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JP2955346B2 - 写真要素 - Google Patents
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JP2955346B2 - 写真要素 - Google Patents

写真要素

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JP2955346B2 JP2307374A JP30737490A JP2955346B2 JP 2955346 B2 JP2955346 B2 JP 2955346B2 JP 2307374 A JP2307374 A JP 2307374A JP 30737490 A JP30737490 A JP 30737490A JP 2955346 B2 JP2955346 B2 JP 2955346B2
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、写真に関し、詳細にはスペクトルの赤外
部に広範な感度を有する写真要素に関する。
〔従来の技術〕
写真ハロゲン化銀は、可視画像を形成する目的で写真
処理期間を通じて現像される潜像を形成するために光に
ハロゲン化銀を露光することが必要である。ハロゲン化
銀は、主としてスペクトルの青領域の光だけに感光性で
ある。従って、ハロゲン化銀を他の波長の輻射線、例え
ば多色要素における緑もしくは赤光や赤外感光性要素に
おける赤外線に露光せしめる場合には、分光増感色素が
必要である。増感色素はハロゲン化銀に吸着される発色
化合物(通常、シアニン色素化合物)である。それらは
特定波長の光または輻射線を吸収し、エネルギーをハロ
ゲン化銀に移動して潜像を形成し、こうして固有の感度
を有する青領域以外の波長の輻射線に対してハロゲン化
銀を効率よく感光する。
赤光および赤外線を発生する固体ダイオードの出現が
赤外感光性写真要素の利用可能な用途を拡大してきた。
ダイオードは、約660nmから約910nmの範囲にある多種多
様な発光波長を有する。代表的な発光波長としては、75
0nm,780nm,810nm,820nmおよび870nmが挙げられる。感光
波長の多様性のため、スペクトルの赤外領域に広範囲の
感度を有することが赤外感光性写真材料にとって望まし
い。このことが単一材料と発光波長の多様性を有するダ
イオードと鞆に利用されることを可能にするであろう。
このように広範な感度は、一般に広範な感度を示す単
一増感色素かまたはそれ自体は狭い感度を示すであろう
特開昭63−115160号公報に公表されるような複数の増感
色素(一般に2種)の組み合わされたものを使用するこ
とによって提供することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
広範な感度を有する多くの個別増感色素類は、数多く
の課題、例えば低い保存安定性(例えば、保存中のカブ
リ形成)および低い安全光性能に悩みがあった。また、
多くの色素の組み合わされたものは、低い感度(例え
ば、減感に起因する感度の低下)または低い保存安定性
(例えば、保存中のカブリ形成)のような短所も有す
る。従って、前述の課題を伴うことなくスペクトルの赤
外領域における広範な感度を有するハロゲン化銀を提供
することが望まれるであろう。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、 (a)次式 (上式中、 Z1およびZ2は、それぞれ独立して置換もしくは未置換
の5もしくは6員複素環式核を完成するのに必要な原子
を表し、 R1およびR2は、それぞれ独立して置換もしくは未置換
のアルキルまたは置換もしくは未置換のアリールを表
し、 R3,R4,R5およびR6は、それぞれ独立して水素、置換も
しくは未置換のアルキルまたは置換もしくは未置換のア
リールを表し、そして Xは、当該分子の電荷を均衡させるのに必要な対イオ
