより区画される空
間を加圧しないときには、2つのリリース用摺動杆2
4,25が下方に移動した状態になっており、図9
(a)〜(c)に示すように、下側のリリース用摺動杆
25の下端が閉塞栓28に当接して、それらリリース用
摺動杆24,25の各フック支承孔36…の引抜き阻止
溝36bが、筒体22のフック挿入孔22aに対向する
位置に移動されるようにしている。
bとリリース用摺動杆24の下端とにより区画される空
間を加圧しないときには、2つのリリース用摺動杆2
4,25が下方に移動した状態になっており、図9
(a)〜(c)に示すように、下側のリリース用摺動杆
25の下端が閉塞栓28に当接して、それらリリース用
摺動杆24,25の各フック支承孔36…の引抜き阻止
溝36bが、筒体22のフック挿入孔22aに対向する
位置に移動されるようにしている。
【0032】圧縮空気によってシリンダ室29a,29
b及び区画壁22bとリリース用摺動杆24の下端とに
より区画される空間が加圧されたときには、リリース用
摺動杆24,25が上方に移動して、上側のリリース用
摺動杆24の上端が閉塞栓27に当接し、図10(a)
〜(c)に示すように、両リリース用摺動杆24,25
のフック支承孔36…の引抜き許容溝36aが筒体22
のフック挿入孔22aに対向する位置に移動されるよう
にしている。
b及び区画壁22bとリリース用摺動杆24の下端とに
より区画される空間が加圧されたときには、リリース用
摺動杆24,25が上方に移動して、上側のリリース用
摺動杆24の上端が閉塞栓27に当接し、図10(a)
〜(c)に示すように、両リリース用摺動杆24,25
のフック支承孔36…の引抜き許容溝36aが筒体22
のフック挿入孔22aに対向する位置に移動されるよう
にしている。
【0033】リリース用フック21をフック挿入孔22
aに挿入するには、シリンダ室29a,29b及び区画
壁22bとリリース用摺動杆24の下端とにより区画さ
れる空間を加圧し、フック支承孔36の引抜き許容溝3
6aがフック挿入孔22aに対向するように、リリース
用摺動杆24,25を上方に移動させておく。
aに挿入するには、シリンダ室29a,29b及び区画
壁22bとリリース用摺動杆24の下端とにより区画さ
れる空間を加圧し、フック支承孔36の引抜き許容溝3
6aがフック挿入孔22aに対向するように、リリース
用摺動杆24,25を上方に移動させておく。
【0034】リリース用フック21の引き抜きを阻止す
るには、換言すると、リリース用フック21を係留して
おくには、シリンダ室29a,29b及び区画壁22b
とリリース用摺動杆24の下端とにより区画される空間
の加圧状態を解除して、駆動ロッド26及びリリース用
摺動杆24,25を下方に摺動させる。
るには、換言すると、リリース用フック21を係留して
おくには、シリンダ室29a,29b及び区画壁22b
とリリース用摺動杆24の下端とにより区画される空間
の加圧状態を解除して、駆動ロッド26及びリリース用
摺動杆24,25を下方に摺動させる。
【0035】これにより、リリース用フック21の狭幅
部21dがフック支承孔36の引抜き阻止溝36bに、
これの下方から嵌挿されて、各リリース用フック21…
がリリース用摺動杆24又はリリース用摺動杆25によ
って係留された状態になる。
部21dがフック支承孔36の引抜き阻止溝36bに、
これの下方から嵌挿されて、各リリース用フック21…
がリリース用摺動杆24又はリリース用摺動杆25によ
って係留された状態になる。
【0036】また、リリース用フック21を係留してい
る状態から、該リリース用フック21の引抜きを許容す
る状態にするには、再度シリンダ室29a,29b及び
区画壁22bとリリース用摺動杆24の下端とにより区
画される空間を加圧状態にするだけでよい。これによ
り、リリース用フック21の狭幅部21dがフック支承
孔36の引抜き阻止溝36bから引抜き許容溝36aに
抜き出されて、各リリース用フック21…の抜き出しを
