JP2962895B2 - モールド型セラミックコンデンサの製造方法 - Google Patents
モールド型セラミックコンデンサの製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック誘電体板と
電極板を交互に積み重ねた後、モールド成形により周囲
に絶縁樹脂を被覆するモールド型セラミックコンデンサ
の製造方法に関する。
電極板を交互に積み重ねた後、モールド成形により周囲
に絶縁樹脂を被覆するモールド型セラミックコンデンサ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のモールド型セラミックコンデンサ
は、一般に図13に示すような工程により製造されてい
る。最初のユニット組立て工程aでは、図14,15に
示す組立て治具ユニット1を組立てる。この組立て治具
ユニット1は、基板2にピン3を同心状に取付け支持し
たものである。次の組立て工程bでは、組立て治具ユニ
ット1のピン3により囲まれる空間に、最初に端子金具
4を挿入し、次いで、セラミック誘電体板5と電極板6
を交互に接着剤を塗布しながら組み込み、コンデンサ本
体7を組み立てる。このとき各部品4〜6はピン3によ
り外側から位置決められて中心が一致し、いわゆる芯出
しがおこなわれる。
は、一般に図13に示すような工程により製造されてい
る。最初のユニット組立て工程aでは、図14,15に
示す組立て治具ユニット1を組立てる。この組立て治具
ユニット1は、基板2にピン3を同心状に取付け支持し
たものである。次の組立て工程bでは、組立て治具ユニ
ット1のピン3により囲まれる空間に、最初に端子金具
4を挿入し、次いで、セラミック誘電体板5と電極板6
を交互に接着剤を塗布しながら組み込み、コンデンサ本
体7を組み立てる。このとき各部品4〜6はピン3によ
り外側から位置決められて中心が一致し、いわゆる芯出
しがおこなわれる。
【0003】次の接着剤硬化工程cでは、組立て治具ユ
ニット1内に組み込まれたコンデンサ本体7の上端の端
子金具4におもり8を載せて保持し接着剤を硬化させ
る。通常は、硬化を早めるため加熱するが、硬化までに
約1時間を要する。接着剤が硬化すると、次の治具取り
出し工程dで組立て治具ユニット1を分解してコンデン
サ本体7を取り出す。次の型込め工程eでは、取り出し
たコンデンサ本体7を、図16,17に示すように型込
めする。図では、先ずモールド成形用金型の底板9に取
りつける。さらに、図17に示すように上型11を組み
込む。この上型11は側面割り型であり、また、上部中
心にはコンデンサ本体7の芯合わせのために中子12が
配設されている。
ニット1内に組み込まれたコンデンサ本体7の上端の端
子金具4におもり8を載せて保持し接着剤を硬化させ
る。通常は、硬化を早めるため加熱するが、硬化までに
約1時間を要する。接着剤が硬化すると、次の治具取り
出し工程dで組立て治具ユニット1を分解してコンデン
サ本体7を取り出す。次の型込め工程eでは、取り出し
たコンデンサ本体7を、図16,17に示すように型込
めする。図では、先ずモールド成形用金型の底板9に取
りつける。さらに、図17に示すように上型11を組み
込む。この上型11は側面割り型であり、また、上部中
心にはコンデンサ本体7の芯合わせのために中子12が
配設されている。
【0004】次の予熱工程fでは、組み込まれた金型お
よびコンデンサ本体7を所定温度まで加熱する。次の注
型工程gでは、図17に示すように注型口13よりモー
ルド材Mを注入する。以後は、モールド成形の通常工程
である一次硬化工程h、離型工程i、二次硬化工程jの
各工程をへて完成される。
よびコンデンサ本体7を所定温度まで加熱する。次の注
型工程gでは、図17に示すように注型口13よりモー
ルド材Mを注入する。以後は、モールド成形の通常工程
である一次硬化工程h、離型工程i、二次硬化工程jの
各工程をへて完成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のモールド型セラミックコンデンサの製造方法では、
コンデンサ本体7を組立てる各工程a〜dと、さらにそ
の後のモールド成形のための型込め工程eとがあり、完
成までの所要時間が長くなり、製造コストが高くなると
いう問題がある。また、組み立てたコンデンサ本体7を
組立て治具ユニット1からいったん外してから型込めに
より金型内部の所定位置にセットするため、芯ずれが発
生しやすいと言う問題もある。本発明は上記問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、工程数を少なくして製造に要する時間を短くしコス
トダウンをはかるとともに、芯ずれの発生を防止して歩
留りのよいモールド型セラミックコンデンサの製造方法
を提供することにある。
