JP3000209B2 - 温泉の揚湯方法 - Google Patents
温泉の揚湯方法Info
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Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として深井戸に
おける温泉の地熱を有効に活用するための温泉の揚湯方
法に関するものである。
おける温泉の地熱を有効に活用するための温泉の揚湯方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、国民のレジャー、あるいは健康向
上の一環として、また地熱の有効利用として深さ100
0m以上の温泉及び地熱用井戸が多く掘削されている。
上の一環として、また地熱の有効利用として深さ100
0m以上の温泉及び地熱用井戸が多く掘削されている。
【0003】その時の問題点として、温泉を汲みだす際
の揚湯管壁あるいはケーシング壁からの熱損失による温
度低下である。ケーシング壁からの熱損失もケーシング
壁回りの状態、例えば低温地下水の有無等により影響を
受け無視することが出来ない。その為、追い吹きが必要
となりボイラー等の設備費やその保守、燃料費等のラン
ニングコストが掛かり、採算性を悪くし最悪の場合は放
置せざるを得なかった。泉量が不十分な場合は、商業ベ
ースに乗らないという問題があった。
の揚湯管壁あるいはケーシング壁からの熱損失による温
度低下である。ケーシング壁からの熱損失もケーシング
壁回りの状態、例えば低温地下水の有無等により影響を
受け無視することが出来ない。その為、追い吹きが必要
となりボイラー等の設備費やその保守、燃料費等のラン
ニングコストが掛かり、採算性を悪くし最悪の場合は放
置せざるを得なかった。泉量が不十分な場合は、商業ベ
ースに乗らないという問題があった。
【0004】放置されている温度井戸について、温度検
知,電気比抵抗検知,自然電位検知を実施して、その結
果に基づき、地下水温,湧出量を検討してみると、揚湯
の工夫などで十分、採算の取れるものが存在することが
判明した。
知,電気比抵抗検知,自然電位検知を実施して、その結
果に基づき、地下水温,湧出量を検討してみると、揚湯
の工夫などで十分、採算の取れるものが存在することが
判明した。
【0005】即ち、従来方法で深部の湯を揚湯する際
に、湯の温度がケーシング内の揚湯管を介して揚上する
過程で、その温度を低下させる、あるいはケーシング壁
からの熱損失などの問題があった。
に、湯の温度がケーシング内の揚湯管を介して揚上する
過程で、その温度を低下させる、あるいはケーシング壁
からの熱損失などの問題があった。
【0006】また、特開平8−4469号「温泉熱誘導
法」では、井戸の底部まで水中ポンプをつけた揚湯管を
挿入し、温泉を汲み出す方法が開示されたが、水中ポン
プが深い位置にあるので特殊な型となり、メンテナンス
に費用と日数がかかり、モータ容量が大となるので電力
代がかさみ、かつ故障時の部品交換に問題があった。
法」では、井戸の底部まで水中ポンプをつけた揚湯管を
挿入し、温泉を汲み出す方法が開示されたが、水中ポン
プが深い位置にあるので特殊な型となり、メンテナンス
に費用と日数がかかり、モータ容量が大となるので電力
代がかさみ、かつ故障時の部品交換に問題があった。
【0007】従って、本出願人は、先に特願平8−93
515号として温泉の揚湯方法を出願した。これは図5
に示すように、井戸掘削孔1,1b内には断熱されたケ
ーシング4及び4aが貫入,装着され、その下端にはス
リットを有するスクリーン10bが取り付けられてい
た。上側のケーシング4aは井戸掘削孔1bの内壁との
間にフルホールセメント2が施行され、井戸掘削孔1b
の内壁からの湧水が防止されていた。
515号として温泉の揚湯方法を出願した。これは図5
に示すように、井戸掘削孔1,1b内には断熱されたケ
ーシング4及び4aが貫入,装着され、その下端にはス
リットを有するスクリーン10bが取り付けられてい
た。上側のケーシング4aは井戸掘削孔1bの内壁との
間にフルホールセメント2が施行され、井戸掘削孔1b
の内壁からの湧水が防止されていた。
【0008】3aはパッカーで、上側のケーシング4a
の下端とケーシング4(下側)の上端との間に充填さ
れ、ケーシング4の上端の入口4bから湧水が浸入する
のが防止されていた。ケーシング4の下部にはセメント
パッカー5が施工され、井戸掘削孔1からの湧水がケー
シング4の外側をつたって流下し、スクリーン10bか
ら浸入し、揚湯水の温度が下がるおそれがないようにす
る場合もあった。8aは揚湯吸込管、8bは揚湯押上管
で、両者で揚湯管を形成し、耐食性の断熱二重管が使用
され、内・外管の隙間にアルゴン・バックフィル付き絶
縁層が充填されていた。
の下端とケーシング4(下側)の上端との間に充填さ
れ、ケーシング4の上端の入口4bから湧水が浸入する
のが防止されていた。ケーシング4の下部にはセメント
パッカー5が施工され、井戸掘削孔1からの湧水がケー
シング4の外側をつたって流下し、スクリーン10bか
ら浸入し、揚湯水の温度が下がるおそれがないようにす
る場合もあった。8aは揚湯吸込管、8bは揚湯押上管
で、両者で揚湯管を形成し、耐食性の断熱二重管が使用
され、内・外管の隙間にアルゴン・バックフィル付き絶
縁層が充填されていた。
【0009】14はハウジング、8は水中ポンプでハウ
ジング14の底から揚湯吸込管8aが井戸の孔底1aま
で下がっており、水中ポンプ8の揚湯押上管8bがハウ
ジング14の上面を貫通して地上の貯湯槽13へ配管さ
れていた。そして、揚湯吸込管8aの下部及び揚湯押上
管8bの貯湯槽13の近くには逆止弁15a,15bが
それぞれ取り付けられており、逆止弁15aは水中ポン
プ用のハウジング14までの揚湯吸込管8a内の湯が圧
力差で下がるのを防止し、逆止弁15bは貯湯槽13の
湯が戻るのを防止し、円滑な運転を保証するものであっ
た。
ジング14の底から揚湯吸込管8aが井戸の孔底1aま
で下がっており、水中ポンプ8の揚湯押上管8bがハウ
ジング14の上面を貫通して地上の貯湯槽13へ配管さ
れていた。そして、揚湯吸込管8aの下部及び揚湯押上
管8bの貯湯槽13の近くには逆止弁15a,15bが
それぞれ取り付けられており、逆止弁15aは水中ポン
プ用のハウジング14までの揚湯吸込管8a内の湯が圧
力差で下がるのを防止し、逆止弁15bは貯湯槽13の
湯が戻るのを防止し、円滑な運転を保証するものであっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
「温泉の揚湯方法」は、揚湯押上管8bにより、ハウジ
ング14、揚湯吸込管8a、水中ポンプ8等の全体の荷
重を受けるため、強度上管の寸法が大になり、取扱上大
変であり、水中ポンプ8を地上で修理する際、大型クレ
ーンが必要であった。
「温泉の揚湯方法」は、揚湯押上管8bにより、ハウジ
ング14、揚湯吸込管8a、水中ポンプ8等の全体の荷
重を受けるため、強度上管の寸法が大になり、取扱上大
変であり、水中ポンプ8を地上で修理する際、大型クレ
ーンが必要であった。
【0011】また、ハウジング14内に冷水が浸透しな
いように密封する必要があり、メンテナンスが大変であ
った。
いように密封する必要があり、メンテナンスが大変であ
った。
【0012】さらに、温泉の湯の中にガスが含まれてい
ると、このガスがハウジング14内に入り、水中ポンプ
が巧く機能しなくなるおそれがあった。
ると、このガスがハウジング14内に入り、水中ポンプ
が巧く機能しなくなるおそれがあった。
【0013】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
ものであり、揚湯押上管8bに余り荷重がかからず、メ
ンテナンスが簡単で、かつガスがケーシング上方から容
易に抜けるようにした温泉の揚湯方法を提供するもので
ある。
ものであり、揚湯押上管8bに余り荷重がかからず、メ
ンテナンスが簡単で、かつガスがケーシング上方から容
易に抜けるようにした温泉の揚湯方法を提供するもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の温泉の揚湯方法は、井戸掘削孔内にケーシン
グ、または断熱されたケーシングを孔底まで貫入,装填
し、このケーシングの上部に、上面解放で底面を有する
補助ケーシング、または断熱され、上面解放で底面を有
する補助ケーシングを挿入し、この補助ケーシングの底
から断熱された揚湯吸込管を孔底近くまで吊下し、前記
補助ケーシング内の底部には水中ポンプを配設し、この
水中ポンプから断熱された揚湯押上管を地上の貯湯槽へ
配管し、井戸底部より湧出する高温水を前記揚湯吸込管
及び補助ケーシングを経て前記水中ポンプで吸引し、前
記揚湯押上管を通り前記貯湯槽へ供給するものである。
本発明の温泉の揚湯方法は、井戸掘削孔内にケーシン
グ、または断熱されたケーシングを孔底まで貫入,装填
し、このケーシングの上部に、上面解放で底面を有する
補助ケーシング、または断熱され、上面解放で底面を有
する補助ケーシングを挿入し、この補助ケーシングの底
から断熱された揚湯吸込管を孔底近くまで吊下し、前記
補助ケーシング内の底部には水中ポンプを配設し、この
水中ポンプから断熱された揚湯押上管を地上の貯湯槽へ
配管し、井戸底部より湧出する高温水を前記揚湯吸込管
及び補助ケーシングを経て前記水中ポンプで吸引し、前
記揚湯押上管を通り前記貯湯槽へ供給するものである。
【0015】また、井戸掘削孔内にケーシング、または
断熱されたケーシングを孔底まで貫入,装填し、このケ
ーシング上部に上面解放で底面を有する補助ケーシン
グ、または、断熱され、上面解放で底面を有する補助ケ
ーシングを挿入し、この補助ケーシングの底面下にパッ
カーを配設し、前記補助ケーシングの底面とパッカーを
貫通して断熱された揚湯吸込管を孔底近くまで吊下し、
前記補助ケーシング内の底部には水中ポンプを配設し、
この水中ポンプから断熱された揚湯押上管を地上の貯湯
槽へ配管し、井戸底部より湧出する高温水を前記揚湯吸
込管及び補助ケーシングを経て、前記水中ポンプで吸引
し、前記揚湯押上管を通り前記貯湯槽へ供給するもので
ある。
断熱されたケーシングを孔底まで貫入,装填し、このケ
ーシング上部に上面解放で底面を有する補助ケーシン
グ、または、断熱され、上面解放で底面を有する補助ケ
ーシングを挿入し、この補助ケーシングの底面下にパッ
カーを配設し、前記補助ケーシングの底面とパッカーを
貫通して断熱された揚湯吸込管を孔底近くまで吊下し、
前記補助ケーシング内の底部には水中ポンプを配設し、
この水中ポンプから断熱された揚湯押上管を地上の貯湯
槽へ配管し、井戸底部より湧出する高温水を前記揚湯吸
込管及び補助ケーシングを経て、前記水中ポンプで吸引
し、前記揚湯押上管を通り前記貯湯槽へ供給するもので
ある。
【0016】また、前記ケーシング,補助ケーシング及
び/または吸込,押上からなる揚湯管は、断熱性及び耐
腐食性を向上させるため外管が鋼製または樹脂管で、内
管が樹脂製の二重管で、その間に断熱材が挿入された
後、真空もしくは不活性ガスが密封されている。
び/または吸込,押上からなる揚湯管は、断熱性及び耐
腐食性を向上させるため外管が鋼製または樹脂管で、内
管が樹脂製の二重管で、その間に断熱材が挿入された
後、真空もしくは不活性ガスが密封されている。
【0017】また、前記ケーシング,補助ケーシング及
び/または吸込,押上からなる揚湯管は、鋼管の内外管
からなる二重管で、その間に断熱材が挿入された後、真
空もしくは不活性ガスが密封され、外管外壁および内管
内壁の両方または一方は樹脂管をライニングするか、ま
たは樹脂からなる耐食材がコーティングされている。
び/または吸込,押上からなる揚湯管は、鋼管の内外管
からなる二重管で、その間に断熱材が挿入された後、真
空もしくは不活性ガスが密封され、外管外壁および内管
内壁の両方または一方は樹脂管をライニングするか、ま
たは樹脂からなる耐食材がコーティングされている。
【0018】また、前記ケーシング,補助ケーシング及
び/または揚湯管は、断熱性及び耐腐食性を向上させる
ため外管が鋼製またはステンレス製で内管がステンレス
製の二重管で、その間に断熱材が挿入された後、真空も
しくは不活性がスが密封されている。
び/または揚湯管は、断熱性及び耐腐食性を向上させる
ため外管が鋼製またはステンレス製で内管がステンレス
製の二重管で、その間に断熱材が挿入された後、真空も
しくは不活性がスが密封されている。
【0019】また、前記外管および内管の両方または一
方が、外管はその外面側に、内管はその内面側にステン
レス板を張り合わせたものである。
方が、外管はその外面側に、内管はその内面側にステン
レス板を張り合わせたものである。
【0020】また、前記揚湯管の吸込管及び/または押
上管の下部で、孔底近くの湯温の高い範囲だけは、断熱
された二重管以外の普通管で形成されている。
上管の下部で、孔底近くの湯温の高い範囲だけは、断熱
された二重管以外の普通管で形成されている。
【0021】また、前記二重管の接続は、ネジ継手部に
腐触及び流動変動防止のためのパッドが介在して接続さ
れ、継手部内面が平坦に形成されている。
腐触及び流動変動防止のためのパッドが介在して接続さ
れ、継手部内面が平坦に形成されている。
【0022】さらに、前記二重管は、内管と外管の両端
でシールリングを組み込んだねじ結合にて密閉されてい
る。
でシールリングを組み込んだねじ結合にて密閉されてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図に基づいて本発明の
実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態を
説明する断面図,図2は本発明の他の実施の形態を説明
する断面図,図3は本発明のケーシング及び補助ケーシ
ングとその継手部分の一部断面図で、(a)はシールリ
ングがない場合,(b)はシールリングがある場合、図
4は本発明の揚湯管(揚湯押上管,揚湯吸込管)とその
継手部分の一部断面図で、(a)はシールリングがない
場合,(b)はシールリングがある場合である。
実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態を
説明する断面図,図2は本発明の他の実施の形態を説明
する断面図,図3は本発明のケーシング及び補助ケーシ
ングとその継手部分の一部断面図で、(a)はシールリ
ングがない場合,(b)はシールリングがある場合、図
4は本発明の揚湯管(揚湯押上管,揚湯吸込管)とその
継手部分の一部断面図で、(a)はシールリングがない
場合,(b)はシールリングがある場合である。
【0024】図1において、従来と同じく井戸掘削孔
1,1b内には断熱されたケーシング(これは普通のケ
ーシングでもよい)4及び4aが孔底1aまで、貫入,
装着され、その下端にはスリットを有するスクリーン1
0bが取り付けられ、上側のケーシング4aは井戸掘削
孔1bの内壁との間にフルホールセメント2が施工さ
れ、井戸掘削孔1bの内壁からの湧水が防止されてい
る。また従来と同じく、3aはパッカーで、上側のケー
シング4aの下端とケーシング4(下側)の上端との間
に充填され、ケーシング4の上端の入口4bから湧水が
浸入するのが防止され、ケーシング4の下部にはセメン
トパッカー5が施工され、井戸掘削孔1からの湧水がケ
ーシング4の外側をつたって流下し、スクリーン10b
から浸入し、揚湯水の温度が降下しないようになってい
る。
1,1b内には断熱されたケーシング(これは普通のケ
ーシングでもよい)4及び4aが孔底1aまで、貫入,
装着され、その下端にはスリットを有するスクリーン1
0bが取り付けられ、上側のケーシング4aは井戸掘削
孔1bの内壁との間にフルホールセメント2が施工さ
れ、井戸掘削孔1bの内壁からの湧水が防止されてい
る。また従来と同じく、3aはパッカーで、上側のケー
シング4aの下端とケーシング4(下側)の上端との間
に充填され、ケーシング4の上端の入口4bから湧水が
浸入するのが防止され、ケーシング4の下部にはセメン
トパッカー5が施工され、井戸掘削孔1からの湧水がケ
ーシング4の外側をつたって流下し、スクリーン10b
から浸入し、揚湯水の温度が降下しないようになってい
る。
【0025】本発明の構成で従来と相違するのは、地上
入口から所定深さを有する、断熱された補助ケーシング
14a(これは普通のケーシングでもよい)が嵌入さ
れ、この補助ケーシング14aの底面から断熱された揚
湯吸込管8aが吊下され、従来のハウジング14(図
5)の代りの補助ケーシング14aに水中ポンプ8が投
入されている点にある。補助ケーシング14aは、上面
開放で、底面を有しており、他の実施の形態(図2)で
は補助ケーシングの底面下にパッカー14bが配設さ
れ、補助ケーシング14aとパッカー14bとを貫通し
て断熱された揚湯吸込管8aが吊下されている。
入口から所定深さを有する、断熱された補助ケーシング
14a(これは普通のケーシングでもよい)が嵌入さ
れ、この補助ケーシング14aの底面から断熱された揚
湯吸込管8aが吊下され、従来のハウジング14(図
5)の代りの補助ケーシング14aに水中ポンプ8が投
入されている点にある。補助ケーシング14aは、上面
開放で、底面を有しており、他の実施の形態(図2)で
は補助ケーシングの底面下にパッカー14bが配設さ
れ、補助ケーシング14aとパッカー14bとを貫通し
て断熱された揚湯吸込管8aが吊下されている。
【0026】この構成では、揚湯押上管8bにかかる荷
重が軽減される。また温泉湯中のガスは上面開放の補助
ケーシング14a内に上昇して地上へ放出される。
重が軽減される。また温泉湯中のガスは上面開放の補助
ケーシング14a内に上昇して地上へ放出される。
【0027】揚湯吸込管8a及び/または揚湯押上管8
bの下部で孔底1a近くの湯温の高い範囲だけを断熱さ
れた二重管以外の普通管で形成することもある。また、
補助ケーシング、揚湯押上管でも温湯が高い場合は、二
重管以外の普通管で形成してもよい。本発明で普通管と
はBP管(ポリブテン管),PE管,ステンレス管,鋼
管,銅管等を称するものである。この場合は温度の高い
個所であるから熱が逃げることが少ない。
bの下部で孔底1a近くの湯温の高い範囲だけを断熱さ
れた二重管以外の普通管で形成することもある。また、
補助ケーシング、揚湯押上管でも温湯が高い場合は、二
重管以外の普通管で形成してもよい。本発明で普通管と
はBP管(ポリブテン管),PE管,ステンレス管,鋼
管,銅管等を称するものである。この場合は温度の高い
個所であるから熱が逃げることが少ない。
【0028】断熱二重管は、図3,図4に示すように外
管22a,内管22bの間に断熱材20が充填され、そ
の隙間を真空にしたり、不活性ガスが封入された構造で
ある。そして継手はねじ接手で、カップリング21によ
り容易に接続,取り外しができる構造となっている。外
管22aと内管22bの両端で互いにねじ結合され、断
熱材20の隙間の両端を密封している(図3の(a),
図4の(a))が、このねじ結合の間にシールリング2
3を入れて密封状態を強化する場合もある(図3の
(b),図4の(b))。このシールリング23は外管
が22aが鋼製で、内管22bが樹脂性の場合特に有効
である。
管22a,内管22bの間に断熱材20が充填され、そ
の隙間を真空にしたり、不活性ガスが封入された構造で
ある。そして継手はねじ接手で、カップリング21によ
り容易に接続,取り外しができる構造となっている。外
管22aと内管22bの両端で互いにねじ結合され、断
熱材20の隙間の両端を密封している(図3の(a),
図4の(a))が、このねじ結合の間にシールリング2
3を入れて密封状態を強化する場合もある(図3の
(b),図4の(b))。このシールリング23は外管
が22aが鋼製で、内管22bが樹脂性の場合特に有効
である。
【0029】断熱された二重管はケーシング4,4a、
補助ケーシング14a及び/または揚湯吸込管8a,揚
湯押上管8bに使用され、外管22aが鋼製で、耐腐食
性を向上させるため内管は樹脂性,ステンレス製となっ
ており、内管が鋼製の場合には内管の内壁には樹脂管を
ライニングするか、または樹脂からなる耐食材がコーテ
ィング4cされている。また、外管の外壁面にも耐食性
が要求される場合には、内管と同様な対策が施される。
補助ケーシング14a及び/または揚湯吸込管8a,揚
湯押上管8bに使用され、外管22aが鋼製で、耐腐食
性を向上させるため内管は樹脂性,ステンレス製となっ
ており、内管が鋼製の場合には内管の内壁には樹脂管を
ライニングするか、または樹脂からなる耐食材がコーテ
ィング4cされている。また、外管の外壁面にも耐食性
が要求される場合には、内管と同様な対策が施される。
【0030】ケーシング4,4a及び補助ケーシング1
4aの場合、揚湯管のように流速が大きくないので腐食
の問題は起こりにくいが、それでも高温で腐食性物質が
含まれている場合はネジ継手部の流速変動が生じている
ところで、腐食が短時間で生じることがある。鋼管のネ
ジ形状は、普通、コストが安く汎用性の有るAPI規格
で規定された丸ネジもしくは角ネジが切られているが、
ネジ部とカップリング間で段差が生じ流速変動が起きる
原因となるので、その対策で特殊ネジ(例えば、プレミ
ヤムジョイント)を切る方法があげられるが、コストが
高くなり、且つ特殊品のため汎用性に難点があった。そ
こで、図3,図4に示すように、その部分に耐高温性,
耐腐食性に優れた樹脂(例えば、ポリウレタン系)製の
パッド19を挿入することにより、その段差を無くし腐
食を防止するものである。パッド19は、管のネジを締
め付けた時、締まり勝手になるように寸法が決められて
おり脱落されないように設計されている。
4aの場合、揚湯管のように流速が大きくないので腐食
の問題は起こりにくいが、それでも高温で腐食性物質が
含まれている場合はネジ継手部の流速変動が生じている
ところで、腐食が短時間で生じることがある。鋼管のネ
ジ形状は、普通、コストが安く汎用性の有るAPI規格
で規定された丸ネジもしくは角ネジが切られているが、
ネジ部とカップリング間で段差が生じ流速変動が起きる
原因となるので、その対策で特殊ネジ(例えば、プレミ
ヤムジョイント)を切る方法があげられるが、コストが
高くなり、且つ特殊品のため汎用性に難点があった。そ
こで、図3,図4に示すように、その部分に耐高温性,
耐腐食性に優れた樹脂(例えば、ポリウレタン系)製の
パッド19を挿入することにより、その段差を無くし腐
食を防止するものである。パッド19は、管のネジを締
め付けた時、締まり勝手になるように寸法が決められて
おり脱落されないように設計されている。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によれば、下
記のような効果を奏するものである。 (1)水中ポンプの保守,点検,修理の際、揚湯押上管
と水中ポンプだけを地上へ上げるだけなので、重量的に
軽くてすみ、従って大きなクレーンは不要であり、且つ
作業日数も少なくて済む。
記のような効果を奏するものである。 (1)水中ポンプの保守,点検,修理の際、揚湯押上管
と水中ポンプだけを地上へ上げるだけなので、重量的に
軽くてすみ、従って大きなクレーンは不要であり、且つ
作業日数も少なくて済む。
【0032】(2)従来のように密封されたハウジング
が不要であり、これに冷水が浸入する恐れがない。
が不要であり、これに冷水が浸入する恐れがない。
【0033】(3)井戸内よりガスが発生しても補助ケ
ーシングの上面が解放されているので地上に放出され、
水中ポンプの性能を低下させることがない。
ーシングの上面が解放されているので地上に放出され、
水中ポンプの性能を低下させることがない。
【図1】本発明の一実施の形態を説明する断面図であ
る。
る。
【図2】本発明の他の実施の形態を説明する断面図であ
る。
る。
【図3】本発明のケーシング及び補助ケーシングとその
継手部分の一部断面図で、(a)はシールリングがない
場合、(b)はシールリングがある場合である。
継手部分の一部断面図で、(a)はシールリングがない
場合、(b)はシールリングがある場合である。
【図4】本発明の揚湯管(揚湯押上管,揚湯吸込管)と
その継手部分の一部断面図で、(a)はシールリングが
ない場合、(b)はシールリングがある場合である。
その継手部分の一部断面図で、(a)はシールリングが
ない場合、(b)はシールリングがある場合である。
【図5】従来の温泉の揚湯方法の説明図である。
1,1b 井戸掘削孔 1a 孔底 4,4a ケーシング 4c コーティング 8 水中ポンプ 8a 揚湯吸込管(揚湯管) 8b 揚湯押上管(揚湯管) 13 貯湯槽 14a 補助ケーシング 14b パッカー 19 パッド 20 断熱材 21 カップリング 22a 外管 22b 内管 23 シールリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市 野 文 明 神奈川県横浜市青葉区市ケ尾町512−11 (72)発明者 平 野 豊 愛知県名古屋市瑞穂区日向町3丁目8番 地 (72)発明者 辻 正 幸 愛知県半田市清城町1−9−10 (56)参考文献 特開 平9−317371(JP,A) 登録実用新案3031889(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 43/00 E03B 3/08 E03B 5/04
Claims (9)
- 【請求項1】 井戸掘削孔内にケーシング、または断熱
されたケーシングを孔底まで貫入,装填し、このケーシ
ングの上部に、上面解放で底面を有する補助ケーシン
グ、または断熱され、上面解放で底面を有する補助ケー
シングを挿入し、この補助ケーシングの底から断熱され
た揚湯吸込管を孔底近くまで吊下し、前記補助ケーシン
グ内の底部には水中ポンプを配設し、この水中ポンプか
ら断熱された揚湯押上管を地上の貯湯槽へ配管し、井戸
底部より湧出する高温水を前記揚湯吸込管及び補助ケー
シングを経て前記水中ポンプで吸引し、前記揚湯押上管
を通り前記貯湯槽へ供給することを特徴とする温泉の揚
湯方法。 - 【請求項2】 井戸掘削孔内にケーシング、または断熱
されたケーシングを孔底まで貫入,装填し、このケーシ
ング上部に、上面解放で底面を有する補助ケーシング、
または断熱され、上面解放で底面を有する補助ケーシン
グを挿入し、この補助ケーシングの底面下にパッカーを
配設し、前記補助ケーシングの底面とパッカーを貫通し
て断熱された揚湯吸込管を孔底近くまで吊下し、前記補
助ケーシング内の底部には水中ポンプを配設し、この水
中ポンプから断熱された揚湯押上管を地上の貯湯槽へ配
管し、井戸底部より湧出する高温水を前記揚湯吸込管及
び補助ケーシングを経て、前記水中ポンプで吸引し、前
記揚湯押上管を通り前記貯湯槽へ供給することを特徴と
する温泉の揚湯方法。 - 【請求項3】 前記ケーシング,補助ケーシング及び/
または吸込,押上からなる揚湯管は、断熱性及び耐腐食
性を向上させるため外管が鋼製または樹脂製で、内管が
樹脂製の二重管で、その間に断熱材が挿入された後、真
空もしくは不活性ガスが密封されていることを特徴とす
る請求項1または2記載の温泉の揚湯方法。 - 【請求項4】 前記ケーシング,補助ケーシング及び/
または吸込,押上からなる揚湯管は、鋼管の内外管から
なる二重管で、その間に断熱材が挿入された後、真空も
しくは不活性ガスが密封され、外管外壁および内管内壁
の両方または一方は樹脂管をライニングするか、または
樹脂からなる耐食材がコーティングされていることを特
徴とする請求項1または2記載の温泉の揚湯方法。 - 【請求項5】 前記ケーシング,補助ケーシング及び/
または揚湯管は、断熱性及び耐腐食性を向上させるため
外管が鋼製またはステンレス製で内管がステンレス製の
二重管で、その間に断熱材が挿入された後、真空もしく
は不活性がスが密封されていることを特徴とする請求項
1または2記載の温泉の揚湯方法。 - 【請求項6】 前記外管および内管の両方または一方
が、外管はその外面側に、内管はその内面側にステンレ
ス板を張り合わせたものである請求項5記載の温泉の揚
湯方法。 - 【請求項7】 前記揚湯間の吸込管及び/または押上管
の下部で、孔底近くの湯温の高い範囲だけは、断熱され
た二重管以外の普通管で形成されていることを特徴とす
る請求項1または2記載の温泉の揚湯方法。 - 【請求項8】 前記二重管の接続は、ネジ継手部に腐触
及び流動変動防止のためのパッドが介在して接続され、
継手部内面が平坦に形成されていることを特徴とする請
求項3乃至6の内いずれか1項記載の温泉の揚湯方法。 - 【請求項9】 前記二重管は、内管と外管の両端でシー
ルリングを組み込んだねじ結合にて密閉されていること
を特徴とする請求項3乃至7の内いずれか1項記載の温
泉の揚湯方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11357597A JP3000209B2 (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 温泉の揚湯方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11357597A JP3000209B2 (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 温泉の揚湯方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10292766A JPH10292766A (ja) | 1998-11-04 |
| JP3000209B2 true JP3000209B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=14615725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11357597A Expired - Fee Related JP3000209B2 (ja) | 1997-04-16 | 1997-04-16 | 温泉の揚湯方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3000209B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5314394B2 (ja) * | 2008-11-27 | 2013-10-16 | 千秋ボーリング株式会社 | 地熱及び温泉熱採取回収装置 |
| KR101436337B1 (ko) * | 2014-03-20 | 2014-09-02 | (주)한국지수종합기술단 | 캡슐형 수중펌프 및 캡슐형 수중펌프의 설치구조 |
| CN105298867A (zh) * | 2014-06-23 | 2016-02-03 | 韩国土水股份有限公司 | 胶囊型潜水泵以及胶囊型潜水泵构造 |
| CN105464624A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-04-06 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种完井方法 |
| CN104314137B (zh) * | 2014-11-14 | 2016-06-08 | 四川省一零六水利科技有限公司 | 零排放环保型取水净水装置 |
| CN112900545B (zh) * | 2021-01-19 | 2022-07-01 | 湖北省地质局武汉水文地质工程地质大队 | 一种中深层地热保温取水方法 |
| CN113417593B (zh) * | 2021-06-30 | 2025-04-01 | 北京市地质工程勘察院 | 一种开放式同轴套管换热系统井口装置 |
-
1997
- 1997-04-16 JP JP11357597A patent/JP3000209B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10292766A (ja) | 1998-11-04 |
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