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JP2959433B2 - 防水コネクタ - Google Patents
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JP2959433B2 - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2959433B2
JP2959433B2 JP11114695A JP11114695A JP2959433B2 JP 2959433 B2 JP2959433 B2 JP 2959433B2 JP 11114695 A JP11114695 A JP 11114695A JP 11114695 A JP11114695 A JP 11114695A JP 2959433 B2 JP2959433 B2 JP 2959433B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに嵌合されるハウ
ジング間の防水をゴムリングによって行う防水コネクタ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】防水コネクタとしては、図7に示すよう
に、雄端子金具51が装着された雄ハウジング52と、
雌端子金具53が装着された雌ハウジング54と、この
雌ハウジング54の周面に装着されたリング状のゴムリ
ング55とを備えて構成されたものがある。この防水コ
ネクタにおいては、両ハウジング52,54を接近させ
ると端子金具51,53同士が嵌合すると共に雄ハウジ
ング52のフード部56がゴムリング55に外周側から
密着してこれを弾性的に圧縮する。この圧縮されたゴム
リング55の弾性復元力により両ハウジング52,54
の間が防水されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、コネクタで
は、成形や組付けの公差を吸収するためにその公差の範
囲内でハウジング52,54同士及び端子金具51,5
3同士が嵌合方向と直交する面方向において相対的に変
位することが可能となっている。ところが、端子金具5
1,53同士が一旦嵌合してしまうと雌端子金具53の
弾性接触部57の弾力による摩擦抵抗が生じるため、こ
の後はハウジング52,54同士が両端子金具51,5
3の接触面に沿う方向へ相対変位することができなくな
る。
【0004】そのため、上記方向において両ハウジング
52,54の相対位置がずれたままで端子金具51,5
3同士の嵌合が行われてしまうと、位置がズレたままの
状態でハウジング52,54の嵌合が進んでしまい、そ
の結果、ハウジング52,54の両側面におけるゴムリ
ング55の圧縮量が互いに異なり、圧縮量の少ない部位
ではシール性が低下したり、最悪の場合には図7に示す
ようにゴムリング55の一方の側が全く圧縮されなくな
る、という虞がある。
【0005】尚、端子金具51,53同士の嵌合後には
ゴムリング55の弾性復元力により両ハウジング52,
54に対して位置ズレを矯正する方向の力が作用するの
であるが、このゴムリング55による矯正力は端子金具
51,53間の摩擦抵抗の大きさに比べると遙かに小さ
いため、一旦端子金具51,53同士が嵌合してしまう
とゴムリング55の弾性復元力によってハウジング5
2,54同士の位置ズレを矯正することはできない。か
かる不具合は、嵌合する端子金具同士の数が多い程、顕
著である。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、嵌合方向と交差する方向におけるハウジン
グ間の位置ズレを矯正することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明は、一対のハウジング同
士の嵌合動作に伴い、その両ハウジングに支持された端
子金具同士が嵌合されると共に、一方の前記ハウジング
に周方向に沿って装着したリング状のゴムリングが他方
の前記ハウジングとの間で挟圧されることにより防水を
図るようにした防水コネクタにおいて、前記ゴムリング
には、前記他方のハウジングへの嵌合方向先端位置から
この他方のハウジングの周面に向けて突出し、その突出
高さがシール用のリップ部よりも低く設定された先導嵌
合部が設けられ、前記一対のハウジングの嵌合動作の際
には、前記端子金具同士が嵌合を開始するのに先立って
前記他方のハウジングと前記先導嵌合部との弾性的な嵌
が開始されるようになっているとともに、前記先導嵌
合部には、前記他方のハウジングが当接することで前記
一対のハウジングに対してその嵌合方向と交差する方向
における相対的位置関係を矯正可能な弾力を作用させる
テーパ状の傾斜面が設けられ、さらに、前記ゴムリング
における前記一方のハウジング側の周面には、前記他方
のハウジングが嵌合しない状態では前記一方のハウジン
グの周面と非接触とされ、且つ前記他方のハウジングが
嵌合されると前記一方のハウジングに密着されるシール
部が形成されているところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、端子金具同士の嵌
合が始まる前に他方のハウジングがゴムリングに対して
弾性的な嵌合を開始する。このときに、両ハウジングの
嵌合方向と交差する方向における相対的位置がずれてい
る場合には、ゴムリングの弾力によって両ハウジングの
相対位置関係が矯正される。そして、その後に端子金具
同士の嵌合が開始して両ハウジングが正しい位置関係を
保ちつつ嵌合される。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、端子金具同士
の嵌合が始まる前に他方のハウジングをゴムリングと嵌
合させることにより両ハウジングの位置ズレを矯正する
ようにしたから、嵌合完了状態においてゴムリングの圧
縮量が均一になり、圧縮量の不均一に起因するシール性
の低下を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1乃
至図4を参照して説明する。本実施例の防水コネクタ
は、雄ハウジング10、雌ハウジング20、及び、この
雌ハウジング20に装着される防水用のゴムリング30
とからなる。雄ハウジング10は、内部に設けた複数の
キャビティ(図示せず)に雄端子金具11を収容すると
共に、前方に突出するフード部12内に雄端子金具11
の先端のタブを突出させた構成になる。このフード部1
2の先端と雄端子金具11の先端の前後方向における位
置関係は、後述するように雌ハウジング20の雌端子金
具22とゴムリング30の前後方向の位置関係に対応し
て決められている。尚、後述するように雄雌両ハウジン
グ10,20は前後方向に嵌合されるため、以下の説明
において、前後方向については「嵌合方向」と表現する
ことにする。
【0011】雌ハウジング20は、内部に形成した複数
のキャビティ21内に雌端子金具22を収容してこれら
の雌端子金具22を雄端子金具11と対応するように配
置した構成になる。雌端子金具22は弾性接触片23を
備えており、雄雌両端子金具11,22が嵌合するとき
にはこの弾性接触片23が雄端子金具11のタブに対し
て弾性的に挟圧する状態となり、所定の接触圧をもって
両端子金具11,22が電気的導通可能状態となる。
【0012】かかる雌ハウジング20には、この後端縁
から前方に突出すると共に雌ハウジング20の外周を囲
むガイド筒24が形成されている。このガイド筒24の
内周と雌ハウジング20の外周との間の空間は前方に開
放された受入空間25となっており、この受入空間25
には、両ハウジング10,20の嵌合に伴って雄ハウジ
ング10のフード部12が嵌入されるようになってい
る。受入空間25を構成するガイド筒24は、フード部
12をガイドすることによって雄雌両端子金具11,2
2が正規の位置関係で嵌合できるようにするためのもの
であるが、ガイド筒24の内周形状の寸法はフード部1
2の外周形状の寸法よりも僅かに大きく設定されてい
る。これにより、フード部12が受入空間25内で嵌合
方向と直交する方向に僅かに移動することが可能とな
り、寸法公差に起因する嵌合位置のズレを吸収できるよ
うになっている。
【0013】ゴムリング30は、内周を雌ハウジング2
0の外周面に密着させると共に一方の端面を受入空間2
5の奥端の受け面26に当接させた状態で嵌装されてい
る。尚、ゴムリング30の断面形状はその軸線方向にお
いて対称となっており、どちらの端部を先に向けても雌
ハウジング20に嵌装できるようになっている。尚、ゴ
ムリング30の軸線方向は雄雌両ハウジング10,20
の嵌合方向と一致するため、以下の説明において、軸線
方向についても「嵌合方向」と表現することにする。
【0014】ゴムリング30の内周には、雌ハウジング
20の外周面に対して広い幅で面接触することにより摩
擦抵抗を確保して嵌合方向へのズレ防止を図るための3
つの防滑部31A,31B,31Aと、雌ハウジング2
0の外周面に対して狭い幅で線接触状に押圧することに
より高いシール性を確保するための2つのシール部3
2,32とが、嵌合方向において交互に配置して設けら
れている。
【0015】一方、ゴムリング30の外周には、両ハウ
ジング10,20の嵌合時にはフード部12の内周で押
し潰されるように弾性変形する3つのリップ部33B,
33A,33Aが、夫々、中央に位置する防滑部31B
と2つのシール部32,32とに対応する配置で形成さ
れている。これらのリップ部33A,33B,33Aが
押し潰されると、防滑部31Bとシール部32,32が
雌ハウジング20に強く押圧されるようになる。
【0016】同じくゴムリング30の外周には、その3
つのリップ部33A,33B,33Aよりも端部側に位
置する2つの先導嵌合部34,34が形成されている。
この先導嵌合部34は、リップ部33A,33B,33
Aよりも高さが低くなっているが、雄ハウジング10の
フード部12が嵌合した状態では押し潰されるように弾
性変形することが可能となっている。
【0017】更に、ゴムリング30の嵌合方向における
長さ寸法と配置については、次のように設定されてい
る。即ち、雄雌両ハウジング10,20を嵌合する際
に、フード部12の先端が手前側(フード部12に近い
側)の先導嵌合部34のみに対する嵌合を開始する時点
では、雄端子金具11のタブが雌端子金具22の弾性接
触片23に挟圧される状態には至らず、フード部12の
先端が先導嵌合部34と嵌合した後にタブが弾性接触片
23に挟圧されるようになっている。
【0018】次に、本実施例の作用について説明する。
両ハウジング10,20を嵌合させる際に、両ハウジン
グ10,20間の最初の接触は、雄ハウジング10のフ
ード部12の先端がゴムリング30の先導嵌合部34に
嵌合することによって行われる。フード部12が先導嵌
合部34に嵌合すると、先導嵌合部34がフード部12
の内周で押し潰されることによって弾性変形を生じ、こ
の先導嵌合部34の弾性復元力によりフード部12には
外側へ押圧する力が作用する。
【0019】このとき、図1に示すように、両ハウジン
グ10,20間において嵌合方向と交差する方向へのア
ライメントの狂いが生じていて雄端子金具11の中心P
mと雌端子金具22の中心Pfとがズレを生じている場
合には、その狂いの方向(図における左右方向)の両側
では夫々の先導嵌合部34,34の弾性撓み量が互いに
異なる。これにより、この弾性撓み量に比例する弾性復
元力も両先導嵌合部34,34間で互いに異なることに
なるため、撓み量の大きい側の先導嵌合部34がフード
部12を強く外側へ押圧する。
【0020】この状態においては雄雌両端子金具11,
22は未だ嵌合を開始しておらず、また、前述のように
フード部12は受入空間25内で嵌合方向と交差する方
向への移動可能であることから、フード部12は、先導
嵌合部34の弾性復元力によってズレを矯正する方向へ
雌ハウジング20に対して相対的に変位する。この結
果、両ハウジング10,20間のアライメントの狂いが
矯正され、雄雌両端子金具11,22は中心Pf,Pm
を一致させた状態になる。そして、このアライメントの
狂いが矯正されるのに伴い、上記左右両側の先導嵌合部
34,34の弾性撓み量が互いに同じとなる(図2を参
照)。
【0021】この後、両ハウジング10,20の嵌合が
進むと、雄雌両端子金具11,22は上記のように中心
Pf,Pmを一致させた状態を維持しつつ嵌合し、雄端
子金具11のタブが弾性接触片23の弾力で挟圧される
状態になる。タブが弾性接触片23で挟圧された後は、
両者の間に生じる摩擦抵抗のために両端子金具11,2
2の間で中心Pf,Pmのズレを生じる虞がなくなる。
したがって、両端子金具11,22が中心Pf,Pmを
一致させた状態で嵌合が進む。
【0022】この間、ゴムリング30においては、両ハ
ウジング10,20間のアライメントの狂いの矯正によ
りゴムリング30に対して軸心を一致させたフード部1
2がリップ部33A,33B,33Aに順に嵌合し、こ
れらのリップ部33A,33B,33Aが押し潰される
ように弾性変形する。そして、タブが弾性接触片23で
挟圧された後は、フード部12とゴムリング30との間
でアライメントの狂いが生じる虞がないため、ゴムリン
グ30の弾性撓み量が均等である状態が維持されつつフ
ード部12とゴムリング30の嵌合が進む。
【0023】このようにして嵌合が完了した状態では、
フード部12とゴムリング30との間ではアライメント
に狂いがないため、ゴムリング30の先導嵌合部34及
びリップ部33A,33B,33Aは均等に撓んでお
り、これに伴う防滑部31A,31Bとシール部32に
よる雌ハウジング20の外周面への押圧の仕方が均等に
なる。したがって、ゴムリング30の内周と雌ハウジン
グ20との間のシール及びゴムリング30の外周とフー
ド部12との間のシールが均等に行われ、高い防水機能
が発揮される。
【0024】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0025】(1)上記実施例では、ゴムリング30を
雌ハウジング20の外周面に密着させて装着した場合に
ついて説明したが、本発明は、ゴムリングをガイド筒の
内周面に密着させて装着する場合にも適用できる。
【0026】(2)上記実施例では、ゴムリング30を
雌ハウジング20に装着した場合について説明したが、
本発明は、ゴムリングを雄ハウジングに装着した場合に
も適用することができる。
【0027】(3)上記実施例以外の他の実施例とし
て、図5及び図6に示すゴムリング40を用いることも
できる。このゴムリング40は、フード部12が嵌合さ
れない状態では内周側の2つのシール部42,42が雌
ハウジング20の外周面に対して僅かに隙間を空ける
(図5を参照)と共に、フード部12が嵌合された状態
ではシール部42,42が雌ハウジング20の外周面に
対して弾性変形を生じつつ密着する(図6を参照)よう
になっている。このような構成としたことにより、ゴム
リング40の装着を行う際には、ゴムリング40と雌ハ
ウジング20の外周面との間の摩擦抵抗がシール部42
の接触がない分だけ低減されるため、装着作業を行い易
くなる。また、フード部12との嵌合によりゴムリング
40が弾性変形された状態においては、前記実施例と同
様に、シール部42の雌ハウジング20の外周面に対す
る接触面積が小さくなって接触圧が高められるため、シ
ール性は確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の嵌合前の状態をあらわす断
面図
【図2】雄ハウジングがゴムリングの先導嵌合部に嵌合
した状態をあらわす断面図
【図3】嵌合が完了した状態をあらわす断面図
【図4】ゴムリングの拡大断面図
【図5】他の実施例のゴムリングの拡大断面図
【図6】他の実施例のゴムリングが弾性撓みを生じた状
態の拡大断面図
【図7】従来例の断面図
【符号の説明】
10…雄ハウジング 11…雄端子金具 20…雌ハウジング 22…雌端子金具 30…ゴムリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のハウジング同士の嵌合動作に伴
    い、その両ハウジングに支持された端子金具同士が嵌合
    されると共に、一方の前記ハウジングに周方向に沿って
    装着したリング状のゴムリングが他方の前記ハウジング
    との間で挟圧されることにより防水を図るようにした防
    水コネクタにおいて、前記ゴムリングには、前記他方のハウジングへの嵌合方
    向先端位置からこの他方のハウジングの周面に向けて突
    出し、その突出高さがシール用のリップ部よりも低く設
    定された先導嵌合部が設けられ、 前記一対のハウジングの嵌合動作の際には、前記端子金
    具同士が嵌合を開始するのに先立って前記他方のハウジ
    ングと前記先導嵌合部との弾性的な嵌合が開始されるよ
    うになっているとともに、 前記先導嵌合部には、前記他方のハウジングが当接する
    ことで 前記一対のハウジングに対してその嵌合方向と交
    差する方向における相対的位置関係を矯正可能な弾力を
    作用させるテーパ状の傾斜面が設けられ、 さらに、前記ゴムリングにおける前記一方のハウジング
    側の周面には、前記他方のハウジングが嵌合しない状態
    では前記一方のハウジングの周面と非接触とされ、且つ
    前記他方のハウジングが嵌合されると前記一方のハウジ
    ングに密着されるシール部が形成されている ことを特徴
    とする防水コネクタ。
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