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JP2969550B2 - 屋上搭載型ジャッキ装置 - Google Patents
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JP2969550B2 - 屋上搭載型ジャッキ装置 - Google Patents

屋上搭載型ジャッキ装置

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JP2969550B2
JP2969550B2 JP1278095A JP1278095A JP2969550B2 JP 2969550 B2 JP2969550 B2 JP 2969550B2 JP 1278095 A JP1278095 A JP 1278095A JP 1278095 A JP1278095 A JP 1278095A JP 2969550 B2 JP2969550 B2 JP 2969550B2
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忠幸 吉田
正義 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋根のジャッキ装置に関
し、詳細には、先行構築した屋根を仮設支柱に沿ってリ
フトアップしながら、その屋根の下に順次低層階から構
造物を構築するリフトアップ施工に用いる屋上搭載型の
ジャッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ビル建設の自動化を図るために、
施工のロボット化とともに建物躯体の上部を大屋根で覆
い、これをジャッキによりリフトアップしながら施工階
を建て継いでいく多層建物の施工法が提案されており、
一部は実施されている。この施工法は、施工階で施工作
業のための空間を得るために、仮設支柱に設けられた孔
に固定ピンを着脱しながらジャッキで大屋根を上昇し、
この大屋根を仮設支柱で支持しておき、施工階の本体柱
や梁等の部材を施工階床スラブと大屋根間にセットする
ものである。
【0003】かようなリフトアップシステムにおいて、
ほとんどの場合、ジャッキ装置は屋根梁の下面にボルト
等によって固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジャッ
キ装置を屋根の下側に固定した場合には、以下のような
様々な問題が生じる。
【0005】第一に、ジャッキ装置の屋根下側への固定
作業時に、ジャッキ装置を床上に仮置きしてから屋根を
組み立て、その後にジャッキ装置を屋根の梁下面まで引
き上げる必要があり、作業が煩雑で作業性が悪いという
問題点がある。
【0006】第二に、天井走行型自動クレーンを天井に
設ける場合、屋根下側に設置されたジャッキ装置によっ
て、天井走行型自動クレーンの設置箇所や走行空間が限
定を受けて、その作業性が低減するという問題点があ
る。
【0007】第三に、ジャッキ装置が常に床から高い位
置、すなわち屋根下側にあるため、点検や保守作業が高
所作業となり、その作業が困難であると共に、墜落事故
発生の危険性が増すという問題点がある。
【0008】第四に、撤去時には、本設屋根梁の間から
ジャッキ装置を引き上げるため、ジャッキ装置を小分割
に分解しなければならず、この分解作業に時間と手間が
かかるという問題点がある。
【0009】本発明は上記のような従来の問題点に着目
してなされたものであり、その目的は、設置作業や撤去
作業を簡単に行うことができ、また、天井に天井走行型
自動クレーンを設ける場合にも、その設置箇所や走行空
間を自由に定めることができ、さらに、点検や保守作業
が安全で容易に行えるジャッキ装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的に鑑
みてなされたものであって、その要旨は、先行構築した
屋根を仮設支柱に沿ってリフトアップしながら、その屋
根の下に順次低層階から構造物を構築するリフトアップ
施工に用いるリフトアップ装置において、第一の枠体と
第二の枠体とを略平行に離隔するように連結部材を設け
て立体フレームを形成し、前記仮設支柱に設けられた複
数の孔のいずれかに選択的にピンを自在に抜き差しする
第一の固定ピン着脱装置を前記第一の枠体に設け、垂直
方向に伸縮作動するシリンダの一端を前記第一の枠体に
固定し、このシリンダの他端に、前記仮設支柱に設けら
れた複数の孔のいずれかに選択的にピンを自在に抜き差
しする第二の固定ピン着脱装置を設け、前記第一及び第
二の枠体を前記仮設支柱貫通するように配置して、
第一の枠体または第二の枠体のいずれか一方を前記屋根
の上側に固定し、前記第一及び第二の固定ピン着脱装置
が、前記仮設支柱に設けられた複数の孔に抜き差し自在
