JP2960433B2 - 光ディスクの記録装置および記録方法 - Google Patents
光ディスクの記録装置および記録方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ディスク、特に光磁気ディスクや追記
型の光ディスクに磁界変調方式の記録を行う記録装置お
よび記録方法に関する。
型の光ディスクに磁界変調方式の記録を行う記録装置お
よび記録方法に関する。
[従来の技術] 光ディスクへのデータ記録の仕方には光変調記録と磁
界変調記録とがある。光変調記録は、垂直磁化膜によっ
て形成された光ディスクの記録層に弱い磁界を与えてお
き、データを書込むべき箇所にレーザ光の光スポットを
照射しその箇所の温度をキュリー点の近くまで上げ、こ
れによりレーザ光の照射箇所に磁化の向きの違いという
形で光ディスク上にデータを記録するものである。従来
の光変調記録では、記録すべきデータを表わす信号をそ
のままレーザの駆動回路に与えていた。
界変調記録とがある。光変調記録は、垂直磁化膜によっ
て形成された光ディスクの記録層に弱い磁界を与えてお
き、データを書込むべき箇所にレーザ光の光スポットを
照射しその箇所の温度をキュリー点の近くまで上げ、こ
れによりレーザ光の照射箇所に磁化の向きの違いという
形で光ディスク上にデータを記録するものである。従来
の光変調記録では、記録すべきデータを表わす信号をそ
のままレーザの駆動回路に与えていた。
この種の光変調記録方式にあっては、記録すべきデー
タを表わす信号(以下原信号という)をそのままレーザ
を駆動する回路に与えてデータの記録を行なうと、C/N
が良好なときにはジッタ特性が悪化し、ジッタ特性が良
好となるとC/Nの悪化を招いていた。すなわち、第7図
に示したように、原信号のパワーを小さくし(符号S12A
で示す)、光ディスク面を符号T12Aで示す温度にまで上
昇させ光スポットP12Aを照射して記録すると、ジッタ特
性は良好となるがC/Nが悪化していた。一方または、原
信号のパワーを大きくし(符号S12Bで示す)、光ディス
ク面を符号T12Bで示す温度にまで上昇させ光スポットP
12Bを照射して記録すると、C/Nは良好となるがジッタ特
性が悪化していた。このため、C/Nを上げて記録密度の
向上を図ることができ、かつジッタ特性も良好となる光
ディスク記録装置が望まれていた。
タを表わす信号(以下原信号という)をそのままレーザ
を駆動する回路に与えてデータの記録を行なうと、C/N
が良好なときにはジッタ特性が悪化し、ジッタ特性が良
好となるとC/Nの悪化を招いていた。すなわち、第7図
に示したように、原信号のパワーを小さくし(符号S12A
で示す)、光ディスク面を符号T12Aで示す温度にまで上
昇させ光スポットP12Aを照射して記録すると、ジッタ特
性は良好となるがC/Nが悪化していた。一方または、原
信号のパワーを大きくし(符号S12Bで示す)、光ディス
ク面を符号T12Bで示す温度にまで上昇させ光スポットP
12Bを照射して記録すると、C/Nは良好となるがジッタ特
性が悪化していた。このため、C/Nを上げて記録密度の
向上を図ることができ、かつジッタ特性も良好となる光
ディスク記録装置が望まれていた。
例えば特開昭64−43816号「記録用レーザーパワーの
変調方式」には、レーザーパワーを記録信号の立上り直
前の一定区間と立下り直後の一定区間は通常よりも低下
させ、記録ピットのエッジ部分における温度分布曲線の
傾斜を急峻にし、ピット寸法の規定値からのずれを抑制
する方式を開示されている。しかしながら、この方式は
あくまで光変調方式を前提としたものであり、記録すべ
きデータにより変調されたレーザ駆動信号に基づいて照
射されるレーザ光が信号記録層を熱破壊又は記録層を消
磁することで信号を記録する方式であり、後述する磁界
変調方式のように、記録すべきデータにより変調された
磁界を用いるものではない。すなわち、レーザ照射に同
期して磁界を能動的に切り替えることをしないため、磁
界反転の反転境界部分にN極でもS極でもない零磁界部
分が形成されやすく、この零磁界部分の存在がC/N改善
或いはジッタ特性改善に障壁となり、高密度記録を望む
ことはできないものであった。
変調方式」には、レーザーパワーを記録信号の立上り直
前の一定区間と立下り直後の一定区間は通常よりも低下
させ、記録ピットのエッジ部分における温度分布曲線の
傾斜を急峻にし、ピット寸法の規定値からのずれを抑制
する方式を開示されている。しかしながら、この方式は
あくまで光変調方式を前提としたものであり、記録すべ
きデータにより変調されたレーザ駆動信号に基づいて照
射されるレーザ光が信号記録層を熱破壊又は記録層を消
磁することで信号を記録する方式であり、後述する磁界
変調方式のように、記録すべきデータにより変調された
磁界を用いるものではない。すなわち、レーザ照射に同
期して磁界を能動的に切り替えることをしないため、磁
界反転の反転境界部分にN極でもS極でもない零磁界部
分が形成されやすく、この零磁界部分の存在がC/N改善
或いはジッタ特性改善に障壁となり、高密度記録を望む
ことはできないものであった。
これに対し、磁界変調記録方式は、光ディスクにレー
ザを照射しておき光ディスクの記録面を常に書込み可能
なキュリー点以上の温度に上げ、外部の磁界を変化させ
ることにより磁化を反転させ、データの記録を行なうも
のであるが。従来の方式は、ただ単にレーザの駆動信号
を常に一定に保ち、この状態で光ディスク面の温度をキ
ュリー点以上に保持して記録を行うものであった。
ザを照射しておき光ディスクの記録面を常に書込み可能
なキュリー点以上の温度に上げ、外部の磁界を変化させ
ることにより磁化を反転させ、データの記録を行なうも
のであるが。従来の方式は、ただ単にレーザの駆動信号
を常に一定に保ち、この状態で光ディスク面の温度をキ
ュリー点以上に保持して記録を行うものであった。
[発明が解決しようとする課題] 磁界変調記録による記録過程は、第8図に示される。
記録用光スポットP13は、図中矢印で示したように、マ
ークピットPMが形成されているトラック上を左から右に
移動するものとする。t0で示す時刻に磁界が反転し、ス
ポットP13の中心が時刻t0にあるとすると、熱伝導によ
りスポットP13の後側(図面において左側)の温度が高
くなり、温度分布の等高線に沿って座標x0で示す位置に
磁壁が形成される。次に、符号t1で示す位置のときに磁
界が再反転し、このときの温度分布に沿って座標位置x1
に新たに反転磁界の磁壁が形成される。このようにして
