JP3000806B2 - 連続差圧鋳造法 - Google Patents
連続差圧鋳造法Info
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- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D18/00—Pressure casting; Vacuum casting
- B22D18/06—Vacuum casting, i.e. making use of vacuum to fill the mould
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は差圧鋳造法に係り、特
に、鋳型を交換しながら繰り返し鋳造操作を行う際の金
属溶湯の温度制御に関するものである。
に、鋳型を交換しながら繰り返し鋳造操作を行う際の金
属溶湯の温度制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋳造法の一種に、一端が鋳型の湯口に接
続された湯口管の他端を溶湯容器内の金属溶湯に浸漬す
るとともに、それら鋳型と溶湯容器との圧力差に基づい
てその湯口管を介して上記金属溶湯を鋳型の製品キャビ
ティ内に注入し、その製品キャビティに対応する形状の
鋳造品を製造する差圧鋳造法がある。例えば、特開昭5
7−118853号公報に記載のように密閉された保熱
炉内に通常1気圧(ゲージ圧)以下の圧力を加え、湯口
管を介して鋳型の製品キャビティ内へ金属溶湯を注入す
る低圧鋳造法や、密閉されたチャンバ内に鋳型を入れて
負圧とすることにより、湯口管を介して金属溶湯を吸引
して製品キャビティ内に注入する吸引鋳造法は、上記差
圧鋳造法の一例である。
続された湯口管の他端を溶湯容器内の金属溶湯に浸漬す
るとともに、それら鋳型と溶湯容器との圧力差に基づい
てその湯口管を介して上記金属溶湯を鋳型の製品キャビ
ティ内に注入し、その製品キャビティに対応する形状の
鋳造品を製造する差圧鋳造法がある。例えば、特開昭5
7−118853号公報に記載のように密閉された保熱
炉内に通常1気圧(ゲージ圧)以下の圧力を加え、湯口
管を介して鋳型の製品キャビティ内へ金属溶湯を注入す
る低圧鋳造法や、密閉されたチャンバ内に鋳型を入れて
負圧とすることにより、湯口管を介して金属溶湯を吸引
して製品キャビティ内に注入する吸引鋳造法は、上記差
圧鋳造法の一例である。
【0003】かかる差圧鋳造法は、金属溶湯内に浸漬さ
れた湯口管を介して注湯が行われるため、溶湯表面に浮
遊するスラグやフラックス、或いは空気等の鋳型内への
巻込みが防止される。また、鋳型内で溶湯が凝固する間
も湯口管から金属溶湯が補給されるため、凝固収縮に起
因するひけ巣等の欠陥が良好に回避されるとともに、指
向性凝固により健全で気密性に優れた鋳造品が得られ
る。更に、圧力調整により静かに注湯できるため、シェ
ル中子などの砂中子が使用でき、形状が複雑な鋳造品を
製造できるなど、種々の利点がある。
れた湯口管を介して注湯が行われるため、溶湯表面に浮
遊するスラグやフラックス、或いは空気等の鋳型内への
巻込みが防止される。また、鋳型内で溶湯が凝固する間
も湯口管から金属溶湯が補給されるため、凝固収縮に起
因するひけ巣等の欠陥が良好に回避されるとともに、指
向性凝固により健全で気密性に優れた鋳造品が得られ
る。更に、圧力調整により静かに注湯できるため、シェ
ル中子などの砂中子が使用でき、形状が複雑な鋳造品を
製造できるなど、種々の利点がある。
【0004】一方、このような鋳造作業においては、溶
湯温度が高過ぎるとピンホールやブローホール等の鋳巣
不良を生じ、溶湯温度が低過ぎると湯廻り不良を生じる
ため、一定品質の鋳造品を得る上で金属溶湯の温度管理
が重要であり、溶湯温度を測定して温度調整を行ってい
るのが普通である。かかる金属溶湯の温度測定に際して
は、一般に白金−白金ロジウム,アルメル−クロメル等
の熱電対が用いられ、検温部(接点)を金属溶湯に浸漬
して温度測定している。
湯温度が高過ぎるとピンホールやブローホール等の鋳巣
不良を生じ、溶湯温度が低過ぎると湯廻り不良を生じる
ため、一定品質の鋳造品を得る上で金属溶湯の温度管理
が重要であり、溶湯温度を測定して温度調整を行ってい
るのが普通である。かかる金属溶湯の温度測定に際して
は、一般に白金−白金ロジウム,アルメル−クロメル等
の熱電対が用いられ、検温部(接点)を金属溶湯に浸漬
して温度測定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような熱電対による温度測定においては、金属溶湯に浸
漬される検温部が溶湯やスラグによって酸化,浸食,或
いは汚染を受けるので、物理的或いは化学的な劣化が激
しく、極めて寿命が短いという問題があった。特に、鉄
系やニッケル合金のように溶湯温度が非常に高い場合に
は、熱電対の寿命が著しく短く、溶湯温度を連続的に測
定することは不可能である。このため、鋳型を交換しな
がら一連の鋳造操作を繰り返して連続的に鋳造を行う場
合、最初に熱電対を用いて溶湯温度を測定することによ
り温度調整を行うことはできるが、それ以後においては
温度測定を継続することが困難で温度調整を高い精度で
行うことができず、連続鋳造回数が多くなるに従って鋳
造品の品質が悪くなるのである。
ような熱電対による温度測定においては、金属溶湯に浸
漬される検温部が溶湯やスラグによって酸化,浸食,或
いは汚染を受けるので、物理的或いは化学的な劣化が激
しく、極めて寿命が短いという問題があった。特に、鉄
系やニッケル合金のように溶湯温度が非常に高い場合に
は、熱電対の寿命が著しく短く、溶湯温度を連続的に測
定することは不可能である。このため、鋳型を交換しな
がら一連の鋳造操作を繰り返して連続的に鋳造を行う場
合、最初に熱電対を用いて溶湯温度を測定することによ
り温度調整を行うことはできるが、それ以後においては
温度測定を継続することが困難で温度調整を高い精度で
行うことができず、連続鋳造回数が多くなるに従って鋳
造品の品質が悪くなるのである。
【0006】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、鋳造操作を連続的に
行う場合でも金属溶湯の温度を高い精度で連続的に調整
できるようにすることにある。
もので、その目的とするところは、鋳造操作を連続的に
行う場合でも金属溶湯の温度を高い精度で連続的に調整
できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めには、金属溶湯に浸漬される湯口管の溶損の程度から
溶湯温度を推定して温度調整を行うようにすれば良く、
本発明は、一端が鋳型の湯口に接続された湯口管の他端
を溶湯容器内の金属溶湯に浸漬するとともに、それら鋳
型と溶湯容器との圧力差に基づいてその湯口管を介して
上記金属溶湯を鋳型の製品キャビティ内に注入し、その
製品キャビティに対応する形状の鋳造品を製造する一連
の鋳造操作を、共通の金属溶湯を用いて鋳型を交換しな
がら繰り返し行う連続差圧鋳造法において、(a)前記
金属溶湯の温度に対応して生じる前記湯口管の他端側に
おける溶損の程度を、所定回数の鋳造操作が終了する毎
に検出する溶損検出工程と、(b)検出された前記溶損
の程度に基づいて、予め求められた該溶損の程度と前記
金属溶湯の温度との相関関係から溶湯温度を推定する温
度推定工程と、(c)推定された推定溶湯温度に基づい
て、前記金属溶湯の温度が予め定められた設定温度とな
るように、その金属溶湯の温度調整を行う温度調整工程
とを有することを特徴とする。
めには、金属溶湯に浸漬される湯口管の溶損の程度から
溶湯温度を推定して温度調整を行うようにすれば良く、
本発明は、一端が鋳型の湯口に接続された湯口管の他端
を溶湯容器内の金属溶湯に浸漬するとともに、それら鋳
型と溶湯容器との圧力差に基づいてその湯口管を介して
上記金属溶湯を鋳型の製品キャビティ内に注入し、その
製品キャビティに対応する形状の鋳造品を製造する一連
の鋳造操作を、共通の金属溶湯を用いて鋳型を交換しな
がら繰り返し行う連続差圧鋳造法において、(a)前記
金属溶湯の温度に対応して生じる前記湯口管の他端側に
おける溶損の程度を、所定回数の鋳造操作が終了する毎
に検出する溶損検出工程と、(b)検出された前記溶損
の程度に基づいて、予め求められた該溶損の程度と前記
金属溶湯の温度との相関関係から溶湯温度を推定する温
度推定工程と、(c)推定された推定溶湯温度に基づい
て、前記金属溶湯の温度が予め定められた設定温度とな
るように、その金属溶湯の温度調整を行う温度調整工程
とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用および発明の効果】このような連続差圧鋳造法に
おいては、所定回数の鋳造操作が終了する毎に湯口管の
溶損の程度を検出するとともに、その溶損の程度から金
属溶湯の温度を推定し、その推定溶湯温度に基づいて金
属溶湯の温度調整を行うようにしているため、溶湯温度
が予め定められた設定温度に高い精度で制御されるよう
になり、溶湯温度のばらつきに起因する不良品の発生が
抑制されて、一定品質の鋳造品が安定して製造されるよ
うになる。特に、本発明では湯口管の溶損の程度から溶
湯温度を推定しているため、例えば高価な消耗性熱電対
を用いて検温部を交換しながら連続的に溶湯温度を測定
する場合に比較して、温度測定に要する費用が大幅に節
減され、一定品質の鋳造品を安価に製造できる利点があ
る。
おいては、所定回数の鋳造操作が終了する毎に湯口管の
溶損の程度を検出するとともに、その溶損の程度から金
属溶湯の温度を推定し、その推定溶湯温度に基づいて金
属溶湯の温度調整を行うようにしているため、溶湯温度
が予め定められた設定温度に高い精度で制御されるよう
になり、溶湯温度のばらつきに起因する不良品の発生が
抑制されて、一定品質の鋳造品が安定して製造されるよ
うになる。特に、本発明では湯口管の溶損の程度から溶
湯温度を推定しているため、例えば高価な消耗性熱電対
を用いて検温部を交換しながら連続的に溶湯温度を測定
する場合に比較して、温度測定に要する費用が大幅に節
減され、一定品質の鋳造品を安価に製造できる利点があ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の連続差圧鋳造法を好適
に実施可能な吸引鋳造装置の一例を説明する構成図で、
機枠10は、4本の支柱12と、それ等の支柱12の上
端に設けられた上板14とから構成されている。機枠1
0内には昇降台16が設けられ、定盤22上に載置され
た鋳型24は、図示しない搬入装置により搬入テーブル
18から昇降台16上の所定位置へ搬送されて位置決め
され、鋳込み後に図示しない搬出装置により搬出テーブ
ル20へ搬出されるようになっている。昇降台16は、
昇降ガイドを兼ねた4本の定圧シリンダ26の出力ロッ
ド28上に固定されている。定圧シリンダ26は、出力
ロッド28を上方に突き出すように常時一定の圧力が作
用させられており、その圧力による突き出し力に抗して
押し込められない限り、出力ロッド28を最も突き出し
た状態で、昇降台16を搬入テーブル18および搬出テ
ーブル20と高さが同じとなる初期高さに支持してい
る。
細に説明する。図1は、本発明の連続差圧鋳造法を好適
に実施可能な吸引鋳造装置の一例を説明する構成図で、
機枠10は、4本の支柱12と、それ等の支柱12の上
端に設けられた上板14とから構成されている。機枠1
0内には昇降台16が設けられ、定盤22上に載置され
た鋳型24は、図示しない搬入装置により搬入テーブル
18から昇降台16上の所定位置へ搬送されて位置決め
され、鋳込み後に図示しない搬出装置により搬出テーブ
ル20へ搬出されるようになっている。昇降台16は、
昇降ガイドを兼ねた4本の定圧シリンダ26の出力ロッ
ド28上に固定されている。定圧シリンダ26は、出力
ロッド28を上方に突き出すように常時一定の圧力が作
用させられており、その圧力による突き出し力に抗して
押し込められない限り、出力ロッド28を最も突き出し
た状態で、昇降台16を搬入テーブル18および搬出テ
ーブル20と高さが同じとなる初期高さに支持してい
る。
【0010】定盤22および鋳型24が位置決めされる
前記所定位置の下方には溶湯容器30が配設されてお
り、加熱によって溶融状態とされた金属溶湯32が入っ
ている。この金属溶湯32は、本実施例では耐熱鋳鋼
(SCH21)を溶融したもので、鋳型24に対する鋳
造操作が連続して5ショット行われる毎に上記耐熱鋳鋼
の鋼塊が新たに供給され、加熱されてその分が追加溶融
されるが、5ショットの鋳造操作によって使われる金属
溶湯32の量は、供給後の全体量の略半分程度である。
溶湯容器30の外周側には高周波誘導加熱式の加熱装置
34が設けられており、上記鋼塊を溶融させるだけでな
く、鋳造中における金属溶湯32の溶湯温度を予め設定
された目標溶湯温度に維持するよう加熱状態がコントロ
ーラ36により制御されるようになっている。この加熱
装置34に電力を供給する加熱電源38には、周囲の気
温や湿度等に応じてコントローラ36から制御信号SH
が出力されており、加熱装置34への供給電力が調整さ
れることにより、金属溶湯32を加熱したり、自然放熱
による冷却を行ったりするようになっている。なお、鋳
造操作のショット回数により溶湯容器30における金属
溶湯32の残量が異なるため、コントローラ36には、
ショット数に応じてその残量に対応した制御信号SHを
決定するための温度調整プログラムが予め設定されてい
る。
前記所定位置の下方には溶湯容器30が配設されてお
り、加熱によって溶融状態とされた金属溶湯32が入っ
ている。この金属溶湯32は、本実施例では耐熱鋳鋼
(SCH21)を溶融したもので、鋳型24に対する鋳
造操作が連続して5ショット行われる毎に上記耐熱鋳鋼
の鋼塊が新たに供給され、加熱されてその分が追加溶融
されるが、5ショットの鋳造操作によって使われる金属
溶湯32の量は、供給後の全体量の略半分程度である。
溶湯容器30の外周側には高周波誘導加熱式の加熱装置
34が設けられており、上記鋼塊を溶融させるだけでな
く、鋳造中における金属溶湯32の溶湯温度を予め設定
された目標溶湯温度に維持するよう加熱状態がコントロ
ーラ36により制御されるようになっている。この加熱
装置34に電力を供給する加熱電源38には、周囲の気
温や湿度等に応じてコントローラ36から制御信号SH
が出力されており、加熱装置34への供給電力が調整さ
れることにより、金属溶湯32を加熱したり、自然放熱
による冷却を行ったりするようになっている。なお、鋳
造操作のショット回数により溶湯容器30における金属
溶湯32の残量が異なるため、コントローラ36には、
ショット数に応じてその残量に対応した制御信号SHを
決定するための温度調整プログラムが予め設定されてい
る。
【0011】また、溶湯容器30の近傍には金属溶湯3
2の温度を測定する消耗性浸漬型の熱電対40が配設さ
れている。この熱電対40は、検温部(接点)が白金−
白金ロジウム,アルメル−クロメル等により構成された
もので、高温にさらされて消耗した際に交換が必要とな
るその検温部を、本体部分に装着して用いることができ
るものである。この熱電対40は、通常は金属溶湯32
から離間した退避位置に保持されており、作業者の手作
業或いは図示しない浸漬装置により測定時のみ上記検温
部が金属溶湯32中に浸漬させられ、測定した測定温度
Tmを表す温度信号STmをコントローラ36へ出力す
るようになっている。コントローラ36は、この温度信
号STm等に基づいて、目標溶湯温度となるように前記
温度調整プログラムに従って制御信号SHを出力する。
2の温度を測定する消耗性浸漬型の熱電対40が配設さ
れている。この熱電対40は、検温部(接点)が白金−
白金ロジウム,アルメル−クロメル等により構成された
もので、高温にさらされて消耗した際に交換が必要とな
るその検温部を、本体部分に装着して用いることができ
るものである。この熱電対40は、通常は金属溶湯32
から離間した退避位置に保持されており、作業者の手作
業或いは図示しない浸漬装置により測定時のみ上記検温
部が金属溶湯32中に浸漬させられ、測定した測定温度
Tmを表す温度信号STmをコントローラ36へ出力す
るようになっている。コントローラ36は、この温度信
号STm等に基づいて、目標溶湯温度となるように前記
温度調整プログラムに従って制御信号SHを出力する。
【0012】前記上板14には、油圧シリンダ42が固
設されており、その出力ロッド44が上板14を貫通し
て下方に突き出しているとともに、その出力ロッド44
の先端には、下側に開口を有する箱形状を成した気密チ
ャンバ46が固定されている。この油圧シリンダ42
は、出力ロッド44の鉛直方向における位置を検出する
位置検出機構を備えたものであり、その位置検出機構に
より検出した位置検出信号SZを前記コントローラ36
へ出力するようになっている。位置検出信号SZを受け
たコントローラ36は、出力ロッド44が予め設定され
た昇降位置制御プログラムにより算出した所定の位置で
停止するように油圧回路切換弁装置62へ制御信号SA
を出力して油圧回路を切り換え、突き出し位置をサーボ
制御する。
設されており、その出力ロッド44が上板14を貫通し
て下方に突き出しているとともに、その出力ロッド44
の先端には、下側に開口を有する箱形状を成した気密チ
ャンバ46が固定されている。この油圧シリンダ42
は、出力ロッド44の鉛直方向における位置を検出する
位置検出機構を備えたものであり、その位置検出機構に
より検出した位置検出信号SZを前記コントローラ36
へ出力するようになっている。位置検出信号SZを受け
たコントローラ36は、出力ロッド44が予め設定され
た昇降位置制御プログラムにより算出した所定の位置で
停止するように油圧回路切換弁装置62へ制御信号SA
を出力して油圧回路を切り換え、突き出し位置をサーボ
制御する。
【0013】気密チャンバ46は、油圧シリンダ42の
作動により下降させられて定盤22の上面に当接した状
態においては、鋳型24の周囲を覆って定盤22との間
で密閉できるようになっている一方、耐圧ホース48を
介して真空ポンプ50に接続されており、上記密閉状態
でその真空ポンプ50が前記コントローラ36からの制
御信号SPに従って作動させられることにより、気密チ
ャンバ46内の空気が吸引されて鋳型24全体が減圧さ
れるようになっている。定盤22には、その下面から下
方に突き出す状態に装着された湯口管52が一体的に配
設されており、気密チャンバ46が定盤22に当接した
あと前記定圧シリンダ26の付勢力に抗して昇降台16
を押し下げるように、前記昇降位置制御プログラムに従
って油圧シリンダ42が駆動されると、湯口管52の下
端側の一部が金属溶湯32内に浸漬させられる所定の鋳
込位置まで昇降台16が下降させられる。このときの状
態を示す要部断面図を図2に示す。湯口管52は、パイ
プ状を成すとともに金属溶湯32と融点が略等しい同系
の金属(鉄)から構成されている。図2において、鋳型
24は、通気性を有する砂型等から成る一対の上型54
および下型56を備えており、それらが重ね合わされた
状態で内部に製品キャビティ58が形成されている。鋳
型24が定盤22上に位置決めされて載置された状態に
おいては、下型56の下面に設けられた湯口60と上記
湯口管52の上端開口とが連通する状態に接続されてい
る。なお、定盤22と当接する気密チャンバ46のフラ
ンジ部分には、気密を充分にするためのシール部材70
が配設されている。
作動により下降させられて定盤22の上面に当接した状
態においては、鋳型24の周囲を覆って定盤22との間
で密閉できるようになっている一方、耐圧ホース48を
介して真空ポンプ50に接続されており、上記密閉状態
でその真空ポンプ50が前記コントローラ36からの制
御信号SPに従って作動させられることにより、気密チ
ャンバ46内の空気が吸引されて鋳型24全体が減圧さ
れるようになっている。定盤22には、その下面から下
方に突き出す状態に装着された湯口管52が一体的に配
設されており、気密チャンバ46が定盤22に当接した
あと前記定圧シリンダ26の付勢力に抗して昇降台16
を押し下げるように、前記昇降位置制御プログラムに従
って油圧シリンダ42が駆動されると、湯口管52の下
端側の一部が金属溶湯32内に浸漬させられる所定の鋳
込位置まで昇降台16が下降させられる。このときの状
態を示す要部断面図を図2に示す。湯口管52は、パイ
プ状を成すとともに金属溶湯32と融点が略等しい同系
の金属(鉄)から構成されている。図2において、鋳型
24は、通気性を有する砂型等から成る一対の上型54
および下型56を備えており、それらが重ね合わされた
状態で内部に製品キャビティ58が形成されている。鋳
型24が定盤22上に位置決めされて載置された状態に
おいては、下型56の下面に設けられた湯口60と上記
湯口管52の上端開口とが連通する状態に接続されてい
る。なお、定盤22と当接する気密チャンバ46のフラ
ンジ部分には、気密を充分にするためのシール部材70
が配設されている。
【0014】図2の状態で前記真空ポンプ50が駆動さ
れると、鋳型24の製品キャビティ58内も減圧される
ため、このような鋳型24と大気圧状態の溶湯容器30
側との圧力差に基づいて、金属溶湯32が湯口管52を
介して吸い上げられて製品キャビティ58内に注入され
る。製品キャビティ58の全体に金属溶湯32が充満し
た状態を図3に示す。そして、製品キャビティ58内の
金属溶湯32が冷えて凝固するまでの一定時間は、図3
の状態のまま昇降台16が前記鋳込位置に維持されて真
空ポンプ50による吸引(圧力差約600mmHg)も持続
される。このとき、溶湯容器30内の金属溶湯32に浸
漬させられている湯口管52の浸漬部長さは一定値sで
あるが、上記一定時間の間に一部が金属溶湯32中で溶
解して浸漬部に溶損が生じ、例えば図4に示すように、
(a)の状態から(b)或いは(c)の状態へと溶損が
進行するため、上記浸漬長さ寸法sが金属溶湯32の温
度に応じて(b)の残り量寸法xや(c)の残り量寸法
xへと短くなる。
れると、鋳型24の製品キャビティ58内も減圧される
ため、このような鋳型24と大気圧状態の溶湯容器30
側との圧力差に基づいて、金属溶湯32が湯口管52を
介して吸い上げられて製品キャビティ58内に注入され
る。製品キャビティ58の全体に金属溶湯32が充満し
た状態を図3に示す。そして、製品キャビティ58内の
金属溶湯32が冷えて凝固するまでの一定時間は、図3
の状態のまま昇降台16が前記鋳込位置に維持されて真
空ポンプ50による吸引(圧力差約600mmHg)も持続
される。このとき、溶湯容器30内の金属溶湯32に浸
漬させられている湯口管52の浸漬部長さは一定値sで
あるが、上記一定時間の間に一部が金属溶湯32中で溶
解して浸漬部に溶損が生じ、例えば図4に示すように、
(a)の状態から(b)或いは(c)の状態へと溶損が
進行するため、上記浸漬長さ寸法sが金属溶湯32の温
度に応じて(b)の残り量寸法xや(c)の残り量寸法
xへと短くなる。
【0015】ところで、鋳型24への鋳込みが行われる
たびに金属溶湯32の量が所定量ずつ減少し、ショット
回数が増す毎に金属溶湯32の表面高さは次第に低くな
るが、本実施例では、前記昇降位置制御プログラムによ
り、吸引注入後の図3の状態における湯口管52の浸漬
長さ寸法sが略一定となるように、鋳込みを行う際の昇
降台16の高さ位置、すなわち前記油圧シリンダ42の
出力ロッド44の突き出し位置をショット回数に応じて
変更するようになっている。
たびに金属溶湯32の量が所定量ずつ減少し、ショット
回数が増す毎に金属溶湯32の表面高さは次第に低くな
るが、本実施例では、前記昇降位置制御プログラムによ
り、吸引注入後の図3の状態における湯口管52の浸漬
長さ寸法sが略一定となるように、鋳込みを行う際の昇
降台16の高さ位置、すなわち前記油圧シリンダ42の
出力ロッド44の突き出し位置をショット回数に応じて
変更するようになっている。
【0016】前記一定時間の経過後に油圧シリンダ42
の出力ロッド44が完全に引き込まれると、昇降台16
が溶湯容器30から離間して前記初期高さまで上昇させ
られ、湯口管52が金属溶湯32から引き上げられると
ともに、気密チャンバ46が鋳型24よりも上方の初期
位置へ戻され、1ショットの鋳造操作が終了する。その
後、前記搬出テーブル20上へ定盤22および鋳型24
が搬出されると、図1に示すように、その搬出テーブル
20に設けられたテレビカメラ64により、鋳込み中に
生じた湯口管52の浸漬部における溶損の程度が撮影さ
れる。湯口管52の浸漬部近傍には、溶損の程度を示す
前記残り量寸法xを読み取るためのスケール66が配設
されている。テレビカメラ64からの映像信号SVは、
温度演算コンピュータ68に入力される。この温度演算
コンピュータ68内では、読み取った寸法xに基づいて
鋳込み中の金属溶湯32の温度Tを推定する演算処理が
行われるようになっている。そして、その推定溶湯温度
Tを表す温度信号STに基づいて、コントローラ36に
より次の鋳込みに備えて溶湯容器30内に残っている金
属溶湯32の温度調整を行いつつ連続して鋳造操作を行
うための一連の制御が、例えば図5に示すフローチャー
トに従って行われる。なお、コントローラ36および温
度演算コンピュータ68は、CPU,ROM,RAMか
らなるマイクロコンピュータを備えて構成されており、
ROMに予め記憶された前記昇降位置制御プログラムや
温度調整プログラムなどの各プログラムにしたがって、
RAMの一時記憶機能を利用しつつ各種の入力信号に基
づいて種々の演算処理を行うものである。
の出力ロッド44が完全に引き込まれると、昇降台16
が溶湯容器30から離間して前記初期高さまで上昇させ
られ、湯口管52が金属溶湯32から引き上げられると
ともに、気密チャンバ46が鋳型24よりも上方の初期
位置へ戻され、1ショットの鋳造操作が終了する。その
後、前記搬出テーブル20上へ定盤22および鋳型24
が搬出されると、図1に示すように、その搬出テーブル
20に設けられたテレビカメラ64により、鋳込み中に
生じた湯口管52の浸漬部における溶損の程度が撮影さ
れる。湯口管52の浸漬部近傍には、溶損の程度を示す
前記残り量寸法xを読み取るためのスケール66が配設
されている。テレビカメラ64からの映像信号SVは、
温度演算コンピュータ68に入力される。この温度演算
コンピュータ68内では、読み取った寸法xに基づいて
鋳込み中の金属溶湯32の温度Tを推定する演算処理が
行われるようになっている。そして、その推定溶湯温度
Tを表す温度信号STに基づいて、コントローラ36に
より次の鋳込みに備えて溶湯容器30内に残っている金
属溶湯32の温度調整を行いつつ連続して鋳造操作を行
うための一連の制御が、例えば図5に示すフローチャー
トに従って行われる。なお、コントローラ36および温
度演算コンピュータ68は、CPU,ROM,RAMか
らなるマイクロコンピュータを備えて構成されており、
ROMに予め記憶された前記昇降位置制御プログラムや
温度調整プログラムなどの各プログラムにしたがって、
RAMの一時記憶機能を利用しつつ各種の入力信号に基
づいて種々の演算処理を行うものである。
【0017】以下、本実施例の鋳造工程を説明する。図
5のステップS1においては、先ず最初に目標溶湯温度
T0 が設定される。この目標溶湯温度T0 の設定は、コ
ントローラ36に設けられた設定装置等が作業者によっ
て操作されることにより行われるか、或いは予め記憶さ
れている数値が読み込まれるとともに必要に応じて作業
者が変更することにより行われ、本実施例では1510
℃程度に目標溶湯温度T0 が設定される。次のステップ
S2では、金属溶湯32の温度が上記目標溶湯温度T0
となるように制御信号SHを加熱電源38に出力し、加
熱装置34による加熱状態を調整して温度コントロール
を行う。ステップS3では、金属溶湯32中に検温部が
浸漬させられた前記熱電対40から温度信号STmを取
り込んで溶湯温度Tmを測定し、ステップS4におい
て、測定した溶湯温度Tmが目標溶湯温度T0 と略等し
いか否かを判断する。この判断は、具体的にはTmがT
0 ±10℃(1500〜1520℃)の範囲にあるか否
かにより行う。この温度範囲から外れている場合にはス
テップS2以下を再び実行して溶湯温度Tmが上記の温
度範囲内となるまで温度コントロールを繰り返す一方、
溶湯温度Tmがこの温度範囲にある場合には次のステッ
プS5が実行される。なお、本実施例により鋳造される
鋳造品は、溶湯温度が1490℃以下になると湯廻り不
良が発生し易く、また、溶湯温度が1530℃以上にな
ると鋳巣不良が発生し易い。
5のステップS1においては、先ず最初に目標溶湯温度
T0 が設定される。この目標溶湯温度T0 の設定は、コ
ントローラ36に設けられた設定装置等が作業者によっ
て操作されることにより行われるか、或いは予め記憶さ
れている数値が読み込まれるとともに必要に応じて作業
者が変更することにより行われ、本実施例では1510
℃程度に目標溶湯温度T0 が設定される。次のステップ
S2では、金属溶湯32の温度が上記目標溶湯温度T0
となるように制御信号SHを加熱電源38に出力し、加
熱装置34による加熱状態を調整して温度コントロール
を行う。ステップS3では、金属溶湯32中に検温部が
浸漬させられた前記熱電対40から温度信号STmを取
り込んで溶湯温度Tmを測定し、ステップS4におい
て、測定した溶湯温度Tmが目標溶湯温度T0 と略等し
いか否かを判断する。この判断は、具体的にはTmがT
0 ±10℃(1500〜1520℃)の範囲にあるか否
かにより行う。この温度範囲から外れている場合にはス
テップS2以下を再び実行して溶湯温度Tmが上記の温
度範囲内となるまで温度コントロールを繰り返す一方、
溶湯温度Tmがこの温度範囲にある場合には次のステッ
プS5が実行される。なお、本実施例により鋳造される
鋳造品は、溶湯温度が1490℃以下になると湯廻り不
良が発生し易く、また、溶湯温度が1530℃以上にな
ると鋳巣不良が発生し易い。
【0018】ステップS5においては、コントローラ3
6から制御信号SAが油圧回路切換弁装置62へ出力さ
れることにより油圧シリンダ42が駆動され、昇降台1
6上に位置決めされた鋳型24に対して気密チャンバ4
6が下降させられるとともに、湯口管52の下端が金属
溶湯32中に浸漬させられる所定の鋳込位置まで昇降台
16が気密チャンバ46と共に下降させられる。これに
続いて、コントローラ36から制御信号SPが出力され
ることにより真空ポンプ50が駆動されると、気密チャ
ンバ46内の減圧が開始されて金属溶湯32が鋳型24
内に吸引注入され、鋳型24に対する鋳込みが行われ
る。本実施例の場合、1ショットの鋳込重量は約20kg
で、吸引注入時間(約6秒)を含む鋳込時間は約60秒
である。鋳込みが終了すると、油圧シリンダ42の出力
ロッド44が引き込まれて昇降台16が初期高さまで上
昇させられるとともに、鋳型24は図示しない搬出装置
により搬出テーブル20上へ搬出される。
6から制御信号SAが油圧回路切換弁装置62へ出力さ
れることにより油圧シリンダ42が駆動され、昇降台1
6上に位置決めされた鋳型24に対して気密チャンバ4
6が下降させられるとともに、湯口管52の下端が金属
溶湯32中に浸漬させられる所定の鋳込位置まで昇降台
16が気密チャンバ46と共に下降させられる。これに
続いて、コントローラ36から制御信号SPが出力され
ることにより真空ポンプ50が駆動されると、気密チャ
ンバ46内の減圧が開始されて金属溶湯32が鋳型24
内に吸引注入され、鋳型24に対する鋳込みが行われ
る。本実施例の場合、1ショットの鋳込重量は約20kg
で、吸引注入時間(約6秒)を含む鋳込時間は約60秒
である。鋳込みが終了すると、油圧シリンダ42の出力
ロッド44が引き込まれて昇降台16が初期高さまで上
昇させられるとともに、鋳型24は図示しない搬出装置
により搬出テーブル20上へ搬出される。
【0019】ステップS6においては、連続鋳造ショッ
ト数n(本実施例では5ショット)を終了したか否か、
すなわち連続鋳造が開始されてからの鋳込み回数がn回
に達したか否かが判断される。nショット終了時には本
フローチャートを終了するが、そうでない場合にはステ
ップS7以下が実行される。
ト数n(本実施例では5ショット)を終了したか否か、
すなわち連続鋳造が開始されてからの鋳込み回数がn回
に達したか否かが判断される。nショット終了時には本
フローチャートを終了するが、そうでない場合にはステ
ップS7以下が実行される。
【0020】ステップS7では、テレビカメラ64から
温度演算コンピュータ68に入力された映像信号SVに
基づいて、前記ステップS5において鋳造され且つ搬出
テーブル20上へ搬出された鋳型24の湯口管52の浸
漬部の残り量xをスケール66の目盛から読み取って測
定する。ステップS8においては、図7に示すような金
属溶湯32の温度Tと湯口管52の浸漬部の残り量xと
の相関関係を表すデータマップに基づいて、測定した残
り量xから推定溶湯温度Tを温度演算コンピュータ68
が算出し、コントローラ36へ推定温度信号STを出力
する。図7のデータマップでは、例えば溶湯温度Tが1
480℃付近では残り量xが150mm前後であるととも
に、溶湯温度Tが上昇するにつれて残り量xが減少し、
溶湯温度Tが1540℃で残り量xが略零となる関係と
なっている。図7のデータマップは、溶湯温度別に複数
のデータを採取して得られた図8に示す基礎データから
求められ、温度演算コンピュータ68に予め記憶された
ものである。
温度演算コンピュータ68に入力された映像信号SVに
基づいて、前記ステップS5において鋳造され且つ搬出
テーブル20上へ搬出された鋳型24の湯口管52の浸
漬部の残り量xをスケール66の目盛から読み取って測
定する。ステップS8においては、図7に示すような金
属溶湯32の温度Tと湯口管52の浸漬部の残り量xと
の相関関係を表すデータマップに基づいて、測定した残
り量xから推定溶湯温度Tを温度演算コンピュータ68
が算出し、コントローラ36へ推定温度信号STを出力
する。図7のデータマップでは、例えば溶湯温度Tが1
480℃付近では残り量xが150mm前後であるととも
に、溶湯温度Tが上昇するにつれて残り量xが減少し、
溶湯温度Tが1540℃で残り量xが略零となる関係と
なっている。図7のデータマップは、溶湯温度別に複数
のデータを採取して得られた図8に示す基礎データから
求められ、温度演算コンピュータ68に予め記憶された
ものである。
【0021】そして、ステップS9では、ステップS8
において算出された推定溶湯温度Tと前記目標溶湯温度
T0 との偏差に基づいて、金属溶湯32の温度が目標溶
湯温度T0 となるよう前記ステップS2と同様に制御信
号SHを出力して温度コントロールを行う。このとき、
前記熱電対40を用いての温度測定は行わず、前記温度
調整プログラムによる鋳込みのショット数等に基づく温
度調整に上記温度偏差を加味して制御信号SHを決定す
る。したがって、鋳込みの2ショット目以降において
は、昇降台16を鋳込位置に下降させるのに先立って、
その都度推定溶湯温度Tに基づく温度調整を行うことと
なる。ステップS10では、予め定められた待ち時間t
aを経過したか否かが判断される。この待ち時間ta
は、加熱装置34による加熱制御に対する実際の金属溶
湯32の温度変化の応答遅れを考慮したものであり、予
め一定時間が設定されても良いが、上記制御信号SHの
変化量等をパラメータとするデータマップにより設定さ
れるようにすることもできる。この待ち時間taを経過
した場合には、前記ステップS5以下が繰り返して実行
され、鋳型24を交換しながら同様にして連続n回の鋳
造が行われる。
において算出された推定溶湯温度Tと前記目標溶湯温度
T0 との偏差に基づいて、金属溶湯32の温度が目標溶
湯温度T0 となるよう前記ステップS2と同様に制御信
号SHを出力して温度コントロールを行う。このとき、
前記熱電対40を用いての温度測定は行わず、前記温度
調整プログラムによる鋳込みのショット数等に基づく温
度調整に上記温度偏差を加味して制御信号SHを決定す
る。したがって、鋳込みの2ショット目以降において
は、昇降台16を鋳込位置に下降させるのに先立って、
その都度推定溶湯温度Tに基づく温度調整を行うことと
なる。ステップS10では、予め定められた待ち時間t
aを経過したか否かが判断される。この待ち時間ta
は、加熱装置34による加熱制御に対する実際の金属溶
湯32の温度変化の応答遅れを考慮したものであり、予
め一定時間が設定されても良いが、上記制御信号SHの
変化量等をパラメータとするデータマップにより設定さ
れるようにすることもできる。この待ち時間taを経過
した場合には、前記ステップS5以下が繰り返して実行
され、鋳型24を交換しながら同様にして連続n回の鋳
造が行われる。
【0022】本実施例においては、テレビカメラ64お
よび温度演算コンピュータ68により実行される上記ス
テップS7が溶損検出工程で、図7のデータマップに基
づいて温度演算コンピュータ68により推定溶湯温度T
を演算するステップS8が温度推定工程で、コントロー
ラ36、加熱電源38、および加熱装置34により実行
される上記ステップS9が温度調整工程である。
よび温度演算コンピュータ68により実行される上記ス
テップS7が溶損検出工程で、図7のデータマップに基
づいて温度演算コンピュータ68により推定溶湯温度T
を演算するステップS8が温度推定工程で、コントロー
ラ36、加熱電源38、および加熱装置34により実行
される上記ステップS9が温度調整工程である。
【0023】ここで、前記図8の基礎データは、図1の
鋳造装置を用いて例えば図6に示すフローチャートに従
って作成される。先ずステップSS1においては、デー
タ作りをするための目標溶湯温度Tsとして適当と思わ
れる複数の温度、例えば前記目標溶湯温度T0 に設定し
た1510℃を中心とする1480℃,1500℃,1
520℃,1540℃の4温度が予めキー入力等により
定められ、その中から小さい順に1つを選択して目標溶
湯温度Tsとして設定する。続くステップSS2におい
て、金属溶湯32の温度が上記目標溶湯温度Tsとなる
ようにコントローラ36が制御信号SHを加熱電源38
に出力して加熱装置34による加熱状態を調整し、温度
コントロールを行う。ステップSS3では、検温部が金
属溶湯32中に浸漬させられた熱電対40から温度信号
STmを取り込み、溶湯温度Tmを測定する。なお、こ
のときの熱電対40は1回の鋳込みが行われる毎に検温
部のみが新しいものと交換され、精度の高い温度測定が
行われる。そして、ステップSS4において、上記測定
した溶湯温度Tmが目標溶湯温度Tsと略等しいか否か
を判断する。この判断は、具体的には溶湯温度TmがT
s±2℃の範囲にあるか否かにより行う。この温度範囲
から外れている場合は、ステップSS2以下を繰り返す
が、この温度範囲にある場合には次のステップSS5が
実行される。
鋳造装置を用いて例えば図6に示すフローチャートに従
って作成される。先ずステップSS1においては、デー
タ作りをするための目標溶湯温度Tsとして適当と思わ
れる複数の温度、例えば前記目標溶湯温度T0 に設定し
た1510℃を中心とする1480℃,1500℃,1
520℃,1540℃の4温度が予めキー入力等により
定められ、その中から小さい順に1つを選択して目標溶
湯温度Tsとして設定する。続くステップSS2におい
て、金属溶湯32の温度が上記目標溶湯温度Tsとなる
ようにコントローラ36が制御信号SHを加熱電源38
に出力して加熱装置34による加熱状態を調整し、温度
コントロールを行う。ステップSS3では、検温部が金
属溶湯32中に浸漬させられた熱電対40から温度信号
STmを取り込み、溶湯温度Tmを測定する。なお、こ
のときの熱電対40は1回の鋳込みが行われる毎に検温
部のみが新しいものと交換され、精度の高い温度測定が
行われる。そして、ステップSS4において、上記測定
した溶湯温度Tmが目標溶湯温度Tsと略等しいか否か
を判断する。この判断は、具体的には溶湯温度TmがT
s±2℃の範囲にあるか否かにより行う。この温度範囲
から外れている場合は、ステップSS2以下を繰り返す
が、この温度範囲にある場合には次のステップSS5が
実行される。
【0024】ステップSS5では、油圧シリンダ42さ
らには真空ポンプ50の駆動により、昇降台16が鋳込
位置まで下降させられるとともに、その後に減圧が開始
されて鋳込みが行われる。このとき、前記と同様に湯口
管52の浸漬部には溶湯温度Tmに対応して溶損が生じ
る。ステップSS6では、前記ステップS7と同様に、
テレビカメラ64から温度演算コンピュータ68に入力
された湯口管52の浸漬部の映像信号SVに基づいて、
その浸漬部の残り量xをスケール66の目盛から読み取
って測定する。続くステップSS7においては、ステッ
プSS3で測定した溶湯温度TmとステップSS6で測
定した残り量xとから、図8に示すようなT−x線図上
にその相関関係を表す測定点データをプロットする。そ
して、ステップSS8においては、所定のNショット
(本実施例では5ショット)を終了したか否かが判断さ
れ、Nショットを終了していない場合には、ステップS
S3へ戻って新しい熱電対40により溶湯温度Tmを測
定するとともに、ステップSS2〜SS4において温度
微調整を行い、その後にステップSS5〜SS7におい
て鋳込み、残り量xの測定、およびデータプロットの各
工程を繰り返して実行する。
らには真空ポンプ50の駆動により、昇降台16が鋳込
位置まで下降させられるとともに、その後に減圧が開始
されて鋳込みが行われる。このとき、前記と同様に湯口
管52の浸漬部には溶湯温度Tmに対応して溶損が生じ
る。ステップSS6では、前記ステップS7と同様に、
テレビカメラ64から温度演算コンピュータ68に入力
された湯口管52の浸漬部の映像信号SVに基づいて、
その浸漬部の残り量xをスケール66の目盛から読み取
って測定する。続くステップSS7においては、ステッ
プSS3で測定した溶湯温度TmとステップSS6で測
定した残り量xとから、図8に示すようなT−x線図上
にその相関関係を表す測定点データをプロットする。そ
して、ステップSS8においては、所定のNショット
(本実施例では5ショット)を終了したか否かが判断さ
れ、Nショットを終了していない場合には、ステップS
S3へ戻って新しい熱電対40により溶湯温度Tmを測
定するとともに、ステップSS2〜SS4において温度
微調整を行い、その後にステップSS5〜SS7におい
て鋳込み、残り量xの測定、およびデータプロットの各
工程を繰り返して実行する。
【0025】Nショットを終了した場合にはステップS
S9を実行し、前記した4つ総ての目標溶湯温度Tsに
ついてデータプロットを終了したか否かを判断する。T
s=1480℃の場合だけしか終了していない場合には
ステップSS1へ戻って次の目標溶湯温度Tsとして1
500℃を設定する。以下、同様にして1500℃にお
けるNショット分の測定点データをT−x線図上にプロ
ットし、さらにTs=1520℃、およびTs=154
0℃の場合のNショットずつの測定点データをT−x線
図上に順次プロットし終えたところで本フローを終了す
る。このようにして、1つの目標溶湯温度Tsについて
Nショットずつ測定点をT−x線図上にプロットして計
4×Nショット分のデータを集計し、図8の基礎データ
ができあがると、その図8の基礎データに基づいて前記
図7のデータマップが温度演算コンピュータ68内で求
められて記憶される。
S9を実行し、前記した4つ総ての目標溶湯温度Tsに
ついてデータプロットを終了したか否かを判断する。T
s=1480℃の場合だけしか終了していない場合には
ステップSS1へ戻って次の目標溶湯温度Tsとして1
500℃を設定する。以下、同様にして1500℃にお
けるNショット分の測定点データをT−x線図上にプロ
ットし、さらにTs=1520℃、およびTs=154
0℃の場合のNショットずつの測定点データをT−x線
図上に順次プロットし終えたところで本フローを終了す
る。このようにして、1つの目標溶湯温度Tsについて
Nショットずつ測定点をT−x線図上にプロットして計
4×Nショット分のデータを集計し、図8の基礎データ
ができあがると、その図8の基礎データに基づいて前記
図7のデータマップが温度演算コンピュータ68内で求
められて記憶される。
【0026】このように、本実施例の連続差圧鋳造法に
おいては、ステップS7の溶損検出工程においてテレビ
カメラ64の映像信号SVに基づいて温度演算コンピュ
ータ68により鋳込みの1ショット毎に湯口管52の残
り量xを測定してその溶損の程度を検出するとともに、
ステップS8の温度推定工程においてその残り量xから
図7のデータマップに基づいて金属溶湯32の温度を推
定し、ステップS9の温度調整工程においてその推定溶
湯温度Tに基づいて加熱装置34を制御することによ
り、金属溶湯32の温度調整を行うようにしているた
め、溶湯温度が予め定められた目標溶湯温度T0 に高い
精度で制御されるようになり、溶湯温度のばらつきに起
因する不良品の発生が抑制されて、一定品質の鋳造品が
安定して製造されるようになる。特に、本実施例では湯
口管52の溶損の程度を表す浸漬部の残り量xから溶湯
温度Tを推定しているため、例えば高価な熱電対40を
用いて検温部を交換しながら1ショット毎に溶湯温度T
mを測定する場合に比較して、温度測定に要する費用が
大幅に節減され、一定品質の鋳造品を安価に製造できる
利点がある。また、本実施例では鋳造現場において実際
に鋳造作業を行って図7のデータマップを作成するよう
にしているため、作業環境等の相違に起因する誤差が少
なく、高い精度で溶湯温度を推定できる。
おいては、ステップS7の溶損検出工程においてテレビ
カメラ64の映像信号SVに基づいて温度演算コンピュ
ータ68により鋳込みの1ショット毎に湯口管52の残
り量xを測定してその溶損の程度を検出するとともに、
ステップS8の温度推定工程においてその残り量xから
図7のデータマップに基づいて金属溶湯32の温度を推
定し、ステップS9の温度調整工程においてその推定溶
湯温度Tに基づいて加熱装置34を制御することによ
り、金属溶湯32の温度調整を行うようにしているた
め、溶湯温度が予め定められた目標溶湯温度T0 に高い
精度で制御されるようになり、溶湯温度のばらつきに起
因する不良品の発生が抑制されて、一定品質の鋳造品が
安定して製造されるようになる。特に、本実施例では湯
口管52の溶損の程度を表す浸漬部の残り量xから溶湯
温度Tを推定しているため、例えば高価な熱電対40を
用いて検温部を交換しながら1ショット毎に溶湯温度T
mを測定する場合に比較して、温度測定に要する費用が
大幅に節減され、一定品質の鋳造品を安価に製造できる
利点がある。また、本実施例では鋳造現場において実際
に鋳造作業を行って図7のデータマップを作成するよう
にしているため、作業環境等の相違に起因する誤差が少
なく、高い精度で溶湯温度を推定できる。
【0027】因に、推定溶湯温度Tを考慮していない従
来の連続鋳造法による鋳造品と本実施例による鋳造品と
の比較を行ったところ、それぞれ20ショット(5ショ
ット×4回)の中で、前者は湯廻り不良が3件,鋳巣不
良が4件の計7件の不良が発生したのに対し、後者は不
良0件であった。
来の連続鋳造法による鋳造品と本実施例による鋳造品と
の比較を行ったところ、それぞれ20ショット(5ショ
ット×4回)の中で、前者は湯廻り不良が3件,鋳巣不
良が4件の計7件の不良が発生したのに対し、後者は不
良0件であった。
【0028】次に、本発明の他の実施例について図9を
参照しつつ説明する。なお、前述の実施例と共通する部
分については、同じ符号を付して説明を省略する。
参照しつつ説明する。なお、前述の実施例と共通する部
分については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0029】図9の実施例では、前記昇降台16と同様
に4本の定圧シリンダ72の出力ロッド74により昇降
台16よりも低い一定の初期高さに支持された第2の昇
降台76が配設されているとともに、その第2昇降台7
6の保持孔80に挿し込まれた状態で湯口管78が着脱
可能に配設されている。この湯口管78は、上端にフラ
ンジを有するとともに前記湯口管52に比べて1ショッ
ト当たりの溶損の程度が少ないように構成されており、
所定のショット数m(<n)を終えると新しいものに交
換される。上記第2昇降台76は、前記気密チャンバ4
6の下降に伴って第1昇降台16が下降すると、その第
1昇降台16上の定盤22の下面に当接させられ、鋳型
24の前記湯口60(図示省略)と湯口管78の上端開
口とが接続された状態で共に下降させられるようになっ
ている。
に4本の定圧シリンダ72の出力ロッド74により昇降
台16よりも低い一定の初期高さに支持された第2の昇
降台76が配設されているとともに、その第2昇降台7
6の保持孔80に挿し込まれた状態で湯口管78が着脱
可能に配設されている。この湯口管78は、上端にフラ
ンジを有するとともに前記湯口管52に比べて1ショッ
ト当たりの溶損の程度が少ないように構成されており、
所定のショット数m(<n)を終えると新しいものに交
換される。上記第2昇降台76は、前記気密チャンバ4
6の下降に伴って第1昇降台16が下降すると、その第
1昇降台16上の定盤22の下面に当接させられ、鋳型
24の前記湯口60(図示省略)と湯口管78の上端開
口とが接続された状態で共に下降させられるようになっ
ている。
【0030】そして、前述の実施例と同様に、油圧シリ
ンダ42等の駆動により、湯口管78の下端が金属溶湯
32に浸漬させられる所定の鋳込位置において気密チャ
ンバ46内が減圧されることにより鋳型24に対する鋳
込みが行われるとともに、その鋳込み中に金属溶湯32
に浸漬された湯口管78の一部が溶解して溶損が生じ
る。また、鋳込みが終了して第1昇降台16および第2
昇降台76が上昇させられると、湯口管78の下端が金
属溶湯32から引き上げられる。この動作が繰り返され
て前記m回の鋳造操作が終了した後においては、図示し
ないテレビカメラ等によりその鋳造操作と同じm回だけ
累積して溶解した湯口管78の下端側における溶損状態
が撮影されて、そのテレビカメラからの映像信号SVか
ら読み取った浸漬部の残り量寸法x′(図示省略)に基
づき、図7と同様なデータマップにより金属溶湯32の
推定溶湯温度Tが算出される。
ンダ42等の駆動により、湯口管78の下端が金属溶湯
32に浸漬させられる所定の鋳込位置において気密チャ
ンバ46内が減圧されることにより鋳型24に対する鋳
込みが行われるとともに、その鋳込み中に金属溶湯32
に浸漬された湯口管78の一部が溶解して溶損が生じ
る。また、鋳込みが終了して第1昇降台16および第2
昇降台76が上昇させられると、湯口管78の下端が金
属溶湯32から引き上げられる。この動作が繰り返され
て前記m回の鋳造操作が終了した後においては、図示し
ないテレビカメラ等によりその鋳造操作と同じm回だけ
累積して溶解した湯口管78の下端側における溶損状態
が撮影されて、そのテレビカメラからの映像信号SVか
ら読み取った浸漬部の残り量寸法x′(図示省略)に基
づき、図7と同様なデータマップにより金属溶湯32の
推定溶湯温度Tが算出される。
【0031】このようにして、所定のm回の鋳造操作毎
に湯口管78の溶損の程度が検出され、その溶損の程度
から推定された推定溶湯温度Tに基づいて金属溶湯32
の温度調整が行われることにより、溶湯温度が予め定め
られた目標溶湯温度T0 に高い精度で制御される。特
に、本実施例では1つの湯口管78がm回のショットに
共通して用いられることから経済的であり、鋳造品の製
造コストを一層低減できる利点がある。
に湯口管78の溶損の程度が検出され、その溶損の程度
から推定された推定溶湯温度Tに基づいて金属溶湯32
の温度調整が行われることにより、溶湯温度が予め定め
られた目標溶湯温度T0 に高い精度で制御される。特
に、本実施例では1つの湯口管78がm回のショットに
共通して用いられることから経済的であり、鋳造品の製
造コストを一層低減できる利点がある。
【0032】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
細に説明したが、本発明は他の態様で実施することもで
きる。
【0033】例えば、前述の実施例においては、前記ス
テップS7の溶損検出工程において、テレビカメラ64
により湯口管52の残り量寸法xを読み取るための映像
を撮影するようになっていたが、このような撮影手段に
替えて、搬出テーブル20の位置において昇降駆動させ
られる測定部材が配設され、その測定部材が湯口管52
の先端に下方から当接してその先端位置を測定すること
によっても、予め一定に維持されている浸漬前のその先
端位置を基準として湯口管52の残り量xを測定するこ
とが可能である。
テップS7の溶損検出工程において、テレビカメラ64
により湯口管52の残り量寸法xを読み取るための映像
を撮影するようになっていたが、このような撮影手段に
替えて、搬出テーブル20の位置において昇降駆動させ
られる測定部材が配設され、その測定部材が湯口管52
の先端に下方から当接してその先端位置を測定すること
によっても、予め一定に維持されている浸漬前のその先
端位置を基準として湯口管52の残り量xを測定するこ
とが可能である。
【0034】また、前述の実施例においては、湯口管5
2の残り量寸法xを溶損の程度を表すパラメータとして
いたが、例えば、湯口管52の浸漬部における金属溶湯
32の表面下の一定の深さ位置において溶損を生じた部
分の径寸法を測定したり、鋳込み後の湯口管52を定盤
22から取り外してその重量を測定したりして、それら
を溶損程度のパラメータとして用いることもできる。ま
た、テレビカメラ64による撮影画面内における湯口管
52の占有面積等に基づいて溶損の程度を検出すること
も可能である。それらを作業者が目視等で判断してデー
タマップから推定溶湯温度Tを読み取り、コントローラ
36にその温度情報をキー入力等により入力するように
したり、加熱装置34の温度調整を手作業で行うように
したりしても良い。
2の残り量寸法xを溶損の程度を表すパラメータとして
いたが、例えば、湯口管52の浸漬部における金属溶湯
32の表面下の一定の深さ位置において溶損を生じた部
分の径寸法を測定したり、鋳込み後の湯口管52を定盤
22から取り外してその重量を測定したりして、それら
を溶損程度のパラメータとして用いることもできる。ま
た、テレビカメラ64による撮影画面内における湯口管
52の占有面積等に基づいて溶損の程度を検出すること
も可能である。それらを作業者が目視等で判断してデー
タマップから推定溶湯温度Tを読み取り、コントローラ
36にその温度情報をキー入力等により入力するように
したり、加熱装置34の温度調整を手作業で行うように
したりしても良い。
【0035】また、前述の実施例においては、コントロ
ーラ36による油圧回路切換弁装置62の制御により、
湯口管52の金属溶湯32内への浸漬長さ寸法sが一定
とされていたが、そのような制御を省略して昇降台16
の下降端位置(前記鋳込位置)を溶湯容器30に対して
一定としても湯口管52の溶損状態を検出することが可
能である。この場合、ショット毎に金属溶湯32の表面
高さが異なることから前記浸漬長さ寸法sが変化して同
じ溶湯温度であっても各ショット毎に湯口管52の溶損
状態が異なることになるが、予めショット数毎に図8の
如く基礎データを集めて図7の如くデータマップを複数
種類用意し、ショット数に応じて対応するデータマップ
を選択して金属溶湯32の温度を推定するようにすれば
良い。
ーラ36による油圧回路切換弁装置62の制御により、
湯口管52の金属溶湯32内への浸漬長さ寸法sが一定
とされていたが、そのような制御を省略して昇降台16
の下降端位置(前記鋳込位置)を溶湯容器30に対して
一定としても湯口管52の溶損状態を検出することが可
能である。この場合、ショット毎に金属溶湯32の表面
高さが異なることから前記浸漬長さ寸法sが変化して同
じ溶湯温度であっても各ショット毎に湯口管52の溶損
状態が異なることになるが、予めショット数毎に図8の
如く基礎データを集めて図7の如くデータマップを複数
種類用意し、ショット数に応じて対応するデータマップ
を選択して金属溶湯32の温度を推定するようにすれば
良い。
【0036】また、前述した図1の実施例においては、
1ショット毎に溶湯温度を推定して温度調整を行ってい
たが、2ショット毎、或いは3ショット毎など、所定の
ショット数毎に湯口管52の溶損程度から溶湯温度を推
定するとともに温度調整を行うようにしても良い。
1ショット毎に溶湯温度を推定して温度調整を行ってい
たが、2ショット毎、或いは3ショット毎など、所定の
ショット数毎に湯口管52の溶損程度から溶湯温度を推
定するとともに温度調整を行うようにしても良い。
【0037】また、前述の実施例においては、所定のn
ショットを終了した後に金属溶湯32の消費分が追加溶
融された時の金属溶湯32の全体量のばらつきについて
何ら考慮されていなかったが、例えば、1ショット目の
鋳込みにおける金属溶湯32の温度誤差は比較的小さい
ことから、1ショット終了後の残り量xに基づく温度調
整は行わず、その1ショット目の残り量xと予め定めら
れた標準値x0 とを比較して補正係数を求め、2ショッ
ト目以降の残り量xを補正してデータマップから推定溶
湯温度Tを算出するようにしたり、或いはデータマップ
側を補正して推定溶湯温度Tを算出するようにしたりす
ることにより、金属溶湯32の連続鋳造開始前の全体量
のばらつきに拘らず、正確な溶湯温度の推定を行うこと
も可能である。
ショットを終了した後に金属溶湯32の消費分が追加溶
融された時の金属溶湯32の全体量のばらつきについて
何ら考慮されていなかったが、例えば、1ショット目の
鋳込みにおける金属溶湯32の温度誤差は比較的小さい
ことから、1ショット終了後の残り量xに基づく温度調
整は行わず、その1ショット目の残り量xと予め定めら
れた標準値x0 とを比較して補正係数を求め、2ショッ
ト目以降の残り量xを補正してデータマップから推定溶
湯温度Tを算出するようにしたり、或いはデータマップ
側を補正して推定溶湯温度Tを算出するようにしたりす
ることにより、金属溶湯32の連続鋳造開始前の全体量
のばらつきに拘らず、正確な溶湯温度の推定を行うこと
も可能である。
【0038】また、前述した図9の実施例においては、
共通の湯口管78を用いて鋳造操作を行うmショットの
鋳込みが終了する毎に湯口管78の溶損程度が検出され
て温度調整が行われていたが、1ショット毎に溶損程度
を検出して温度調整を行っても良い。この場合、湯口管
78は鋳込みのショット数が増す毎に段階的に溶損程度
が増大するため、予めショット数毎に図8の如く基礎デ
ータを集めて図7の如くデータマップをそれぞれ用意
し、ショット数に応じて対応するデータマップにより金
属溶湯32の温度を推定することになる。
共通の湯口管78を用いて鋳造操作を行うmショットの
鋳込みが終了する毎に湯口管78の溶損程度が検出され
て温度調整が行われていたが、1ショット毎に溶損程度
を検出して温度調整を行っても良い。この場合、湯口管
78は鋳込みのショット数が増す毎に段階的に溶損程度
が増大するため、予めショット数毎に図8の如く基礎デ
ータを集めて図7の如くデータマップをそれぞれ用意
し、ショット数に応じて対応するデータマップにより金
属溶湯32の温度を推定することになる。
【0039】また、前述の実施例においては、前記ステ
ップS8の温度推定工程において用いる図7のデータマ
ップを予め求めるために、前記ステップSS1において
図8に示されている4つの温度、すなわち1480℃,
1500℃,1520℃,1540℃を目標溶湯温度T
sとして順次設定し、以下のステップにおいて各温度に
おける5ショットずつのデータを求めていたが、これら
4つの温度の設定や各温度のショット数は適宜変更され
得る。例えば、前述の実施例では温度調整工程における
実際の金属溶湯32の調整温度範囲が1500〜152
0℃であることから、最も低い温度の1480℃を14
90℃に変更したり、最も高い温度の1540℃を15
30℃に変更したりしても、温度推定に必要なデータマ
ップを作成することが可能である。なお、実際の鋳造現
場以外で鋳造作業を行うことなく、例えば温度が異なる
金属溶湯に湯口管を浸漬するだけでデータマップを作成
することもできる。
ップS8の温度推定工程において用いる図7のデータマ
ップを予め求めるために、前記ステップSS1において
図8に示されている4つの温度、すなわち1480℃,
1500℃,1520℃,1540℃を目標溶湯温度T
sとして順次設定し、以下のステップにおいて各温度に
おける5ショットずつのデータを求めていたが、これら
4つの温度の設定や各温度のショット数は適宜変更され
得る。例えば、前述の実施例では温度調整工程における
実際の金属溶湯32の調整温度範囲が1500〜152
0℃であることから、最も低い温度の1480℃を14
90℃に変更したり、最も高い温度の1540℃を15
30℃に変更したりしても、温度推定に必要なデータマ
ップを作成することが可能である。なお、実際の鋳造現
場以外で鋳造作業を行うことなく、例えば温度が異なる
金属溶湯に湯口管を浸漬するだけでデータマップを作成
することもできる。
【0040】また、前述の実施例においては、温度調整
工程において実際に金属溶湯32の温度を調整する手段
として高周波誘導加熱型の加熱装置34が配設されてい
たが、これに替えて低周波誘導加熱型等の他の電気エネ
ルギを利用した加熱装置も用いられ得ることは勿論、燃
焼バーナ等による火力を利用する加熱装置等が用いられ
る場合でも、それらによる発生熱量の調整が可能であれ
ば差し支えない。
工程において実際に金属溶湯32の温度を調整する手段
として高周波誘導加熱型の加熱装置34が配設されてい
たが、これに替えて低周波誘導加熱型等の他の電気エネ
ルギを利用した加熱装置も用いられ得ることは勿論、燃
焼バーナ等による火力を利用する加熱装置等が用いられ
る場合でも、それらによる発生熱量の調整が可能であれ
ば差し支えない。
【0041】また、前述の実施例においては、湯口管5
2或いは湯口管78が鋳型24に対して下型56の下面
における湯口60に接続されるようになっていたが、こ
の他にも、上型54側に設けられた湯口や、上型54お
よび下型56の両者に跨がって設けられた湯口に接続さ
れる湯口管が用いられても良い。
2或いは湯口管78が鋳型24に対して下型56の下面
における湯口60に接続されるようになっていたが、こ
の他にも、上型54側に設けられた湯口や、上型54お
よび下型56の両者に跨がって設けられた湯口に接続さ
れる湯口管が用いられても良い。
【0042】また、前述の実施例においては、湯口管5
2が金属溶湯32と同系の金属にて構成されていたが、
鋳込みの際に金属溶湯32によって完全に溶損してしま
うことなくある程度は溶損する他の材質製の湯口管を採
用することも可能であり、溶湯温度や鋳込時間等に基づ
いて適宜定められる。
2が金属溶湯32と同系の金属にて構成されていたが、
鋳込みの際に金属溶湯32によって完全に溶損してしま
うことなくある程度は溶損する他の材質製の湯口管を採
用することも可能であり、溶湯温度や鋳込時間等に基づ
いて適宜定められる。
【0043】また、前述の実施例においては、真空ポン
プ50に接続された気密チャンバ46により鋳型24側
が減圧されることにより鋳型24と溶湯容器30との間
に圧力差が生じさせられて金属溶湯32が製品キャビテ
ィ58内に吸引注入される場合であったが、加圧ポンプ
等により溶湯容器30側が加圧されることにより大気圧
状態の鋳型24との間に圧力差を生じさせて金属溶湯3
2を圧送注入する場合(低圧鋳造)であっても、本発明
の連続差圧鋳造法を同様に適用することができる。
プ50に接続された気密チャンバ46により鋳型24側
が減圧されることにより鋳型24と溶湯容器30との間
に圧力差が生じさせられて金属溶湯32が製品キャビテ
ィ58内に吸引注入される場合であったが、加圧ポンプ
等により溶湯容器30側が加圧されることにより大気圧
状態の鋳型24との間に圧力差を生じさせて金属溶湯3
2を圧送注入する場合(低圧鋳造)であっても、本発明
の連続差圧鋳造法を同様に適用することができる。
【0044】また、前述の実施例においては、昇降台1
6が前記鋳込位置へ下降させられることにより湯口管5
2の下端が金属溶湯32中に浸漬させられるようになっ
ていたが、金属溶湯32の表面が所定の高さ位置まで上
昇するように溶湯容器30等が昇降可能に構成されるこ
とによっても、同様に湯口管52を浸漬させることが可
能である。昇降手段としては油圧シリンダに限らず、電
動モータと送りねじを組み合わせたものなど、種々の手
段を採用できる。
6が前記鋳込位置へ下降させられることにより湯口管5
2の下端が金属溶湯32中に浸漬させられるようになっ
ていたが、金属溶湯32の表面が所定の高さ位置まで上
昇するように溶湯容器30等が昇降可能に構成されるこ
とによっても、同様に湯口管52を浸漬させることが可
能である。昇降手段としては油圧シリンダに限らず、電
動モータと送りねじを組み合わせたものなど、種々の手
段を採用できる。
【0045】また、前述の実施例においては、鋳込みを
所定のnショット終了する毎に金属溶湯32の消費分に
相当する量の鋼塊が新たに供給されて加熱装置34によ
り溶融されるようになっていたが、予め他所において溶
融状態とされた追加分の金属溶湯が溶湯容器30内へ供
給されるように構成されても差し支えない。
所定のnショット終了する毎に金属溶湯32の消費分に
相当する量の鋼塊が新たに供給されて加熱装置34によ
り溶融されるようになっていたが、予め他所において溶
融状態とされた追加分の金属溶湯が溶湯容器30内へ供
給されるように構成されても差し支えない。
【0046】また、前述の実施例においては、温度演算
コンピュータ68がコントローラ36とは別個に配設さ
れていたが、コントローラ36に温度演算コンピュータ
68の機能を持たせることも可能である。
コンピュータ68がコントローラ36とは別個に配設さ
れていたが、コントローラ36に温度演算コンピュータ
68の機能を持たせることも可能である。
【0047】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図1】本発明の連続差圧鋳造法を好適に実施できる吸
引鋳造装置の構成およびその制御回路を説明する構成図
である。
引鋳造装置の構成およびその制御回路を説明する構成図
である。
【図2】図1の鋳造装置において鋳型と一体的に下降さ
せられた湯口管の下端が金属溶湯に浸漬させられた注湯
前の状態を示す要部断面図である。
せられた湯口管の下端が金属溶湯に浸漬させられた注湯
前の状態を示す要部断面図である。
【図3】図1の鋳造装置において金属溶湯が製品キャビ
ティ内に吸引注入された状態を示す要部断面図である。
ティ内に吸引注入された状態を示す要部断面図である。
【図4】図1の鋳造装置における湯口管の下端側を、溶
損前の状態と溶損後の状態例とを対比して示す断面図で
ある。
損前の状態と溶損後の状態例とを対比して示す断面図で
ある。
【図5】図1の鋳造装置が本発明方法に従って鋳造を行
う際の工程を説明するためのフローチャートである。
う際の工程を説明するためのフローチャートである。
【図6】図8の基礎データを作成するための工程を説明
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図7】図5のステップS8において溶湯温度を推定す
るために用いられるデータマップの一例で、溶湯温度と
溶損程度との相関関係を示す図である。
るために用いられるデータマップの一例で、溶湯温度と
溶損程度との相関関係を示す図である。
【図8】図6のフローチャートの実行により作成される
データで、溶湯温度および溶損程度の測定点をプロット
した基礎データである。
データで、溶湯温度および溶損程度の測定点をプロット
した基礎データである。
【図9】本発明方法を好適に実施できる他の鋳造装置を
示す図で、図1の鋳造装置に比較して湯口管が鋳型から
分離して配設された場合である。
示す図で、図1の鋳造装置に比較して湯口管が鋳型から
分離して配設された場合である。
24:鋳型 30:溶湯容器 32:金属溶湯 34:加熱装置 36:コントローラ 38:加熱電源 52,78:湯口管 58:製品キャビティ 60:湯口 64:テレビカメラ 68:温度演算コンピュータ ステップS7:溶損検出工程 ステップS8:温度推定工程 ステップS9:温度調整工程 x:残り量(溶損の程度) T:推定溶湯温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 18/06 B22D 18/08
Claims (1)
- 【請求項1】 一端が鋳型の湯口に接続された湯口管の
他端を溶湯容器内の金属溶湯に浸漬するとともに、該鋳
型と該溶湯容器との圧力差に基づいて該湯口管を介して
該金属溶湯を該鋳型の製品キャビティ内に注入し、該製
品キャビティに対応する形状の鋳造品を製造する一連の
鋳造操作を、共通の金属溶湯を用いて該鋳型を交換しな
がら繰り返し行う連続差圧鋳造法において、 前記金属溶湯の温度に対応して生じる前記湯口管の他端
側における溶損の程度を、所定回数の鋳造操作が終了す
る毎に検出する溶損検出工程と、 検出された前記溶損の程度に基づいて、予め求められた
該溶損の程度と前記金属溶湯の温度との相関関係から溶
湯温度を推定する温度推定工程と、 推定された推定溶湯温度に基づいて、前記金属溶湯の温
度が予め定められた設定温度となるように、該金属溶湯
の温度調整を行う温度調整工程とを有することを特徴と
する連続差圧鋳造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4300410A JP3000806B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 連続差圧鋳造法 |
| US08/077,540 US5385200A (en) | 1992-10-12 | 1993-06-17 | Continuous differential-pressure casting method wherein molten metal temperature is estimated from consumption amount of pouring tube due to immersion in molten metal |
| DE69308263T DE69308263T2 (de) | 1992-10-12 | 1993-08-20 | Schätzung der Metalltemperatur über die Abnutzung des Tauchrohres auf Grund des Eintauchens in Metallschmelze |
| EP93113362A EP0594961B1 (en) | 1992-10-12 | 1993-08-20 | Estimation of metal temperature by consumption amount of pouring tube due to immersion in molten metal |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4300410A JP3000806B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 連続差圧鋳造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06122062A JPH06122062A (ja) | 1994-05-06 |
| JP3000806B2 true JP3000806B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=17884468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4300410A Expired - Fee Related JP3000806B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 連続差圧鋳造法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5385200A (ja) |
| EP (1) | EP0594961B1 (ja) |
| JP (1) | JP3000806B2 (ja) |
| DE (1) | DE69308263T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5841669A (en) * | 1996-01-26 | 1998-11-24 | Howmet Research Corporation | Solidification control including pattern recognition |
| DE29619778U1 (de) * | 1996-11-15 | 1998-03-12 | Steinel Ag, Einsiedeln | Druck- und Temperatursensor |
| US6607587B1 (en) * | 1998-02-18 | 2003-08-19 | Nippon Steel Corporation | Anticorrosive coating material and method of rust prevention |
| DE19941430A1 (de) | 1999-08-30 | 2001-03-01 | Mueller Weingarten Maschf | Verfahren zur Regelung der Metalldosiermenge |
| US6581673B1 (en) * | 2000-12-29 | 2003-06-24 | Hayes Lemmerz International, Inc. | Method for controlling the filling of a mold cavity of a casting machine |
| US7015439B1 (en) * | 2001-11-26 | 2006-03-21 | Illinois Tool Works Inc. | Method and system for control of on-site induction heating |
| US7723653B2 (en) * | 2006-08-16 | 2010-05-25 | Itherm Technologies, Lp | Method for temperature cycling with inductive heating |
| US7540316B2 (en) | 2006-08-16 | 2009-06-02 | Itherm Technologies, L.P. | Method for inductive heating and agitation of a material in a channel |
| US7718935B2 (en) * | 2006-08-16 | 2010-05-18 | Itherm Technologies, Lp | Apparatus and method for inductive heating of a material in a channel |
| CN102357650B (zh) * | 2011-09-28 | 2013-04-17 | 中南大学 | 连铸结晶器内钢液凝固模拟装置 |
| ITMI20112305A1 (it) * | 2011-12-19 | 2013-06-20 | Crippa Spa | Macchina curvatubi dotata di pantografo |
| CN105033213B (zh) * | 2015-07-22 | 2017-03-22 | 中南大学 | 一种连铸倒角结晶器铸坯模拟装置以及该装置的应用 |
| CN106944604A (zh) * | 2016-01-28 | 2017-07-14 | 诸建芬 | 一种汽车减震器支架成型模具 |
| CN111799961B (zh) * | 2020-06-19 | 2023-09-19 | 重庆金康动力新能源有限公司 | 电机转子及其端环铸造设备和方法 |
| CN114115380B (zh) * | 2021-11-24 | 2022-07-22 | 广东华中科技大学工业技术研究院 | 一种3d玻璃热弯模具温度控制方法和系统 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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