JP3007043B2 - コンクリート製品における鉄筋保持具 - Google Patents
コンクリート製品における鉄筋保持具Info
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Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンクリート製品
内に埋設されてコンクリート製品を補強する鉄筋製補強
部材をコンクリート製品製造用型枠内において所定の間
隔に保持する鉄筋保持具に関するものである。
内に埋設されてコンクリート製品を補強する鉄筋製補強
部材をコンクリート製品製造用型枠内において所定の間
隔に保持する鉄筋保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、U字溝等のコンクリート製品内
に埋設される補強部材は、複数本の鉄筋を縦横に結合し
て網状に形成されており、この網状補強部材をコンクリ
ート製品製造用の型枠から離間して保持するための鉄筋
保持具は、縦横鉄筋列の交差部にて縦横鉄筋に係合す
る。
に埋設される補強部材は、複数本の鉄筋を縦横に結合し
て網状に形成されており、この網状補強部材をコンクリ
ート製品製造用の型枠から離間して保持するための鉄筋
保持具は、縦横鉄筋列の交差部にて縦横鉄筋に係合す
る。
【0003】従来の鉄筋保持具として、本願出願人は特
開昭64−36851号公報に示すような構造のものを
提案している。この鉄筋保持具は左右一対の支持脚部
と、下側鉄筋を下側から外嵌支持するように支持脚部の
上部に形成された支持凹部と、下側鉄筋と交差する上側
鉄筋を上側から押さえ込むように支持凹部よりも上方位
置にて該支持凹部の両側に形成された左右一対の位置規
制片とにより構成されている。
開昭64−36851号公報に示すような構造のものを
提案している。この鉄筋保持具は左右一対の支持脚部
と、下側鉄筋を下側から外嵌支持するように支持脚部の
上部に形成された支持凹部と、下側鉄筋と交差する上側
鉄筋を上側から押さえ込むように支持凹部よりも上方位
置にて該支持凹部の両側に形成された左右一対の位置規
制片とにより構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】我国における道路の路
肩に沿うように配設されるコンクリート製U字溝は、縦
横鉄筋列が一層のみ埋設されていた。ところが、近年、
国内の大型車を上回る外国製の大型大重量のトレーラ等
の国内における通行が認可され、この大型トレーラの車
輪がU字溝を覆う蓋板上を移動する場合があり、このと
き、その大荷重によりU字溝の機械的強度が不足して、
U字溝が損傷する恐れがある。そこで、路肩に使用され
るU字溝の底壁内に埋設される縦横鉄筋列を二層にする
対策が採られるようになった。このため、前述した従来
の鉄筋保持具では対応できないという新たな問題が生じ
た。すなわち、新たに埋設される縦横鉄筋列を型枠から
所定の高さに配置するためには別の鉄筋保持具を用意す
る必要があり、上下二層の縦横鉄筋列の配置作業を適正
かつ迅速に行うことができないばかりでなく、異種の鉄
筋保持具を用意しなければならないという問題が生じ
た。
肩に沿うように配設されるコンクリート製U字溝は、縦
横鉄筋列が一層のみ埋設されていた。ところが、近年、
国内の大型車を上回る外国製の大型大重量のトレーラ等
の国内における通行が認可され、この大型トレーラの車
輪がU字溝を覆う蓋板上を移動する場合があり、このと
き、その大荷重によりU字溝の機械的強度が不足して、
U字溝が損傷する恐れがある。そこで、路肩に使用され
るU字溝の底壁内に埋設される縦横鉄筋列を二層にする
対策が採られるようになった。このため、前述した従来
の鉄筋保持具では対応できないという新たな問題が生じ
た。すなわち、新たに埋設される縦横鉄筋列を型枠から
所定の高さに配置するためには別の鉄筋保持具を用意す
る必要があり、上下二層の縦横鉄筋列の配置作業を適正
かつ迅速に行うことができないばかりでなく、異種の鉄
筋保持具を用意しなければならないという問題が生じ
た。
【0005】この発明の第1の目的は上記従来の問題点
を解消して、コンクリート製品内に埋設される上下層の
縦横鉄筋列の間隔を所定の間隔に保持し、かつ型枠から
所定の高さ位置に支持することができるコンクリート製
品における鉄筋保持具を提供することにある。
を解消して、コンクリート製品内に埋設される上下層の
縦横鉄筋列の間隔を所定の間隔に保持し、かつ型枠から
所定の高さ位置に支持することができるコンクリート製
