JP2970698B2 - 新生物病の処置用のジフルオログルタミン酸とフォ−レ−ト類及びアンチフォ−レ−ト類とのコンジュゲ−ト類 - Google Patents
新生物病の処置用のジフルオログルタミン酸とフォ−レ−ト類及びアンチフォ−レ−ト類とのコンジュゲ−ト類Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォ−レ−ト類(folat
es=葉酸類)及びアンチフォ−レ−ト類(antifolates)と
ジフルオログルタミン酸との新規なコンジュゲ−ト類、
これらのコンジュゲ−ト類の新生物病の処置への用途、
及びコンジュゲ−トの調製に使用される中間体類に関す
る。
es=葉酸類)及びアンチフォ−レ−ト類(antifolates)と
ジフルオログルタミン酸との新規なコンジュゲ−ト類、
これらのコンジュゲ−ト類の新生物病の処置への用途、
及びコンジュゲ−トの調製に使用される中間体類に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フォ−レ−ト類とMTX1のような古典的な
アンチフォ−レ−ト類は、酵素フォリルポリグルタメー
トシンセターゼによって、ポリ(γ-グルタミル)代謝物
に細胞内で転化される。 PteGlun + ATP + L-Glu → PteGlun+1 + ADP + Pi フォリルポリグルタメートがフォ−レ−ト代謝の適切な
機能に必須であることが現在知られており、また抗フォ
リルポリグルタメートがMTXのような古典的なアンチフ
ォ−レ−トの細胞毒性作用に密接に結びついているか
ら、フォリルポリグルタメート合成酵素はフォ−レ−ト
の生化学や生化学的薬理学の研究にとって重要な酵素と
なった。この点で、プテロイル及びL-グルタメート基質
に対するこの酵素の特異性が広範囲に検討された。プテ
ロイル基質にとって、複素環成分の構造はかなりの範囲
に及んでいるが、末端L-グルタメート残基は、現在まで
の全報告中で、基質活性に絶対的に必要であることが示
された。入ってくるアミノ酸に対する特異性は厳密では
あるが、絶対的ではない。L-ホモシステイン酸とD,L-エ
リスロ-又はD,L-スレオ-4-フルオログルタメートは、い
ずれも効率的な代わりの基質として役立つが、各場合と
も取り入れによって連鎖の停止が起こる。4-フルオログ
ルタメートジアステレオマー類による連鎖停止は、γ-
グルタミル受容体部位でL-グルタメートに対するきびし
い特異性を例証している。
アンチフォ−レ−ト類は、酵素フォリルポリグルタメー
トシンセターゼによって、ポリ(γ-グルタミル)代謝物
に細胞内で転化される。 PteGlun + ATP + L-Glu → PteGlun+1 + ADP + Pi フォリルポリグルタメートがフォ−レ−ト代謝の適切な
機能に必須であることが現在知られており、また抗フォ
リルポリグルタメートがMTXのような古典的なアンチフ
ォ−レ−トの細胞毒性作用に密接に結びついているか
ら、フォリルポリグルタメート合成酵素はフォ−レ−ト
の生化学や生化学的薬理学の研究にとって重要な酵素と
なった。この点で、プテロイル及びL-グルタメート基質
に対するこの酵素の特異性が広範囲に検討された。プテ
ロイル基質にとって、複素環成分の構造はかなりの範囲
に及んでいるが、末端L-グルタメート残基は、現在まで
の全報告中で、基質活性に絶対的に必要であることが示
された。入ってくるアミノ酸に対する特異性は厳密では
あるが、絶対的ではない。L-ホモシステイン酸とD,L-エ
リスロ-又はD,L-スレオ-4-フルオログルタメートは、い
ずれも効率的な代わりの基質として役立つが、各場合と
も取り入れによって連鎖の停止が起こる。4-フルオログ
ルタメートジアステレオマー類による連鎖停止は、γ-
グルタミル受容体部位でL-グルタメートに対するきびし
い特異性を例証している。
【0003】F2Gluは、基質として[3H]Gluとメトトレキ
セート(4-NH2-10-CH3PteGlu)又はテトラヒドロフォレ
ートを使用する、ポリ(γ-グルタミル化)の濃度依存的
な効力のある抑制剤である。出願人らは、F2Gluが代わ
りの基質として作用することを決定したが、すでに特性
化された代わりの基質である4-フルオログルタメート
[マクガイア(McGuire)及びコワード(Coward)、J. Bio
l. Chem. 260巻6747頁(1985年)とは対照的に、これは
ポリグルタメートの連鎖伸長を停止させない。代わり
に、F2Gluは連鎖伸長を促進する。このため、1個及び
2個の追加アミノ酸残基を含有する[3H]メトトレキセー
トからの生成物の合成は、Gluの存在下における同一反
応に比べて、F2Gluの存在下では実質的により速い速度
で起こる。すなわち、2個の追加残基を含有する生成物
に対して、より顕著である。増大する付加速度は、単に
内部Gluへ、又は事前に取り入れられたF2GluへF2Gluを
結合させることの関数ではない。というのは、Gluの4-N
H2-10-CH3PtGlu-γ-(3,3-ジフルオログルタメート)への
結合も強化されるからである。これらの結果は、入って
くるアミノ酸(グルタメート類似体)又はγ-グルタミ
ル受容体種の水準でポリ(γ-グルタメート)代謝物の合
成を強化するF2Gluと一致している。このように、F2Glu
はフォリルポリグルタメート合成酵素によって触媒され
る連鎖伸長を強化する第一のグルタメート類似体であ
る。
セート(4-NH2-10-CH3PteGlu)又はテトラヒドロフォレ
ートを使用する、ポリ(γ-グルタミル化)の濃度依存的
な効力のある抑制剤である。出願人らは、F2Gluが代わ
りの基質として作用することを決定したが、すでに特性
化された代わりの基質である4-フルオログルタメート
[マクガイア(McGuire)及びコワード(Coward)、J. Bio
l. Chem. 260巻6747頁(1985年)とは対照的に、これは
ポリグルタメートの連鎖伸長を停止させない。代わり
に、F2Gluは連鎖伸長を促進する。このため、1個及び
2個の追加アミノ酸残基を含有する[3H]メトトレキセー
トからの生成物の合成は、Gluの存在下における同一反
応に比べて、F2Gluの存在下では実質的により速い速度
で起こる。すなわち、2個の追加残基を含有する生成物
に対して、より顕著である。増大する付加速度は、単に
内部Gluへ、又は事前に取り入れられたF2GluへF2Gluを
結合させることの関数ではない。というのは、Gluの4-N
H2-10-CH3PtGlu-γ-(3,3-ジフルオログルタメート)への
結合も強化されるからである。これらの結果は、入って
くるアミノ酸(グルタメート類似体)又はγ-グルタミ
ル受容体種の水準でポリ(γ-グルタメート)代謝物の合
成を強化するF2Gluと一致している。このように、F2Glu
はフォリルポリグルタメート合成酵素によって触媒され
る連鎖伸長を強化する第一のグルタメート類似体であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】化合物3,3-ジフルオロ
グルタメート(F2Glu)は、式1
グルタメート(F2Glu)は、式1
【化4】 [式中R1は-NH2、H、又は-CH3であり; R2は-NH2又は-OHであり; R3はH、(C1-C4)アルキル、アリル、又はプロパルギル
であり; またX、Y及びZは各々独立に、窒素原子又
はCH基である]のあるフォ−レ−ト類及びアンチフォ−
レ−ト類とのコンジュゲ−ト、又は製薬上受け入れられ
るその塩類の調製に使用される。構造1のコンジュゲ−
トは腫瘍と乾せんの処置に有用である。更に、化合物F2
Glu及びあるPABA-F2Glu化合物類は、式1化合物の調製
に使用される中間体である。
であり; またX、Y及びZは各々独立に、窒素原子又
はCH基である]のあるフォ−レ−ト類及びアンチフォ−
レ−ト類とのコンジュゲ−ト、又は製薬上受け入れられ
るその塩類の調製に使用される。構造1のコンジュゲ−
トは腫瘍と乾せんの処置に有用である。更に、化合物F2
Glu及びあるPABA-F2Glu化合物類は、式1化合物の調製
に使用される中間体である。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明化合物類のジフルオログ
ルタメート部分は非キラル中心をもっており、従って本
発明化合物類は立体化学的異性体の対として存在する。
L-グルタミン酸の天然立体配置に対応するエナンチオマ
ーが好ましいが、出願人らは個々の異性体類と、ラセミ
混合物を含めた個々の異性体類の混合物が、本発明の範
囲内にあることを意図している。他に指示がなければ、
本出願の化合物類は2異性体類の混合物である。更に、
ZがCH基で、R3が水素以外の場合の式1化合物類は、
第二の非キラル部位をもっている。この第二の非キラル
部位についての立体化学配置は決定的ではなく、出願人
らはここでも、別個の異性体と混合物が本発明の範囲内
に包含されることを意図している。この第二の非キラル
部位に関する異性体のラセミ混合物が好ましい。
ルタメート部分は非キラル中心をもっており、従って本
発明化合物類は立体化学的異性体の対として存在する。
L-グルタミン酸の天然立体配置に対応するエナンチオマ
ーが好ましいが、出願人らは個々の異性体類と、ラセミ
混合物を含めた個々の異性体類の混合物が、本発明の範
囲内にあることを意図している。他に指示がなければ、
本出願の化合物類は2異性体類の混合物である。更に、
ZがCH基で、R3が水素以外の場合の式1化合物類は、
第二の非キラル部位をもっている。この第二の非キラル
部位についての立体化学配置は決定的ではなく、出願人
らはここでも、別個の異性体と混合物が本発明の範囲内
に包含されることを意図している。この第二の非キラル
部位に関する異性体のラセミ混合物が好ましい。
【0006】式1化合物類は2個のカルボン酸部分を含
有し、一塩基性又は二塩基性の塩類を形成できる。例と
して、これらの塩類はアルカリ金属、例えばナトリウム
とカリウム;カルシウムとマグネシウムのようなアルカ
リ土類金属;アルミニウムを包含する第IIIA族の軽金
属;及び第一級、第二級及び第三級有機アミン類、例え
ばトリエチルアミンを含めたトリアルキルアミン、プロ
カイン、ジベンジルアミン、1-エテナミン、N,N'-ジベ
ンジルエチレンジアミン、ジヒドロアビエチルアミン、
N-(低級)アルキルピペリジン、及びその他任意適当なア
ミンの塩類を包含する。ナトリウム塩が好ましい。
有し、一塩基性又は二塩基性の塩類を形成できる。例と
して、これらの塩類はアルカリ金属、例えばナトリウム
とカリウム;カルシウムとマグネシウムのようなアルカ
リ土類金属;アルミニウムを包含する第IIIA族の軽金
属;及び第一級、第二級及び第三級有機アミン類、例え
ばトリエチルアミンを含めたトリアルキルアミン、プロ
カイン、ジベンジルアミン、1-エテナミン、N,N'-ジベ
ンジルエチレンジアミン、ジヒドロアビエチルアミン、
N-(低級)アルキルピペリジン、及びその他任意適当なア
ミンの塩類を包含する。ナトリウム塩が好ましい。
【0007】式1化合物類は無毒性の有機又は無機酸と
の製薬上受け入れられる酸付加塩類も形成できる。適当
な塩類を形成する例示的な無機酸類は、塩酸、臭化水素
酸、硫酸、燐酸、及びオルト燐酸一水素ナトリウムと硫
酸水素カリウムのような酸金属塩類を包含する。適当な
塩類を形成する例示的な有機酸類は、モノ、ジ、及びト
リカルボン酸類を包含する。このような酸類の例は、例
えば酢酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン
酸、コハク酸、グルタール酸、フマール酸、リンゴ酸、
酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ヒド
ロキシマレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、フ
ェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸、2-フェノキシ安息香
酸、及びメタンスルホン酸と2-ヒドロキシエタンスルホ
ン酸のようなスルホン酸類である。塩酸塩が好ましい。
の製薬上受け入れられる酸付加塩類も形成できる。適当
な塩類を形成する例示的な無機酸類は、塩酸、臭化水素
酸、硫酸、燐酸、及びオルト燐酸一水素ナトリウムと硫
酸水素カリウムのような酸金属塩類を包含する。適当な
塩類を形成する例示的な有機酸類は、モノ、ジ、及びト
リカルボン酸類を包含する。このような酸類の例は、例
えば酢酸、グリコール酸、乳酸、ピルビン酸、マロン
酸、コハク酸、グルタール酸、フマール酸、リンゴ酸、
酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ヒド
ロキシマレイン酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、フ
ェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸、2-フェノキシ安息香
酸、及びメタンスルホン酸と2-ヒドロキシエタンスルホ
ン酸のようなスルホン酸類である。塩酸塩が好ましい。
【0008】式1化合物類は、式2
【化5】 [式中R1、R2、R3、X、Y、及びZは式1化合物類
について上に定義されたとおり]のフォ−レ−ト又はア
ンチフォ−レ−トと、式3
について上に定義されたとおり]のフォ−レ−ト又はア
ンチフォ−レ−トと、式3
【化6】 のt-ブチルエステル誘導体、すなわちF2Glu(OtBu)2のよ
うな適当に保護されたF2Gluの誘導体との反応の生成物
から保護基を除去することによって調製できる。式2化
合物と式3の保護されたF2Glu誘導体とのカップリング
は、アミンとカルボン酸とからアミドをつくるための任
意適当な方法で達成できる。出願人らは、ジエチルホス
ホロシアニデート((EtO2)2P(=O)CN)を使用して、式2
及び3化合物類をカップリングした。この反応は、適当
な式2化合物の溶液を((EtO)2P(=O)CN)とピリジン又
は好ましくはトリエチルアミンのような酸除去剤の溶液
に添加(徐々に滴加)することによって実施される。生
ずる混合物を、約0℃〜約60℃、好ましくは周囲温度
で、約1時間ないし約10時間、好ましくは約2〜約5
時間、式2化合物が実質的にホスホロシアニデートと反
応するまで反応せしめる。次に、この混合物にF2Glu(Ot
Bu)2の溶液に加え、生ずる反応を約24時間ないし約100
時間、一般的には約0℃ないし約60℃、好ましくは周囲
温度で約72時間進める。粗生成物を、例えば溶媒蒸発に
よって単離し、水洗、乾燥する。次に、t-ブチルエステ
ル保護基を除くために、粗生成物をトリフルオロ酢酸
(混ぜ物のないもの)で処理する。所望の式1化合物を
単離し、例えばカラムクロマトグラフィで精製する。上
記のカップリング反応に適した溶媒は、種々の反応体が
可溶で、反応に干渉しない任意の溶媒、好ましくは例え
ばジメチルホルムアミド(DMF)を包含する。
うな適当に保護されたF2Gluの誘導体との反応の生成物
から保護基を除去することによって調製できる。式2化
合物と式3の保護されたF2Glu誘導体とのカップリング
は、アミンとカルボン酸とからアミドをつくるための任
意適当な方法で達成できる。出願人らは、ジエチルホス
ホロシアニデート((EtO2)2P(=O)CN)を使用して、式2
及び3化合物類をカップリングした。この反応は、適当
な式2化合物の溶液を((EtO)2P(=O)CN)とピリジン又
は好ましくはトリエチルアミンのような酸除去剤の溶液
に添加(徐々に滴加)することによって実施される。生
ずる混合物を、約0℃〜約60℃、好ましくは周囲温度
で、約1時間ないし約10時間、好ましくは約2〜約5
時間、式2化合物が実質的にホスホロシアニデートと反
応するまで反応せしめる。次に、この混合物にF2Glu(Ot
Bu)2の溶液に加え、生ずる反応を約24時間ないし約100
時間、一般的には約0℃ないし約60℃、好ましくは周囲
温度で約72時間進める。粗生成物を、例えば溶媒蒸発に
よって単離し、水洗、乾燥する。次に、t-ブチルエステ
ル保護基を除くために、粗生成物をトリフルオロ酢酸
(混ぜ物のないもの)で処理する。所望の式1化合物を
単離し、例えばカラムクロマトグラフィで精製する。上
記のカップリング反応に適した溶媒は、種々の反応体が
可溶で、反応に干渉しない任意の溶媒、好ましくは例え
ばジメチルホルムアミド(DMF)を包含する。
【0009】Zが窒素原子である場合の式1化合物類を
代わりの方法によって調製できる。その場合、式4
代わりの方法によって調製できる。その場合、式4
【化7】 [式中R3は式1について上に定義されたとおり]のp-
アミノ安息香酸(PABA)誘導体を式3化合物のF2Glu(Ot
Bu)2と反応させると、式5
アミノ安息香酸(PABA)誘導体を式3化合物のF2Glu(Ot
Bu)2と反応させると、式5
【化8】 [式中R3は式1について上に定義されたとおり]の中
間体化合物を生ずる。このカップリングは、マクガイア
ら、Cancer Research 1989年、49巻4517-4525頁;ガリ
カン(Galican)ら、Proc. Natl. Acad. Sci.,USA, 1989
年、82巻2598-2602頁;パイパー(Piper)及びモンゴメリ
ー(Montgomery)、J. Org. Chem. 42巻(2号)208-211頁
(1977年);テーラー(Taylor)ら、J. Med. Chem. 28巻
913-921頁(1985年);テーラーら、J. Med. Chem. 28
巻1517-1522頁(1985年);ジョーンズ(Jones)ら、J.
Med. Chem. 32巻847-852頁(1989年)に記述された手
順など、任意適当な方法で達成できる。
間体化合物を生ずる。このカップリングは、マクガイア
ら、Cancer Research 1989年、49巻4517-4525頁;ガリ
カン(Galican)ら、Proc. Natl. Acad. Sci.,USA, 1989
年、82巻2598-2602頁;パイパー(Piper)及びモンゴメリ
ー(Montgomery)、J. Org. Chem. 42巻(2号)208-211頁
(1977年);テーラー(Taylor)ら、J. Med. Chem. 28巻
913-921頁(1985年);テーラーら、J. Med. Chem. 28
巻1517-1522頁(1985年);ジョーンズ(Jones)ら、J.
Med. Chem. 32巻847-852頁(1989年)に記述された手
順など、任意適当な方法で達成できる。
【0010】次に式5中間体を、式6
【化9】 [式中R1、R2、X、及びYは上の式1について定義さ
れたとおり]のブロモエチル誘導体と縮合させると、t-
ブトキシ保護化合物類がつくられ、t-ブトキシ保護基を
除くために、トリフルオロ酢酸等で加水分解すると、式
1の所望の化合物類が得られる。この反応は、式5及び
6化合物類とジメチルアセトアミド(Me2NAc)との混合
物を約25℃ないし約80℃、好ましくは約50-55℃で約2な
いし12時間、好ましくは約4時間反応させ、次に反応混
合物を周囲温度で約6時間ないし約24時間、好ましくは
約12時間放置することによって達成できる。次に、Me2N
Acを減圧下に除去し、粗製材料を氷浴中に置いて、トリ
フルオロ酢酸で処理し、添加が終了してから混合物を室
温まで暖める。約1〜6時間、典型的には約4時間放置
後、TFAを減圧下に除去すると、式1の所望の粗生成物
を生ずる。この生成物を、例えばクロマトグラフィ(NH
4HCO3勾配によるDEAE-セルロース)で精製できる。この
縮合反応は前節に言及された参考文献に、更に完全に記
述されている。
れたとおり]のブロモエチル誘導体と縮合させると、t-
ブトキシ保護化合物類がつくられ、t-ブトキシ保護基を
除くために、トリフルオロ酢酸等で加水分解すると、式
1の所望の化合物類が得られる。この反応は、式5及び
6化合物類とジメチルアセトアミド(Me2NAc)との混合
物を約25℃ないし約80℃、好ましくは約50-55℃で約2な
いし12時間、好ましくは約4時間反応させ、次に反応混
合物を周囲温度で約6時間ないし約24時間、好ましくは
約12時間放置することによって達成できる。次に、Me2N
Acを減圧下に除去し、粗製材料を氷浴中に置いて、トリ
フルオロ酢酸で処理し、添加が終了してから混合物を室
温まで暖める。約1〜6時間、典型的には約4時間放置
後、TFAを減圧下に除去すると、式1の所望の粗生成物
を生ずる。この生成物を、例えばクロマトグラフィ(NH
4HCO3勾配によるDEAE-セルロース)で精製できる。この
縮合反応は前節に言及された参考文献に、更に完全に記
述されている。
【0011】特定の封鎖基の選択と利用は、当業者に周
知である。一般に、その後の合成段階中に問題のアミノ
基又はヒドロキシ基を妥当に保護し、所望生成物の分解
を起こさない条件下に容易に除去できるような封鎖基を
選択すべきである。適当なヒドロキシ保護基の例は、C1
-C6アルキル、テトラヒドロピラニル、メトキシメチ
ル、メトキシエトキシ-メチル、t-ブチル、ベンゾイ
ル、及びトリフェニルメチルである。用語C1-C6アルキ
ルとは、直状、分枝状、又は環式配置の1-6個の炭素原
子の飽和ヒドロカルビル基のことである。ベンゾイル化
誘導体は、ピリジンの存在下に未封鎖化合物を塩化ベン
ゾイルと反応させると生成できる。適当なアミノ保護基
の例は、ベンゾイル、ホルミル、アセチル、トリフルオ
ロアセチル、フタリル、トシル、ベンゼンスルホニル、
ベンジロキシカルボニル、置換ベンジロキシカルボニル
(例えばp-クロロ、p-ブロモ、p-ニトロ、p-メトキシ、
o-クロロ、2,4-ジクロロ、及び2,6-ジクロロ誘導体
類)、t-ブチロキシカルボニル(Boc)、t-アミロキシ
カルボニル、イソプロピロキシカルボニル、2-(p-ビフ
ェニル)-イソプロピロキシカルボニル、アリロキシカル
ボニル、シクロペンチロキシカルボニル、シクロヘキシ
ロキシカルボニル、アダマンチロキシカルボニル、フェ
ニルチオカルボニル、及びトリフェニルメチルである。
好ましいアミノ保護化合物類は、未封鎖化合物を塩化ベ
ンゾイルと反応させてつくられるベンゾイル誘導体、及
び未封鎖化合物を無水酢酸と反応させてつくられるアセ
チル誘導体を包含する。
知である。一般に、その後の合成段階中に問題のアミノ
基又はヒドロキシ基を妥当に保護し、所望生成物の分解
を起こさない条件下に容易に除去できるような封鎖基を
選択すべきである。適当なヒドロキシ保護基の例は、C1
-C6アルキル、テトラヒドロピラニル、メトキシメチ
ル、メトキシエトキシ-メチル、t-ブチル、ベンゾイ
ル、及びトリフェニルメチルである。用語C1-C6アルキ
ルとは、直状、分枝状、又は環式配置の1-6個の炭素原
子の飽和ヒドロカルビル基のことである。ベンゾイル化
誘導体は、ピリジンの存在下に未封鎖化合物を塩化ベン
ゾイルと反応させると生成できる。適当なアミノ保護基
の例は、ベンゾイル、ホルミル、アセチル、トリフルオ
ロアセチル、フタリル、トシル、ベンゼンスルホニル、
ベンジロキシカルボニル、置換ベンジロキシカルボニル
(例えばp-クロロ、p-ブロモ、p-ニトロ、p-メトキシ、
o-クロロ、2,4-ジクロロ、及び2,6-ジクロロ誘導体
類)、t-ブチロキシカルボニル(Boc)、t-アミロキシ
カルボニル、イソプロピロキシカルボニル、2-(p-ビフ
ェニル)-イソプロピロキシカルボニル、アリロキシカル
ボニル、シクロペンチロキシカルボニル、シクロヘキシ
ロキシカルボニル、アダマンチロキシカルボニル、フェ
ニルチオカルボニル、及びトリフェニルメチルである。
好ましいアミノ保護化合物類は、未封鎖化合物を塩化ベ
ンゾイルと反応させてつくられるベンゾイル誘導体、及
び未封鎖化合物を無水酢酸と反応させてつくられるアセ
チル誘導体を包含する。
【0012】
【発明の効果】本発明は、新生物病にかかった患者の処
置法を提供しており、この方法は式1化合物の抗新生物
有効量を患者に投与することを含めてなる。新生物病に
かかった患者に式1化合物の抗新生物治療有効量を投与
することにより、抗新生物効果が提供される。用語「患
者」とは、ヒトを含めた霊長類、羊、馬、牛、豚、犬、
猫、ラット、及びハツカネズミのような温血動物のこと
である。
置法を提供しており、この方法は式1化合物の抗新生物
有効量を患者に投与することを含めてなる。新生物病に
かかった患者に式1化合物の抗新生物治療有効量を投与
することにより、抗新生物効果が提供される。用語「患
者」とは、ヒトを含めた霊長類、羊、馬、牛、豚、犬、
猫、ラット、及びハツカネズミのような温血動物のこと
である。
【0013】本明細書で使用される用語「新生物病」と
は、急速増殖する細胞成長ないし新生物を特徴とする異
常な状態又は症状のことである。当業者に周知かつ認め
られた標準的な研究実験的手法及び手順に基づき、また
既知の有用性をもつ化合物類との比較から、式1化合物
類は、一般にメトトレキセート、アミノプテリン、5,10
-ジデアザフォレート、及びロイコヴォリンのようなフ
ォ−レ−ト及びアンチフォ−レ−トで処置され、ないし
は処置可能であるような新生物病にかかった患者の処置
に有用である。このような新生物病は、急性リンパ芽球
性、慢性リンパ球性、急性骨髄芽球性、及び慢性骨髄球
性を包含するが、これらに限定されない白血病;頚部、
食道、胃、小腸、結腸、及び肺のがんを包含するが、こ
れらに限定されないがん;骨腫、骨肉腫、脂肪腫、脂肪
肉腫、血管腫、及び血管肉腫を包含するが、これらに限
定されない肉腫;無メラニン性及びメラニン性を包含す
るメラノーマ;及び例えばがん肉腫、リンパ様組織型、
小胞細網、細胞肉腫、及びホジキン病のような混合型の
腫瘍形成を包含する。当然ながら、すべての式1化合物
が新生物病状に対して有効であるわけではなく、最も適
した化合物の選択が当業者の能力の範囲内にあり、標準
動物腫瘍モデルで得られた結果の評価を含めて、種々の
因子に依存していることを、当業者は認識しよう。概し
て、式1化合物はフォ−レ−ト及びアンチフォ−レ−ト
で現在処理されている新生物病の処置に有用である。本
発明化合物類は、非共役フォ−レ−ト及びアンチフォ−
レ−ト類より効力が強く、より選択的である。本発明化
合物類の付加的な効力は、グルタミル連鎖伸長を促進す
ることで、有毒なフォ−レ−ト及びアンチフォ−レ−ト
の細胞内蓄積をもたらす化合物類の傾向から生ずるもの
と考えられる。
は、急速増殖する細胞成長ないし新生物を特徴とする異
常な状態又は症状のことである。当業者に周知かつ認め
られた標準的な研究実験的手法及び手順に基づき、また
既知の有用性をもつ化合物類との比較から、式1化合物
類は、一般にメトトレキセート、アミノプテリン、5,10
-ジデアザフォレート、及びロイコヴォリンのようなフ
ォ−レ−ト及びアンチフォ−レ−トで処置され、ないし
は処置可能であるような新生物病にかかった患者の処置
に有用である。このような新生物病は、急性リンパ芽球
性、慢性リンパ球性、急性骨髄芽球性、及び慢性骨髄球
性を包含するが、これらに限定されない白血病;頚部、
食道、胃、小腸、結腸、及び肺のがんを包含するが、こ
れらに限定されないがん;骨腫、骨肉腫、脂肪腫、脂肪
肉腫、血管腫、及び血管肉腫を包含するが、これらに限
定されない肉腫;無メラニン性及びメラニン性を包含す
るメラノーマ;及び例えばがん肉腫、リンパ様組織型、
小胞細網、細胞肉腫、及びホジキン病のような混合型の
腫瘍形成を包含する。当然ながら、すべての式1化合物
が新生物病状に対して有効であるわけではなく、最も適
した化合物の選択が当業者の能力の範囲内にあり、標準
動物腫瘍モデルで得られた結果の評価を含めて、種々の
因子に依存していることを、当業者は認識しよう。概し
て、式1化合物はフォ−レ−ト及びアンチフォ−レ−ト
で現在処理されている新生物病の処置に有用である。本
発明化合物類は、非共役フォ−レ−ト及びアンチフォ−
レ−ト類より効力が強く、より選択的である。本発明化
合物類の付加的な効力は、グルタミル連鎖伸長を促進す
ることで、有毒なフォ−レ−ト及びアンチフォ−レ−ト