記録された記録ピットの形状は、温度分布の等高線の形
状に沿った矢羽根状となる。
記録用光スポットP13は、図中矢印で示したように、マ
ークピットPMが形成されているトラック上を左から右に
移動するものとする。t0で示す時刻に磁界が反転し、ス
ポットP13の中心が時刻t0にあるとすると、熱伝導によ
りスポットP13の後側(図面において左側)の温度が高
くなり、温度分布の等高線に沿って座標x0で示す位置に
磁壁が形成される。次に、符号t1で示す位置のときに磁
界が再反転し、このときの温度分布に沿って座標位置x1
に新たに反転磁界の磁壁が形成される。このようにして
記録された記録ピットの形状は、温度分布の等高線の形
状に沿った矢羽根状となる。
磁界変調記録により記録された光ディスクの再生時に
は、再生用の光スポットが記録ピットのエッジを通過す
るときに再生信号が立上るため、熱伝導の悪い記録媒体
にあっては、温度分布の等高線が大きな弧を描いて記録
されているために、記録ピットは矢羽根形の尾が長くな
っている分だけ、再生信号の立上りが緩慢になってしま
い、それだけ高密度記録を行なうことが困難となるとい
った課題があった。
は、再生用の光スポットが記録ピットのエッジを通過す
るときに再生信号が立上るため、熱伝導の悪い記録媒体
にあっては、温度分布の等高線が大きな弧を描いて記録
されているために、記録ピットは矢羽根形の尾が長くな
っている分だけ、再生信号の立上りが緩慢になってしま
い、それだけ高密度記録を行なうことが困難となるとい
った課題があった。
また、特開昭63−124202号「バイアス磁界発生装置」
には、光磁気記録方式において、磁気反転が充分となっ
たときに光スポットを照射するようにした磁界変調記録
方式が開示されている。この方式は、磁界の立ち上げ時
には第1電圧原でもって電磁石を駆動し、この電磁石の
励磁コイルの印加電圧を検出して増幅し、増幅された電
圧が基準電圧源の電圧よりも小さくなった時点で電磁石
を第1電圧源よりも低い第2電圧源により駆動するよう
にしたものであり、電磁石の励磁コイル両端の電圧を差
動増幅器を介して検出し、検出電圧が基準電圧よりも小
さくなった時点で電磁石の駆動源を切り替えるため、電
磁石両端の電位差を磁界反転判断の目安としている。し
かしながら、電磁石の励磁コイルに印加される電圧と発
生磁界の間には、動的な伝達遅れが不可避的に存在し、
しかも通電態様が高速で切り替える場合には、スイッチ
ング周期や切り替え直前の通電履歴といった要素が複雑
に絡み合うため、定量的な判断基準に見える電磁石両端
の電位差と磁界反転との因果関係が絶対不変のものでは
なく、却って多くの不安定要因を抱えるものであった。
このため、例えば第1電圧源による起動から一定時間が
経過した時点で第2電圧源に切り替えるという時間準拠
方式と比較したときに、経験値による最適修正の容易さ
或いは繰り返し安定性などの点で劣ることは明らかであ
った。
には、光磁気記録方式において、磁気反転が充分となっ
たときに光スポットを照射するようにした磁界変調記録
方式が開示されている。この方式は、磁界の立ち上げ時
には第1電圧原でもって電磁石を駆動し、この電磁石の
励磁コイルの印加電圧を検出して増幅し、増幅された電
圧が基準電圧源の電圧よりも小さくなった時点で電磁石
を第1電圧源よりも低い第2電圧源により駆動するよう
にしたものであり、電磁石の励磁コイル両端の電圧を差
動増幅器を介して検出し、検出電圧が基準電圧よりも小
さくなった時点で電磁石の駆動源を切り替えるため、電
磁石両端の電位差を磁界反転判断の目安としている。し
かしながら、電磁石の励磁コイルに印加される電圧と発
生磁界の間には、動的な伝達遅れが不可避的に存在し、
しかも通電態様が高速で切り替える場合には、スイッチ
ング周期や切り替え直前の通電履歴といった要素が複雑
に絡み合うため、定量的な判断基準に見える電磁石両端
の電位差と磁界反転との因果関係が絶対不変のものでは
なく、却って多くの不安定要因を抱えるものであった。
このため、例えば第1電圧源による起動から一定時間が
経過した時点で第2電圧源に切り替えるという時間準拠
方式と比較したときに、経験値による最適修正の容易さ
或いは繰り返し安定性などの点で劣ることは明らかであ
った。
また、特開昭61−190742号「光磁気記録方式」には、
クロック信号に同期したレーザ照射と印加磁界のスイッ
チングにより情報を記録するようにした光ディスクの記
録装置が開示されている。しかしながら、このものは、
クロック信号に合わせてレーザ照射を周期的に断続する
だけであり、レーザ光の断続照射によって光ディスクの
記録面の温度をキュリー点を越える温度に維持すること
はできるが、キュリー点を挟んで上下に跛行する温度制
御は困難であり、記録ピットの整形精度に限界があるた
め、レーザパワーをよりきめ細かに可変しない限り高密
度記録は困難である等の課題を抱えるものであった。ま
た、クロック信号についても、個々の記録レーザ光の照
射タイミングを決める同期信号に過ぎず、このクロック
信号を所定個数計数してキュリー点制御に活用するとい
った試みとは一切無縁であることは明らかであった。
クロック信号に同期したレーザ照射と印加磁界のスイッ
チングにより情報を記録するようにした光ディスクの記
録装置が開示されている。しかしながら、このものは、
クロック信号に合わせてレーザ照射を周期的に断続する
だけであり、レーザ光の断続照射によって光ディスクの
記録面の温度をキュリー点を越える温度に維持すること
はできるが、キュリー点を挟んで上下に跛行する温度制
御は困難であり、記録ピットの整形精度に限界があるた
め、レーザパワーをよりきめ細かに可変しない限り高密
度記録は困難である等の課題を抱えるものであった。ま
た、クロック信号についても、個々の記録レーザ光の照
射タイミングを決める同期信号に過ぎず、このクロック
信号を所定個数計数してキュリー点制御に活用するとい
った試みとは一切無縁であることは明らかであった。
また、特開昭63−237243号「光磁気記録方法」には、
記録媒体の移動方向の記録ピットの長さをビームスポッ
ト径よりも短くするようにした光ディスクの記録装置が
開示されている。しかしながら、このものは、レーザス
ポット径よりも短い記録ピットを形成するため、磁気ヘ
ッドに印加するパルス時間を単純にレーザ照射時間の半
分以下に設定したに過ぎず、仮にヘッドコイルのインダ
クタンスをできる限り抑え、かつ巻数を最小化できたと
しても、こうした高速パルス通電に応答する磁界変化を
もって記録ピットを整形することは現実には非常に困難
