JP3012467B2 - カテーテルチューブの溶着装置及び溶着方法 - Google Patents
カテーテルチューブの溶着装置及び溶着方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心臓,腎臓等の臓器又
は動脈血管等、人間の体内に挿入するカテーテルチュー
ブを作成する装置と方法に関し、特に、カテーテルチュ
ーブの加熱溶着を自動的に行なえるようにしたカテーテ
ルチューブの溶着装置及び溶着方法に関する。
は動脈血管等、人間の体内に挿入するカテーテルチュー
ブを作成する装置と方法に関し、特に、カテーテルチュ
ーブの加熱溶着を自動的に行なえるようにしたカテーテ
ルチューブの溶着装置及び溶着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の最新医療の現場では、心臓,腎臓
等の臓器、あるいは血管等の人体内部について、カテー
テルチューブを使用した診断,治療等が行なわれ、実効
をあげている。
等の臓器、あるいは血管等の人体内部について、カテー
テルチューブを使用した診断,治療等が行なわれ、実効
をあげている。
【0003】このカテーテルチューブによる診断,治療
方法は、一定の弾力性を有する非常に細い管状のカテー
テルチューブを、先端からひじ静脈等の血管に挿入する
とともに、血管内を移動させ、診断対象となる心臓等の
臓器まで先端部を送り込み診断,治療等を行なうもの
で、例えば、臓器内の造影のためのバリウム等の造影液
の輸送、循環器系の内圧測定、あるいは血液試料の採集
等、広く人体の内部器官の診断,治療等に用いられてい
る。
方法は、一定の弾力性を有する非常に細い管状のカテー
テルチューブを、先端からひじ静脈等の血管に挿入する
とともに、血管内を移動させ、診断対象となる心臓等の
臓器まで先端部を送り込み診断,治療等を行なうもの
で、例えば、臓器内の造影のためのバリウム等の造影液
の輸送、循環器系の内圧測定、あるいは血液試料の採集
等、広く人体の内部器官の診断,治療等に用いられてい
る。
【0004】ここで、このように広く各種診断,治療に
使用されるカテーテルチューブは、血管等に直接挿入さ
れ、かつ、血管内を移動し、さらには心臓等の臓器にも
直接触れることになるため、決して人体を傷つけること
がないように、先端部分を丸く形成し、かつ、きわめて
柔らかくする必要がある。
使用されるカテーテルチューブは、血管等に直接挿入さ
れ、かつ、血管内を移動し、さらには心臓等の臓器にも
直接触れることになるため、決して人体を傷つけること
がないように、先端部分を丸く形成し、かつ、きわめて
柔らかくする必要がある。
【0005】その一方、チューブの本体部分について
は、血管中を移動し、あるいはチューブ先端の方向を変
更できるよう、ある程度の硬度を有していなければなら
ない。さらに、このような非常に柔軟な先端部分と一定
の硬度を有する本体部分とを直接つなげるとすると、両
者の硬度差がきわめて大きくなるため、先端チューブが
接合部分で折れ曲がってしまうおそれがある。
は、血管中を移動し、あるいはチューブ先端の方向を変
更できるよう、ある程度の硬度を有していなければなら
ない。さらに、このような非常に柔軟な先端部分と一定
の硬度を有する本体部分とを直接つなげるとすると、両
者の硬度差がきわめて大きくなるため、先端チューブが
接合部分で折れ曲がってしまうおそれがある。
【0006】このようなことから、従来の一般的なカテ
ーテルチューブは、一定の硬度を有するナイロン系の本
体チューブと、この本体チューブの先端に取付けられる
非常に柔らかい材質の先端チューブと、これら両チュー
ブの中間程度の硬度を有する中間チューブとで構成さ
れ、中間チューブを本体チューブと先端チューブの間に
介在させて取付けることにより、先端チューブの折れ曲
がりを防止していた。
ーテルチューブは、一定の硬度を有するナイロン系の本
体チューブと、この本体チューブの先端に取付けられる
非常に柔らかい材質の先端チューブと、これら両チュー
ブの中間程度の硬度を有する中間チューブとで構成さ
れ、中間チューブを本体チューブと先端チューブの間に
介在させて取付けることにより、先端チューブの折れ曲
がりを防止していた。
【0007】ところで、このようなカテーテルチューブ
は、上述したように、血管内に挿入できるようきわめて
細い径(0.5m/m程度)となっているので、各チュ
ーブの接合には、きわめて精密な技術が要求され、か
つ、人体内に挿入されるものであることから、チューブ
の接合についての不良は許されなかった。このため、従
来より、カテーテルチューブの接合は、熟練者の手作業
により行われていた。すなわち、カテーテルチューブは
一本一本が手作りであった。
は、上述したように、血管内に挿入できるようきわめて
細い径(0.5m/m程度)となっているので、各チュ
ーブの接合には、きわめて精密な技術が要求され、か
つ、人体内に挿入されるものであることから、チューブ
の接合についての不良は許されなかった。このため、従
来より、カテーテルチューブの接合は、熟練者の手作業
により行われていた。すなわち、カテーテルチューブは
一本一本が手作りであった。
【0008】以下、このような従来の一般的なカテーテ
ルチューブの接合方法について図5を参照して説明す
る。図5(a)に示すように、カテーテルチューブ10
0の接合工程としては、まず、芯棒200に所定の寸法
に切断した先端チューブ101を貫入し、芯棒200の
挿入方向奥端の太径部200aの肩に当接させる。その
後、この芯棒200に中間チューブ102,本体チュー
ブ103の順で順次チューブを貫入していく。
ルチューブの接合方法について図5を参照して説明す
る。図5(a)に示すように、カテーテルチューブ10
0の接合工程としては、まず、芯棒200に所定の寸法
に切断した先端チューブ101を貫入し、芯棒200の
挿入方向奥端の太径部200aの肩に当接させる。その
後、この芯棒200に中間チューブ102,本体チュー
ブ103の順で順次チューブを貫入していく。
【0009】次に、図5(b)に示すように、先端チュ
ーブ101の端部に中間チューブ102の端部を、中間
チューブ102の端部に本体チューブ103の端部を、
それぞれ圧入し、各チューブ101,102,103を
一本のチューブ状に接合する。その後、各チューブ10
1,102,103より熱収縮率が大きく、かつ熱溶着
温度の高い材質からなる成形用チューブ104を移動し
て、接合されて一本の状態となっている各チューブ10
1,102,103を外側から覆う。
ーブ101の端部に中間チューブ102の端部を、中間
チューブ102の端部に本体チューブ103の端部を、
それぞれ圧入し、各チューブ101,102,103を
一本のチューブ状に接合する。その後、各チューブ10
1,102,103より熱収縮率が大きく、かつ熱溶着
温度の高い材質からなる成形用チューブ104を移動し
て、接合されて一本の状態となっている各チューブ10
1,102,103を外側から覆う。
【0010】この状態で、ドライヤ等を用いて成形用チ
ューブ104の外側から約200℃〜240℃の熱風を
吹き付けて加熱する。これにより、各チューブ101,
102,103は、図5(c)に示すように、成形用チ
ューブ104によって外側を均一に押圧された状態で溶
着され、接合部分も各チューブ101,102,103
の外径と同じ太さになり、カテーテルチューブ全体が同
一径の状態で一体的に形成される。なお、このときの熱
風の温度では、各チューブ101,102,103と成
形用チューブ104は溶着しない。
ューブ104の外側から約200℃〜240℃の熱風を
吹き付けて加熱する。これにより、各チューブ101,
102,103は、図5(c)に示すように、成形用チ
ューブ104によって外側を均一に押圧された状態で溶
着され、接合部分も各チューブ101,102,103
の外径と同じ太さになり、カテーテルチューブ全体が同
一径の状態で一体的に形成される。なお、このときの熱
風の温度では、各チューブ101,102,103と成
形用チューブ104は溶着しない。
【0011】この際、チューブ全体をまんべんなく加熱
するため、芯棒200全体を軸中心に回転させながら各
チューブを溶着させていく。溶着後は、熱が冷えるのを
待って、溶着されたカテーテルチューブ100から成形
用チューブ104及び芯棒200を取り除く。これによ
りカテーテルチューブ100の接合作業は終了する。現
在これらの作業は、全て熟練加工者の手作業により行な
われている。
するため、芯棒200全体を軸中心に回転させながら各
チューブを溶着させていく。溶着後は、熱が冷えるのを
待って、溶着されたカテーテルチューブ100から成形
用チューブ104及び芯棒200を取り除く。これによ
りカテーテルチューブ100の接合作業は終了する。現
在これらの作業は、全て熟練加工者の手作業により行な
われている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなカテーテルチューブの接合方法では、全てが手
作業により行なわれているため、カテーテルチューブの
溶着に一本平均15分程度の時間を要している。最近の
医療福祉分野においては、特に造影用カテーテルチュー
ブの需要は治療の高度化に伴い急激に増大しており、こ
のような手作業によるカテーテルチューブの製作では、
拡大する需要に対応しきれないという問題が発生した。