に設けられた固定ピンと、この固定ピンの軸に沿って摺
動する摺動部材と、前記固定ピンの軸に沿い前記摺動部
材の前後に各別に設けられた弾性部材と、連結部材を介
して前記摺動部材と連結した伸縮手段とを、それぞれ各
別に備えることを特徴とする屋上搭載型ジャッキ装置に
ある。
【0011】また、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置に
おいて、前記屋根を前記仮設支柱に沿って上下動するた
めのガイドローラを、前記第一の枠体と第二の枠体とに
設けても良い。
【0012】さらに、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置
において、第一の枠体および第二の枠体は、仮設支柱を
囲んで、内側に仮設支柱を貫通させることができる形状
であれば、仮設支柱の断面形状にかかわり無く形成する
ことができる。例えば、仮設支柱が矩形断面に形成され
ているときには、第一の枠体および第二の枠体は、同様
に矩形に形成しても、あるいは、円形に形成しても、も
しくは、その他の形状に形成しても良い。また、逆に、
仮設支柱が円形断面に形成されているときにも、矩形、
円形、あるいは、これ以外の形状の何れに形成しても良
い。
【0013】更にまた、本発明の屋上搭載型ジャッキ装
置において、連結部材は、第一の枠体と第二の枠体とを
略平行に離隔することができれば、第一の枠体および第
二の枠体のいずれの箇所に何本を立設しても良く、例え
ば、第一の枠体および第二の枠体が多角形状である場合
には、この全ての角部分、あるいは所望の角部分、もし
くはその他の所望の部分に立設することができる。
【0014】また、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置に
おいて、第一の固定ピン着脱装置は、仮設支柱に形成さ
れた孔にピンを差し込んで、屋根の荷重を仮設支柱に伝
達し、バランス良く上下動のための反力をとることがで
きれば、第一の枠体における配設位置や、配設台数は適
宜定めることができる。一方、第二の固定ピン着脱装置
は、シリンダの先端に仮設支柱を囲む形状に支持枠を設
け、この支持枠を介して設けても良く、あるいは、シリ
ンダ先端に直接に設けても良い。この時、第二の固定ピ
ン着脱装置は、第一の固定ピン着脱装置と協動し、仮設
支柱に形成された孔にピンを差し込んで、それぞれ屋根
の荷重を仮設支柱にバランス良く伝達することができれ
ば、第一の固定ピン着脱装置と同じ平面配置になるよう
に配しても良く、あるいは、異なる平面配置で配しても
良い。
【0015】さらに、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置
において、シリンダは、屋根を仮設支柱に沿って上下動
させることができれば良く、屋上搭載型ジャッキ装置の
配設台数や屋根重量等を考慮したうえで、一台の屋上搭
載型ジャッキ装置について配設本数を何本にするかを、
適宜定めることができる。
【0016】更にまた、本発明の屋上搭載型ジャッキ装
置において、ガイドローラは、仮設支柱外周に接触して
転動可能な転動部材を先端に設け、この転動部材を介し
て仮設支柱から受ける押圧力を緩和する緩和手段、例え
ば、つる巻きバネや板バネを含むバネ、または、油圧や
気圧等による流体圧シリンダー等を備える構成にするこ
とができる。かようなガイドローラの個数や配設位置
は、リフトアップ作業時に製作・施工誤差を吸収しなが
ら滑らかに屋根を垂直に移動できる個数や位置関係であ
れば良く、異なる2つの高さにある第一及び第二の枠体
において、例えば、それぞれの枠体の同一平面上の直交
する二本の線上に位置する4箇所から仮設支柱に向かっ
て各一個以上、各段合計四個以上を配しても良い。
【0017】したがって、離隔した異なる2つの高さで
四方にガイドローラを配することにより、いずれの方向
の誤差やずれに対しても正しい位置を保持しながら屋根
を滑らかに垂直に移動することができる。そして、緩和
手段は、水平力によって屋根が受ける変位が急激に仮設
支柱に伝達して衝撃を与えないように、あるいは仮設支
柱を破壊したりしないように、その弾性力によって水平
力を吸収する。
【0018】さらに、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置
において、第一及び第二の固定ピン着脱装置は、前記仮
設支柱に設けられた複数の孔に抜き差し自在に設けられ
た固定ピンと、この固定ピンの軸に沿って摺動する摺動
部材と、前記固定ピンの軸に沿い前記摺動部材の前後に
各別に設けられた弾性体と、連結部材を介して前記摺動
部材と連結した伸縮手段とを備える構成にしても良い。
かような構成を第一及び第二の固定ピン着脱装置に採用
することによって、固定ピンに水平力が作用した場合に