来のモールド型セラミックコンデンサの製造方法では、
コンデンサ本体7を組立てる各工程a〜dと、さらにそ
の後のモールド成形のための型込め工程eとがあり、完
成までの所要時間が長くなり、製造コストが高くなると
いう問題がある。また、組み立てたコンデンサ本体7を
組立て治具ユニット1からいったん外してから型込めに
より金型内部の所定位置にセットするため、芯ずれが発
生しやすいと言う問題もある。本発明は上記問題点を解
決するためになされたもので、その目的とするところ
は、工程数を少なくして製造に要する時間を短くしコス
トダウンをはかるとともに、芯ずれの発生を防止して歩
留りのよいモールド型セラミックコンデンサの製造方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、セラミック誘電体板と電極板を交互に積
層・接着してコンデンサ本体を組立てた後、モールド成
形により周囲に絶縁樹脂を被覆するモールド型セラミッ
クコンデンサの製造方法において、組立て前のモールド
成形金型の内側であって、後のモールド成形工程中にコ
ンデンサ本体が支持される所定位置に組立て治具を装着
するとともに、その組立て治具にセラミック誘電体板、
電極板および端子金具を組み込みながら積層・接着する
ことによりコンデンサ本体を組立てた後、金型を組立
て、次いで、コンデンサ本体の両端を金型により支持し
ながら金型を予熱してコンデンサ本体の接着層を硬化さ
せ、さらに、金型に形成しておいた取付け孔から組立て
治具を抜き出し、その取付け孔よりモールド材を注入す
ることを特徴とする。
に、本発明は、セラミック誘電体板と電極板を交互に積
層・接着してコンデンサ本体を組立てた後、モールド成
形により周囲に絶縁樹脂を被覆するモールド型セラミッ
クコンデンサの製造方法において、組立て前のモールド
成形金型の内側であって、後のモールド成形工程中にコ
ンデンサ本体が支持される所定位置に組立て治具を装着
するとともに、その組立て治具にセラミック誘電体板、
電極板および端子金具を組み込みながら積層・接着する
ことによりコンデンサ本体を組立てた後、金型を組立
て、次いで、コンデンサ本体の両端を金型により支持し
ながら金型を予熱してコンデンサ本体の接着層を硬化さ
せ、さらに、金型に形成しておいた取付け孔から組立て
治具を抜き出し、その取付け孔よりモールド材を注入す
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、組立て前のモールド成形金
型の内側に組立て治具が装着され、セラミック誘電体
板、電極板および端子金具が組立て治具に組み込まれて
積層・接着される。それにより、後のモールド成形工程
中にコンデンサ本体が支持される金型内の所定位置にコ
ンデンサ本体が組立てられる。次に、金型が組立てられ
た後、コンデンサ本体の両端が金型により支持されなが
ら金型が予熱されてコンデンサ本体の接着層が硬化され
る。さらに、組立て治具が型の取付け孔から抜き出さ
れ、その取付け孔よりモールド材が注入されることによ
り、モールド型セラミックコンデンサが製造される。
型の内側に組立て治具が装着され、セラミック誘電体
板、電極板および端子金具が組立て治具に組み込まれて
積層・接着される。それにより、後のモールド成形工程
中にコンデンサ本体が支持される金型内の所定位置にコ
ンデンサ本体が組立てられる。次に、金型が組立てられ
た後、コンデンサ本体の両端が金型により支持されなが
ら金型が予熱されてコンデンサ本体の接着層が硬化され
る。さらに、組立て治具が型の取付け孔から抜き出さ
れ、その取付け孔よりモールド材が注入されることによ
り、モールド型セラミックコンデンサが製造される。
【0008】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明による製造工程を示す図である。図1
に示される製造工程は、図13に示す従来の製造工程と
比較すると明白なように、従来のユニット組立て工程
a、組立て工程b、接着剤硬化工程c、治具取り出し工
程dが不要となる。この発明における最初の型込め工程
eには、従来の組立て工程bで行われていたコンデンサ
本体7の組立てが含まれる。
る。図1は本発明による製造工程を示す図である。図1
に示される製造工程は、図13に示す従来の製造工程と
比較すると明白なように、従来のユニット組立て工程
a、組立て工程b、接着剤硬化工程c、治具取り出し工
程dが不要となる。この発明における最初の型込め工程
eには、従来の組立て工程bで行われていたコンデンサ
本体7の組立てが含まれる。
【0009】次の予熱工程fでは、従来の接着剤硬化工
程cで行われていたコンデンサ本体7の接着剤硬化が含
まれる。以後の工程は、ほぼ従来と同様に構成される。
次に上述した各工程を詳細に説明する。図2は最初の型