の細胞内蓄積をもたらす化合物類の傾向から生ずるもの
と考えられる。
【0014】用語「抗新生物効果」及び用語「新生物病
を処置する」とは、新生物の成長ないし増殖を制御し、
またこのような処置の不在下に予想されるより、患者の
生存率を延長させる効果を指す。新生物の成長又は増殖
は、その成長、増殖、又はその転移を鈍化、中断、阻
止、又は停止させることによって制御される。従って、
用語「新生物病を処置する」とは、必ずしも新生物病の
全面的排除を指してはいない。有意の有利な効果である
以上に患者の生存率を延長することは、新生物病の成長
が制御されたことを意味するものと考えられる。
を処置する」とは、新生物の成長ないし増殖を制御し、
またこのような処置の不在下に予想されるより、患者の
生存率を延長させる効果を指す。新生物の成長又は増殖
は、その成長、増殖、又はその転移を鈍化、中断、阻
止、又は停止させることによって制御される。従って、
用語「新生物病を処置する」とは、必ずしも新生物病の
全面的排除を指してはいない。有意の有利な効果である
以上に患者の生存率を延長することは、新生物病の成長
が制御されたことを意味するものと考えられる。
【0015】上記の新生物病にかかった患者の処置を行
なうには、経口及び非経口経路を含めて、化合物を生物
利用可能とする任意の形式又は方式で、抗新生物治療有
効量の式1化合物を投与できる。例えば、式1化合物を
経口、局所、皮下、筋肉内、静脈内、皮膚経由、鼻内、
直腸から等で投与できる。経口投与が一般に好ましい。
当業者は選択される化合物の特定の性状、処置すべき病
状、病気の段階、その他の関連する状況に応じて、適切
な投与形式及び方式を容易に選択できる。
なうには、経口及び非経口経路を含めて、化合物を生物
利用可能とする任意の形式又は方式で、抗新生物治療有
効量の式1化合物を投与できる。例えば、式1化合物を
経口、局所、皮下、筋肉内、静脈内、皮膚経由、鼻内、
直腸から等で投与できる。経口投与が一般に好ましい。
当業者は選択される化合物の特定の性状、処置すべき病
状、病気の段階、その他の関連する状況に応じて、適切
な投与形式及び方式を容易に選択できる。
【0016】本明細書で使用される用語「治療有効量」
とは、抗新生物効果を提供するのに有効な、式1化合物
の量を指す。抗新生物治療有効量は、既知手法を用い
て、また類似状況下に得られる結果を観察することによ
って、当業者として担当診断医に容易に決定できる。抗
新生物治療有効量を決定するには、幾つかの要因が担当
診断医に考慮される。これらは哺乳類の種、その体格、
年齢、及び全般的健康;関与している特定的疾病;病気
の程度又は関与;個々の患者の応答;投与される特定化
合物;投与方式;投与製剤の生物学的利用効率特性;選
択される最適投薬計画;同時的薬剤使用;及びその他関
連の状況を包含するが、これらに限定はされない。
とは、抗新生物効果を提供するのに有効な、式1化合物
の量を指す。抗新生物治療有効量は、既知手法を用い
て、また類似状況下に得られる結果を観察することによ
って、当業者として担当診断医に容易に決定できる。抗
新生物治療有効量を決定するには、幾つかの要因が担当
診断医に考慮される。これらは哺乳類の種、その体格、
年齢、及び全般的健康;関与している特定的疾病;病気
の程度又は関与;個々の患者の応答;投与される特定化
合物;投与方式;投与製剤の生物学的利用効率特性;選
択される最適投薬計画;同時的薬剤使用;及びその他関
連の状況を包含するが、これらに限定はされない。
【0017】式1化合物の抗新生物治療有効量は、1日
当たり体重キログラム当たり約0.1mg(mg/kg/日)ない
し約500 mg/kg/日の範囲にわたると予想される。好まし
い量は約1〜約20 mg/kg/日の範囲にあると予想される。
これらの範囲は経口投与での有効量を特に反映している
が、非経口投与での操作可能な範囲をも反映している。
典型的には投与量当たり活性化合物5 mgないし100 mg
で、1日に1-4回投与するのが好ましい。
当たり体重キログラム当たり約0.1mg(mg/kg/日)ない
し約500 mg/kg/日の範囲にわたると予想される。好まし
い量は約1〜約20 mg/kg/日の範囲にあると予想される。
これらの範囲は経口投与での有効量を特に反映している
が、非経口投与での操作可能な範囲をも反映している。
典型的には投与量当たり活性化合物5 mgないし100 mg
で、1日に1-4回投与するのが好ましい。
【0018】メトトレキセートその他のフォ−レ−ト及
びアンチフォ−レ−ト薬剤が、急速度の皮膚細胞増殖を
特徴とする病気である乾せんの処置に使用された。式1
化合物も同じ根底の機構によって機能するため、乾せん
の処置に価値ある新薬剤であると予想される。抗新生物
の適量は抗乾せんの適量と同じであるが、但し式1化合
物を乾せんの処置に使用する時は、局所塗布が好まし
い。
びアンチフォ−レ−ト薬剤が、急速度の皮膚細胞増殖を
特徴とする病気である乾せんの処置に使用された。式1
化合物も同じ根底の機構によって機能するため、乾せん
の処置に価値ある新薬剤であると予想される。抗新生物
の適量は抗乾せんの適量と同じであるが、但し式1化合
物を乾せんの処置に使用する時は、局所塗布が好まし
い。
【0019】化合物は単独で、又は製薬上受け入れられ
る担体又は付形剤と組み合わせた薬学組成物の形で投与
でき、その割合と性質は選択化合物の溶解度及び化学性
状、選ばれる投与経路、及び標準的製薬慣行によって決
定される。式1化合物類はそれ自体で有効であるが、安
定性、結晶化の便宜、溶解度の増大等のために製薬上受
け入れられる酸付加塩類の形で処方、投与できる。
る担体又は付形剤と組み合わせた薬学組成物の形で投与
でき、その割合と性質は選択化合物の溶解度及び化学性
状、選ばれる投与経路、及び標準的製薬慣行によって決
定される。式1化合物類はそれ自体で有効であるが、安
定性、結晶化の便宜、溶解度の増大等のために製薬上受
け入れられる酸付加塩類の形で処方、投与できる。
【0020】式1化合物類は、一つ以上の不活性担体と
混和した式1化合物の検定可能な量を含めてなる組成物
で提供できる。これらの組成物は、例えば検定標準とし
て、ばら荷輸送の都合のよい手段として、又は薬学組成
物として有用である。式1化合物の検定可能量は、当業
者に周知の認められた標準検定手順及び手法によって容
易に測定できる量である。式1化合物の検定可能量は、
一般に組成物の約0.001ないし約75重量%の範囲にあろ
う。不活性担体は、式1化合物を分解しないか、そうで
ない場合はこれと共有的に反応しない任意の材料であり
うる。適当な不活性担体の例は水;高性能液体クロマト
グラフィ(HPLC)分析で一般的に使用できるものなどの
水性緩衝液;アセトニトリル、酢酸エチル、ヘキサン等
のような有機溶媒;及び製薬上受け入れられる担体又は
付形剤である。これらの組成物は、この技術で周知の認
められた手法及び方法を利用して、式1化合物を不活性
担体と混合することによって調製される。
混和した式1化合物の検定可能な量を含めてなる組成物
で提供できる。これらの組成物は、例えば検定標準とし
て、ばら荷輸送の都合のよい手段として、又は薬学組成
物として有用である。式1化合物の検定可能量は、当業
者に周知の認められた標準検定手順及び手法によって容
易に測定できる量である。式1化合物の検定可能量は、
一般に組成物の約0.001ないし約75重量%の範囲にあろ
う。不活性担体は、式1化合物を分解しないか、そうで
ない場合はこれと共有的に反応しない任意の材料であり
うる。適当な不活性担体の例は水;高性能液体クロマト
グラフィ(HPLC)分析で一般的に使用できるものなどの
水性緩衝液;アセトニトリル、酢酸エチル、ヘキサン等
のような有機溶媒;及び製薬上受け入れられる担体又は
付形剤である。これらの組成物は、この技術で周知の認
められた手法及び方法を利用して、式1化合物を不活性
担体と混合することによって調製される。
【0021】更に詳しくは、式1化合物は一つ以上の製
薬上受け入れられる担体又は付形剤と混和した、もしく
は組み合わせた式1化合物の抗新生物治療有効量を含め
てなる薬学組成物で提供できる。
薬上受け入れられる担体又は付形剤と混和した、もしく
は組み合わせた式1化合物の抗新生物治療有効量を含め
てなる薬学組成物で提供できる。
【0022】薬学組成物類は、製薬技術で周知の方法で
調製される。担体又は付形剤は固体、半固体、又は液体
材料であって、活性成分のビヒクルないし媒体としての
働きをする。適当な担体又は付形剤はこの技術で周知で
ある。薬学組成物は経口又は非経口用に適合され、錠
剤、カプセル剤、座薬、溶液、懸濁液等の形で患者に投
与できる。
調製される。担体又は付形剤は固体、半固体、又は液体
材料であって、活性成分のビヒクルないし媒体としての
働きをする。適当な担体又は付形剤はこの技術で周知で
ある。薬学組成物は経口又は非経口用に適合され、錠
剤、カプセル剤、座薬、溶液、懸濁液等の形で患者に投
与できる。
【0023】式1化合物類は、例えば不活性増量剤又は
食用の担体と一緒に経口投与できる。これらをゼラチン
カプセルに封入するか、或いは錠剤に圧縮できる。経口
の治療投与のためには、化合物類を付形剤と混和し、錠
剤、トローチ剤、カプセル剤、エリキシル剤、懸濁液、
シロップ剤、ウエハース、チューインガム等の形で使用
できる。これらの製剤は活性成分の本発明化合物を少な
くとも4%含有すべきであるが、特定の型に応じて多様
に変わりうるもので、単位重量の4%から約70%までが
好都合である。組成物中に存在する化合物の量は、適当
な投薬量が得られるような量である。本発明による好ま
しい組成物及び製剤は、経口適量形式が本発明化合物5.