は、この水平力を前後何れか一方の弾性体が吸収しなが
ら摺動部材に伝達し、他方の弾性体は摺動部材からの押
圧力に対する反力を与える。そのため、固定ピン着脱装
置に水平力が作用した場合でも、その水平力を緩和して
伸縮手段にまで伝達しないようにでき、したがって、水
平力緩和のために伸縮手段を必要以上に大きくしなくて
も良く、固定ピン着脱装置の軽量化や小型化を図ること
ができる。また、上記固定ピン着脱装置では、固定ピン
をピン孔から着脱する場合、伸縮手段の伸縮動作を連結
部材を介して摺動部材に伝えると、摺動部材からは前後
何れか一方の弾性体を介して固定ピンに伝達され、これ
によって固定ピンはピン孔に着脱することができる。
【0019】
【作用】本発明の屋上搭載型ジャッキ装置は、第一及び
第二の固定ピン着脱装置、シリンダ及びガイドローラを
備えた立体フレームを、仮設支柱が貫通するように配置
して先行構築された屋根の上に固定し、この立体フレー
ムに設けた第一の固定ピン着脱装置と、その立体フレー
ムに小型かつ安価なリフトアップシリンダを介して取り
付けられた第二の固定ピン着脱装置とによって、これら
各固定ピン着脱装置に設けたピンを上記仮設支柱に設け
た複数のピン孔に抜き差しして、上記リフトアップシリ
ンダの伸縮動作とともに、仮設支柱に対して屋根を、ま
た、この屋根に対してリフトアップポストを、それぞれ
昇降作動させながら、屋根を最上の施工階へ設置可能に
する。
【0020】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0021】図1は、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置
を採用する多層建物のリフトアップ施工法を示すために
一部を省略した正面図である。図1において、対向する
二面に複数の固定ピン孔21を備えた仮設支柱23は、
その下方に上段支持装置34と下段支持装置35との二
段の支持装置を備え、この上下段支持装置34,35
は、それぞれの階層の大梁38間に架設された小梁37
の上に着脱自在に固定されており、仮設支柱23を上層
階へ盛り替える場合には、小梁37の間を通過すること
ができるように、折り畳み可能な構成となっている。ま
た、仮設支柱23はその上方で屋根30を支持してお
り、この屋根の上側に本発明の屋上搭載型ジャッキ装置
A(図2および図3参照)が固定されている。
【0022】図2は、図1における屋上搭載型ジャッキ
装置Aの拡大図であり、この屋上搭載型ジャッキ装置A
は、第一の枠体51と第二の枠体54とを略平行に離隔
するように連結部材53を設けて形成した立体フレーム
60と、第一の枠体51に設けた第一の固定ピン着脱装
置1と、一端を第一の枠体51に固定したリフトアップ
シリンダ52と、このリフトアップシリンダ52の他端
に設けたピン着脱装置支持枠55と、このピン着脱装置
支持枠55に固定した第二の固定ピン着脱装置56とを
主要部として備え、さらに、この主要部に加えて、第一
の枠体51に固定したガイドローラ50と、第二の枠体
54に固定したガイドローラ57とを備える。
【0023】かような構成の屋上搭載型ジャッキ装置A
は、図2に示すように、第二の枠体54を屋根30の大
梁58の上側フランジにボルト59等で固定するか、あ
るいは、図11に示すように、図2の屋上搭載型ジャッ
キ装置Aを上下逆にし、第一の枠体51を屋根30の大
梁58の上側フランジにボルト59等で固定しても良
い。図11の屋上搭載型ジャッキ装置Bも、以下に、説
明するように屋上搭載型ジャッキ装置Aと同様な作用や
効果を得ることができる。
【0024】ここで、第一の枠体51および第二の枠体
54は、図3に示すように、その内側を矩形の仮設支柱
23が貫通できる寸法で、鋼材等を矩形形状に溶接して
形成する。そして、これらの枠体51,54を略平行に
離隔するように、それぞれ枠体51,54の所望の複数
位置に、それぞれ連結部材53を固定すると、立体フレ
ーム60を形成することができる。なお、この所望の複
数位置は枠体51,54の四隅とするのが構造耐力的に
好ましい。
【0025】また、ガイドローラ50は、図3に示した
ように矩形形状に形成した第一の枠体51の各辺上側
に、それぞれ二個ずつ、合計八個を固定し、ガイドロー
ラ先端の回転輪50aが仮設支柱23の表面を転動可能
な位置に設ける。同様に、ガイドローラ57は、第二の
枠体54の各辺下側に、それぞれ二個ずつ、合計八個を
固定する。
【0026】さらに、第一の固定ピン着脱装置1は、図
7に示したように、その固定ピン先端10aを、矩形形
状の仮設支柱23の対向する二面に形成された固定ピン
孔21に、それぞれ自在に抜き差しできるように、第一
の枠体51の対向する二辺に各一台ずつ設ける。
【0027】更にまた、図2に示したリフトアップシリ