であり、通電時間が短すぎて初期の磁化反転を達成でき
ない場合も考えられる。また、このものは、レーザにつ
いても、ただ単にクロック信号の立下りに同期して一定
時間幅しか照射しないため、光ディスクの記録面の温度
をキュリー点を越える温度に維持することはできても、
キュリー点を挟んで上下に跛行する温度制御は困難であ
り、記録媒体の熱特性や熱伝導率或いは比熱等に合わせ
て記録ピットの温度分布曲線を加工できないため、記録
精度を維持するのが困難である等の課題を抱えるもので
あった。また、このものは、クロック信号の立下りに同
期してレーザ光を一定時間幅だけ照射するとしている
が、クロック周期に満たない時間を生成或いは管理する
方法については一切触れられておらず、単純に考えて
も、クロック信号を逓倍して得た第2クロック信号を必
要とするなど、構成の複雑化が避けられない等の課題を
抱えるものであった。
記録媒体の移動方向の記録ピットの長さをビームスポッ
ト径よりも短くするようにした光ディスクの記録装置が
開示されている。しかしながら、このものは、レーザス
ポット径よりも短い記録ピットを形成するため、磁気ヘ
ッドに印加するパルス時間を単純にレーザ照射時間の半
分以下に設定したに過ぎず、仮にヘッドコイルのインダ
クタンスをできる限り抑え、かつ巻数を最小化できたと
しても、こうした高速パルス通電に応答する磁界変化を
もって記録ピットを整形することは現実には非常に困難
であり、通電時間が短すぎて初期の磁化反転を達成でき
ない場合も考えられる。また、このものは、レーザにつ
いても、ただ単にクロック信号の立下りに同期して一定
時間幅しか照射しないため、光ディスクの記録面の温度
をキュリー点を越える温度に維持することはできても、
キュリー点を挟んで上下に跛行する温度制御は困難であ
り、記録媒体の熱特性や熱伝導率或いは比熱等に合わせ
て記録ピットの温度分布曲線を加工できないため、記録
精度を維持するのが困難である等の課題を抱えるもので
あった。また、このものは、クロック信号の立下りに同
期してレーザ光を一定時間幅だけ照射するとしている
が、クロック周期に満たない時間を生成或いは管理する
方法については一切触れられておらず、単純に考えて
も、クロック信号を逓倍して得た第2クロック信号を必
要とするなど、構成の複雑化が避けられない等の課題を
抱えるものであった。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決したものであり、本発明の光
ディスクの記録装置によれば、レーザ駆動信号に従って
光ディスクにレーザを照射するレーザ照射手段と、記録
信号に応じて外部から磁界を変化させ、キュリー点以上
の温度に保持された前記光ディスクの記録面の磁化を反
転させる磁界反転手段と、一定周期のクロック信号をも
って計時される時間に従って前記磁界の反転直後の一定
の加熱期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の反転直
前の一定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ごとに前
記レーザ駆動信号を切り替え、前記磁界反転手段による
磁界反転時から過渡的な零磁界状態を脱する期間が経過
した時点で前記記録面がキュリー点を越える温度に至る
よう前記レーザ照射手段によるレーザ照射タイミングを
制御するレーザ照射制御手段とを具備することを特徴と
するものである。
ディスクの記録装置によれば、レーザ駆動信号に従って
光ディスクにレーザを照射するレーザ照射手段と、記録
信号に応じて外部から磁界を変化させ、キュリー点以上
の温度に保持された前記光ディスクの記録面の磁化を反
転させる磁界反転手段と、一定周期のクロック信号をも
って計時される時間に従って前記磁界の反転直後の一定
の加熱期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の反転直
前の一定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ごとに前
記レーザ駆動信号を切り替え、前記磁界反転手段による
磁界反転時から過渡的な零磁界状態を脱する期間が経過
した時点で前記記録面がキュリー点を越える温度に至る
よう前記レーザ照射手段によるレーザ照射タイミングを
制御するレーザ照射制御手段とを具備することを特徴と
するものである。
また、本発明の記録方法によれば、レーザ駆動信号に
従って光ディスクにレーザを照射することにより光ディ
スクの記録面をキュリー点以上の温度に保持し、記録信
号に応じて外部から磁界の変化を与えることにより光デ
ィスクの記録面の磁化を反転させてデータを光ディスク
に記録する光ディスクの記録方法において、一定周期の
クロック信号をもって計時される時間に従って前記磁界
の反転直後の一定の加熱期間とこれに続く保温期間及び
次の磁界の反転直前の一定の冷却期間の3期間に分け、
該各期間ごとに前記レーザ駆動信号を切り替え、該加熱
期間にあっては、光ディスクの記録面を所定時間内にキ
ュリー点以上の温度に上昇させるパワーをもつ一定パル
ス幅の加熱パルス信号とし、前記保温期間にあっては、
前記加熱パルス信号よりも短い前記クロック信号と同幅
のパルス幅で断続し、前記パワーよりも相対的に低いパ
ワーで光ディスクの記録面をキュリー点以上の温度に保
持する保温パルス信号とし、前記冷却期間にあっては、
前記パワーを消滅させて光ディスクの記録面を冷却する
冷却パルス信号とすることを特徴とするものである。
従って光ディスクにレーザを照射することにより光ディ
スクの記録面をキュリー点以上の温度に保持し、記録信
号に応じて外部から磁界の変化を与えることにより光デ
ィスクの記録面の磁化を反転させてデータを光ディスク
に記録する光ディスクの記録方法において、一定周期の
クロック信号をもって計時される時間に従って前記磁界
の反転直後の一定の加熱期間とこれに続く保温期間及び
次の磁界の反転直前の一定の冷却期間の3期間に分け、
該各期間ごとに前記レーザ駆動信号を切り替え、該加熱
期間にあっては、光ディスクの記録面を所定時間内にキ
ュリー点以上の温度に上昇させるパワーをもつ一定パル
ス幅の加熱パルス信号とし、前記保温期間にあっては、
前記加熱パルス信号よりも短い前記クロック信号と同幅
のパルス幅で断続し、前記パワーよりも相対的に低いパ
ワーで光ディスクの記録面をキュリー点以上の温度に保
持する保温パルス信号とし、前記冷却期間にあっては、
前記パワーを消滅させて光ディスクの記録面を冷却する
