JP2989149B2 - 通線工具 - Google Patents
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Description
ドなどの種々の線材を床下あるいは天井裏などに通線す
るために用いられる通線工具の構成の改良に関するもの
である。
パイプ内に複数の電線等を通す場合、そのような電線な
どの線材を直接狭い空間に通すことは、途中で詰ったり
曲ったりして極めて困難な作業であることから、工具を
用いてそれら線材の通線作業が行われている。
或程度の硬度を有するピアノ線がある。特に、長い距離
を通すような場合には、太さの太いピアノ線が用いら
れ、通線作業は、まず通線すべき空間に通線工具として
のピアノ線を挿通させる。そして、そのピアノ線の何れ
かの一端部に通線すべき線材を係着し、他端側すなわち
ピアノ線を挿通した先端側あるいは尾端側に引き抜くこ
とによりその空間に線材を通すようにしている。或い
は、ピアノ線に呼び線を取り付け、一旦通した呼び線に
通線すべき線材を係着し、他端側へ引戻すことも行われ
ている。
硬質のプラスチックを寄り合わせたものや金属製ワイヤ
ーの表面にビニル被覆を行ったものなどが用いられてお
り、通線作業は上記の作業と同様である。
り、種々の多くのOA機器が室内に設置されようにな
り、このようなインテリジェントビルと称されるような
建物では、多くの通線を予想して設計され、広い通線ス
ペースが確保されており、その通線作業は比較的容易で
ある。しかしながら、従来構造のビルの床下や天井裏に
配線のため線材を通すことは非常に困難な作業である。
間の床下部分に複数本の通線を行う必要がある。従っ
て、上記従来のようなプラスチックを寄り合わせた工具
あるいは被覆した金属製ワイヤー等の工具では、通線作
業を行っている途中で曲り易く、また既設の線材が在る
場合に、その上方あるいは下方の隙間に通す作業は非常
に困難なものとなっている。また、ピアノ線の場合、そ
の太さによってはかなり強い強度を有しており、狭い範
囲でも通線作業を行うことが可能であるが既設の電線を
傷付け易く、また太い物を使う場合、作業終了後の巻取
作業が非常に困難で、面倒な作業が必要となる。すなわ
ち、複数の作業者によらなければその巻き線作業が行え
ないという問題等があった。
解決すべく所定の剛性を有するテープ状部材(本願明細
書ではテープ状リード線と称する)を主体とする通線工
具を提案している(特開平7−274334号)。
ープ状通線工具は狭い空間内をスムースに移動可能とす
ることによって、通線動作の容易化を達成しているが、
空間内を移動する際の安定確保のために所定の剛性を有
しているので、比較的長い距離を通線するのに対応して
長尺の通線工具とした場合には、その取扱いに熟練を要
する。すなわち、長尺であるために、巻回した状態でテ
ープ状リード線を保持しておく必要があり、その保持状
態を開放すると剛性によってテープ状リード線が勢いよ
く伸長するので、コンパクトに巻回した状態を保つため
のケーシングが必要であり、かつその巻回状態で使用が
可能でなければならないという事情があった。
あり、その目的はテープ状通線部材を用いた通線作業の
容易化を達成することのできる通線工具を提供すること
にある。
請求項1に係る通線工具は、所定の剛性及び長さを有し
先端部に線材が係止される係止部を有するテープ状リー
ド線と、略円形状の中空部材で所定長さだけ円弧を切り
取った形状を有し、切り取った部分の2つの端部が開口
部とされた収納ケースとを有し、テープ状リード線は収
納ケースにその円形状に沿って積層巻回された状態で収
納され、一方の開口部からテープ状リード線を先端部側
から引き出し又は巻き戻して使用する通線工具におい
て、テープ状リード線の係止部は、係止部に揺動可能に
取り付けられた線材係止用のリング状部材と、係止部の
上面に形成されリング状部材をはめ込み係止可能なリン
グ係止凹部とを有することを特徴とする。
的の電気ケーブルではない呼び線を一端反対側へテープ
状リード線によって押し動作により送り、この呼び線に
電気ケーブル等を取り付けて引き戻す動作を行うことに
より行われるが、この呼び線をこのリング状部材に簡単
かつ確実に取り付けることができ、更にリング状部材を
リング係止凹部に係止し固定してテープ状リード線の通
線動作を行うことによりリング状部材が揺動して障害物
に引っかかり通線作業が困難になることを防止できる。
したがって、テープ状リード線の引っかかりを防止した
スムーズな通線動作を実現でき、通線作業の容易化を図
ることができる。
ド線の係止部が、係止部の底面前部から係止部の前面上
部まで前方斜め下方に向かって凸状に湾曲してなだらか
に連続する曲面部を有することを特徴とする。
作時に係止部の底部の曲面部によって他の配線コードな
どの障害物を乗り越えさせることができる。したがっ
て、障害物によって阻害されることなくテープ状リード
線を押し進めて容易に伸長させ、係止部を目的箇所まで
確実に到達させることができる。したがって、テープ状
リード線のスムーズな押し動作を実現でき、通線作業の
容易化を図ることができる。
の実施の形態を示す図であり、図示のように収納ケース
10及びその収納ケース10内に収納されたテープ状リ
ード線20(本実施の形態ではリード線20と称する)
を有している。
先端部に係止部22を有している。リード線20は、所
定の剛性を有する鋼材で形成されており、場合によって
はその表面を樹脂材料で被覆することも可能である。例
えば、鋼材の表面に塩化ビニルを被覆することも可能で
ある。なお、このリード線20の幅は、8〜14mm、
厚さは0.5〜3mm程度である。また、その平らな表
面には所定間隔毎に長さ表示のための目盛が付されてい
る。
状を有しており、底部の曲面部22aの部分で他の配線
コードなどの障害物を乗り越えて押し進められていくも
のである。
部材22の締結部材24a、24bの部分でこの係止部
材22に固定される。また、係止部材22の先端部には
リング部材26が貫通孔28に貫通した状態で取り付け
られている。このリング部材26は係止部材22の上面
に形成されたリング係止凹部30の部分にはめ込み係止
させることが可能である。
(市販されている化学変化を利用した発光体)を押し込
み係止させることのできる発光体取付け溝32が形成さ
れている。なお、図4にはリング部材26がリング係止
凹部30に実際に係止された状態が示されている。
通線工具の実際の使用について説明する。本図では、例
えば二重構造の床の配線空間内に通線動作する場合につ
いての説明図である。まず、上述の発光体31を発光状
態として発光体取付け溝32に装着する。次に、本図に
示したように床パネルの取り外された開口部からリード
線20をその先端側である係止部材22側から床の配線
空間に挿入する。この際リング部材26は揺動して進行
の妨げとならないようにリング係止凹部30に係止され
ている。
で進まで押し動作を継続する。このとき、発光体31が
発光しているので、目的箇所側からその配線空間を覗き
込むことにより位置確認ができ、リード線20の目的箇
所までの移動動作をよりスムーズに行うことが可能であ
る。このリード線20の送り動作は、図5に示したよう
に収納ケース10をほぼ垂直に立てた状態で作業者が保
持し、リード線20をこの収納ケース10から徐々に引
き出しながら行うものである。このリード線20の引出
し動作中に積層巻回されたリード線は収納ケース10内
で摺動回転しつつ簡単に引き出される。
箇所に到達した段階で、呼び線の装着動作が行われる。
図6はこの動作状態を示したおり、係止部材22の最先
端に取り付けられたリング部材26に呼び線34を結び
付けることなどにより取り付ける。そして、リード線2
0を図5に示したリード線送り位置までゆっくりと引き
戻す動作を行う。この動作においてリード線20は引き
戻しと同時に収納ケース10内に押し戻されつつ巻き戻
される。従って、引き戻し動作が終了した状態ではリー
ド線20は収納ケース10内に押し戻されて収納された
状態となっている。
されてきた呼び線34に通線対象である電気コードなど
を取り付け呼び線を再び目的箇所側から引き戻し、所望
の通線動作が終了する。上記のような本実施の形態によ
る通線動作において、リード線20の引き出しや押し戻
し動作の不良状態が生じることを防止するため、本実施
の形態では収納ケース0に幅規制構成が施されている。
に示したように、収納ケース10の円弧の一部切り取り
部分に形成された開口端部10a及び10bの部分近傍
の所定長さ範囲にケース内部の幅をやや小さく規制した
幅規制部11を形成している。
層巻回された状態で収納されているリード線20が作業
中において振動等を受けて横ずれするような場合、収納
ケース10の内部空間の幅が広い場合には、積層状態が
崩れ、これによってリード線20の出し入れ不能状態が
生ずる恐れがある。そのため、リード線20の幅よりも
広いが積層状態が崩れないような幅W1が設定され、そ
の狭い幅の部分を両端部に形成したものである。例え
ば、リード線20の幅の1.5倍を限度とする幅W1と
することによりスムーズな回転摺動動作を許容しつつ積
層状態の崩れを防止することが可能である。
の形態のように両端部のみに形成することでその機能を
奏するが、更に複数箇所、あるいは収納ケース10全体
を図9に示したように幅を規制した形状とすることも可
能である。
を示している。本実施の形態で特徴的なことは、リード
線20の巻き取りをより容易にするための構成を施した
ことにある。
0の幅よりもやや広い内部空間幅を有する箱状のケーシ
ングとして構成されている。すなわち、リード線20の
積層方向に直交する方向の幅、ケースの厚さ方向の幅が
規制されている。そして、ほぼ中央位置には回転可能に
軸着された回転芯材42が設けられ、リード線20は尾
端側からこの回転芯材42に巻回されている。この積層
巻回された状態は、収納ケース40の内部空間側幅がリ
ード線20の幅よりやや広い程度の規制された幅に形成
されているので、作業中にその積層状態が崩れることは
有効に防止される。
る下側位置の角部分にはリード線の出し入れ口44が形
成されている。更に、本実施の形態では、収納ケース4
0には自立スタンド46が取り付けられており、この自
立スタンド46の機能により作業中に収納ケース40を
ぼ垂直な状態で立設することができる。この自立スタン
ド46は、本実施の形態ではパイプ状部材にて形成さ
れ、一端が収納ケースの一方の側面に固定され(図示を
省略)、収納ケース40が図上前後双方の側に転倒する
ことのないように張り出した曲がり形状を有している。
0を出し入れ口44から引き出して、床下の配線空間に
差し入れる動作が行われるが、その際、出し入れ口44
が床面近傍に位置しているので、床下側へのリード線2
0の差し入れが非常に容易である。また、そのリード線
20の差し入れ動作は、収納ケース40を作業者が保持
した状態で行う必要がなく、床上に常に立設された状態
であることから、リード線20の差し入れ作業は非常に
容易である。
なわち収納ケース40からの引出し動作が終了し、次に
リード線20を引き戻す動作を行う際には、回転芯材4
2を回転させるためのハンドル48を手動で回転させる
ことによりリード線巻き戻し動作を簡単な動作で行うこ
とができる。
いる。すなわち、リード線20の長手方向に直交する方
向の断面形状を曲がった形状としている。同図(A)
は、所定の曲率で湾曲させた例が示されており、図上凹
面側を上にして示しているが、これに限られず、逆に凹
面側を下にして用いるようにしてもよい。同図(B)
は、複数の屈曲部を形成して多角形状に曲げた例が示さ
れている。更に、同図(C)は、ほぼ中央1箇所で屈曲
させた例が示されている。
て、長手方向に直交する方向からのの応力に対する強度
が増し、通線動作時、すなわちリード線20の移動時に
おける撓みを抑制することができる。これにより、リー
ド線20が移動時に障害物を乗り越えたり、他のコード
の下を潜ったりする動作を行う際に、波打って作業がし
辛らくなること有効に防止することができる。また、こ
の様にリード線20を曲げる場合の湾曲度や屈曲角度な
どは、リード線20の巻取り動作に支障が生じない範囲
で種々設定することができる。
限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々
の変形が可能である。第1の実施の形態に係る収納ケー
ス10の材質については、特に限定されないが、強度の
確保及び重量の軽量化を考慮して樹脂にて形成するのが
好適である。また、リード線20の先端部に形成される
係止部材22の形状は、上記図示された形状に限定され
るものではなく配線空間内を進行するのに抵抗の少ない
形状であれば種々の形状を応用することができる。
ド線の出し入れ口44の形成位置は、上記下側角部に限
定されるものではなく、通線動作を行うべき場所によっ
ては収納ケース40の上面側あるいは中間位置等種々の
位置に設定することが可能である。
工具によれば、所定の剛性を有するテープ状リード線を
常に積層巻回した状態で保持し、その状態のまま通線動
作を行うことが可能である。これにより、テープ状の通
線部材を用いた通線動作の容易化並びに迅速化が達成さ
れる。
る。
材の構成を示す概略斜視図である。
る。
る。
における収納ケースの平面図、正面図及び部分斜視図で
ある。
図である。
図である。
変形例を示す部分斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の剛性及び長さを有し先端部に線材
が係止される係止部を有するテープ状リード線と、 略円形状の中空部材で所定長さだけ円弧を切り取った形
状を有し、切り取った部分の2つの端部が開口部とされ
た収納ケースと、を有し、 前記テープ状リード線は、前記収納ケースにその円形状
に沿って積層巻回された状態で収納され、 前記一方の開口部から前記テープ状リード線を前記先端
部側から引き出し、又は巻き戻して使用する通線工具に
おいて、 前記テープ状リード線の前記係止部は、 該係止部に揺動可能に取り付けられた線材係止用のリン
グ状部材と、 前記係止部の上面に形成され前記リング状部材をはめ込
み係止可能なリング係止凹部と、を有 することを特徴と
する通線工具。 - 【請求項2】 前記テープ状リード線の前記係止部は、 該係止部の底面前部から前記係止部の前面上部まで前方
斜め下方に向かって凸状に湾曲してなだらかに連続する
曲面部 を有することを特徴とする請求項1に記載の通線
工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29513796A JP2989149B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-11-07 | 通線工具 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15109296 | 1996-06-12 | ||
| JP8-151092 | 1996-06-12 | ||
| JP29513796A JP2989149B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-11-07 | 通線工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1066216A JPH1066216A (ja) | 1998-03-06 |
| JP2989149B2 true JP2989149B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=26480460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29513796A Expired - Fee Related JP2989149B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-11-07 | 通線工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2989149B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6012434B2 (ja) * | 2012-11-28 | 2016-10-25 | 東日本電信電話株式会社 | 通線器誘導器具 |
| JP6807736B2 (ja) * | 2016-12-28 | 2021-01-06 | 日本電設工業株式会社 | 通線工具 |
| JP7199087B2 (ja) * | 2018-10-29 | 2023-01-05 | 株式会社ブレスト工業研究所 | 通線工具 |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP29513796A patent/JP2989149B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1066216A (ja) | 1998-03-06 |
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