込め工程eで用いられる組立て治具15の平面図であ
り、図3は同じく組立て治具15の正面図であり、図4
はその側面図である。
程cで行われていたコンデンサ本体7の接着剤硬化が含
まれる。以後の工程は、ほぼ従来と同様に構成される。
次に上述した各工程を詳細に説明する。図2は最初の型
込め工程eで用いられる組立て治具15の平面図であ
り、図3は同じく組立て治具15の正面図であり、図4
はその側面図である。
【0010】組立て治具15は側板16を基板17にボ
ルト18により固定させたものである。基板17には、
コンデンサ本体7下端の端子金具4にねじ込まれるボル
ト29を挿通する孔19が形成されている。側板16の
内側3面は、孔19を中心とするとともにコンデンサ本
体7と同一径をした仮想の円柱体が外接するように配置
されている。すなわち、孔19をコンデンサ本体7の中
心軸に一致させておき、端子金具4、セラミック誘電体
板5、電極板6を側板16に押しつけながら順に積層し
ていくことにより、コンデンサ本体7の芯出しができ
る。
ルト18により固定させたものである。基板17には、
コンデンサ本体7下端の端子金具4にねじ込まれるボル
ト29を挿通する孔19が形成されている。側板16の
内側3面は、孔19を中心とするとともにコンデンサ本
体7と同一径をした仮想の円柱体が外接するように配置
されている。すなわち、孔19をコンデンサ本体7の中
心軸に一致させておき、端子金具4、セラミック誘電体
板5、電極板6を側板16に押しつけながら順に積層し
ていくことにより、コンデンサ本体7の芯出しができ
る。
【0011】図5はモールド金型を構成する底板21,
22の平面図であり、図6は図5のA−A線上の断面図
である。底板21,22はアルミニウム材からなり、接
合線Bにおいて相互に当接して一体となり、その状態で
中心に孔23と、孔23を中心にして反対方向でかつ等
距離の位置に孔24,25が形成されている。さらに、
組立て治具15を挿通するため、孔23を基準にして組
立て治具15の断面と同一形状をした取付け孔であると
ころの孔26が形成されている。
22の平面図であり、図6は図5のA−A線上の断面図
である。底板21,22はアルミニウム材からなり、接
合線Bにおいて相互に当接して一体となり、その状態で
中心に孔23と、孔23を中心にして反対方向でかつ等
距離の位置に孔24,25が形成されている。さらに、
組立て治具15を挿通するため、孔23を基準にして組
立て治具15の断面と同一形状をした取付け孔であると
ころの孔26が形成されている。
【0012】孔23には、端子金具4の先端部を嵌合さ
せるためのざぐり穴27が形成されている。また、孔2
3を中心として、孔24,25,26を含む円形の範囲
にモールド材の充填空間となる凹部20が形成されてい
る。さらに、底板22には後述する上型組立てのための
位置決めピン28が植設されている。
せるためのざぐり穴27が形成されている。また、孔2
3を中心として、孔24,25,26を含む円形の範囲
にモールド材の充填空間となる凹部20が形成されてい
る。さらに、底板22には後述する上型組立てのための
位置決めピン28が植設されている。
【0013】図7は底板21,22に組立て治具15を
固定してコンデンサ本体7を組み立てた状態の平面図で
あり、図8は図7の正面図である。図では、組立て治具
15が底板22の孔26に挿通されて、孔23を中心と
する基準位置に固定されることにより、コンデンサ本体
7が正確に金型の中心位置に組立てられる。コンデンサ
本体7を組み立てる際は、初めに端子金具4の先端を、
底板22のざぐり穴27に嵌合するとともに、底板22
の下面から孔23にボルト29を挿入して端子金具4の
先端にねじ込んで端子金具4を底板22に固定する。
固定してコンデンサ本体7を組み立てた状態の平面図で
あり、図8は図7の正面図である。図では、組立て治具
15が底板22の孔26に挿通されて、孔23を中心と
する基準位置に固定されることにより、コンデンサ本体
7が正確に金型の中心位置に組立てられる。コンデンサ
本体7を組み立てる際は、初めに端子金具4の先端を、
底板22のざぐり穴27に嵌合するとともに、底板22
の下面から孔23にボルト29を挿入して端子金具4の
先端にねじ込んで端子金具4を底板22に固定する。
【0014】次に、端子金具4の上面にセラミック誘電
体板5を2枚と電極板6とを交互に組立て治具15の側
板16に押し当てるとともに、接着剤を塗布しながら積
み重ねていく。最上部に端子金具14を接着してコンデ
ンサ本体7の組立てが完了する。なお、図中の31,3
2は、完成品中に設置されるボルト座であり、底板22
の下面から孔24,25に挿通したボルト33,34に
より底板22に固定される。また、端子金具4,14、
セラミック誘電体板5,電極板6の間には接着剤層30
がそれぞれ形成される。
