JP2992802B2 - スキンケア繊維製品 - Google Patents
スキンケア繊維製品Info
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- JP2992802B2 JP2992802B2 JP21778294A JP21778294A JP2992802B2 JP 2992802 B2 JP2992802 B2 JP 2992802B2 JP 21778294 A JP21778294 A JP 21778294A JP 21778294 A JP21778294 A JP 21778294A JP 2992802 B2 JP2992802 B2 JP 2992802B2
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- Japan
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- skin
- skin care
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚を保護し肌荒れがな
くうるおいのある素肌を保つために使用されるスキンケ
ア繊維製品に関し、特に、皮膚の角質層の水分保持機能
を補い健康で正常な皮膚の維持に効果のあるスキンケア
繊維製品に関するものである。
くうるおいのある素肌を保つために使用されるスキンケ
ア繊維製品に関し、特に、皮膚の角質層の水分保持機能
を補い健康で正常な皮膚の維持に効果のあるスキンケア
繊維製品に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】人体の皮膚は生体と外界との
境界にあって外部の種々の環境から身体を保護しており
特に皮膚の表皮角質層を形成している角質細胞間を取り
巻く脂質と遊離アミノ酸が天然保湿要因としての役目を
はたしていることが研究により明らかにされている。こ
の様なメカニズムを踏まえ従来から素肌の維持や肌荒
れ、皮膚の老化による角質層の表面の剥離・脱落等を防
止するために各種のスキンケア化粧料が提案され広く使
用されている。しかるに近年化粧料に求められているこ
の様な機能を日常着用する繊維製品に保持させる試みが
提案されており、既に着用中に於けるスキンケア効果を
狙った衣類が一部上市されている。具体的には繊維素材
として蛋白質を主成分とする繊維を用いたり、コラーゲ
ンを繊維製品に付与すること等が知られているが、繊維
自体の特性やスキンケア性に問題があり、未だ繊維特性
を保持した上十分なスキンケア特性を示すものは知られ
ていない。
境界にあって外部の種々の環境から身体を保護しており
特に皮膚の表皮角質層を形成している角質細胞間を取り
巻く脂質と遊離アミノ酸が天然保湿要因としての役目を
はたしていることが研究により明らかにされている。こ
の様なメカニズムを踏まえ従来から素肌の維持や肌荒
れ、皮膚の老化による角質層の表面の剥離・脱落等を防
止するために各種のスキンケア化粧料が提案され広く使
用されている。しかるに近年化粧料に求められているこ
の様な機能を日常着用する繊維製品に保持させる試みが
提案されており、既に着用中に於けるスキンケア効果を
狙った衣類が一部上市されている。具体的には繊維素材
として蛋白質を主成分とする繊維を用いたり、コラーゲ
ンを繊維製品に付与すること等が知られているが、繊維
自体の特性やスキンケア性に問題があり、未だ繊維特性
を保持した上十分なスキンケア特性を示すものは知られ
ていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は用いる繊維素
材の特性を保持した上、角質層へ十分な保湿効果を与え
長期間にわたり潤いのある肌を持続させ得るスキンケア
性に優れたスキンケア繊維製品を提供することを目的と
するものである。
材の特性を保持した上、角質層へ十分な保湿効果を与え
長期間にわたり潤いのある肌を持続させ得るスキンケア
性に優れたスキンケア繊維製品を提供することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はアミノ酸成分と
してセリンを20〜40重量%含有する蛋白質を固着さ
せることなく付着させてなるスキンケア繊維製品であ
る。
してセリンを20〜40重量%含有する蛋白質を固着さ
せることなく付着させてなるスキンケア繊維製品であ
る。
【0005】本発明のアミノ酸成分としてセリンを20
〜40重量%含有する蛋白質を繊維製品に付着させるこ
とにより、それを着用した場合、皮膚の角質層の吸湿性
を高度に維持し、皮膚の乾燥を防止し、うるおいのある
肌を維持することを可能とし、肌荒れや皮膚の老化を防
ぐという著効を示す。これは上記のセリンを含有する蛋
白質が少しずつ肌に移行することによる。
〜40重量%含有する蛋白質を繊維製品に付着させるこ
とにより、それを着用した場合、皮膚の角質層の吸湿性
を高度に維持し、皮膚の乾燥を防止し、うるおいのある
肌を維持することを可能とし、肌荒れや皮膚の老化を防
ぐという著効を示す。これは上記のセリンを含有する蛋
白質が少しずつ肌に移行することによる。
【0006】セリンを20〜40%含有する蛋白質は分
離した蛋白質であり、特にセリンを20〜40%含有す
る分離セリシンが好ましく用いられる。セリシンは化学
精練法又は酵素精練法により絹繊維に含まれるセリシン
を部分加水分解して溶出させた後薬剤による析出法やそ
の他の方法により粉体の形で得られる。
離した蛋白質であり、特にセリンを20〜40%含有す
る分離セリシンが好ましく用いられる。セリシンは化学
精練法又は酵素精練法により絹繊維に含まれるセリシン
を部分加水分解して溶出させた後薬剤による析出法やそ
の他の方法により粉体の形で得られる。
【0007】本発明の繊維製品を形成する繊維材料とし