ンダ52は、伸縮作動する油圧シリンダなどからなり、
合計2本のリフトアップシリンダ52の、それぞれ一端
を第一の枠体51の二辺中央部(第一の固定ピン着脱装
置1が固定されていない二辺の中央部。図7参照)下側
に固定し、それぞれ他端を、矩形平面でリング状のピン
着脱装置支持枠55にヒンジ52aで回動自在に固定す
る。そして、このピン着脱装置支持枠55には仮設支柱
23の固定ピン孔21に対向する位置に、第二の固定ピ
ン着脱装置56が取り付けられ、その第二の固定ピン着
脱装置56が持つ正方形断面の固定ピンを、その仮設支
柱23の固定ピン孔21のいずれかに、自動的に抜き差
しできるようにしている。
【0028】次に、上記構成により屋根を階上にリフト
アップする工程について説明する。本発明では、屋上搭
載型ジャッキ装置Aによる仮設支柱23の盛り替え、屋
根30の上昇動作、屋根30の下降動作および盛り替え
の一連の作業を繰り返すことにより、高層建物のリフト
アップ施工を行うものである。
【0029】まず、所定の盛り替えを終了した状態にお
いて、屋根30の1階(1段)分のリフトアップを実施
する場合には、図1に示すように、上段支持装置34お
よび下段支持装置35をそれぞれ上下段の小梁37に固
定した状態にて、屋根30を例えば2、3階以上のレベ
ルの仮設支柱23上に上昇して保持する。
【0030】屋根30のリフトアップ動作は次の通りで
ある。まず、リフトアップシリンダ52を収縮してお
き、第一、第二の固定ピン着脱装置1,56を作動し
て、それぞれの固定ピンを対向する固定ピン孔21に差
し込んでおく。かかる状態において、まず、第一の固定
ピン着脱装置1を作動して、その固定ピン10aを固定
ピン孔5から抜く。
【0031】次に、リフトアップシリンダ52を伸長し
た後、第一の固定ピン着脱装置1を作動して、上方の他
の固定ピン孔23に固定ピン10aを差し込み、続い
て、第二の固定ピン着脱装置56の固定ピンを固定ピン
孔23から抜き、この後、リフトアップシリンダ52を
収縮する。そして、この収縮後、第二の固定ピン着脱装
置56を作動して再びその固定ピンを上方の他の固定ピ
ン孔5に差し込む。
【0032】ここで、再び、上部の第一の固定ピン着脱
装置1の作動およびリフトアップシリンダ52の伸長作
動などを繰り返すことによって、屋根30を上昇して柱
33や大梁38が積み上げられる施工階の上方に保持
し、その積み上げ施工などが屋根下で、できるようにす
る。
【0033】次に、このようにして屋根30のリフトア
ップ状態において所期の施工階が施工された後に、屋根
30をリフトダウンして、施工階に立設された本設柱の
うえに支持する。この屋根30のリフトダウン作業は、
上段支持装置34および下段支持装置35を、上記リフ
トアップ時と同じ状態に保ったまま、リフトアップシリ
ンダ24を収縮しておき、第一、第二の固定ピン着脱装
置1,56の各固定ピンを対応する各固定ピン孔23に
差し込んでおく。
【0034】そして、まず、第二の固定ピン着脱装置5
6を作動して、その固定ピンを固定ピン孔21から抜
き、リフトアップシリンダ52を伸長してから、再び第
二の固定ピン着脱装置56を逆方向に作動して、その固
定ピンを下部の他の固定ピン孔21に差し込む。
【0035】続いて、第一の固定ピン着脱装置1の固定
ピンを固定ピン孔21から抜き、この後、リフトアップ
シリンダ52を収縮した後、その固定ピンを下方の固定
ピン孔21に差し込む。そして、再び、第二の固定ピン
着脱装置56を作動して、その固定ピンを固定ピン孔2
1から抜いて、以下、上記と同様の作業を繰り返すと、
上記屋根30は順次下降し、遂には、上記施工階の本設
柱33の上に屋根30の柱が支承される。
【0036】次にかかる屋根30のリフトダウン状態か
ら仮設支柱23の盛り替えが、次のようにして行なわれ
る。なお、このとき、リフトアップシリンダ52を収縮
状態とし、第一、第二の固定ピン着脱装置1,56はそ
れぞれ各固定ピンを対向する仮設支柱の所定の固定ピン
孔21に差し込んだ状態とする。
【0037】この盛り替え作業では、最初に、仮設支柱
23を例えば1000ミリ程度リフトアップする。すな
わち、第二の固定ピン着脱装置56を作動して、その固
定ピンを固定ピン孔21から抜いた後、リフトアップシ
リンダ52を伸長させて、再び、第二の固定ピン着脱装
置56によりその固定ピンを下方の固定ピン孔21に差
し込む。
【0038】続いて、第一の固定ピン着脱装置1を作動
して、その固定ピンを固定ピン孔21から抜き、さらに
リフトアップシリンダ52を縮ませると、第二の固定ピ
ン着脱装置56の固定ピンに支えられた仮設支柱23
は、固定ピン孔21の所定個数分上昇する。そして、リ
フトアップシリンダ52が縮み終わったら、第一の固定
ピン着脱装置1の固定ピンを固定ピン孔21に差し込
む。
【0039】この動作の繰り返しによって、上記のよう
