JP2989714B2 - 樹脂成形被覆装置 - Google Patents
樹脂成形被覆装置Info
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分割金型を用いて所
定形状の樹脂成形品を形成すると共に、この成形された
樹脂成形品の片面側に被覆層を形成する樹脂成形被覆装
置に関するものである。
定形状の樹脂成形品を形成すると共に、この成形された
樹脂成形品の片面側に被覆層を形成する樹脂成形被覆装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱硬化性樹脂製バスタブやパネル等を成
形するに当たっては、その片面側、例えばバスタブの場
合はその内面側に合成樹脂被覆層を形成することがあ
り、その具体的な方法としては、例えばインモールドコ
ーティング法と呼ばれる方法が知られている。
形するに当たっては、その片面側、例えばバスタブの場
合はその内面側に合成樹脂被覆層を形成することがあ
り、その具体的な方法としては、例えばインモールドコ
ーティング法と呼ばれる方法が知られている。
【0003】この方法は、固定型と可動型よりなる一対
の分割金型(一般に雄型と雌型により構成される)を用
い、両者の間に塊状またはシート状の樹脂成形材料(B
MCやSMC等)からなる成形素材を配置した後型締め
を行い、加熱加圧して所定形状の樹脂成形品とする工
程、次いでこの樹脂成形品の一方側表面と金型面との間
に流動性被覆材料を注入して成形品表面に被覆を行う工
程より構成され、成形と被覆とが同一装置を用い且つ一
連の工程で行われるという利点の他、表面が美しく被覆
塗装され且つ平滑性に優れた樹脂成形品を得ることがで
きるという利点がある。
の分割金型(一般に雄型と雌型により構成される)を用
い、両者の間に塊状またはシート状の樹脂成形材料(B
MCやSMC等)からなる成形素材を配置した後型締め
を行い、加熱加圧して所定形状の樹脂成形品とする工
程、次いでこの樹脂成形品の一方側表面と金型面との間
に流動性被覆材料を注入して成形品表面に被覆を行う工
程より構成され、成形と被覆とが同一装置を用い且つ一
連の工程で行われるという利点の他、表面が美しく被覆
塗装され且つ平滑性に優れた樹脂成形品を得ることがで
きるという利点がある。
【0004】このような成形を行う従来の装置として、
例えば図12、図13に示すものがある。図12、図1
3はこの装置の作動手順を示す一部断面説明図であっ
て、上型3Aが可動型で、下型4Aが固定型となってい
る。
例えば図12、図13に示すものがある。図12、図1
3はこの装置の作動手順を示す一部断面説明図であっ
て、上型3Aが可動型で、下型4Aが固定型となってい
る。
【0005】下型4Aの中央部には被覆材料注入部材5
Aが設けられ、この部材5Aはプラグ部材5Bを進退自
由に内蔵していて、その先端部5aが塊状またはシート
状の樹脂成形材料によって樹脂成形品1Aを成形すると
きに上型3Aの内面3aに当接されるようになってい
る。
Aが設けられ、この部材5Aはプラグ部材5Bを進退自
由に内蔵していて、その先端部5aが塊状またはシート
状の樹脂成形材料によって樹脂成形品1Aを成形すると
きに上型3Aの内面3aに当接されるようになってい
る。
【0006】そして図12に示すように、樹脂成形品A
の成形時には上記したプラグ部材5Bを被覆材料注入部
材5Aの先端部5aまで進入させておき、この被覆材料
注入部材5Aをノズル封鎖状態にして成形素材の圧縮成
形を行う。
の成形時には上記したプラグ部材5Bを被覆材料注入部
材5Aの先端部5aまで進入させておき、この被覆材料
注入部材5Aをノズル封鎖状態にして成形素材の圧縮成
形を行う。
【0007】次に図13に示すように、上型3Aの型締
め圧力を緩めてこれを上昇させ(このとき樹脂成形品A
の硬化反応は完了していない)、上型3Aの下面と樹脂
成形品1Aとの間に空間Aを形成すると共に、上記した
プラグ部材5Bを被覆材料注入部材5Aの奥部へ退避さ
せ吐出口を開放状態にした後、この空間Aに流動性被覆
材料2を注入する。
め圧力を緩めてこれを上昇させ(このとき樹脂成形品A
の硬化反応は完了していない)、上型3Aの下面と樹脂
成形品1Aとの間に空間Aを形成すると共に、上記した
プラグ部材5Bを被覆材料注入部材5Aの奥部へ退避さ
せ吐出口を開放状態にした後、この空間Aに流動性被覆
材料2を注入する。
【0008】従って上記の装置によれば、樹脂成形品1
Aの裏面1a側(図では上側)から被覆材料2を注入で
きるので、樹脂成形品1Aの被覆表面を均一な美麗外観
に形成することができる。
Aの裏面1a側(図では上側)から被覆材料2を注入で
きるので、樹脂成形品1Aの被覆表面を均一な美麗外観
に形成することができる。
【0009】しかしながら、上記した装置による成形に
おいては、上型3Aと下型4Aの型締めを行ったとき
に、この型締め圧力によって被覆材料注入部材5Aの先
端部5a及びプラグ部材5Bの先端部5bがいずれも上
型3Aの内面3aに圧接されるので、被覆材料注入部材
5Aの先端部5aが押し潰されて内側及び外側に開くか
もしくはプラグ部材5Bの先端部5bが外側に開くかし
て萼形状部分が生じることがある。
おいては、上型3Aと下型4Aの型締めを行ったとき
に、この型締め圧力によって被覆材料注入部材5Aの先
端部5a及びプラグ部材5Bの先端部5bがいずれも上
型3Aの内面3aに圧接されるので、被覆材料注入部材
5Aの先端部5aが押し潰されて内側及び外側に開くか
もしくはプラグ部材5Bの先端部5bが外側に開くかし
て萼形状部分が生じることがある。
【0010】そして、このような萼形状部分が生じるこ
とによって、被覆材料注入部材5Aよりプラグ部材5B
を退出させることができなくなって流動性被覆材料2を
注入することが不可能になり、成形に支障をきたすとい
った問題があった。また、成形不能におち入らないまで
もプラグ部材5Bの摺動抵抗が大きくなって成形作動が
非常に困難になる場合もあった。
とによって、被覆材料注入部材5Aよりプラグ部材5B
を退出させることができなくなって流動性被覆材料2を
注入することが不可能になり、成形に支障をきたすとい
った問題があった。また、成形不能におち入らないまで
もプラグ部材5Bの摺動抵抗が大きくなって成形作動が
非常に困難になる場合もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記事情に
着目してなされたものであり、被覆材料注入部材及びプ
ラグ部材が分割金型のいずれか一方の金型の内面に当接
することがなくて、これらの被覆材料注入部材及びプラ
グ部材の先端部が押し潰されて萼形状部分が生じること
がなく、このことによって、被覆材料注入部材からのプ
ラグ部材の退出をスムーズに行うことができ、流動性被
覆材料の注入に支障をきたすことがなく成形を良好に行
うことができる樹脂成形被覆装置を提供しようとするも
のである。
着目してなされたものであり、被覆材料注入部材及びプ
ラグ部材が分割金型のいずれか一方の金型の内面に当接
することがなくて、これらの被覆材料注入部材及びプラ
グ部材の先端部が押し潰されて萼形状部分が生じること
がなく、このことによって、被覆材料注入部材からのプ
ラグ部材の退出をスムーズに行うことができ、流動性被
覆材料の注入に支障をきたすことがなく成形を良好に行
うことができる樹脂成形被覆装置を提供しようとするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、請求項1記載の構成として、分割金型を
用いて成形された樹脂成形品の片面側に被覆層を形成す
るための装置において、分割金型の一方金型には、被覆
材料注入孔を内設し且つその先端面を開口せしめた被覆
材料注入部材を、前記樹脂成形品中に挿入する様に設け
ると共に、他方金型には、この被覆材料注入部材に対面
し且つ前記被覆材料注入孔の先端開口には当接しない補
助型を内設し、前記被覆材料注入部材の注入孔内には、
この注入孔を貫通して進退するプラグ部材を内設してな
るものとした。
成するために、請求項1記載の構成として、分割金型を
用いて成形された樹脂成形品の片面側に被覆層を形成す
るための装置において、分割金型の一方金型には、被覆
材料注入孔を内設し且つその先端面を開口せしめた被覆
材料注入部材を、前記樹脂成形品中に挿入する様に設け
ると共に、他方金型には、この被覆材料注入部材に対面
し且つ前記被覆材料注入孔の先端開口には当接しない補
助型を内設し、前記被覆材料注入部材の注入孔内には、
この注入孔を貫通して進退するプラグ部材を内設してな
るものとした。
【0013】また、請求項2に記載の構成として、前記
補助型は、前記他方金型に退避可能に内設してなるもの
とした。
補助型は、前記他方金型に退避可能に内設してなるもの
とした。
【0014】更に、請求項3に記載の構成として、前記
被覆材料注入部材の先端外周面には、樹脂成形品に当接
する部分に先細のテーパを形成してなるものとした。し
かも、請求項4に記載の構成として、前記分割金型によ
って形成された樹脂成形品内に挿入される被覆材料注入
部材の先端部は、この樹脂成形品を貫通することなく補
助型に近接し、樹脂成形品に薄ばり形状部分を形成する
ものとした。
被覆材料注入部材の先端外周面には、樹脂成形品に当接
する部分に先細のテーパを形成してなるものとした。し
かも、請求項4に記載の構成として、前記分割金型によ
って形成された樹脂成形品内に挿入される被覆材料注入
部材の先端部は、この樹脂成形品を貫通することなく補
助型に近接し、樹脂成形品に薄ばり形状部分を形成する
ものとした。
【0015】且つ、請求項5に記載の構成として、前記
補助型には、前記被覆材料注入部材の被覆材料注入孔よ
り注入される被覆材料が樹脂成形品の前記薄ばり形状部
分を破って樹脂成形品の片面側に注入されたときに、こ
の樹脂成形品の破離した薄ばり形状部分が入り込む凹臍
部を形成してなるものとした。
補助型には、前記被覆材料注入部材の被覆材料注入孔よ
り注入される被覆材料が樹脂成形品の前記薄ばり形状部
分を破って樹脂成形品の片面側に注入されたときに、こ
の樹脂成形品の破離した薄ばり形状部分が入り込む凹臍
部を形成してなるものとした。
【0016】
【作用】この発明の請求項1に記載の構成によれば、他
方金型に内設された補助型が被覆材料注入部材に対面す
るがこの被覆材料注入部材の被覆材料注入孔の先端開口
には当接していないので、樹脂成形品を成形するための
成形素材を分割金型内に装入して高圧力で型締めして
も、被覆材料注入部材の先端部は単に成形素材を押圧す
るだけであるから、従来技術の項で述べた様に、この先
端部が押し潰されて萼形状部分が生じることがない。
方金型に内設された補助型が被覆材料注入部材に対面す
るがこの被覆材料注入部材の被覆材料注入孔の先端開口
には当接していないので、樹脂成形品を成形するための
成形素材を分割金型内に装入して高圧力で型締めして
も、被覆材料注入部材の先端部は単に成形素材を押圧す
るだけであるから、従来技術の項で述べた様に、この先
端部が押し潰されて萼形状部分が生じることがない。
【0017】このことによって、被覆材料注入部材から
のプラグ部材の退出は勿論のこと、爾後の頻回に亘る進
退作動を支障なくスムーズに行うことができて成形を良
好に行うことができる。
のプラグ部材の退出は勿論のこと、爾後の頻回に亘る進
退作動を支障なくスムーズに行うことができて成形を良
好に行うことができる。
【0018】また、請求項2に記載の構成によれば、補
助型を退避させて被覆材料を注入することができるの
で、この補助型を退避させた後に残る空間への前記被覆
材料の注入が比較的低抵抗に行われるので、樹脂成形品
の片面側への注入がスムーズに行われる。
助型を退避させて被覆材料を注入することができるの
で、この補助型を退避させた後に残る空間への前記被覆
材料の注入が比較的低抵抗に行われるので、樹脂成形品
の片面側への注入がスムーズに行われる。
【0019】更に、請求項3に記載の構成によれば、被
覆材料注入部材の先端外周面を先細のテーパ状に形成し
てあるので、未硬化とはいえ、若干硬くなり始めている
樹脂成形品に対してこの被覆材料注入部材の先端部を挿
入するときにも容易に挿入することができると共に、注
入される被覆材料の圧力により、樹脂成形品の当接面が
前記した被覆材料注入部材の当接部側へ押し付けられ、
被覆材料が樹脂成形品の他面側へ浸入することを防止で
きる。
覆材料注入部材の先端外周面を先細のテーパ状に形成し
てあるので、未硬化とはいえ、若干硬くなり始めている
樹脂成形品に対してこの被覆材料注入部材の先端部を挿
入するときにも容易に挿入することができると共に、注
入される被覆材料の圧力により、樹脂成形品の当接面が
前記した被覆材料注入部材の当接部側へ押し付けられ、
被覆材料が樹脂成形品の他面側へ浸入することを防止で
きる。
【0020】しかも、請求項4に記載の構成によれば、
被覆材料注入部材の先端部が、樹脂成形品を貫通するこ
となく補助型に近接し、樹脂成形品に薄ばり形状部分を
形成するものであるから、被覆材料を注入したときにこ
の被覆材料の注入圧力によって、樹脂成形品の薄ばり形
状部分が破れて、この被覆材料が樹脂成形品の片面側に
注入される。
被覆材料注入部材の先端部が、樹脂成形品を貫通するこ
となく補助型に近接し、樹脂成形品に薄ばり形状部分を
形成するものであるから、被覆材料を注入したときにこ
の被覆材料の注入圧力によって、樹脂成形品の薄ばり形
状部分が破れて、この被覆材料が樹脂成形品の片面側に
注入される。
【0021】且つ、請求項4に記載の構成によれば、被
覆材料の注入によって破離した前記薄ばり形状部分が補
助型に形成された凹臍部に入り込むので、樹脂成形品の
片面側に注入される被覆材料と共に、この薄ばり形状部
分が成形品表面のいずれへ運ばれて表面をよごす様なこ
とはない。なお、凹臍部に入り込んだ薄ばり形状部分は
型開き後に取り外せばよい。
覆材料の注入によって破離した前記薄ばり形状部分が補
助型に形成された凹臍部に入り込むので、樹脂成形品の
片面側に注入される被覆材料と共に、この薄ばり形状部
分が成形品表面のいずれへ運ばれて表面をよごす様なこ
とはない。なお、凹臍部に入り込んだ薄ばり形状部分は
型開き後に取り外せばよい。
【0022】
【実施例】以下、この発明に係る樹脂成形被覆装置の実
施例について、図面に基づいて説明する。図1はこの発
明に係る樹脂成形被覆装置の第1の実施例を示す型締め
時の部分断面図、図2は図1の状態から補助型を退避さ
せた状態を示す部分断面図、図3は図1の状態における
要部の拡大断面図、図4は図2の状態における要部の拡
大断面図、図5は図4の状態から分割金型を弛めて被覆
材料を注入したときの状態を示す拡大断面図である。
施例について、図面に基づいて説明する。図1はこの発
明に係る樹脂成形被覆装置の第1の実施例を示す型締め
時の部分断面図、図2は図1の状態から補助型を退避さ
せた状態を示す部分断面図、図3は図1の状態における
要部の拡大断面図、図4は図2の状態における要部の拡
大断面図、図5は図4の状態から分割金型を弛めて被覆
材料を注入したときの状態を示す拡大断面図である。
【0023】この発明に係る樹脂成形被覆装置Sは、上
型3と下型4からなる分割金型を用いてその間に成形さ
れた樹脂成形品1の下面11側に被覆材料2を注入する
ことによって被覆層2Aを形成するものである。
型3と下型4からなる分割金型を用いてその間に成形さ
れた樹脂成形品1の下面11側に被覆材料2を注入する
ことによって被覆層2Aを形成するものである。
【0024】そして、分割金型の上型3には、被覆材料
注入孔6cを内設し且つその先端面を開口せしめた被覆
材料注入部材6を、前記した樹脂成形品1中に挿入する
様に設けると共に、下型4には、この被覆材料注入部材
6に対面し且つ前記した被覆材料注入孔6cの先端開口
6dには当接しない補助型7を内設し、前記した被覆材
料注入部材6の注入孔6c内には、この注入孔6cを貫
通して進退するプラグ部材6bを内設してある。但しこ
のプラグ部材6bは注入部材6を貫通してその先端が補
助型7に当接するものではない。
注入孔6cを内設し且つその先端面を開口せしめた被覆
材料注入部材6を、前記した樹脂成形品1中に挿入する
様に設けると共に、下型4には、この被覆材料注入部材
6に対面し且つ前記した被覆材料注入孔6cの先端開口
6dには当接しない補助型7を内設し、前記した被覆材
料注入部材6の注入孔6c内には、この注入孔6cを貫
通して進退するプラグ部材6bを内設してある。但しこ
のプラグ部材6bは注入部材6を貫通してその先端が補
助型7に当接するものではない。
【0025】この補助型7は、前記した下型4に設けら
れた貫通孔41に退避可能に内設してある。更に、前記
した被覆材料注入部材6の先端外周面61には、樹脂成
形品1に当接する部分に先細のテーパを形成してある。
れた貫通孔41に退避可能に内設してある。更に、前記
した被覆材料注入部材6の先端外周面61には、樹脂成
形品1に当接する部分に先細のテーパを形成してある。
【0026】しかも、上型3と下型4からなる前記した
分割金型によって形成された樹脂成形品1内に挿入され
る被覆材料注入部材6の先端部6eは、この樹脂成形品
1を貫通することなく補助型7に近接し、樹脂成形品1
に薄ばり形状部分12を形成するようにしてある。
分割金型によって形成された樹脂成形品1内に挿入され
る被覆材料注入部材6の先端部6eは、この樹脂成形品
1を貫通することなく補助型7に近接し、樹脂成形品1
に薄ばり形状部分12を形成するようにしてある。
【0027】次に、この発明に係る樹脂成形被覆装置S
の作動順序を説明する。まず上型3及び下型4を開放し
た状態でSMC等の樹脂成形素材をセットする。
の作動順序を説明する。まず上型3及び下型4を開放し
た状態でSMC等の樹脂成形素材をセットする。
【0028】このとき図1と図3に示すように、補助型
7の上面7aは、下型4の上面4aと略同一面となるよ
うな状態とし、また注入部材6の先端部6eは、補助型
7に当接することなく近接した状態として、上型3と下
型4を型締めして樹脂成形品1を形成する。
7の上面7aは、下型4の上面4aと略同一面となるよ
うな状態とし、また注入部材6の先端部6eは、補助型
7に当接することなく近接した状態として、上型3と下
型4を型締めして樹脂成形品1を形成する。
【0029】このときに、樹脂成形品1には注入部材6
の先端部6eと補助型7の上面7aとの間に薄ばり形状
部分12が形成される。次に上型3及び下型4の型締め
圧力を弛めると共に、図2と図4に示すように、補助型
7を退避させて空間Bを形成し、プラグ部材6bを上方
へ退避させて被覆材料注入部材6の被覆材料注入孔6c
から被覆材料2を所定圧力で注入させる。
の先端部6eと補助型7の上面7aとの間に薄ばり形状
部分12が形成される。次に上型3及び下型4の型締め
圧力を弛めると共に、図2と図4に示すように、補助型
7を退避させて空間Bを形成し、プラグ部材6bを上方
へ退避させて被覆材料注入部材6の被覆材料注入孔6c
から被覆材料2を所定圧力で注入させる。
【0030】すると、図5に示すように、この被覆材料
2の注入圧力で樹脂成形品1の前記した薄ばり形状部分
12が破れ、この部分から被覆材料2が注入されて樹脂
成形品1の下面と下型の上面との間に被覆層2Aが形成
される。尚、余肉部に相当する部分21は1箇所あれば
十分であるので、例えばバスタブ等を製造する場合に
は、後工程でこの余肉部に相当する部分21を切断して
排水口等に利用すればよい。
2の注入圧力で樹脂成形品1の前記した薄ばり形状部分
12が破れ、この部分から被覆材料2が注入されて樹脂
成形品1の下面と下型の上面との間に被覆層2Aが形成
される。尚、余肉部に相当する部分21は1箇所あれば
十分であるので、例えばバスタブ等を製造する場合に
は、後工程でこの余肉部に相当する部分21を切断して
排水口等に利用すればよい。
【0031】上記したように、下型4に内設された補助
型7が被覆材料注入部材6に対面し且つこの被覆材料注
入部材6の被覆材料注入孔6cの先端開口6dには当接
していないので、樹脂成形品1を成形するための成形素
材を分割金型で型締めして成形するときに、被覆材料注
入部材6の先端部6eが押し潰されて萼形状部分が生じ
ることがない。
型7が被覆材料注入部材6に対面し且つこの被覆材料注
入部材6の被覆材料注入孔6cの先端開口6dには当接
していないので、樹脂成形品1を成形するための成形素
材を分割金型で型締めして成形するときに、被覆材料注
入部材6の先端部6eが押し潰されて萼形状部分が生じ
ることがない。
【0032】このことによって、被覆材料注入部材6か
らのプラグ部材6bの退出及び爾後の進退作動をスムー
ズに行うことができて成形を良好に行うことができる。
また、補助型7を退避させて被覆材料2を注入すること
ができるので、この補助型7を退避させた後に残る空間
Bにこの被覆材料2が一旦注入されてから樹脂成形品1
の下面11側に注入されるので、被覆材料2の注入がス
ムーズに行われる。
らのプラグ部材6bの退出及び爾後の進退作動をスムー
ズに行うことができて成形を良好に行うことができる。
また、補助型7を退避させて被覆材料2を注入すること
ができるので、この補助型7を退避させた後に残る空間
Bにこの被覆材料2が一旦注入されてから樹脂成形品1
の下面11側に注入されるので、被覆材料2の注入がス
ムーズに行われる。
【0033】更に、被覆材料注入部材6の先端外周面6
1を先細のテーパ状に形成してあるので、樹脂成形品1
にこの被覆材料注入部材6の先端部6eを挿入するとき
に容易に挿入することができると共に、注入される被覆
材料2の圧力により、樹脂成形品1の当接面14が前記
した被覆材料注入部材6の当接部側へ押し付けられ、被
覆材料2が樹脂成形品1の上面側へ浸入することを防止
できる。
1を先細のテーパ状に形成してあるので、樹脂成形品1
にこの被覆材料注入部材6の先端部6eを挿入するとき
に容易に挿入することができると共に、注入される被覆
材料2の圧力により、樹脂成形品1の当接面14が前記
した被覆材料注入部材6の当接部側へ押し付けられ、被
覆材料2が樹脂成形品1の上面側へ浸入することを防止
できる。
【0034】次に、図6乃至図8に基づいて、この発明
の第2の実施例の樹脂成形被覆装置Sについて説明す
る。図6は第2の実施例の樹脂成形被覆装置の型締め時
の要部の拡大断面図、図7は図6の状態から補助型を退
避させた状態を示す要部の拡大断面図、図8は図7の状
態から分割金型を弛めて被覆材料を注入したときの状態
を示す拡大断面図である。
の第2の実施例の樹脂成形被覆装置Sについて説明す
る。図6は第2の実施例の樹脂成形被覆装置の型締め時
の要部の拡大断面図、図7は図6の状態から補助型を退
避させた状態を示す要部の拡大断面図、図8は図7の状
態から分割金型を弛めて被覆材料を注入したときの状態
を示す拡大断面図である。
【0035】この第2の実施例の樹脂成形被覆装置S
は、上記した第1の実施例の樹脂成形被覆装置Sに、更
に、補助型7に、被覆材料注入部材6の被覆材料注入孔
6cより注入される被覆材料2が樹脂成形品1の前記し
た薄ばり形状部分12を破って樹脂成形品1の下面11
側に注入されたときに、この樹脂成形品1の破離した薄
ばり形状部分12が入り込む凹臍部71を形成したもの
である。
は、上記した第1の実施例の樹脂成形被覆装置Sに、更
に、補助型7に、被覆材料注入部材6の被覆材料注入孔
6cより注入される被覆材料2が樹脂成形品1の前記し
た薄ばり形状部分12を破って樹脂成形品1の下面11
側に注入されたときに、この樹脂成形品1の破離した薄
ばり形状部分12が入り込む凹臍部71を形成したもの
である。
【0036】この凹臍部71は、断面円弧形状の表面側
臍部71aとこの表面側臍部71aに連なる雌ねじ形状
部71bとから形成されている。この第2の実施例の樹
脂成形被覆装置Sの作動順序を概略説明すると、図6に
示すように、上型3と下型4との型締め時に、樹脂成形
品1の一部分13がこの凹臍部71に入り込む。
臍部71aとこの表面側臍部71aに連なる雌ねじ形状
部71bとから形成されている。この第2の実施例の樹
脂成形被覆装置Sの作動順序を概略説明すると、図6に
示すように、上型3と下型4との型締め時に、樹脂成形
品1の一部分13がこの凹臍部71に入り込む。
【0037】そして図7に示すように、補助型7を退避
したときにこの凹臍部71に入り込んだ部分13がちぎ
れてこの凹臍部71と共に退避される。次に、図8に示
すように、被覆材料2を注入したときに、この注入圧力
によって、樹脂成型品1の前記した薄ばり形状部分12
が破離されてこの凹臍部71に圧入される。
したときにこの凹臍部71に入り込んだ部分13がちぎ
れてこの凹臍部71と共に退避される。次に、図8に示
すように、被覆材料2を注入したときに、この注入圧力
によって、樹脂成型品1の前記した薄ばり形状部分12
が破離されてこの凹臍部71に圧入される。
【0038】このことによって、樹脂成形品1の下面1
1側に注入される被覆材料2中にこの薄ばり形状部分1
2が残存することがない。次に、図9乃至図11に基づ
いて、この発明の第3の実施例の樹脂成形被覆装置Sに
ついて説明する。
1側に注入される被覆材料2中にこの薄ばり形状部分1
2が残存することがない。次に、図9乃至図11に基づ
いて、この発明の第3の実施例の樹脂成形被覆装置Sに
ついて説明する。
【0039】図9は第3の実施例の樹脂成形被覆装置の
型締め時の要部の拡大断面図、図10は図9の状態から
補助型を退避させた状態を示す要部の拡大断面図、図1
1は図10の状態から分割金型を弛めて被覆材料を注入
したときの状態を示す拡大断面図である。
型締め時の要部の拡大断面図、図10は図9の状態から
補助型を退避させた状態を示す要部の拡大断面図、図1
1は図10の状態から分割金型を弛めて被覆材料を注入
したときの状態を示す拡大断面図である。
【0040】この第3の実施例の樹脂成形被覆装置S
は、樹脂成形品1に当接する部分である被覆材料注入部
材6の先端外周面61を任意曲率の凸状曲面で先細に形
成している。従って、被覆材料注入部材6の先端外周面
61に対面する樹脂成形品1の当接面14がこの先端外
周面61に密着され、被覆材料2が不要な部分へ漏出す
るのを確実に防止できる。
は、樹脂成形品1に当接する部分である被覆材料注入部
材6の先端外周面61を任意曲率の凸状曲面で先細に形
成している。従って、被覆材料注入部材6の先端外周面
61に対面する樹脂成形品1の当接面14がこの先端外
周面61に密着され、被覆材料2が不要な部分へ漏出す
るのを確実に防止できる。
【0041】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、被覆材料注入部材及びプラグ部材が分割金型のい
ずれか一方の金型の内面に当接することがなくて、これ
らの被覆材料注入部材及びプラグ部材の先端部が押し潰
されて萼形状部分が生じることがない。従って、被覆材
料注入部材からのプラグ部材の退出並びに爾後の頻回に
亘る進退を支障なくスムーズに行うことができ、流動性
被覆材料の注入に支障をきたすことがなく成形を良好に
行うことができるものである。
ので、被覆材料注入部材及びプラグ部材が分割金型のい
ずれか一方の金型の内面に当接することがなくて、これ
らの被覆材料注入部材及びプラグ部材の先端部が押し潰
されて萼形状部分が生じることがない。従って、被覆材
料注入部材からのプラグ部材の退出並びに爾後の頻回に
亘る進退を支障なくスムーズに行うことができ、流動性
被覆材料の注入に支障をきたすことがなく成形を良好に
行うことができるものである。
【図1】この発明に係る樹脂成形被覆装置の第1の実施
例を示す型締め時の部分断面図である。
例を示す型締め時の部分断面図である。
【図2】図1の状態から補助型を退避させた状態を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図3】図1の状態における要部の拡大断面図である。
【図4】図2の状態における要部の拡大断面図である。
【図5】図4の状態から分割金型を弛めて被覆材料を注
入したときの状態を示す拡大断面図である。
入したときの状態を示す拡大断面図である。
【図6】第2の実施例の樹脂成形被覆装置の型締め時の
要部の拡大断面図である。
要部の拡大断面図である。
【図7】図6の状態から補助型を退避させた状態を示す
要部の拡大断面図である。
要部の拡大断面図である。
【図8】図7の状態から分割金型を弛めて被覆材料を注
入したときの状態を示す拡大断面図である。
入したときの状態を示す拡大断面図である。
【図9】第3の実施例の樹脂成形被覆装置の型締め時の
要部の拡大断面図である。
要部の拡大断面図である。
【図10】図9の状態から補助型を退避させた状態を示
す要部の拡大断面図である。
す要部の拡大断面図である。
【図11】図10の状態から分割金型を弛めて被覆材料
を注入したときの状態を示す拡大断面図である。
を注入したときの状態を示す拡大断面図である。
【図12】従来の樹脂成形装置の一例を示す型締め時の
部分断面図である。
部分断面図である。
【図13】図12に示す従来の樹脂成形装置の被覆材料
注入時の部分断面図である。
注入時の部分断面図である。
S 樹脂成形被覆装置 1 樹脂成形品 11 下面 12 薄ばり形状部分 2 被覆材料 2A 被覆層 3 上型 4 下型 41 貫通孔 6 被覆材料注入部材 6b プラグ部材 6c 被覆材料注入孔 6d 先端開口 6e 先端部 61 先端外周面 7 補助型 71 凹臍部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:06 (72)発明者 岡 茂 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会 社日本触媒 樹脂技術研究所内 (56)参考文献 実開 昭63−51710(JP,U) 実開 昭63−51711(JP,U) 実開 昭63−72011(JP,U) 実開 昭63−116312(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 43/18 - 43/20 B29C 43/32 - 43/42 B29C 39/10 - 39/12 B29C 39/22 - 39/34
Claims (5)
- 【請求項1】 分割金型を用いて成形された樹脂成形品
の片面側に被覆層を形成するための装置において、 分割金型の一方金型には、被覆材料注入孔を内設し且つ
その先端面を開口せしめた被覆材料注入部材を、前記樹
脂成形品中に挿入する様に設けると共に、他方金型に
は、この被覆材料注入部材に対面し且つ前記被覆材料注
入孔の先端開口には当接しない補助型を内設し、前記被
覆材料注入部材の注入孔内には、この注入孔を貫通して
進退するプラグ部材を内設してなることを特徴とする樹
脂成形被覆装置。 - 【請求項2】 前記補助型は、前記他方金型に退避可能
に内設してなる請求項1に記載の樹脂成形被覆装置。 - 【請求項3】 前記被覆材料注入部材の先端外周面に
は、樹脂成形品に挿入される部分に先細のテーパを形成
してなる請求項1又は請求項2に記載の樹脂成形被覆装
置。 - 【請求項4】 前記分割金型によって形成された樹脂成
形品内に挿入される被覆材料注入部材の先端部は、この
樹脂成形品を貫通することなく補助型に近接し、樹脂成
形品に薄ばり形状部分を形成するものである請求項1〜
3のいずれかに記載の樹脂成形被覆装置。 - 【請求項5】 前記補助型には、前記被覆材料注入部材
の被覆材料注入孔より注入される被覆材料が樹脂成形品
の前記薄ばり形状部分を破って樹脂成形品の片面側に注
入されたときに、この樹脂成形品の破離した薄ばり形状
部分が入り込む凹臍部を形成してなる請求項4に記載の
樹脂成形被覆装置。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17261292A JP2989714B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 樹脂成形被覆装置 |
| HK98115345.3A HK1018162B (en) | 1992-06-30 | 1993-06-29 | Process and apparatus for forming a resin moulded product including a moulded body and a moulded coating |
| KR1019970705926A KR0169944B1 (ko) | 1992-06-30 | 1993-06-29 | 수지로 피복된 성형품 |
| EP93913606A EP0625418B1 (en) | 1992-06-30 | 1993-06-29 | Process and apparatus for forming a resin moulded product including a moulded body and a moulded coating |
| KR1019930703953A KR0131140B1 (ko) | 1992-06-30 | 1993-06-29 | 수지성형품의 수지성형 피복방법 및 그 방법에 채용되는 수지성형 피복장치 |
| US08/170,354 US5676901A (en) | 1992-06-19 | 1993-06-29 | Process for resin-coating of resin moldings, resin-coating apparatus for use in the process |
| DE69328168T DE69328168T2 (de) | 1992-06-30 | 1993-06-29 | Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines kunststoffgegenstandes bestehend aus einem gegossenen körper und einer gegossenen beschichtung |
| PCT/JP1993/000895 WO1994000284A1 (en) | 1992-06-30 | 1993-06-29 | Resin mold-covering method for molded resin products, resin mold-covering apparatus employed in the same method, material used for the same cover-molding, and molded product formed by the same method |
| KR97705925A KR0136401B1 (en) | 1992-06-30 | 1997-08-26 | Composition of thermosetting molding material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17261292A JP2989714B2 (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 樹脂成形被覆装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0615658A JPH0615658A (ja) | 1994-01-25 |
| JP2989714B2 true JP2989714B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=15945107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17261292A Expired - Fee Related JP2989714B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-30 | 樹脂成形被覆装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2989714B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4788110B2 (ja) * | 2004-05-26 | 2011-10-05 | パナソニック電工株式会社 | 被覆成形体の製造方法 |
| JP4823858B2 (ja) | 2006-11-01 | 2011-11-24 | 本田技研工業株式会社 | 移動性能試験装置 |
| JP6281444B2 (ja) | 2014-08-25 | 2018-02-21 | トヨタ自動車株式会社 | 歩行訓練装置及びその制御方法 |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP17261292A patent/JP2989714B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0615658A (ja) | 1994-01-25 |
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