行える状態になる。
る状態から、該リリース用フック21の引抜きを許容す
る状態にするには、再度シリンダ室29a,29b及び
区画壁22bとリリース用摺動杆24の下端とにより区
画される空間を加圧状態にするだけでよい。これによ
り、リリース用フック21の狭幅部21dがフック支承
孔36の引抜き阻止溝36bから引抜き許容溝36aに
抜き出されて、各リリース用フック21…の抜き出しを
行える状態になる。
【0037】従って、引抜き許容状態になっているリリ
ース用フック21に、風力を受けている帆3,4等によ
り外力を作用させるだけで、図11(a)〜(c)に示
すように、それらのリリース用フック21…を抜き出す
ことができ、これにより、帆3,4を風力を受けない吹
き流し状態にできる。
ース用フック21に、風力を受けている帆3,4等によ
り外力を作用させるだけで、図11(a)〜(c)に示
すように、それらのリリース用フック21…を抜き出す
ことができ、これにより、帆3,4を風力を受けない吹
き流し状態にできる。
【0038】ところで、各マスト枠Bは、風力回転躯体
Aの回転中心線Oからの放射線に対し、図3に示すよう
に、一定の角度α、好ましくは45度ないしそれに近い
角度に保持された第1の風受け位置(イ)と、この位置
からさらに所要の角度β、好ましくは65゜〜85゜だ
け回転した第2の風受け位置(ロ)との間で回動自在に
支持されている。
Aの回転中心線Oからの放射線に対し、図3に示すよう
に、一定の角度α、好ましくは45度ないしそれに近い
角度に保持された第1の風受け位置(イ)と、この位置
からさらに所要の角度β、好ましくは65゜〜85゜だ
け回転した第2の風受け位置(ロ)との間で回動自在に
支持されている。
【0039】第1の風受け位置(イ)と第2の風受け位
置(ロ)には、これらの位置に移動したマスト枠Bの一
部に当接して、該マスト枠Bを位置決めする位置決めス
トッパ(図示しない)が各々配設されている。
置(ロ)には、これらの位置に移動したマスト枠Bの一
部に当接して、該マスト枠Bを位置決めする位置決めス
トッパ(図示しない)が各々配設されている。
【0040】第1の風受け位置(イ)では、マスト枠B
に張架した帆3,4の一方の側面3c,4cで受けた風
力により、風力回転躯体Aを一方向(図3では反時計方
向)に回転させる力を生じさせることができる。すなわ
ち、風向が矢印W1方向であると想定すると、帆3と帆
4には、それぞれ風力回転躯体Aを図示反時計方向に回
転させようとする力の分力が生じる。
に張架した帆3,4の一方の側面3c,4cで受けた風
力により、風力回転躯体Aを一方向(図3では反時計方
向)に回転させる力を生じさせることができる。すなわ
ち、風向が矢印W1方向であると想定すると、帆3と帆
4には、それぞれ風力回転躯体Aを図示反時計方向に回
転させようとする力の分力が生じる。
【0041】また、帆3に生じる力よりも帆4に大きな
力が生じることにより、マスト枠Bを、支軸15を中心
とする時計方向に回転させようとする力が生じ、これに
より、マスト枠Bは、該第1の風受け位置(イ)の位置
決めストッパに押圧されて位置決めされた状態が維持さ
れる。換言すると、マスト枠Bは、帆3,4の一方の側
面3c,4cで風力を受けている限り、第1の風受け位
置(イ)に移動されている状態が維持される。
力が生じることにより、マスト枠Bを、支軸15を中心
とする時計方向に回転させようとする力が生じ、これに
より、マスト枠Bは、該第1の風受け位置(イ)の位置
決めストッパに押圧されて位置決めされた状態が維持さ
れる。換言すると、マスト枠Bは、帆3,4の一方の側
面3c,4cで風力を受けている限り、第1の風受け位
置(イ)に移動されている状態が維持される。
【0042】第2の風受け位置(ロ)では、帆3,4の
他方の側面3d,4dで受ける風力により、上記第1の
風受け位置(イ)と同様に、風力回転躯体Aを一方向に
回転させる力を生じさせることができる。すなわち、風
向が矢印W2方向であると想定すると、帆3と帆4に
は、それぞれ風力回転躯体Aを図示反時計方向に回転さ
せようとする力の分力が生じる。
他方の側面3d,4dで受ける風力により、上記第1の
風受け位置(イ)と同様に、風力回転躯体Aを一方向に
回転させる力を生じさせることができる。すなわち、風
向が矢印W2方向であると想定すると、帆3と帆4に
は、それぞれ風力回転躯体Aを図示反時計方向に回転さ
せようとする力の分力が生じる。
【0043】また、帆3に生じる力よりも帆4に大きな
力が生じることにより、マスト枠Bを、支軸15を中心
とする反時計方向に回転させようとする力が生じ、これ
により、マスト枠Bは、該第2の風受け位置(ロ)の位
置決めストッパに押圧されて位置決めされた状態が維持
される。換言すると、マスト枠Bは、帆3,4の他方の
側面3d,4dで風力を受けている限り、第2の風受け
位置(ロ)に移動されている状態が維持される。
力が生じることにより、マスト枠Bを、支軸15を中心
とする反時計方向に回転させようとする力が生じ、これ
により、マスト枠Bは、該第2の風受け位置(ロ)の位
置決めストッパに押圧されて位置決めされた状態が維持
される。換言すると、マスト枠Bは、帆3,4の他方の
側面3d,4dで風力を受けている限り、第2の風受け
位置(ロ)に移動されている状態が維持される。
【0044】マスト枠Bの両側材18,19には、風力
回転躯体Aの内側横架材7の中間部に設けたマスト枠制
動装置Dの一部に巻回されるとともに、該内側横架材7
の両端部に配置したワイヤガイド37,37を介して張
設された制動ワイヤ38の両端部が連結されており、こ
れにより、マスト枠Bの回転を制動して減速するように
している。
回転躯体Aの内側横架材7の中間部に設けたマスト枠制
動装置Dの一部に巻回されるとともに、該内側横架材7
の両端部に配置したワイヤガイド37,37を介して張
設された制動ワイヤ38の両端部が連結されており、こ
れにより、マスト枠Bの回転を制動して減速するように
している。
【0045】マスト枠制動装置の正断面図を図12に示
し、また、図12に示すIII−III線での断面図を
図13に示す。
し、また、図12に示すIII−III線での断面図を
図13に示す。
【0046】マスト枠制動装置Dは、互いに同じ構成か
らなる2つの遠心ブレーキ機構39,39とワイヤリー
ル40とを取り付けた回転軸41を、円筒形ケース42
内に収納した構成のものである。
らなる2つの遠心ブレーキ機構39,39とワイヤリー
ル40とを取り付けた回転軸41を、円筒形ケース42
内に収納した構成のものである。
【0047】円筒形ケース42は、これの本体43と天
板44とに回転軸41の軸受け45,45が形成されて
いるとともに、該円筒形ケース42の側壁内面には、内
部を上下3つに仕切る区画壁42a,42bが上下2段
にして形成されている。
板44とに回転軸41の軸受け45,45が形成されて
いるとともに、該円筒形ケース42の側壁内面には、内
部を上下3つに仕切る区画壁42a,42bが上下2段
にして形成されている。
【0048】ワイヤリール40及び2つの遠心ブレーキ
機構39,39は、それらのうちのワイヤリール40を
2つの区画壁42a,42bの間に配置するとともに、
2つの遠心ブレーキ機構39,39を上段の区画壁42
aの上側と、下段の区画壁42bの下側にそれぞれ配置
している。
機構39,39は、それらのうちのワイヤリール40を
2つの区画壁42a,42bの間に配置するとともに、
2つの遠心ブレーキ機構39,39を上段の区画壁42
aの上側と、下段の区画壁42bの下側にそれぞれ配置
している。
【0049】遠心ブレーキ機構39は、回転軸41に固
着されたホイール46、6つの制動子47…及びこれと
同数の圧縮コイルバネ48と、本体43の側壁内面であ
って、制動子47に対向する部分に貼着された環状のブ
レーキ帯Nとからなる。ホイール46には、制動子47
…を、回転軸41を中心とする60度間隔で収容配置す
る制動子収容部49…が形成されている。
着されたホイール46、6つの制動子47…及びこれと
同数の圧縮コイルバネ48と、本体43の側壁内面であ
って、制動子47に対向する部分に貼着された環状のブ
レーキ帯Nとからなる。ホイール46には、制動子47
…を、回転軸41を中心とする60度間隔で収容配置す
る制動子収容部49…が形成されている。
【0050】制動子47は、外周端面を、円筒形ケース
42の側壁内面と同じ曲率にして形成するとともに、該
外周端面にブレーキパッド50を貼着した摺接部47a
と、この摺接部47aを外端に形成した連結ロッド47
bの内端にコイル止め片47cを形成したものであり、
連結ロッド47bに圧縮コイルバネ48を環装してい
る。
42の側壁内面と同じ曲率にして形成するとともに、該
外周端面にブレーキパッド50を貼着した摺接部47a
と、この摺接部47aを外端に形成した連結ロッド47
bの内端にコイル止め片47cを形成したものであり、
連結ロッド47bに圧縮コイルバネ48を環装してい
る。
【0051】制動子収容部49は、ホイール46の外周
端面に開口を形成し、かつ各制動子47の摺接部47a
を摺動自在に挿嵌する挿嵌凹部49a…と、すべての制
動子47…のコイル止め片47c…及びこれらと内壁面
との間に圧縮コイルバネ48を介挿した状態で収容する
収容部49bとからなる。ワイヤリール40は外周端面
にリール溝40aが形成されたものであり、これに制動
ワイヤ38の中間部を巻回させるようにしている。
端面に開口を形成し、かつ各制動子47の摺接部47a
を摺動自在に挿嵌する挿嵌凹部49a…と、すべての制
動子47…のコイル止め片47c…及びこれらと内壁面
との間に圧縮コイルバネ48を介挿した状態で収容する
収容部49bとからなる。ワイヤリール40は外周端面
にリール溝40aが形成されたものであり、これに制動
ワイヤ38の中間部を巻回させるようにしている。
【0052】マスト枠Bの回転に伴って制動ワイヤ38
が移動すると、これに伴って回転軸41とともにホイー
ル46が回転し、制動子47に遠心力が働く。該制動ワ
イヤ38の移動速度が所定の値を越える場合には、制動
子47は圧縮コイルバネ48を圧縮しながら放射線に沿
う外方に移動する。その移動により、摺動部47aのブ
レーキパッド50が円筒形ケース42のブレーキ帯Nに
摺接して、ワイヤリール40に巻回されている制動ワイ
ヤ38を制動して減速させるようになる。
が移動すると、これに伴って回転軸41とともにホイー
ル46が回転し、制動子47に遠心力が働く。該制動ワ
イヤ38の移動速度が所定の値を越える場合には、制動
子47は圧縮コイルバネ48を圧縮しながら放射線に沿
う外方に移動する。その移動により、摺動部47aのブ
レーキパッド50が円筒形ケース42のブレーキ帯Nに
摺接して、ワイヤリール40に巻回されている制動ワイ
ヤ38を制動して減速させるようになる。
【0053】また、制動ワイヤ38が所定の速度以下で
移動する場合には、摺接部47aのブレーキパッド50
が円筒形ケース42のブレーキ帯Nに摺接せず、従って
制動ワイヤ38を制動しない。なお、制動を行わせる上
限の移動速度は、圧縮コイルバネ48のバネ常数、制動
子47の重量等を適宜組み合わせることにより任意に設
定できる。
移動する場合には、摺接部47aのブレーキパッド50
が円筒形ケース42のブレーキ帯Nに摺接せず、従って
制動ワイヤ38を制動しない。なお、制動を行わせる上
限の移動速度は、圧縮コイルバネ48のバネ常数、制動
子47の重量等を適宜組み合わせることにより任意に設
定できる。
【0054】次に、本装置全体の動作について説明す
る。 <風速が想定した値以下の場合> 図1に示すように、風向が矢印W1方向であると想定す
ると、帆3,4を張架したマスト枠Bは、風力回転躯体
Aの回転に伴って次のように移動する。