品における鉄筋保持具を提供することにある。
【0006】又、この発明の第2の目的は、第1の目的
に加えて、一旦把持した鉄筋が鉄筋把持部から抜け出る
のを確実に防止することができるコンクリート製品にお
ける鉄筋保持具を提供することにある。
に加えて、一旦把持した鉄筋が鉄筋把持部から抜け出る
のを確実に防止することができるコンクリート製品にお
ける鉄筋保持具を提供することにある。
【0007】さらに、この発明の第3の目的は上記第1
又は2の目的に加えて、上下の鉄筋の把持状態を安定化
することができるコンクリート製品における鉄筋保持具
を提供することにある。
又は2の目的に加えて、上下の鉄筋の把持状態を安定化
することができるコンクリート製品における鉄筋保持具
を提供することにある。
【0008】さらに、この発明の第4の目的は上記第1
〜3のいずれかの目的に加えて、上下の鉄筋が横方向に
変位していても両鉄筋を安定して保持するすることがで
きるコンクリート製品における鉄筋保持具を提供するこ
とにある。
〜3のいずれかの目的に加えて、上下の鉄筋が横方向に
変位していても両鉄筋を安定して保持するすることがで
きるコンクリート製品における鉄筋保持具を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
述した第1及び第4の目的を達成するため、コンクリー
ト製品製造時に上側となる複数本の鉄筋と下側となる複
数本の鉄筋とを縦横に結合して形成した第1補強部材
と、該第1補強部材と型枠との間に配設され、かつ縦横
鉄筋列よりなる第2補強部材とを互いに連結するととも
に前記型枠の上面に前記第1,2補強部材を支持する鉄
筋保持具であって、該鉄筋保持具の上端部には第1補強
部材の鉄筋を把持する上部鉄筋把持部を設け、下部には
第2補強部材の鉄筋を把持する下部鉄筋把持部を設け、
さらに該下部鉄筋把持部の下側には前記型枠の上面に支
持される支持脚部を設け、前記上部及び下部の鉄筋把持
部は横方向に互いに変位され、上下に対応しない上下の
鉄筋を把持した状態で直立するようにしている。 請求項
2記載の発明は、前述した第1の目的を達成するため、
コンクリート製品製造時に上側となる複数本の鉄筋と下
側となる複数本の鉄筋とを縦横に結合して形成した第1
補強部材と、該第1補強部材と型枠との間に配設され、
かつ縦横鉄筋列よりなる第2補強部材とを互いに連結す
るとともに前記型枠の上面に前記第1,2補強部材を支
持する鉄筋保持具であって、該鉄筋保持具の上端部には
第1補強部材の鉄筋を把持する上部鉄筋把持部を設け、
下部には第2補強部材の鉄筋を把持する下部鉄筋把持部
を設け、さらに該下部鉄筋把持部の下側には前記型枠の
上面に支持される支持脚部を設け、前記上部鉄筋把持部
の幅は下部鉄筋把持部の幅よりも小さいものであるとし
ている。
述した第1及び第4の目的を達成するため、コンクリー
ト製品製造時に上側となる複数本の鉄筋と下側となる複
数本の鉄筋とを縦横に結合して形成した第1補強部材
と、該第1補強部材と型枠との間に配設され、かつ縦横
鉄筋列よりなる第2補強部材とを互いに連結するととも
に前記型枠の上面に前記第1,2補強部材を支持する鉄
筋保持具であって、該鉄筋保持具の上端部には第1補強
部材の鉄筋を把持する上部鉄筋把持部を設け、下部には
第2補強部材の鉄筋を把持する下部鉄筋把持部を設け、
さらに該下部鉄筋把持部の下側には前記型枠の上面に支
持される支持脚部を設け、前記上部及び下部の鉄筋把持
部は横方向に互いに変位され、上下に対応しない上下の
鉄筋を把持した状態で直立するようにしている。 請求項
2記載の発明は、前述した第1の目的を達成するため、
コンクリート製品製造時に上側となる複数本の鉄筋と下
側となる複数本の鉄筋とを縦横に結合して形成した第1
補強部材と、該第1補強部材と型枠との間に配設され、
かつ縦横鉄筋列よりなる第2補強部材とを互いに連結す
るとともに前記型枠の上面に前記第1,2補強部材を支
持する鉄筋保持具であって、該鉄筋保持具の上端部には
第1補強部材の鉄筋を把持する上部鉄筋把持部を設け、
下部には第2補強部材の鉄筋を把持する下部鉄筋把持部
を設け、さらに該下部鉄筋把持部の下側には前記型枠の
上面に支持される支持脚部を設け、前記上部鉄筋把持部
の幅は下部鉄筋把持部の幅よりも小さいものであるとし
ている。
【0010】請求項3記載の発明は、前述した第2の目
的を達成するため、請求項1又は2において、上部及び
下部の鉄筋把持部を、横方向に開口する支持凹部と、該
支持凹部の上下両側部より所定高さ離隔した位置から横