冷却パルス信号とすることを特徴とするものである。
[作用] 本発明装置によれば、一定周期のクロック信号をもっ
て計時される時間に従って磁界の反転直後の一定の加熱
期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の反転直前の一
定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ごとに切り替ら
れるレーザ駆動信号を用い、磁界反転手段が記録信号に
応じて磁界を反転させた時から過渡的な零磁界状態を脱
する期間が経過した時点で光ディスクの記録面がキュリ
ー点を越える温度に至るようレーザ照射することによ
り、磁界の変化点で発生する零磁界ノイズを抑制し、C/
N特性を改善する。
て計時される時間に従って磁界の反転直後の一定の加熱
期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の反転直前の一
定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ごとに切り替ら
れるレーザ駆動信号を用い、磁界反転手段が記録信号に
応じて磁界を反転させた時から過渡的な零磁界状態を脱
する期間が経過した時点で光ディスクの記録面がキュリ
ー点を越える温度に至るようレーザ照射することによ
り、磁界の変化点で発生する零磁界ノイズを抑制し、C/
N特性を改善する。
本発明の記録方法によれば、一定周期のクロック信号
をもって計時される時間に従って磁界の反転直後の一定
の加熱期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の反転直
後の一定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ごとにレ
ーザ駆動信号を切り替え、加熱期間にあっては、光ディ
スクの記録面を所定時間内にキュリー点以上の温度に上
昇させるパワーをもつ一定パルス幅の加熱パルス信号と
し、保温期間にあっては、加熱パルス信号よりも短い前
記クロック信号と同幅のパルス幅で断続し、前記パワー
よりも相対的に低いパワーで光ディスクの記録面をキュ
リー点以上の温度に保持する保温パルス信号とし、冷却
期間にあっては、パワーを消滅させて光ディスクの記録
面を冷却する冷却パルス信号とすることにより、レーザ
パワーをレーザ駆動信号の振幅ではなくパルス幅として
きめ細かに制御し、磁界反転直前の冷却期間から記録面
を加熱することで、熱伝導遅れから磁界反転よりも遅れ
て記録面の温度をキュリー点以上とし、零磁界ノイズを
低減してC/N特性の良好な記録ピットを形成する。
をもって計時される時間に従って磁界の反転直後の一定
の加熱期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の反転直
後の一定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ごとにレ
ーザ駆動信号を切り替え、加熱期間にあっては、光ディ
スクの記録面を所定時間内にキュリー点以上の温度に上
昇させるパワーをもつ一定パルス幅の加熱パルス信号と
し、保温期間にあっては、加熱パルス信号よりも短い前
記クロック信号と同幅のパルス幅で断続し、前記パワー
よりも相対的に低いパワーで光ディスクの記録面をキュ
リー点以上の温度に保持する保温パルス信号とし、冷却
期間にあっては、パワーを消滅させて光ディスクの記録
面を冷却する冷却パルス信号とすることにより、レーザ
パワーをレーザ駆動信号の振幅ではなくパルス幅として
きめ細かに制御し、磁界反転直前の冷却期間から記録面
を加熱することで、熱伝導遅れから磁界反転よりも遅れ
て記録面の温度をキュリー点以上とし、零磁界ノイズを
低減してC/N特性の良好な記録ピットを形成する。
[実施例] 以下、本発明の実施例について第1図ないし第6図を
参照して説明する。第1図は、光ディスクの記録装置の
一例を示すブロック図、第2図は、第1図に示した回路
により得られる記録信号とレーザ駆動信号の波形及び記
録ピットを示す図である。
参照して説明する。第1図は、光ディスクの記録装置の
一例を示すブロック図、第2図は、第1図に示した回路
により得られる記録信号とレーザ駆動信号の波形及び記
録ピットを示す図である。
第1図に示す光ディスクの記録装置は、光ディスクの
記録面にレーザを照射してキュリー点以上の温度とし、
外部磁界を変化させることによりデータ記録を行なう磁
界変調記録方式のものである。光ディスクに記録すべき
データを含んでいる原信号は、シフトレジスタ31の入力
端子に与えられ、原信号に同期したクロック信号がシフ
トレジスタ31のクロック入力端子に与えられる。シフト
レジスタ31は、第1の出力端子O1および第2の出力端子
O2を有しており、第1の出力端子O1からは原信号からn2
クロックだけ遅延した信号が出力され、EX−OR回路32の
一方の入力端子に与えられる。また、第1の出力端子Q1
から出力される遅延信号は、記録信号として磁気ヘッド
(図示略)に与えられる。第2の出力端子からは、原信
号からm2クロックだけ遅延した信号が出力され、EX−OR
回路32の他方の入力端子に与えられる。
記録面にレーザを照射してキュリー点以上の温度とし、
外部磁界を変化させることによりデータ記録を行なう磁
界変調記録方式のものである。光ディスクに記録すべき
データを含んでいる原信号は、シフトレジスタ31の入力
端子に与えられ、原信号に同期したクロック信号がシフ
トレジスタ31のクロック入力端子に与えられる。シフト
レジスタ31は、第1の出力端子O1および第2の出力端子
O2を有しており、第1の出力端子O1からは原信号からn2
クロックだけ遅延した信号が出力され、EX−OR回路32の
一方の入力端子に与えられる。また、第1の出力端子Q1
から出力される遅延信号は、記録信号として磁気ヘッド
(図示略)に与えられる。第2の出力端子からは、原信
号からm2クロックだけ遅延した信号が出力され、EX−OR
回路32の他方の入力端子に与えられる。
EX−OR回路32は、出力端子O1およびO2から出力される
遅延信号の排他的論理和をとり、次段のNOT回路33に与
える。NOT回路33によって反転された信号が、レーザ駆
動信号としてレーザのドライバに与えられ、光ディスク
の記録面がキュリー点以上に保持される。レーザ駆動信
号は2つの遅延信号を用い、EX−OR回路32とNOT回路33
とで生成されることにより、記録信号の立上り直後から
一定の期間および記録信号の立下り直後から一定の期間