ては原繊維、糸、パイル、綿状物、織物、編物、不織
布、植毛布をはじめ、日常着用する肌着や下穿きの他、
手足に巻くサポーター、くつ下、ストッキング、手袋な
どの衣料などが挙げられる。更にその他木製品、紙製品
なども本発明にいう繊維製品に含まれる。これらの繊維
製品の材質は植物繊維、動物繊維などの天然繊維、再生
繊維、半合成繊維、合成繊維などの化学繊維又はこれら
の天然繊維と化学繊維との混紡品、交織品、交編品など
任意であり、用途に応じた要求繊維特性を持つものが適
宜選択される。
ては原繊維、糸、パイル、綿状物、織物、編物、不織
布、植毛布をはじめ、日常着用する肌着や下穿きの他、
手足に巻くサポーター、くつ下、ストッキング、手袋な
どの衣料などが挙げられる。更にその他木製品、紙製品
なども本発明にいう繊維製品に含まれる。これらの繊維
製品の材質は植物繊維、動物繊維などの天然繊維、再生
繊維、半合成繊維、合成繊維などの化学繊維又はこれら
の天然繊維と化学繊維との混紡品、交織品、交編品など
任意であり、用途に応じた要求繊維特性を持つものが適
宜選択される。
【0008】本発明の繊維へのセリシン等の所定蛋白質
の付着量としては、0.05〜10重量%(対繊維重
量)、特に0.2〜3重量%程度が好ましい。付着量が
0.05%以下では、保湿効果が期待できず、3%以上
ではスキンケア効果に差が見られない。
の付着量としては、0.05〜10重量%(対繊維重
量)、特に0.2〜3重量%程度が好ましい。付着量が
0.05%以下では、保湿効果が期待できず、3%以上
ではスキンケア効果に差が見られない。
【0009】付着方法としては通常所定蛋白質の水溶液
を用い、スキンケア効果を発現させるため蛋白質が分離
しうるように固着させずに付着させうる浸漬、コーティ
ング、噴霧、プリント等の適宜の手段を用いることがで
きる。尚染色された繊維製品を得る場合は、染色操作後
に所定蛋白質の付着操作を行うべきである。
を用い、スキンケア効果を発現させるため蛋白質が分離
しうるように固着させずに付着させうる浸漬、コーティ
ング、噴霧、プリント等の適宜の手段を用いることがで
きる。尚染色された繊維製品を得る場合は、染色操作後
に所定蛋白質の付着操作を行うべきである。
【0010】また本発明の所定蛋白質が肌に移行する量
をコントロールする限度で、アクリル系、ウレタン系、
ポリエステル系、エポキシ系等の樹脂を併用することも
可能である。本発明において、固着させることなく付着
させるとは本発明の所定蛋白質の少なくとも1部、特に
前記付着量の範囲内の量が繊維表面から分離可能に非固
着状態で付着していることをいう。またセリンを20〜
40重量%含有する蛋白質と共にスクアラン等の油分も
併用することが好ましい。これを併用することにより皮
膚に対する親和性、浸透性、栄養補給ができ、且つ皮膚
からの水分発散を防止し素肌の水分と油分が適度に保た
れる。以下、本発明を実施例によって具体的に説明する
がこれらに限定されるものではない。
をコントロールする限度で、アクリル系、ウレタン系、
ポリエステル系、エポキシ系等の樹脂を併用することも
可能である。本発明において、固着させることなく付着
させるとは本発明の所定蛋白質の少なくとも1部、特に
前記付着量の範囲内の量が繊維表面から分離可能に非固
着状態で付着していることをいう。またセリンを20〜
40重量%含有する蛋白質と共にスクアラン等の油分も
併用することが好ましい。これを併用することにより皮
膚に対する親和性、浸透性、栄養補給ができ、且つ皮膚
からの水分発散を防止し素肌の水分と油分が適度に保た
れる。以下、本発明を実施例によって具体的に説明する
がこれらに限定されるものではない。
【0011】
実施例:ナイロン糸及びスパンデックス糸で製編された
タイツを25%のセリンを含有するセリシンの3%水溶
液に浸漬した後、遠心脱水機により除液し、続いて10
0℃で3分間乾燥して繊維に対しセリシンを0.8重量
%付与した。得られたタイツを無作為に選んだ女性30
名の対象者に着用してもらい皮膚の着用前及び後に於け
る状態を観察した。
タイツを25%のセリンを含有するセリシンの3%水溶
液に浸漬した後、遠心脱水機により除液し、続いて10
0℃で3分間乾燥して繊維に対しセリシンを0.8重量
%付与した。得られたタイツを無作為に選んだ女性30
名の対象者に着用してもらい皮膚の着用前及び後に於け
る状態を観察した。
【0012】評価方法は次の通り実施した。 (1) 着用衣料: タイツ(ナイロン/スパンデック
ス) (2) 着用期間: 2週間 (3) 評価方法: 着用2週間後における膝、すね、かかと部の皮膚状
態の程度を次の5段階で評価した。 +2・・・特にしっとりしている。 +1・・・しっとりしている。 0・・・普通 −1・・・肌荒れがある。 −2・・・特に肌荒れが強い。 着用2週間後及び1ケ月後における皮膚表面(すね
及びもも部)のマイクロスコープ写真を撮り観察した。 評価結果を表1,表2に示す。着用した30名の中で肌
荒れが認められた15名の中で12名(80%)に肌荒
れの改善効果が認められた。また皮膚表面写真から着用
前は角質層の剥離が観察されたが、着用後は大幅に改善
されたことが認められた。
ス) (2) 着用期間: 2週間 (3) 評価方法: 着用2週間後における膝、すね、かかと部の皮膚状
態の程度を次の5段階で評価した。 +2・・・特にしっとりしている。 +1・・・しっとりしている。 0・・・普通 −1・・・肌荒れがある。 −2・・・特に肌荒れが強い。 着用2週間後及び1ケ月後における皮膚表面(すね
及びもも部)のマイクロスコープ写真を撮り観察した。 評価結果を表1,表2に示す。着用した30名の中で肌
荒れが認められた15名の中で12名(80%)に肌荒
れの改善効果が認められた。また皮膚表面写真から着用
前は角質層の剥離が観察されたが、着用後は大幅に改善
されたことが認められた。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【図1】本発明製品着用前のすね部の顕微鏡写真。
【図2】本発明製品着用2週間後のすね部の顕微鏡写
真。
真。
【図3】本発明製品着用1ケ月後のすね部の顕微鏡写
真。
真。
【図4】本発明製品着用前のもも部の顕微鏡写真。
【図5】本発明製品着用後2週間後のもも部の顕微鏡写
真。
真。
【図6】本発明製品着用後1ケ月後のもも部の顕微鏡写
真。
真。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06M 13/00 - 15/72
Claims (4)
- 【請求項1】 アミノ酸組成としてセリンを20〜40
重量%含有する蛋白質を固着させることなく付着させて
なるスキンケア繊維製品。 - 【請求項2】 蛋白質がセリシンである請求項1記載の
スキンケア繊維製品。 - 【請求項3】 植物繊維、再生繊維、半合成繊維又は合
成繊維の編織物から形成されている請求項1又は2記載
のスキンケア繊維製品。 - 【請求項4】 蛋白質の付着量が0.05〜5重量%で
ある請求項1〜3のいずれか1項記載のスキンケア繊維
製品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21778294A JP2992802B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | スキンケア繊維製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21778294A JP2992802B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | スキンケア繊維製品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0860547A JPH0860547A (ja) | 1996-03-05 |
| JP2992802B2 true JP2992802B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=16709650
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21778294A Expired - Lifetime JP2992802B2 (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | スキンケア繊維製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2992802B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3489917B2 (ja) * | 1995-07-21 | 2004-01-26 | セーレン株式会社 | 機能性繊維製品およびその製造方法 |
| FR2780073B1 (fr) * | 1998-06-19 | 2000-09-01 | Dim Sa | Textile bio-actif comportant dans ses fibres de la proteine de soie et des microcapsules de produit actif |
| JP3256210B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2002-02-12 | 百樹 中川 | 繊維処理剤及び繊維の処理方法 |
| US7316984B2 (en) | 2000-04-28 | 2008-01-08 | Ajinomoto Co., Inc. | Textile product |
| EP1155703B1 (en) | 2000-05-12 | 2009-12-23 | Kao Corporation | Absorbent article |
| JP4796845B2 (ja) * | 2003-07-18 | 2011-10-19 | 日本エクスラン工業株式会社 | アミノ酸誘導体徐放性重合体、該重合体を含有する化粧料及び繊維構造物並びにそれらの製造法及び再生処理法 |
| JP5896743B2 (ja) | 2008-10-09 | 2016-03-30 | タフツ ユニバーシティー/トラスティーズ オブ タフツ カレッジ | グリセロールを含有する改変された絹フィルム |
| US20150079012A1 (en) * | 2012-04-20 | 2015-03-19 | Trustees Of Tufts College | Silk fibroin-based personal care compositions |
| JP2013237959A (ja) * | 2012-05-14 | 2013-11-28 | Best Kobo:Kk | セリシン液を用いた手袋の加工方法 |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP21778294A patent/JP2992802B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0860547A (ja) | 1996-03-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022 Year of fee payment: 12 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141022 Year of fee payment: 15 |
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