に、例えば仮設支柱23を1000ミリ程度まで上昇
し、上段支持機構34および下段支持機構35をそれぞ
れ折り畳む。そして、この状態を維持して、上段支持機
構34および下段支持機構35を一対の小梁37,37
間を通過させる。この通過後、再び、図1のように元の
状態に戻すことができる高さまで、上段支持機構34お
よび下段支持機構35を上昇させる。
【0040】そして、ここで第一の固定ピン着脱装置1
によりその固定ピンを固定ピン孔21から抜いた後、リ
フトアップシリンダ52を伸長して、再び第一の固定ピ
ン着脱装置1の固定ピンを上方の固定ピン孔21に差し
込み、次に、第二の固定ピン着脱装置56によりその固
定ピンを抜く。さらに、リフトアップシリンダ24を収
縮して、第二の固定ピン着脱装置56の固定ピンを上方
の固定ピン孔21に差し込んで、第一の固定ピン着脱装
置1によるその固定ピンの抜き動作に戻って、以下、上
記同様の動作を繰り返し、上段支持機構34及び下段支
持機構35がそれぞれ小梁37,37の上に載置される
まで仮設支柱23を下降する。
【0041】そこで、上段支持機構34および下段支持
機構35を、ボルトなどの締結具を用いて各小梁37,
37上にそれぞれ固定する。この結果、仮設支柱23の
1段上の階への盛り替え作業が完了する。そして、かか
る作業を繰り返すことで、最終的には、屋根30は最上
階の本設柱の上に設置され、この間、雨天にも拘らず、
屋根の下で各階の必要な施工作業を実施できることにな
る。
【0042】次に、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置に
採用するガイドローラについて、さらに詳細に説明す
る。
【0043】第一および第二の枠体51,54に、それ
ぞれ固定されたガイドローラは、例えば図2、図3およ
び図4で示したような構成とするか、あるいは図5及び
図6で示したような構成とすることができる。
【0044】図4は、図2の一点鎖線IV−IVに沿ったガ
イドローラの断面図であり、このガイドローラ50は、
後端に底蓋50gが固定され、前端の内周に凸部が形成
された外管50dと、後端が開放され、前端が蓋で閉鎖
して形成され、外管50dの内部で摺動して前端が外管
50dの内周凸部に係止するように配置された内管50
eと、この内管50eの前端蓋50hの外部に固定され
たブラケット50bと、このブラケット50bに軸50
cで枢着された先端部としての回転輪50aと、外管5
0dの底蓋50gと内管50eの前端蓋50hとの間に
配置された緩和手段としてのスプリング50fとからな
る。ここで、内管50eは外管50dよりも短く形成さ
れており、相互に嵌挿した場合、底蓋50gの凸部と内
管50eの後端との間には長さX、すなわち50〜10
0mm程度の間隙50iが生じる。
【0045】したがって、ガイドローラー50の回転輪
50aが、仮設支柱23から矢印P1方向の反力を受け
ても、内管50eがスプリング50fを押しながら外管
50dの内部を長さXだけ摺動して、その反力を吸収
し、回転輪50aは仮設支柱23の外周に接触しながら
滑動することができる。
【0046】また、図5は図4とは異なる構成のガイド
ローラー70の側面図であり、図6は図5の一点鎖線VI
−VIに沿った断面図である。このガイドローラー70
は、前方ロッド70dと、この前方ロッド70dよりも
小径で同軸に固定された後方ロッド70iと、後端に前
方固定板70nが固定され、内部を前方ロッド70dが
摺動する外管70eと、前方ロッド70dの先端に設け
られ、摺動した外管70eが衝止する停止板70jと、
停止板70jに固定されたブラケット70bによって軸
70cで枢着した回転輪70aと、前方ロッド70dの
後端に固定され、凹部を有する前方スプリング受け70
fと、この前方スプリング受け70fの凹部と対向する
ように配置された凹部を有する後方スプリング受け70
hと、この後方スプリング受け70hに固定され、これ
と共に後方ロッド70iが貫通した後方固定板70p
と、前方、後方スプリング受け70f,70hの凹部の
間で挟持され、後方ロッド70iが貫通したスプリング
70gと、前方固定板70nと後方固定板70pとを所
定間隔に離隔して連結する4本の固定杆70kとからな
る。
【0047】ここで、外管70eは前方ロッド70dよ
りも短く形成されており、外管70eの先端と停止板7
0jとは、長さY、すなわち50〜100mm程度だけ離
隔して設けられている。また、前方ロッド70dは、外
管70eおよび前方固定板70nを貫通して摺動自在に
設けられており、一方、後方ロッド70iは、後方スプ
リング受け70hおよび後方固定板70pを貫通して摺
動自在に設けられている。
【0048】かような構成によって、ガイドローラー7
0は、回転輪70aが仮設支柱23から矢印P2方向の
反力を受けても、前方スプリング受け70fがスプリン