オフとされる。レーザ駆動信号がオフとされる間は光デ
ィスクの記録面にレーザは照射されず、光ディスクから
熱の放射が行なわれるので光ディスクは冷却される。オ
フとされる期間は、シフトレジスタ31によって定められ
るn2クロック分およびm2クロック分の遅延量に依存す
る。
遅延信号の排他的論理和をとり、次段のNOT回路33に与
える。NOT回路33によって反転された信号が、レーザ駆
動信号としてレーザのドライバに与えられ、光ディスク
の記録面がキュリー点以上に保持される。レーザ駆動信
号は2つの遅延信号を用い、EX−OR回路32とNOT回路33
とで生成されることにより、記録信号の立上り直後から
一定の期間および記録信号の立下り直後から一定の期間
オフとされる。レーザ駆動信号がオフとされる間は光デ
ィスクの記録面にレーザは照射されず、光ディスクから
熱の放射が行なわれるので光ディスクは冷却される。オ
フとされる期間は、シフトレジスタ31によって定められ
るn2クロック分およびm2クロック分の遅延量に依存す
る。
本例の場合、シフトレジスタ31と磁気ヘッド(図示せ
ず)が磁界反転手段を構成し、シフトレジスタ31とEX−
OR回路32とNOT回路33及びレーザドライバ(図示せず)
がレーザ照射制御手段を構成する。ここで、レーザ駆動
信号に基づいて光ディスクの記録面がキュリー点以上の
温度に保持された状態で磁気ヘッドに記録信号が与えら
れると、磁界が変化し、磁気ヘッドに記録信号が与えら
れた部分に対応する記録面の磁化が反転する。これによ
りデータの記録が行なわれる。ただし、第2図において
は、反転している磁界の部分のみが記録ピットとして図
示してある。
ず)が磁界反転手段を構成し、シフトレジスタ31とEX−
OR回路32とNOT回路33及びレーザドライバ(図示せず)
がレーザ照射制御手段を構成する。ここで、レーザ駆動
信号に基づいて光ディスクの記録面がキュリー点以上の
温度に保持された状態で磁気ヘッドに記録信号が与えら
れると、磁界が変化し、磁気ヘッドに記録信号が与えら
れた部分に対応する記録面の磁化が反転する。これによ
りデータの記録が行なわれる。ただし、第2図において
は、反転している磁界の部分のみが記録ピットとして図
示してある。
このように、上記の光ディスクの記録装置によれば、
シフトレジスタ31が記録信号に応じて磁界を反転させた
時から過渡的な零磁界状態を脱する期間が経過した時点
で光ディスクの記録面がキュリー点を越える温度に至る
よう、EX−OR回路32とNOT回路33がレーザ照射タイミン
グを制御する構成としたから、磁界反転時及びその直後
の過渡期間は光ディスクの記録面はキュリー点以下の温
度であり、従ってこの過渡期間において発生する零磁界
状態が記録ピットを形成することはなく、磁界の変化点
で発生する零磁界ノイズが抑制されるため、C/N特性を
改善することができる。
シフトレジスタ31が記録信号に応じて磁界を反転させた
時から過渡的な零磁界状態を脱する期間が経過した時点
で光ディスクの記録面がキュリー点を越える温度に至る
よう、EX−OR回路32とNOT回路33がレーザ照射タイミン
グを制御する構成としたから、磁界反転時及びその直後
の過渡期間は光ディスクの記録面はキュリー点以下の温
度であり、従ってこの過渡期間において発生する零磁界
状態が記録ピットを形成することはなく、磁界の変化点
で発生する零磁界ノイズが抑制されるため、C/N特性を
改善することができる。
第3図は、第1図に示した光ディスクの記録装置の変
形例を示すブロック図である。同図に示した光ディスク
の記録装置は、原信号をそのまま記録信号として磁気ヘ
ッド(図示略)に与える構成になっている。原信号は、
第1のワンショットマルチバイブレータ35およびNOT回
路34の入力端子にそれぞれ与えられる。NOT回路34に与
えられた原信号は反転され、第2のワンショットマルチ
バイブレータ36に与えられる。第1のワンショットマル
チバイブレータ35の出力信号と第2のワンショットマル
チバイブレータ36の出力信号が、AND回路37の入力端子
にそれぞれ与えられ、AND回路37によって論理積をとら
れて出力される。この論理積出力がレーザ駆動信号とな
る。
形例を示すブロック図である。同図に示した光ディスク
の記録装置は、原信号をそのまま記録信号として磁気ヘ
ッド(図示略)に与える構成になっている。原信号は、
第1のワンショットマルチバイブレータ35およびNOT回
路34の入力端子にそれぞれ与えられる。NOT回路34に与
えられた原信号は反転され、第2のワンショットマルチ
バイブレータ36に与えられる。第1のワンショットマル
チバイブレータ35の出力信号と第2のワンショットマル
チバイブレータ36の出力信号が、AND回路37の入力端子
にそれぞれ与えられ、AND回路37によって論理積をとら
れて出力される。この論理積出力がレーザ駆動信号とな
る。
第4図は、本発明の光ディスクの記録装置の一実施例
を示すブロック図、第5図は、第4図に示したブロック
図の各箇所を流れる信号波形を示すタイムチャート、第
6図は、第4図に示した回路より得られる記録信号とレ
ーザ駆動信号と光ディスクの記録面の温度状態および記
録ピットの形状を示す図である。
を示すブロック図、第5図は、第4図に示したブロック
図の各箇所を流れる信号波形を示すタイムチャート、第
6図は、第4図に示した回路より得られる記録信号とレ
ーザ駆動信号と光ディスクの記録面の温度状態および記
録ピットの形状を示す図である。
第4図に示した光ディスクの記録装置は、前記光ディ
スクの記録装置と同様、磁界変調記録方式のものであ
る。原信号はシフトレジスタ41の入力端子に、クロック
信号はシフトレジスタ41のクロック入力端子にそれぞれ
与えられている。シフトレジスタ41には3つの出力端子
O1,O2およびO3が備わっており、それぞれ原信号からl1
クロック、l2クロックおよび、l3クロックだけ遅延した
信号が出力される。すなわち出力端子O1からは、原信号
からl1クロックだけ遅延した第1の遅延信号が出力さ
れ、出力端子O2からは、原信号からl2クロックだけ遅延
した第2の遅延信号が出力され、出力端子O3からは、原
信号からl3クロックだけ遅延した第3の遅延信号が出力
される。
スクの記録装置と同様、磁界変調記録方式のものであ
る。原信号はシフトレジスタ41の入力端子に、クロック
信号はシフトレジスタ41のクロック入力端子にそれぞれ
与えられている。シフトレジスタ41には3つの出力端子
O1,O2およびO3が備わっており、それぞれ原信号からl1
