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JP2971935B2 - ビニル系化合物の懸濁重合用の分散助剤 - Google Patents
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JP2971935B2 - ビニル系化合物の懸濁重合用の分散助剤 - Google Patents

ビニル系化合物の懸濁重合用の分散助剤

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JP2971935B2
JP2971935B2 JP2282689A JP28268990A JP2971935B2 JP 2971935 B2 JP2971935 B2 JP 2971935B2 JP 2282689 A JP2282689 A JP 2282689A JP 28268990 A JP28268990 A JP 28268990A JP 2971935 B2 JP2971935 B2 JP 2971935B2
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pvac
aqueous dispersion
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suspension polymerization
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重喜 高田
健 結城
均 丸山
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KURARE KK
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明はビニル系化合物、特に塩化ビニルの懸濁重合
用の分散助剤に関する。
B.従来の技術 けん化度70モル%以下のポリビニルエステル(以下、
PVAcと略記する)系重合体はビニル系化合物の懸濁重合
用の分散助剤として有用であることが知られている。
しかし、けん化度70モル%以下のPVAc系重合体は水に
不溶であるため、粉体のまま重合槽へ仕込んだり、また
はメタノール溶液もしくは水−メタノール溶液として仕
込む方法が用いられている。
しかし、粉体仕込みでは分散助剤としての十分な性能
が得られず、また、メタノールを含む溶液を用いると環
境汚染の点で重大な問題がある。
C.発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、上記の問題点が全くない、けん化度
70モル%以下のPVAc系重合体を分散質とする水性分散液
からなるビニル系化合物の懸濁重合用の分散助剤を提供
することにある。
D.課題を解決するための手段 本発明者らは、このような現状を鑑みて、優れたビニ
ル系化合物の懸濁重合用の分散助剤について検討した結
果、側鎖にアミノ基、アンモニウム基、カルボキシル基
またはスルホン酸基を0.1〜10モル%有し、けん化度70
モル%以下のPVAc系重合体を分散質とする水性分散液を
見い出し、本発明を完成させるに到った。
本発明において用いるPVAc系重合体は側鎖にアミノ
基、アンモニウム基、カルボキシル基、またはスルホン
酸基を0.1〜10モル%、好ましくは0.2〜5モル%有し、
けん化度70モル%以下のPVAc系重合体である。PVAc系重
合体の重合度は特に制限はないが、好ましくは100以
上、より好ましくは200〜4000である。
本発明において用いる側鎖にアミノ基、アンモニウム
基、カルボキシル基またはスルホン酸基を有するPVAc系
重合体は、側鎖にこれらの官能基を有するPVAc系重合体
であれば、その製法に限定なく使用することができる。
アミノ基あるいはアンモニウム基を含有するモノマー
としては、以下のような一般式(I)〜(V)などに示
すモノマーが挙げられる。
[ここでnは0〜3、mは1〜10、R1,R2,R6,R7,R8は水
素原子またはメチル基、R3,R4は低級アルキル基(置換
基を含んでもよい)、Xはアンモニウム窒素と塩を形成
する陰性の基、Aはアミンあるいはアンモニウム窒素原
子と、(I)式中のアミド基の窒素原子あるいは(II
I)式中の酸素原子とを連結する基をそれぞれ示す。] カルボキシル基を含有するモノマーとしては、クロト
ン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、(メタ)ア
クリル酸などの単量体およびその塩が挙げられる。
スルホン酸基を有するチオールとしては、以下の一般
式で表されるものがあげられる。
(ここでn=1〜4、R9〜R17はメチル基または水素原
子、Mは水素原子、アルカリ金属またはアンモニウムイ
オンをそれぞれ示す。) PVAc系重合体のアミノ基、アンモニウム基、カルボキ
シル基またはスルホン酸基の含有率は0.1〜10モル%の
範囲が良く、さらに好ましくは0.2〜5モル%の範囲が
良い。
本方法において使用されるPVAc系重合体としては、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビニルが挙げられ
るが経済的にみて酢酸ビニルが好ましい。
また場合によりプロピレン、スチレン、アルキルビニ
ルエーテル、アクリル酸アルキルエステル(アルキル基
の炭素数は1〜10)、(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル(アルキル基の炭素数は1〜10)などを10モル%未
満含有しているものも使用しうる。
本発明のPVAc系重合体を分散質とする水性分散液の固
形物濃度としては特に制限はないが、好ましくは70重量
%以下であり、より好ましくは1〜6重量%または30〜
60重量%である。
分散質の粒径としては特に制限はないが、好ましくは
10μm以下、より好ましくは0.01〜1μm、さらにより
好ましくは0.01〜0.1μmであり、水性分散液の長期保
存安定性の点から粒径は小さい方が好ましい。
本発明のPVAc系重合体を分散質とする水性分散液の最
大の特徴は、PVAc系重合体自身が自己乳化性を有する点
にあり、分散剤とか乳化剤を使用していなくても1カ月
以上の長期の放置安定性の良い水性分散液が得られるこ
とにある。
本発明のPVAc系重合体を分散質とする水性分散液は、
その安定性およびその用途に悪影響を及ぼさない範囲で
あれば、各種添加剤を加えることは自由である。例え
ば、添加剤として従来公知のポリビニルアルコール(以
下、PVAと略記する)系重合体、セルロース系誘導体、
アニオン、カチオンもしくはノニオン系界面活性剤、防
腐剤あるいは少量のアルコール等を本発明のPVAc系重合
体に対して、5重量%以下、好ましくは1重量%以下添
加する方法、またはNaOH、Na2CO3、NaHCO3、CH3COONa等
のアルカリを本発明のPVAc系重合体に対し1重量%以下
添加する方法も好ましく用いられる。
本発明のPVAc系重合体を分散質とする水性分散液は0
〜50℃における放置安定性が良好であり、1カ月間以上
の放置によっても性状に変化がない。
本発明のPVAc系重合体を分散質とする水性分散液の製
造方法については特に制限はなく、例えば、撹拌下で水
の中へPVAc系重合体粉末を投入し、引き続き撹拌する方
法、さらに加熱をも併用する方法などが挙げられる。ま
た水性分散液が高濃度である場合には、該水性分散液の
粘度が高くなるためにニーダー等の混練機により水性分
散液を得ることも可能である。
本発明の水性分散液は、ビニル系化合物の懸濁重合用
の分散助剤として特に有用である。すなわち、本発明の
水性分散液は、従来の変性されていないPVAc系重合体を
上廻る分散助剤としての性能が得られる。
本発明の水性分散液からなる分散助剤はビニル系化合
物の懸濁重合用の分散剤として用いられているPVA系重
合体またはセルロース系誘導体などと併用して用いら
れ、併用割合などは従来の変性されていないPVAc系重合
体と同様の処方が適用される。
本発明の水性分散液を助剤に用いて、ビニル系化合
物、特に塩化ビニルの懸濁重合を行つた場合、得られた
ビニル系化合物、特に塩化ビニルは、可塑剤吸収性、脱
モノマー性が良好で、充填比重が高く、粒径分布もシヤ
ープなものが得られる。
E.実施例 以下に実施例をあげて本発明を更に詳しく説明する
が、本発明の水性分散液はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。以下の実施例において、特にことわ
りのない限り、「%」は「重量%」を意味する。
実施例1〜7および比較例1〜2 第1表に示すPVAc系重合体を水のなかへ投入し、室温
下でペラー撹拌を1時間行うことにより、PVAc系重合体
を分散質とする水性分散液を得た後、その水性分散液の
性状を観察した。その結果を第1表に示す。
実施例8〜13および比較例3〜4 150グラスライニングオートクレーブに脱イオン水1
50部、第2表に示す各種の分散安定剤およびジ−2−エ
チルヘキシルパーオキシジカーボネート0.2部を仕込
み、オートクレーブ内を50mmHgとなるまで脱気して酸素
を除いた後、塩化ビニルモノマーを100部仕込み、回転
数580rpmで撹拌下に57℃に昇温して重合を行つた。
重合開始時、オートクレープ内の圧力は8.0kg/cm2Gで
あつたが、重合開始7時間後に3.5kg/cm2Gとなつたの
で、この時点で重合を停止し、未反応塩化ビニルモノマ
ーをパージし、内容物を取り出し脱水乾燥した。
塩化ビニル樹脂の重合収率は87%で、平均重合度は10
50であつた。
得られた塩化ビニル樹脂の性能を第3表に示す。
(1)粒子径分布:タイラーメツシユ基準の金網を使用
して乾式篩分析により測定した。
(2)充填比重:JIS K 6721−1959によつて測定し
た。
(3)粒子多孔性の均一性:塩化ビニル樹脂100部、DOP
50部、ジブチル錫マレエート1部、セチルアルコール1
部、チタン白0.25部、カーボンブラツク0.1部の混合物
を150℃のロールで所定時間混練し、肉厚0.2mmのシート
を作成し、これに光を透過させて100cm2当りのシート中
に含まれるフイツシユ・アイの数を数えた。フイツシユ
・アイが短時間のうちになくなるものほど粒子多孔性の
均一性がよいことを示している。
(4)可塑剤吸収性:プラストグラフに接続させたプラ
ネタリーミキサーを用い、80℃に保つた容器内に塩化ビ
ニル樹脂100部、ジオクチルフタレート50部を投入し、
撹拌しながら各時間毎の混練トルクを記録し、混練トル
クが低下した点における混練時間で表示する。
(5)残留塩ビモノマー:塩化ビニル樹脂の一定量をテ
トラヒドロフランに溶解してガスクロマトグラフにより
塩化ビニル樹脂中の塩化ビニルモノマー含有量を定量し
た。
F.発明の効果 上記の実施例で明らかなとおり、本発明の水性分散液
からなるビニル系化合物の懸濁重合用の分散助剤は放置
安定性も良好であり、水性であるために環境汚染の問題
もなく、本発明の分散助剤を従来公知のPVA系重合体と
併用してビニル系化合物を懸濁重合する場合、再現性よ
くほぼ同一の粒径分布をもち、粒径分布がシヤープで、
各粒子が多孔性でしかも均一性にすぐれ、更に充填比重
も大きく、またスケール等の付着もない塩化ビニル系樹
脂粒子が得られるなど、工業的価値が極めて高いもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−134003(JP,A) 特開 平3−140303(JP,A) 特開 平3−290403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 2/18,2/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側鎖にアミノ基、アンモニウム基、カルボ
    キシル基またはスルホン酸基を0.1〜10モル%有し、け
    ん化度70モル%以下のポリビニルエステル系重合体を分
    散質とする水性分散液からなるビニル系化合物の懸濁重
    合用の分散助剤。
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