グ70gを押しながら、前方ロッド70dと後方ロッド
70iとが、それぞれ外管70e及び前方固定板70n
と、後方スプリング受け70h及び後方固定板70pと
の貫通孔内を長さYだけ摺動して、その反力を吸収し、
回転輪70aは仮設支柱23の外周に接触しながら滑動
することができる。
【0049】したがって、第一及び第二の枠体のガイド
ローラー50,57として、上記いずれのガイドローラ
ーを採用しても、屋根30が水平力を受けて水平移動し
た場合には、最初に第一及び第二の枠体のガイドローラ
ー50,57が、それぞれのスプリングによって、その
変位の際の衝撃を吸収し、長さXあるいはYまで摺動し
ながら短縮する。したがって、屋根30が水平力を受け
て突然に移動し、仮設支柱23に衝突して衝撃を与える
ことがなく、緩やかに水平力を伝達することが可能とな
る。
【0050】次に、図7乃至図10を参照して、本発明
の屋上搭載型ジャッキ装置に採用する第一及び第二の固
定ピン着脱装置1,56について、さらに詳細に説明す
る。なお、本実施例では、第一及び第二の固定ピン着脱
装置1,56は、以下に説明する同一構成のものを、同
様に、それぞれ第一及び第二の枠体51,54に固定す
る。したがって、説明の便宜上、第一の固定ピン着脱装
置1についてのみ説明する。
【0051】図7は図2における一点鎖線VII−VIIに沿
った断面図であり、図8は図7における一点鎖線VIII−
VIIIに沿った断面図である。これら図7及び図8に示す
ように、固定ピン着脱装置1は、第一および第二の枠体
51,54に、それぞれ各二台が固定されており、この
二台の固定ピン着脱装置1,56は、仮設支柱23の対
向する両側に形成された固定ピン孔21に、それぞれの
固定ピン先端10aが嵌挿できるように仮設支柱23の
両側に配置されている。
【0052】かように配置された固定ピン着脱装置1の
構成を説明するため、図7及び図8の固定ピン着脱装置
1を拡大してそれぞれ図9及び図10に示す。固定ピン
着脱装置1は、仮設支柱23に設けられた複数の固定ピ
ン孔21に抜き差し自在に設けられた固定ピン10と、
この固定ピンの軸10dに沿って摺動する摺動部材とし
てのシフター11と、固定ピンの軸10dに沿いシフタ
ー11の前後に各別に設けられた弾性体としての前方ス
プリング12及び後方スプリング13と、連結部材とし
ての回動部材15を介してシフター11と連結し、それ
ぞれ枠体51,54に反力を取った伸縮手段としてのピ
ストン装置14を備える。
【0053】前記固定ピン10は、固定ピン本体10b
と、この固定ピン本体10bの先端から突出して一体に
設けられると共に固定ピン本体10bの外形寸法よりも
小さく形成された固定ピン先端10aと、固定ピン本体
10bの後端に固定された前方スプリング受け部材10
cと、固定ピン本体10bの後端に固定され、この固定
ピン本体の同軸方向に延長した固定ピン軸10dと、こ
の固定ピン軸10dの後端に螺子10fによって固定さ
れた後方スプリング受け部材10eとからなる。 ここ
で、前記固定ピン10において、固定ピン本体10bは
枠体51、54に形成された貫通孔19に嵌挿して配置
され、一方、前方スプリング受け部材10cはこの貫通
孔19に嵌挿しないように大きな外形寸法に形成する
か、あるいは突出部を設けて形成する。また、前方、後
方スプリング受け部材10c,10eは、前方、後方ス
プリングが嵌合することができる寸法および形状の凹部
を有し、これら両方の凹部が向いあうように固定ピン軸
10dの両端に配置され、中央部に固定ピン軸10dが
貫通または螺子留めできる孔を有する。また、固定ピン
軸10dの外径は、前方、後方スプリング12,13の
内径よりも小さく形成されていれば良い。
【0054】また、前記シフター11は、固定ピン軸1
0cの外径寸法よりも大きな内径寸法に形成して固定ピ
ン軸10cに直接摺動するシフター管11cと、両側に
凹部を有し、中央にシフター管11cが嵌挿固定される
孔を有する中央スプリング受け部材11bと、この中央
スプリング受け部材11bの外周両側に固定し、先端に
ヒンジ孔を形成した二枚のシフターブラケット11aと
からなる。ここで、シフター管11cの外表面と、中央
スプリング受け部材11b両側の凹部の内表面との間に
は、前方、後方スプリング12,13が嵌着できるよう
なクリアランスが設けられ、このクリアランスが、前
方、後方スプリング受け部材10c,10eの凹部と対
向し、それぞれの間に前方、後方スプリング12,13
が嵌着される。なお、中央スプリング受け部材11b両
側の凹部の寸法および形状は、前方、後方スプリング受
け部材10c,10eの凹部と同様に、前方、後方スプ
リングが嵌着することができるように形成する。
【0055】さらに、前記回動部材15は、上端をピス
トンロッド14b先端と上端ヒンジ15aによって枢着
し、中央部の両側を二つのブラケット18の先端で挟
み、中央ヒンジ15bで枢着し、下端を二又状に形成し
て二枚のシフターブラケット11a先端と下端ヒンジ1
5cによって枢着してなる。ここで、ブラケット18
は、第一の枠体51の上または下に固定されたピストン
台16に固定される。
【0056】更にまた、前方スプリング12及び後方ス
プリング13は、前述したように、中央スプリング受け
部材11b両側の凹部と、前方、後方スプリング受け部
材10c,10eの凹部との間に、それぞれ嵌着する。
【0057】また、ピストン装置14は、支承部材17
の上に設けられたピストン台16に固定されたシリンダ
14aと、このシリンダ14aに摺動して伸縮運動する
ピストンロッド14bとからなり、このピストンロッド
14bの伸縮方向が固定ピン10の軸方向の垂直上方で
平行に位置するように設けられる。
【0058】次に、上記構成の固定ピン着脱装置1を採
用した構造物等に、地震力や風圧等によって水平力Pお
よびP’が作用した場合の水平力の緩和作用について、
図10を参照しながら説明する。
【0059】固定ピン着脱装置1の固定ピン10が仮設
支柱23の固定ピン孔21に嵌挿されている状態で、地
震力や風圧力により屋根に強制変化が作用した場合、固
定ピン10は固定ピン孔21との間の摩擦により摺動不
能の状態にあるが、上記の強制変位はピストン装置14
および回動部材15を通してシフター11に伝わる。し
かし、シフター11は前後方スプリング12,13によ
り摺動可能に支持されているため、ここで強制変位を吸
収することができる。この際に前後方スプリング12,
13の反力がピストン装置14に伝えられるが、この反
力は、スプリングのバネ定数を適当に小さく設計するこ
とにより小さい値に制限することができ、したがって、
ピストン装置14へ伝わる荷重を小さくすることができ
る。
【0060】次に、上記構成の固定ピン着脱装置1の固
定ピン着脱動作について説明する。
【0061】図9及び図10において、固定ピン着脱装
置1の固定ピン10が仮設支柱23の固定ピン孔21に
嵌挿されている状態が図示されている。この状態の固定
ピン10を固定ピン孔21から抜く場合、最初に、ピス
トンロッド14bが矢印X1方向に収縮する。このピス
トンロッド14bの収縮運動によって回動部材15の上
端は中央ヒンジ15bを中心にして矢印X2方向に回動
すると共に、回動部材15の下端でシフター11を矢印
X3の方向に押す。すると、シフター11は、固定ピン
軸10dに沿って矢印X4の方向に摺動し、後方スプリ
ング13を介して後方スプリング受け部材10eを矢印
X4の方向に押圧する。かような押圧力によって、後方
スプリング受け部材10eが固定ピン軸10dと共に矢
印X4の方向に移動し、固定ピン本体10bが支承部材
17に形成された貫通孔19に沿って摺動し、固定ピン
先端10aが仮設支柱23の固定ピン孔21から抜き出
される。
【0062】これとは逆に、固定ピン10を仮設支柱2
3の固定ピン孔21に差し入れる場合には、最初に、ピ
ストンロッド14bが矢印Y1方向に伸長する。このピ
ストンロッド14bの伸長運動によって回動部材15の
上端は中央ヒンジ15bを中心にして矢印Y2方向に回
動すると共に、回動部材15の下端でシフター11を矢
印Y3の方向に引っ張る。すると、シフター11は、固
定ピン軸10dに沿って矢印Y3の方向に摺動し、前方
スプリング12を介して前方スプリング受け部材10c
を矢印Y4の方向に押圧する。かような押圧力によっ
て、前方スプリング受け部材10cは、固定ピン本体1
0bと共に矢印Y4の方向に移動して、固定ピン本体1
0bを貫通孔19に沿って摺動し、固定ピン先端10a
を仮設支柱3の固定ピン孔21に嵌挿する。
【0063】
【発明の効果】本発明の屋上搭載型ジャッキ装置は、第
一及び第二の固定ピン着脱装置、シリンダおよびガイド
ローラー等の全ての構成が立体フレームに設けられてい
るため、これを屋根に設置したり、あるいは撤去する場
合には、この立体フレームの第一あるいは第二の枠体の
いずれか一方を、屋根に固定したり、または取り外すだ
けで一括して作業ができて、従来のように、ジャッキ装
置を小分割に分解して設置・撤去作業を行う必要が無
く、設置作業や撤去作業が容易である。
【0064】また、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置で
は、連結部材によって略平行に離隔した第一の枠体と第
二の枠体とを備えているため、これら第一及び第二の枠
体のそれぞれに、ガイドローラーが仮設支柱外周に転動
可能に接触するように固定することができ、したがっ
て、仮設支柱の垂直精度の誤差を上下2段のガイドロー
ラーで吸収して仮設支柱を垂直に規正することができる
と共に、屋根を仮設支柱に沿って垂直に上下動するよう
に補正できる。
【0065】さらに、本発明の屋上搭載型ジャッキ装置
では、第一及び第二の固定ピン着脱装置、シリンダおよ
びガイドローラー等の全ての構成が立体フレームに設け
られており、これを屋根の上に設置する構成をとってい
るため、例えば1階、2階および屋根を連続して施工し
て、その後に屋根の上に固定することができる。したが
って、従来の屋根下側固定型ジャッキ装置のように、ジ
ャッキ装置を床上に仮置きしてから屋根を組み立て、そ
の後にジャッキ装置を屋根の梁下面まで引き上げるとい
った煩雑な作業が必要なく、作業性を向上することがで
きる。また、同様に本発明の屋上搭載型ジャッキ装置を
屋根の上に設置する構成により、天井走行型自動クレー
ンを天井に設ける場合、ジャッキ装置の設置箇所によっ
て制約を受けること無く、自由に天井走行型自動クレー
ンの設置箇所や走行空間を設定することができる。
【0066】更にまた、本発明の屋上搭載型ジャッキ装
置では、第一及び第二の固定ピン着脱装置、シリンダお
よびガイドローラー等の作動部品が、屋根の上に配置さ
れる構成をとっているため、これら作動部品の点検作業
時には、作業員が仮設スラブ板の設けられた屋根の上で
安全に作業することができ、墜落事故発生の危険性は格
段に減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋上搭載型ジャッキ装置を採用する多
層建物のリフトアップ施工法を示すために一部を省略し
た正面図である。
【図2】図1の屋上搭載型ジャッキ装置の拡大図であ
る。
【図3】図2の一点鎖線III−IIIに沿った屋上搭載型ジ
ャッキ装置の平面図である。
【図4】図1の屋上搭載型ジャッキ装置に採用したガイ
ドローラの断面図である。
【図5】図4とは異なるガイドローラの側面図である。
【図6】図5における一点鎖線VI−VIに沿ったガイドロ
ーラの断面図である。
【図7】図2の一点鎖線VII−VIIに沿った屋上搭載型ジ
ャッキ装置の断面図である。
【図8】図7の一点鎖線VIII−VIIIに沿った固定ピン着
脱装置の断面図である。
【図9】図7の固定ピン着脱装置の拡大断面図である。
【図10】図8の固定ピン着脱装置の拡大断面図であ
る。
【図11】本発明の屋上搭載型ジャッキ装置を、図2と
は上下逆に配置した拡大図である。
【符号の説明】
1 第一の固定ピン着脱装置 21 複数の孔 23 仮設支柱 51 第一の枠体 52 シリンダ 53 連結部材 54 第二の枠体 56 第二の固定ピン着脱装置 60 立体フレーム
フロントページの続き (72)発明者 近藤 正義 神奈川県横須賀市夏島町19番地 住友重 機械工業株式会社追浜造船所内 (72)発明者 滝川 昇 神奈川県横須賀市夏島町19番地 住友重 機械工業株式会社追浜造船所内 (56)参考文献 特開 平6−280395(JP,A) 特開 平6−193274(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/14 B66F 1/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先行構築した屋根を仮設支柱に沿ってリ
    フトアップしながら、その屋根の下に順次低層階から構
    造物を構築するリフトアップ施工に用いるリフトアップ
    装置において、 第一の枠体と第二の枠体とを略平行に離隔するように連
    結部材を設けて立体フレームを形成し、前記仮設支柱に
    設けられた複数の孔のいずれかに選択的にピンを自在に
    抜き差しする第一の固定ピン着脱装置を前記第一の枠体
    に設け、垂直方向に伸縮作動するシリンダの一端を前記
    第一の枠体に固定し、このシリンダの他端に、前記仮設
    支柱に設けられた複数の孔のいずれかに選択的にピンを
    自在に抜き差しする第二の固定ピン着脱装置を設け、前
    記第一及び第二の枠体を前記仮設支柱貫通するよう
    に配置して、第一の枠体または第二の枠体のいずれか一
    方を前記屋根の上側に固定し 前記第一及び第二の固定ピン着脱装置が、前記仮設支柱
    に設けられた複数の孔に抜き差し自在に設けられた固定
    ピンと、この固定ピンの軸に沿って摺動する摺動部材
    と、前記固定ピンの軸に沿い前記摺動部材の前後に各別
    に設けられた弾性部材と、連結部材を介して前記摺動部
    材と連結した伸縮手段とを、それぞれ各別に備えること
    を特徴とする 屋上搭載型ジャッキ装置。
  2. 【請求項2】 前記屋根を前記仮設支柱に沿って上下動
    するためのガイドローラを、前記第一の枠体と第二の枠
    体とに設けてなる請求項1記載の屋上搭載型ジャッキ装
    置。
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