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JP2955840B2 - 観賞魚用汚物除去装置 - Google Patents
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JP2955840B2 - 観賞魚用汚物除去装置 - Google Patents

観賞魚用汚物除去装置

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JP2955840B2
JP2955840B2 JP7814496A JP7814496A JP2955840B2 JP 2955840 B2 JP2955840 B2 JP 2955840B2 JP 7814496 A JP7814496 A JP 7814496A JP 7814496 A JP7814496 A JP 7814496A JP 2955840 B2 JP2955840 B2 JP 2955840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱帯魚などを飼
育する水槽内の飼育水を循環させて効率的に蛋白質、排
泄物、老廃物などの汚物を除去する観賞魚用汚物除去装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】観賞魚の排泄物をはじめとする蛋白質
は、観賞魚用濾過装置のフィルタを通ることでアンモニ
アやアンモニウムイオンに分解される。そして、鑑賞魚
に有害なアンモニアは、オゾンによって比較的無害な硝
酸塩に酸化される。また、フィルタ内の硝化バクテリア
により、アンモニア、アンモニウムイオンは、亜硝酸、
硝酸塩に分解される。
【0003】なお、亜硝酸はオゾンによって硝酸塩に酸
化されるが、亜硝酸は微量であっても観賞魚に有害であ
るので、蛋白質がアンモニアに分解され、アンモニアが
亜硝酸に分解される前に蛋白質などの汚物を除去するの
が望ましい。そこで、蛋白質を含む汚物を除去する鑑賞
魚用汚物除去装置として、水槽内に設置して飼育水を処
理する内部式のものと、水槽の外部に設置して飼育水を
引き込んで処理する外部式のものとが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
観賞魚用汚物除去装置はもともと浄化設備などで使用し
ていたものを単に観賞魚用に簡略、小型化したものであ
るため、水槽の上端に鑑賞魚用上部濾過装置、蓋、照明
装置などが配設される場合、内部式の観賞魚用汚物除去
装置は水槽に取り付けることができず、また、内部式の
観賞魚用汚物除去装置を水槽に取り付けることができた
としても、どこかに隙間ができ、塩だれや汚れが溜まり
易く、景観を損ねる恐れがある。
【0005】また、外部式の観賞魚用汚物除去装置を水
槽の周囲に設置する場合、飼育水を引き込むパイプを水
槽内へ入れればよいが、飼育水を引き込むための外部フ
ィルタが必要になるとともに、外部フィルタおよび鑑賞
魚用汚物除去装置を水槽の周囲に配置しなければならな
いので、景観を損ねるとともに、配置場所のスペース効
率が悪いなどの不都合があった。
【0006】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、景観を損ねることなく、ス
ペース効率よく配設することのできる観賞魚用汚物除去
装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる観賞魚
用汚物除去装置は、水槽内の飼育水を揚水する水中ポン
プと、この水中ポンプの吐出口に接続される給水口が設
けられ、上部に排出口が設けられるとともに、側壁上部
に開口が形成された中空状の容器と、給水口に一端が接
続され、他端が開口から突出するとともに、開口部分に
他端側が水密に取り付けられ、給水口から開口へ至る途
中の容器内に位置する部分に流出口および流入口が設け
られた給水管と、容器内の下部と流入口とを連結する排
水管と、容器内の下部に配設され、気泡を発生させる曝
気部品と、容器の上に配設され、気泡とともに排出口か
ら溢れる汚物を収容する収容部とからなるものである。
そして、容器を、下側の曝気部品を収容する曝気部品収
容部と、この曝気部品収容部が着脱可能な上側の筒体と
で構成したり、容器を、水槽の上部に設置される観賞魚
用上部濾過装置の揚水ポンプを設置する場所に設置でき
るようにするのが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図に
基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態である
観賞魚用汚物除去装置を配設した水槽の斜視図、図2は
図1に示した水槽および観賞魚用汚物除去装置の一部を
破断した部分正面図、図3は給水管の一部を示す部分斜
視図、図4は気泡に汚物が付着する説明図である。
【0009】これらの図において、1は水槽、2は水槽
1に収容された飼育水、3は水槽1の底に配設された底
面フィルタ、4は底面フィルタ3の上に敷かれた濾過材
としての小石、5は水中ポンプを示し、この水中ポンプ
5の吸引口5iは底面フィルタ3の排水口3oに接続さ
れている。6は樹脂製の連結パイプを示し、一端が水中
ポンプ5の吐出口5oに接続されている。
【0010】7は樹脂製の容器を示し、上方が開口した
コップ形状に成形され、後述するエアストーン16を収
容し、エアストーン16からの気泡Bを上側へ排出する
曝気部品収容部としてのエアストーンホルダ部8と、こ
のエアストーンホルダ部8が着脱可能な筒体9とで構成
されている。そして、筒体9は、エアストーンホルダ部
8の上側に接続され、後述する観賞魚用上部濾過装置2
0の揚水ポンプを設置する場所に設置するための段部1
0sを有した筒部10と、この筒部10の上側に、水密
に接続される筒状のジョイント部11とで構成されてい
る。
【0011】上記したエアストーンホルダ部8には、連
結パイプ6の他端が接続される給水口8iが底の中央部
に、上下方向に貫通させて設けられている。また、ジョ
イント部11は、上部の開口が排出口11oとされ、側
壁に開口11hが設けられている。
【0012】12は樹脂製のL字状をした給水管を示
し、一端がエアストーンホルダ部8の給水口8iに接続
される接続パイプ13と、この接続パイプ13の他端に
一端が接続され、他端がジョイント部11の開口11h
から突出するとともに、開口11h部分に他端側が水密
に取り付けられる排水パイプ14とで構成されている。
上記した排水パイプ14の接続パイプ13との接続部分
の近傍に、飼育水2を容器8内へ供給する流出口14o
と、容器8内の飼育水2が流入する流入口14iとが設
けられている。
【0013】15は樹脂製の排水管を示し、容器8内の
下部、すなわちこの実施形態ではエアストーンホルダ部
8と、排水パイプ14の流入口14iとを接続するもの
である。16はエアストーンホルダ部8に収容される曝
気部品としてのエアストーンを示し、図示を省略したエ
アポンプからエアホース17を介して供給されるエアで
容器8内の飼育水2の中を上昇する気泡Bを、発生させ
るものである。
【0014】18はジョイント部11の上に配設される
収容部としてのフォームカップを示し、樹脂で成形さ
れ、気泡Bとともに排出口11oから溢れる汚物Dを収
容するものであり、ジョイント部11に対して着脱可能
とされ、気泡Bとともに汚物Dが流入する流入口18i
が設けられている。19はフォームカップ18の解放し
た上部を閉塞する蓋、20は水槽1の上部に配設された
鑑賞魚用上部濾過装置を示し、この鑑賞魚用上部濾過装
置20は、給水管12から供給される飼育水2に物理濾
過および生物濾過を施し、濾過した飼育水2を水槽1に
還流させるものであり、揚水ポンプを設置する場所に筒
部10の段部10sを位置させた状態で容器7が設置さ
れる。
【0015】Aは死水域を示し、容器7内を下降する飼
育水2の水流Sと、容器7内を上昇する気泡Bとがぶつ
かり合う気泡Bの下側に発生し、飼育水2が巻き込まれ
て気泡Bに飼育水2中の汚物Dが付着する部分である。
【0016】次に、動作について説明する。図示を省略
した配線を介して電力を、水中ポンプ5に供給し、水中
ポンプ5を回転させると、小石4、底面フィルタ3を通
過した大半の飼育水2は、連結パイプ6、接続パイプ1
3、排水パイプ14を経由して鑑賞業用上部濾過装置2
0に供給され、物理濾過および生物濾過を施された後、
水槽1に還流する。しかし、接続パイプ13からの一部
の飼育水2は、排水パイプ14の流出口14oから容器
7内へ入り、容器7内を上側から下側へと流れ、容器7
内に溜まる。
【0017】そして、飼育水2が容器7内の排水パイプ
14の上端近くまで溜まると、流出口14oから容器7
内へ飼育水2が順次流れ込むことにより、容器7内の下
部の飼育水2は、自動的に排水管15を介して流入口1
4iから排水パイプ14内へ戻り、鑑賞業用上部濾過装
置20へと流れ、物理濾過および生物濾過を施された
後、水槽1に還流する。また、容器7内を飼育水2が順
次上側から下側へ下降するとき、図示を省略したエアポ
ンプからエアホース17を介してエアストーン16に、
エアが供給されているので、エアストーン16から放出
される細かい気泡Bは、飼育水2の水流Sに逆らって上
昇する。
【0018】このように気泡Bが容器7内を下降する飼
育水2の水流Sに逆らって上昇すると、図4に示すよう
に、上昇する気泡Bの下側に飼育水2を巻き込む死水域
Aが発生するので、この死水域Aで飼育水2中の蛋白
質、老廃物などの汚物Dが気泡Bに付着する。そして、
上昇する気泡Bに順次汚物Dが付着するので、気泡Bが
フォームカップ18の下側まで上昇するころには汚物D
が濃縮され、後続の気泡Bに順次押されて上昇する過程
でゆっくりと乾いて大きな気泡Bとなり、排出口11
o、流入口18iからフォームカップ18内へ流れ落ち
る。
【0019】このようにして汚物Dが除去され、十分に
曝気された飼育水2は排水パイプ14へ戻って曝気され
ていない飼育水2と混合され、鑑賞業用上部濾過装置2
0へと流れて物理濾過および生物濾過を施されるが、十
分に曝気された飼育水2は、溶存酸素量が多くなってい
るので、生物濾過における硝化作用を促進させ、硝化作
用を効率よく行わせることができるとともに、飼育して
いる鑑賞魚にとってもよい環境をもたらすことになる。
【0020】次に、メインテナンスなどについて説明す
る。まず、フォームカップ18内に汚物Dが溜まった
ら、フォームカップ18をジョイント部11から取り外
して汚物Dを捨てた後、フォームカップ18をジョイン
ト部11に取り付ければよい。また、エアストーン16
の交換および掃除、容器7の掃除は、エアストーンホル
ダ部8、筒部10、ジョイント部11が着脱自在となっ
ているので、各部を分解することにより、エアストーン
16の交換および掃除、容器7の掃除を容易に行うこと
ができる。
【0021】上述したように、この発明の一実施形態に
よれば、水中ポンプ5で強制的に飼育水2を循環させて
容器7内に下降する水流Sを発生させ、気泡Bを水流S
に逆らうように上昇させているので、汚物Dを効率よく
除去できるとともに、飼育水2を十分に曝気することが
できる。そして、飼育水2が十分に曝気されることによ
り、飼育水2中の溶存酸素量が多くなるので、生物濾過
における硝化作用を促進させ、硝化作用を効率よく行わ
せることができるとともに、飼育している鑑賞魚にとっ
てもよい環境をもたらすことになる。
【0022】さらに、エアストーンホルダ部8と筒体9
とで容器7を構成し、エアストーンホルダ部8と筒体9
とを着脱可能としたので、容器7をエアストーンホルダ
部8と筒体9とに分解することにより、エアストーン1
6の交換および掃除、容器7の掃除を容易に行うことが
できる。
【0023】また、容器7を、水槽1の上部に設置され
る観賞魚用上部濾過装置20の揚水ポンプを設置する場
所に設置できるようにしたので、景観を損ねることな
く、スペース効率よく配設することができるとともに、
既存の揚水ポンプに代えて設置することができる。
【0024】なお、上記した実施形態では、底面フィル
タ3を介した飼育水2を容器7に供給したが、フィルタ
などを介さずに水槽1内の直接飼育水2を容器7に供給
する構成であってもよい。また、曝気部品をエアストー
ン16とし、エアポンプからエアホース17を介してエ
アストーン16に供給したが、曝気部品は気泡Bを発生
できる他のものであってもよく、エアデフューザのよう
に水流を使った強制的な爆気装置であってもよい。
【0025】そして、容器7のエアストーンホルダ部8
と筒体9との接続部分は、水密に接続して飼育水2の上
側へ露出させてもよいが、飼育水2に浸すことにより、
水漏れ、塩だれを防ぐとともに、シールを不要にするの
が望ましい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、水中
ポンプで強制的に飼育水を循環させて容器内に下降する
水流を発生させ、気泡を水流に逆らうように上昇させて
いるので、汚物を効率よく除去できるとともに、飼育水
を十分に曝気することができる。そして、飼育水が十分
に曝気されることにより、飼育水中の溶存酸素量が多く
なるので、生物濾過における硝化作用を促進し、硝化作
用を効率よく行わせることができるとともに、飼育して
いる鑑賞魚にとってもよい環境をもたらすことになる。
【0027】さらに、曝気部品収容部と筒体とで容器を
構成し、曝気部品収容部と筒体とを着脱可能としたの
で、容器を曝気部品収容部と筒体とに分解することによ
り、曝気部品の交換および掃除、容器の掃除を容易に行
うことができる。
【0028】また、容器を、水槽の上部に設置される観
賞魚用上部濾過装置の揚水ポンプを設置する場所に設置
できるようにしたので、景観を損ねることなく、スペー
ス効率よく配設することができるとともに、既存の揚水
ポンプに代えて設置するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である観賞魚用汚物除去
装置を配設した水槽の斜視図である。
【図2】図1に示した水槽および観賞魚用汚物除去装置
の一部を破断した部分正面図である。
【図3】給水管の一部を示す部分斜視図である。
【図4】気泡に汚物が付着する説明図である。
【符号の説明】
1 水槽 2 飼育水 3 底面フィルタ 3o 排水口 4 小石 5 水中ポンプ 5i 吸引口 5o 吐出口 6 連結パイプ 7 容器 8 エアストーンホルダ部 8i 給水口 9 筒体 10 筒部 10s 段部 11 ジョイント部 11o 排出口 11h 開口 12 給水管 13 接続パイプ 14 排水パイプ 14o 流出口 14i 流入口 15 排水管 16 エアストーン 17 エアホース 18 フォームカップ 18i 流入口 19 蓋 20 鑑賞魚用上部濾過装置 A 死水域 B 気泡 D 汚物 S 水流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01K 63/04 B01D 35/02 C02F 1/24

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内の飼育水を揚水する水中ポンプ
    と、 この水中ポンプの吐出口に接続される給水口が設けら
    れ、上部に排出口が設けられるとともに、側壁上部に開
    口が形成された中空状の容器と、 前記給水口に一端が接続され、他端が前記開口から突出
    するとともに、前記開口部分に他端側が水密に取り付け
    られ、前記給水口から前記開口へ至る途中の前記容器内
    に位置する部分に流出口および流入口が設けられた給水
    管と、 前記容器内の下部と前記流入口とを連結する排水管と、 前記容器内の下部に配設され、気泡を発生させる曝気部
    品と、 前記容器の上に配設され、前記気泡とともに前記排出口
    から溢れる汚物を収容する収容部と、 からなる観賞魚用汚物除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の観賞魚用汚物除去装置
    において、 前記容器は、下側の前記曝気部品を収容する曝気部品収
    容部と、この曝気部品収容部が着脱可能な上側の筒体と
    で構成されている、 ことを特徴とする観賞魚用汚物除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の観賞魚
    用汚物除去装置において、 前記容器は、前記水槽の上部に設置される観賞魚用上部
    濾過装置の揚水ポンプを設置する場所に設置できる、 ことを特徴とする観賞魚用汚物除去装置。
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