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JP2963382B2 - 空力ブレーキ装置 - Google Patents
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JP2963382B2 - 空力ブレーキ装置 - Google Patents

空力ブレーキ装置

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JP2963382B2
JP2963382B2 JP7303809A JP30380995A JP2963382B2 JP 2963382 B2 JP2963382 B2 JP 2963382B2 JP 7303809 A JP7303809 A JP 7303809A JP 30380995 A JP30380995 A JP 30380995A JP 2963382 B2 JP2963382 B2 JP 2963382B2
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moving body
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昌人 三輪
真 田口
浩 岡本
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Kawasaki Jukogyo KK
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    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/40Weight reduction

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速車両や飛行機
等の移動体に空気抵抗によって制動力をもたらす空力ブ
レーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空力ブレーキ装置は、空気抵抗を利用し
て移動体に制動力をもたらす手段であり、一般的には、
機械的または電磁的ブレーキのバックアップとして高速
車両等に装備される。普段は移動体の表面に沿う位置に
あるブレーキ板を、必要に応じて移動体の外側に立て
(つまり周囲に向けて開き)、空気抵抗を大きくするこ
とによって制動力を得るように構成されたものが多い。
そのような空力ブレーキ装置は、たとえば特開平6−2
19269号公報に記載されている。
【0003】同公報によると、空力ブレーキ装置は基本
的には図4のように構成されて車両の屋根の部分などに
取り付けられている。すなわち空力ブレーキ装置5は、
a)車両1の表面に沿う位置と進行方向に直角な位置との
間で揺動起伏することにより開閉し得るブレーキ板60
を有するほか、b)当該開閉を可能にすべくピン60Aを
介してブレーキ板60の基部と連結され、かつ車両1の
構体部分W上に固着されるブラケット70、および、c)
上記の開閉を駆動すべく両端部がピン80A・80Bを
介して上記のブレーキ板60およびブラケット70にそ
れぞれ連結されたシリンダ(伸縮アクチュエータ)80
−などからなる。
【0004】同図において、実線で示したとおりシリン
ダ80を縮めた状態では、ブレーキ板60が車両1の表
面に沿うが、シリンダ80を伸ばすと、図示仮想線のと
おり進行方向に直角な位置にまでブレーキ板60が起立
し、前進時・後進時を問わず大きな空気抵抗を受けて車
両1に制動力をもたらす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】空力ブレーキ装置は、
ブレーキ板を開いたとき大きな力を受けるので、十分な
強度をもつよう配慮して構成される。図4の空力ブレー
キ装置においても、ブレーキ板60の基部(ピン60
A)とシリンダ80の基端部(ピン80A)とを直接に
は構体部分Wに連結せず、一体のブラケット70に対し
て両者を連結したうえ、そのブラケット70を構体部分
Wに固着するものとして、ブラケット70と構体部分W
とが互いに強度を補い合うようにしている。
【0006】しかしながら、図4のような構成は、構体
部分Wにやや複雑な力学的状況をもたらすため、簡単か
つ軽量な構体によって十分な強度を確保することが難し
い。すなわち、図4の構成では、仮想線で示したように
ブレーキ板60が開いて大きな空気抵抗を受けたとき、
構体部分Wには、進行方向(図上の左右)の力がかかる
ほか、ピン60Aの付近では下向きでピン80Aの付近
で上向きとなるいわゆる偶力もブラケット70を介して
はたらき、図上において構体部分Wを左回りにねじるよ
うなモーメントが作用する。進行方向(または上下方
向)に作用する一般的な力に対しては強度的な対処が容
易であるが、モーメント荷重に対する対処は必ずしも容
易ではないため、上記のような力学的状況下では強度
上、構体に相当の余裕をもたせねばならない場合が多
く、構体の簡単化・軽量化を図ることが難しいのであ
る。
【0007】本発明は、以上のような観点より、構体の
(ひいては移動体の)軽量化等を可能にする空力ブレー
キ装置を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空力ブ
レーキ装置は、 A) 移動体の表面に沿う位置から進行方向に対して角度
(90°程度が好ましい)をなす位置にまで開き、かつ
逆に閉じることのできるブレーキ板、 B) 上記の開閉を可能にすべくピンを介して(上記の開
閉を可能にすることから、ピンの軸長方向は移動体の進
行方向と直角またはほぼ直角である。以下のピンについ
ても同様)ブレーキ板の基部と連結され、かつ移動体の
構体部分に固定されるヒンジ部材、 C) ヒンジ部材の一部からピンを介して移動体の進行方
向(前方でも後方でもよい)に延び、その延びた側の端
部が移動体の他の構体部分(B)のヒンジ部材が固定され
た部分とは異なる構体部分)に対して接続されたブラケ
ット、および、 D) 上記の開閉を駆動すべく両端部がピンを介して上記
のブレーキ板およびブラケットにそれぞれ連結された伸
縮アクチュエータ(流体圧シリンダや、ネジもしくは歯
車による伸縮手段など)−等によって構成したもので
ある。
【0009】これを、図4の装置における前記a)・b)・
c)の構成と比較すると、前記b)のブラケットをB)のヒン
ジ部材とC)のブラケットとに分け、ピンを介して両者を
連結したうえ、B)のヒンジ部材のみを構体部分に固定し
た点に特徴がある。そしてC)のブラケットについては、
進行方向に延ばした側の端部を他の構体部分に接続して
いる。
【0010】ブレーキ板から力を受けるヒンジ部材とブ
ラケットとをそれぞれ構体上の別の部分に固定・接続し
たうえ、モーメントを伝達しないようにピンを介して両
者間を連結しているため、異なる向きの力が両者に作用
(たとえば図4の場合のようにヒンジ部材に下向きの力
が作用してブラケットに上向きの力が作用)した場合に
も、それらがモーメントとして構体に作用することはな
い。すなわち、上記のとおり構成したこの空力ブレーキ
装置では、空気抵抗によってブレーキ板が受ける力は、
ヒンジ部材が固定された構体部分と、ブラケットの端部
が接続された構体部分とに、移動体の進行方向(前後)
およびそれと直角な方向(上下または側方)に成分を有
する力としてのみそれぞれ作用し、モーメントとしては
作用しない。
【0011】前後または上下(もしくは移動体の側方)
に方向成分を有していて構体にモーメントとして作用す
ることのない力に対しては、たとえばその力の方向に強
度部材を追加すること等によって容易に強度的な対処が
でき、追加すべき強度部材の量も少なくて足りる。した
がってこの空力ブレーキ装置によると、十分な強度をも
つ構体を、簡単かつ軽量なものとして構成することがで
きる。
【0012】請求項2に記載の空力ブレーキ装置は、請
求項1の装置についてさらに、 E) 前記C)におけるブラケットの端部と構体部分との間
を、ブラケットの延長線上に重ならないように配置され
両端部をピン結合されたリンクによって接続した−も
のである。
【0013】前記C)のように接続されたブラケットと構
体部分との間にこのE)のとおりリンクをつないだこの空
力ブレーキ装置では、当該構体部分に、ブラケットの長
手方向に沿った力が作用しない。E)のリンクは、ブラケ
ットの延長線上に重ならないように配置され、かつ両端
部をピン結合されて回転自在であるため、伸縮アクチュ
エータ等からブラケットが長手方向に力を受けて変位
(ブラケットの剛性は高いため一般的には1mm以下の
変位であるが)しても、その変位相当分だけ当該リンク
が回転するのみであってその変位方向の力を構体部分に
伝えることはないからである。
【0014】そのため、この空力ブレーキ装置では、前
記C)の構体部分にはブラケットの長手方向と直角な方向
にのみ力が作用することになるので、その部分の補強は
さらに簡単になり、重量的にも有利なものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図3に発明の一実施例を示
す。図1は空力ブレーキ装置2を示す図で、図1(a)は
側面図、同(b)は平面図である。図2(a)はその空力ブ
レーキ装置2を有する車両1の側面図であり、同(b)は
同(a)におけるb−b矢視図、同(c)は同(b)における
c−c矢視図である。また、図3は、図2(c)の状態で
装置2にはたらく力の一部を描いた模式図である。
【0016】図2(a)に示す車両1は磁気浮上・リニア
モータ式の高速車両(試験車)であり、その屋根上の複
数個所には、図2(b)に示すとおり左右の2台を一組と
して空力ブレーキ装置2が搭載されている。当該装置2
は、構成部分の多くを車体上部の凹部3内に組み込み、
ブレーキ板10を常態では車両1の表面に沿うように設
けたものだが、図2(b)(の仮想線)および図2(c)に
示すように、油圧シリンダ40を用いてブレーキ板10
を車両1の表面(屋根上)に起立させるまで開くことに
より、空気抵抗によって車両1に制動力を及ぼす。
【0017】車両1に搭載された空力ブレーキ装置2の
それぞれは、図1(a)・(b)のとおり構成している。す
なわち、まず、車両1の強度部材の一つである構体部
分Sを装置2の収容用の凹部3内に通しておき、その構
体部分Sに複数のボルト・ナットを用いてヒンジ部材2
0を固定する。ヒンジ部材20は、構体部分S上に固定
される取付枠21と、車両1の左右に向いた後述のピン
10Aやピン30Aを保持するプレート部分22とを一
体にしたものである。ヒンジ部材20が保持するピン
30Aには、車両1の進行方向に長さを有するブラケッ
ト30を、構体部分S等には固定せず、そのピン30A
を中心に回転し得るように連結する。ブラケット30
のうちピン30Aから離れた側の端部には、やはり車両
1の左右に向けたやや長尺のピン40Aを介して(した
がってそのピン40Aを中心に回転可能に)油圧シリン
ダ40を取り付けるとともに、同じピン40Aを介して
リンク50の一端部を連結する。そしてリンク50の
他方の端部は、ピン50Aを介して構体部分Tに連結す
る。構体部分Tは前記の構体部分Sとは別の強度部材で
あり、その下部に設けた小片51により上記のピン50
Aを保持している。ブラケット30とリンク50とは一
直線上には配置していないので、装置2の使用中にブラ
ケット30が伸縮変形したときもリンク50が回転する
のみで、それによる変位や力が構体部分Tに及ぶことは
ない。以上のようにして各機器を凹部3内に配置した
うえで、ヒンジ部材20に対しピン10Aを介してブレ
ーキ板10の基部を取り付けるとともに、シリンダ40
の伸縮端にピン40Bを介してブレーキ板10の中央付
近を接続する。ピン10Aおよびピン40Bを介して接
続しているため、シリンダ40を伸縮させることにより
ブレーキ板10はスムーズに揺動し、図1(a)の状態と
図2(c)の状態との間で開閉することができる。なお、
ブレーキ板10は、図1(a)に示すように平板部11と
フレーム部12とを一体にすることにより形成してお
り、ピン10A・40Bはそのフレーム部12に係合さ
せている。
【0018】車両1の走行中、この空力ブレーキ装置2
によって制動力を得るには、油圧シリンダ40を伸ばし
て図2(c)のようにブレーキ板10を開けばよい。図示
した白抜き矢印の向きに車両1が走行しているとすれ
ば、このとき、ブレーキ板10およびリンク50には図
3のような力が作用する(逆向きに走行中なら力の向き
が図と逆になる)。すなわちブレーキ板10は、風圧の
合力として力Fを受けるほか、それに抗すべくシリンダ
40から力f1を受け、同時に、その力f1の下向き成
分とつりあう上向きの成分を含む力f2をヒンジ部材2
0上のピン10Aから受ける。一方、リンク50は、上
記f1と逆向きで大きさの等しい力f3をピン40Aの
部分で受けるほか、同じピン40Aの部分でブラケット
30からの力f4を受け、さらにピン50Aの部分で構
体部分T(小片51)から、力f3・f4とつりあう下
向きの力f5を受ける。したがって、見方をかえて構体
部分Tについていえば、力f5の反作用として、力f5
と同じ大きさをもつ上向きの力を受けることになる。同
様に構体部分Sとしては、力f2と同じ大きさをもつ下
向きの力と、ブラケット30から伝わる、力f4と同じ
大きさの図示左向きの力とを受けることになる。
【0019】このように、構体部分Sと構体部分Tとに
はそれぞれ下向きおよび上向きの成分を含む力が作用す
るが、ヒンジ部材20とブラケット30との間がピン3
0Aによる連結であって回転自在であることから、それ
ぞれの力は各構体部分S・Tに個別に作用し、モーメン
トとして構体に作用することはない。また、前述のよう
にリンク50の回転が自在であることから、構体部分T
には上下方向の力しか作用しない。このような点から、
構体部分S・Tは、ともに単純かつ軽量な構成(図1の
ように通常の形鋼を組み合わせたもの)でありながら、
予想される力に耐え得る十分な強度を有するものとなっ
ている。
【0020】なお、この空力ブレーキ装置2は多数の個
所にピン結合部分を有していて、位置ぎめに関するいわ
ゆる自由度が高いため、組立ならびに車両1への取付け
が容易である。すなわち、構体部分S・T間の位置関係
(間隔や相対高さ等)に多少のばらつきがあっても、ま
たヒンジ部材20やブラケット30等に寸法誤差があっ
ても、ピン30Aやピン40A・50Aを介してブラケ
ット30またはリンク50に多少の角度をもたせること
により、組立や取付けを円滑に行うことができるからで
ある。
【0021】以上、一実施例を紹介したが、本発明がこ
の例に限るものでないことは言うまでもない。たとえ
ば、ブラケット30と構体部分Tとの接続については、
上記のようにリンク50によるのでなく、ブラケット3
0の端部にその長手方向(図1(a)では左右)に長い長
穴を形成し、構体部分Tに付けたピン50Aをその長穴
の中ほどに係合させる−といった手段をとることも可
能である。
【0022】
【発明の効果】請求項1の空力ブレーキ装置によると、
空気抵抗によってブレーキ板に制動力がかかったときも
モーメントとして荷重が構体に作用することはないの
で、十分な強度をもつ構体を簡単かつ軽量に構成するこ
とができ、車両などの移動体について軽量化を図ること
ができる。
【0023】請求項2の空力ブレーキ装置の場合、ブラ
ケットと接続した側の構体部分に関しては作用する力の
方向が限定される(ブラケットの長手方向に沿った力は
作用しない)ため、構体の強度をさらに容易に確保する
ことができ、移動体の軽量化を一層実現しやすい。ま
た、この装置は、ピン結合部分を多く含んでいて自由度
の高い構成をとっているため、組立ならびに移動体への
取付けを容易に行えるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の一実施例である空力ブレーキ装置2を示
す図であり、図1(a)はその側面図、同(b)は平面図で
ある。
【図2】図2(a)は、空力ブレーキ装置2を有する車両
1の全体的な側面図であり、同(b)は同(a)におけるb
−b矢視図、同(c)は同(b)におけるc−c矢視図であ
る。
【図3】図2(c)の状態で装置2にはたらく力の一部を
描いた模式図である。
【図4】従来の空力ブレーキ装置5を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 車両(移動体) 2 空力ブレーキ装置 10 ブレーキ板 20 ヒンジ部材 30 ブラケット 40 油圧シリンダ(伸縮アクチュエータ) 50 リンク 10A・30A・40A・40B・50A ピン S・T 構体部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 浩 東京都江東区南砂2丁目4番25号 川崎 重工業株式会社 東京設計事務所内 (56)参考文献 特開 平1−299330(JP,A) 特開 平2−142932(JP,A) 米国特許4542869(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 57/00 B60L 7/24 B60T 17/14 B64C 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の表面に沿う位置から進行方向に
    対して角度をなす位置まで開き、かつ逆に閉じることの
    できるブレーキ板と、 上記の開閉を可能にすべくピンを介してブレーキ板の基
    部と連結され、かつ移動体の構体部分に固定されるヒン
    ジ部材と、 ヒンジ部材の一部からピンを介して移動体の進行方向に
    延び、その延びた側の端部が移動体の他の構体部分に対
    して接続されたブラケットと、 上記の開閉を駆動すべく両端部がピンを介して上記のブ
    レーキ板およびブラケットにそれぞれ連結された伸縮ア
    クチュエータとを有することを特徴とする空力ブレーキ
    装置。
  2. 【請求項2】 接続された上記ブラケットの端部と構体
    部分との間が、ブラケットの延長線上に重ならないよう
    に配置され両端部をピン結合されたリンクによってつな
    がれている請求項1に記載の空力ブレーキ装置。
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