JP2976653B2 - 特殊配列構造布帛 - Google Patents
特殊配列構造布帛Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特殊配列構造を持つ布
帛に関する。さらに詳しくは、カーテン等に用いれば、
外部から室内が透けて見えるなど覗かれている心配はな
く、室内に爽やかな風をスムーズに取り入れることがで
きる特殊配列構造布帛に関するものである。
帛に関する。さらに詳しくは、カーテン等に用いれば、
外部から室内が透けて見えるなど覗かれている心配はな
く、室内に爽やかな風をスムーズに取り入れることがで
きる特殊配列構造布帛に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カーテンの使用目的は防寒、外部
からの目かくしとしての目的が強かったが、室内の機密
性の向上と共に装飾、インテリアとしての要素に重きが
おかれるようになり、薄手化の傾向やドレープ性のある
もの、また、ひだをとり優美にしたものなどが主流とな
ってきている。しかるに、近年、土地の高騰で、益々高
層建築が非常に多くなってくるに伴い、階下の室内では
近隣の階上から見透かされて困るとの問題が顕在化しつ
つある。ドレープ豊かな厚地のカーテンを閉めれば、階
上から室内が覗かれたりする心配はないが、風はほとん
ど通らない。室内の換気をしたり、あるいは清々しい空
気を取り入れたりしようとすれば、窓を解放し、カーテ
ンを開けたままにするか、あるいは、薄地のレースなど
のカーテンを用いるほかないが、かかる薄地のレースな
どでは、室内が明るいと、室内がそのまま透けて見えて
しまうとの問題があった。
からの目かくしとしての目的が強かったが、室内の機密
性の向上と共に装飾、インテリアとしての要素に重きが
おかれるようになり、薄手化の傾向やドレープ性のある
もの、また、ひだをとり優美にしたものなどが主流とな
ってきている。しかるに、近年、土地の高騰で、益々高
層建築が非常に多くなってくるに伴い、階下の室内では
近隣の階上から見透かされて困るとの問題が顕在化しつ
つある。ドレープ豊かな厚地のカーテンを閉めれば、階
上から室内が覗かれたりする心配はないが、風はほとん
ど通らない。室内の換気をしたり、あるいは清々しい空
気を取り入れたりしようとすれば、窓を解放し、カーテ
ンを開けたままにするか、あるいは、薄地のレースなど
のカーテンを用いるほかないが、かかる薄地のレースな
どでは、室内が明るいと、室内がそのまま透けて見えて
しまうとの問題があった。
【0003】かかる室内の透け防止や太陽光の遮蔽がで
き、かつ、傾斜の調整で通気性をコントロールできるも
のとしてベネシャンブラインド等があり、オフィス分野
に多用されている。横型、縦型の両者があるが、縦型は
時間と共に太陽の位置が変化し、太陽光を遮るために
は、その向きを逐次変化させなければないないなどの問
題があるためか、わが国ではあまり好まれない傾向にあ
る。横型のブラインドが大半であるが、オフィス向きに
用いるには好適であっても、一般家庭においては、冷た
い感じがし、家庭的な暖かみがない、美的センスに欠け
るなど不向きで一般には敬遠される傾向が強い。このた
め、柔らかさ、暖かみ、ファッション感覚等を付与せん
と、金属製のものから薄板を用いた木製あるいは布帛で
カバーした布製とも呼べるものが開発されるに至ってき
ている。
き、かつ、傾斜の調整で通気性をコントロールできるも
のとしてベネシャンブラインド等があり、オフィス分野
に多用されている。横型、縦型の両者があるが、縦型は
時間と共に太陽の位置が変化し、太陽光を遮るために
は、その向きを逐次変化させなければないないなどの問
題があるためか、わが国ではあまり好まれない傾向にあ
る。横型のブラインドが大半であるが、オフィス向きに
用いるには好適であっても、一般家庭においては、冷た
い感じがし、家庭的な暖かみがない、美的センスに欠け
るなど不向きで一般には敬遠される傾向が強い。このた
め、柔らかさ、暖かみ、ファッション感覚等を付与せん
と、金属製のものから薄板を用いた木製あるいは布帛で
カバーした布製とも呼べるものが開発されるに至ってき
ている。
【0004】しかしながら、かかるカーテン、ブライン
ド分野においては、上述の如く、装飾、インテリアとし
ても綺麗で見た目の美しさ、優美さ等、感性に訴える要
素が大きく、ファッションの意味合いも強いことから、
かかる重要な要素を十分満たしつつ、しかも、遮蔽効果
と通気性を十分満足させるほどに両立させえるカーテ
ン、ブラインドについて今までにあまり考慮されていな
かった。
ド分野においては、上述の如く、装飾、インテリアとし
ても綺麗で見た目の美しさ、優美さ等、感性に訴える要
素が大きく、ファッションの意味合いも強いことから、
かかる重要な要素を十分満たしつつ、しかも、遮蔽効果
と通気性を十分満足させるほどに両立させえるカーテ
ン、ブラインドについて今までにあまり考慮されていな
かった。
【0005】一方、本発明者らは、わが国の夏の非常な
蒸し暑さに鑑み、高い通気性と遮光性や防水性という相
反する双方の機能を兼備し、しかもファッション性にお
いても豊かである布帛として、細幅テープ状物を少しず
つずらせながら重ねて重畳構造を形成し、布帛に通気性
を持たせる特殊布帛につき既に提案している。
蒸し暑さに鑑み、高い通気性と遮光性や防水性という相
反する双方の機能を兼備し、しかもファッション性にお
いても豊かである布帛として、細幅テープ状物を少しず
つずらせながら重ねて重畳構造を形成し、布帛に通気性
を持たせる特殊布帛につき既に提案している。
【0006】かかる通気構造を形成することにより、体
の動きに応じて重なった細幅テープ状物どうしの間に空
隙が生じ、暑い時期の運動中におけるベトツキやムレが
少なくなるなどの快適性における効果を得ており、衣料
素材等として好ましい結果を得ていた。しかしながら、
