JP2997757B2 - 可撓性遮水ジョイント - Google Patents
可撓性遮水ジョイントInfo
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Description
を接続する、特に遮水を目的として形成された胸壁・遮
水壁と、遮水矢板とを接続する可撓性遮水ジョイントに
関する。
体)を横断するように樋門・樋管が埋設される。樋管は
管軸方向に貫通する複数の函体を連設することにより構
築される。函体は堤体に埋設されるため、樋管の外周面
と堤体との間に管軸方向に沿って浸透水流による水みち
ができ易い。水みちができると、水みちは拡大し、つい
には堤防が決壊することとなる。斯かる決壊を防止する
ために、遮水工が施される。遮水工は、樋管の軸方向に
所定間隔を介して函体の外周に設けられた鍔状の胸壁・
遮水壁の外縁部に連続して矢板を設けることにより行わ
れる。
盤においては、圧密沈下等によって矢板が胸壁・遮水壁
から脱落することがある。斯かる脱落については、従
来、胸壁・遮水壁の底部に埋設されるひげ筋を矢板の上
端部に設けて対応していた。しかしながら、土質によっ
ては矢板の沈下量に比べて函体の沈下量が大きくなり、
函体の沈下を矢板が妨げ、函体にクラックが発生すると
いう問題点があった。本発明は斯かる問題点を鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、函体のクラッ
クの発生を防止することができるとともに、提体内の浸
透水による水みちの助長を防止することができる可撓性
遮水ジョイントを提供する点にある。
に相当する部分を上方に向けて胸壁・遮水壁の底部と両
側部とに固定される、外輪郭略コの字状の内プレート
と、この内プレートと同一の鉛直面内に存し、開口部に
相当する部分を上方に向けて矢板に遮水可能に取り付け
られる外輪郭略コの字状の外プレートと、この外プレー
トに外縁部を、内プレートに内縁部をそれぞれ遮水可能
に取り付けられた外輪郭略コの字状の止水ゴムとを備え
たことを特徴とする可撓性遮水ジョイントに存する。
となる部分にゴム板を設けることもできる。また、外プ
レートの、設置された状態において胸壁・遮水壁の両側
部に位置することとなる部分にボルトを挿通可能な長孔
を設け、この長孔の長手方向の直交方向に長手方向を向
けた他の長孔を矢板に設けることもできる。また、斜面
を下方に向けて上面を矢板の上部に固定される角錐台の
係合部材に係合可能に、角錐台の他の係合部材が斜面を
上方に向けて上面を一辺に固定され、他辺が、外プレー
トの、胸壁・遮水壁の底部に位置することとなる部分に
ボルト止めされたアングル材を備えることもできる。ま
た、内プレートを、縦棒部に相当する部分を外方向に向
けた断面略T字状をなすものとすることができる。ま
た、胸壁・遮水壁に埋設される鉄筋の一端を内プレート
の内側面に固定することもできる。また、止水ゴムは断
面略M字状にすることもできる。また、内プレートを、
胸壁・遮水壁の代わりに函体に固定することもできる。
に介在する止水ゴムは、可撓性を有する。函体が沈下す
る際には、函体の下方へ押す力によって、止水ゴムの、
胸壁・遮水壁の底部に存する部分は収縮し、両側部に存
する部分は剪断変形する。したがって、函体の沈下を矢
板が妨げることはない。地盤の圧密沈下により矢板が沈
降する場合は、止水ゴムの、胸壁・遮水壁の底部に存す
る部分は伸長し、両側部に存する部分は剪断変形する。
したがって、胸壁・遮水壁から矢板が抜け落ちることは
ない。
に説明する。図1に示すように、本実施例に係る可撓性
遮水ジョイント1(図1において斜線で示す)は、外輪
郭略コの字状をなし、胸壁・遮水壁Wの底部及び両側部
と、遮水矢板Sとの間に介在して、両者に固定されてい
る。なお、図1においては、可撓性遮水ジョイント1は
簡略されて描かれている。
方向に所定間隔をあけて鍔状に形成されたコンクリート
製のものである。樋管Cは、函体Bを軸方向に連結して
構築されている。函体Bは、断面矩形のコンクリート製
の枠体である。胸壁・遮水壁Wは函体B同士の各連結部
Jとは異なる部分に設けられている。遮水矢板S(鋼矢