たようなカテーテルチューブの接合方法では、全てが手
作業により行なわれているため、カテーテルチューブの
溶着に一本平均15分程度の時間を要している。最近の
医療福祉分野においては、特に造影用カテーテルチュー
ブの需要は治療の高度化に伴い急激に増大しており、こ
のような手作業によるカテーテルチューブの製作では、
拡大する需要に対応しきれないという問題が発生した。
【0013】また、このような手作業によるカテーテル
チューブの作成は、加熱時間や加熱温度,回転速度が作
成する作業者によって、また同一作業者であっても、日
あるいは時間によってばらつきがあり、品質が一定して
いないという問題もあった。さらに、成形用チューブ1
04の収縮時に、各チューブ101,102,103と
成形用チューブ104の間に空気が残留してしまい、こ
の残留空気と対応するチューブの外周面が膨らんでしま
い、品質を著しく低下させるといった問題もあった(図
5(c)の点線の状態)。これらのことは、人体内へ挿
入して使用されることから、特に品質の安定化,高度化
が強く要請されるカテーテルチューブにとっては、きわ
めて深刻な問題であった。
チューブの作成は、加熱時間や加熱温度,回転速度が作
成する作業者によって、また同一作業者であっても、日
あるいは時間によってばらつきがあり、品質が一定して
いないという問題もあった。さらに、成形用チューブ1
04の収縮時に、各チューブ101,102,103と
成形用チューブ104の間に空気が残留してしまい、こ
の残留空気と対応するチューブの外周面が膨らんでしま
い、品質を著しく低下させるといった問題もあった(図
5(c)の点線の状態)。これらのことは、人体内へ挿
入して使用されることから、特に品質の安定化,高度化
が強く要請されるカテーテルチューブにとっては、きわ
めて深刻な問題であった。
【0014】このように、現在一般に行なわれている手
作業によるカテーテルチューブの作成は、きわめて生産
性が悪いうえに、品質が不安定であることから、業界の
内外より、自動機によるチューブ作成が強く熱望される
に至っていた。
作業によるカテーテルチューブの作成は、きわめて生産
性が悪いうえに、品質が不安定であることから、業界の
内外より、自動機によるチューブ作成が強く熱望される
に至っていた。
【0015】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、カテーテ
ルチューブの加熱,溶着について自動化を図り、加工時
間の短縮化,品質の高度,安定化を図るカテーテルチュ
ーブの溶着装置及び溶着方法の提供を目的とする。
問題を解決するために提案されたものであり、カテーテ
ルチューブの加熱,溶着について自動化を図り、加工時
間の短縮化,品質の高度,安定化を図るカテーテルチュ
ーブの溶着装置及び溶着方法の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカテーテルチューブ溶着装置は、カテーテ
ルチューブを形成する複数種類のチューブ及びこれら複
数種類のチューブの外周を覆う成形用チューブとを支持
する芯棒と、この芯棒を介して前記チューブに回転力を
付与する回転手段と、前記成形用チューブに覆われた前
記複数種類のチューブの接合部を含む範囲に、前記成形
用チューブの外周から熱風を吹き付ける加熱機と、この
加熱機に熱風を供給する熱風供給部とを具備したカテー
テルチューブの溶着装置であって、前記加熱機が、前記
チューブを貫通させる貫通孔と、この貫通孔に連接する
溝を形成した回転自在な中筒、および、この中筒の外周
において中筒を回転可能に支承するとともに、前記熱風
供給部からの熱風を熱風路を介して前記中筒の溝に供給
する外筒を備えた構成としてある。
め、本発明のカテーテルチューブ溶着装置は、カテーテ
ルチューブを形成する複数種類のチューブ及びこれら複
数種類のチューブの外周を覆う成形用チューブとを支持
する芯棒と、この芯棒を介して前記チューブに回転力を
付与する回転手段と、前記成形用チューブに覆われた前
記複数種類のチューブの接合部を含む範囲に、前記成形
用チューブの外周から熱風を吹き付ける加熱機と、この
加熱機に熱風を供給する熱風供給部とを具備したカテー
テルチューブの溶着装置であって、前記加熱機が、前記
チューブを貫通させる貫通孔と、この貫通孔に連接する
溝を形成した回転自在な中筒、および、この中筒の外周
において中筒を回転可能に支承するとともに、前記熱風
供給部からの熱風を熱風路を介して前記中筒の溝に供給
する外筒を備えた構成としてある。
【0017】また、本発明のカテーテルチューブ溶着方
法は、カテーテルチューブを形成する複数種類のチュー
ブ及びこれら複数種類のチューブの外周を覆う成形用チ
ューブとを支持する芯棒と、この芯棒を介して前記チュ
ーブに回転力を付与する回転手段と、前記成形用チュー
ブに覆われた前記複数種類のチューブの接合部を含む範
囲を前記チューブの回転と同期して一側から他側に順次
移動し、前記成形用チューブの外周から熱風を吹き付け
る加熱機と、この加熱機に熱風を供給する熱風供給部と
を具備したカテーテルチューブの溶着装置を用いたカテ
ーテルチューブの溶着方法であって、前記成形用チュー
ブに覆われ前記複数種類のチューブの接合部を含む範囲
を、この範囲の一側から他側に向かって加熱し、前記成
形用チューブを前記範囲の一側から他側に向かって順次
収縮させる方法としてある。
法は、カテーテルチューブを形成する複数種類のチュー
ブ及びこれら複数種類のチューブの外周を覆う成形用チ
ューブとを支持する芯棒と、この芯棒を介して前記チュ
ーブに回転力を付与する回転手段と、前記成形用チュー
ブに覆われた前記複数種類のチューブの接合部を含む範
囲を前記チューブの回転と同期して一側から他側に順次
移動し、前記成形用チューブの外周から熱風を吹き付け
る加熱機と、この加熱機に熱風を供給する熱風供給部と
を具備したカテーテルチューブの溶着装置を用いたカテ
ーテルチューブの溶着方法であって、前記成形用チュー
ブに覆われ前記複数種類のチューブの接合部を含む範囲
を、この範囲の一側から他側に向かって加熱し、前記成
形用チューブを前記範囲の一側から他側に向かって順次
収縮させる方法としてある。
【0018】
【作用】上記カテーテルチューブの溶着装置と溶着方法
によれば、複数種類のチューブとこのチューブを覆う成
形チューブを貫入した芯棒を回転させ、かつこの回転と
同期して移動(及び回転)する加熱機で熱風をチューブ
の外周に吹き付けることによって、短時間のうちに品質
が高度で安定したカテーテルチューブの作成を行なうこ
とができる。
によれば、複数種類のチューブとこのチューブを覆う成
形チューブを貫入した芯棒を回転させ、かつこの回転と
同期して移動(及び回転)する加熱機で熱風をチューブ
の外周に吹き付けることによって、短時間のうちに品質
が高度で安定したカテーテルチューブの作成を行なうこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、カテーテルチューブ溶着装置の一実施例について説
明する。図1は、本発明実施例装置の正面図を示し、図
2は図1の要部拡大断面平面図を示す。なお、図1は芯
棒を取り付けていない状態、図2は芯棒を取り付けた状
態を示している。図1において、1は基台であり、正面
の左側に、回転モータ3と連結して回転可能なチャック
2が設けてある。チャック2には図2に示すように、芯
棒200の太径部200aを挿入する穴2aと、この穴
2aの奥端に配置したストッパ2b、及び穴2aと直交
して配置されたスプリングプランジャ2cが設けてあ
り、穴2aに挿入した芯棒200を長手方向に位置決め
するとともに把持する。
ず、カテーテルチューブ溶着装置の一実施例について説
明する。図1は、本発明実施例装置の正面図を示し、図
2は図1の要部拡大断面平面図を示す。なお、図1は芯
棒を取り付けていない状態、図2は芯棒を取り付けた状
態を示している。図1において、1は基台であり、正面
の左側に、回転モータ3と連結して回転可能なチャック
2が設けてある。チャック2には図2に示すように、芯
棒200の太径部200aを挿入する穴2aと、この穴
2aの奥端に配置したストッパ2b、及び穴2aと直交
して配置されたスプリングプランジャ2cが設けてあ
り、穴2aに挿入した芯棒200を長手方向に位置決め
するとともに把持する。
【0020】基台1のほぼ中央には加熱機4が設けてあ
る。この加熱機4は、チャック2の穴2aと同一軸線上
に貫通孔42の位置する熱風吹出管41と、この熱風吹
出管41に熱風を供給する熱風供給部45とで構成して
ある。
る。この加熱機4は、チャック2の穴2aと同一軸線上
に貫通孔42の位置する熱風吹出管41と、この熱風吹
出管41に熱風を供給する熱風供給部45とで構成して
ある。
【0021】具体的には、熱風吹出管41は、芯棒20
0が貫通するチャック2の穴2aと同一軸線上に位置す
る貫通孔42を有し、図2における右端にフランジ部を
形成した中筒41aと、この中筒41aの胴部外周を、
中筒41aの回転が可能なように支承する外筒41bと
からなっている。そして、中筒41aの胴部外周には溝
43が設けてあり、この溝43は図3に示すように螺旋
状となっている。
0が貫通するチャック2の穴2aと同一軸線上に位置す
る貫通孔42を有し、図2における右端にフランジ部を
形成した中筒41aと、この中筒41aの胴部外周を、
中筒41aの回転が可能なように支承する外筒41bと
からなっている。そして、中筒41aの胴部外周には溝
43が設けてあり、この溝43は図3に示すように螺旋
状となっている。
【0022】また、図2に示すように、ノズル45aと
結合する側の外筒41bの内周面には熱風路44が形成
してあり、熱風供給部45からの熱風を中筒41aの溝
43を通して貫通孔42内に吹き付けるようになってい
る(熱風供給部45は図1に図示せず)。熱風供給部4
5は、ノズル45aとともに、図示しないヒータとファ
ンを有しており、ここからノズル45aに任意の温度に
加熱された熱風を供給している。
結合する側の外筒41bの内周面には熱風路44が形成
してあり、熱風供給部45からの熱風を中筒41aの溝
43を通して貫通孔42内に吹き付けるようになってい
る(熱風供給部45は図1に図示せず)。熱風供給部4
5は、ノズル45aとともに、図示しないヒータとファ
ンを有しており、ここからノズル45aに任意の温度に
加熱された熱風を供給している。
【0023】熱風供給部45は、図2に示すように、ノ
ズル45aを芯棒200の長手方向に沿って移動可能と
してある。すなわち、ノズル支持部45bを、モータ4
6で回転するボールスクリュ47と螺合させ、所定の速
度で移動するようにしてある。これにより、ノズル45
aの先端に結合している加熱機4の外筒41bも移動
し、また中筒41aも外筒41bとともに移動する。
ズル45aを芯棒200の長手方向に沿って移動可能と
してある。すなわち、ノズル支持部45bを、モータ4
6で回転するボールスクリュ47と螺合させ、所定の速
度で移動するようにしてある。これにより、ノズル45
aの先端に結合している加熱機4の外筒41bも移動
し、また中筒41aも外筒41bとともに移動する。
【0024】5は加熱機4の中筒41aを回転させる回
転部であり、図1に示すモータ51から歯車52を介し
て回転が伝えられる回転体53を有している。この回転
体53は、図2に示すように、その貫通孔54が、チャ
ック2のチャック穴2a及び加熱機4の貫通孔42と同
一軸線上に位置するよう軸受54に、回転のみ可能な状
態で支承されている。
転部であり、図1に示すモータ51から歯車52を介し
て回転が伝えられる回転体53を有している。この回転
体53は、図2に示すように、その貫通孔54が、チャ
ック2のチャック穴2a及び加熱機4の貫通孔42と同
一軸線上に位置するよう軸受54に、回転のみ可能な状
態で支承されている。
【0025】この回転体53は、加熱機4と隣接する側
に二本のピン55を180度の間隔で突設してあり、こ
のピン55は、図3に示す、中筒41aのフランジ部に
形成してある切り込み48に係合している。したがっ
て、回転体53が回転すると、ピン55を介して加熱機
4の中筒41aに回転が伝えられ、中筒41aは回転す
る。これにより中筒41aは、外筒41bによって芯棒
200の長手方向に沿って移動させられるとともに、回
転体53によって、芯棒200を中心とした状態で回転
させられる。
に二本のピン55を180度の間隔で突設してあり、こ
のピン55は、図3に示す、中筒41aのフランジ部に
形成してある切り込み48に係合している。したがっ
て、回転体53が回転すると、ピン55を介して加熱機
4の中筒41aに回転が伝えられ、中筒41aは回転す
る。これにより中筒41aは、外筒41bによって芯棒
200の長手方向に沿って移動させられるとともに、回
転体53によって、芯棒200を中心とした状態で回転
させられる。
【0026】また、この回転体53には、回転体53と
同心状に円板56が取り付けてあり、ホトセンサ57で
円板56上のマークあるいはスリットを検出することに
よって中筒41aの作動原点、すなわち中筒41aに形
成した溝43の始点位置を検出する。
同心状に円板56が取り付けてあり、ホトセンサ57で
円板56上のマークあるいはスリットを検出することに
よって中筒41aの作動原点、すなわち中筒41aに形
成した溝43の始点位置を検出する。
【0027】なお、図1及び図2において、6は芯棒2
00の回転時のぶれを防ぐための芯棒抑え部であり、ま
た、図1において、7は長尺状のカテーテルチューブ1
00を支持する支持部である。
00の回転時のぶれを防ぐための芯棒抑え部であり、ま
た、図1において、7は長尺状のカテーテルチューブ1
00を支持する支持部である。
【0028】図1に示すように、基台1の上部には操作
盤8が設けてある。この操作盤8には、装置の電源スイ
ッチ、各モータ3,46,51の作動,停止及び回転数
制御、熱風供給部45から供給する熱風の温度,風量等
を制御するためのスイッチ81とつまみ82が設けてあ
る。また、チャック2及び中筒41a(回転体53)は
タイマーで動作させることもあり、したがって、操作盤
8にはタイマーのセット用つまみ83も設けてある。
盤8が設けてある。この操作盤8には、装置の電源スイ
ッチ、各モータ3,46,51の作動,停止及び回転数
制御、熱風供給部45から供給する熱風の温度,風量等
を制御するためのスイッチ81とつまみ82が設けてあ
る。また、チャック2及び中筒41a(回転体53)は
タイマーで動作させることもあり、したがって、操作盤
8にはタイマーのセット用つまみ83も設けてある。
【0029】次に、上記構成からなる装置を用いたカテ
ーテルチューブの溶着方法を図5(a),(b)と図4
(a)〜(c)によって説明する。芯棒200に、先端
チューブ101と中間チューブ102及び本体チューブ
103をそれぞれ貫入するとともに、先端チューブ10
1の端部に中間チューブ102の端部を、中間チューブ
102の端部に本体チューブ103の端部をそれぞれ圧
入して各チューブ101,102,103を一本のチュ
ーブ状に接合する作業、及び、その後、各チューブ10
1,102,103より熱収縮率が大きく、熱溶着温度
の高い材質からなる成形用チューブ104を移動して、
接合されて一本の状態となっている各チューブ101,
102,103を外側から覆う。これらの作業は、従来
と同じである(図5(a),(b))。
ーテルチューブの溶着方法を図5(a),(b)と図4
(a)〜(c)によって説明する。芯棒200に、先端
チューブ101と中間チューブ102及び本体チューブ
103をそれぞれ貫入するとともに、先端チューブ10
1の端部に中間チューブ102の端部を、中間チューブ
102の端部に本体チューブ103の端部をそれぞれ圧
入して各チューブ101,102,103を一本のチュ
ーブ状に接合する作業、及び、その後、各チューブ10
1,102,103より熱収縮率が大きく、熱溶着温度
の高い材質からなる成形用チューブ104を移動して、
接合されて一本の状態となっている各チューブ101,
102,103を外側から覆う。これらの作業は、従来
と同じである(図5(a),(b))。
【0030】次いで、芯棒200の太径部200aをチ
ャック2の穴2aに挿入してストッパ2bで長手方向の
位置決めを行なうとともに、スプリングプランジャ2で
把持する。また、芯棒200の後端側を芯棒抑え部6で
抑えるとともに、チューブ本体103を支持部7で支持
する。
ャック2の穴2aに挿入してストッパ2bで長手方向の
位置決めを行なうとともに、スプリングプランジャ2で
把持する。また、芯棒200の後端側を芯棒抑え部6で
抑えるとともに、チューブ本体103を支持部7で支持
する。
【0031】この状態で、チャック2の回転モータ3と
中筒41aのモータ51及び熱風供給部45のモータ4
6を任意の速度で回転させる。このとき、タイマーを用
いて、それぞれの動作に一定の時間的関連性をもたせる
こともできる。例えば、チャック2が回転してから、所
定時間遅れて中筒41aを回転かつ移動させる。なお、
中筒41aが回転を開始するときには、ホトセンサ57
と円板56によって、あらかじめ自動的に中筒41aの
作動原点への位置決めが行なわれる。
中筒41aのモータ51及び熱風供給部45のモータ4
6を任意の速度で回転させる。このとき、タイマーを用
いて、それぞれの動作に一定の時間的関連性をもたせる
こともできる。例えば、チャック2が回転してから、所
定時間遅れて中筒41aを回転かつ移動させる。なお、
中筒41aが回転を開始するときには、ホトセンサ57
と円板56によって、あらかじめ自動的に中筒41aの
作動原点への位置決めが行なわれる。
【0032】すなわち、チャック2が回転して芯棒20
0(各チューブ101,102,103及び104)が
回転を開始すると、その後、しばらく経ってから回転部
5における回転体53も回転を開始し、中筒41aを回
転させる。このときの中筒41aの回転方向はチャック
2(芯棒200)と同方向であり、回転速度はチャック
2(芯棒200)より遅くなっている。中筒41aの回
転とほぼ同時に又は所定時間遅れてモータ46が回転を
開始し、熱風供給部45を、図2において右方向に移動
を開始する。なお、加熱機4が移動する範囲は、成形用
チューブ104の長さとほぼ同じとなる。
0(各チューブ101,102,103及び104)が
回転を開始すると、その後、しばらく経ってから回転部
5における回転体53も回転を開始し、中筒41aを回
転させる。このときの中筒41aの回転方向はチャック
2(芯棒200)と同方向であり、回転速度はチャック
2(芯棒200)より遅くなっている。中筒41aの回
転とほぼ同時に又は所定時間遅れてモータ46が回転を
開始し、熱風供給部45を、図2において右方向に移動
を開始する。なお、加熱機4が移動する範囲は、成形用
チューブ104の長さとほぼ同じとなる。
【0033】この芯棒200の回転と、中筒41aの回
転及び移動により、熱風は螺旋状の溝43から、図2に
おける右方向(先端チューブ101側から本体チューブ
103側)に順次供給される。このときの熱風は、螺旋
状の溝43の熱風路44と重なっている部分のみから吹
き付けられるので、スポット状となっている。これによ
って、成形用チューブ104は図4(a)に示すよう
に、先端チューブ101側から本体チューブ103側に
向かってその外周が順次加熱され収縮する。これと同時
に、先端チューブ101と中間チューブ102の接合部
及び中間チューブ102と本体チューブ103の接合部
も溶着し、かつその外周はチューブ101,102,1
03の外径と同径になる。
転及び移動により、熱風は螺旋状の溝43から、図2に
おける右方向(先端チューブ101側から本体チューブ
103側)に順次供給される。このときの熱風は、螺旋
状の溝43の熱風路44と重なっている部分のみから吹
き付けられるので、スポット状となっている。これによ
って、成形用チューブ104は図4(a)に示すよう
に、先端チューブ101側から本体チューブ103側に
向かってその外周が順次加熱され収縮する。これと同時
に、先端チューブ101と中間チューブ102の接合部
及び中間チューブ102と本体チューブ103の接合部
も溶着し、かつその外周はチューブ101,102,1
03の外径と同径になる。
【0034】先端チューブ101側から本体チューブ1
03側への加熱動作を一回又は複数回行なうことによっ
て、先端チューブ101と中間チューブ102及び本体
チューブ103が一体化した全体にわたって同一径のカ
テーテルチューブ100を作成する(図4(b))。
03側への加熱動作を一回又は複数回行なうことによっ
て、先端チューブ101と中間チューブ102及び本体
チューブ103が一体化した全体にわたって同一径のカ
テーテルチューブ100を作成する(図4(b))。
【0035】その後、チャック2の回転と、加熱機4の
中筒41aの回転及び移動を停止させ、芯棒200をチ
ャック2から取り外し、加熱機4の貫通孔42及び回転
体53の貫通孔から引き出し、かつ芯棒抑え部6から取
り外す。この状態でカテーテルチューブ100から芯棒
200を引き抜き(図4(b))、かつ、成形用チュー
ブ104を抜いてカテーテルチューブ100を完成させ
る。なお、本方法によれば、約70秒で一本のカテーテ
ルチューブの溶着を行なうことができる。
中筒41aの回転及び移動を停止させ、芯棒200をチ
ャック2から取り外し、加熱機4の貫通孔42及び回転
体53の貫通孔から引き出し、かつ芯棒抑え部6から取
り外す。この状態でカテーテルチューブ100から芯棒
200を引き抜き(図4(b))、かつ、成形用チュー
ブ104を抜いてカテーテルチューブ100を完成させ
る。なお、本方法によれば、約70秒で一本のカテーテ
ルチューブの溶着を行なうことができる。
【0036】なお、本発明のカテーテルチューブ溶着装
置及びこの装置を用いた溶着方法は、上記実施例に限定
されるものではなく、本発明の要旨の範囲内の種々態様
ものもを含む。例えば、中間チューブを二種類以上用い
るカテーテルチューブ、あるいは中間チューブを用いな
いカテーテルチューブの溶着にも適用できる。
置及びこの装置を用いた溶着方法は、上記実施例に限定
されるものではなく、本発明の要旨の範囲内の種々態様
ものもを含む。例えば、中間チューブを二種類以上用い
るカテーテルチューブ、あるいは中間チューブを用いな
いカテーテルチューブの溶着にも適用できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明のカテーテルチュ
ーブの溶着装置及び溶着方法によれば、カテーテルチュ
ーブの溶着を自動化して短時間のうちに容易に行なうこ
とができ、しかも作成されたカテーテルチューブは品質
が良好で安定したものとなる。
ーブの溶着装置及び溶着方法によれば、カテーテルチュ
ーブの溶着を自動化して短時間のうちに容易に行なうこ
とができ、しかも作成されたカテーテルチューブは品質
が良好で安定したものとなる。
【図1】本発明カテーテルチューブ溶着装置の一実施例
における正面図。
における正面図。
【図2】本発明カテーテルチューブ溶着装置の一実施例
における、芯棒を取り付けた状態の要部拡大断面平面
図。
における、芯棒を取り付けた状態の要部拡大断面平面
図。
【図3】本発明カテーテルチューブ溶着装置の一実施例
における中筒の拡大斜視図。
における中筒の拡大斜視図。
【図4】(a)〜(c)は、本発明カテーテルチューブ
溶着方法の一実施例を説明するための図。
溶着方法の一実施例を説明するための図。
【図5】従来のカテーテルチューブ溶着方法を説明する
ための図。
ための図。
1 基台 2 チャック 4 加熱機 41a 中筒 41b 外筒 42 貫通孔 43 溝 44 熱風路 45 熱風供給部 45a ノズル 45b ノズル支持部 5 回転部 53 回転体 55 ピン 8 操作盤
Claims (2)
- 【請求項1】 カテーテルチューブを形成する複数種類
のチューブ及びこれら複数種類のチューブの外周を覆う
成形用チューブとを支持する芯棒と、この芯棒を介して
前記チューブに回転力を付与する回転手段と、前記成形
用チューブに覆われた前記複数種類のチューブの接合部
を含む範囲に、前記成形用チューブの外周から熱風を吹
き付ける加熱機と、この加熱機に熱風を供給する熱風供
給部とを具備したカテーテルチューブの溶着装置であっ
て、 前記加熱機が、 前記チューブを貫通させる貫通孔と、この貫通孔に連接
する溝を形成した回転自在な中筒、および、この中筒の
外周において中筒を回転可能に支承するとともに、前記
熱風供給部からの熱風を熱風路を介して前記中筒の溝に
供給する外筒を備 えたことを特徴とするカテーテルチュ
ーブの溶着装置。 - 【請求項2】 カテーテルチューブを形成する複数種類
のチューブ及びこれら複数種類のチューブの外周を覆う
成形用チューブとを支持する芯棒と、この芯棒を介して
前記チューブに回転力を付与する回転手段と、前記成形
用チューブに覆われた前記複数種類のチューブの接合部
を含む範囲を前記チューブの回転と同期して一側から他
側に順次移動し、前記成形用チューブの外周から熱風を
吹き付ける加熱機と、この加熱機に熱風を供給する熱風
供給部とを具備したカテーテルチューブの溶着装置を用
いたカテーテルチューブの溶着方法であって、 前記成形用チューブに覆われ前記複数種類のチューブの
接合部を含む範囲を、この範囲の一側から他側に向かっ
て加熱し、 前記成形用チューブを前記範囲の一側から他側に向かっ
て順次収縮させる ことを特徴とした カテーテルチューブ
の溶着方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6284467A JP3012467B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | カテーテルチューブの溶着装置及び溶着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6284467A JP3012467B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | カテーテルチューブの溶着装置及び溶着方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08117343A JPH08117343A (ja) | 1996-05-14 |
| JP3012467B2 true JP3012467B2 (ja) | 2000-02-21 |
Family
ID=17678912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6284467A Expired - Fee Related JP3012467B2 (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | カテーテルチューブの溶着装置及び溶着方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3012467B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020208702A1 (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-15 | 朝日インテック株式会社 | カテーテル |
| KR102685754B1 (ko) * | 2021-10-26 | 2024-07-19 | 한국생산기술연구원 | 카테터 샤프트 웰딩을 위한 열풍 공급 및 제어 장치 |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP6284467A patent/JP3012467B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08117343A (ja) | 1996-05-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |