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JP2950669B2 - 梱包材除去装置 - Google Patents
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JP2950669B2 - 梱包材除去装置 - Google Patents

梱包材除去装置

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JP2950669B2
JP2950669B2 JP35082991A JP35082991A JP2950669B2 JP 2950669 B2 JP2950669 B2 JP 2950669B2 JP 35082991 A JP35082991 A JP 35082991A JP 35082991 A JP35082991 A JP 35082991A JP 2950669 B2 JP2950669 B2 JP 2950669B2
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face
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弘志 小林
孝宏 笠原
和弘 黒川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙やフィルム等の巻取
体を保護している梱包材を除去する装置に関し、特に、
巻取体の端面を包んでいる紙、フィルム等の梱包材や、
巻芯の端部に挿入している金属栓、プラスチック栓等の
保護材を除去するための梱包材除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に紙、フィルム等の巻取体は、その
周面及び端面を梱包材で保護しており、また、巻芯端部
内に保護材を挿入することもある。図10(a)〜
(f)は巻取体の梱包状態の種々な例を示すものであ
り、1は巻取体、2は巻芯、3aは端面梱包材、3bは
周面梱包材、4は巻芯2内に挿入された保護材である。
保護材4には鍔のないもの〔図10(e)、(f)参
照〕、鍔のあるもの〔図10(c)、(d)参照〕等が
あり、また、この保護材4は端面梱包材3aの外側に露
出するように取付けられる場合〔図10(c)、(e)
参照〕と端面梱包材3aの内側になるように取付けられ
る場合〔図10(d)、(f)参照〕がある。
【0003】従来、このような巻取体の梱包材を除去す
るには、端面梱包材3aと周面梱包材3bのと境界を切
断して両者を切り離し、端面梱包材3a及び保護材4を
除去し、その後周面梱包材3bを切断除去している。こ
こで、端面梱包材3aと周面梱包材3bとの境界を切断
して両者を切り離す装置は、特開平1−103293号
公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示の装置では、切断作業は自動的に行われるが、
切り離した端面梱包材の排出装置は設けられておらず、
そのため、作業者が手で端面梱包材をつかんで巻取体の
端面から除去する必要があり、不衛生であるばかりでな
く、作業人員が必要であるため人件費がかさむという問
題があった。
【0005】また、従来、巻芯に差し込んでいる保護材
4を除去する装置は開発されておらず、従って、従来は
作業者が保護材4を手でつかんで引き抜くとか、先端に
引っ掛け部を形成した棒を保護材4の中心の孔に通し、
その棒先端を保護材4に引っ掛けて引き抜くとか、或い
は、巻芯の反対側から棒を通して保護材4を突き出す等
の方法を採っている。しかしながら、保護材4を手でつ
かんで引き抜く方法は、保護材4が巻芯内にきつく嵌合
している場合には採用できないという問題があった。ま
た、棒先端を保護材4に引っ掛けて引き抜く方法は、棒
が保護材から外れ易く、しかもその棒先端が保護材をそ
の中心から離れた一方の位置のみで引っ掛けて引き出す
ので保護材が巻芯に対してねじれた状態となり、引き抜
きにくいという問題があった。更に、棒を巻芯の反対側
から通して突き出す方法も同様に保護材の突き出しが難
しく、作業が面倒であるという問題があった。
【0006】本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、面倒で不衛生な作業をあまり必要とするこ
となく巻取体より端面梱包材及び/又は保護材を除去す
ることの可能な梱包材除去装置を提供することを目的と
する。
【0007】また、本発明は巻取体より端面梱包材及び
/又は保護材を自動的に除去し、所定位置に排出するこ
とのできる梱包材除去装置を提供することも目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべくな
された本発明は、複数の開閉爪と該開閉爪を開閉させる
開閉装置とを備えたチャック装置と、前記複数の開閉爪
の周囲に位置するように且つ前記複数の開閉爪の中心軸
線に沿って往復動するように前記チャック装置に保持さ
れた押し部材と、前記チャック装置を前記複数の開閉爪
の中心軸線方向に往復動させる往復駆動装置とを有する
梱包材除去装置を要旨とする。
【0009】ここで、前記チャック装置と往復駆動装置
の間に、前記開閉爪を水平となる位置から下方を向く位
置に揺動させる揺動装置を設けることが好ましい。ま
た、更に、前記往復駆動装置、揺動装置、チャック装置
を昇降させる昇降装置と、前記往復駆動装置、揺動装
置、チャック装置を垂直軸線のまわりに旋回させる旋回
装置を設けることが好ましい。
【0010】
【作用】上記した本発明装置では、チャック装置の開閉
爪を閉じた状態で、往復駆動装置によってその開閉爪を
巻取体の端面から梱包材(端面梱包材及び/又は巻芯内
の保護材)を貫通して巻芯内に挿入し、次いでその開閉
装置によって開閉爪を開き、その後、往復駆動装置によ
って開閉爪を巻芯内から引き抜くことにより、前記複数
の開閉爪で端面梱包材及び/又は保護材を保持し、それ
らを巻取体から取り外すことができる。なお、端面梱包
材を取り外す場合には、あらかじめその端面梱包材を周
面梱包材から切り離しておく。
【0011】ここで、開閉爪に端面梱包材及び保護材を
保持して巻取体から取り外した場合、或いは開閉爪に端
面梱包材のみを保持して巻取体から取り外した場合、そ
の開閉爪を端面梱包材の集積位置に移動させ、その位置
で、押し部材を前方に突き出させることにより、端面梱
包材のみを押して保護材から或いは開閉爪から外すこと
ができる。端面梱包材の開閉爪からの取り外しは、開閉
爪を水平とした状態で(端面梱包材が垂直となった状態
で)行ってもよいが、開閉爪を下向きとする揺動装置を
設けた場合には、開閉爪を下向きとし端面梱包材を水平
とした状態で行うことが、排出した端面梱包材の集積を
きれいに行うことができるので、好ましい。
【0012】開閉爪に保持している保護材の取り外し
は、作業員による手作業で行ってもよいが、上記したよ
うにチャック装置と往復駆動装置との間に揺動装置を設
けておくと、保護材を保持した開閉爪を下方に向け、開
閉爪を閉じることにより、自動的に保護材の取り外しを
行うことができ、便利である。
【0013】昇降装置を設けておくと、その昇降装置に
よって開閉爪の高さを任意に調整でき、巻き径の異なる
巻取体に対しても、その巻芯位置に開閉爪を位置決めす
ることが可能となる。このため種々な径の巻取体の梱包
材除去を行うことができる。また、旋回装置を設けてお
くと、開閉爪を垂直な軸線を中心として旋回させること
ができ、垂直な軸線の周囲に端面梱包材集積位置、保護
材集積位置を設けておき、巻取体から取り外した端面梱
包材及び保護材を、それらの集積位置に排出することが
可能となる。このように、垂直な軸線の周囲にこれらの
集積位置を配置する構成とすると、スペースを有効に利
用できる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。
【0015】図1は梱包材切断装置の両側に配置した本
発明の実施例による梱包材除去装置を示す概略平面図、
図2はその概略側面図であり、11は梱包された状態の
巻取体を示している。この実施例における巻取体11
は、図10(c)に示すものと同一形式のものであり、
巻取体の周囲を端面梱包材12及び周面梱包材13で梱
包し、かつその端面梱包材12の外側から鍔付の保護材
14を巻芯15内に挿入している。16は梱包材切断装
置であり、梱包された状態の巻取体11を定位置で回転
させ、端面梱包材12と周面梱包材13との境界部分を
切断して端面梱包材12を周面梱包材13から切り離す
ためのものである。梱包材切断装置16としては、例え
ば、特開平1−103293号公報に開示のものを使用
できる。なお、図示は省略しているが、この梱包材切断
装置16に対して梱包状態の巻取体11を矢印A方向に
供給し、解梱後の巻取体11を矢印B方向に排出するた
めの装置が設けられている。
【0016】18は、梱包材切断装置16の両側に配置
された本発明の実施例による梱包材除去装置である。梱
包材除去装置18は、図3、図4に拡大して示すよう
に、チャック装置20を備えている。このチャック装置
20は、中心軸線に対称に配置された一対の開閉爪21
と、その開閉爪21を、図3に実線で示す閉位置と二点
鎖線で示す開位置に開閉させる開閉装置22と、開閉装
置22を保持したチャック装置本体23等を備えてい
る。この開閉爪21は、巻芯の端部を端面梱包材で覆っ
ている場合にその端面梱包材を突き刺すことができるよ
う、先端を鋭利としており、また、巻芯内の保護材を引
き抜く際にその後端を引っかけることができるよう、外
面に外側に突出した係止部21aを形成している。な
お、開閉爪21としては、実施例に示すように2本のも
のに限らず、3本以上を用いてもよい。開閉装置22は
開閉爪21を開閉しうる構造のものであれば任意であ
り、通常エアシリンダを用いたものが使用される。
【0017】チャック装置20のチャック装置本体23
には、2本のエアシリンダ25が取り付けられており、
環状の押し部材26を保持している。この押し部材26
は、一対の開閉爪21の周囲に位置するように配置され
ており、エアシリンダ25により、一対の開閉爪21の
中心軸線に沿って往復動可能である。この押し部材26
は後述するように、開閉爪21に保持している端面梱包
材を押して開閉爪から外したり、巻取体の端面を押すた
めに使用するものであり、少なくとも、保護材14の鍔
部よりも外側に配置されている。なお、図示実施例では
環状の押し部材26を示しているが、押し部材26の形
状は環状に限らず、複数個に分割した形状でもよい。押
し部材26を保持するエアシリンダ25の個数も2個に
限らず、3個以上としてもよい。
【0018】図3、図4において、28は移動フレー
ム、30はその移動フレーム28に取付けられた支持ブ
ロック、32はその支持ブロック30に水平に移動可能
に保持された揺動装置である。この揺動装置32は支持
ブロック30に保持された移動ブロック33と、その移
動ブロック33に水平な支軸34を介して揺動可能に保
持された揺動ブロック35と、その揺動ブロック35を
揺動させるエアシリンダ36等を備えており、その揺動
ブロック35にチャック装置20が取り付けられてい
る。かくして、チャック装置20を、図4に実線で示す
ように、一対の開閉爪21の中心軸線が水平となる作動
位置から、二点鎖線で示すように、その開閉爪21が下
向きとなる位置に揺動させることができる。支持ブロッ
ク30は、内部にエアシリンダ(図示せず)を有してお
り、揺動装置32を介してチャック装置20を、水平状
態の開閉爪21の中心軸線方向に且つ図4で右方向に押
し出すことが可能である。このエアシリンダは、後述す
るように移動フレーム28を水平に移動させて開閉爪2
1を巻取体の巻芯内に挿入した時、巻取体の端面位置が
変動してもそれに追従することができるよう、設けたも
のである。
【0019】図1、図2において、移動フレーム28
は、矢印X−Xで示す水平方向及び矢印Y−Yで示す垂
直方向に移動可能に設けられている。すなわち、移動フ
レーム28は、モータ、ピニオン、ラック等(図示せ
ず)によって水平に往復動するように構成された水平移
動部材40に保持されており、その水平移動部材40は
昇降装置42によって昇降する構成である。この水平移
動部材40、移動フレーム28等は、チャック装置20
を水平状態となっている複数の開閉爪の中心軸線方向に
往復動させる往復駆動装置を構成する。
【0020】移動フレーム28は水平移動部材40に保
持されているが、その保持部分には球面軸受44が設け
られており、これによって移動フレーム28はその球面
軸受44の中心Oを中心として上下左右任意の方向に、
小さい角度範囲(例えば±5度程度)揺動可能である。
これによって、開閉爪21を巻取体11に取り付けてい
る保護材14内に挿入する際にその開閉爪21の位置が
多少狂っていても、支障なく開閉爪21を保護材14内
に挿入することができる。更に、移動フレーム28内に
は、その移動フレーム28を球面軸受44に対して固定
するためのクランプ部材(図示せず)も設けられてい
る。
【0021】昇降装置42は、垂直軸線のまわりに回転
するように構成された回転テーブル46に取り付けられ
ており、このため移動フレーム28及びそれに保持され
た揺動装置32、チャック装置20等は垂直軸線のまわ
りに旋回可能である。従って、この回転テーブル46及
びその駆動装置(図示せず)は、往復駆動装置、揺動装
置、チャック装置を垂直軸線のまわりに旋回させる旋回
装置を構成する。なお、回転テーブル46上に昇降装置
42を設ける代わりに、回転テーブル46自体を昇降可
能とし、それを昇降装置として作用させてもよい。
【0022】図2において、水平移動部材40の先端に
は、巻取体11の最上面位置を検出するセンサ48が設
けられている。また、図1において、梱包材除去装置1
8の近傍には、保護材集積位置、端面梱包材集積位置が
あり、各集積位置には、巻取体11から取り外した保護
材14を収容する保護材入れ50と、端面梱包材12を
集積する台車51が配置されている。
【0023】次に、上記構成の梱包材除去装置の動作を
説明する。なお、以下の動作は図示しない制御装置によ
ってシーケンス制御されるものである。
【0024】通常は、図1、図2に示すように、移動フ
レーム28は所定の上昇位置となっており、チャック装
置20はその開閉爪21が水平になって巻取体11の方
向を向き且つ閉じた状態となっている。また、押し部材
26(図3参照)はチャック装置本体23の近傍に後退
した状態となっている。
【0025】図1において、巻取体11が梱包材切断装
置16上に供給され、その位置で巻取体11が回転させ
られ周面梱包材13の両端と端面梱包材12との境界の
切断が開始される。この切断動作中に梱包材除去装置1
8の動作が開始される。
【0026】まず、昇降装置42により移動フレーム2
8を下降させ、チャック装置20が下降する。その移動
フレーム28と一緒に下降するセンサ48が巻取体11
の最上面を検知した後、更に、そのセンサ48とチャッ
ク装置20の中心軸線との高さ方向の間隔と巻取体11
の半径との差に応じた距離だけ、移動フレーム28を下
降させた後、昇降装置42が停止する。これにより、チ
ャック装置20が停止し、巻取体11の巻芯15に対向
した位置に位置決めされる。
【0027】次に、水平移動部材40が水平に移動し、
移動フレーム28を巻取体11に向けて移動させる。こ
れにより、チャック装置20が前進し、図5(a)に示
すように開閉爪21を保護材14を貫通して巻芯15内
に挿入させる。なお、この時、チャック装置20の開閉
爪21の位置が多少巻取体の巻芯15中心からずれる場
合があるが、移動フレーム28は移動フレーム28内の
クランプ部材解除により球面軸受44によって自在に動
くことができるので、支障なく保護材14内に挿入され
る。また、この時、支持ブロック30(図4参照)は内
部のエアシリンダによって揺動装置32を前進させた位
置としており、このため、巻取体11の回転によって端
面が左右に移動しても揺動装置32が支持ブロック30
に対して後退することができ、支障は生じない。
【0028】その後、梱包材切断装置16による梱包材
切断作業が終了すると、チャック装置20の開閉装置2
2が作動して開閉爪21を開き〔図5(b)参照〕、次
いで、移動フレーム28内のクランプ部材(図示せず)
が作動して移動フレーム28を球面軸受44に対して移
動しないように固定する。この状態で、移動フレーム2
8が後退することにより開閉爪21を巻芯15から引き
抜く。これにより、図5(c)に示すように、保護材1
4が開閉爪21の係止部21aに引っ掛けられて引き出
され、また端面梱包材12も保護材14に保持された状
態で巻取体11から外される。ここで、開閉爪21を一
対設けているので、その係止部21aが保護材14の後
端の中心をはさんだ対称位置に引っ掛かるため、引っ掛
かりが確実で且つ保護材14に対して軸線方向に力を作
用させることができ、巻芯15にきつく嵌合している保
護材14でも確実に引き抜くことができる。
【0029】なお、開閉爪21を開く際に、梱包材の状
況によっては〔例えば図10(e)に示すように、保護
材4の後端にも端面梱包材3aがあり、その端面梱包材
3aを開閉爪で突き刺した場合などには〕開閉爪21が
開きにくい場合がある。その場合には、開閉爪21に与
える開き力を大きく(例えば、エアシリンダを用いた場
合には、エア圧力を高く)すればよい。しかしながら、
例えば図10(a)、(b)に示すように保護材が無い
場合には、大きい開き力を与えて開閉爪21を開いた状
態で、その開閉爪21を巻芯15から引き抜くと、その
途中で開閉爪21が巻芯15の内面に引っ掛かりトラブ
ルを起こすことがある。そのような場合には、開閉爪2
1に大きい開き力を与えて開閉爪21を開いた後、その
開き力を低下させ(エア圧力を低くし)、開閉爪21を
巻芯15から引き抜くことが好ましい。
【0030】上記したように、開閉爪21で保護材14
及び端面梱包材12を巻取体11から取り外した後、回
転テーブル46が回転し、移動フレーム28及びそれに
保持されたチャック装置20等を旋回させ、且つ移動フ
レーム28を前進させ、図1に二点鎖線で示すように、
チャック装置20を台車51の上方に位置させる。次
に、揺動装置32(図4参照)が作動してチャック装置
20を下方に向け、次いで図5(d)に示すように、押
し部材26が前進する。これにより、押し部材26が保
護材14上にくっついていた端面保護材12を下方に押
し、保護材14から外す。かくして、端面保護材12は
下方に落下し、台車51上に集積される。その後、図1
において、回転テーブル46が前回とは逆方向に回転
し、且つ移動フレーム28が後退して、チャック装置2
0を保護材入れ50の上方に位置決めし、次いで開閉爪
21が閉じることによって、保護材14を外す。かくし
て、保護材14は保護材入れ50内に排出される。
【0031】その後、各部材が元の位置に復帰し、1回
の梱包材除去動作が終了する。この間に、端面梱包材1
2及び保護材14を除去された巻取体11は次の工程に
排出される。以下、同様の動作を繰り返すことにより、
巻取体11の端面梱包材12及び保護材14の除去が連
続的に行われる。
【0032】なお、上記の説明では、巻取体11から鍔
付の保護材14と端面梱包材12とを同時に取り外す場
合を説明したが、上記構成の梱包材除去装置18はこの
場合に限らず、図10(e)に示す形状の巻取体から鍔
のない保護材4と端面梱包材3aとを同時に取り外す場
合にも同様に使用できる。
【0033】また、上記構成の梱包材除去装置18は、
端面梱包材と保護材とを同時に巻取体から取り外す場合
のみに限らず、保護材14のみを除去する場合にも使用
可能である。その場合には、端面梱包材12を周面梱包
材13から切り離す前に、保護材14に開閉爪21を挿
入し、開閉爪21を開いて引き出すことにより、保護材
14のみを取り外すことができる。また、図10
(d)、(f)に示す形式の巻取体1において、端面梱
包材3aを除去した後、保護材4を除去するために使用
することもできる。
【0034】更に、上記構成の梱包材除去装置18は図
10(d)、(f)に示すように、保護材4の外側を端
面梱包材3aで覆った形式の巻取体から、保護材4と端
面梱包材3aとを同時に除去する場合にも使用できる。
図6は図10(d)に示す形式の巻取体から保護材4と
端面梱包材3aとを同時に取り外す場合を説明するもの
であり、チャック装置20の開閉爪21を、端面梱包材
3aに突き刺し、且つ保護材4内に挿入させ、その後開
閉爪21を開き、後退させることにより、図6(a)に
示すように端面梱包材3aと保護材4とを開閉爪21で
保持して、巻取体から取り外すことができる。この端面
梱包材3aと保護材4とを開閉爪21から除去するに
は、まず、チャック装置20を保護材入れ50上(図1
参照)に位置させ、次いで、図6(b)に示すように、
その位置で開閉爪21を閉じ、且つ押し部材26を中間
位置まで数回押し出して端面梱包材3aを軽く叩く。こ
れにより、保護材4のみが爪から外れて落下する。その
後、図6(c)に示すように、再び開閉爪21を開き、
端面梱包材3aを保持した状態で、チャック装置を台車
51(図1参照)の上方に移動させ、その位置でチャッ
ク装置20を下に向け、開閉爪21を閉じ、且つ押し部
材26を前進させることにより、端面梱包材3aを下方
に落下させ、台車51上に集積する。以上のようにし
て、端面梱包材3a及び保護材4を取り外すことができ
る。
【0035】また、上記構成の梱包材除去装置18は図
10(a)、(b)に示すように、保護材を用いない巻
取体から端面梱包材3aを除去する場合にも使用でき
る。その場合にも、端面梱包材3aにチャック装置20
の開閉爪21を突き刺し、それを開いて引き抜くことに
より、端面梱包材3aを巻取体1から取り外すことがで
きる。ただし、その前に端面梱包材3aを周面梱包材3
bから切り離しておくことは言うまでもない。
【0036】上記実施例の梱包材除去装置18は、揺動
装置32を設けてチャック装置20を下向きとすること
ができる構成としているが、この揺動装置32は本発明
に必須のものではなく、省略することも可能である。例
えば、梱包材除去装置18を端面梱包材の除去のみに使
用する場合には、揺動装置32を省略し、開閉爪21を
常に水平状態としておけばよい。この状態で、巻取体か
ら端面梱包材を開閉爪21に保持して除去した後、その
状態で押し部材26を前進させて端面梱包材を開閉爪か
ら外すことができる。
【0037】更に上記実施例では、旋回装置を設けてチ
ャック装置20を垂直な軸線のまわりに旋回させる構成
であるが、この旋回装置を省略することも可能である。
その場合には、移動フレーム28の移動ストロークを大
きくし、保護材及び端面梱包材の集積位置を直線上に配
置すればよい。また、梱包材除去装置18を、常に同一
直径の巻取体に対して使用する場合には、その巻芯の高
さ位置が常に一定であるので、その高さ位置にチャック
装置20を位置決めしておき、昇降装置を省略してもよ
い。
【0038】上記実施例において使用した開閉爪21
は、先端に外側に突出した係止部21aを設け、この係
止部21aで保護材14又は4の端部を引っ掛けるよう
に構成したが、保護材が比較的容易に抜ける場合には、
係止部21aを省略し、開閉爪21の外面を保護材内面
に押付けて保持させるように構成してもよい。
【0039】以上の説明では、押し部材26を、開閉爪
21に保持している端面梱包材12又は3aの取り外し
に使用するものとして説明したが、この押し部材26は
更に他の用途に使用することも可能である。図7はその
例を示すものであり、開閉爪21を保護材14に引掛け
て引き抜く際、押し部材26を巻取体11の端面に押し
付けている。このように押し部材26を巻取体端面に押
し付けながら、チャック装置20を左方向に移動させ、
開閉爪21で保護材14を巻芯15から引き抜くと、保
護材14の巻芯15に対する引抜き力は、押し部材26
による押圧力と開閉爪21による引張力との和となり、
極めて大きくなる。このため、きつく嵌合した保護材1
4でも確実に引き抜くことが可能となる。
【0040】図8は、チャック装置の変形例を示すもの
である。図8に示すチャック装置20Aはチャック装置
本体23の前面に電磁石55を取り付けており、鉄製の
保護材14を引き抜く時に、その保護材14を電磁石5
5で吸着することにより、チャック装置20Aによる保
護材14の把持力を強くし、きつく嵌合した保護材14
をも確実に引き抜くことができるように構成している。
この構成とすると、保護材14を引き抜いた後、チャッ
ク装置20Aを下向きとし、押し部材26を前進させて
端面梱包材12を外す際にも電磁石55が保護材14を
拘束するので、保護材14が一緒に外れることを防止で
きる。
【0041】図9は、チャック装置の更に他の変形例を
示すものである。図9に示すチャック装置20Bは、開
閉爪21に保持した鍔付保護材14の鍔を把持する位置
に回動可能な補助爪56を備えている。この補助爪56
は、通常は、図9(a)に二点鎖線で示す位置に待機し
ており、保護材14及び端面梱包材12を開閉爪21に
保持すると同時に、実線で示すように、端面梱包材12
と保護材14の鍔との間に進入して保護材14を拘束す
ることにより、チャック装置20Bによる保護材の把持
力を強くし、きつく嵌合した保護材14をも確実に引き
抜くことができるように構成している。その後、図9
(b)に示すように、チャック装置20Bが下向きとな
った後、押し部材26が前進して端面梱包材12を押し
出す。このように、保護材14を補助爪56が拘束する
ので、端面梱包材12を外す際に、保護材14が一緒に
外れることが防止される。なお、このチャック装置20
Bでは、押し部材26が前進する際、補助爪56に干渉
しないよう、その押し部材26は、補助爪56の位置で
切り離された構造となっている。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明装置によ
れば、巻取体の端面梱包材や保護材等の梱包材をチャッ
ク装置の開閉爪によって巻取体から取り外すことがで
き、更に、開閉爪に保持している端面梱包材をチャック
装置に設けている押し部材を突き出すことで、その開閉
爪から外すことができ、梱包材除去作業の自動化に極め
て有益であるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による梱包材除去装置を示す
概略平面図
【図2】その梱包材除去装置の概略側面図
【図3】その梱包材除去装置の要部の概略平面図
【図4】図3に示す部分の概略側面図
【図5】上記梱包材除去装置による動作を説明するもの
で、(a)、(b)、(c)はそれぞれ異なる作動状態
を示す巻取体、チャック装置等の概略断面図、(d)は
チャック装置を下に向けた状態を示す概略断面図
【図6】上記梱包材除去装置によって、図5とは異なる
形態の端面梱包材及び保護材を除去する動作を説明する
もので、(a)、(b)、(c)はそれぞれ異なる作動
状態を示すチャック装置等の概略断面図
【図7】上記実施例のチャック装置において、押し部材
を使用方法の1例を示す概略断面図
【図8】チャック装置の変形例を示すチャック装置及び
巻取体等の概略断面図
【図9】チャック装置の更に他の変形例を示すもので、
(a)、(b)はそれぞれ異なる作動状態を示すチャッ
ク装置等の概略断面図
【図10】(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、
(f)はそれぞれ巻取体の例を示す要部断面図
【符号の説明】
1、11 巻取体 2、15 巻芯 3a、12 端面梱包材 3b、13 周面梱包材 4、14 保護材 16 梱包材切断装置 18 梱包材除去装置 20 チャック装置 21 開閉爪 22 開閉装置 23 チャック装置本体 25 エアシリンダ 26 押し部材 28 移動フレーム 32 揺動装置 40 水平移動部材 42 昇降装置 46 回転テーブル 50 保護材入れ 51 台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−327125(JP,A) 特開 平4−114850(JP,A) 実開 昭49−12599(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 69/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開閉爪と該開閉爪を開閉させる開
    閉装置とを備えたチャック装置と、前記複数の開閉爪の
    周囲に位置するように且つ前記複数の開閉爪の中心軸線
    に沿って往復動するように前記チャック装置に保持され
    た押し部材と、前記チャック装置を前記複数の開閉爪の
    中心軸線方向に往復動させる往復駆動装置とを有する梱
    包材除去装置。
  2. 【請求項2】 前記チャック装置と往復駆動装置の間
    に、前記開閉爪を水平となる位置から下方を向く位置に
    揺動させる揺動装置を設けていることを特徴とする請求
    項1記載の梱包材除去装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記往復駆動装置、揺動装置、チ
    ャック装置を昇降させる昇降装置と、前記往復駆動装
    置、揺動装置、チャック装置を垂直軸線のまわりに旋回
    させる旋回装置を有することを特徴とする請求項2記載
    の梱包材除去装置。
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