る。 <風速が想定した値以下の場合> 図1に示すように、風向が矢印W1方向であると想定す
ると、帆3,4を張架したマスト枠Bは、風力回転躯体
Aの回転に伴って次のように移動する。
【0055】円筒ガイド1から見て風上に位置するA−
Bの範囲に移動されているマスト枠B…の帆3,4は、
第1の風受け位置(イ)、すなわち、回転中心線Oから
の放射線に対して45度の角度を維持したまま、それら
の一方の側面3c,4cで風力を受け、風力回転躯体A
に図示反時計方向の回転力を生じさせる。
Bの範囲に移動されているマスト枠B…の帆3,4は、
第1の風受け位置(イ)、すなわち、回転中心線Oから
の放射線に対して45度の角度を維持したまま、それら
の一方の側面3c,4cで風力を受け、風力回転躯体A
に図示反時計方向の回転力を生じさせる。
【0056】マスト枠Bに張架されている帆3,4は、
A−Bの範囲から風下に位置するB−Cの範囲に移動し
た際、それまでそれらの一方の側面3c,4cで受けて
いた風力を、他方の側面3d,4dで受けるようにな
る。
A−Bの範囲から風下に位置するB−Cの範囲に移動し
た際、それまでそれらの一方の側面3c,4cで受けて
いた風力を、他方の側面3d,4dで受けるようにな
る。
【0057】このときに、2枚の帆3,4に生じる力の
違いから、支軸15回りにそれまでとは逆向きの回転モ
ーメントが生じて、マスト枠Bは第1の風受け位置
(イ)から第2の風受け位置(ロ)に回転する。その回
転速度が所定値を越えるときには、マスト枠制動装置D
によってその回転が制動されて、減速された状態で回転
させられる。
違いから、支軸15回りにそれまでとは逆向きの回転モ
ーメントが生じて、マスト枠Bは第1の風受け位置
(イ)から第2の風受け位置(ロ)に回転する。その回
転速度が所定値を越えるときには、マスト枠制動装置D
によってその回転が制動されて、減速された状態で回転
させられる。
【0058】B−Cの範囲に移動されたマスト枠Bは、
第2の風受け位置(ロ)に移動した状態で、第1の風受
け位置(イ)と同様に、風力回転躯体Aに反時計方向の
回転力を生じさせる。
第2の風受け位置(ロ)に移動した状態で、第1の風受
け位置(イ)と同様に、風力回転躯体Aに反時計方向の
回転力を生じさせる。
【0059】中間位置のC−Aの範囲に移動されたマス
ト枠Bは、それらの向きが風向きと平行となるように回
転した状態となる。換言すると、第1の風受け位置
(イ)と第2の風受け位置(ロ)との間において、支軸
15回りに回転モーメントを生じさせない状態となっ
て、風力回転躯体Aの回転に関与しないようになる。
ト枠Bは、それらの向きが風向きと平行となるように回
転した状態となる。換言すると、第1の風受け位置
(イ)と第2の風受け位置(ロ)との間において、支軸
15回りに回転モーメントを生じさせない状態となっ
て、風力回転躯体Aの回転に関与しないようになる。
【0060】従って、A−Bの範囲及びB−Cの範囲に
移動しているマスト枠Bに張架した帆3,4…が反時計
方向の回転モーメントを生じさせ、C−Aの範囲に移動
しているマスト枠Bの帆3,4…は回転モーメントが生
じないこととなる。しかもこのような回転モーメントの
発生関係は、どの方向からの風向きでも成立するため、
風力回転躯体Aは風向きに拘わらず常に反時計方向に回
転することになる。
移動しているマスト枠Bに張架した帆3,4…が反時計
方向の回転モーメントを生じさせ、C−Aの範囲に移動
しているマスト枠Bの帆3,4…は回転モーメントが生
じないこととなる。しかもこのような回転モーメントの
発生関係は、どの方向からの風向きでも成立するため、
風力回転躯体Aは風向きに拘わらず常に反時計方向に回
転することになる。
【0061】 <想定した風速を越える場合> 想定した風速を越える場合、風速センサ34により自動
で又は手動により駆動源32を作動させて、リリース用
摺動杆24,25を上方に移動し、リリース用フック2
1…の引抜きを許容する状態にする。リリース用フック
21…の引抜き許容状態の範囲は、すべての帆3,4…
について、すなわち全範囲のものを引抜き許容状態にし
てもよいが、図14に示すように、風力を受ける範囲、
すなわち、A−Bの範囲及びB−Cの範囲に移動されて
いるリリース用フック21…を引抜き許容状態にしても
よい。
で又は手動により駆動源32を作動させて、リリース用
摺動杆24,25を上方に移動し、リリース用フック2
1…の引抜きを許容する状態にする。リリース用フック
21…の引抜き許容状態の範囲は、すべての帆3,4…
について、すなわち全範囲のものを引抜き許容状態にし
てもよいが、図14に示すように、風力を受ける範囲、
すなわち、A−Bの範囲及びB−Cの範囲に移動されて
いるリリース用フック21…を引抜き許容状態にしても
よい。
【0062】引抜き許容状態にされたリリース用フック
21は、これにより張架している帆3,4に加わる風力
により、筒体22のフック挿入孔22aから抜き出され
る。これにより、帆3,4は、図14に示すように、内
側辺縁3a,4aを固定フック20で係止された状態
で、風向きに従って吹き流し状態になる。このようにし
て、帆3,4には風力が加わらず、従って風力回転躯体
Aを回転させないようにできる。
21は、これにより張架している帆3,4に加わる風力
により、筒体22のフック挿入孔22aから抜き出され
る。これにより、帆3,4は、図14に示すように、内
側辺縁3a,4aを固定フック20で係止された状態
で、風向きに従って吹き流し状態になる。このようにし
て、帆3,4には風力が加わらず、従って風力回転躯体
Aを回転させないようにできる。
【0063】なお、本発明は前述した実施形態に限るも
のではなく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能
である。上記では、リリース用摺動杆24,25を圧縮
空気によって駆動した駆動源について説明したが、駆動
源としては次のような構成のものであってもよい。
のではなく、その要旨の範囲内で様々な変形実施が可能
である。上記では、リリース用摺動杆24,25を圧縮
空気によって駆動した駆動源について説明したが、駆動
源としては次のような構成のものであってもよい。
【0064】図15に示す駆動源51は、電磁力により
リリース用摺動杆24,25を上下に摺動させる構造の
ものであり、リリース用摺動杆24の上端部に螺合さ
れ、かつ、コイル52を内壁面に装着した円筒ケース5
3と、リリース用摺動杆24の上端部に一体的に形成さ
れた、コイル52によって磁気的に吸引される円柱形の
膨出部22fとからなるものである。なお、54はリリ
ース用摺動杆24の上端部に当接して位置決めするスト
ッパを兼ねる閉塞栓であり、54aは閉塞栓54に形成
された空気抜きである。
リリース用摺動杆24,25を上下に摺動させる構造の
ものであり、リリース用摺動杆24の上端部に螺合さ
れ、かつ、コイル52を内壁面に装着した円筒ケース5
3と、リリース用摺動杆24の上端部に一体的に形成さ
れた、コイル52によって磁気的に吸引される円柱形の
膨出部22fとからなるものである。なお、54はリリ
ース用摺動杆24の上端部に当接して位置決めするスト
ッパを兼ねる閉塞栓であり、54aは閉塞栓54に形成
された空気抜きである。
【0065】上記では、マスト枠Bに、これの支軸15
を中心とする回転力が生ずるように、該マスト枠Bの支
軸15を挟む両側に、互いに異なる面積の帆3,4を張
架した構成のものについて説明したが、同じ面積の帆
を、それらの帆に生ずる回転力が支軸15から異なる距
離に生ずるように張架してもよい。
を中心とする回転力が生ずるように、該マスト枠Bの支
軸15を挟む両側に、互いに異なる面積の帆3,4を張
架した構成のものについて説明したが、同じ面積の帆
を、それらの帆に生ずる回転力が支軸15から異なる距