0-300 mgを含有するように調製される。
食用の担体と一緒に経口投与できる。これらをゼラチン
カプセルに封入するか、或いは錠剤に圧縮できる。経口
の治療投与のためには、化合物類を付形剤と混和し、錠
剤、トローチ剤、カプセル剤、エリキシル剤、懸濁液、
シロップ剤、ウエハース、チューインガム等の形で使用
できる。これらの製剤は活性成分の本発明化合物を少な
くとも4%含有すべきであるが、特定の型に応じて多様
に変わりうるもので、単位重量の4%から約70%までが
好都合である。組成物中に存在する化合物の量は、適当
な投薬量が得られるような量である。本発明による好ま
しい組成物及び製剤は、経口適量形式が本発明化合物5.
0-300 mgを含有するように調製される。
【0024】錠剤、丸薬、カプセル剤、トローチ剤等は
一つ以上の次の助剤も含有できる。微結晶セルロース、
トラガカントゴム、又はゼラチンのような結合剤;澱粉
又は乳糖のような付形剤;アルギニン酸、プリモゲル、
コーンスターチ等のような崩壊剤;ステアリン酸マグネ
シウムやステロテックスのような潤滑剤;コロイド状二
酸化珪素のような滑り剤;及び庶糖やサッカリンのよう
な甘み剤、またペパミント、サリチル酸メチル又はオレ
ンジ風味剤のような風味剤も添加できる。適量単位形式
がカプセルの時には、これは上記の型の材料のほか、ポ
リエチレングリコール又は脂肪油のような液体担体を含
有できる。その他の適量単位形式は、適量単位の物理的
形式を変更するようなその他種々の材料を、例えば被覆
剤として含有できる。従って、錠剤又は丸薬は砂糖、シ
ェラック、又はその他の腸内被覆剤で被覆できる。シロ
ップ剤は、本化合物類のほか、甘み剤として庶糖、及び
ある防腐剤、染料、着色剤、及び風味剤を含有できる。
これらの種々の組成物の調製に使用できる材料は、製薬
上純粋で、使用量において無毒性でなければならない。
一つ以上の次の助剤も含有できる。微結晶セルロース、
トラガカントゴム、又はゼラチンのような結合剤;澱粉
又は乳糖のような付形剤;アルギニン酸、プリモゲル、
コーンスターチ等のような崩壊剤;ステアリン酸マグネ
シウムやステロテックスのような潤滑剤;コロイド状二
酸化珪素のような滑り剤;及び庶糖やサッカリンのよう
な甘み剤、またペパミント、サリチル酸メチル又はオレ
ンジ風味剤のような風味剤も添加できる。適量単位形式
がカプセルの時には、これは上記の型の材料のほか、ポ
リエチレングリコール又は脂肪油のような液体担体を含
有できる。その他の適量単位形式は、適量単位の物理的
形式を変更するようなその他種々の材料を、例えば被覆
剤として含有できる。従って、錠剤又は丸薬は砂糖、シ
ェラック、又はその他の腸内被覆剤で被覆できる。シロ
ップ剤は、本化合物類のほか、甘み剤として庶糖、及び
ある防腐剤、染料、着色剤、及び風味剤を含有できる。
これらの種々の組成物の調製に使用できる材料は、製薬
上純粋で、使用量において無毒性でなければならない。
【0025】非経口の治療的投与のためには、式1化合
物類を溶液又は懸濁液に取り入れることができる。これ
らの製剤はその重量の少なくとも0.1%の式1化合物を
含有すべきであるが、0.1〜約50%の間で変わりうる。
このような組成物中に存在する化合物の量は、適当な投
薬量が得られる量である。本発明による好ましい組成物
及び製剤は、非経口適量単位が本発明化合物の5.0〜100
mgを含有するように調製される。
物類を溶液又は懸濁液に取り入れることができる。これ
らの製剤はその重量の少なくとも0.1%の式1化合物を
含有すべきであるが、0.1〜約50%の間で変わりうる。
このような組成物中に存在する化合物の量は、適当な投
薬量が得られる量である。本発明による好ましい組成物
及び製剤は、非経口適量単位が本発明化合物の5.0〜100
mgを含有するように調製される。
【0026】溶液又は懸濁液は一つ以上の次の助剤も包
含しうる。注射用水、食塩水溶液、不揮発性油、ポリエ
チレングリコール、グリセリン、プロピレングリコー
ル、又はその他の合成溶媒のような無菌増量剤;ベンジ
ルアルコールやメチルパラベンのような抗菌剤;アスコ
ルビン酸や重亜硫酸ナトリウムのような酸化防止剤;エ
チレンジアミン四酢酸のようなキレート剤;酢酸塩、ク
エン酸塩、又は燐酸塩のような緩衝液;及び塩化ナトリ
ウムやデキストロースのような等張性調整剤。非経口製
剤はアンプル、使い捨て注射器、又はガラスやプラスチ
ック製の複数投与量バイアルに封入できる。
含しうる。注射用水、食塩水溶液、不揮発性油、ポリエ
チレングリコール、グリセリン、プロピレングリコー
ル、又はその他の合成溶媒のような無菌増量剤;ベンジ
ルアルコールやメチルパラベンのような抗菌剤;アスコ
ルビン酸や重亜硫酸ナトリウムのような酸化防止剤;エ
チレンジアミン四酢酸のようなキレート剤;酢酸塩、ク
エン酸塩、又は燐酸塩のような緩衝液;及び塩化ナトリ
ウムやデキストロースのような等張性調整剤。非経口製
剤はアンプル、使い捨て注射器、又はガラスやプラスチ
ック製の複数投与量バイアルに封入できる。
【0027】特定の一般的有用性をもった構造的に関連
する化合物類の任意の群について言えるように、式1化
合物類にとっても、最終用途への応用において、ある群
及び形態が好ましい。
する化合物類の任意の群について言えるように、式1化
合物類にとっても、最終用途への応用において、ある群
及び形態が好ましい。
【0028】出願人らは、R1及びR2が各々-NH2基で、
X、Y及びZが窒素原子、及びR3がメチル基である場
合の化合物類を好ましいと考える。また、R1が-NH
2基、R2がOH基、R3が水素、XとYが各々-CH基で、Y
が窒素原子である場合の化合物類を、出願人らは好まし
いと考える。
X、Y及びZが窒素原子、及びR3がメチル基である場
合の化合物類を好ましいと考える。また、R1が-NH
2基、R2がOH基、R3が水素、XとYが各々-CH基で、Y
が窒素原子である場合の化合物類を、出願人らは好まし
いと考える。
【0029】実施例1 N-[4-([(2,4-ジアミノ-6-プテ
リジニル)メチル]メチルアミノ)ベンゾイル]-4,4-D-フ
ルオログルタミン酸 Me2NAc(2.5 ml)中のN-CH3PABA-F2Glu(OBu)2(0.201 m
mol)と2,4-ジアミノプテリジン-6-ブロモメチル臭化水
素酸塩(75 mg, 0.223 mmol)の混合物を、50-55℃で4
時間かきまぜてから、周囲温度で一夜放置する。Me2NAc
を減圧下に除去する。この粗製材料を氷浴中に置き、ト
リフルオロ酢酸2 mlをかきまぜながら添加する。10分
後、反応混合物を周囲温度に暖め、4時間かきまぜる。
トリフルオロ酢酸を減圧下に除去すると、粗生成物を生
ずる。粗生成物をNH4HCO3勾配(15-600 mM)により、DE
AE-セルロース上のクロマトグラフィによって精製す
る。所望の生成物を含有するカラム流出液を凍結乾燥す
ると、所望の純粋な生成物を生ずる。
リジニル)メチル]メチルアミノ)ベンゾイル]-4,4-D-フ
ルオログルタミン酸 Me2NAc(2.5 ml)中のN-CH3PABA-F2Glu(OBu)2(0.201 m
mol)と2,4-ジアミノプテリジン-6-ブロモメチル臭化水
素酸塩(75 mg, 0.223 mmol)の混合物を、50-55℃で4