体板5を2枚と電極板6とを交互に組立て治具15の側
板16に押し当てるとともに、接着剤を塗布しながら積
み重ねていく。最上部に端子金具14を接着してコンデ
ンサ本体7の組立てが完了する。なお、図中の31,3
2は、完成品中に設置されるボルト座であり、底板22
の下面から孔24,25に挿通したボルト33,34に
より底板22に固定される。また、端子金具4,14、
セラミック誘電体板5,電極板6の間には接着剤層30
がそれぞれ形成される。
【0015】図9は、底板21,22に側型36,37
を取付けた状態を示す図である。アルミニウム材からな
る側型36,37は半割り構造をし、側型36が底板2
2の位置決めピン28に嵌合することで位置決めされ
る。また、コンデンサ本体7の中心軸の上方にボルト3
8,39に固定される押圧板41を介して、アルミニウ
ム材からなる中子42が側型36,37に固定される。
中子42は側型36,37との間にOリング43を介し
て気密に支持されるとともに、下面中心でコンデンサ本
体7の上端である端子金具14に当接する。
を取付けた状態を示す図である。アルミニウム材からな
る側型36,37は半割り構造をし、側型36が底板2
2の位置決めピン28に嵌合することで位置決めされ
る。また、コンデンサ本体7の中心軸の上方にボルト3
8,39に固定される押圧板41を介して、アルミニウ
ム材からなる中子42が側型36,37に固定される。
中子42は側型36,37との間にOリング43を介し
て気密に支持されるとともに、下面中心でコンデンサ本
体7の上端である端子金具14に当接する。
【0016】ここで中子42の中心孔44を挿通したボ
ルト45が端子金具14にねじ込まれて、コンデンサ本
体7の上端が定位置に固定される。すなわち、端子金具
4,14およびセラミック誘電体板5、電極板6が交互
に積み重ねられたコンデンサ本体7は、側面が組立て治
具15により支持される以外にも上下の端部が固定され
ることにより、各部品が正規の位置に保たれてコンデン
サ本体7全体の形状が安定する。なお、側型36,37
が、底板21,22に組み込まれた結果、それらの内部
に空間Sが形成される。これで型込め工程eが終了す
る。
ルト45が端子金具14にねじ込まれて、コンデンサ本
体7の上端が定位置に固定される。すなわち、端子金具
4,14およびセラミック誘電体板5、電極板6が交互
に積み重ねられたコンデンサ本体7は、側面が組立て治
具15により支持される以外にも上下の端部が固定され
ることにより、各部品が正規の位置に保たれてコンデン
サ本体7全体の形状が安定する。なお、側型36,37
が、底板21,22に組み込まれた結果、それらの内部
に空間Sが形成される。これで型込め工程eが終了す
る。
【0017】次いでこの状態を保ったまま次の予熱工程
fに進む。予熱工程fは次の注型工程gに備えて、上述
したコンデンサ本体7を組み込んだ金型全体を所定温度
まで加熱する。この予熱工程fの間に、コンデンサ本体
7の各部品間の接着剤層30が硬化して、コンデンサ本
体7全体が一体化され、単独でも安定する。この状態で
必要によってはコンデンサ本体7を取り出して、端子金
具4,14、電極板6の間に半田付けによりホルマール
線を接続することもある。次に、ボルト29を端子金具
4および基板17から抜き取り、底板22に固定されて
いた組立て治具15を下方へ引き出し、再びボルト29
を端子金具4にねじ込み固定して注型工程gへ進む。
fに進む。予熱工程fは次の注型工程gに備えて、上述
したコンデンサ本体7を組み込んだ金型全体を所定温度
まで加熱する。この予熱工程fの間に、コンデンサ本体
7の各部品間の接着剤層30が硬化して、コンデンサ本
体7全体が一体化され、単独でも安定する。この状態で
必要によってはコンデンサ本体7を取り出して、端子金
具4,14、電極板6の間に半田付けによりホルマール
線を接続することもある。次に、ボルト29を端子金具
4および基板17から抜き取り、底板22に固定されて
いた組立て治具15を下方へ引き出し、再びボルト29
を端子金具4にねじ込み固定して注型工程gへ進む。
【0018】注型工程gは、底板22から組立て治具1
5を除去した後、天地を替えて、それまで組立て治具1
5が挿通されていた底板22の孔26を注入口としてモ
ールド材Mを注入する。このとき、金型内部の空間Sで
は、コンデンサ本体7の上下が固定されていることによ
り中心の所定位置に保たれており、その周囲にモールド
材Mが充填される。
5を除去した後、天地を替えて、それまで組立て治具1
5が挿通されていた底板22の孔26を注入口としてモ
ールド材Mを注入する。このとき、金型内部の空間Sで
は、コンデンサ本体7の上下が固定されていることによ
り中心の所定位置に保たれており、その周囲にモールド
材Mが充填される。
【0019】図10はモールド材Mが注入された後の状
態を示す断面図である。この状態で次の一次硬化工程h
へ進み、コンデンサ本体7が組み込まれたモールド金型
全体を所定温度まで昇温する。モールド材Mがエポキシ
樹脂である場合は、炉内温度を100℃として24時間
保持する。以後は、モールド成形の通常工程である、離
型工程i、二次硬化工程jを経て完成される。
態を示す断面図である。この状態で次の一次硬化工程h
へ進み、コンデンサ本体7が組み込まれたモールド金型
全体を所定温度まで昇温する。モールド材Mがエポキシ
樹脂である場合は、炉内温度を100℃として24時間
保持する。以後は、モールド成形の通常工程である、離
型工程i、二次硬化工程jを経て完成される。
【0020】図11は、以上の工程を経て完成したモー
ルド型セラミックコンデンサCの断面図であり、図12
はその底面図である。図中の46は端子金具14からな
る高圧電極、47は端子金具4からなる低圧電極、48
はホルマール線である。このモールド型セラミックコン
デンサCは、低圧電極47側にフランジ部Fを形成し、
そのフランジ部Fの端面にボルト座31,32が設置さ
れている。
ルド型セラミックコンデンサCの断面図であり、図12
はその底面図である。図中の46は端子金具14からな
る高圧電極、47は端子金具4からなる低圧電極、48
はホルマール線である。このモールド型セラミックコン
デンサCは、低圧電極47側にフランジ部Fを形成し、
そのフランジ部Fの端面にボルト座31,32が設置さ
れている。
【0021】このように、モールド型セラミックコンデ
ンサCを製造する場合、型込め工程eにおいてコンデン
サ本体7の組立てを行い、さらに予熱工程fにおいてコ
ンデンサ本体7の接着剤層30を硬化させるようにした
ことにより、従来単独で必要であったユニット組立て工
程a、コンデンサ本体7の組立て工程b、接着剤硬化工
程cおよび治具取り出し工程dがそれぞれ不要となる。
特に接着剤硬化工程cでの所要時間が通常は1時間であ
るが、これを削減できることにより、製造時間が大幅に
短縮される。
ンサCを製造する場合、型込め工程eにおいてコンデン
サ本体7の組立てを行い、さらに予熱工程fにおいてコ
ンデンサ本体7の接着剤層30を硬化させるようにした
ことにより、従来単独で必要であったユニット組立て工
程a、コンデンサ本体7の組立て工程b、接着剤硬化工
程cおよび治具取り出し工程dがそれぞれ不要となる。
特に接着剤硬化工程cでの所要時間が通常は1時間であ
るが、これを削減できることにより、製造時間が大幅に
短縮される。
【0022】また、コンデンサ本体7の組立てが金型内
で行われ、しかもそのままの位置で引き続き硬化される
ため、高精度に組立てられて芯ずれがなくなり、品質が
安定して分歩留りが向上する。なお、本発明では実施例
のモールド型セラミックコンデンサCの形状・構造に限
定されるものでなく、セラミック誘電体板、電極板を交
互に積み重ねる基本構造をした他のモールド型セラミッ
クコンデンサについても同様に適用できる。
で行われ、しかもそのままの位置で引き続き硬化される
ため、高精度に組立てられて芯ずれがなくなり、品質が
安定して分歩留りが向上する。なお、本発明では実施例
のモールド型セラミックコンデンサCの形状・構造に限
定されるものでなく、セラミック誘電体板、電極板を交
互に積み重ねる基本構造をした他のモールド型セラミッ
クコンデンサについても同様に適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、セラ
ミック誘電体板、電極板および端子金具の組立てをモー
ルド成形金型内で行い、しかも金型を予熱して接着層を
硬化することにより工程数が少なくなり、製造時間の短
縮とコストダウンができる。また、セラミック誘電体板
および電極板等の組立てを初めからモールド成形金型内
の所定位置で行い、そのままの状態を保持してモールド
成形を行うことにより、芯ずれの発生が少なくなり、品
質が安定して歩留りが改善される。
ミック誘電体板、電極板および端子金具の組立てをモー
ルド成形金型内で行い、しかも金型を予熱して接着層を
硬化することにより工程数が少なくなり、製造時間の短
縮とコストダウンができる。また、セラミック誘電体板
および電極板等の組立てを初めからモールド成形金型内
の所定位置で行い、そのままの状態を保持してモールド
成形を行うことにより、芯ずれの発生が少なくなり、品
質が安定して歩留りが改善される。
【図1】本発明を用いた製造工程の一例を示す図であ
る。
る。
【図2】型込め工程で用いられる組立て治具の平面図で
ある。
ある。
【図3】同じく型込め工程で用いられる組立て治具の正
面図である。
面図である。
【図4】同じく型込め工程で用いられる組立て治具の側
面図である。
面図である。
【図5】モールド金型を構成する底板の平面図である。
【図6】図5のA−A線上の断面図である。
【図7】コンデンサ本体を組み立てた状態の平面図であ
る。
る。
【図8】同じくコンデンサ本体を組み立てた状態の正面
図である。
図である。
【図9】底板に上型を取付けた状態の断面図である。
【図10】モールド材が注入された後の状態を示す断面
図である。
図である。
【図11】完成したモールド型セラミックコンデンサの
断面図である。
断面図である。
【図12】同じく完成したモールド型セラミックコンデ
ンサの底面図である。
ンサの底面図である。
【図13】従来例の製造工程を示す図である。
【図14】従来例のユニット組立て工程を示す平面図で
ある。
ある。
【図15】同じく従来例のユニット組立て工程を示す正
面図である。
面図である。
【図16】従来例の型込め工程を示す正面図である。
【図17】従来例の型込めおよび注型工程を示す断面図
である。
である。
4 端子金具 5 セラミック誘電体板 6 電極板 7 コンデンサ本体 14 端子金具 15 組立て治具 19 孔 21,22 底板 23〜26 孔 28 位置決めピン 29 ボルト 30 接着剤層 36、37 側型 38,39 ボルト 41 押圧板
Claims (1)
- 【請求項1】 セラミック誘電体板と電極板を交互に積
層・接着してコンデンサ本体を組立てた後、モールド成
形により周囲に絶縁樹脂を被覆するモールド型セラミッ
クコンデンサの製造方法において、組立て前のモールド
成形金型の内側であって、後のモールド成形工程中にコ
ンデンサ本体が支持される所定位置に組立て治具を装着
するとともに、その組立て治具にセラミック誘電体板、
電極板および端子金具を組み込みながら積層・接着する
ことによりコンデンサ本体を組立てた後、金型を組立
て、次いで、コンデンサ本体の両端を金型により支持し
ながら金型を予熱してコンデンサ本体の接着層を硬化さ
せ、さらに、金型に形成しておいた取付け孔から組立て
治具を抜き出し、その取付け孔よりモールド材を注入す
ることを特徴とするモールド型セラミックコンデンサの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3255791A JP2962895B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | モールド型セラミックコンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3255791A JP2962895B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | モールド型セラミックコンデンサの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0567539A JPH0567539A (ja) | 1993-03-19 |
| JP2962895B2 true JP2962895B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=17283686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3255791A Expired - Lifetime JP2962895B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | モールド型セラミックコンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2962895B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6477030B2 (en) | 2000-07-07 | 2002-11-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electronic component |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3255791A patent/JP2962895B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6477030B2 (en) | 2000-07-07 | 2002-11-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Electronic component |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0567539A (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990727 |