離に生ずるように張架してもよい。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、各マスト枠が、マスト
枠の支軸を挟む両側に、互いに異なる面積の大小の帆を
張架し、これら帆の一方の側面で受けた風力により、風
力回転躯体を一方向に回転させる力を生じさせる第1の
風受け位置と、それらの帆の他方の側面で受けた風力に
より、風力回転躯体を同一方向に回転させる力を生じさ
せる第2の風受け位置との間で回転可能に支持されてい
るので、強風を伴う台風等の気象状況下においても常に
一方向への回転を維持して安全性を確保できるととも
に、マスト枠が所定の速度を越えて回転するときに、そ
の回転速度を減速させるマスト枠制動装置を設けている
ので、マスト枠の急激な動作を抑制して安全性を高める
ことができる。
枠の支軸を挟む両側に、互いに異なる面積の大小の帆を
張架し、これら帆の一方の側面で受けた風力により、風
力回転躯体を一方向に回転させる力を生じさせる第1の
風受け位置と、それらの帆の他方の側面で受けた風力に
より、風力回転躯体を同一方向に回転させる力を生じさ
せる第2の風受け位置との間で回転可能に支持されてい
るので、強風を伴う台風等の気象状況下においても常に
一方向への回転を維持して安全性を確保できるととも
に、マスト枠が所定の速度を越えて回転するときに、そ
の回転速度を減速させるマスト枠制動装置を設けている
ので、マスト枠の急激な動作を抑制して安全性を高める
ことができる。
【0067】また、マスト枠の支軸を挟む両側に、互い
に異なる面積の大小の帆を張架して、大小の帆が受ける
風力の違いによりマスト枠の一方向への回転を維持する
ので、マスト枠を、第1,第2の風受け位置に保持して
おくための装置等を設ける必要がなく、しかも、異なる
面積の帆を支軸の両側に張架するだけでよいので、構成
をより簡易にすることができる。
に異なる面積の大小の帆を張架して、大小の帆が受ける
風力の違いによりマスト枠の一方向への回転を維持する
ので、マスト枠を、第1,第2の風受け位置に保持して
おくための装置等を設ける必要がなく、しかも、異なる
面積の帆を支軸の両側に張架するだけでよいので、構成
をより簡易にすることができる。
【図1】本発明の風力原動機の一実施形態を示す平面図
である。
である。
【図2】図1にI−I線で示す部分の断面図である。
【図3】図1に包囲線IIで示す部分の拡大図である。
【図4】大小の帆を張架したマスト枠の拡大正面図であ
る。
る。
【図5】筒体上部の一部分を破断して示す部分拡大正面
図である。
図である。
【図6】筒体中間部の一部分を破断して示す部分拡大正
面図である。
面図である。
【図7】筒体下部の一部分を破断して示す部分拡大正面
図である。
図である。
【図8】リリース用フックの斜視図である。
【図9】(a)〜(c)はリリース用摺動杆を下方に移
動させた状態の帆リリース機構の構成を示すものであ
り、(a)は正断面図、(b)は側断面図、(c)は平
断面図である。
動させた状態の帆リリース機構の構成を示すものであ
り、(a)は正断面図、(b)は側断面図、(c)は平
断面図である。
【図10】(a)〜(c)はリリース用摺動杆を上方に
移動させた状態の帆リリース機構の構成を示すものであ
り、(a)は正断面図、(b)は側断面図、(c)は平
断面図である。
移動させた状態の帆リリース機構の構成を示すものであ
り、(a)は正断面図、(b)は側断面図、(c)は平
断面図である。
【図11】(a)〜(c)はリリース用摺動杆を上方に
移動させてリリース用フックを抜き出した状態の帆リリ
ース機構の構成を示すものであり、(a)は正断面図、
(b)は側断面図、(c)は平断面図である。
移動させてリリース用フックを抜き出した状態の帆リリ
ース機構の構成を示すものであり、(a)は正断面図、
(b)は側断面図、(c)は平断面図である。
【図12】マスト枠制動装置の正断面図である。
【図13】図12に示すIII−III線での正断面図