クロック、l2クロックおよび、l3クロックだけ遅延した
信号が出力される。すなわち出力端子O1からは、原信号
からl1クロックだけ遅延した第1の遅延信号が出力さ
れ、出力端子O2からは、原信号からl2クロックだけ遅延
した第2の遅延信号が出力され、出力端子O3からは、原
信号からl3クロックだけ遅延した第3の遅延信号が出力
される。
第1の遅延信号および第2の遅延信号は、一方のEX−
OR回路42の入力端子に与えられ、そこで排他的論理和を
とられて次段のNOT回路45に与えられる。NOT回路45によ
る反転出力信号は、AND回路47の一方の入力端子に与え
られる。第2の遅延信号および第3の遅延信号は他方の
EX−OR回路43の入力端子に与えられ、排他的論理和がと
られて出力される。EX−OR回路43の出力信号は、次段の
OR回路46に与えられる。OR回路46には、NOT回路44によ
って反転されたクロック信号も与えられる。OR回路46に
よって論理和をとられた信号は、AND回路47に与えられ
る。AND回路47においてNOT回路45の出力信号とOR回路46
の出力信号との論理積がとられ、これがレーザ駆動信号
となる。このレーザ駆動信号によりドライバが駆動さ
れ、光ディスクの記録面がキュリー点以上の温度に保持
される。記録信号はシフトレジスタ41の第2の出力端子
O2から出力される遅延信号であり、この記録信号が磁気
ヘッド(図示略)に与えられデータの記録が行なわれ
る。
OR回路42の入力端子に与えられ、そこで排他的論理和を
とられて次段のNOT回路45に与えられる。NOT回路45によ
る反転出力信号は、AND回路47の一方の入力端子に与え
られる。第2の遅延信号および第3の遅延信号は他方の
EX−OR回路43の入力端子に与えられ、排他的論理和がと
られて出力される。EX−OR回路43の出力信号は、次段の
OR回路46に与えられる。OR回路46には、NOT回路44によ
って反転されたクロック信号も与えられる。OR回路46に
よって論理和をとられた信号は、AND回路47に与えられ
る。AND回路47においてNOT回路45の出力信号とOR回路46
の出力信号との論理積がとられ、これがレーザ駆動信号
となる。このレーザ駆動信号によりドライバが駆動さ
れ、光ディスクの記録面がキュリー点以上の温度に保持
される。記録信号はシフトレジスタ41の第2の出力端子
O2から出力される遅延信号であり、この記録信号が磁気
ヘッド(図示略)に与えられデータの記録が行なわれ
る。
第6図を参照するに、レーザ駆動信号は光ディスクの
記録面を短時間でキュリー点以上の温度に上昇させるた
めの加熱パルス信号a2と光ディスクの記録面をキュリー
点以上の温度に保持するための保温パルス信号b2と熱を
放出するための冷却パルス信号c2とに分けることができ
る。加熱パルス信号a2は、記録信号の立上りまたは立下
りに同期して立上る。加熱パルス信号a2の出力後に保温
パルス信号b2が出力され、保温パルス信号b2の出力終了
時点から加熱パルス信号a2までの間に冷却パルス信号c2
が出力される。レーザ駆動信号によってレーザのドライ
バが駆動され、光ディスクの記録面がキュリー点以上の
温度となっているときに記録信号が磁気ヘッドに与えら
れると、トラックの該当する位置の磁化が反転し記録ピ
ットP11が形成され、データの記録が行なわれる。
記録面を短時間でキュリー点以上の温度に上昇させるた
めの加熱パルス信号a2と光ディスクの記録面をキュリー
点以上の温度に保持するための保温パルス信号b2と熱を
放出するための冷却パルス信号c2とに分けることができ
る。加熱パルス信号a2は、記録信号の立上りまたは立下
りに同期して立上る。加熱パルス信号a2の出力後に保温
パルス信号b2が出力され、保温パルス信号b2の出力終了
時点から加熱パルス信号a2までの間に冷却パルス信号c2
が出力される。レーザ駆動信号によってレーザのドライ
バが駆動され、光ディスクの記録面がキュリー点以上の
温度となっているときに記録信号が磁気ヘッドに与えら
れると、トラックの該当する位置の磁化が反転し記録ピ
ットP11が形成され、データの記録が行なわれる。
このように、この光ディスクの記録装置によれば、レ
ーザ駆動信号を、加熱期間にあっては、光ディスクの記
録面を所定時間内にキュリー点以上の温度に上昇させる
パワーをもつ一定パルス幅の加熱パルス信号a2とし、保
温期間にあっては、加熱パルス信号a2よりも短いパルス
幅で断続し、前記パワーよりも相対的に低いパワーで光
ディスクの記録面をキュリー点以上の温度に保持する保
温パルス信号b2とし、冷却期間にあっては、パワーを消
滅させて光ディスクの記録面を冷却する冷却パルス信号
c2としたから、レーザパワーをレーザ駆動信号の振幅で
はなくパルス幅としてきめ細かに制御し、加熱と保温と
冷却のサイクルに伴い記録面温度をキュリー点を挟んで
上下に精密に跛行させることができ、磁界反転直前の冷
却期間を経て磁界反転と同時に記録面を加熱するため、
光ディスクを熱蓄積のない状態から加熱したときの熱伝
導遅れから、磁界反転よりも必ず一定時間は遅れさせて
記録面の温度をキュリー点以上とし、これにより磁界の
変化点で発生する零磁界ノイズを低減し、C/N特性の良
好な記録ピットを形成することでき、適正な形状の記録
ピットから急峻な立上りを示す信号再生を約束し、高密
度記録を実現することができる。
ーザ駆動信号を、加熱期間にあっては、光ディスクの記
録面を所定時間内にキュリー点以上の温度に上昇させる
パワーをもつ一定パルス幅の加熱パルス信号a2とし、保
温期間にあっては、加熱パルス信号a2よりも短いパルス
幅で断続し、前記パワーよりも相対的に低いパワーで光
ディスクの記録面をキュリー点以上の温度に保持する保
温パルス信号b2とし、冷却期間にあっては、パワーを消
滅させて光ディスクの記録面を冷却する冷却パルス信号
c2としたから、レーザパワーをレーザ駆動信号の振幅で
はなくパルス幅としてきめ細かに制御し、加熱と保温と
冷却のサイクルに伴い記録面温度をキュリー点を挟んで
上下に精密に跛行させることができ、磁界反転直前の冷
却期間を経て磁界反転と同時に記録面を加熱するため、
光ディスクを熱蓄積のない状態から加熱したときの熱伝
導遅れから、磁界反転よりも必ず一定時間は遅れさせて
記録面の温度をキュリー点以上とし、これにより磁界の
変化点で発生する零磁界ノイズを低減し、C/N特性の良
好な記録ピットを形成することでき、適正な形状の記録
ピットから急峻な立上りを示す信号再生を約束し、高密