方向に延びる上下一対のアーム部と、両アーム部の先端
部に一体に湾曲形成され、かつ先端を前記支持凹部の開
口部を覆うように設けた一対の押さえ込み片とにより構
成し、前記両押さえ込み片を、鉄筋を支持凹部に嵌入す
る際、弾性変形可能に形成している。
的を達成するため、請求項1又は2において、上部及び
下部の鉄筋把持部を、横方向に開口する支持凹部と、該
支持凹部の上下両側部より所定高さ離隔した位置から横
方向に延びる上下一対のアーム部と、両アーム部の先端
部に一体に湾曲形成され、かつ先端を前記支持凹部の開
口部を覆うように設けた一対の押さえ込み片とにより構
成し、前記両押さえ込み片を、鉄筋を支持凹部に嵌入す
る際、弾性変形可能に形成している。
【0011】請求項4記載の発明は、前述した第3の目
的を達成するため、請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記支持脚部は支持凹部に把持される鉄筋に直交する平
面内で左右両側方に開脚する一対の開脚部と、両開脚部
を連結する連結部とにより構成している。
的を達成するため、請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記支持脚部は支持凹部に把持される鉄筋に直交する平
面内で左右両側方に開脚する一対の開脚部と、両開脚部
を連結する連結部とにより構成している。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を道路の路肩に使
用されるU字溝の二層の縦横鉄筋列の鉄筋保持具として
具体化した一実施形態を図1〜図6に基づいて説明す
る。
用されるU字溝の二層の縦横鉄筋列の鉄筋保持具として
具体化した一実施形態を図1〜図6に基づいて説明す
る。
【0014】最初に、図1,2により二層の縦横鉄筋列
を支持する鉄筋保持具10について説明すると、この鉄
筋保持具10は、例えばエポキシ樹脂等の硬質合成樹脂
により一体的に形成されている。該鉄筋保持具10の下
部鉄筋把持部12の下部には支持脚部11が一体的に構
成され、その下端は後述する内側型枠30の上面に支持
される。前記支持脚部11には下端に行くほど収束する
リブ11aが四箇所に等間隔に形成されている。前記下
部鉄筋把持部12の上部には連結部13を介して上部鉄
筋把持部14が一体的に形成されている。なお、この連
結部13の横断面は十字状である。
を支持する鉄筋保持具10について説明すると、この鉄
筋保持具10は、例えばエポキシ樹脂等の硬質合成樹脂
により一体的に形成されている。該鉄筋保持具10の下
部鉄筋把持部12の下部には支持脚部11が一体的に構
成され、その下端は後述する内側型枠30の上面に支持
される。前記支持脚部11には下端に行くほど収束する
リブ11aが四箇所に等間隔に形成されている。前記下
部鉄筋把持部12の上部には連結部13を介して上部鉄
筋把持部14が一体的に形成されている。なお、この連
結部13の横断面は十字状である。
【0015】前記下部鉄筋把持部12は鉄筋を係合して
把持するための横向き半円筒状の支持凹部15を有して
いる。該支持凹部15の上下両側部にはアーム部16,
17が水平に一体形成されている。両アーム部16,1
7の先端部には押さえ込み片18,19が支持凹部15
の開口部へ指向するように一体に湾曲形成されている。
両押さえ込み片18,19の先端は互いに離間して支持
凹部15の円弧半径領域内に位置するように設定されて
いる。前記押さえ込み片18,19は鉄筋26を支持凹
部15に嵌入把持する際、アーム部16,17との連結
部を中心として上下方向に弾性変形可能に形成されてい
る。上部鉄筋把持部14は図1に示すように下部鉄筋把
持部12の幅よりも小さく形成され、かつ図2に示すよ
うに下部鉄筋把持部12よりも鉄筋23の外径寸法分だ
け左方向へ変位している。この変位により上下に対応し
ない上下の鉄筋23,26を上部及び下部の鉄筋把持部
14,12により把持した状態で保持具全体が直立する
ようにしている。上部鉄筋把持部14の他の構成及び機
能は下部鉄筋把持部12と同様であるので、同一の部材
については、同一の符号に「A」を付して説明を省略す
る。
把持するための横向き半円筒状の支持凹部15を有して
いる。該支持凹部15の上下両側部にはアーム部16,
17が水平に一体形成されている。両アーム部16,1
7の先端部には押さえ込み片18,19が支持凹部15
の開口部へ指向するように一体に湾曲形成されている。
両押さえ込み片18,19の先端は互いに離間して支持
凹部15の円弧半径領域内に位置するように設定されて
いる。前記押さえ込み片18,19は鉄筋26を支持凹
部15に嵌入把持する際、アーム部16,17との連結
部を中心として上下方向に弾性変形可能に形成されてい
る。上部鉄筋把持部14は図1に示すように下部鉄筋把
持部12の幅よりも小さく形成され、かつ図2に示すよ
うに下部鉄筋把持部12よりも鉄筋23の外径寸法分だ
け左方向へ変位している。この変位により上下に対応し
ない上下の鉄筋23,26を上部及び下部の鉄筋把持部
14,12により把持した状態で保持具全体が直立する
ようにしている。上部鉄筋把持部14の他の構成及び機
能は下部鉄筋把持部12と同様であるので、同一の部材
については、同一の符号に「A」を付して説明を省略す
る。
【0016】図2はU字溝用の第1補強部材22及び第
2補強部材25を前記鉄筋保持具10により型枠30上
に支持した状態を示す。ここで、両補強部材22,25
について説明すると、第1補強部材22は、図6に示す
ように左右方向の横列に並列された複数本のU字状の折
曲鉄筋23と、前後方向の縦列に並列された複数本の直
線的な縦鉄筋24とを上下に溶接結合して全体として逆
U字網溝状に構成されている。U字溝製造時には折曲鉄
筋23が上側となり、直線状縦鉄筋24が下側となる。
2補強部材25を前記鉄筋保持具10により型枠30上
に支持した状態を示す。ここで、両補強部材22,25
について説明すると、第1補強部材22は、図6に示す
ように左右方向の横列に並列された複数本のU字状の折
曲鉄筋23と、前後方向の縦列に並列された複数本の直
線的な縦鉄筋24とを上下に溶接結合して全体として逆
U字網溝状に構成されている。U字溝製造時には折曲鉄
筋23が上側となり、直線状縦鉄筋24が下側となる。
【0017】第1補強部材22の上部下側にはU字溝の
底部の機械的強度を増大するための第2補強部材25が
配設されている。第2補強部材25は、図6に示すよう
に左右方向の横列に並列された複数本の直線的な横鉄筋
26と、前後方向の縦列に並列された複数本(この実施
形態では2本)の同じく直線的な縦鉄筋27とを上下に
溶接結合して全体として平網状に構成されている。U字
溝製造時には横鉄筋26が下側となり、縦鉄筋27が上
側となる。両補強部材22,25の組付状態において
は、第1補強部材22の縦鉄筋24のうち、コンクリー
ト型枠30の隅部と対応する左右一対の縦鉄筋24A,
24Bに対し、第2補強部材25の横鉄筋26の左右両
端部が支持されている。従って、第2補強部材25の複
数の横鉄筋26は第1補強部材22の複数の横鉄筋23
と鉄筋の直径分だけ縦方向に変位した状態で上下にそれ
ぞれ対応する。なお、横鉄筋26と縦鉄筋24A,24
Bは溶接等により連結されてはいないが、組付工程の最
終段階で連結すればコンクリート製U字溝の機械的強度
が増大する。
底部の機械的強度を増大するための第2補強部材25が
配設されている。第2補強部材25は、図6に示すよう
に左右方向の横列に並列された複数本の直線的な横鉄筋
26と、前後方向の縦列に並列された複数本(この実施
形態では2本)の同じく直線的な縦鉄筋27とを上下に
溶接結合して全体として平網状に構成されている。U字
溝製造時には横鉄筋26が下側となり、縦鉄筋27が上
側となる。両補強部材22,25の組付状態において
は、第1補強部材22の縦鉄筋24のうち、コンクリー
ト型枠30の隅部と対応する左右一対の縦鉄筋24A,
24Bに対し、第2補強部材25の横鉄筋26の左右両
端部が支持されている。従って、第2補強部材25の複
数の横鉄筋26は第1補強部材22の複数の横鉄筋23
と鉄筋の直径分だけ縦方向に変位した状態で上下にそれ
ぞれ対応する。なお、横鉄筋26と縦鉄筋24A,24
Bは溶接等により連結されてはいないが、組付工程の最
終段階で連結すればコンクリート製U字溝の機械的強度
が増大する。
【0018】次に、第1及び第2の補強部材22,25
に対し、鉄筋保持具10を組付ける方法を図2〜図4に
より説明する。最初に、図3に示すように、第1補強部
材22の横鉄筋23及び第2補強部材25の横鉄筋26
に対し、前記鉄筋保持具10の上部鉄筋把持部14及び
下部鉄筋把持部12の押さえ込み片18A,19A、1
8,19をそれぞれ対応する。この状態で、前記鉄筋保
持具10を図3の左方向に押動すると、押さえ込み片1
8A,19A、18,19が図4に示すようにそれぞれ
上下方向に弾性変形して拡幅されつつ、両横鉄筋23,
26は図2に示すように支持凹部15A,15にそれぞ
れ嵌まり込む。この状態では、押さえ込み片18A,1
9A、18,19がそれぞれ弾性力により復元されて、
横鉄筋23,26を支持凹部15A,15と両押さえ込
み片18A,19A、18,19との協働により挟み込
まれ、横鉄筋23,26の支持凹部15A,15からの
左方への抜け出しが不能となる。
に対し、鉄筋保持具10を組付ける方法を図2〜図4に
より説明する。最初に、図3に示すように、第1補強部
材22の横鉄筋23及び第2補強部材25の横鉄筋26
に対し、前記鉄筋保持具10の上部鉄筋把持部14及び
下部鉄筋把持部12の押さえ込み片18A,19A、1
8,19をそれぞれ対応する。この状態で、前記鉄筋保
持具10を図3の左方向に押動すると、押さえ込み片1
8A,19A、18,19が図4に示すようにそれぞれ
上下方向に弾性変形して拡幅されつつ、両横鉄筋23,
26は図2に示すように支持凹部15A,15にそれぞ
れ嵌まり込む。この状態では、押さえ込み片18A,1
9A、18,19がそれぞれ弾性力により復元されて、
横鉄筋23,26を支持凹部15A,15と両押さえ込
み片18A,19A、18,19との協働により挟み込
まれ、横鉄筋23,26の支持凹部15A,15からの
左方への抜け出しが不能となる。
【0019】前記支持凹部15A,15は図4に示すよ
うにその中心点Oを通る垂線Hよりも左側に端縁e,e
が位置するように形成され、この両端縁e,eの上下方
向の間隔を鉄筋26の外径よりも若干大きくして、鉄筋
26を支持凹部15内に押圧嵌合し、鉄筋26の把持状
態が確実となるようにしている。
うにその中心点Oを通る垂線Hよりも左側に端縁e,e
が位置するように形成され、この両端縁e,eの上下方
向の間隔を鉄筋26の外径よりも若干大きくして、鉄筋
26を支持凹部15内に押圧嵌合し、鉄筋26の把持状
態が確実となるようにしている。
【0020】このようにして、第1補強部材22及び第
2補強部材25は、鉄筋保持具10によってU字溝製造
用の内側型枠30上に配設され、図5に示す型枠30と
外側型枠31との間に生コンクリートが流し込まれ、コ
ンクリート製品としてのU字溝32が成型される。
2補強部材25は、鉄筋保持具10によってU字溝製造
用の内側型枠30上に配設され、図5に示す型枠30と
外側型枠31との間に生コンクリートが流し込まれ、コ
ンクリート製品としてのU字溝32が成型される。
【0021】次に、本実施形態の鉄筋保持具10の構成
及びそれに基づく作用効果を以下に説明する。 (a)前記実施形態の鉄筋保持具10は、第1及び第2
の補強部材22,25の横鉄筋23,26を把持する鉄
筋把持部14,12を備えているので、補強部材22,
25を所定の間隔に保持することができる。 (b)前記鉄筋把持部14,12は、支持凹部15A,
15と、アーム部16A,17A,16,17と、押さ
え込み片18A,19A,18,19とにより構成され
ているので、支持凹部15A,15に一旦係合した横鉄
筋23,26は押さえ込み片18A,19A,18,1
9により係合状態に確実に保持される。 (c)前記鉄筋把持部14,12は、第1,2補強部材
22,25の間隔を保持することができるとともに、型
枠30上に両補強部材22,25を支持することができ
るので、従来の鉄筋保持具を用いることなく、一種類の
鉄筋保持具で済むという利点がある。 (d)前記実施形態の鉄筋保持具10の鉄筋把持部1
4,12は鉄筋23の外径分だけ横方向に変位されてい
るので、上下に対応しない一対の横鉄筋23,26を把
持した状態で鉄筋把持具10全体を直立させることがで
き、両鉄筋を安定して支持することができる。
及びそれに基づく作用効果を以下に説明する。 (a)前記実施形態の鉄筋保持具10は、第1及び第2
の補強部材22,25の横鉄筋23,26を把持する鉄
筋把持部14,12を備えているので、補強部材22,
25を所定の間隔に保持することができる。 (b)前記鉄筋把持部14,12は、支持凹部15A,
15と、アーム部16A,17A,16,17と、押さ
え込み片18A,19A,18,19とにより構成され
ているので、支持凹部15A,15に一旦係合した横鉄
筋23,26は押さえ込み片18A,19A,18,1
9により係合状態に確実に保持される。 (c)前記鉄筋把持部14,12は、第1,2補強部材
22,25の間隔を保持することができるとともに、型
枠30上に両補強部材22,25を支持することができ
るので、従来の鉄筋保持具を用いることなく、一種類の
鉄筋保持具で済むという利点がある。 (d)前記実施形態の鉄筋保持具10の鉄筋把持部1
4,12は鉄筋23の外径分だけ横方向に変位されてい
るので、上下に対応しない一対の横鉄筋23,26を把
持した状態で鉄筋把持具10全体を直立させることがで
き、両鉄筋を安定して支持することができる。
【0022】次に、本発明の別の実施形態を図7〜図1
2により説明する。 (1) 図7及び図8に示す鉄筋保持具10は、横鉄筋
23,26が上下に対応している場合に両鉄筋23,2
6を安定して支持することができるように、前記上下両
鉄筋把持部14,12を上下に対応したものである。 (2) 図9に示す鉄筋保持具10は、前記上部及び下
部の鉄筋把持部14,12の構成を支持凹部15A,1
5と、該凹部に鉄筋23,26を導く、エルボ状の導入
溝35,36とにより構成されている。 (3) 図10に示す鉄筋保持具10は、上部鉄筋把持
部14を前述した実施形態の鉄筋把持部14と同様と
し、下部鉄筋把持部12は図9に示す鉄筋把持部12の
構造を採っている。 (4) 図11に示す鉄筋保持具10は、凹部15A,
15に斜め上方に指向する鉄筋導入溝37,38を形成
し、上部の導入溝37の上部に押さえ込み片18Aを形
成している。 (5) 図12に示す鉄筋保持具10においては、前記
支持脚部11を、支持凹部15に把持される鉄筋26に
直交する平面内で左右両側方に開脚する一対の開脚部4
1,42と、両開脚部41,42を連結する連結部43
とにより構成している。
2により説明する。 (1) 図7及び図8に示す鉄筋保持具10は、横鉄筋
23,26が上下に対応している場合に両鉄筋23,2
6を安定して支持することができるように、前記上下両
鉄筋把持部14,12を上下に対応したものである。 (2) 図9に示す鉄筋保持具10は、前記上部及び下
部の鉄筋把持部14,12の構成を支持凹部15A,1
5と、該凹部に鉄筋23,26を導く、エルボ状の導入
溝35,36とにより構成されている。 (3) 図10に示す鉄筋保持具10は、上部鉄筋把持
部14を前述した実施形態の鉄筋把持部14と同様と
し、下部鉄筋把持部12は図9に示す鉄筋把持部12の
構造を採っている。 (4) 図11に示す鉄筋保持具10は、凹部15A,
15に斜め上方に指向する鉄筋導入溝37,38を形成
し、上部の導入溝37の上部に押さえ込み片18Aを形
成している。 (5) 図12に示す鉄筋保持具10においては、前記
支持脚部11を、支持凹部15に把持される鉄筋26に
直交する平面内で左右両側方に開脚する一対の開脚部4
1,42と、両開脚部41,42を連結する連結部43
とにより構成している。
【0023】この実施形態では、鉄筋保持具10による
上下二層の第1,2補強部材22,25の支持状態が一
対の開脚部41,42により安定化する。 (6)図7〜図12に示す各実施形態において、前記上
下両鉄筋把持部14,12を図1,図2に示す実施形態
のように横方向に変位してもよい。 (7) 前記各実施形態では、横鉄筋23,26の外径
を同一とし、支持凹部15A,15の径をほぼ横鉄筋の
外径と同じとしたが、横鉄筋23,26の外径が互いに
異なる場合には、支持凹部15A,15の径をそれに合
わせて異なるようにする。 (8) 前記各実施形態において、下部鉄筋把持部12
と支持脚部11とを別体に形成して、ネジ等により互い
に連結すること。
上下二層の第1,2補強部材22,25の支持状態が一
対の開脚部41,42により安定化する。 (6)図7〜図12に示す各実施形態において、前記上
下両鉄筋把持部14,12を図1,図2に示す実施形態
のように横方向に変位してもよい。 (7) 前記各実施形態では、横鉄筋23,26の外径
を同一とし、支持凹部15A,15の径をほぼ横鉄筋の
外径と同じとしたが、横鉄筋23,26の外径が互いに
異なる場合には、支持凹部15A,15の径をそれに合
わせて異なるようにする。 (8) 前記各実施形態において、下部鉄筋把持部12
と支持脚部11とを別体に形成して、ネジ等により互い
に連結すること。
【0024】特許請求の範囲に記載した請求項以外に考
えられる技術的思想として以下のものがある。 (イ) 請求項2において、横円筒状をなす前記支持凹
部15,15Aの内周面の端縁e,eを該凹部15,1
5Aの中心Oを通る垂線Hよりも横方向に延出したコン
クリート製品における鉄筋保持具。
えられる技術的思想として以下のものがある。 (イ) 請求項2において、横円筒状をなす前記支持凹
部15,15Aの内周面の端縁e,eを該凹部15,1
5Aの中心Oを通る垂線Hよりも横方向に延出したコン
クリート製品における鉄筋保持具。
【0025】上記鉄筋保持具は、支持凹部15A,15
に横鉄筋23,26を押圧嵌入した状態で、横鉄筋2
3,26の支持凹部からの抜け出しを防止することがで
きる。 (ロ) 請求項1〜4のいずれかにおいて、コンクリー
ト製品はU字溝である鉄筋保持具。 (ハ) 請求項1〜5のいずれかにおいて、鉄筋保持具
は合成樹脂により一体的に成型されているコンクリート
製品における鉄筋保持具。 (ニ) 請求項1〜5のいずれかにおいて、上部の鉄筋
把持部14の幅は、下部の鉄筋把持部12の幅よりも小
さいものであるコンクリート製品における鉄筋保持具。
に横鉄筋23,26を押圧嵌入した状態で、横鉄筋2
3,26の支持凹部からの抜け出しを防止することがで
きる。 (ロ) 請求項1〜4のいずれかにおいて、コンクリー
ト製品はU字溝である鉄筋保持具。 (ハ) 請求項1〜5のいずれかにおいて、鉄筋保持具
は合成樹脂により一体的に成型されているコンクリート
製品における鉄筋保持具。 (ニ) 請求項1〜5のいずれかにおいて、上部の鉄筋
把持部14の幅は、下部の鉄筋把持部12の幅よりも小
さいものであるコンクリート製品における鉄筋保持具。
【0026】上記鉄筋把持具は、鉄筋重量が大きく作用
する下部の鉄筋把持部12と、それよりも鉄筋重量が作
用し難い上部の鉄筋把持部14との荷重分担機能を適正
に行い、材料費を節減することができる。
する下部の鉄筋把持部12と、それよりも鉄筋重量が作
用し難い上部の鉄筋把持部14との荷重分担機能を適正
に行い、材料費を節減することができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2記
載の発明は、特許請求の範囲に記載した構成を採用した
ので、コンクリート製品内に埋設される上下層の縦横鉄
筋列の間隔を所定の間隔に保持し、かつ型枠から所定の
高さ位置に支持することができる。特に、請求項1記載
の発明は、上下の鉄筋が横方向に変位していても両鉄筋
を安定して保持することができる。 また、請求項2記載
の発明は、鉄筋重量が大きく作用する下部鉄筋把持部
と、それよりも鉄筋重量が作用し難い上部鉄筋把持具と
の荷重分担機能を適正に行い、材料費を節減することが
できる。
載の発明は、特許請求の範囲に記載した構成を採用した
ので、コンクリート製品内に埋設される上下層の縦横鉄
筋列の間隔を所定の間隔に保持し、かつ型枠から所定の
高さ位置に支持することができる。特に、請求項1記載
の発明は、上下の鉄筋が横方向に変位していても両鉄筋
を安定して保持することができる。 また、請求項2記載
の発明は、鉄筋重量が大きく作用する下部鉄筋把持部
と、それよりも鉄筋重量が作用し難い上部鉄筋把持具と
の荷重分担機能を適正に行い、材料費を節減することが
できる。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明の効果に加えて、一旦把持した鉄筋が鉄筋把持
部から抜け出るのを確実に防止することができる。請求
項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、上下の鉄筋の把持状態を安定化する
ことができる。
載の発明の効果に加えて、一旦把持した鉄筋が鉄筋把持
部から抜け出るのを確実に防止することができる。請求
項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発
明の効果に加えて、上下の鉄筋の把持状態を安定化する
ことができる。
【0029】
【図1】 本発明を一実施形態の鉄筋保持具の斜視図。
【図2】 鉄筋保持具の使用状態を示す側断面図。
【図3】 鉄筋保持具の組付工程を示す側断面図。
【図4】 鉄筋保持具の組付工程を示す側断面図。
【図5】 U字溝の部分断面図。
【図6】 第1及び第2の補強部材の組付状態を示す斜
視図。
視図。
【図7】 本発明の別の実施形態を示す斜視図。
【図8】 図7の鉄筋保持具の使用状態を示す断面図。
【図9】 本発明の別の実施形態を示す断面図。
【図10】 本発明の別の実施形態を示す断面図。
【図11】 本発明の別の実施形態を示す断面図。
【図12】 本発明の別の実施形態を示す断面図。
10…鉄筋保持具、11…支持脚部、12…下部鉄筋把
持部、13…連結部、14…上部鉄筋把持部、15,1
5A…支持凹部、16,17,16A,17A…アーム
部、18,19,18A,19A…押さえ込み片、2
2,25…第1,第2補強部材、23,26…横鉄筋、
24,27…縦鉄筋。
持部、13…連結部、14…上部鉄筋把持部、15,1
5A…支持凹部、16,17,16A,17A…アーム
部、18,19,18A,19A…押さえ込み片、2
2,25…第1,第2補強部材、23,26…横鉄筋、
24,27…縦鉄筋。
Claims (4)
- 【請求項1】 コンクリート製品製造時に上側となる複
数本の鉄筋と下側となる複数本の鉄筋とを縦横に結合し
て形成した第1補強部材と、該第1補強部材と型枠との
間に配設され、かつ縦横鉄筋列よりなる第2補強部材と
を互いに連結するとともに前記型枠の上面に前記第1,
2補強部材を支持する鉄筋保持具であって、該鉄筋保持
具の上端部には第1補強部材の鉄筋を把持する上部鉄筋
把持部を設け、下部には第2補強部材の鉄筋を把持する
下部鉄筋把持部を設け、さらに該下部鉄筋把持部の下側
には前記型枠の上面に支持される支持脚部を設け、前記
上部及び下部の鉄筋把持部は横方向に互いに変位され、
上下に対応しない上下の鉄筋を把持した状態で直立する
ようにしているコンクリート製品における鉄筋保持具。 - 【請求項2】 コンクリート製品製造時に上側となる複
数本の鉄筋と下側となる複数本の鉄筋とを縦横に結合し
て形成した第1補強部材と、該第1補強部材と型枠との
間に配設され、かつ縦横鉄筋列よりなる第2補強部材と
を互いに連結するとともに前記型枠の上面に前記第1,
2補強部材を支持する鉄筋保持具であって、該鉄筋保持
具の上端部には第1補強部材の鉄筋を把持する上部鉄筋
把持部を設け、下部には第2補強部材の鉄筋を把持する
下部鉄筋把持部を設け、さらに該下部鉄筋把持部の下側
には前記型枠の上面に支持される支持脚部を設け、前記
上部鉄筋把持部の幅は下部鉄筋把持部の幅よりも小さい
ものであるコンクリート製品における鉄筋保持具。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、上部及び下部
の鉄筋把持部は、横方向に開口する支持凹部と、該支持
凹部の上下両側部より所定高さ離隔した位置から横方向
に延びる上下一対のアーム部と、両アーム部の先端部に
一体に湾曲形成され、かつ先端を前記支持凹部の開口部
を覆うように設けた一対の押さえ込み片とにより構成さ
れ、前記両押さえ込み片は、鉄筋を支持凹部に嵌入する
際、弾性変形可能に形成されているコンクリート製品に
おける鉄筋保持具。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
支持脚部は支持凹部に把持される鉄筋に直交する平面内
で左右両側方に開脚する一対の開脚部と、両開脚部を連
結する連結部とにより構成されているコンクリート製品
における鉄筋保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167514A JP3007043B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | コンクリート製品における鉄筋保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8167514A JP3007043B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | コンクリート製品における鉄筋保持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108638A JPH108638A (ja) | 1998-01-13 |
| JP3007043B2 true JP3007043B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=15851103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8167514A Expired - Lifetime JP3007043B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | コンクリート製品における鉄筋保持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3007043B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP8167514A patent/JP3007043B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH108638A (ja) | 1998-01-13 |
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