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JP3000892B2 - X線回折を利用した膜厚測定方法 - Google Patents
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JP3000892B2 - X線回折を利用した膜厚測定方法 - Google Patents

X線回折を利用した膜厚測定方法

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JP3000892B2 JP7163325A JP16332595A JP3000892B2 JP 3000892 B2 JP3000892 B2 JP 3000892B2 JP 7163325 A JP7163325 A JP 7163325A JP 16332595 A JP16332595 A JP 16332595A JP 3000892 B2 JP3000892 B2 JP 3000892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線回折を利用した膜
厚測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、品質管理上或いは研究開発上、各
種蒸着法,メッキ等により基板上に形成された皮膜の膜
厚を測定することが要求されている。膜厚測定方法とし
ては、破壊式のもの,非破壊式のものがあり、例えば破
壊式のものとして顕微鏡断面法や電解式厚さ測定法等が
あり、また、例えば非破壊式のものとして蛍光X線によ
る方法,β線による方法,渦電流法等が知られている。
【0003】非破壊式の膜厚測定方法として、蛍光X線
による膜厚測定方法は精度,操作の簡便性等の利点が多
く代表的なものとされている。この蛍光X線による膜厚
測定方法は金属の皮膜試料の一定面積にX線を照射し、
発生する蛍光X線の強度が金属の皮膜の厚さに比例する
ことを原理とするもので、予め厚さが既知の標準膜厚板
を用いて厚みと蛍光X線の強度の関係を検量線として記
憶しておき、未知の厚みの試料から得られる蛍光X線の
強度と検量線によって膜厚を測定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、蛍光X線に
よる膜厚測定方法で試料の膜厚を測定するためには、専
用機としての蛍光X線膜厚装置が必要とされるが、この
蛍光X線膜厚装置は膜厚測定の専用機としての機能に限
定されるため、分析装置を、精度良く、簡易に測定でき
る膜厚装置としても使用し、蛍光X線膜厚装置に代える
ことが求められている。
【0005】蛍光X線による膜厚測定方法では、予め実
験的に蛍光X線の強度と膜厚の関係を検量線として求め
ておくことが必要で、依然として、操作の簡便性を満足
することができなかった。また、膜厚の時々刻々の変化
を捉える動的測定法として、水晶振動子法が用いられて
いる。この水晶振動子法は水晶振動子の固有振動がその
質量の変化によって変化することを利用したものであ
る。即ち、水晶振動子に薄膜が蒸着されると、水晶振動
子の質量に比べてその薄膜の質量が充分に小さければ、
単に水晶振動子の質量或いは厚さが増加したのと同じ効
果が生じ、質量変化に比例した固有振動の変化が生じる
ことを利用したものである。この水晶振動子法で例えば
真空蒸着法による薄膜作成時の膜厚が測定される。
【0006】ところが、この水晶振動子法により成膜中
に膜厚を測定すると、間接的に膜厚を測定することにな
り、水晶振動子のセッティングの方法,成膜状態等の条
件によって測定された膜厚が実際の膜厚と相違すること
があり、膜厚の測定データに誤差を含む可能性がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもの
で、その目的は、蛍光X線膜厚装置に代えて精度良く、
検量線を必要としないで簡易に膜厚を測定でき、しか
も、成膜中に膜厚を測定することができるX線回折を利
用した膜厚測定方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
基板上に形成された皮膜の膜厚を測定するに際し、皮膜
上に照射されたX線が回折して生じた回折X線の強度を
測定するX線強度検出器を、基板からの回折X線のみを
検出する位置に固定し、照射されるX線の入射角度を0
度から変化させて、X線強度検出器により、X線の入射
角度に対応する基板からの回折X線の強度を測定し、X
線の入射角度に対応する基板からの回折X線の強度の関
係図を作り、測定された回折X線の強度の零値から増加
傾向に変化する立上り点を生じさせるX線の入射角度の
値を入射深さに換算して皮膜の膜厚を求めることを特徴
とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明においては、X線の入射角
度αが0度(皮膜の表面と平行な方向)から増加され
る。この変化に伴い、X線は徐々に皮膜より内部に深く
入るようになる。 (1)X線の入射角度が小さいと、X線は皮膜のみに入
り、皮膜によるX線回折は生じるが、基板には到達せ
ず、基板によるX線回折は生じない。
【0009】そして、X線強度検出器の位置が特定され
た位置にあるので、皮膜に照射されて回折した回折X線
の強度は、X線強度検出器により零値として検出され
る。 (2)X線の入射角度が大きくなり、所定の角度以上に
なると、X線は皮膜と基板の両方に入る。 X線の入射角
度の増加に伴って、X線は基板の表面から基板の内部に
深く入る。Braggの式を満たす場合、X線は基板表
面及び基板の内部で回折されて回折X線が種々の方向に
向けて生じる。
【0010】X線強度検出器と同角度の回折X線の強度
はX線強度検出器により検出される。X線強度検出器に
より基板からの回折X線のみが測定される。 ここで、皮
膜に照射されて回折した回折X線の強度はX線強度検出
器の位置が特定された位置にあるので、X線強度検出器
により検出されない。 次に、請求項1記載の発明に係わ
るX線回折を利用した膜厚測定方法の原理について説明
する。
【0011】一般に、X線の入射条件がBraggの式
を満たす場合に回折現象を起こし、Braggの式が以
下のように成立する。 nλ=2d・sinθ ここで、λはX線の波長,dは格子面間隔,θはX線の
回折角度である。nは回折の次数で、一般に1として扱
われる。
【0012】即ち、Braggの式を満たすX線の入射
角度に対して強い回折があり、回折X線の強度が大きく
なる。 格子面間隔dは個々の材料が有する物性値で、X
線の波長が分かれば、Braggの式に、X線の回折強
度が得られる回折角度θを代入することで求められる。
これは、材料を決めれば、X線の回折角度θが決定され
ることを意味している。
【0013】従って、皮膜,基板の材料を特定すれば、
X線の回折角度θが決定され、材料を特定したX線の入
射角度αに対して、強い回折があり、回折X線の強度が
大きくなることを意味している。 しかも、X線強度検出
器が、基板からの回折X線のみを検出する位置に固定さ
れているので、X線強度検出器により、基板からの回折
X線は検出されるが、皮膜からの回折X線は検出されな
い。
【0014】上述のようにX線の入射角度αを0度(皮
膜の表面と平行な方向)から増加させると、所定の角度
までは、X線は皮膜のみに入り、基板には到達しない。
所定の角度になると、X線は基板で回折されて回折X線
が生じる。X線の入射角度がさらに増加されると、X線
が基板の内部に深く入り、基板による回折X線 の回折量
が多くなることから、X線強度検出器により検出される
基板からの回折X線の強度が増加する。
【0015】従って、例えば横軸にX線の入射角度を取
り、縦軸に回折X線の強度を取った関係図を作成すれ
ば、X線の入射角度が所定の角度の範囲までは基板から
の回折X線の強度は零で、X線の入射角度が所定の角度
より大きくなるに従い、基板からの回折X線の強度が増
加することになる。 即ち、回折X線の強度が零値から増
加傾向に変化する立上り点(X線の入射角度)を横軸上
で読むことにより、所定の角度が求められる。この所定
の角度が皮膜の膜厚に対応しており、次の式で所定の角
度が入射深さに換算され、入射深さが皮膜の膜厚とな
る。
【0016】t=(4.6/μ)・sinα ここで、tはX線の入射深さ、μは線吸収係数、αはX
線の入射角度(所定の角度)である。
【0017】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。 図1ないし図3により請求項1記載の発明の実
施例に係わるX線回折を利用した膜厚測定方法について
説明する。 図1において、符号1は試料で、この試料1
は基板2と、基板2上に形成された皮膜3とで構成され
ている。基板2,皮膜3の材料は結晶質で、例えば金
属,セラミックスが挙げられ、ガラス,アモルファス金
属のような非晶質の材料は含まれない。
【0018】4はX線照射装置で、図面上、試料1の上
方に配置され、また、X線強度検出器5が試料1の上方
に配置されている。X線強度検出器5は皮膜3上に照射
されたX線が回折して生じた基板2からの回折X線6の
強度を測定するもので、基板2からの回折X線6のみを
検出する位置に固定されている。 かかるX線照射装置
4,X線強度検出器5の配置の下に、次のように皮膜3
の膜厚が求められる。
【0019】先ず、X線照射装置4からX線が皮膜3に
照射される。 照射されるX線の入射角度αが0度から増
加されると、回折現象が生じ、試料1から回折X線6が
回折し、この回折X線6の強度はX線強度検出器5によ
り測定される。回折X線6の強度はX線の入射角度に対
応しており、図2に示すように、横軸にX線の入射角
度,縦軸に基板2からの回折X線6の強度を取った関係
図が得られる。
【0020】図2に示す関係図において、測定された回
折X線6の強度は零値から立上り点Wを境として増加傾
向に変化する。X線の入射角度αがX線の入射角度α
(k1)より小さく、例えば入射角度αがα(1)の時
には回折X線6の強度は零値となる。X線の入射角度α
がX線の入射角度α(k1)より大きく、例えば入射角
度αがα(2)の時には回折X線6の強度は増加傾向と
なる。
【0021】図2に示す関係図から立上り点W(X線の
入射角度)を横軸上で読むことにより、入射角度α(k
1)が求められる。次の式で入射角度α(k1)がX線
の入射深さに換算され、X線の入射深さが皮膜3の膜厚
となる。 このように、入射角度α(k1)に対応して皮
膜3の膜厚が求められる。 t=(4.6/μ)・sinα・・・(1) ここで、tは入射深さ,μは線吸収係数,αはX線の入
射角度である。
【0022】この式はX線の浸透深さを示すもので、以
下のように求められる。 安東和人著「薄膜X線回折法」
(日本電子株式会社発行のJEOL applicat
ion note XR22)のP6〜P7によれば、
入射角度α(k1)に対応して皮膜3の膜厚を求める式
として t={ln(1/(1−G X ))}/{μ(1/sinα)}・・・(2) が記載されている。
【0023】ここで、G X は、試料に強度I P のX線が入
射した時、強度I P に対して、試料の表面から所定の深
さでのX線回折強度の比率で、精度測定上からG X は実
験的に99%が適切な値と確認され、この値を(2)式
に代入すると、(1)式が得られる。 また、線吸収係数
μは次のように求められる。X線は物質を透過すると減
衰し、波長一定のX線が物質を一定方向にxcmだけ透
過したとき、強度がI 0 からIに減衰したとすれば、 I=I 0 ・exp(−μx) と表され、μ(cm -1 )が線吸収係数と呼ばれている。
【0024】なお、上述の式はカリティ著「X線回折要
論」(アグネ出版)のP267にもG X を求める式が記
載され、同様にして(1)式を求めることができる。
に、本実施例の作用を説明する。 X線の入射角度αが0
度(皮膜3の表面と平行な方向)から増加される。この
変化に伴い、X線は徐々に皮膜3から内部に深く入るよ
うになる。
【0025】(1)X線の入射角度が小さいと、例えば
入射角度αがα(1)の時には、X線は皮膜3のみに入
り、基板2には到達せず、基板2によるX線回折は生じ
ない。 そして、X線強度検出器5が特定された位置にあ
るので、皮膜3に照射されて回折した回折X線6の強度
は、X線強度検出器5により零値として検出される。 (2)X線の入射角度が大きくなり、入射角度α(k
1)以上になると、例えば入射角度αがα(2)の時に
は、X線は皮膜3と基板2の両方に照射される。
【0026】X線の入射角度の増加に伴って、X線は基
板2の表面から基板2の内部に深く入る。X線は基板2
の表面及び基板2の内部で回折されて回折X線6が種々
の方向に向けて生じる。 X線強度検出器5と同角度の回
折X線6の強度はX線強度検出器5により検出 される。
X線強度検出器5により基板2からの回折X線6のみが
測定される。
【0027】ここで、皮膜3に照射されて回折した回折
X線6の強度はX線強度検出器5が特定された位置にあ
るので、X線強度検出器5により検出されない。 次に、
本実施例に係わるX線回折を利用した膜厚測定方法の原
理について説明する。 一般に、結晶質の試料に入射され
たX線は、Braggの式を満たす角度で回折現象を起
こし、Braggの式が以下のように成立する。
【0028】nλ=2d・sinθ ここで、λはX線の波長,dは格子面間隔,θはX線の
回折角度である。nは回折の次数で、一般に1として扱
われる。 即ち、Braggの式を満たすX線の入射角度
に対して強い回折があり、回折X線6の強度が大きくな
る。
【0029】格子面間隔dは個々の材料が有する物性値
で、X線の波長が分かれば、Braggの式に、X線の
回折強度が得られる回折角度θを代入することで求めら
れる。これは、材料を決めれば、X線の回折角度θが決
定されることを意味している。
【0030】従って、皮膜3,基板2の材料を特定すれ
ば、X線の回折角度θが決定され、材料を特定したX線
の入射角度αに対して、強い回折があり、回折X線6の
強度が大きくなることを意味している。 しかも、X線強
度検出器5が、基板2からの回折X線6のみを検出する
位置に固定されているので、X線強度検出器5により、
基板2からの回折X線6は検出されるが、皮膜3からの
回折X線6は検出されない。
【0031】従って、上述のようにX線の入射角度αを
0度(皮膜の表面と平行な方向)から増加させると、入
射角度α(k1)までは、X線は皮膜3のみに入り、基
板2 には到達せず、基板2によるX線の回折は起こらな
い。皮膜3で回折された回折X線はX線強度検出器5に
より検出されない。 入射角度α(k1)になると、X線
は基板2で回折されて回折X線6が生じる。X線の入射
角度がさらに増加されると、X線が基板2の内部に深く
入り、基板2による回折X線6の回折量が多くなること
から、X線強度検出器5により検出される回折X線6の
強度が増加する。
【0032】従って、横軸にX線の入射角度を取り、縦
軸に回折X線6の強度を取った関係図を作れば、X線の
入射角度が所定の角度の範囲までは基板2からの回折X
線6の強度は零で、X線の入射角度が入射角度α(k
1)より大きくなると、基板2からの回折X線6の強度
が増加することになる。 そして、図2に示す関係図から
立上り点W(X線の入射角度)を横軸上で読むことによ
り、入射角度α(k1)が求められ、入射角度α(k
1)がX線の入射深さに換算され、X線の入射深さが皮
膜3の膜厚となる。
【0033】次に、本実施例の実験例を説明する。 基板
2としてSUS304ステンレス鋼が用いられ、この基
板2上に物理蒸着法により皮膜3として窒化チタンを蒸
着した試料1が準備される。
【0034】X線照射装置4の管電流を100mA、管
電圧を40kVとし、X線の入射角度は0ないし5度の
範囲で変化される。 X線強度検出器5の設定角度は5
0.883度(皮膜の表面に対して)である。これは、
基板2の材料であるSUS304ステンレス鋼(γ−F
e)の(002)面の面間隔1.794オングストロー
ム、X線の波長は1.54オングストロームとしてBr
aggの式より求めたものである。
【0035】図2に示すように、立上り点Wを生じさせ
る入射角度α(k1)を求めると2.0度となり、入射
角度2.0度を入射深さに換算して皮膜3の膜厚2.0
μmが求められる。この膜厚2.0μmは走査型電子顕
微鏡による測定で確認されて いる。 そして、図3に示す
ように、0.1μmのレベルで膜厚が測定され、測定点
をプロットすると、直線Zが得られ、本実施例に係わる
X線回折を利用した膜厚測定方法による測定結果と、走
査型電子顕微鏡による測定結果が一致していることが示
されており、本実施例に係わるX線回折を利用した膜厚
測定方法による測定精度が高いことが実証されている。
【0036】以上の如き構成によれば、X線回折の原理
を利用することにより皮膜3の膜厚を求めることができ
る。即ち、皮膜3上に照射されるX線の入射角度αだけ
を変化させ、X線の入射角度αに対応する基板2からの
回折X線6の強度の関係図上で、測定された回折X線6
の強度の零値から増加傾向に変化する立上り点Wを生じ
させるX線の入射角度α(k1)の値を読み取ることに
より、皮膜3の膜厚を求めることができる。
【0037】従って、通常は結晶構造を解析するため等
に用いられるX線回折装置を、膜厚を測定するための装
置として用いることができ、専用機としての蛍光X線膜
厚装置に代えることができ、しかも、蛍光X線膜厚装置
による膜厚測定法と同等若しくはそれ以上の精度を確保
でき、また、蛍光X線膜厚装置による膜厚測定方法にお
ける検量線を必要とせず、操作の簡便性を満足すること
ができる。
【0038】また、皮膜3の成膜中に回折X線6の強度
を測定することにより、セッティングの方法,成膜状態
等の条件に左右されずに膜厚を直接測定し、膜厚の測定
データに誤差を含む可能性を少なくし、所要の膜厚の皮
膜を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、X線回折
の原理を利用することにより皮膜の膜厚を求めることが
できる。即ち、皮膜上に照射されるX線の入射角度だけ
を変化させ、X線の入射角度に対応する基板からの回折
X線の強度の関係図を作り、関係図上で、測定された回
折X線の強度の零値から増加傾向に変化する立上り点を
生じさせるX線の入射角度の値を読み取ることにより、
皮膜の膜厚を求めることができる。
【0040】従って、通常は結晶構造を解析するため等
に用いられるX線回折装置を、膜厚を測定するための装
置として用い、専用機としての蛍光X線膜厚装置に代え
ることができ、しかも、蛍光X線膜厚装置による膜厚測
定法と同等若しくはそれ以上の精度を確保でき、また、
蛍光X線膜厚装置による膜厚測定方法における検量線を
必要とせず、操作の簡便性を満足することができる。
【0041】また、皮膜の成膜中に回折X線の強度を測
定することにより、セッティングの方法,成膜状態等の
条件に左右されずに膜厚を直接測定し、膜厚の測定デー
タに誤差を含む可能性を少なくし、所要の膜厚の皮膜を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の実施例に係わるX線回折
を利用した膜厚測定方法の原理説明図である。
【図2】同膜厚測定方法におけるX線の入射角度と回折
X線の強度の対応を示す関係図である。
【図3】X線回折による測定結果と走査型電子顕微鏡に
よる測定結果との対応関係を示す説明図である。
【符号の説明】
2 基板 3 皮膜 5 X線強度検出器 6 回折X線 W 立上り点 Y 変位点
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 15/00 - 15/08 G01N 23/00 - 23/227

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された皮膜の膜厚を測定す
    るに際し、 皮膜上に照射されたX線が回折して生じた回折X線の強
    度を測定するX線強度検出器を、基板からの回折X線の
    みを検出する位置に固定し、 照射されるX線の入射角度を0度から変化させて、X線
    強度検出器により、X線の入射角度に対応する基板から
    の回折X線の強度を測定し、 X線の入射角度に対応する基板からの回折X線の強度の
    関係図を作り、測定された回折X線の強度の零値から増
    加傾向に変化する立上り点を生じさせるX線の入射角度
    の値を入射深さに換算して皮膜の膜厚を求めることを特
    徴とするX線回折を利用した膜厚測定方法。
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