度記録を実現することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の光ディスクの記録装置
によれば、一定周期のクロック信号をもって計時される
時間に従って磁界の反転直後の一定の加熱期間とこれに
続く保温期間及び次の磁界の反転直前の一定の冷却期間
の3期間に分け、該各期間ごとに切り替られるレーザ駆
動信号を用い、磁界反転手段が記録信号に応じて磁界を
反転させた時から過渡的な零磁界状態を脱する期間が経
過した時点で光ディスクの記録面がキュリー点を越える
温度に至るようレーザ照射する構成としたから、磁界反
転時及びその直後の過渡期間は光ディスクの記録面はキ
ュリー点以下の温度であり、従ってこの過渡期間におい
て発生する零磁界状態が記録ピットを形成することはな
く、磁界の変化点で発生する零磁界ノイズが抑制される
ため、C/N特性を改善することができ、また磁界反転手
段に続くレーザ照射手段の動作タイミングが、予め定め
た所定時間によって規定されるため、磁界反転手段によ
る反転磁界を物理的に判定する方法等と比較したとき
に、使用条件により様々な影響を受ける判定基準に煩わ
されることなく、経験値を重視した実利的な方法で磁界
反転時点から過渡的な零磁界状態を脱する期間に対応し
た的確な対処が可能であり、C/N特性改善効果を確かな
ものとすることができる等の効果を奏する。
によれば、一定周期のクロック信号をもって計時される
時間に従って磁界の反転直後の一定の加熱期間とこれに
続く保温期間及び次の磁界の反転直前の一定の冷却期間
の3期間に分け、該各期間ごとに切り替られるレーザ駆
動信号を用い、磁界反転手段が記録信号に応じて磁界を
反転させた時から過渡的な零磁界状態を脱する期間が経
過した時点で光ディスクの記録面がキュリー点を越える
温度に至るようレーザ照射する構成としたから、磁界反
転時及びその直後の過渡期間は光ディスクの記録面はキ
ュリー点以下の温度であり、従ってこの過渡期間におい
て発生する零磁界状態が記録ピットを形成することはな
く、磁界の変化点で発生する零磁界ノイズが抑制される
ため、C/N特性を改善することができ、また磁界反転手
段に続くレーザ照射手段の動作タイミングが、予め定め
た所定時間によって規定されるため、磁界反転手段によ
る反転磁界を物理的に判定する方法等と比較したとき
に、使用条件により様々な影響を受ける判定基準に煩わ
されることなく、経験値を重視した実利的な方法で磁界
反転時点から過渡的な零磁界状態を脱する期間に対応し
た的確な対処が可能であり、C/N特性改善効果を確かな
ものとすることができる等の効果を奏する。
また、本発明の記録方法によれば、一定周期のクロッ
ク信号をもって計時される時間に従って磁界の反転直後
の一定の加熱期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の
反転直前の一定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ご
とにレーザ駆動信号を切り替え、加熱期間にあっては、
光ディスクの記録面を所定時間内にキュリー点以上の温
度に上昇させるパワーをもつ一定パルス幅の加熱パルス
信号とし、保温期間にあっては、加熱パルス信号よりも
短い前記クロック信号と同幅のパルス幅で断続し、前記
パワーよりも相対的に低いパワーで光ディスクの記録面
をキュリー点以上の温度に保持する保温パルス信号と
し、冷却期間にあっては、パワーを消滅させて光ディス
クの記録面を冷却する冷却パルス信号とすることによ
り、レーザパワーをレーザ駆動信号の振幅ではなくパル
ス幅としてきめ細かに制御し、加熱と保温と冷却のサイ
クルに伴い記録面温度をキュリー点を挟んで上下に精密
に跛行させることができ、磁界反転直前の冷却期間を経
て磁界反転と同時に記録面を加熱するため、光ディスク
を熱蓄積のない状態から加熱したときの熱伝導遅れか
ら、磁界反転よりも必ず一定時間は遅れさせて記録面の
温度をキュリー点以上とし、これにより磁界の変化点で
発生する零磁界ノイズを低減し、C/N特性の良好な記録
ピットを形成することができ、適正な形状の記録ピット
から急峻な立上りを示す信号再生を約束し、高密度記録
を実現することができ、また一定周期のクロック信号を
もって計時される時間に基づいて加熱期間と保温期間と
冷却期間を規定しているため、各期間をクロック信号の
周期を分解能とする時間精度をもって管理することがで
き、C/N特性改善効果を確かなものとすることができる
等の効果を奏する。
ク信号をもって計時される時間に従って磁界の反転直後
の一定の加熱期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の
反転直前の一定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ご
とにレーザ駆動信号を切り替え、加熱期間にあっては、
光ディスクの記録面を所定時間内にキュリー点以上の温
度に上昇させるパワーをもつ一定パルス幅の加熱パルス
信号とし、保温期間にあっては、加熱パルス信号よりも
短い前記クロック信号と同幅のパルス幅で断続し、前記
パワーよりも相対的に低いパワーで光ディスクの記録面
をキュリー点以上の温度に保持する保温パルス信号と
し、冷却期間にあっては、パワーを消滅させて光ディス
クの記録面を冷却する冷却パルス信号とすることによ
り、レーザパワーをレーザ駆動信号の振幅ではなくパル
ス幅としてきめ細かに制御し、加熱と保温と冷却のサイ
クルに伴い記録面温度をキュリー点を挟んで上下に精密
に跛行させることができ、磁界反転直前の冷却期間を経
て磁界反転と同時に記録面を加熱するため、光ディスク
を熱蓄積のない状態から加熱したときの熱伝導遅れか
ら、磁界反転よりも必ず一定時間は遅れさせて記録面の
温度をキュリー点以上とし、これにより磁界の変化点で
発生する零磁界ノイズを低減し、C/N特性の良好な記録
ピットを形成することができ、適正な形状の記録ピット
から急峻な立上りを示す信号再生を約束し、高密度記録
を実現することができ、また一定周期のクロック信号を
もって計時される時間に基づいて加熱期間と保温期間と
冷却期間を規定しているため、各期間をクロック信号の
周期を分解能とする時間精度をもって管理することがで
き、C/N特性改善効果を確かなものとすることができる
等の効果を奏する。
第1図は、光ディスクの記録装置の一例を示すブロック
図、第2図は、第1図に示した回路により得られる記録
信号とレーザ駆動信号の波形及び記録ピットを示す図、
第3図は、第1図に示した光ディスクの記録装置の変形