時間かきまぜてから、周囲温度で一夜放置する。Me2NAc
を減圧下に除去する。この粗製材料を氷浴中に置き、ト
リフルオロ酢酸2 mlをかきまぜながら添加する。10分
後、反応混合物を周囲温度に暖め、4時間かきまぜる。
トリフルオロ酢酸を減圧下に除去すると、粗生成物を生
ずる。粗生成物をNH4HCO3勾配(15-600 mM)により、DE
AE-セルロース上のクロマトグラフィによって精製す
る。所望の生成物を含有するカラム流出液を凍結乾燥す
ると、所望の純粋な生成物を生ずる。
【0030】実施例2 4-アミノ-4-デオキシ-10-メチ
ルプテロイル[D,L-エリスロ、スレオ-4,4-(ジフルオロ)
グルタミン酸](1, R1,R2=NH2; X, Y, Z=N; R3=C
H3)
ルプテロイル[D,L-エリスロ、スレオ-4,4-(ジフルオロ)
グルタミン酸](1, R1,R2=NH2; X, Y, Z=N; R3=C
H3)
【0031】乾燥管を取り付けた15 ml丸底フラスコ
に、DMF(2.5 ml)、Et3N(23μl, 0.16 mmol)及びジ
エチルホスホロシアニデート(25μl, 0.16 mmol)を入
れる。次に、ジアミノプテロエート(1, R1,R2=NH2;
X,Y,Z=N; R3=CH3)(0.16mmol)を添加し、反応
溶液を周囲温度でかきまぜる。3時間後、ジエチルホス
ホロシアニデートの追加5μl(0.04 mmol)を加える。F
2Glu(0.16 mmol)をDMF 1mlに溶解し、反応フラスコに
加えて、かきまぜを周囲温度で72時間続ける。溶媒のDM
Fを真空中で除去し、残留物をCHCl3(35 ml)に溶解
し、未反応出発材料を除くために、1%NH4OH(2 x 20 m
l)で洗う。有機層を水20 mlで洗い、Na2SO4で乾燥し、
真空中で蒸発させると粗製封鎖生成物が提供される。こ
のカップリングされた材料を混ぜ物のないTFA(3 ml)
に溶解し、脱エステル化反応の進行をTLCで監視する。2
4時間後、溶媒TFAを回転蒸発によって除去し、残留物を
真空中で乾燥する。
に、DMF(2.5 ml)、Et3N(23μl, 0.16 mmol)及びジ
エチルホスホロシアニデート(25μl, 0.16 mmol)を入
れる。次に、ジアミノプテロエート(1, R1,R2=NH2;
X,Y,Z=N; R3=CH3)(0.16mmol)を添加し、反応
溶液を周囲温度でかきまぜる。3時間後、ジエチルホス
ホロシアニデートの追加5μl(0.04 mmol)を加える。F
2Glu(0.16 mmol)をDMF 1mlに溶解し、反応フラスコに
加えて、かきまぜを周囲温度で72時間続ける。溶媒のDM
Fを真空中で除去し、残留物をCHCl3(35 ml)に溶解
し、未反応出発材料を除くために、1%NH4OH(2 x 20 m
l)で洗う。有機層を水20 mlで洗い、Na2SO4で乾燥し、
真空中で蒸発させると粗製封鎖生成物が提供される。こ
のカップリングされた材料を混ぜ物のないTFA(3 ml)
に溶解し、脱エステル化反応の進行をTLCで監視する。2
4時間後、溶媒TFAを回転蒸発によって除去し、残留物を
真空中で乾燥する。
【0032】粗生成物水20 mlに溶解し、希NH4OHでpHを
8に調整し、十分に低いコンダクタンスを得るために、
試料容量を160 mlにもっていってから、DEAE-セルロー
ス(ホワットマンDE-52)カラム(30 x 1 cm)に充填す
る。カラムを水100 mlで洗い、所望の式1化合物を15 m
M NH4HCO3(175 ml)と500 mM NH4HCO3(175 ml)から
形成される線状勾配でカラムから溶離する。
8に調整し、十分に低いコンダクタンスを得るために、
試料容量を160 mlにもっていってから、DEAE-セルロー
ス(ホワットマンDE-52)カラム(30 x 1 cm)に充填す
る。カラムを水100 mlで洗い、所望の式1化合物を15 m
M NH4HCO3(175 ml)と500 mM NH4HCO3(175 ml)から
形成される線状勾配でカラムから溶離する。
【0033】実施例3 β,β-ジフルオログルタミン酸
ビス-L-ブチルエステル 3a: 2,2-ジフルオロペント-4-エンアミド 還流冷却器とN2入口を備えた三つ首フラスコ内のヘキサ
ン(200 ml)中の2,2-ジフルオロペント-4-エン酸(27.
2 g, 0.2モル)のかきまぜた溶液に、DMF(20滴、触媒
量)と塩化オキサリル(20 ml、0.23モル)を添加す
る。混合物を室温で2時間、それ以上のガス発生が見ら
れなくなるまでかきまぜる。溶液を氷/塩水浴で冷却
し、N2入口を空のCaCl2管と取り替え(フラスコから吹
きでる固体材料を捕獲するため)、NH3ガス流をフラス
コに通す。初期の激しい反応がやんだ後、ガス流を30分
維持する。次に、混合物を水(1 L)とEt2O(0.5 L)に
注ぐ。ガラス器をH2OとEt2Oで洗い、洗浄液をこの混合
物に添加する。セライトを加え、不溶性材料を濾過によ
って除去する。相を分離する。Et2O相を塩水で1回洗
い、Na2SO4で乾燥し、濃縮する。水相をCH2Cl2で2回抽
出する。一緒にした抽出液を塩水で1回洗い、Na2SO4で
乾燥し、エーテル相の残留物と一緒にし、濃縮する。残
留物を蒸留すると、やや黄色の油を生じ、これは冷却に
よって固化する。融点33-35℃。1H NMR(CDCl3)δ7.0-
6.0(2H, br.d), 5.75(1H, ddt, J=18, 9, 6Hz),5.3(2H,
m), 2.87(2H, dt, J=6, 17 Hz). 19F NMR(δC6F6=
O)δ - 56.0(t, J=17 Hz).
ビス-L-ブチルエステル 3a: 2,2-ジフルオロペント-4-エンアミド 還流冷却器とN2入口を備えた三つ首フラスコ内のヘキサ
ン(200 ml)中の2,2-ジフルオロペント-4-エン酸(27.
2 g, 0.2モル)のかきまぜた溶液に、DMF(20滴、触媒
量)と塩化オキサリル(20 ml、0.23モル)を添加す
る。混合物を室温で2時間、それ以上のガス発生が見ら
れなくなるまでかきまぜる。溶液を氷/塩水浴で冷却
し、N2入口を空のCaCl2管と取り替え(フラスコから吹
きでる固体材料を捕獲するため)、NH3ガス流をフラス
コに通す。初期の激しい反応がやんだ後、ガス流を30分
維持する。次に、混合物を水(1 L)とEt2O(0.5 L)に
注ぐ。ガラス器をH2OとEt2Oで洗い、洗浄液をこの混合
物に添加する。セライトを加え、不溶性材料を濾過によ
って除去する。相を分離する。Et2O相を塩水で1回洗
い、Na2SO4で乾燥し、濃縮する。水相をCH2Cl2で2回抽
出する。一緒にした抽出液を塩水で1回洗い、Na2SO4で
乾燥し、エーテル相の残留物と一緒にし、濃縮する。残
留物を蒸留すると、やや黄色の油を生じ、これは冷却に
よって固化する。融点33-35℃。1H NMR(CDCl3)δ7.0-
6.0(2H, br.d), 5.75(1H, ddt, J=18, 9, 6Hz),5.3(2H,
m), 2.87(2H, dt, J=6, 17 Hz). 19F NMR(δC6F6=
O)δ - 56.0(t, J=17 Hz).
【0034】分析: C5H7F2NOの計算値: C, 44.45;
H, 5.22; N, 10.37. 測定値: C, 42.03; H, 4.74; N,
9.33.
H, 5.22; N, 10.37. 測定値: C, 42.03; H, 4.74; N,
9.33.
【0035】 3b: 2,2-ジフルオロペント-4-エノニトリル N2下に氷/塩水浴中で冷却された乾燥ピリジン(25 ml,
0.31モル)中の上のアミド(3a)(20.6 g, 0.152モル)
の溶液に、無水トリフルオロ酢酸(TFAA, 23.5 ml, 0.1
66モル)を1.5時間にわたって滴加する。反応混合物は
固体となり、これを室温で4時間放置する。次に、フラ
スコをN2下に蒸留装置をほどこし、油浴(最終130℃)
中で加熱する。留出物を集めると、空気中で煙霧を発す
る無色の油 17.7 gを生ずる。沸点70-80℃/760トル。N
MRによる分析は、留出物の組成がニトリル:TFAA:ピリ
ジン(80:12:8)であることを示す。従って、ニトリル
の収量は0.116モル(76%)である。1H NMR(CDCl3)6.
0-5.5(1H, m), 5.4(2H, m), 2.93(2H,dt, J=6, 15 Hz).
19F NMR(δC6F6=O)δ - 71.7(t, J=15 Hz).
0.31モル)中の上のアミド(3a)(20.6 g, 0.152モル)
の溶液に、無水トリフルオロ酢酸(TFAA, 23.5 ml, 0.1
66モル)を1.5時間にわたって滴加する。反応混合物は
固体となり、これを室温で4時間放置する。次に、フラ
スコをN2下に蒸留装置をほどこし、油浴(最終130℃)
中で加熱する。留出物を集めると、空気中で煙霧を発す
る無色の油 17.7 gを生ずる。沸点70-80℃/760トル。N
MRによる分析は、留出物の組成がニトリル:TFAA:ピリ
ジン(80:12:8)であることを示す。従って、ニトリル
の収量は0.116モル(76%)である。1H NMR(CDCl3)6.
0-5.5(1H, m), 5.4(2H, m), 2.93(2H,dt, J=6, 15 Hz).
19F NMR(δC6F6=O)δ - 71.7(t, J=15 Hz).
【0036】 3c: 4,4-ジフルオロオクタ-1,6-ジエン-5-イルアミ
ン塩酸塩 臭化プロペニルマグネシウムは、THF(225 ml)中の臭
化1-プロペニル(27.2g, 0.225モル)をマグネシウム削
り屑(5.47 g, 0.225 mmol)へ、混合物を温和に保持し
ながら沸騰させないような率で加えることによって調製
される。添加が終了したら、混合物を20分かきまぜ、次
いでTHF(300 ml)で希釈し、-15℃に冷却する。この混
合物に、THF(80 ml)中の実施例3bで調製されたニト
リル(0.116 mmol)の溶液を、反応混合物温度が-15<T
<-10℃の範囲内にとどまるような率で添加する。混合
物をこの温度範囲で更に1時間かきまぜ、次いで-40℃
に冷却する。MeOH(650 ml)と水(30 ml)中のNaBH
4(6.4 g, 0.169モル)の冷却(-40℃)溶液を一度に加
える。冷却浴から取りだし、混合物を2時間かきまぜて
から、6N HCl(800 ml)中に注ぐ。有機溶媒を回転蒸発
によって除去し、水溶液をCH2Cl2で2回洗う。次に溶液
をNaOHペレット(氷冷が必要)でpH 10に塩基性化し、N
aClで飽和させる。セライトを加え、沈殿したMg(OH)2を
濾過によって除く。固体残留物をCH2Cl2で洗う。濾液を
CH2Cl2で3回抽出し、一緒にした抽出液と残留物洗浄液
をNa2SO4で乾燥し、濾過し、Et2O/HClで酸性化し、蒸発
させると、表題のアミン塩を薄い黄色の固体(3 g)と
して生ずる。この材料はこの段階で精製されない。
ン塩酸塩 臭化プロペニルマグネシウムは、THF(225 ml)中の臭
化1-プロペニル(27.2g, 0.225モル)をマグネシウム削
り屑(5.47 g, 0.225 mmol)へ、混合物を温和に保持し
ながら沸騰させないような率で加えることによって調製
される。添加が終了したら、混合物を20分かきまぜ、次
いでTHF(300 ml)で希釈し、-15℃に冷却する。この混
合物に、THF(80 ml)中の実施例3bで調製されたニト
リル(0.116 mmol)の溶液を、反応混合物温度が-15<T
<-10℃の範囲内にとどまるような率で添加する。混合
物をこの温度範囲で更に1時間かきまぜ、次いで-40℃
に冷却する。MeOH(650 ml)と水(30 ml)中のNaBH
4(6.4 g, 0.169モル)の冷却(-40℃)溶液を一度に加
える。冷却浴から取りだし、混合物を2時間かきまぜて
から、6N HCl(800 ml)中に注ぐ。有機溶媒を回転蒸発
によって除去し、水溶液をCH2Cl2で2回洗う。次に溶液
をNaOHペレット(氷冷が必要)でpH 10に塩基性化し、N
aClで飽和させる。セライトを加え、沈殿したMg(OH)2を
濾過によって除く。固体残留物をCH2Cl2で洗う。濾液を
CH2Cl2で3回抽出し、一緒にした抽出液と残留物洗浄液
をNa2SO4で乾燥し、濾過し、Et2O/HClで酸性化し、蒸発
させると、表題のアミン塩を薄い黄色の固体(3 g)と
して生ずる。この材料はこの段階で精製されない。
【0037】 3d: N-(t-ブチロキシカルボニル)-4,4-ジフルオロ
オクタ-1,6-ジエン-5-イルアミン 上の実施例3cの粗製塩(35 g)を水(200 ml)とジオ
キサン(200 ml)に溶解する。固体KHCO3を加えると、p
H紙に対して中性な混合物を生じ、これに更にKHCO3(12
g, 0.12モル)とジ-t-ブチルジカーボネート(34 g,
0.156モル)を添加する。混合物を室温で一夜かきま
ぜ、NaClで飽和させる。相を分離する。水相をヘキサン
(x 3)で抽出する。抽出液を有機相と一緒にし、水(x
3)で洗う。一緒にした洗浄水をヘキサンで1回洗う。
この抽出液を有機相と一緒にし、これを塩水で洗い、Na
2SO4で乾燥し、濃縮する。残留物をフラッシュ・クロマ
トグラフィ(溶離剤CH2Cl2/ペンタン1/1)で精製する
と、表題のカルバメート(19 g, 65%)を生ずる。Rf
0.29(放置後固化する油として)。1H NMR(CDCl3)δ
6.0-5.5(2H, m), 5.5-4.5(5H, m), 2.67(2H, dt, J=7,
16 Hz), 1.73(3H, dd*, J=7, 1Hz), 1.47(9H, s). 19F
NMR(δC6F6=O)δ - 53.2(m).
オクタ-1,6-ジエン-5-イルアミン 上の実施例3cの粗製塩(35 g)を水(200 ml)とジオ
キサン(200 ml)に溶解する。固体KHCO3を加えると、p
H紙に対して中性な混合物を生じ、これに更にKHCO3(12
g, 0.12モル)とジ-t-ブチルジカーボネート(34 g,
0.156モル)を添加する。混合物を室温で一夜かきま
ぜ、NaClで飽和させる。相を分離する。水相をヘキサン
(x 3)で抽出する。抽出液を有機相と一緒にし、水(x
3)で洗う。一緒にした洗浄水をヘキサンで1回洗う。
この抽出液を有機相と一緒にし、これを塩水で洗い、Na
2SO4で乾燥し、濃縮する。残留物をフラッシュ・クロマ
トグラフィ(溶離剤CH2Cl2/ペンタン1/1)で精製する
と、表題のカルバメート(19 g, 65%)を生ずる。Rf
0.29(放置後固化する油として)。1H NMR(CDCl3)δ
6.0-5.5(2H, m), 5.5-4.5(5H, m), 2.67(2H, dt, J=7,
16 Hz), 1.73(3H, dd*, J=7, 1Hz), 1.47(9H, s). 19F
NMR(δC6F6=O)δ - 53.2(m).
【0038】 3e: β,β-ジフルオログルタミン酸塩酸塩 H2O(1.2 L)中のKMnO4(52.56 g, 0.33モル)の氷冷溶
液に、実施例3dで調製されたカルバメート(10.95 g,
0.042モル)のAcOH(160 ml)中の溶液を添加する。混
合物を室温で一夜かきまぜ、この間に茶色の固体が沈殿
する。固体重亜硫酸ナトリウムを加えて混合物を脱色
し、続いて濃HClを加えるとpH 2の溶液を生ずる。この
溶液をEt2O(3 x 500 ml)で抽出し、次いでNaClで飽和
させ、更にEt2Oで2回抽出する。一緒にした有機フラク
ションを塩水で1回洗い、濃縮する。残留物を1N HCl
(500 ml)中に取り上げ、濃縮する。残留物を再び1N H
Cl中に取り上げ、混合物を温め、活性炭を添加する。混
合物を10分かきまぜ、濾過し、濾液を乾固まで蒸発させ
る。残留物を熱いイソプロパノールで抽出すると、粗製
アミノ酸(2.22 g)を生ずる。イソプロパノールに不溶
性の材料をEtOHで更に抽出しても、有用な材料を生じな
い。19F NMR(D2O: δ CF3CO2H = O)δ +23(ddt, J=28
0, 5, 21 Hz), +27(ddt, J=280, 22, 9 Hz), +28(t);
相対的整数5:5:3)。
液に、実施例3dで調製されたカルバメート(10.95 g,
0.042モル)のAcOH(160 ml)中の溶液を添加する。混
合物を室温で一夜かきまぜ、この間に茶色の固体が沈殿
する。固体重亜硫酸ナトリウムを加えて混合物を脱色
し、続いて濃HClを加えるとpH 2の溶液を生ずる。この
溶液をEt2O(3 x 500 ml)で抽出し、次いでNaClで飽和
させ、更にEt2Oで2回抽出する。一緒にした有機フラク
ションを塩水で1回洗い、濃縮する。残留物を1N HCl
(500 ml)中に取り上げ、濃縮する。残留物を再び1N H
Cl中に取り上げ、混合物を温め、活性炭を添加する。混
合物を10分かきまぜ、濾過し、濾液を乾固まで蒸発させ
る。残留物を熱いイソプロパノールで抽出すると、粗製
アミノ酸(2.22 g)を生ずる。イソプロパノールに不溶
性の材料をEtOHで更に抽出しても、有用な材料を生じな
い。19F NMR(D2O: δ CF3CO2H = O)δ +23(ddt, J=28
0, 5, 21 Hz), +27(ddt, J=280, 22, 9 Hz), +28(t);
相対的整数5:5:3)。
【0039】 3f: β,β-ジフルオログルタミン酸ビス-t-ブチル
エステル 実施例3eの粗製の酸(2.22 g)を酢酸t-ブチル(500
ml)に懸濁し、HClO4(70%水溶液2.16 ml, 25 mmol)
を混合物に添加する。混合物を室温で48時間かきまぜて
から、H2O(2 x 200 ml)で抽出する。一緒にした抽出
液をCH2Cl2(2 x100 ml)で洗い、pH 10に塩基性化する
(4N NaOH)。溶液をCH2Cl2(3 x 100ml)で抽出する。
一緒にした抽出液を塩水で洗い、Na2SO4で乾燥し、容量
の1/3に濃縮する。この溶液を、それ以上処理せずに次
段階に使用できる。より完全に蒸発させた試料は、以下
のNMR値をを示す。 1H NMR(CDCl3)δ4.10(1H, t, J=1
4Hz), 3.10(1H, t, J=15 Hz), 3.00(1H, t, J=15 Hz),
1.5(18H, 2s); 19F NMR(δC6F6=O)δ - 58.7(dt, J=1
4, 15 Hz).
エステル 実施例3eの粗製の酸(2.22 g)を酢酸t-ブチル(500
ml)に懸濁し、HClO4(70%水溶液2.16 ml, 25 mmol)
を混合物に添加する。混合物を室温で48時間かきまぜて
から、H2O(2 x 200 ml)で抽出する。一緒にした抽出
液をCH2Cl2(2 x100 ml)で洗い、pH 10に塩基性化する
(4N NaOH)。溶液をCH2Cl2(3 x 100ml)で抽出する。
一緒にした抽出液を塩水で洗い、Na2SO4で乾燥し、容量
の1/3に濃縮する。この溶液を、それ以上処理せずに次
段階に使用できる。より完全に蒸発させた試料は、以下
のNMR値をを示す。 1H NMR(CDCl3)δ4.10(1H, t, J=1
4Hz), 3.10(1H, t, J=15 Hz), 3.00(1H, t, J=15 Hz),
1.5(18H, 2s); 19F NMR(δC6F6=O)δ - 58.7(dt, J=1
4, 15 Hz).
【0040】実施例4 β,β-ジフルオログルタミン酸
塩酸塩 乾燥Et2O(10 ml)中の実施例3のBOC-ビス-エステル
(300 mg, 0.76 mmol)の溶液に、飽和Et2O/HCl(3 m
l)を添加する。混合物を室温で6日間かきまぜる(CaC
l2管保護)。沈殿する白色固体を集め、Et2Oで洗う。TL
C及びNMRでの分析は、エステル開裂が完了しないことを
示している。材料を1N HCl(5 ml)中に取り上げ、室温
で一夜かきまぜる。反応はまだ完了していない。数滴の
濃HClを加え、混合物を3日間かきまぜる。水を真空中
で除去し、残留物をCCl4との共沸蒸発によって乾燥す
る。ジイソプロピルエーテル(x 2)ですり砕くと、や
や緑色の粉末を生じ、これを集めてP2O5で乾燥すると、
表題のアミノ酸(175 mg, 100%)を生ずる。1H NMR(D
2O)信号は溶媒のため不明瞭。19F NMR(δCF3CO2H=O)
δ +23(ddt, J=280, 5, 21 Hz), +27(ddt, J=280, 22,
9 Hz). MS(CI, NH3)m/e 184(MH+, 100%), 140(75%),
120(40%), 102(40%). Rf 0.19(HOAc/H2O/BuOH 1/1/
3). 分析:C5H7F2NO4・HClの計算値: C, 27.35; H, 3.67;
N, 6.38. 測定値: C,28.13; H, 3.58; N, 6.52.
塩酸塩 乾燥Et2O(10 ml)中の実施例3のBOC-ビス-エステル
(300 mg, 0.76 mmol)の溶液に、飽和Et2O/HCl(3 m
l)を添加する。混合物を室温で6日間かきまぜる(CaC
l2管保護)。沈殿する白色固体を集め、Et2Oで洗う。TL
C及びNMRでの分析は、エステル開裂が完了しないことを
示している。材料を1N HCl(5 ml)中に取り上げ、室温
で一夜かきまぜる。反応はまだ完了していない。数滴の
濃HClを加え、混合物を3日間かきまぜる。水を真空中
で除去し、残留物をCCl4との共沸蒸発によって乾燥す
る。ジイソプロピルエーテル(x 2)ですり砕くと、や
や緑色の粉末を生じ、これを集めてP2O5で乾燥すると、
表題のアミノ酸(175 mg, 100%)を生ずる。1H NMR(D
2O)信号は溶媒のため不明瞭。19F NMR(δCF3CO2H=O)
δ +23(ddt, J=280, 5, 21 Hz), +27(ddt, J=280, 22,
9 Hz). MS(CI, NH3)m/e 184(MH+, 100%), 140(75%),
120(40%), 102(40%). Rf 0.19(HOAc/H2O/BuOH 1/1/
3). 分析:C5H7F2NO4・HClの計算値: C, 27.35; H, 3.67;
N, 6.38. 測定値: C,28.13; H, 3.58; N, 6.52.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 475/02 C07D 475/02 475/04 475/04 475/06 475/06 475/08 475/08 (72)発明者 ハンス マイケル コルブ アメリカ合衆国 45243 オハイオ州 シンシナチイ−スト ガルブレイス ロ −ド 7278 (56)参考文献 特開 平4−234854(JP,A) 1.”ACS Symp.Se r.”,1991年,456(Ser.Flu orination Org.Bioo rg.Chem.),p.196−2042." J.Biol.Chem.”,1990年, 第265巻,第24号,p.14073−14079 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 229/24 C07C 233/83 A61K 31/505 ADU C07D 471/04 117 C07D 471/04 118 C07D 475/02 C07D 475/04 C07D 475/06 C07D 475/08 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)
Claims (3)
- 【請求項1】 式 【化1】 の化合物又はその塩。
- 【請求項2】 式 【化2】 の化合物又はその塩。
- 【請求項3】 式 【化3】 〔R3はH、(C1-C4)アルキル、アリル、又はプロパルギ
ルである〕の化合物又はその塩。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US508,874 | 1990-04-12 | ||
| US07/508,874 US5066828A (en) | 1990-04-12 | 1990-04-12 | Difluoroglutamic acid conjugates with folates and anti-folates for the treatment of neoplastic diseases |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04235144A JPH04235144A (ja) | 1992-08-24 |
| JP2970698B2 true JP2970698B2 (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=24024432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3106387A Expired - Fee Related JP2970698B2 (ja) | 1990-04-12 | 1991-04-12 | 新生物病の処置用のジフルオログルタミン酸とフォ−レ−ト類及びアンチフォ−レ−ト類とのコンジュゲ−ト類 |
Country Status (18)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5066828A (ja) |
| EP (1) | EP0451835B1 (ja) |
| JP (1) | JP2970698B2 (ja) |
| KR (1) | KR910018344A (ja) |
| CN (1) | CN1055740A (ja) |
| AT (1) | ATE127778T1 (ja) |
| AU (1) | AU635628B2 (ja) |
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