である。
である。
【図14】強風時において帆の張架状態を解除した状態
の本発明の風力原動機の平面図である。
の本発明の風力原動機の平面図である。
【図15】駆動源の他の一実施形態を示す断面図であ
る。
る。
1 円筒形構造物としての円筒ガイド 3,4 帆 15 支軸 21 リリース用フック 22 筒体 22a フック挿入孔 24,25 リリース用摺動杆 26 駆動ロッド 32,51 駆動源 33 駆動制御装置 34 風速センサ 35 フック係止部 38 制動ワイヤ 40 ワイヤリール 42 円筒形ケース A 風力回転躯体 B マスト枠 C 帆リリース機構 D マスト枠制動装置 (イ) 第1の風受け位置 (ロ) 第2の風受け位置
Claims (1)
- 【請求項1】 全体筒形の風力回転躯体が、地上に設立
した円筒形構造物を中心として回転可能に構築されてい
るとともに、複数の帆を張架したマスト枠が風力回転躯
体の外周に沿い所定の間隔で配設されている風力原動機
において、上記各マスト枠が、その支軸を挟む両側に、
互いに異なる面積の大小の帆を張架し、これら帆の一方
の側面で受けた風力により、風力回転躯体を一方向に回
転させる力を生じさせる第1の風受け位置と、それらの
帆の他方の側面で受けた風力により、風力回転躯体を同
一方向に回転させる力を生じさせる第2の風受け位置と
の間で回転可能に支持されていること、マスト枠が所定
の速度を越えて回転するときに、その回転速度を減速さ
せるマスト枠制動装置を設けたことを特徴とする風力原
動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22895497A JP2949335B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 風力原動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22895497A JP2949335B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 風力原動機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1162812A JPH1162812A (ja) | 1999-03-05 |
| JP2949335B2 true JP2949335B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=16884471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22895497A Expired - Fee Related JP2949335B2 (ja) | 1997-08-12 | 1997-08-12 | 風力原動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2949335B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3111399U (ja) | 2005-01-05 | 2005-07-28 | 有限会社スタンプマート | 木札型席札 |
-
1997
- 1997-08-12 JP JP22895497A patent/JP2949335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3111399U (ja) | 2005-01-05 | 2005-07-28 | 有限会社スタンプマート | 木札型席札 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1162812A (ja) | 1999-03-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |