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JP2991770B2 - 高温での貯蔵に於いても保持される粘着性を示すビチューメン/ポリマー組成物及び本組成物の製造方法 - Google Patents
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JP2991770B2 - 高温での貯蔵に於いても保持される粘着性を示すビチューメン/ポリマー組成物及び本組成物の製造方法 - Google Patents

高温での貯蔵に於いても保持される粘着性を示すビチューメン/ポリマー組成物及び本組成物の製造方法

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JP2991770B2
JP2991770B2 JP2509999A JP50999990A JP2991770B2 JP 2991770 B2 JP2991770 B2 JP 2991770B2 JP 2509999 A JP2509999 A JP 2509999A JP 50999990 A JP50999990 A JP 50999990A JP 2991770 B2 JP2991770 B2 JP 2991770B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08L95/00Compositions of bituminous materials, e.g. asphalt, tar, pitch
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10CWORKING-UP PITCH, ASPHALT, BITUMEN, TAR; PYROLIGNEOUS ACID
    • C10C3/00Working-up pitch, asphalt, bitumen
    • C10C3/02Working-up pitch, asphalt, bitumen by chemical means reaction
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高温での貯蔵に於いても粘着性を保持する
ビチューメン/ポリマー組成物に関する。また本発明
は、その組成物の製造方法並びに、コーティング(特に
道路表面仕上げ、アスファルトミックスまたはシールコ
ーティング)の製造への本組成物の応用にも関する。
ポリマーの添加によってビチューメンを改質すると、
得られたビチューメン/ポリマー組成物の粘度の増加に
役立つが、まさにその事実によって、使用温度に適応し
ない場合には、無機及び有機物表面上での、前記組成物
またはビチューメン/ポリマーバインダーの潤れ(接
着)性を減少させる。界面特性をこのように改質する
と、水の効果によりビチューメン/ポリマーバインダー
の粘着性が減少してしまう。この欠点を補う為に、アミ
ノ化合物がその使用前にビチューメン/ポリマー組成物
に一般に添加される。しかしながら、これらのアミノ化
合物の効果は数時間後には急激に減少し、150℃〜160℃
で3または4日貯蔵後には完全に消失してしまう。
この欠点を克服するために、本発明は、ビチューメン
/ポリマー組成物中で不可逆的に結合し、種々の貯蔵条
件を受けても、この組成物が通常使用される150℃〜160
℃の範囲の温度で、永続的な粘着特性を示すビチューメ
ン/ポリマー組成物となる、アミノ化合物などの窒素化
合物によって改質されたビチューメン/ポリマー組成物
を提供する。
本発明によるビチューメン/ポリマー組成物は、ビチ
ューメンと、ビチューメンの重量基準で計算して、ポリ
マー0.5〜15%と、アミン、アミド、アミドアミン、酸
化アミン、イミダゾリン、アミン塩及びイミダゾリン塩
から選択され、分子量が90以上の1種以上の窒素化合物
からなる粘着性保有組成物0.05%〜10%とからなるタイ
プの組成物であり、ビチューメン/ポリマー組成物の粘
着性保有(adhesiphoric)成分を構成する窒素化合物が
前記組成物中に存在するポリマー上にグラフトされるこ
とを特徴する。
好適には、ビチューメン/ポリマー組成物の粘着性保
有成分を構成する化合物群から選択される窒素化合物、
即ち組成物に粘着性の特徴を与える成分は、一般式 R−Z−R1 [式中、RはC3〜C30の1価の脂肪族炭化水素基であ
り、 Zは、 及び (式中、nは2〜6、好ましくは2〜4の整数であり、
mは0または1〜6、好ましくは1〜4の整数であり、
且つpは0または1に等しく、各R1、R2及びR3は、同一
または異なっていても良く、水素原子;R、C1〜C18、好
ましくはC1〜C12のアルキル、ヒドロキシアルキル若し
くはアミノアルキル基から選択される基;または−(Cq
H2qO)−H{qは2または3に等しい整数であり、r
は2〜10の整数である}基である)から選択される二価
の基を表す]の誘導体及びその塩である。
特に、先に定義した化合物R−Z−R1のR基は、1種
以上の不飽和を含む。特にR基は、アルケニル、アルカ
ジエニル、アルカトリエニル、アルカテトラエニルまた
はアルカペンタエニル基であり得る。R基は好ましく
は、炭素原子8個〜20個を含むR基より選択される。本
発明に従って使用される窒素化合物に好適なR基の例と
しては、9−デセニル、2,4−デカジエニル、2,4,6−デ
カトリエニル、9−ドデセニル、9−ヘキサデセニル、
6−オクタデセニル、11−オクタデセニル、9,12,15−
オクタデカトリエニル、9,11,13,15−オクタデカテトラ
エニル、6,8,12,15−オクタデカテトラエニル、9−エ
イコセニル、11−エイコセニル、8,11,14,17−エイコサ
テトラエニル、5,8,11,14−エイコサテトラエニル、5,
8,11,14,17−エイコサペンタエニル、11−ドコセニル、
13−ドコセニル、7,10,13,16,17−ドコサペンタエニル
及び15−テトラコセニルなどがある。
本発明にて、非常に好適な粘着性を保有する窒素化合
物は、 式 (式中、R4は>C=C<型の1個以上の不飽和を含むC8
〜C20の一価の脂肪族炭化水素基であり、R5及びR6の各
々は同一または異なっていてもよく、水素原子またはC1
〜C8のアルキル、アミノアルキル若しくはヒドロキシア
ルキル基であり、pは0または1に等しく、mは0また
は1〜6、好ましくは1〜4の整数であり、sは2〜4
の整数である)の化合物である。
このような化合物の例としては、特に制限はないが、
9−デセニルアミン、9−ドデセニルアミン、9−ヘキ
サデセニルアミン、6−オクタデセニルアミン、オレイ
ルアミン即ち9−オクタデセニルアミン、2,4,6−デカ
トリエニルアミン、9,12,15−オクタデカトリエニルア
ミン、獣脂プロピレンジアミン塩酸塩、獣脂プロピレン
トリアミン塩酸塩、N,N−ジメチルオレイルアミド、N,N
−ジエチルオレイルアミド、2−オレイル−1−(2−
ヒドロキシエチル)イミダゾリン、獣脂アミン、コプラ
アミン及び獣脂プロピレントリアミンが挙げられる。
本発明によるビチューメン/ポリマー組成物の主要部
分を形成するビチューメンは、NFT規格66004に従って定
義された5〜500、好ましくは20〜400の透過度を示す種
々のビチューメンより選択される。特に、このようなビ
チューメンは、上述範囲内に含まれる透過度を有する直
接蒸留物、減圧蒸留物のビチューメンまたは、茶若しく
は薄茶色のビチューメンである。
ビチューメン/ポリマー組成物中に存在し得るポリマ
ーは、ビチューメン/ポリマー組成物中に於いてビチュ
ーメンと一般的に組み合わされる種々のポリマーより選
択され得る。前記ポリマーは、例えば、エラストマー類
(ポリイソプレン、ブチルゴム、ポリブテン、ポリイソ
ブテン、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリ
ノルボルネン、エチレン/プロペンコポリマー、エチレ
ン/プロペン/ジエン(EPDM)ターポリマーまたは、フ
ッ素化ポリマー類(ポリテトラフルオロエチレン)、シ
リコーンポリマー類(ポリシロキサン類)、オレフィン
及びビニルモノマーのコポリマー類(エチレン/酢酸ビ
ニルコポリマー、エチレン/アクリルエステルコポリマ
ー、エチレン/塩化ビニルコポリマー)またはポリビニ
ルアルコール、ポリアミド、ポリエステル若しくはポリ
ウレタン型のコポリマー類がある。
ビチューメン/ポリマー組成物中に存在するポリマー
は、好適にはスチレン及び共役ジエンのランダムまたは
ブロックコポリマーから選択され得る。というのも、こ
れらのポリマーは、ビチューメンに非常に容易に溶解
し、且つ後者に対して優良な機械的及び動的特性、特に
非常に優秀な粘弾性特性を付与するからである。特に、
スチレンと共役ジエンとのコポリマーは、スチレンとブ
タジエン、スチレンとイソプレン、スチレンとクロロプ
レン、スチレンとカルボキシル化ブタジエン並びにスチ
レンとカルボキシル化イソプレンとのブロックコポリマ
ーより選択される。スチレンと共役ジエンとのコポリマ
ー、特に上述したコポリマーの各々は、好適には15%〜
40%の範囲のスチレン含量である。スチレンと共役ジエ
ンとのコポリマー、特に上述のコポリマーの粘度平均分
子量は、例えば30,000〜300,000、好ましくは70,000〜2
00,000の間である。
スチレンと共役ジエンとのコポリマーは、好ましくは
スチレンとブタジエン、スチレンとイゾプレン、スチレ
ンとカルボキシル化ブタジエン、またはスチレンとカル
ボキシル化イソプレンのジ−またはトリブロックコポリ
マーより選択され、これらのポリマーは先に定義した範
囲内のスチレン含量及び分子量を有する。
ビチューメン/ポリマー組成物中に存在するポリマー
の好ましい割合及び粘着性保有成分の好ましい割合は、
ビチューメンの重量基準で各々0.7〜10%、0.1〜5%で
ある。
ビチューメン/ポリマー組成物は、ASTM規格D86−87
に従って測定した大気圧に於ける蒸留範囲が、100℃〜4
50℃、より限定的には150℃〜380℃である炭化水素油か
らなる融剤を、ビチューメンの1〜30重量%、より限定
的には3〜20重量%含有し得る。このような炭化水素油
は、例えば芳香族質の石油留分、ナフテノ−芳香族質の
石油留分、ナフテノ−パラフィン質の石油留分、パラフ
ィン質の石油留分、コールオイル、そうでなければ植物
由来の油である。この炭化水素油はビチューメン中に配
合される際蒸発が制限されるほど、充分に『重質』であ
ると同時に、これを含むビチューメン/ポリマー組成物
を広げる間及び広げた後に、出来る限り除去されるべく
充分に『軽い』ものでないといけない。炭化水素油を含
まないビチューメン/ポリマー組成物を高温で広げた後
に示すと同一の機械的特性を回復させるためである。
本発明によるビチューメン/ポリマー組成物の製造方
法は、選択されたビチューメンと、ビチューメンの重量
基準で計算して、0.5〜15%、好ましくは0.7〜10%のポ
リマー及び0.05〜10%、好ましくは0.1〜5%の窒素含
有の粘着性保有成分を接触させるタイプの方法であり、
その操作は100℃〜230℃の間の温度で、少なくとも10分
間撹拌して実施し、前記接触は遊離元素またはラジカル
硫黄を供給するカップリング剤の存在下に実施し、前記
カップリング剤は所定混合物(即ち、ビチューメンと、
ポリマーと、該混合物中のポリマー及び粘着性保有成分
の全重量の0.1〜10%、好ましくは0.5〜8%の量の遊離
硫黄を供給可能な量の粘着性保有成分とを含有する混合
物)中に存在することを特徴とする。
この理論に拘束されないが、上記方法を実施する間
に、粘着性保有成分は、ビチューメン/ポリマー成分、
特に反応混合物中に存在するポリマー鎖にグラフトし、
そしてビチューメン/ポリマー組成物内で粘着性保有成
分が不可逆的に結合(integration)すると考えられて
いる。
本発明に従った方法を実施するために、まず種々の成
分(即ち、ビチューメン、ポリマー、粘着性保有成分及
びカップリング剤の混合物)を、100℃〜230℃の間の温
度で撹拌しながら混合し、反応混合物を形成し、次いで
得られた反応混合物を前記温度範囲内で少なくとも10分
間、通常10〜180分間保持し、カップリング剤によって
供給された遊離硫黄が反応開始可能にする。一方、ビチ
ューメン/ポリマー成分に、より明確には反応混合物中
に存在するポリマー鎖に、粘着性保有成分をグラフト
し、他方適切なら、ポリマー鎖を互いに及び/またはビ
チューメンと橋かけする。
本発明の方法の一態様によると、操作はまずポリマー
を選択された割合のビチューメンと100℃〜230℃間の温
度で、十分な時間、通常数十分〜数時間の範囲で撹拌し
て接触させて、均一な混合物を形成し、次いで粘着性保
有成分とカップリング剤を得られた混合物中に添加し、
全体を例えばポリマーがビチューメンと接触する温度に
対応する温度、100℃〜230℃間の温度で、少なくとも10
分間、通常10〜180分の範囲の時間撹拌する。
ビチューメンに添加するポリマー、粘着性保有成分及
びカップリング剤の量は、先に定義されたこれらの量の
範囲内に含まれるように選択する。
本発明に従って、融剤を含むビチューメン/ポリマー
組成物を製造する際、融剤はビチューメン、ポリマー、
粘着性保有成分及びカップリング剤から作られる反応混
合物に、前記反応混合物の形成中任意の時間に添加で
き、融剤の量は先に定義された範囲内の量に含まれるよ
うに選択する。
この型のビチューメン/ポリマー組成物の好適な態様
によると、ポリマー、カップリング剤及び場合により粘
着性保有成分を、融剤中、特に先に定義したような融剤
を形成し得る炭化水素油中に、これらの成分を含むマス
ター溶液の状態で、ビチューメンに配合する。マスター
溶液中でなければ、粘着性保有成分はビチューメンにマ
スター溶液を配合する前、その間、またはその後にビチ
ューメンに配合できる。
マスター溶液は、その成分即ち溶媒として使用される
融剤、ポリマー、粘着性保有成分及びカップリング剤か
らなる成分を20〜170℃の間、特に40〜120℃の間の温度
で十分な時間、例えばほぼ30分間〜ほぼ120分間撹拌し
て成分を接触させ、融剤中にポリマー、粘着性保有成分
及びカップリング剤を完全に溶解させることによって調
製する。
マスター溶液中のポリマー、粘着性保有成分及びカッ
プリング剤の対応する濃度は、ポリマー、粘着性保有成
分及びカップリング剤を溶解するのに作用される融剤の
機能、特に性質に依存して広い範囲を変動し得る。かく
して、ポリマー、粘着性保有成分及びカップリング剤の
量は、好適には融剤の重量の各々5%〜40%、0.5%〜2
5%及び0.01%〜10%に対応する。好ましいマスター溶
液は、先に定義された炭化水素油タイプの融剤の重量基
準として計算して、ポリマー10〜35%、粘着性保有成分
1〜20%及びカップリング剤0.05〜5%を含む。
このマスター溶液を使用してビチューメン/ポリマー
組成物を調製するために、融剤中の、ポリマー、粘着性
保有成分及びカップリング剤からなるマスター溶液をビ
チューメンと混合し、操作を100℃〜230℃の間の温度で
撹拌しながら実施し、この操作後、例えばマスター溶液
を、100℃〜230℃の間で選択された温度で撹拌されつつ
あるビチューメンに添加し、得られた混合物を100℃〜2
30℃、例えばビチューメンとマスター溶液を混合するの
に用いた温度で、少なくとも10分間、通常10〜180℃分
間撹拌し、カップリング剤によってビチューメン/ポリ
マー成分に、より明確には反応混合物中に存在するポリ
マー鎖に粘着性保有成分をグラフトさせ、適切ならポリ
マー鎖を互いに及び/またはビチューメンと架橋させ
る。
ビチューメンと混合するマスター溶液を量は、ビチュ
ーメンに対し、ポリマー、粘着性保有成分及びカップリ
ング剤が所望の量を提供するように選択される。その量
は先に定義した範囲内である。
炭化水素油型の融剤を含み、マスター溶液技術を使用
する本発明によるビチューメン/ポリマー組成物の製造
に好都合な態様は、100℃〜230℃の間の温度で撹拌しな
がらビチューメン80〜95重量%を、融剤として使用させ
る炭化水素油の重量基準で、ポリマー10〜35%、粘着性
保有成分1〜20%及びカップリング剤0.05〜5%を含む
マスター溶液20〜5重量%を接触させ、次いでこのよう
に生成した混合物を100℃〜230℃の間の温度、好ましく
はビチューメンとマスター溶液と接触するのに使用する
温度で、少なくとも10分間、特に10〜90分間撹拌しつ
つ、カップリング剤を作用させることである。
ビチューメン、ポリマー、粘着性保有成分及び融剤
は、好都合には先に定義されたものから選択される。
遊離硫黄を供給するカップリング剤は、元素硫黄、ヒ
ドロカルビルポリスルフィド、硫黄供与性加硫促進剤ま
たはこれらのもの同士の混合物及び/またはこれらのも
のと硫黄給与体でない加硫促進剤との混合物からなる。
特にカップリング剤は、1種以上の硫黄供与性加硫促進
剤からなる成分A0〜100重量%と、元素硫黄及びヒドロ
カルビルポリスルフィドより選択される1種以上の加硫
剤からなる成分B100〜0重量%とを含む組成物M、並び
に硫黄供与体でない1種以上の加硫促進剤からなる成分
Cと、組成物Mに対する成分Cの重量比が0.01〜1、よ
り好ましくは0.05〜05の範囲である組成物Mとを含む組
成物Nから選択される。
部分的にまたは全体的として、カップリング剤を形成
する、使用可能な元素硫黄は、好都合には硫黄華、好ま
しくは斜方晶系形態で結晶化したα−硫黄の名で公知の
硫黄である。
カップリング剤の少なくとも一部を形成するのに使用
され得るヒドロカルビルポリスルフィドは、一般式 R7−(S)−(R9−(S)−R8 (式中、R7及びR8の各々は、C1〜C20の、飽和または不
飽和の一価の炭化水素基であるか、または両方が結合し
て形成するC2〜C20の、飽和または不飽和の二価の炭化
水素基で、式中の他の原子群と環を形成する基、R9はC1
〜C20の、飽和または不飽和の二価の炭化水素基、−
(S)−基は二価基を表し、各々はv個の硫黄原子か
ら作られ、v値は前記基の1個ともう1個とは互いに異
なり得、且つ1〜6の整数であり得、v値の少なくとも
1個は2以上で且つwは0〜10の値の整数を表す)に対
応する。
上述した式に於いて、C1〜C20の一価の炭化水素基R7
及びR8並びに、C1〜C20の二価の炭化水素基R9は、特に
脂肪族、脂環式または芳香族基より選択される。R7及び
R8が結合してC1〜C20の二価の炭化水素基であって、式
中の他の原子群と環を形成する基である場合は、前記二
価の基はR9と同様に脂肪族、脂環式または芳香族型であ
り得る。特に、R7及びR8基は、同一で且つC1〜C20のア
ルキル基(例えば、エチル、プロピル、ヘキシル、オク
チル、ノニル、デシル、直鎖状ドデシル、t−ドデシ
ル、ヘキサデシル及びオクタデシル)並びに、C6〜C20
のシクロアルキル及び芳香族基、特にベンジル、フェニ
ル、トリル及びシクロヘキシルであるが、R7及びR8が結
合して形成した二価の基またはR9基は、C1〜C20のアル
キレン基またはC6〜C20のシクロアルキレン若しくはア
リーレン基、特にフェニレン、トリレン及びシクロヘキ
シレン基より選択される。
本発明に従って使用され得るポリスルフィドは、特に
式 R7−(S)−R8 (式中、R7及びR8の各々はC1〜C20の飽和または不飽和
の、一価の炭化水素基であるか、または両方が結合して
C1〜C20の二価のR9基を形成する。R7、R8及びR9は上述
の意味であり、−(S)−は、u個の硫黄原子の連続
する鎖によって形成される二価の基を表し、uは2〜6
の整数を表す)によって定義されるものである。
好ましいポリスルフィドは、一般式 R10−(S)−R10 (式中、R10はC6〜C16のアルキル基を表し、−(S)
−はt個の硫黄原子の連続する鎖によって形成される二
価の基を表し、tは2〜5の整数を表す。)に対応す
る。このようなポリスルフィドの例としては、特にジヘ
キシルジスルフィド、ジオクチルジスルフィド、ジドデ
シルジスルフィド、ジ−t−ドデシルジスルフィド、ジ
ヘキサデシルジスルフィド、ジヘキシルトリスルフィ
ド、ジオクチルトリスルフィド、ジノニルトリスルフィ
ド、ジ−t−ドデシルトリスルフィド、ジヘキサデシル
トリスルフィド、ジヘキシルテトラスルフィド、ジオク
チルテトラスルフィド、ジノニルテトラスルフィド、ジ
−t−ドデシルテトラスルフィド、ジヘキサデシルテト
ラスルフィド、ジヘキシルペンタスルフィド、ジオクチ
ルペンタスルフィド、ジノニルペンタスルフィド、ジ−
t−ドデシルペンタスルフィド及びジヘキサデシルペン
タスルフィドがある。
本発明に従って使用され得る他のポリスルフィド類と
しては、例えば、ジフェニルトリスルフィド、ジベンジ
ルトリスルフィド、ジフェニルテトラスルフィド、o−
トリルテトラスルフィド、ジベンジルテトラスルフィ
ド、ジベンジルペンタスルフィド、ジアリルペンタスル
フィド及びテトラメチルテトラチアンなどのようなもの
がある。
硫黄供与性加硫促進剤は、特に一般式 (式中、各R11は同一または異なっていてもよく、C1〜C
12、好ましくはC1〜C8の炭化水素基で、特にアルキル、
シクロアルキルまたはアリール基であり、そうでなけれ
ば同一の1個の窒素原子に結合している2個のR11基は
結合してC2〜C8の二価の炭化水素基を形成する。xは2
〜8の数である)のチウラムポリスルフィドより選択さ
れ得る。
記載し得るこのような加硫促進剤の例としては、特に
以下の化合物がある。これらは、ジペンタメチレンチウ
ラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラス
ルフィド、ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィ
ド、テトラブチルチウラムジスルフィド、テトラエチル
チウラムジスルフィド及びテトラメチルチウラムジスル
フィドである。
記載し得る硫黄供与性加硫促進剤の他の例としては、
モルフォリンジスルフィド及びN,N′−カプロラクタム
ジスルフィドなどのジスルフィド類及びアルキルフェノ
ールジスルフィド類などがある。
硫黄供与体でない加硫促進剤は、特にメルカプトベン
ゾチアゾール及びその誘導体、一般式(I) (式中、R11基は、同一でも異なっていてもよく、上記
記載の意味を有するが、Yは金属を表し、且つbはYの
価数を表す)のジチオカルバメート類並びに、一般式
(II) (式中、R11基は同一でも異なっていてもよく、上記に
与えられた意味を有する)のチウラムモノスルフィド類
から選択される硫黄化合物でもよい。
メルカプトベンゾチアゾール型の加硫促進剤の例とし
ては、メルカプトベンゾチアゾール、亜鉛ベンゾチアゾ
ールチオレート、ナトリウムベンゾチアゾールチオレー
ト、ベンゾチアジルジスルフィド、銅ベンゾチアゾール
チオレート、ベンゾチアジルN,N′−ジエチルチオカル
バミルスルフィドのようなものや、ベンゾチアゾールス
ルフェンアミド型(その例としては、2−ベンゾジアゾ
ールジエチルスルフェンアミド、2−ベンゾチアゾール
ペンタメチレンスルフェンアミド、2−ペンゾチアゾー
ルシクロヘキシルスルフェンアミド、N−オキシジエチ
レン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オ
キシジエチレン−2−ベンゾチアゾールチオスルフェン
アミド、2−ベンゾチアゾールジシクロヘキシルスルフ
ェンアミド、2−ベンゾチアゾールジイソプロピルスル
フェンアミド、2−ベンゾチアゾール−t−ブチルスル
フェンアミド及びN−オキシジエチレンチオカルバミル
−N′−オキシジエチレンスルフェンアミド)が挙げら
れる。
一般式(I)のジチオカルバメート型の加硫促進剤の
中で、特に以下の化合物が挙げられる。ビスマスジメチ
ルジチオカルバメート、カドミウムジアミルジチオカル
バメート、カドミウムジエチルジチオカルバメート、銅
ジメチルジチオカルバメート、亜鉛ジブチルジチオカル
バメート、鉛ジアミルジチオカルバメート、鉛ジメチル
ジチオカルバメート、鉛ペンタメチレンジチオカルバメ
ート、セレンジメチルジチオカルバメート、テルルジエ
チルジチオカルバメート、亜鉛ジアミルジチオカルバメ
ート、亜鉛ジベンジルジチオカルバメート、亜鉛ジエチ
ルジチオカルバメート、亜鉛ジメチルジチオカルバメー
ト及び亜鉛ペンタメチレンジチオカルバメートである。
式(II)に対応するチウラムモノスルフィド類の例と
しては、ジペンタメチレンチウラムモノスルフィド、テ
トラブチルチウラムモノスルフィド、テトラエチルチウ
ラムモノスルフィド及びテトラメチルチウラムモノスル
フィドなどの化合物が挙げられる。
硫黄供与体でなく、且つ上述の区分にも属さないよう
な他の加硫促進剤も使用できる。このような加硫促進剤
としては、1,3−ジフェニルグアニジン、ジ−o−トリ
ルグアニジン及び酸化亜鉛などが挙げられ、酸化亜鉛は
場合によりステアリン酸、エチルカプロン酸またはラウ
リン酸型の脂肪酸の存在下に使用され得る。
本発明に従って使用され得る硫黄供与性加硫促進剤
は、好都合にはテトラメチルチウラムジスルフィド、テ
トラエチルチウラムジスルフィド及びジペンタメチレン
チウラムテトラスルフィドがあり、硫黄供与体でない加
硫促進剤としては、2−メチカプトベンゾチアゾール、
ジベンゾチアジルジスルフィド、亜鉛ベンゾジアゾール
チオレート、2−ベンゾチアゾールシクロヘキシルスル
フェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチア
ゾールスルフェンアミド、2−ベンゾチアゾールジイソ
プロピルスルフェンアミド、2−ベンゾチアゾールジシ
クロヘキシルスルフェンアミド、亜鉛ジメチルジチオカ
ルバメート、亜鉛ジエチルジチオカルバメート、亜鉛ジ
ブチルジチオカルバメート、テトラメチルチウラムモノ
スルフィド、ジ−o−トリルグラニジン、モルフォリン
ジスルフィド及び酸化亜鉛が挙げられる。
好適な添加剤も、本発明のビチューメン/ポリマー組
成物のもとになる反応混合物中に配合できる。このよう
に、マレイン酸無水物などのような不飽和化合物も前記
混合物にビチューメンの重量に対して0.05〜0.5%の量
で添加できる。
本発明に従った、高温で貯蔵しても粘着性を示すビチ
ューメン/ポリマー組成物は、コーティング、特に道路
表面の仕上げ、アスファルトミックスまたはシールコー
ティングの製造に使用され得る。
本発明は以下の非制限的な実施例によって説明され
る。
本発明に従ったビチューメン/ポリマー組成物及び対
照ビチューメン/ポリマー組成物の製造について記述す
るこれらの実施例に於いては、種々の期間の貯蔵後のビ
チューメン/ポリマー組成物の粘着性を、以下の2つの
試験のいずれかを使用して評価した。
Vialitパネルに対する総合粘着力の改良試験 試験の目的 本試験は、粒質物(granulates)の付着性及び表面仕
上げの場合に延展されるバインダー(ビチューメン/ポ
リマー組成物)に対する結合力を評価するためのもので
ある。乾燥及び清浄な粒質物を用いて実施した本試験
は、総合的な粘着力試験である。
改良試験の適用 バインダーの所定量をサイズ200×200mmで厚み2mmの
鋼鉄パネルに広げる。
グレード100、10/14mmの粒質物をバインダーの上にま
く。
粒質物を、ゴム−スリーブロールをパネル上で6回走
行して塗布した(1方向に3回、次いでその方向と垂直
方向に3回)。
このようにして調製した粒質物で被覆したパネルを25
℃の水浴に48時間浸漬する。
水から取り出したパネルを、その粒質物がパネルの下
側の部分になるように3点支持上に置き、500gの鋼鉄球
を50cmの高さから落とす操作を、10秒間に3回実施す
る。
パネルに装着しているかまたは装着していないかどう
かの粘着性を値はバインダーによって付着した粒質物の
数によって表される。
水の存在下での炭化水素バインダーの挙動試験(受動粘
着性試験) 試験の目的 水の存在下に於ける粒質物に対する炭化水素バインダ
ーの相互親和性の経験的評価。本試験は受動(つまり消
極的)粘着性試験で、つまり被覆された粒質物の表面か
らバインダーを水が剥がさないということを保証する試
験である。
試験の実施 本試験は、粒質物を炭化水素バインダー(ビチューメ
ン/ポリマー組成物)で被覆し、特定の条件下に水に浸
漬し、次いで特定の浸漬時間後にバインダーで被覆され
た面積の割合を評価することからなり、以下の如く実施
する。
4/6.3mmの粒質物100gを、ホットプレート上に保持し
たバインダー5gを含む小皿(capsule)中に注ぎ、少な
くともそれら両者が小皿内で十分に混合するように撹拌
機で混合し、次いで得られた混合物をビーカーに導入
し、時計皿で蓋をして、半時間放置した。
次いで脱イオン水300mlを60℃でビーカーに注ぎ、ビ
ーカーを時計皿で蓋をして全体を60℃で大気中に保持す
る。
バインダーのフィルムで被覆された面積を視覚的に評
価し、以下のスケールに対応する評価値を得た。
100 未被覆表面無し 90 面積のほぼ90%以上が被覆 75 面積のほぼ75〜95%が被覆 50 面積のほぼ50〜75%が被覆 <50 面積の50%未満が被覆 0 バインダーが顆粒から分離 以下に与えられる実施例に於いて、他に示されない限
り量は重量によって表される。
実施例1 本発明に従った組成物の調製 180℃に保持された撹拌した反応器中に、80/100浸透
度のビチューメン2000部と、スチレン25重量%を含み、
粘度分子量がほぼ75,000である、スチレン/ブタジエン
ブロックコポリマー62部とを導入した。2.5時間後に、
N,N′−ジメチルオレイルアミドからなる粘着性保有成
分10部を反応器の内容物に添加し、同温度にて撹拌を30
分間継続し、その後硫黄2部を反応器に導入した。反応
器中に形成した反応混合物を180℃で1時間保持した。
得られたビチューメン/ポリマー組成物を密封した金
属ブリキカンに入れ、180℃に温度設定したオーブン中
に保持した。
プリキカンの内容物を180℃で種々の期間貯蔵した
後、総合粘着力評価のため改良Vialit試験にかけた。
対照組成物の調製 180℃に保持した撹拌した反応器中に、80/100浸透度
のビチューメン2000部と、スチレン25重量%を含み、粘
度分子量がほぼ75,000であるスチレン/ブタジエンブロ
ックコポリマー62部とを導入した。2.5時間後に、硫黄
2部を反応器の内容物に添加した。このように反応器中
に形成した反応混合物を、180℃で1時間保持した。N,
N′−ジメチルオレイルアミドからなる粘着性保有成分1
0部を反応器の内容物に添加し、次いで前記成分をビチ
ューメン/ポリマー組成物中に溶解させ、得られた生成
物を密封した金属ブリキカンに入れ、これを180℃に温
度設定したオーブン中で保持した。
対照ビチューメン/ポリマー組成物を含むブリキカン
の内容物を、180℃で種々の期間貯蔵後に、総合粘着力
評価用の改良Vialit試験にかけた。
本発明に従ったビチューメン/ポリマー組成物及び対
照ビチューメン/ポリマー組成物で実施したVialit総合
粘着力試験の結果を表Iに示す。
ビチューメン/ポリマー組成物中にグラフトすること
によって粘着性保有薬剤(成分)が不可逆的に結合する
場合に、本発明に従ったビチューメン/ポリマー組成物
の貯蔵に於いて実質的に粘着性が改良したことが表Iの
結果から明らかである。
実施例2 本発明に従った組成物の調製 180℃に保持した撹拌した反応器中に、180/220浸透度
のビチューメン2000部と、スチレン30重量%を含み、粘
度分子量がほぼ150,000であるスチレン/ブタジエンブ
ロックコポリマー106部とを導入した。3時間溶解した
後、2,4,6−デカトリエニルアミンからなる粘着性保有
組成物13部を反応器の内容物に添加し、同温度にて撹拌
を30分間継続した。次いで、ジノニルペンタスルフィド
11部を反応器に導入した。このようにして反応器中に形
成した反応混合物を180℃にて2時間保持した。
得られたビチューメン/ポリマー組成物を密封した金
属ブリキカンに入れ、180℃に温度設定したオーブン中
で保持した。
ブリキカンの内容物を、180℃に於ける種々の貯蔵期
間後での総合粘着力の改良Vialit試験にかけた。
対照組成物の調製 180℃で保持した撹拌した反応器中に、180/220浸透度
のビチューメン2000部と、上述したスチレン/ブタジエ
ンブロックコポリマー106部とを導入した。3時間かけ
て溶解した後、ジノニルペンタスルフィド11部を反応器
の内容物に添加した。
このようにして反応器中に形成した反応器混合物を18
0℃にて2時間保持した。2,4,6−デカトリエニルアミン
からなる粘着性保有成分10部を反応器中の内容物に添加
し、次いで前記成分が混合物に溶解した後、得られた生
成物を密封した金属ブリキカンに入れ、これを180℃に
温度設定したオーブン中で保持した。
対照組成物を含むブリキカンの内容物を、Vialitパネ
ルに対する総合粘着力評価用の改良試験にかけた。
本発明に従ったビチューメン/ポリマー組成物及び対
照ビチューメン/ポリマー組成物で実施したVialit総合
粘着力試験の結果を表IIに示す。
表IIに示す結果の比較から、本発明に従ったビチュー
メン/ポリマー組成物の貯蔵に於いて粘着性が非常に改
良したことが明らかである。
実施例3 本発明に従った組成物の調製 180℃に保持した撹拌した反応器中に、80/100浸透度
のビチューメン2000部と、スチレン25重量%を含み粘度
分子楼がほぼ120,000であるスチレン/ブタジエンブロ
ックコポリマー62部とを導入した。2.5時間撹拌してコ
ポリマーをビチューメンに溶解した後、マレイン酸無水
物1.1部、獣脂アミン4.8部及び硫黄1.6部を反応器の内
容物に添加した。
このようにして形成した反応混合物を180℃にて2時
間保持して、硫黄によって開始されたグラフト及び架橋
反応を実施した。
得られたビチューメン/ポリマー組成物を、その製造
直後と、160℃で保持した密封した容器中、1月貯蔵し
た後とに、Vialitパネルに対する総合粘着力を調べる改
良試験にかけた。
直後の粘着力と、貯蔵後の値を、試験のマーキングス
ケールで表すと、各々98と96であった。
実施例4 本発明に従った組成物の調製 まず、マスター溶液を以下のように調製した。80℃〜
100℃の間に保持した撹拌状態の反応器中に、ASTM規格D
86−67による蒸留範囲が200℃〜350℃の範囲を示す、ナ
フテノ−芳香族質の石油留分238.5部、次いでスチレン3
0重量%を含み、粘度分子量がほぼ120,000であるスチレ
ン/ブタジエンブロックコポリマー53.7部を導入した。
その操作温度にて2時間撹拌してコポリマーを溶解した
後、獣脂プロピレントリアミン6部及び硫黄1.2部を添
加した。
得られたマスター溶液300部を、160℃に保持した。80
/100浸透度のビチューメン1700部を含む、撹拌した反応
器中に導入した。このようにして得られた反応混合物を
170℃の温度にて1時間保持し、硫黄を用いてグラフト
及び架橋反応を実施した。
このようにして生成したビチューメン/ポリマー組成
物を、160℃に温度設定したオーブン中、密封容器内で
貯蔵した。
貯蔵したビチューメン/ポリマー組成物を、種々の貯
蔵期間後に受動粘着性試験にかけた。
対照組成物の調製 実施例の最初の部分に示されたようにマスター溶液を
調製したが、粘着性保有成分(獣脂プロピレントリアミ
ン)は使用しなかった。
マスター溶液300部を、160℃に保持した、80/100浸透
度のビチューメン1700部を含む撹拌した反応器中に導入
した。このようにして得られた反応混合物を、ほぼ170
℃にて1時間保持した。反応工程が終了した時に、粘着
性保有成分(獣脂プロピレントリアミン)6部を反応器
に導入した。前記成分が溶解した後、得られた組成物を
160℃に温度設定した密封容器内で保持した。
貯蔵した対照ビチューメン/ポリマー組成物を、種々
の貯蔵期間後に、受動粘着性試験にかけた。
本発明に従ったビチューメン/ポリマー組成物及び対
照ビチューメン/ポリマー組成物で実施した受動粘着性
試験の結果を表IIIに照合した。
表IIIに示された結果の比較から、本発明に従ったビ
チューメン/ポリマー組成物の高温に於ける貯蔵に於い
て粘着性が改良したことが明らかとなった。
実施例5 本発明に従った組成物を以下の手法によって調製し
た。
180℃の撹拌した反応器中に、180/220浸透度のビチュ
ーメン2000部と実施例3で使用したブロックコポリマー
70部を導入した。2.5時間撹拌してコポリマーをビチュ
ーメンに溶解した後、コプラアミン15.7部及び硫黄1.7
部を反応器の内容物に添加した。このようにして形成し
た反応混合物を180℃で2時間保持して、硫黄により開
始したグラフト及び架橋反応を実施した。
このようにして生成したビチューメン/ポリマー組成
物を、160℃に温度設定したオーブン中で密封容器内に
貯蔵した。
このようにして貯蔵したビチューメン/ポリマー組成
物を、160℃に於ける種々の貯蔵期間後に受動粘着性試
験にかけた。
前記試験の結果を表IVに示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/40 C08K 5/40 C08L 9/06 C08L 9/06 53/02 53/02 C09K 3/10 C09K 3/10 P C10C 3/02 C10C 3/02 Z E01C 7/18 E01C 7/18 7/26 7/26 (56)参考文献 特開 昭49−52211(JP,A) 特開 昭49−34519(JP,A) 特開 昭49−105840(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 95/00

Claims (37)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温での貯蔵に於いても粘着性を示すビチ
    ューメン/ポリマー組成物の調製方法であって、ビチュ
    ーメンと、ビチューメンの重量基準で計算して、ポリマ
    ー0.5〜15%と、分子量が90を越え且つアミン、アミ
    ド、アミドアミン、酸化アミン、イミダゾリン、アミン
    塩及びイミダゾリン塩から選択される1種以上の窒素化
    合物からなる粘着性を保有する成分0.05〜10%とを接触
    させ、その操作を温度100℃〜230℃間で少なくとも10分
    間撹拌しつつ実施し、前記接触を遊離元素硫黄またはラ
    ジカル硫黄を供給するカップリング剤の存在下に実施
    し、前記カップリング剤はビチューメン、ポリマー及び
    粘着性を保有する成分を含む混合物中に、前記混合物中
    のポリマー及び粘着性を保有する成分の全重量の0.1〜1
    0%の遊離硫黄量を供給可能な量で存在することを特徴
    とする該方法。
  2. 【請求項2】カップリング剤が、反応混合物中のポリマ
    ー及び粘着性を保有する成分の全重量の0.5〜8%であ
    る遊離硫黄量を供給するのに好適な割合で使用されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】粘着性を保有する成分を形成する化合物
    は、一般式 R−Z−R1 [式中、RはC3〜C30の1価の脂肪族炭化水素基であ
    り、 Zは、 及び (式中、nは2〜6、好ましくは2〜4の整数であり、
    mは0または1〜6、好ましくは1〜4の整数であり、
    且つpは0または1に等しく、各R1、R2及びR3は、同一
    または異なっていても良く、水素原子;R、C1〜C18、好
    ましくはC1〜C12のアルキル、アミノアルキル若しくは
    ヒドロキシルアルキル基から選択される基;または−
    (CqH2qO)−H{qは2または3に等しい整数であ
    り、rは2〜10の整数である}基である)から選択され
    る二価の基を表す]の誘導体及びその塩であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】一般式 R−Z−R1 (式中、R基は1個以上の不飽和を含み、前記R基は特
    にアルケニル、アルカジエニル、アルカトリエニル、ア
    ルカテトラエニルまたはアルカペンタエニル基である)
    の化合物が粘着性を保有する成分を形成することを特徴
    とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】一般式 R−Z−R1 (式中、R基はC8〜C20である)の化合物が粘着性を保
    有する成分を形成することを特徴とする請求項3または
    4に記載の方法。
  6. 【請求項6】粘着性を保有する成分を形成する化合物
    は、 (式中、R4は>C=C<型の1個以上の不飽和を含むC8
    〜C20の一価の脂肪族炭化水素基であり、R5及びR6の各
    々は同一または異なっていてもよく、水素原子またはC1
    〜C8のアルキル、アミノアルキル若しくはヒドロキシア
    ルキル基であり、pは0または1に等しく、mは0また
    は1〜6、好ましくは1〜4の整数であり、sは2〜4
    の整数である)のいずれかの式に対応する誘導体である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  7. 【請求項7】ビチューメンがフランスNF規格T66004に従
    った、5〜500、好ましくは20〜400の浸透度を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】使用されるポリマーがスチレンと共役ジエ
    ンとのランダムまたはブロックコポリマーから選択さ
    れ、前記ジエンが特にブタジエン、イソプレン、クロロ
    プレン、カルボキシル化ブタジエンまたはカルボキシル
    化イソプレンなどの一種であることを特徴とする請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】スチレン及び共役ジエンのコポリマーが、
    15%〜40%の範囲のスチレン含量を有することを特徴と
    する請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】コポリマーの粘度平均分子量が、30,000
    〜300,000、特に70,000〜200,000の間であることを特徴
    とする請求項8または9に記載の方法。
  11. 【請求項11】ポリマー及び粘着性を保有する成分が各
    々ビチューメンの重量の0.7〜10%及び0.1〜5%の量で
    使用されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1
    項に記載の方法。
  12. 【請求項12】ビチューメン、ポリマー、粘着性を保有
    する成分及びカップリング剤を接触させて得られる反応
    混合物が、融剤をビチューメンの重量基準で1〜30%、
    特に3〜20%を含み、特に前記融剤がASTM規格D86−67
    に従って測定した大気圧での蒸留範囲が100℃〜450℃、
    特に150℃〜380℃間を示す炭化水素油であることを特徴
    とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】反応混合物を構成するように意図された
    種々の成分の混合物が、まず100℃〜230℃の間の温度で
    撹拌しながら製造され、次いで得られた反応混合物を前
    記温度範囲で10〜180分間保持されることを特徴とする
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】諸成分からなる反応混合物を、まずポリ
    マーとビチューメンとを均質な混合物が得られるまで接
    触させ、次いで残りの成分を前記のビチューメン及びポ
    リマーの混合物中に配合することによって製造すること
    を特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】ポリマー、カップリング剤及び場合によ
    り粘着性を保有する成分を、融剤中にこれら成分を含む
    マスター溶液の形態でビチューメンと配合し、粘着性を
    保有する成分がマスター溶液中に存在しない場合には、
    その成分を、マスター溶液とビチューメンを配合する
    前、配合する間または配合した後にビチューメンに配合
    することを特徴とする請求項12または13に記載の方法。
  16. 【請求項16】マスター溶液中のポリマー、粘着性を保
    有する成分及びカップリング剤の対応量は、融剤の重量
    の各々5〜40%、0.5〜25%及び0.01〜10%であること
    を特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】マスター溶液中のポリマー、粘着性を保
    有する成分及びカップリング剤の対応量は、融剤の重量
    の各々10〜35%、1〜20%及び0.05〜5%であることを
    特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】ビチューメン80〜95重量%がマスター溶
    液20〜5重量%と接触して反応混合物を形成することを
    特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】カップリング剤が、1種以上の硫黄供与
    性加硫促進剤からなる成分A0〜100重量%と、元素硫黄
    及びヒドロカルビルポリスルフィドより選択される1種
    以上の加硫剤からなる成分B100〜0重量%とを含む組成
    物M;並びに硫黄供与体でない1種以上の加硫促進剤から
    なる成分Cと、組成物Mに対する成分Cの重量比が0.01
    〜1、好ましくは0.05〜0.5の範囲である組成物Mとを
    含む組成物Nから選択されることを特徴とする請求項1
    〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】カップリング剤が元素硫黄、特に斜方晶
    系結晶化硫黄からなることを特徴とする請求項19に記載
    の方法。
  21. 【請求項21】カップリング剤が、一般式 R7−(S)−(R9−(S)−R8 (式中、R7及びR8の各々は、C1〜C20の、飽和または不
    飽和の一価の炭化水素基であるか、または両方が結合し
    てC2〜C20の、飽和または不飽和の二価の炭化水素基
    で、式中の他の原子群とで環を形成する基、R9はC1〜C
    20の、飽和または不飽和の二価の炭化水素基、−(S)
    −基は二価基を表し、各々はv個の硫黄原子から作ら
    れる。そのv値は前記基の1個と他の1個とでは互いに
    異なり得、且つ1〜6の整数であり得、v値の少なくと
    も1個は2以上である。wは0〜10の整数を表す)の1
    種以上のヒドロカルビルポリスルフィドからなることを
    特徴とする請求項19に記載の方法。
  22. 【請求項22】前記ヒドロカルビルポリスルフィド
    (類)が、式 R10−(S)−R10 (式中、R10はC6〜C16のアルキル基を表し、且つ−
    (S)−はt個の硫黄原子の鎖によって形成された二
    価の基を表し、tは2〜5の整数である)に対応するこ
    とを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】カップリング剤が a)式 (式中、各R11は同一または異なっていてもよく、C1〜C
    12、好ましくはC1〜C8の炭化水素基で、特にアルキル、
    アリール若しくはシクロアルキル基であり、または同一
    の窒素原子に結合している2個のR11基は結合してC2〜C
    8の二価の炭化水素基を形成し、xは2〜8の整数であ
    る)のチウラムポリスルフィド、 b)アルキルフェノールジスルフィド類及び c)ジスルフィド類(例えば、モルフォリンジスルフィ
    ド及びN,N′−カプロラクタムジスルフィド) からなる群から選択される1種以上の硫黄供与性加硫促
    進剤である成分Aからなるか、またはこれを含むことを
    特徴とする請求項19に記載の方法。
  24. 【請求項24】硫黄供与体でない加硫促進剤が、 a)メルカプトベンゾチアゾール及びその誘導体、特に
    ベンゾチアゾールスルフェンアミド類、 b)式 のジチオカルバメート類、 c)式 (式中、各R11基は同一でも異なっていてもよく、C1〜C
    12、好ましくはC1〜C8の炭化水素基、特にアルキル、ア
    リール若しくはシクロアルキル基を表すか、または同一
    の窒素原子に結合した2個のR11基は結合してC2〜C8
    炭化水素基を形成し、Yは金属を表し、bはYの価数を
    表す)のチウラムモノスルフィド類並びに、 d)1,3−ジフェニルグアニジン、ジ−o−トリルグア
    ニジン及び酸化亜鉛(酸化亜鉛はそれ自体でまたは脂肪
    酸の存在下に使用される) からなる群から選択される組成物Nの成分Cを形成する
    のに使用可能であることを特徴とする請求項19に記載の
    方法。
  25. 【請求項25】ポリマー性ビチューメン組成物のもとに
    なる反応混合物が、マレイン酸無水物をビチューメンの
    重量の0.05〜0.5%の量を含むことを特徴とする請求項
    1〜24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 【請求項26】請求項1〜25のいずれか1項による方法
    によって得られたビチューメン/ポリマー組成物を含
    む、道路表面仕上げ、アスファルトミックスまたはシー
    ルコーティングに使用されるコーティング材料。
  27. 【請求項27】高温での貯蔵に於いても粘着性を保持す
    るビチューメン/ポリマー組成物であって、前記組成物
    はビチューメンと、ビチューメンの重量基準で計算し
    て、ポリマー0.5〜15%と、アミン、アミド、アミドア
    ミン、酸化アミン、イミダゾリン、アミン塩及びイミダ
    ゾリン塩より選択される分子量が90を越える1種以上の
    窒素化合物からなる粘着性を保有する成分0.05〜10%と
    を含み、ビチューメン/ポリマー組成物の粘着性を保有
    する成分を構成する窒素化合物が前記組成物中に存在す
    るポリマー上にグラフトされることを特徴とする該組成
    物。
  28. 【請求項28】前記組成物のポリマー上にグラフトされ
    た粘着性を保有する成分を形成する化合物は、式 R−Z−R1 [式中、RはC3〜C30の1価の脂肪族炭化水素基であ
    り、 Zは、 及び (式中、nは2〜6、好ましくは2〜4の整数であり、
    mは0または1〜6、好ましくは1〜4の整数であり、
    且つpは0または1に等しく、各R1、R2及びR3は、同一
    または異なっていても良く、水素原子;R、C1〜C18、好
    ましくはC1〜C12のアルキル、アミノアルキル若しくは
    ヒドロキシルアルキル基から選択される基;または−
    (CqH2qO)−H{qは2または3に等しい整数であ
    り、rは2〜10の整数である}基である)から選択され
    る二価の基を表す]の誘導体及びその塩であることを特
    徴とする請求項27に記載の組成物。
  29. 【請求項29】式 R−Z−R1 (式中、R基は1個以上の不飽和を含み、前記R基が特
    にアルケニル、アルカジエニル、アルカトリエニル、ア
    ルカテトラエニル、そうでなければアルカペンタエニル
    基である)の化合物が粘着性を保有する成分を形成する
    ことを特徴とする請求項28に記載の組成物。
  30. 【請求項30】式 R−Z−R1 (式中、R基はC8〜C20である)の化合物が粘着性を保
    有する成分を形成することを特徴とする請求項28または
    29に記載の組成物。
  31. 【請求項31】粘着性を保有する成分を形成する化合物
    は、 (式中、R4は>C=C<型の1個以上の不飽和を含むC8
    〜C20の一価の脂肪族炭化水素基であり、R5及びR6の各
    々は同一または異なっていてもよく、水素原子またはC1
    〜C8のアルキル、アミノアルキル若しくはヒドロキシア
    ルキル基であり、pは0または1に等しく、mは0また
    は1〜6、好ましくは1〜4の整数であり、sは2〜4
    の整数である)のいずれかの式に対応する誘導体である
    ことを特徴とする請求項27に記載の組成物。
  32. 【請求項32】組成物内に含まれるビチューメンが、フ
    ランスNF規格T66004に従って5〜500、好ましくは20〜4
    00の浸透度を有することを特徴とする請求項27〜31のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  33. 【請求項33】組成物内に含まれるポリマーが、スチレ
    ンと共役ジエンとのランダムまたはブロックコポリマー
    であって、前記ジエンが特にブタジエン、イソプレン、
    クロロプレン、カルボキシル化ブタジエン及びカルボキ
    シル化イソプレンなどの1種であることを特徴とする請
    求項27〜32のいずれか1項に記載の組成物。
  34. 【請求項34】スチレン及び共役ジエンのコポリマー
    が、15%〜40%のスチレン含量を有することを特徴とす
    る請求項33に記載の組成物。
  35. 【請求項35】ポリマーの粘度平均分子量が、30,000〜
    300,000、特に70,000〜200,000間であることを特徴とす
    る請求項33または34に記載の組成物。
  36. 【請求項36】組成物のポリマー及び粘着性を保有する
    成分の含量が、各々ビチューメンの重量の0.7〜10%及
    び0.1〜5%であることを特徴とする請求項27〜35のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  37. 【請求項37】組成物内に含まれる融剤が、ビチューメ
    ンの重量の1〜30%、特に3〜20%であり、前記融剤が
    特にASTM規格D86−67に従った大気圧での蒸留範囲が100
    ℃〜450℃、特に150℃〜380℃である酸化水素油である
    ことを特徴とする請求項27〜36のいずれか1項に記載の
    組成物。
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