板)は、胸壁・遮水壁Wと同一鉛直面内に存するように
樋管Cの管軸と直交方向に連設され、樋管Cが貫通可能
なように全体として略凹の字状をなしている。
うに、内プレート10と、外プレート20と、両者の間
に介装された止水ゴム30とから概略構成され、胸壁・
遮水壁W(現場打ちコンクリート)及び遮水矢板Sに固
定されている。図2は可撓性遮水ジョイント1のコーナ
ー部の部分拡大図である。内プレート10、外プレート
20及び止水ゴム30は工場において組み立てられ、現
場において設置されたものでる。
を横断して埋設される樋門・樋管の外周に、管軸方向に
所定間隔をあけて形成された鍔状の胸壁・遮水壁と、こ
の胸壁・遮水壁と略同一鉛直面内に打設される遮水等を
目的とする矢板とを接続する可撓性遮水ジョイントであ
って、開口部に相当する部分を上方に向けて前記胸壁・
遮水壁の底部と両側部とに固定される、外輪郭略コの字
状の内プレートと、該内プレートと同一の鉛直面内に存
し、開口部に相当する部分を上方に向けて前記矢板に遮
水可能に取り付けられる外輪郭略コの字状の外プレート
と、該外プレートに外縁部を、前記内プレートに内縁部
をそれぞれ遮水可能に取り付けられた外輪郭略コの字状
の止水ゴムと、斜面を下方に向けて上面を前記矢板の上
部に固定される角錐台の係合部材に係合可能に、角錐台
の他の係合部材が斜面を上方に向けて上面を一辺に固定
され、他辺が、前記外プレートの、胸壁・遮水壁の底部
に位置することとなる部分にボルト止めされたアングル
材とを備えた可撓性遮水ジョイントに存する。
うに外プレート20の水平部21に水平ゴム板40が、
垂直部24には垂直ゴム板50が取り付けられている。
水平ゴム板40は、外プレート20の下面に貼着され、
その下面が遮水矢板Sの上端に当接されている。垂直ゴ
ム板50は、外側折曲辺26の、遮水矢板Sと接触する
面に貼着され、被貼着側の面が遮水矢板Sの山部に面接
触されている。したがって、可撓性遮水ジョイント1が
設置された状態において、外プレート20と遮水矢板S
との間には水平ゴム板40及び垂直ゴム板50が介装さ
れた状態になっている。厚さは、水平ゴム板40が20
mm、垂直ゴム板50が2mmである。水平ゴム板40
及び垂直ゴム板50は、図7に示すようにクロロプレン
ゴム40aとクロロプレンスポンジ40bとを積層した
ものである。図7においては水平ゴム板40のみを示
す。
の水平部21のフランジ23にはアングル材70がボル
ト止めされている。アングル材70は、図6に示すよう
に一辺70aにアングル側爪部(他の係合部材)71が
溶接され、他辺70bにボルト孔が穿孔された不等辺山
形鋼である。アングル側爪部71は、アングル材70の
角部の方向(設置された状態において上方)に斜面を向
けて固定されており、胸壁・遮水壁W(図6において図
示略)の直下の遮水矢板Sの固定された矢板側爪部(係
合部材)72に係合している。
台で、上方に斜面を向けて遮水矢板Sの上部に溶接され
て固定されている。
く遮水矢板Sの山部に位置するように平面視において千
鳥状に配置されている。アングル材70の位置に対応し
て、矢板側爪部72(図3において図示略)も遮水矢板
Sの山部に固定されている。
について説明する。まず、工場において内プレート10
及び外プレート20とを組み立てられた可撓性遮水ジョ
イント1を現場に搬送する。樋管Cの断面が大きい場合
には、現場近くのヤードで組み立てても良い。次いで、
図9に示すように、胸壁・遮水壁W(図9乃至図11に
おいて略)の直下に位置することとなる遮水矢板Sを地
盤Gに打設する。
9乃至図11において略)の両側部に位置することとな
る遮水矢板Sを打設する。係る遮水矢板Sのうち、最も
胸壁・遮水壁Wに近いもの(外プレート20が固定され
る遮水矢板S)は、可撓性遮水ジョイント1の水平方向
の長さに合わせて予め切断しておく。また、垂直長孔2
8は係る遮水矢板Sの打設前に穿孔しても良いし、打設
後に穿孔しても良い。また、矢板側爪部72は遮水矢板
Sの打設前に固定しても良いし、打設後に固定しても良
い。
により可撓性遮水ジョイント1を揚重し、遮水矢板Sに
セットする。可撓性遮水ジョイント1の位置決め後も吊
るした状態にしておく。
定する。外プレート20の垂直部24と胸壁・遮水壁W
の両側部に位置することとなる遮水矢板Sとは、垂直長
孔28及び水平長孔27に挿通されたボルトをナットで
締結し固定される。外プレート20の水平部21と胸壁
・遮水壁Wの底部に位置することとなる遮水矢板Sと
は、アングル材70により固定される。斯かる締結の際
には、クレーンで可撓性遮水ジョイント1を吊るした状
態にしておく。図6に示すアングル材70は、工場にお
いてボルト及びナットにより仮止めされている。前記ナ
ットを締めると、アングル材70と共にアングル側爪部
71が上昇し、その上面(斜面71a)が遮水矢板Sの
上部に設けられた矢板側爪部72の下面(斜面72a)
に係合する。さらに締めるとアングル側爪部71と矢板
側爪部72とが緊張力をもって当接する。その結果、外
プレート20と遮水矢板Sとは固定される。
おいて2点鎖線で示す棒状の硬質ゴム80により、可撓
性遮水ジョイント1の水平部分を仮り支えしておけば施
工を容易に行うことができる。また、垂直部分について
は、内プレート10と外プレート20との間を鋼製の仮
止めアングル(図示略)によりボルト止めしておく。そ
の際、止水ゴム30が収縮するように(M字が横方向に
潰れるように)付勢して仮止めする。
を設置することができる。その後は通常の工程と同様
に、函体B及び胸壁・遮水壁Wの型枠の設置、コンクリ
ート等の打設等を行い樋管Cを構築する。アンカー鉄筋
Aが打設されたコンクリートに埋設されることにより内
プレート10は胸壁・遮水壁Wに固定される。その結
果、可撓性遮水ジョイント1は、胸壁・遮水壁Wと遮水
矢板Sとは接続されることとなる。なお、所謂捨てコン
を打つ場合には、可撓性遮水ジョイント1がコンクリー
トに埋設されないようにする。
ジョイント1の作用効果について説明する。胸壁・遮水
壁Wの底部及び両側部と、遮水矢板Sとの間に設けられ
る止水ゴム30は、可撓性を有する。函体Bが沈下する
際には、函体Bが胸壁・遮水壁Wを介して下方に押す力
によって止水ゴム30の、胸壁・遮水壁Wの底部に存す
る部分は収縮し、両側部に存する部分は剪断変形する。
したがって、函体Bの沈下を遮水矢板Sが妨げることは
ない。その結果、函体Cにクラックが発生することを防
止することができる。
する場合は、止水ゴム30の、胸壁・遮水壁Wの底部に
存する部分は遮水矢板Sに引っ張られて伸長し、両側部
に存する部分は剪断変形する。したがって、胸壁・遮水
壁Wの底面と遮水矢板Sの上端との間における遮水性を
確保することができる。
ム30が吸収することができるので、函体Bのクラック
の発生を防止することができる。
Sの下端部を中心にして川表側から川裏側に遮水矢板S
が回転(転倒)するような変位にも、止水ゴム30の変
形により追従することができる。斯かる変位は、遮水矢
板Sの下部がN値が大きい地盤Gに打ち込まれ、その後
に上部が埋め戻されるために生じる。また、遮水矢板S
の面内方向の変位、即ち、遮水矢板Sが樋管Cから離れ
るような変位、或いは、遮水矢板Sの下端を中心にして
上部が樋管Cから離れるような面内方向において回転す
る変位にも追従することができる。その結果、本実施例
によれば、従来から使用されている可撓性止水鋼矢板を
設けることが不要となる。
触部分には、水平ゴム板40及び垂直ゴム板50が介在
するので、接触部分からの水みちの発生を防止すること
ができる。また、ひげ筋を遮水矢板Sの上端部に溶接す
ることも不要となる。また、アングル材70を用いてい
るので、外プレート20の水平部21と遮水矢板Sの上
部とを非常に簡便に接続することができる。また、アン
グル側爪部71及び矢板側爪部72は互いに引きつけ合
うように斜面同士が係合するので、締結後はそれらが外
れることはない。また、垂直長孔28と水平長孔27と
にボルトを挿通して締結するので、例え、施工誤差があ
っても、外プレート20の垂直部24と遮水矢板Sの縁
部との接続を容易にすることができる。
は現場打ちであったが、プレキャストコンクリートにも
適用することができる。斯かる場合においては内プレー
ト10内面にアンカー鉄筋Aを設けず、ボルト止め等、
好適な方法により胸壁・遮水壁Wに固定する。また、垂
直長孔28を遮水矢板Sに、水平長孔27を外プレート
20に設けることもできる。また、本実施例においては
内プレート10は胸壁・遮水壁Wに固定されたが、胸壁
・遮水壁Wの代わりに樋管Cそのものに固定することも
可能である。また、アンカー鉄筋A、ボルトの数、位置
等は上記実施例に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置等にすることができる。また、本実施例に
おいては樋管Cと接続したが、本発明においては樋門に
も接続することができる。
で、胸壁・遮水壁の底部及び両側部と、遮水矢板との間
に設けられた止水ゴムが、その変形により函体の変位を
吸収することができる。その結果、函体のクラックの発
生及び提体内の浸透水による水みちの助長を防止するこ
とができる。
撓性遮水ジョイントを示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 堤体を横断して埋設される樋門・樋管の
外周に、管軸方向に所定間隔をあけて形成された鍔状の
胸壁・遮水壁と、この胸壁・遮水壁と略同一鉛直面内に
打設される遮水等を目的とする矢板とを接続する可撓性
遮水ジョイントであって、 開口部に相当する部分を上方に向けて前記胸壁・遮水壁
の底部と両側部とに固定される、外輪郭略コの字状の内
プレートと、 該内プレートと同一の鉛直面内に存し、開口部に相当す
る部分を上方に向けて前記矢板に遮水可能に取り付けら
れる外輪郭略コの字状の外プレートと、 該外プレートに外縁部を、前記内プレートに内縁部をそ
れぞれ遮水可能に取り付けられた外輪郭略コの字状の止
水ゴムと、 斜面を下方に向けて上面を前記矢板の上部に固定される
角錐台の係合部材に係合可能に、角錐台の他の係合部材
が斜面を上方に向けて上面を一辺に固定され、他辺が、
前記外プレートの、胸壁・遮水壁の底部に位置すること
となる部分にボルト止めされたアングル材とを備えた可
撓性遮水ジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17796595A JP2997757B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 可撓性遮水ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17796595A JP2997757B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 可撓性遮水ジョイント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH093874A JPH093874A (ja) | 1997-01-07 |
| JP2997757B2 true JP2997757B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=16040180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17796595A Expired - Lifetime JP2997757B2 (ja) | 1995-06-22 | 1995-06-22 | 可撓性遮水ジョイント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2997757B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6713294B2 (ja) * | 2016-02-09 | 2020-06-24 | 西武ポリマ化成株式会社 | 樋門構造物下部構造 |
-
1995
- 1995-06-22 JP JP17796595A patent/JP2997757B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH093874A (ja) | 1997-01-07 |
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