ンを表す)で示される第一増感色素、ならびに (b)第一増感色素の極大感度の波長より5〜100nm短
い波長に極大感度を有する第二増感色素、によって分光
増感されたハロゲン化銀乳剤層を含む写真要素が提供さ
れる。
前述のような色素の組み合わせが、良好な写真感度、
良好な保存安定性を有しそして過度の好ましくない露光
を伴うことなく安全光下で取り扱うことができるスペク
トルの赤外領域で広範な感光性を提供することをここに
見い出した。
以下、本発明を具体的に説明する。
前記式(I)において、Z1およびZ2は、それぞれ独立
して置換もしくは見置換の5もしくは6員複素環式核を
完成するのに必要な原子を表す。これらとしては、置換
もしくは未置換のチアゾール核、オキサゾール核、セレ
ナゾール核、キノリン核、テルラゾール核、ピリジン核
またはチアゾリン核が挙げられる。この核は、既知の置
換基、例えばハロゲン(例、クロロ、フルオロ、ブロ
モ)、アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ)、アルキ
ル、アリール、アラルキル、スルホネートおよび当該技
術分野で既知の他の基で置換されていてもよい。Z1およ
びZ2がそれぞれ独立して置換もしくは未置換のチアゾー
ル、セレナゾール、キノリン、テルラゾールまたはピリ
ジン核である色素は、約790nmを越える極大感度を有す
る傾向にある。Z1およびZ2の少なくとも1つが置換もし
くは未置換のオキサゾールまたはチアゾリン核である色
素は、約800nm未満の極大感度を有する傾向にある。Z1
およびZ2が置換もしくは未置換のチアゾール核である色
素が特に好ましい。
Z1およびZ2に対する有用な好ましい核の具体例として
は、チアゾール核、例えば、チアゾール、4−メチルチ
アゾール、4−フェニルチアゾール、5−メチルチアゾ
ール、5−フェニルチアゾール、4,5−ジメチルチアゾ
ール、4,5−ジフェニルチアゾール、4−(2−チエニ
ル)チアゾール、ベンゾチアゾール、4−クロロベンゾ
チアゾール、5−クロロベンゾチアゾール、6−クロロ
ベンゾチアゾール、7−クロロベンゾチアゾール、4−
メチルベンゾチアゾール、5−メチルベンゾチアゾー
ル、6−メチルベンゾチアゾール、5−ブロモベンゾチ
アゾール、6−ブロモベンゾチアゾール、5−フェニル
ベンゾチアゾール、6−フェニルベンゾチアゾール、4
−メトキシベンゾチアゾール、5−メトキシベンゾチア
ゾール、6−メオキシベンゾチアゾール、5−ヨードベ
ンゾチアゾール、6−ヨードベンゾチアゾール、4−エ
トキシベンゾチアゾール、5−エトキシベンゾチアゾー
ル、テトラヒドロベンゾチアゾール、5,6−ジメトキシ
ベンゾチアゾール、5,6−ジオキシメチレンベンゾチア
ゾール、5−ヒドロキシベンゾチアゾール、6−ヒドロ
キシベンゾチアゾール、ナフト〔2,1−d〕チアゾー
ル、ナフト〔1,2−d〕チアゾール、5−メトキシナフ
ト〔2,3−d〕チアゾール、5−エトキシナフト〔2,3−
d〕チアゾール、8−メトキシナフト〔2,3−d〕チア
ゾール、7−メトキシナフト〔2,3−d〕チアゾール、
4′−メトキシチアナフト−7′,6′−4,5−チアゾー
ルなどが挙げられ;オキサゾール核としては、例えば、
4−メチルオキサゾール、5−メチルオキサゾール、4
−フェニルオキサゾール、4,5−ジフェニルオキサゾー
ル、4−エチルオキサゾール、4,5−ジメチルオキサゾ
ール、5−フェニルオキサゾール、ベンゾオキサゾー
ル、5−クロロベンゾオキサゾール、5−メチルベンゾ
オキサゾール、5−フェニルベンゾオキサゾール、6−
メチルベンゾオキサゾール、5,6−ジメチルベンゾオキ
サゾール、4,6−ジメチルベンゾオキサゾール、5−エ
トキシベンゾオキサゾール、5−クロロベンゾオキサゾ
ール、6−メトキシベンゾオキサゾール、5−ヒドロキ
シベンゾオキサゾール、6−ヒドロキシベンズオキサゾ
ール、ナフト〔2,1−d〕オキサゾール、ナフト〔1,2−
d〕オキサゾールなどが挙げられ;セレナゾール核とし
ては、例えば、4−メチルセレナゾール、4−フェニル
セレナゾール、ベンゾセレナゾール、5−クロロベンゾ
セレナゾール、5−メトキシベンゾセレナゾール、5−
ヒドロキシベンゾセレナゾール、テトラヒドロベンゾセ
レナゾール、ナフト〔2,1−d〕セレナゾール、ナフト
〔1,2−d〕セレナゾールなどが挙げられ;ピリジン核
としては、例えば、2−ピリジン、5−メチル−2−ピ
リジン、4−ピリジン、3−メチル−4−ピリジンなど
が挙げられ;キノリン核としては、例えば、2−キノリ
ン、3−メチル−2−キノリン、5−エチル−2−キノ
リン、6−クロロ−2−キノリン、8−クロロ−2−キ
ノリン、6−メトキシ−2−キノリン、8−エトキシ−
2−キノリン、8−ヒドロキシ−2−キノリン、4−キ
ノリン、6−メトキシ−4−キノリン、7−メチル−4
−キノリン、8−クロロ−4−キノリンなどが挙げら
れ;テルラゾール核としては、例えば、ベンゾテルラゾ
ール、ナフト〔1,2−d〕テルラゾール、5,6−ジメトキ
シテルラゾール、5−メトキシテルラゾール、5−メチ
ルテルラゾールが、そしてチアゾリン核としては、例え
ばチアゾリン、4−メチルチアゾリンなどが挙げられ
る。
R1およびR2は、置換もしくは未置換のアリール(好ま
しくは、6〜15個の炭素原子)、あるいはより好ましく
は置換もしくは未置換のアルキル(好ましくは、1〜6
個の炭素原子)であることができる。アリールの具体例
としては、フェニル、トリル、p−クロロフェニルおよ
びp−メトキシフェニルが挙げられる。アルキルの具体
例としては、メチル、デチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、ヘキシル、シクロヘキシル、デシル、ドデ
シルなどが挙げられ、そして置換アルキル基(好ましく
は、炭素原子1〜6個を含む置換低級アルキル)、例え
ばヒドロキシアルキル基(例、β−ヒドロキシエチル、
ω−ヒドロキシブチルなど)、アルコキシアルキル基
(例、β−メトキシエチル、ω−ブトキシブチルなど)
カルボキシアルキル基(例、β−カルボキシエチル、ω
−カルボキシブチルなど)が挙げられ;スルホアルキル
基(例、β−スルホエチル、ω−スルホブチルなど)、
スルファトアルキル基(例、β−スルファトエチル、ω
−スルファトブチルなど)、アシルオキシアルキル基
(例、β−アセトキシエチル、γ−アセトキシプロピ
ル、ω−ブチリロキシブチルなど)、アルコキシカルボ
ニルアルキル基(例、β−メトキシカルボニルエチル、
ω−エトキシカルボニルブチルなど)、あるいはアラル
キル基(例、ベンジル、フェネチルなど)またはいずれ
かのアリール基(例、フェニル、トリル、ナフチル、メ
トキシフェニル、クロロフェニルなど)が挙げられる。
アルキルおよびアリール基は、前記例示の置換基1種以
上によって置換されていてもよい。
R3,R4,R5およびR6は、それぞれ独立して水素、置換も
しくは未置換のアルキル、置換もしくは未置換のアリー
ル、好ましくは水素またはメチルである。R3およびR4
して有用なアリール基の具体例としては、フェニル、ト
リル、メトキシフェニルおよびクロロフェニルなどが挙
げられる。R3〜R6として有用な未置換のアルキル基の具
体例として、R1およびR2について上述した未置換のアル
キル基が挙げられる。アルキル基に対する置換基の具体
例としては、当該技術分野に既知の、例えばアルコキシ
およびハロゲンが挙げられる。
Xは、当該色素分子の電荷の均衡に必要な対イオンを
表す。この対イオンは、この分子とのイオン錯体である
か、あるいは分子内塩を形成するためのそれ自体色素分
子の一部であってもよい。このような対イオンは当該技
術分野で周知である。例えば、Xは陰イオンである場合
(例えば、R1およびR2が未置換のアルキルである場
合)、Xの具体例としてはクロライド、ブロマイド、ヨ
ージド、p−トルエンスルホネート、メタンスルホネー
ト、メチルスルフェート、エチルスルフェートおよびペ
ルクロレートなどが挙げられる。Xが陽イオンである場
合(例えば、R1およびR2がともにスルホアルキルまたは
カルボキシアルキルである場合)、Xの具体例としては
ナトリウム、カリウムおよびトリエチルアンモニウムな
どが挙げられる。
式(I)従う色素の具体例としては下記のものが挙げ
られる。
PTS=p−トルエンスルホネート Sp =3−スルホプロピル Me =メチル Et =エチル SMe=チオメチル トリカルボシアニン色素類およびこれらの合成方法
は、当該技術分野で周知である。既知のトリカルボシア
ニン色素類、例えばHamerの、シアニン色素類および関
連化合物類(Cyanine Dyes and Related Compounds),J
ohn Wiley & Sons,1964に示される化合物に対する合成
法が式(I)の色素に同様に適用される。また、式
(I)の色素の合成は、米国特許第3,582,344号明細書
およびA.I.TolmachevらのDokl.Akad.Nauk.SSSR,177,869
〜872ページ(1967)にも記載されている。
この発明によれば、式(I)の増感色素が、式(I)
の色素の極大感度波長より5〜100nm短い波長に極大感
度を有する第二増感色素との組み合わせで使用される。
この第二増感色素は、本質的にいずれか既知の増感色素
であることができる。特に好ましい第二増感色素として
は次式で示すものが挙げられる。
上式中、L1,L2,L3,L4およびL5は、それぞれ独立して
置換もしくは未置換のメシン基を表し、 Z3およびZ4は、Z1およびZ2について前記定義したとお
りであり、 R7およびR8は、R1およびR2について前記定義したとお
りであり、 Xは、前述のような対イオンであり、 pおよびqは、それぞれ独立して0または1を表し、
そして nは1もしくは2を表すかあるいはpおよびqの少な
くとも1つが1である場合には0を表してもよい。
L1〜L5は未置換、すなわち、−CH=であるか、あるい
はアルキル、アリール、複素環式基およびハロゲンなど
の既知の置換基によって置換されていてもよい。これら
の置換基は、架橋環の状態、例えば、L2,L3とn=2の
場合の隣接L4メチン基を含む6員の炭素環式環または
L2,L3とn=2の場合の隣接する3個のメチン基を含む1
0員の炭素環式環であってもよい。L基としては、例え
ばロダニン環を初めとするシアニン型の複素環をメチン
鎖が連結している場合の複素環の窒素原子のようにメチ
ン基と等価な基も有用である。
式(II)に従う色素の具体例を次に列挙する。
Ph =フェニル SBu=4−スルホブチル 好ましい態様では式(II)に従う第二増環色素は、式
(I)に従う色素と同じ部類(例えば、上記の色素II−
3)であり、従って下記式で示されるものから選ばれ
る。
上式中、 Z3,Z4,R7およびR8は式(II)について上記に定義した
とおりであり、そして R9,R10,R11およびR12は、それぞれ独立して水素、置
換もしくは未置換のアルキル、置換もしくは未置換のア
リールを表す。式(III)に従う色素の具体例として
は、式(I)について上記に列挙したものが挙げられ
る。無論、この発明に従って使用される色素の組み合わ
せが式(I)の色素と式(III)の色素である場合に
は、2つの色素のZ複素環と置換基を、式(I)色素の
極大感度が式(III)の色素の極大感度よりも5〜100nm
長くなるように選ばねばならない。
式(I),(II)および(III)の色素は、写真ハロ
ゲン化銀乳剤を増感する目的で使用される。これらのハ
ロゲン化銀乳剤は、既知のハロゲン化銀、例えばResear
ch Disclosure,Item 17643,1978年、12月〔以後、Resea
rch Disclosure Iと称する〕第1節に記載されるような
臭化銀、塩化銀、臭ヨウ化銀など、またはそれらの混合
物いずれかの粒子を含むことができる。ハロゲン化銀粒
子は既知のいずれかの型、例えば、Research Disclosur
e I、第1節またはResearch Disclosure,Item 22534,19
83年1月に記載されるような球状、立方晶状または平板
状粒子であってもよい。上記に記載した色素の組み合わ
されたものは、硬調乳剤、例えばグラフィックアーツ工
場で使用されるものを増感するのに特に有用であろう。
このようなグラフィックアーツ写真要素は、しばしば赤
外レーザーダイオードを用いて露光される。従って、好
ましい態様では、この発明の実施に際して有用なハロゲ
ン化銀乳剤は、少なくとも4の、より好ましくは少なく
とも6のコントラスト(ガンマ)を有する。
ハロゲン化銀乳剤は、一般に写真要素の層として乳剤
を塗布するための親水性ベヒクルを含む。有用なベヒク
ルとしては、タンパク質のような天然材料、タンパク質
誘導体、セルロース誘導体(例えば、セルロースエステ
ル類)、ゼラチン(例えば、ウシ骨もしくは獣皮ゼラチ
ンのようなアルカリ処理ゼラチンまたはブタ皮ゼラチン
のような酸処理ゼラチン)、ゼラチン誘導体(例えば、
アセチルゼラチン、フタール化ゼラチンなど)およびRe
search Disclosure Iに記載される他のもののいずれか
が挙げられる。ベヒクルまたはベヒクルエクステンダー
としても有用なものとして親水性水浸透性コロイドが挙
げられる。これらには、Research Disclosure Iに記載
されるようなポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニル
ラクタム)類、アクリルアミドポリマー類、ポリビニル
アセタール類、アルキルアクリレートポリマー、アルキ
ルメタクリレートポリマー、スルホアルキルアクリレー
トポリマー、スルホアルキルメタクリレートポリマー、
加水分解されたポリビニルアセテート類、ポリアミド
類、ポリビニルピロリドンおよびメタクリルアミドコポ
リマー類などの合成ポリマーペプタイザー、キャリアお
よび/またはバインダーが含まれる。乳剤中にベヒクル
は写真乳剤中で有用でありうるいずれかの既知量で存在
することができる。
好ましい態様では、上記色素の組み合わされたものに
よって増感されたハロゲン化銀乳剤は、ビスアジン化合
物も含む。この発明で有用なビスアジン類は、当該技術
分野で周知である(一般に、赤感性ハロゲン化銀乳剤ま
たは赤外感光性ハロゲン化銀乳剤に対する増色増感
剤)。
ビスアジン化合物類の具体例としては次のものが挙げ
られる。
ビスアジン化合物の最適量は、写真要素の性能基準、
使用される処理条件、乳剤のタイプおよび特定の増感色
素のような要因により変動するであろう。ビスアジンは
化学増感中に乳剤溶融液またはハロゲン化銀乳剤調製品
の別の層に加えることができる。ビスアジン化合物の有
用な量は、好ましくは色素1モル当たり0.1〜100モルで
あるが、上記のような要因に応じてより少ない量が有用
であるかも知れない。相違するビスアジン類の混合物も
使用することができる。
この乳剤は、写真乳剤で有用であることが知られてい
るいずれかの添加剤を含んでもよい。これらとしては、
化学増感剤、例えば活性ゼラチン、イオウ、セレ、テル
ル、金、白金、パラジウム、イリジウム、オスミウム、
レニウム、リンまたはこれらの組み合わされたものが挙
げられる。他の添加剤ならびに乳剤および他の写真層に
それらを含める方法は、当該技術分野で周知であり、そ
してResearch Disclosure Iおよびそこで引用される文
献に記載されている。
この発明の写真要素は、黒白またはカラーであること
ができる。この発明の写真要素、ヒトの目に見えない赤
外線に感光するので、カラー要素は組み合わさって1種
以上の色素を生成するカプラーを担持する1以上の赤外
感光性を有する偽カラー増感要素であろう。組み合わさ
れるカラー色素生成カプラー類や種々の添加剤は当該技
術分野で周知であり、例えば、Research Disclosure
I、第VII節およびそこで引用される文献類に記載されて
いる。
この発明の要素は、実質的にいずれか既知の光源、例
えば赤外発光ランプ、赤色発光ランプ、発光ダイオード
(LED)または固体レーザーダイオードによって露光す
ることができる。通常使用される固体レーザーダイオー
ドの多くは、約760nm(非常に一般的な発光波長は780nm
にある)より長波長で発光し、そして式(I)の色素類
は約840nm未満に極大感度を有することができる。従っ
て、この発明の態様の一つでは、式(I)の増感色素が
760nmと840nmとの間に極大感度を有する。また、760nm
より短い波長を発光するレーザーやLEDも存在するの
で、式(I)の色素類は約700nm程の短波長に極大感度
を有することもできる。従って、この発明の他の態様で
は、式(I)の増感色素類が700nmと760nmとの間に極大
感度を有する。
この発明の要素は露光後、Research Disclosure I
記載されるようないずれか既知の処理方法と化学薬品に
よって処理することができる。
〔実施例〕
この発明を、以下の例によってさらに詳細に説明す
る。
例 1 写真評価は透明支持体に塗布した下記写真要素で行っ
た。画像形成層に硬調イオウと金で増感した、68%の塩
化物および32%の臭化物を含有する0.34μmの立方晶状
ハロゲン化銀乳剤を含ませ、次いでロジウムでドープし
た。この乳剤を、Ag 1モル当たり500mgの強色増感剤T
−2、Ag 1モル当たり3.4gの2,5−ジイソオクチルハイ
ドロキノンおよび置換されたテトラアザインデカブリ防
止剤と共にナイフ塗布した。表IVに示したレベルで色素
をこの乳剤に加えた。この乳剤を、43.1mg/dm2のゼラチ
ンと共に21.5mgAg/dm2で塗布した。この画像形成層をゼ
ラチン8.6mg/dm2とゼラチン硬化剤を含有する層でオー
バーコートした。
広い帯域の感度を測定するために、コダックラッテン
(Kodak Wratten−商標−)No.89Bおよび0から4まで
の濃度単位の濃度範囲を有する連続濃度ウェッジを通し
て濾過した、感光計からの10-4秒キセノンフラッシュに
前記塗膜を露光した。処理は、20℃の温度でハイドロキ
ノン/エロン(Elon−商標−)現像剤で6分間行った。
感度はカブリより1.0上の濃度単位で測定した。
分光感度分布を決定するために、塗膜を400〜850nmの
波長範囲をカバーするウェッジ分光写真装置上で2秒露
光した。この装置は、タングステン光源と0.3濃度段階
で0から3濃度単位まで濃度が分布する段階タブレット
を含めた。前記現像剤で20℃にて6分間処理した後、カ
ブリより0.3上の濃度において10nm波長間隔で感度を読
んだ。波長による分光放射照度の装置の変差に対する補
正は、コンピューターにより行い、極大分光感度の波長
(λmax)は、波長に対するlog相対分光感度のプロット
の結果から読み取った。分光感度分布幅は、λmaxにお
ける感度に比し分光感度が0.1logまで低下したλmaxよ
り上の波長と下の波長の2つを測定することによって算
出した。表IVに示すような分光幅は、これらの2つの波
長間の差である。
表IVのデータは、式(I)の色素類がこの発明の短波
長色素と組み合わさった場合、広い帯域の赤外露光に対
して広範な分光感度分布と感度を示し、そしてそれらが
いずれかの色素単独の感度よりも高いことを示す。逆
に、短波長色素と組み合わされた比較色素は広範な分光
感度分布を示すが、広い帯域の赤外露光に対する感度は
いずれかの色素単独の最高の値と同等であるかまたはよ
り低い。
例 2 この発明による色素の組み合わされたものおよび比較
の単一色素を、広い分光感度を有する色素C−2とそれ
ぞれ共に例1で記載したフォーマットに従い塗布し、そ
して安全光感度およびインキュベーションによるカブリ
の成長について試験した。その成長については、1週間
49℃で50%相対湿度にて塗膜を保持し、同じ期間−18℃
に貯蔵した同一の塗膜のカブリに対する保持塗膜のカブ
リとの比較によって測定した。処理は例1に記載したの
と同じであった。安全光感度は、2つの15ワットの緑色
蛍光管からなり、500〜600nmの波長の光だけが安全光か
ら利用できるようにさらに濾過された緑色安全光に塗膜
を2分間露光することによって測定した。露光は、0.15
濃度段階で0から3濃度単位まで濃度が上昇する段階ウ
ェッジを通して行った。処理後、安全光感度はカブリよ
り0.3濃度単位大きいところで測定した。インキュベー
ションおよび安全光試験の結果を表Vにまとめる。
表Vに表されるデータは、長波長色素として式(I)
の色素類を含有する色素類の組み合わされたものが単一
の広範囲感光性色素類を陵駕する利点をも示すことが明
らかである。これらの利点としては、インキュベーショ
ンに対する低いカブリ成長、安全光カブリに対する改良
された保護、および目的の波長範囲にわたり比較的平坦
な分光感度を提供するような分光感度エンベロープの操
作に対する改良された性能が挙げられる。
例 3 例1に記載したのと同様の写真要素をまた、色素の組
み合わされたものの試験用として調製した。この要素
は、70%塩化物と30%臭化物を含有する硬調イオウを加
えた金で増感した0.28μmの立方晶状ハロゲン化銀乳剤
を含んでおり、そしてロジウムでドープした。この乳剤
を、Ag 1モル当たり500mgの強色増感剤T−2、Ag 1モ
ル当たり50mgのアスコルビン酸、置換されたテトラアザ
インデンカブリ防止剤および置換されたフェニルメルカ
プトテトラゾールカブリ防止剤と共にナイフ塗布した。
表IIIで示したレベルでこの乳剤に色素I−10と色素II
−2を加えた。使用した下塗り層とオーバーコート層は
例1に記載したものと同じであった。
広帯域赤外感度は、1.0の中性濃度(ND)フィルター
であるコダックラッテン(Kodak Wratten−商標−)フ
ィルターNo.89Bと0.15濃度段階で0から3濃度単位まで
上昇する段階ウェッジを通して濾過された、感光計由来
の10-3秒キセノンフラッシュに塗膜を露光することによ
って測定した。例1に記載したように6分間処理した
後、カブリより1.0上の濃度で感度を測定した。これら
の塗膜に対するλmaxと分光幅は、例1に記載した方法
を用いて測定した。結果を第VI表に示す。
表VIで示されるデータは、表示された濃度の長波長色
素I−10と表示された濃度の短波長色素II−2の組み合
わされたものが、同じ濃度のいずれかの色素単独物より
さらに広範な分光幅と高い帯域感度を有する分光増感を
提供することを示す。
〔発明の効果〕 この発明は増感色素の組み合わされたものの使用は、
良好な写真感度、良好な保存安定性を維持したままスペ
クトルの赤外領域で広範な感光度を提供し、このような
組み合わされたものを用いる要素は過度に不要な露光を
伴うことなく安全光下で取り扱うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード リー パートン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,カグデル サークル 708 (72)発明者 デビッド ビューモンド イギリス国,エイチピー6 4イージェ イ,バッキンガムシャー,チャルフォン セイント ジャイルズ,ボトレールズ レーン 61 (72)発明者 ニコラス アレン パイトリング イギリス国,ミドルセックス,ルイスリ ップ マナー,ファイリー ウェイ 8 (56)参考文献 特開 昭63−115160(JP,A) 米国特許3582344(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)次式 (上式中、 Z1およびZ2は、それぞれ独立して置換もしくは未置換の
    5もしくは6員複素環式核を完成するのに必要な原子を
    表し、 R1およびR2は、それぞれ独立して置換もしくは未置換の
    アルキルまたは置換もしくは未置換のアリールを表し、 R3,R4,R5およびR6は、それぞれ独立して水素、置換もし
    くは未置換のアルキルまたは置換もしくは未置換のアリ
    ールを表し、そして Xは、当該分子の電荷を均衡させるのに必要な対イオン
    を表す)で示される第一増感色素、ならびに (b)第一増感色素の極大感度の波長より5〜100nm短
    い波長に極大感度を有する第二増感色素、によって分光
    増感されたハロゲン化銀乳剤層を含む写真要素。
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