例を示すブロック図、第4図は、本発明の光ディスクの
記録装置の一実施例を示すブロック図、第5図は、第4
図に示したブロック図の各箇所を流れる信号波形を示す
タイムチャート、第6図は、第4図に示した回路より得
られる記録信号とレーザ駆動信号と光ディスクの記録面
の温度状態及び記録ピットの形状を示す図、第7図は、
従来の光変調記録方式により記録を行なった場合の記録
面の温度上昇と記録ピットの様子を示す図、第8図は、
従来の磁界変調記録により記録を行なった場合の記録の
過程を示す図である。 31,41……シフトレジスタ 32,42,43……EX−OR回路 37,47……AND回路 33,34,44,45……NOT回路 35,36……ワンショットマルチバイブレータ 46……OR回路
図、第2図は、第1図に示した回路により得られる記録
信号とレーザ駆動信号の波形及び記録ピットを示す図、
第3図は、第1図に示した光ディスクの記録装置の変形
例を示すブロック図、第4図は、本発明の光ディスクの
記録装置の一実施例を示すブロック図、第5図は、第4
図に示したブロック図の各箇所を流れる信号波形を示す
タイムチャート、第6図は、第4図に示した回路より得
られる記録信号とレーザ駆動信号と光ディスクの記録面
の温度状態及び記録ピットの形状を示す図、第7図は、
従来の光変調記録方式により記録を行なった場合の記録
面の温度上昇と記録ピットの様子を示す図、第8図は、
従来の磁界変調記録により記録を行なった場合の記録の
過程を示す図である。 31,41……シフトレジスタ 32,42,43……EX−OR回路 37,47……AND回路 33,34,44,45……NOT回路 35,36……ワンショットマルチバイブレータ 46……OR回路
Claims (2)
- 【請求項1】レーザ駆動信号に従って光ディスクにレー
ザを照射するレーザ照射手段と、記録信号に応じて外部
から磁界を変化させ、キュリー点以上の温度に保持され
た前記光ディスクの記録面の磁化を反転させる磁界反転
手段と、一定周期のクロック信号をもって計時される時
間に従って前記磁界の反転直後の一定の加熱期間とこれ
に続く保温期間及び次の磁界の反転直前の一定の冷却期
間の3期間に分け、該各期間ごとに前記レーザ駆動信号
を切り替え、前記磁界反転手段による磁界反転時から過
渡的な零磁界状態を脱する期間が経過した時点で前記記
録面がキュリー点を越える温度に至るよう前記レーザ照
射手段によるレーザ照射タイミングを制御するレーザ照
射制御手段とを具備することを特徴とする光ディスクの
記録装置。 - 【請求項2】レーザ駆動信号に従って光ディスクにレー
ザを照射することにより光ディスクの記録面をキュリー
点以上の温度に保持し、記録信号に応じて外部から磁界
の変化を与えることにより光ディスクの記録面の磁化を
反転させてデータを光ディスクに記録する光ディスクの
記録方法において、一定周期のクロック信号をもって計
時される時間に従って前記磁界の反転直後の一定の加熱
期間とこれに続く保温期間及び次の磁界の反転直前の一
定の冷却期間の3期間に分け、該各期間ごとに前記レー
ザ駆動信号を切り替え、該加熱期間にあっては、光ディ
スクの記録面を所定時間内にキュリー点以上の温度に上
昇させるパワーをもつ一定パルス幅の加熱パルス信号と
し、前記保温期間にあっては、前記加熱パルス信号より
も短い前記クロック信号と同幅のパルス幅で断続し、前
記パワーよりも相対的に低いパワーで光ディスクの記録
面をキュリー点以上の温度に保持する保温パルス信号と
し、前記冷却期間にあっては、前記パワーを消滅させて
光ディスクの記録面を冷却する冷却パルス信号とするこ
とを特徴とする光ディスクの記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1093113A JP2960433B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 光ディスクの記録装置および記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1093113A JP2960433B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 光ディスクの記録装置および記録方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02273352A JPH02273352A (ja) | 1990-11-07 |
| JP2960433B2 true JP2960433B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=14073469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1093113A Expired - Lifetime JP2960433B2 (ja) | 1989-04-14 | 1989-04-14 | 光ディスクの記録装置および記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2960433B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022184803A (ja) * | 2021-06-01 | 2022-12-13 | 昭和電工株式会社 | 磁気特性測定装置及び磁気特性測定方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0721895B2 (ja) * | 1985-02-19 | 1995-03-08 | 日本電気株式会社 | 光磁気記録方法 |
| JP2800003B2 (ja) * | 1987-03-25 | 1998-09-21 | 株式会社リコー | 光磁気記録方法 |
| JPS6443816A (en) * | 1987-08-10 | 1989-02-16 | Nikon Corp | System for modulating laser power for recording |
-
1989
- 1989-04-14 JP JP1093113A patent/JP2960433B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02273352A (ja) | 1990-11-07 |
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