静止状態においては今一つ通気性に乏しいという改良す
べき点があった。
の動きに応じて重なった細幅テープ状物どうしの間に空
隙が生じ、暑い時期の運動中におけるベトツキやムレが
少なくなるなどの快適性における効果を得ており、衣料
素材等として好ましい結果を得ていた。しかしながら、
静止状態においては今一つ通気性に乏しいという改良す
べき点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題点に鑑み、特に、カーテン、ブラインドとして用
いた場合、屋外、特に階上から室内が透けて見え、中を
覗かれるという心配もなく、しかも、風通しがよく、さ
らに、室内の雰囲気にマッチし、暖かみ、柔らかな感
触、ドレープ性豊かで、斬新なファッション性をも醸し
出す特殊配列構造布帛を提供せんとするものである。
な問題点に鑑み、特に、カーテン、ブラインドとして用
いた場合、屋外、特に階上から室内が透けて見え、中を
覗かれるという心配もなく、しかも、風通しがよく、さ
らに、室内の雰囲気にマッチし、暖かみ、柔らかな感
触、ドレープ性豊かで、斬新なファッション性をも醸し
出す特殊配列構造布帛を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、次の構成を有する。
ために、本発明は、次の構成を有する。
【0009】すなわち、本発明の特殊配列構造布帛は、
多数の細幅シート状物が配列された複数列からなる配列
構造布帛であって、該列を構成する細幅シート状物は相
互に間隔をもって配列されたものであり、該列同志は、
互いの列の細幅シート状物の間隔部に少なくとも他の列
の細幅シート状物部分が位置するように配置されたもの
であって、かつ、該複数列は、少なくとも部分的にスペ
ーサーを介して互いに連繋され一体となった配列構造で
あることを特徴とするものである。
多数の細幅シート状物が配列された複数列からなる配列
構造布帛であって、該列を構成する細幅シート状物は相
互に間隔をもって配列されたものであり、該列同志は、
互いの列の細幅シート状物の間隔部に少なくとも他の列
の細幅シート状物部分が位置するように配置されたもの
であって、かつ、該複数列は、少なくとも部分的にスペ
ーサーを介して互いに連繋され一体となった配列構造で
あることを特徴とするものである。
【0010】また、かかる本発明の特殊配列構造布帛に
おいて、より好ましい実施の態様としては、複数列間に
介在する該スペーサーが伸縮性を有する紐状もしくはテ
ープ状物である特殊配列構造布帛である。
おいて、より好ましい実施の態様としては、複数列間に
介在する該スペーサーが伸縮性を有する紐状もしくはテ
ープ状物である特殊配列構造布帛である。
【0011】また、好ましくは、細幅シート状物が、連
繋部と連繋部との間において、バイアスウエーブ構造を
形成し、重なりあう複数列を構成する細幅テープ状物相
互の間に空間部を有してなる特殊配列構造布帛である。
繋部と連繋部との間において、バイアスウエーブ構造を
形成し、重なりあう複数列を構成する細幅テープ状物相
互の間に空間部を有してなる特殊配列構造布帛である。
【0012】また、本発明の特殊配列構造布帛を用いた
カーテンまたはブラインドは、多数の織編物からなる細
幅シート状物が配列された複数列からなる配列構造布帛
であって、該列を構成する細幅シート状物は相互に間隔
をもって配列されたものであり、該列どうしは、互いの
列の細幅シート状物の間隔部に少なくとも他の列の細幅
シート状物部分が位置するように配置されたものであっ
て、かつ、該複数列は、少なくとも部分的にスペーサー
を介して互いに連繋され一体となった配列構造である特
殊配列構造布帛が少なくとも部分的に用いてなるもので
ある。
カーテンまたはブラインドは、多数の織編物からなる細
幅シート状物が配列された複数列からなる配列構造布帛
であって、該列を構成する細幅シート状物は相互に間隔
をもって配列されたものであり、該列どうしは、互いの
列の細幅シート状物の間隔部に少なくとも他の列の細幅
シート状物部分が位置するように配置されたものであっ
て、かつ、該複数列は、少なくとも部分的にスペーサー
を介して互いに連繋され一体となった配列構造である特
殊配列構造布帛が少なくとも部分的に用いてなるもので
ある。
【0013】
【作用】以下、更に詳しく本発明について説明をする。
【0014】本発明の特殊布帛は、細幅シート状物の多
数が用いられ、これら多数の細幅シート状物が配列され
た複数列からなる配列構造布帛であって、該列を構成す
る細幅シート状物は相互に間隔をもって配列されたもの
であり、該列どうしは、互いの列の細幅シート状物の間
隔部に少なくとも他の列の細幅シート状物部分が位置す
るように配置されたものであって、かつ、該複数列は、
少なくとも部分的にスペーサーを介して互いに連繋され
一体となった配列構造であることを基本構成要件とする
ものである。
数が用いられ、これら多数の細幅シート状物が配列され
た複数列からなる配列構造布帛であって、該列を構成す
る細幅シート状物は相互に間隔をもって配列されたもの
であり、該列どうしは、互いの列の細幅シート状物の間
隔部に少なくとも他の列の細幅シート状物部分が位置す
るように配置されたものであって、かつ、該複数列は、
少なくとも部分的にスペーサーを介して互いに連繋され
一体となった配列構造であることを基本構成要件とする
ものである。
【0015】図1は、本発明の前後2列からなる配列構
造布帛の1モデルを表わした正面図であり、同図におい
て、1は前の列を構成する細幅シート状物、2は後ろの
列を構成する細幅シート状物、3はスペーサー、4は連
繋手段としてミシン掛けにより連繋した際のミシン縫糸
をモデル的に示している。
造布帛の1モデルを表わした正面図であり、同図におい
て、1は前の列を構成する細幅シート状物、2は後ろの
列を構成する細幅シート状物、3はスペーサー、4は連
繋手段としてミシン掛けにより連繋した際のミシン縫糸
をモデル的に示している。
【0016】図2は、図1のX−X′、Y−Y′におけ
る断面をそれぞれモデル的に示したものであり、X−
X′断面において、1,2の前列、後列を構成する多数
の細幅シート状物は3のスペーサーを介して、ミシン掛
け等により連繋されている。ただし、同図中においては
かかる連繋のためのミシン糸等は省略してある。
る断面をそれぞれモデル的に示したものであり、X−
X′断面において、1,2の前列、後列を構成する多数
の細幅シート状物は3のスペーサーを介して、ミシン掛
け等により連繋されている。ただし、同図中においては
かかる連繋のためのミシン糸等は省略してある。
【0017】図3は、本発明の3列からなる配列構造布
帛の断面(スペーサーのない部分)の二、三の配列構造
を模式的に示したものである。ただし、本発明はこれら
の図示したもの以外にも種々の配列構造とすることがで
きるものである。また、図において細幅シート状物は平
坦な形状のもので示しているが、「く」の字や「〔」字
型等の立体構造を有するものであってもよい。
帛の断面(スペーサーのない部分)の二、三の配列構造
を模式的に示したものである。ただし、本発明はこれら
の図示したもの以外にも種々の配列構造とすることがで
きるものである。また、図において細幅シート状物は平
坦な形状のもので示しているが、「く」の字や「〔」字
型等の立体構造を有するものであってもよい。
【0018】本発明において、細幅シート状物とは、長
さに比較して幅が細いシート状のものであればよく、そ
の幅としては特に限定されるものではない。好ましく
は、5〜200mmの幅である織物、編物、不織布、フ
ィルムなどのシート状物を挙げることができる。衣服や
衣料素材として、あるいはカーテン、ブラインド等の装
飾、インテリアをはじめ、寝装具類などの用途には、本
発明の効果をより有効ならしめ、また、製造する際の作
業性などにおいて、織編物からなる細幅シート状物を用
いるのが好ましい。例えば、衣料素材やカーテン、ブラ
インドとして用いる場合、手触り、柔らかさ、見た目の
美しさ等の観点から、該細幅シート状物の基材として、
ポリエステル繊維、ナイロンに代表されるポリアミド繊
維、アクリル繊維などの合成繊維類、レーヨン、キュプ
ラなどのセルロース系再生繊維類、アセテート、トリア
セテートなどの半合成繊維類、木綿、麻、絹、羊毛など
の天然繊維類などが好適であり、これらの繊維を単独
で、もしくは複合、混繊、混紡、交撚、交織など適宜目
的に応じて組合わせて用いればよい。また、嵩高加工糸
など種々の加工糸を用いて、バルキーアップを図った
り、シャリ感を得ることも好ましいことである。
さに比較して幅が細いシート状のものであればよく、そ
の幅としては特に限定されるものではない。好ましく
は、5〜200mmの幅である織物、編物、不織布、フ
ィルムなどのシート状物を挙げることができる。衣服や
衣料素材として、あるいはカーテン、ブラインド等の装
飾、インテリアをはじめ、寝装具類などの用途には、本
発明の効果をより有効ならしめ、また、製造する際の作
業性などにおいて、織編物からなる細幅シート状物を用
いるのが好ましい。例えば、衣料素材やカーテン、ブラ
インドとして用いる場合、手触り、柔らかさ、見た目の
美しさ等の観点から、該細幅シート状物の基材として、
ポリエステル繊維、ナイロンに代表されるポリアミド繊
維、アクリル繊維などの合成繊維類、レーヨン、キュプ
ラなどのセルロース系再生繊維類、アセテート、トリア
セテートなどの半合成繊維類、木綿、麻、絹、羊毛など
の天然繊維類などが好適であり、これらの繊維を単独
で、もしくは複合、混繊、混紡、交撚、交織など適宜目
的に応じて組合わせて用いればよい。また、嵩高加工糸
など種々の加工糸を用いて、バルキーアップを図った
り、シャリ感を得ることも好ましいことである。
【0019】かかる細幅シート状物は、例えば、所望の
織幅でリボン織機やテープ織機などで製織する方法、広
幅織機で製織し、機上でもしくは製織終了後に溶断カッ
ター等で所望の幅に溶融裁断する方法、さらには、易溶
解性繊維をスリットすべき境界部に交織しておき、製織
後に該易溶解性繊維を溶解して所望の細幅織物を得る方
法などがある。適宜、作業性、所望の細幅シート状物の
仕様等を考慮して具体的な方法を選択すればよい。
織幅でリボン織機やテープ織機などで製織する方法、広
幅織機で製織し、機上でもしくは製織終了後に溶断カッ
ター等で所望の幅に溶融裁断する方法、さらには、易溶
解性繊維をスリットすべき境界部に交織しておき、製織
後に該易溶解性繊維を溶解して所望の細幅織物を得る方
法などがある。適宜、作業性、所望の細幅シート状物の
仕様等を考慮して具体的な方法を選択すればよい。
【0020】本発明でいう細幅シート状物を用いてなる
配列構造とは、多数の細幅シート状物が相互に重なるこ
となく、間隔をもって配列された列の複数枚を該列どう
しは、互いの列の細幅シート状物の間隔部に少なくとも
他の列の細幅シート状物部分が位置するように配置され
た構造を基本とする。かかる配列構造をなすことによ
り、複数列でもってはじめて遮蔽効果を発現させるもの
である。ここで肝要な点は、該複数列を上記の如くに重
ね、配置する際、該複数列は、少なくとも部分的にスペ
ーサーを介して互いに連繋され、一体となった配列構造
とすることが肝要である。かかる構成をなすことによ
り、重なり、配置された複数列の間に空間部ができ、風
等がスムーズにかかる配列構造布帛を通り抜け得ること
ができるのである。
配列構造とは、多数の細幅シート状物が相互に重なるこ
となく、間隔をもって配列された列の複数枚を該列どう
しは、互いの列の細幅シート状物の間隔部に少なくとも
他の列の細幅シート状物部分が位置するように配置され
た構造を基本とする。かかる配列構造をなすことによ
り、複数列でもってはじめて遮蔽効果を発現させるもの
である。ここで肝要な点は、該複数列を上記の如くに重
ね、配置する際、該複数列は、少なくとも部分的にスペ
ーサーを介して互いに連繋され、一体となった配列構造
とすることが肝要である。かかる構成をなすことによ
り、重なり、配置された複数列の間に空間部ができ、風
等がスムーズにかかる配列構造布帛を通り抜け得ること
ができるのである。
【0021】かかる構造の原点は、我が国古来の板塀に
類似しているとみられるかもしれないが、堅い板を用
い、しかも外部に用いられていたものを、大きな発想の
転換、いいかえればパラダイムチェンジにより本発明に
到達したところにも大きな意義あるものである。
類似しているとみられるかもしれないが、堅い板を用
い、しかも外部に用いられていたものを、大きな発想の
転換、いいかえればパラダイムチェンジにより本発明に
到達したところにも大きな意義あるものである。
【0022】かかる本発明の配列構造内に介入されるス
ペーサーとしては、細幅シート状物同様、衣類あるい
は、特に好ましいカーテンや、ブラインド分野に用いる
際には、織編物からなる紐状、あるいはテープ状のもの
が、細幅シート状物とマッチし、柔らかく、見た目にも
美しいなどから好ましいが、必ずしも連続している必要
はなく、形状、素材はこれらに限定されるものではな
い。かかるスペーサーの厚みとしては、配列構造を構成
する細幅シート状物の厚み、手触り、風合いなどと、連
繋部分に介在せしめるスペーサー間の間隔度合いとの関
係で適宜に設定するのが好ましい。一般的に連繋部分間
の間隔が広い場合には、やや厚めのスペーサーを、間隔
が狭い場合には、該厚みは薄いものであってもよい。な
お、かかるスペーサーを介しての連繋の際に、一般的に
は例えば、キルティングミシン等を用いて連繋する方法
などを用いることができる。かかる際、連繋は直線縫い
に限定されるものではなく、ジグザグ模様や、各種幾何
学的模様のミシン掛け、あるいは、ダブル針を用いての
連繋等であってもよい。かかる連繋部分間の間隔は、該
配列構造を構成する細幅シート状物の幅や複数列による
配列構造の重なり度合いにも関係し、特に限定はなく適
宜の値に設定すればよいが、10〜500mm程度あれ
ば好ましい。なお、かかる連繋に際し、全ての連繋箇所
に上記スペーサーを介在させる必要は必ずしもなく、適
宜選択して介在させるのも好ましい。
ペーサーとしては、細幅シート状物同様、衣類あるい
は、特に好ましいカーテンや、ブラインド分野に用いる
際には、織編物からなる紐状、あるいはテープ状のもの
が、細幅シート状物とマッチし、柔らかく、見た目にも
美しいなどから好ましいが、必ずしも連続している必要
はなく、形状、素材はこれらに限定されるものではな
い。かかるスペーサーの厚みとしては、配列構造を構成
する細幅シート状物の厚み、手触り、風合いなどと、連
繋部分に介在せしめるスペーサー間の間隔度合いとの関
係で適宜に設定するのが好ましい。一般的に連繋部分間
の間隔が広い場合には、やや厚めのスペーサーを、間隔
が狭い場合には、該厚みは薄いものであってもよい。な
お、かかるスペーサーを介しての連繋の際に、一般的に
は例えば、キルティングミシン等を用いて連繋する方法
などを用いることができる。かかる際、連繋は直線縫い
に限定されるものではなく、ジグザグ模様や、各種幾何
学的模様のミシン掛け、あるいは、ダブル針を用いての
連繋等であってもよい。かかる連繋部分間の間隔は、該
配列構造を構成する細幅シート状物の幅や複数列による
配列構造の重なり度合いにも関係し、特に限定はなく適
宜の値に設定すればよいが、10〜500mm程度あれ
ば好ましい。なお、かかる連繋に際し、全ての連繋箇所
に上記スペーサーを介在させる必要は必ずしもなく、適
宜選択して介在させるのも好ましい。
【0023】さらに、本発明の配列構造布帛内に介在せ
しめるスペーサーとしては、織編物からなる伸縮性を有
する紐状またはテープ状のものがより好ましい。スペー
サーに伸縮性をもたせることにより、該配列構造布帛に
外力が加わった際、立体感あふれる波状等に変形しやす
いばかりか、優美さがより強調されたりするなどの効果
もあわせもつ。さらに、緊張させた状態で連繋させ、そ
の後、緊張状態を解除することにより、布帛にヒダ模様
やウエーブ形状を生じしめることもできる。
しめるスペーサーとしては、織編物からなる伸縮性を有
する紐状またはテープ状のものがより好ましい。スペー
サーに伸縮性をもたせることにより、該配列構造布帛に
外力が加わった際、立体感あふれる波状等に変形しやす
いばかりか、優美さがより強調されたりするなどの効果
もあわせもつ。さらに、緊張させた状態で連繋させ、そ
の後、緊張状態を解除することにより、布帛にヒダ模様
やウエーブ形状を生じしめることもできる。
【0024】本発明の配列構造布帛は、さらに、該配列
構造を形成する細幅シート状物が、バイアスウエーブ構
造を形成しているのが好ましい。かかるバイアスウエー
ブ構造とは、例えば、配列構造を連繋する連繋部分どう
しの間で、各細幅シート状物の幅方向に対し斜めにウエ
ーブの山あるいは谷部が形成され、重なり合う複数列の
細幅シート状物がそれぞれ単独で、あるいは複合して、
山あるいは谷部が一致せず、該シート状物間に空間を有
する構造をいう。かかる構造を形成することにより、よ
り、該配列構造に立体感を増大せしめ、ファッション的
にも斬新な感じを与えるのみならず、該配列構造に大き
な空間部を発現させることができ、良好な遮蔽効果を保
ちつつ、爽やかな風等をスムーズに取り入れることがで
きるので好ましい。かかるバイアスウエーブ構造は、該
配列構造を連繋する連繋方法により異なるが、例えば、
連繋方向が細幅シート状物に対し、ほぼ直交する方向の
場合、該細幅シート状物の幅方向に対し、斜めに緊張さ
せることにより、あるいは、連繋方向が細幅シート状物
に対し傾斜している場合には、該細幅シート状物の幅方
向に対して緊張が加わるように外力を加えること等によ
り達成することができる。
構造を形成する細幅シート状物が、バイアスウエーブ構
造を形成しているのが好ましい。かかるバイアスウエー
ブ構造とは、例えば、配列構造を連繋する連繋部分どう
しの間で、各細幅シート状物の幅方向に対し斜めにウエ
ーブの山あるいは谷部が形成され、重なり合う複数列の
細幅シート状物がそれぞれ単独で、あるいは複合して、
山あるいは谷部が一致せず、該シート状物間に空間を有
する構造をいう。かかる構造を形成することにより、よ
り、該配列構造に立体感を増大せしめ、ファッション的
にも斬新な感じを与えるのみならず、該配列構造に大き
な空間部を発現させることができ、良好な遮蔽効果を保
ちつつ、爽やかな風等をスムーズに取り入れることがで
きるので好ましい。かかるバイアスウエーブ構造は、該
配列構造を連繋する連繋方法により異なるが、例えば、
連繋方向が細幅シート状物に対し、ほぼ直交する方向の
場合、該細幅シート状物の幅方向に対し、斜めに緊張さ
せることにより、あるいは、連繋方向が細幅シート状物
に対し傾斜している場合には、該細幅シート状物の幅方
向に対して緊張が加わるように外力を加えること等によ
り達成することができる。
【0025】なお、かかる本発明の特殊配列構造布帛に
おいて、複数列を重ね、配置する際、互いの列の細幅シ
ート状物の間隔部に少なくとも他の列の細幅シート部分
が位置するように配置することが肝要ではあるが、かか
る配置の際、他の列を構成する細幅シート状物とで生ず
る重なり度合いは、全て規則正しく同一幅に重なりあっ
ていてもよく、あるいはランダム幅で重なりあっている
ものであってもよい。また、同一素材の細幅シート状物
を用いるだけでなく、2種以上の異なる素材あるいは
色、柄の異なる細幅シート状物を列毎に、または、同一
の列であっても、ある一定のパターンをもって、例えば
白色の細幅テープ状物と赤色の細幅テープ状物を交互に
用いるとか、各列ごとに白、赤、黄の各細幅テープ状物
からなる列を形成し、これらを組み合わせて複数列から
なる配列構造としてもよく、種々、適宜好みの配列で、
配列構造となすことは、デザイン上はもとより、非常に
感性に富んだものが得られるので好ましいものである。
おいて、複数列を重ね、配置する際、互いの列の細幅シ
ート状物の間隔部に少なくとも他の列の細幅シート部分
が位置するように配置することが肝要ではあるが、かか
る配置の際、他の列を構成する細幅シート状物とで生ず
る重なり度合いは、全て規則正しく同一幅に重なりあっ
ていてもよく、あるいはランダム幅で重なりあっている
ものであってもよい。また、同一素材の細幅シート状物
を用いるだけでなく、2種以上の異なる素材あるいは
色、柄の異なる細幅シート状物を列毎に、または、同一
の列であっても、ある一定のパターンをもって、例えば
白色の細幅テープ状物と赤色の細幅テープ状物を交互に
用いるとか、各列ごとに白、赤、黄の各細幅テープ状物
からなる列を形成し、これらを組み合わせて複数列から
なる配列構造としてもよく、種々、適宜好みの配列で、
配列構造となすことは、デザイン上はもとより、非常に
感性に富んだものが得られるので好ましいものである。
【0026】本発明の特殊配列構造布帛を製造する方法
としては、各種の具体的方法を用いて製造することがで
き、必ずしも限定されるものではないが、例えば、1例
を示すならば、以下の方法により達成することができ
る。
としては、各種の具体的方法を用いて製造することがで
き、必ずしも限定されるものではないが、例えば、1例
を示すならば、以下の方法により達成することができ
る。
【0027】細幅シート状物を2本を用いて、適度な大
きさの回転ドラムに、先ず1本の水溶性糊剤が含浸され
た細幅シート状物を所望の間隔を開けて位置をずらせな
がら巻き付けて第1列目の配列構造を形成せしめる。次
いで、伸縮性を有する細幅テープからなるスペーサーを
上記ドラム上に巻き付けた細幅シート配列構造上に、該
細幅シート状物の幅方向と直交方向に適宜の間隔をおい
て配置せしめる。しかる後、第2番目の細幅シート状物
を上記と同様に水溶性糊剤を含浸させて、先に作成した
第1列目の配列構造の細幅シートどうしの間隔部に少な
くとも第2列目の細幅シート部分が位置するように、間
隔を開けて位置をずらせながら巻き付け、スペーサーが
介在した2列配列構造シートを作成する。その後、該シ
ートを乾燥し、複数列からなる細幅テープ状物を相互に
仮接着させた後、該シートをカットし、ドラムから取り
外すことで、複数列からなる多数の細幅テープ状物が配
列された配列構造をなし、かつ、糊で固定された仮固定
シートを得る。しかる後、該仮固定シートを適宜の間隔
でミシン掛けを行うなどして、配列構造布帛をなす複数
列からなる多数の細幅テープ状物を一定間隔、もしくは
ランダムな間隔で相互に連繋のため縫合接合する。かか
る連繋の際、複数列の間に介在せしめたスペーサーも同
時に連繋すると、改めてスペーサーを固定する必要がな
く、好ましい。その後、縫製処理を施した後、あるいは
縫製する前でもかまわないが、仮固定のために使用した
水溶性糊剤を溶解除去することによって得ることができ
る。
きさの回転ドラムに、先ず1本の水溶性糊剤が含浸され
た細幅シート状物を所望の間隔を開けて位置をずらせな
がら巻き付けて第1列目の配列構造を形成せしめる。次
いで、伸縮性を有する細幅テープからなるスペーサーを
上記ドラム上に巻き付けた細幅シート配列構造上に、該
細幅シート状物の幅方向と直交方向に適宜の間隔をおい
て配置せしめる。しかる後、第2番目の細幅シート状物
を上記と同様に水溶性糊剤を含浸させて、先に作成した
第1列目の配列構造の細幅シートどうしの間隔部に少な
くとも第2列目の細幅シート部分が位置するように、間
隔を開けて位置をずらせながら巻き付け、スペーサーが
介在した2列配列構造シートを作成する。その後、該シ
ートを乾燥し、複数列からなる細幅テープ状物を相互に
仮接着させた後、該シートをカットし、ドラムから取り
外すことで、複数列からなる多数の細幅テープ状物が配
列された配列構造をなし、かつ、糊で固定された仮固定
シートを得る。しかる後、該仮固定シートを適宜の間隔
でミシン掛けを行うなどして、配列構造布帛をなす複数
列からなる多数の細幅テープ状物を一定間隔、もしくは
ランダムな間隔で相互に連繋のため縫合接合する。かか
る連繋の際、複数列の間に介在せしめたスペーサーも同
時に連繋すると、改めてスペーサーを固定する必要がな
く、好ましい。その後、縫製処理を施した後、あるいは
縫製する前でもかまわないが、仮固定のために使用した
水溶性糊剤を溶解除去することによって得ることができ
る。
【0028】そして、さらに本発明の特殊配列構造布帛
は、かかる配列構造布帛を用いて、衣料やカーテンなど
に縫製する際、例えば、該配列構造布帛のバイアス方向
にテンションが加わるように縫製パーツの形状を考慮し
裁断した後、縫製する。しかる後、水溶性糊剤を除去す
ることによって、該配列構造にバイアスウエーブ構造を
形成せしめることができる。あるいはまた、あらかじめ
縫製する前に該水溶性糊剤を除去し、該相互配列構造布
帛にバイアス方向にテンションを加えた状態で裁断し、
縫製することによって形成せしめてもよい。さらに、特
にカーテンなどにおいては、かかる多数の細幅シート状
物に斜めに紐等を入れて、引っ張ることができる構造に
したもの、あるいは、荷重がかかるようにカーテンの裾
に意匠を凝らした重りなどを付加させることにより、引
っ張る構造にするのも好ましい方法である。本発明はこ
れらの方法までを含むものである。
は、かかる配列構造布帛を用いて、衣料やカーテンなど
に縫製する際、例えば、該配列構造布帛のバイアス方向
にテンションが加わるように縫製パーツの形状を考慮し
裁断した後、縫製する。しかる後、水溶性糊剤を除去す
ることによって、該配列構造にバイアスウエーブ構造を
形成せしめることができる。あるいはまた、あらかじめ
縫製する前に該水溶性糊剤を除去し、該相互配列構造布
帛にバイアス方向にテンションを加えた状態で裁断し、
縫製することによって形成せしめてもよい。さらに、特
にカーテンなどにおいては、かかる多数の細幅シート状
物に斜めに紐等を入れて、引っ張ることができる構造に
したもの、あるいは、荷重がかかるようにカーテンの裾
に意匠を凝らした重りなどを付加させることにより、引
っ張る構造にするのも好ましい方法である。本発明はこ
れらの方法までを含むものである。
【0029】なお、縫製する際、かかる本発明の特殊布
帛を100%使いとして用いたものであってもよく、ま
た、他の布帛素材と組合わせ部分使いとして用いてもよ
い。本発明の特殊配列構造布帛は、上述した如く、多数
の細幅シート状物が配列された複数列からなり、かつ、
該列間にスペーサーを介在せしめ、該複数列を連繋一体
化してなる配列構造とすることにより、該構造に空間部
が発現し、衣服においては、特に夏期の強い陽射しによ
る日焼けなどを防止し、しかも通気性に富み、涼しく着
られる衣服として好適となる。また、カーテン、ブライ
ンドなどにおいては、外部から部屋の中が透けて見える
(覗かれる)こともなく、風が爽やかに通過することが
でき、かつ、美的感覚にも優れたものとすることができ
る。
帛を100%使いとして用いたものであってもよく、ま
た、他の布帛素材と組合わせ部分使いとして用いてもよ
い。本発明の特殊配列構造布帛は、上述した如く、多数
の細幅シート状物が配列された複数列からなり、かつ、
該列間にスペーサーを介在せしめ、該複数列を連繋一体
化してなる配列構造とすることにより、該構造に空間部
が発現し、衣服においては、特に夏期の強い陽射しによ
る日焼けなどを防止し、しかも通気性に富み、涼しく着
られる衣服として好適となる。また、カーテン、ブライ
ンドなどにおいては、外部から部屋の中が透けて見える
(覗かれる)こともなく、風が爽やかに通過することが
でき、かつ、美的感覚にも優れたものとすることができ
る。
【0030】また、シャリ感、立体感、特異な外観性な
ど数多くの特徴とファッション性を付与することによ
り、全く新規なゴルフウエア、テニスウエアなどのスポ
ーツ衣料、雨具、その他各種のカジュアル衣料を始めて
として、カーテンやつい立てなどに好ましく用いること
ができる。さらには寝装具、帽子、靴、さらにはテント
類、生鮮物用梱包ケースなどにまで幅広く用いるこのも
できる。
ど数多くの特徴とファッション性を付与することによ
り、全く新規なゴルフウエア、テニスウエアなどのスポ
ーツ衣料、雨具、その他各種のカジュアル衣料を始めて
として、カーテンやつい立てなどに好ましく用いること
ができる。さらには寝装具、帽子、靴、さらにはテント
類、生鮮物用梱包ケースなどにまで幅広く用いるこのも
できる。
【0031】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例によって、本発明
の有効性や権利の範囲が限定されたり、制限を受けるも
のではない。むしろ、次の応用や展開をもたらすもので
ある。なお、実施例において、「割合」は全て重量に基
づくものである。
説明するが、本発明はこれらの実施例によって、本発明
の有効性や権利の範囲が限定されたり、制限を受けるも
のではない。むしろ、次の応用や展開をもたらすもので
ある。なお、実施例において、「割合」は全て重量に基
づくものである。
【0032】実施例1 ポリエステル極細繊維をタテ糸、ヨコ糸に用いて、広幅
(W幅)のタフタを製織した。しかる後、スカイブルー
に染色した。次いで、溶断カッターを用いて、該布帛を
50mm幅に裁断し、多数の細幅シート状物を得た。次
いで、この多数の細幅テープ状物を繋ぎ、2本の長いシ
ートを作成した。
(W幅)のタフタを製織した。しかる後、スカイブルー
に染色した。次いで、溶断カッターを用いて、該布帛を
50mm幅に裁断し、多数の細幅シート状物を得た。次
いで、この多数の細幅テープ状物を繋ぎ、2本の長いシ
ートを作成した。
【0033】この細幅シートを用い、水溶性のポリビニ
ルアルコール糊剤中に浸漬させつつ、回転する円筒ドラ
ム上に、間隔幅がテープ幅の3/5の30mmとなるよ
うに前記シートの送りを移動させながら巻き付けた。こ
のようにして先ず、下側に位置する第1番目の列に相当
する配列構造を形成せしめた。
ルアルコール糊剤中に浸漬させつつ、回転する円筒ドラ
ム上に、間隔幅がテープ幅の3/5の30mmとなるよ
うに前記シートの送りを移動させながら巻き付けた。こ
のようにして先ず、下側に位置する第1番目の列に相当
する配列構造を形成せしめた。
【0034】次いで、該配列構造とはほぼ直交するよう
に、伸縮性のある細幅テープを10cm間隔で張り付け
た。しかる後、もう一本の細幅シートを用いて、下側に
配列せしめた第1列を構成する細幅シートどうしの間隔
部に第2列目の細幅シートが位置し、かつ、第1列の細
幅シートどうしとは10mmづつ、見掛け上重なるよう
に、間隔幅30mmで巻き付けた。こうしてシートをド
ラム上に巻き付けることにより得られた配列構造を形成
するシート状物を乾燥した後、ドラム軸方向に裁断し、
仮固定されたシート状物を得た。
に、伸縮性のある細幅テープを10cm間隔で張り付け
た。しかる後、もう一本の細幅シートを用いて、下側に
配列せしめた第1列を構成する細幅シートどうしの間隔
部に第2列目の細幅シートが位置し、かつ、第1列の細
幅シートどうしとは10mmづつ、見掛け上重なるよう
に、間隔幅30mmで巻き付けた。こうしてシートをド
ラム上に巻き付けることにより得られた配列構造を形成
するシート状物を乾燥した後、ドラム軸方向に裁断し、
仮固定されたシート状物を得た。
【0035】次いで、該仮固定シートをキルティングミ
シンにより10cmの等間隔で、かつ、該介在せしめた
スペーサー部に相当する位置で、複数列を構成する細幅
シート状物相互に剥がれないように連繋・固定させた。
シンにより10cmの等間隔で、かつ、該介在せしめた
スペーサー部に相当する位置で、複数列を構成する細幅
シート状物相互に剥がれないように連繋・固定させた。
【0036】しかる後、該連繋布帛を用いて、カーテン
に仕上げた。カーテンに縫製した後、水溶性糊剤を50
℃の水中で溶解除去し、乾燥させて仕上げた。
に仕上げた。カーテンに縫製した後、水溶性糊剤を50
℃の水中で溶解除去し、乾燥させて仕上げた。
【0037】こうして得られた、幅50mm、重なり幅
10mm、連繋幅100mmからなる本発明の配列構造
布帛は、複数列間に空間を有する構造をなし、立体感あ
ふれるカーテンとなった。
10mm、連繋幅100mmからなる本発明の配列構造
布帛は、複数列間に空間を有する構造をなし、立体感あ
ふれるカーテンとなった。
【0038】かかるカーテンを屋内に取り付けたとこ
ろ、外部から部屋の中が透けて見えることもなく、爽や
かな風がスムーズに入ってくることが、肌で感じられ、
装飾としてもとても綺麗なものであった。
ろ、外部から部屋の中が透けて見えることもなく、爽や
かな風がスムーズに入ってくることが、肌で感じられ、
装飾としてもとても綺麗なものであった。
【0039】実施例2 実施例1で得られたのと同一の仮接着シートを斜め使い
として、カーテンを作成した後、60℃の水中に浸漬
し、水溶性糊剤を溶解除去した後、乾燥させた。しかる
後、該布帛に意匠を凝らした重りをカーテンの裾に相当
する部分に20cm間隔でぶら下げた。かかる作用によ
り本布帛からなるカーテンは配列構造に対し、斜めに緊
張をかけた態様となり、該配列構造を構成する細幅シー
ト部分が連繋糸間で大きく波打つバイアスウエーブ構造
を形成するものであった。かかる重り付与により、よ
り、立体感が強調されたものとなり、非常に風の通りも
よく、また、ファッショナブルで斬新な感覚を醸し出す
カーテンとなった。
として、カーテンを作成した後、60℃の水中に浸漬
し、水溶性糊剤を溶解除去した後、乾燥させた。しかる
後、該布帛に意匠を凝らした重りをカーテンの裾に相当
する部分に20cm間隔でぶら下げた。かかる作用によ
り本布帛からなるカーテンは配列構造に対し、斜めに緊
張をかけた態様となり、該配列構造を構成する細幅シー
ト部分が連繋糸間で大きく波打つバイアスウエーブ構造
を形成するものであった。かかる重り付与により、よ
り、立体感が強調されたものとなり、非常に風の通りも
よく、また、ファッショナブルで斬新な感覚を醸し出す
カーテンとなった。
【0040】
【発明の効果】本発明の特殊配列構造布帛は、次のよう
な優れた作用、効果を奏するものである。
な優れた作用、効果を奏するものである。
【0041】(1)衣服として用いた場合、長袖の衣服
として、暑い日に着ても、静止時にも涼しく快適に着用
でき、強い夏の陽射しを遮り、日焼け、肌荒れが防止で
きる。 (2)衣服内が透けて見えることもなく、ベンチレーシ
ョンによる高通気性を有する快適な衣料とすることがで
きる。
として、暑い日に着ても、静止時にも涼しく快適に着用
でき、強い夏の陽射しを遮り、日焼け、肌荒れが防止で
きる。 (2)衣服内が透けて見えることもなく、ベンチレーシ
ョンによる高通気性を有する快適な衣料とすることがで
きる。
【0042】(3)バイアスウエーブ構造を有すること
により、立体感あふれ、シャリ感や、肌へのベトツキ感
もないファッショナブルな布帛、衣料が得られる。
により、立体感あふれ、シャリ感や、肌へのベトツキ感
もないファッショナブルな布帛、衣料が得られる。
【0043】(4)異素材、異色相との多様な組合わせ
により、複合機能を持つとともにファッション性も非常
に豊かな従来には全くみられない新規な布帛を得ること
ができる。
により、複合機能を持つとともにファッション性も非常
に豊かな従来には全くみられない新規な布帛を得ること
ができる。
【0044】(5)カーテンやブラインドなどとして用
いた場合、階上から部屋の中が透けて見える心配がな
く、かつ、風通しはすこぶる良好である。
いた場合、階上から部屋の中が透けて見える心配がな
く、かつ、風通しはすこぶる良好である。
【0045】(6)インテリアとしても綺麗で、部屋の
中が華やいで見える。
中が華やいで見える。
【0046】(7)柔らかな感触で、落ち着きのある雰
囲気を醸し出し、かつ、爽やかな空気を容易に取り入れ
ることができる。
囲気を醸し出し、かつ、爽やかな空気を容易に取り入れ
ることができる。
【0047】本発明にかかる布帛は、以上のような数多
くの効果を有し、ゴルフウエア、テニスウエア、グラン
ドジャケットなど各種のスポーツ衣料、レインコートな
どの雨具、カジュアル衣料などの衣料類はもとより、特
にカーテンやブラインドには最適であり、また、つい立
てなどにも好ましく用いることができる。さらに、寝装
具、帽子、靴、さらにはテント類、生鮮物用梱包ケース
などにまで幅広く用いることもできる。
くの効果を有し、ゴルフウエア、テニスウエア、グラン
ドジャケットなど各種のスポーツ衣料、レインコートな
どの雨具、カジュアル衣料などの衣料類はもとより、特
にカーテンやブラインドには最適であり、また、つい立
てなどにも好ましく用いることができる。さらに、寝装
具、帽子、靴、さらにはテント類、生鮮物用梱包ケース
などにまで幅広く用いることもできる。
【図1】本発明の前後2列からなる配列構造布帛の1モ
デルを表わした正面図である。
デルを表わした正面図である。
【図2】図1のX−X′、Y−Y′における断面をそれ
ぞれモデル的に示したものであ。
ぞれモデル的に示したものであ。
【図3】本発明の3列からなる配列構造布帛の断面(ス
ペーサーのない部分)の二、三の配列構造を模式的に示
したものである。
ペーサーのない部分)の二、三の配列構造を模式的に示
したものである。
1:前の列を構成する細幅シート状物 2:後ろの列を構成する細幅シート状物 3:スペーサー 4:ミシン掛けにより連繋した際のミシン縫糸モデル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D04D 7/02
Claims (4)
- 【請求項1】多数の細幅シート状物が配列された複数列
からなる配列構造布帛であって、該列を構成する細幅シ
ート状物は相互に間隔をもって配列されたものであり、
該列どうしは、互いの列の細幅シート状物の間隔部に少
なくとも他の列の細幅シート状物部分が位置するように
配置されたものであって、かつ、該複数列は、少なくと
も部分的にスペーサーを介して互いに連繋され一体とな
った配列構造であることを特徴とする特殊配列構造布
帛。 - 【請求項2】複数列間に介在するスペーサーが伸縮性を
有する紐状もしくはテープ状物であることを特徴とする
請求項1記載の特殊配列構造布帛。 - 【請求項3】細幅シート状物が、連繋部と連繋部との間
において、バイアスウエーブ構造を形成し、重なりあう
複数列を構成する細幅テープ状物相互の間に空間部を有
してなることを特徴とする請求項1記載の特殊配列構造
布帛。 - 【請求項4】多数の織編物からなる細幅シート状物が配
列された複数列からなる配列構造布帛であって、該列を
構成する細幅シート状物は相互に間隔をもって配列され
たものであり、該列どうしは、互いの列の細幅シート状
物の間隔部に少なくとも他の列の細幅シート状物部分が
位置するように配置されたものであって、かつ、該複数
列は、少なくとも部分的にスペーサーを介して互いに連
繋され一体となった配列構造であることを特徴とする特
殊配列構造布帛が少なくとも部分的に用いてなるカーテ
ンまたはブラインド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3330987A JP2976653B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 特殊配列構造布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3330987A JP2976653B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 特殊配列構造布帛 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05163646A JPH05163646A (ja) | 1993-06-29 |
| JP2976653B2 true JP2976653B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=18238572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3330987A Expired - Fee Related JP2976653B2 (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 特殊配列構造布帛 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2976653B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP3330987A patent/JP2976653B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05163646A (ja) | 1993-06-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |