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JP3012866B2 - 仮土留板供給装置並びに仮土留板接続装置 - Google Patents
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JP3012866B2 - 仮土留板供給装置並びに仮土留板接続装置 - Google Patents

仮土留板供給装置並びに仮土留板接続装置

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JP3012866B2
JP3012866B2 JP7142226A JP14222695A JP3012866B2 JP 3012866 B2 JP3012866 B2 JP 3012866B2 JP 7142226 A JP7142226 A JP 7142226A JP 14222695 A JP14222695 A JP 14222695A JP 3012866 B2 JP3012866 B2 JP 3012866B2
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信夫 小田
友男 三村
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Kumagai Gumi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、深礎基礎等の立坑に
於ける仮土留板の供給及び接続の自動化を図った仮土留
板供給装置並びに仮土留板接続装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、深礎基礎等の立坑の仮土留は、地
上から切羽先端部へウインチにて搬入されるセグメント
形状の仮土留板を順次人手作業にて円筒状に組立てる方
法が一般的であるが、人手による仮土留板組立工事は悪
環境における苦渋作業であるとともに、仮土留板の搬入
作業にも危険が伴う。よって、安全性の向上並びに省力
化の要請に応じて各種の仮土留板供給装置並びにエレク
タ装置等の仮土留施工機械が提案されている。此種の仮
土留施工機械は、仮土留板供給装置によって地上からエ
レクタ装置へ仮土留板を供給し、搬入された仮土留板を
エレクタ装置が目的の位置へ移動するように構成されて
いる。そして、作業員が仮土留板を周方向並びに軸方向
へボルトにて連結して仮土留板が組立てられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人手による仮土留板組
立工事は作業員の負担が大きく、作業効率に難点がある
とともに、作業員が入坑する際に墜落事故が発生した
り、作業中に工事資材等の落下による事故の虞れがあ
り、坑内作業の無人化が望まれる。しかしながら、従来
提案されている仮土留施工機械は、仮土留板の搬入等は
自動化できるが、仮土留板のボルトによる締結作業等は
人手によるため、坑内の無人化は実現されていない。そ
こで、仮土留の無人施工を図り、安全性並びに施工能率
を向上するために解決すべき技術的課題が生じてくるの
であり、本発明は上記課題を解決することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために提案するものであり、上下左右の端面に
ボルト穴を設けたセグメント形状の仮土留板をストック
ヤードからウインチ装置の直下へ搬送する台車と、搬送
された仮土留板を立坑内へ吊下げるウインチ装置とから
なる仮土留板供給装置に於て、前記仮土留板のボルト穴
に雌ねじを形成し、下端面並びに左右何れか一方の端面
のボルト穴に夫々内側から連結用ボルトを螺着するとと
もに、地上と坑内とに架設したガイドロープに仮土留板
支持フレームを係合し、前記ウインチ装置によって前記
支持フレームを吊下げ、前記支持フレームの下端面に前
記仮土留板の上端面のボルト穴に対応するボルト穴を形
成して該ボルト穴に上方からボルトを遊嵌し、前記ボル
トの締結装置を備えた仮土留板供給装置であって、前記
締結装置により仮土留板を前記支持フレームの下端面に
結合し、前記ウインチ装置により前記仮土留板を吊下げ
て立坑内に供給するように構成した仮土留板供給装置を
提供するものである。
【0005】また、上記仮土留板の上下一方のボルト穴
の周囲を隆起させ、他方のボルト穴の周囲を対称的に陥
没させて位置決めの凹凸部を形成し、上記台車の上面と
上記支持フレームの下端面に夫々前記凸部或いは凹部に
対応する基準凸部或いは基準凹部を設け、前記台車の走
行範囲の両端部位に夫々前記仮土留板の左右端面のボル
ト穴の位置を検査する穴位置検査装置を設置した仮土留
板供給装置を提供するものである。
【0006】また、立坑内に供給された仮土留板を支持
して立坑の周方向へ回動し、前記仮土留板を立坑の径方
向へ移動して坑壁の目的位置へ設置する仮土留板接続装
置に於て、前記仮土留板に予め装着された軸方向並びに
周方向のボルトを締結する締結装置と、既設仮土留板を
拡径方向へ押圧する拡張装置と、立坑の径方向へ伸縮自
在な上下2段のグリッパー装置を備え、前記2段のグリ
ッパー装置の夫々と仮土留板接続装置本体とに油圧シリ
ンダ等の昇降装置を介装し、前記2段のグリッパー装置
を仮土留板接続装置本体に対して別個に昇降自在に形成
した仮土留板接続装置を提供するものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明は、ウインチに吊下げられ
た仮土留板支持フレームの下端面に仮土留板のボルト穴
に合致するボルト穴を設けている。仮土留板の上下左右
端面のボルト穴には雌ねじが形成され、下端面と左右何
れか一方の端面のボルト穴には予めボルトが仮止めされ
ており、ボルト締結具を用いることによって仮土留板を
軸方向並びに周方向へ順次結合することが容易に行える
ように構成されている。この仮土留板を前記仮土留板支
持フレームの直下に搬送し、仮土留板支持フレームを仮
土留板の上端面上に着床させて仮土留板支持フレームの
ボルト穴に遊挿されているボルトを締結装置によって仮
土留板に締結すると仮土留板が仮土留板支持フレームに
結合される。
【0008】そして、ウインチ装置を駆動することによ
り、仮土留板が坑内に吊下げられる。坑内で仮土留板接
続装置に仮土留板を載置し、締結されているボルトを取
外すことによって仮土留板の供給を完了し、仮土留板支
持フレームが地上へ引上げられる。
【0009】請求項2記載の発明に用いられる仮土留板
は、上下端面のボルト穴の周囲に設けた凸部または凹部
が隣接する仮土留板の凹部または凸部と嵌合して容易に
ボルト穴を合致させることができる構造となっている。
【0010】仮土留板をストック場所から吊下げウイン
チの直下まで搬送する台車の上面並びに仮土留板支持フ
レームの下面には、夫々仮土留板のボルト穴位置を検査
するための基準凹部または基準凸部が設けられている。
従って、仮土留板を台車に移載した際と仮土留板支持フ
レームを仮土留板の上端面に着床させた際に、夫々凹凸
部が基準凹凸部に嵌合するか否かによって仮土留板の良
否を判断できる。そして、仮土留板を台車に移載した際
に台車レールの端部側に配置したボルト穴位置検査装置
によって仮土留板の周方向の端面のボルト穴位置が検査
される。また、台車をウインチ装置側へ移動するとレー
ルの他端部側に配置したボルト穴検査装置によって他方
の端面のボルト穴位置が検査され、仮土留板を坑内へ搬
入する以前に不良品の仮土留板を発見して排除すること
ができる。
【0011】請求項3記載の発明の接続装置は、地上か
ら供給された仮土留板を目的の位置へ移動すると仮土留
板のボルト穴に予め装着されているボルトを締結装置が
回転し、仮土留板を既設仮土留板に結合する。
【0012】1リング分の仮土留板の最後のものを組付
ける際は、拡張装置が最後の仮土留板の左右に位置する
既設仮土留板を拡張方向へ押圧し、最後の仮土留板を挿
入する間隙を形成する。
【0013】1リングが組立てられた後は、上下2段の
グリッパー装置を交互に拡縮し、且つ、グリッパー装置
の昇降装置が駆動されて仮土留板接続装置全体が坑内を
軸方向へ1リング分下降し、仮土留板による次段のリン
グ形成工程に移行する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図に従って詳述
する。図1乃至図4は仮土留板供給装置1を示し、2は
深礎基礎等の立坑である。仮土留板供給装置1は、立坑
2の坑口に臨むベース3上に立設した門形フレーム4の
上部にシーブ5,6,7を装着し、左右両端のシーブ
5,7を介して地上と坑内の仮土留板接続装置のシーブ
ブロック(図示せず)とにガイドワイヤロープ8が架設
されている。ガイドワイヤロープ8の一端は、図1に示
す地上のガイドワイヤロープ緊張シリンダ9に係止さ
れ、シーブ7、シーブブロック、他方のシーブ5を経由
してガイドワイヤロープ巻取ウインチ10に係合されて
いる。
【0015】地上と坑内とに2条に架設されたガイドワ
イヤロープ8は、はしご形の仮土留板支持フレーム11
に設けたシリンダ形スライドガイド12,12に挿通さ
れている。また、仮土留板支持フレーム11の上部中央
に設けたシーブ13には仮土留板昇降ワイヤロープ14
が巻回され、このワイヤロープ14の一端は、図3に示
すように張力検出装置15を介して門形フレーム4の横
梁4aに係止し、他端は仮土留板昇降ウインチ16に巻
回されている。
【0016】図3に示すようにベース3の前端面には水
平方向のスライドレール17,17が設けられ、スライ
ドレール17,17に係合した台車18はラック19に
噛合するピニオンギヤ(図示せず)をモータ20によ
り、駆動してスライドレール17,17に沿ってストッ
クフロア21と仮土留板支持フレーム11の直下との間
を往復走行される。
【0017】また、ストックフロア21の上方にはスト
ックフロア21に載置された仮土留板41を台車18へ
移載するためのジブクレーン22が配置されている。仮
土留板41は、6枚の仮土留板を周方向へ連結すること
によって1つのリングが形成されるものであり、上下両
端面に夫々4個所の穴が設けられ、左右両端面には夫々
一個の穴が開穿されている。
【0018】図5(a)に示すように仮土留板41bの
上端面の穴42には凸形ナット43が固着され、凸形ナ
ット43の頭部が上方に突出している。また、下端面の
穴42には前記凸形ナット43の頭部が嵌合される凹形
ナット44が固着され、この凹形ナット44に上方から
ボルト45が螺着されている。従って、図5(b)に示
すように、凸形ナット43の頭部と上方の仮土留板41
aの下端面の凹形ナット44とを嵌合させることにより
上下の仮土留板41a,41bが位置合わされ、ボルト
45を締結することにより、同図(c)に示すように、
上下の仮土留板41a,41bが結合される。
【0019】図6は仮土留板41の左右両端面を示し、
穴42に夫々ナット46が固着されているが、上下両端
面とは異なり左右両端面は平坦に形成されている。そし
て、左端面のナット46には予め内側からボルト45が
螺着されており、同図(b)(c)に示すように左右両
端面を突合わせてボルト45を締結すると左右の仮土留
板41c,41dが結合される。
【0020】また、図7に示すように仮土留板支持フレ
ーム11の下部横フレーム11aの下端面には、仮土留
板41の凸形ナット43に対応する位置に凹部23が形
成され、凹部23の上部にボルト穴24を開穿してボル
ト25が上方から挿入されている。ボルト25は軸25
aの先端部位にのみ雄ねじ25bが成形され、雄ねじ2
5bよりも小径の軸25aに嵌合する抜け止めカバー2
6を下部横フレーム11a上に装着してボルト25が保
持されている。ボルト25の頭部と抜け止めカバー26
とには圧縮コイルばね27が介装されてボルト25を上
方へ付勢しており、圧縮コイルばね27の外周にはねじ
こみストロークを規制するストッパー28が外装されて
いる。
【0021】同図(b)に示すように、仮土留板支持フ
レーム11を下降して仮土留板41の凸形ナット43を
仮土留板支持フレーム11の凹部23に嵌合させ、ボル
ト25を凸形ナット43に締結すると、同図(c)に示
すように仮土留板支持フレーム11に仮土留板41が結
合される。また、ボルト25を弛めて凸形ナット43と
の結合を解除するとボルト25は圧縮コイルばね27の
付勢によって同図(b)に示す状態に戻る。
【0022】図3及び図4に示すように、ベース3上に
は仮土留板支持フレーム11のボルト25,25を仮土
留板に締結するボルト締結機29が設置されている。ボ
ルト締結機29は2基の油圧ソケットレンチ30,30
を備え、モータによって油圧ソケットレンチ30,30
が前後駆動及び昇降される。
【0023】また、図2に示すようにスライドレール1
7の両端に対向して周方向ボルト穴位置検査装置31,
31が設置されている。ボルト穴位置検査装置31,3
1はゲージピン32をモータ33によって突出させ、ゲ
ージピン32が仮土留板41の左右端面のナット46へ
挿入されるか否かによってボルト穴位置の適否を判断す
ることができる。
【0024】台車18の上面には仮土留板41の下端面
の凹形ナット44,44,…と嵌合する基準凸部である
ゲージピン34,34,…が固設されており、台車18
に移載した仮土留板41の下端面のボルト穴位置の適否
を判断することができる。
【0025】次に、仮土留板接続装置を図8乃至図10
に従って説明する。図8において51は仮土留板接続装
置であり、BMは全断面形掘削機である。仮土留板接続
装置51は、中央シャフト52の下部に装着された接続
機53と中央シャフト52の上下中間部に装着された上
下2段のグリッパー装置54,55、並びに上方のグリ
ッパー装置54と中央シャフト52とを接続する2本の
中央シャフトジャッキ56,56及び上下のグリッパー
装置54,55を接続する2本の接続機移動ジャッキ5
7,57とによって構成されている。
【0026】グリッパー装置54,55は、図9に示す
ように円環状のフレーム58から放射状に突出した4本
のスライドアーム59,59,…を有し、アーム59,
59,…の先端にセグメント状のスプレッダ60,6
0,…を嵌着してある。スプレッダ60,60,…はス
プレッダジャッキ61,61,…の作動により半径方向
へ伸縮でき、先端のV字状爪部62,62,…を既設仮
土留板41,41の上下フランジの接合部と、縦リブに
係止してグリッパー装置54,55が固定される。ま
た、4本のスプレッダジャッキ61,61,…の伸縮量
を一定値に制御することにより、変形した既設仮土留板
41,41,…を真円に修正する機能を有している。
【0027】接続機53は、図8に示すように中央シャ
フト52の下部外周面に設けた外接歯車付旋回軸受63
に支持される旋回リング64上に装着されており、油圧
モータ65によって周方向へ回転させることができる。
接続機53は、図10に示すように仮土留板受取装置6
6、仮土留板把持装置67、仮土留板移動装置68、締
結装置69,70及び仮土留板拡張装置71,71とに
よって構成されている。
【0028】仮土留板受取装置66は、仮土留板供給装
置1によって供給された仮土留板41の位置を受取装置
66上で定位置に修正するものであり、図11及び図1
2に示すように受取テーブル72の両端部下面に位置決
めレバー73,73が枢着されている。位置決めレバー
73,73は、油圧シリンダ74,74によって上方へ
回動され、仮土留板41の外周面側へ起立する。
【0029】受取テーブル72の上面には一対のスライ
ドロッド75,75が仮土留板41の左右中心方向へ向
けて装着されており、油圧シリンダ76,76によって
駆動されるスライドロッド75,75は、仮土留板41
の中央の縦リブ47を左右から押圧して仮土留板41の
左右位置を修正するとともに、仮土留板41を位置決め
レバー73,73へ当接させて前後位置が修正される。
【0030】仮土留板把持装置67は、図13及び図1
4に示すように、仮土留板41の中央縦リブ47に固着
された把持金具48に対向する位置に配設され、クラン
プ爪77,77と同軸のピニオンギヤ78,78と両面
ラック79、油圧シリンダ80によって構成されてい
る。対向するクランプ爪付のピニオンギヤ78,78は
夫々両面ラック79に噛合しており、油圧シリンダ80
によって両面ラック79を前進させればクランプ爪7
7,77が開き、両面ラック79を後退させるとクラン
プ爪77,77が把持金具48を挟圧する。尚、図3に
示すように、把持金具48の左右端面にはV字溝が設け
られており、V字溝にクランプ爪77,77が係合する
ように成形されている。
【0031】仮土留板移動装置68は、仮土留板把持装
置67を半径方向並びに軸方向へ移動させるもので、図
13及び図14に示すようにブラケットフレーム81に
縦方向のガイドロッド82,82を介して仮土留板把持
装置67を装着し、ブラケットフレーム81に取付けた
昇降用油圧シリンダ83によって仮土留板把持装置67
を軸方向へ移動させる。また、図11及び図12に示す
ようにブラケットフレーム81は半径方向のガイドロッ
ド84、スライドガイド85、油圧シリンダ86を介し
て旋回リング64に取付けられており、油圧シリンダ8
6によって仮土留板把持装置67を前方の受取り位置と
後方の待機位置へと移動させる。
【0032】軸方向締結装置69は、4基の油圧ソケッ
トレンチによって構成され、図15及び図16に示すよ
うに接続機フレーム87にヒンジ88を介して取付けら
れたプレート89の左右両側にレール90,90を設
け、このレール90,90に油圧ソケットレンチ支持フ
レーム91が係合している。プレート89は油圧シリン
ダ92によって起立或いは後方の退避位置へ倒回され
る。
【0033】油圧ソケットレンチ支持フレーム91は、
プレート89に上下方向に配設した送りネジ93に螺合
しており、送りネジ93はプレート89の上部に固設し
たステッピングモータ94によって駆動され、油圧ソケ
ットレンチ支持フレーム91及び油圧ソケットレンチ9
5を昇降させる。油圧ソケットレンチ95は、油圧モー
タ96、減速機97a、動力伝達部97b、ソケットレ
ンチ98とによって構成されている。
【0034】また、図17及び図18は周方向締結装置
70を示し、軸方向締結装置69と同一構成であり、接
続機フレーム87に横向き姿勢で取付けられ、鎖線で示
す位置から実線で示す位置へ回動され、ステッピングモ
ータ94によって仮土留板41の側端板へ接近しつつ、
油圧ソケットレンチ95によってボルト45の締結を行
う。
【0035】仮土留板拡張装置71は、図10に示すよ
うに仮土留板把持装置67の左右に夫々60度変位して
配置され、1リング組立行程において最終の仮土留板を
組付ける際に、組付け位置の左右の仮土留板を押圧して
間隙を拡張し、最終仮土留板を挿入するためのクリアラ
ンスを確保するものである。
【0036】図19及び図20に示すように、仮土留板
拡張装置71は昇降装置99と拡張装置100とクラン
プ装置101とによって構成され、クランプ装置101
はクランプフレーム102に装着した一対のクランプ爪
103,103の一方をモータ104及び送りネジ10
5による送り機構によって移動し、仮土留板41の把持
金具48を把持する。
【0037】クランプ装置101は、拡張装置100の
スライドアーム106を介して昇降装置99に取付けら
れており、スライドアーム106に介装した油圧シリン
ダ107によって半径方向へ伸縮する。スライドアーム
106の基端部は昇降装置99のガイドシャフト108
に係合され、昇降装置99の上下フレーム109,11
0に設けたスプロケット111,112に掛けたローラ
チェーン113が前記基端部に係止されている。昇降油
圧モータ114の動力はローラチェーン115を介して
下部スプロケット112と同軸のスプロケット(図示せ
ず)に伝達され、スライドアーム106及びクランプ装
置101を坑軸と平行に昇降させる。
【0038】次に、仮土留板供給装置1並びに仮土留板
接続装置51による仮土留の工程を説明する。先ず、図
2に示す仮土留板供給装置1のストックフロア21に1
リング分の6個の仮土留板41,41,…を載置する。
そして、ジブクレーン22にて先頭の仮土留板41を台
車18上に搭載する。このとき、台車18のゲージピン
34,34,…と仮土留板41の下端面の凹形ナット4
4,44,…とが合致しなければ不良品として仮土留板
41を排除する。
【0039】ボルト穴位置が適正な場合は、ストックフ
ロア側の周方向ボルト穴位置検査装置31によってボル
ト穴位置を検査し、穴位置が適正な場合は、台車18を
走行させて仮土留板支持フレーム11の下部へ移送す
る。続いて、仮土留板昇降ウインチ16によって仮土留
板支持フレーム11を下降し、該フレーム11の下端面
の凹部23,23,…と仮土留板41の上端面の凸形ナ
ット43,43,…とが合致しない場合は、仮土留板4
1が不良品と判断される。また、台車18の終点側の周
方向ボルト穴位置検査装置31によって他側面のボルト
穴位置が検査される。
【0040】全てのボルト穴位置に問題がなければ、ボ
ルト締結機29が仮土留板41に向けて水平移動され、
油圧ソケットレンチ30が下降して、図21に示すよう
に仮土留板支持フレーム11のボルト25を仮土留板4
1に締結する。続いて、ボルト締結機29が待機位置へ
戻り、仮土留板支持フレーム11が上昇され台車18が
ストックフロア21側へ戻される。そして、仮土留板昇
降ウインチ16によって仮土留板支持フレーム11及び
仮土留板41が坑内に下降され、仮土留板41が仮土留
板接続装置51の受取テーブル72上に着床する。
【0041】そして、図11に示した仮土留板受取装置
66の位置決めレバー73,73が起立され、スライド
ロッド75,75が伸長されて仮土留板41の位置を修
正する。続いて、仮土留板把持装置67が前進駆動さ
れ、クランプ爪77,77によって仮土留板41の把持
金具48を把持し、図22に示すように、軸方向締結装
置69が起立して油圧ソケットレンチ95を下降し、仮
土留板支持フレーム11のボルト25を回転して締結を
解除する。そして、図23に示すように、軸方向締結装
置69が待機位置へ退避するとともに、仮土留板供給装
置1の仮土留板昇降ウインチ16によって仮土留板支持
フレーム11が地上へ上昇される。そして、仮土留板受
取装置66の位置決めレバー73,73を倒回するとと
もに、仮土留板移動装置68によって仮土留板41を微
動上昇して立坑の中心方向へ引込み、旋回リング64を
回動駆動して、目的の位置に位置合わせし、図24に示
すように、仮土留板41を坑壁方向へ移動する。
【0042】続いて、仮土留板41を上昇して上端面の
凸形ナット43,43,…を既設仮土留板の下端面の凹
形ナット44,44,…に嵌合させるとともに、軸方向
締結装置69が起立して軸方向のボルト45,45,…
を締結する。また、1リング分の2枚目以降の仮土留板
を組付けるときは、周方向締結装置70が水平方向に回
動して周方向のボルト45が締結される。
【0043】締結後に締結装置69,70が退避し、仮
土留板把持装置67が把持金具48を解放して坑道中心
方向へ引込まれ、再度、仮土留板41の受取り位置へ旋
回して順次仮土留板41の組立が行われる。
【0044】1リング分の最終仮土留板を組付ける際
は、中央シャフトジャッキ56,56を図23及び図2
4に示す伸長状態から収縮させて、図25に示すように
中央シャフト52及び接続機53をほぼ1リング分下降
させ、図10に示した仮土留板拡張装置71,71によ
り1番目と5番目に相当する左右の既設仮土留板を拡張
させて挿入スペースを確保する。そして、中央シャフト
ジャッキ56,56を伸長し、図24に示すように、中
央シャフト52を上昇させて最終仮土留板41を下方か
ら所定位置に挿入し、軸方向締結装置69並びに周方向
締結装置70によってボルト45,45,…を結合し
て、1リング分の仮土留板の組立が完了する。
【0045】1リングの組立を終了した後は仮土留板接
続装置51は、1リング分下降して次のリングの組立て
を行うが、仮土留板接続装置51の下降動作を図24乃
至図31に従って説明する。
【0046】先ず、前述した最終仮土留板組立の際と同
様に、図24に示す状態から中央シャフトジャッキ5
6,56を収縮して、図25に示すように中央シャフト
52を下降させる。次に、図26に示すように下段のグ
リッパー装置55のスライドアーム59,59,…を収
縮し、スプレッダ60,60,…と仮土留板41の係合
を解除し、図27に示すように接続機移動ジャッキ5
7,57を伸長して下段のグリッパー装置55を下降さ
せる。
【0047】続いて、図28に示すように下段のスライ
ドアーム59,59,…を伸長してスプレッダ60,6
0,…を既設仮土留板41に係合させ、次に、図29に
示す如く上段のグリッパー装置54のスライドアーム5
9,59,…を収縮し、図30に示すように、中央シャ
フトジャッキ56,56,…を伸長するとともに、接続
機移動ジャッキ57,57を収縮して上段のグリッパー
装置54を下降させる。そして、図31に示すように上
段のスライドアーム59,59,…を伸長してスプレッ
ダ60,60,…を既設仮土留板41に係合させて仮土
留板接続装置51の1リング分の下降工程が完了し、次
段の仮土留板組立が可能な状態となる。
【0048】このようにして、仮土留板の地上からの搬
入、接続機への移載、仮土留板組立の全工程が無人施工
される。尚、本発明は上記一実施例に限定するものでは
なく、本発明の技術的範囲において種々の改変をなすこ
とができ、この発明がそれらの改変されたものに及ぶこ
とは当然である。
【0049】
【発明の効果】上記一実施例において詳述したように、
請求項1記載の発明は、ウインチ装置に連結された支持
フレームと仮土留板とをボルトにて結合し、仮土留板を
吊下げて立坑内に供給するので仮土留板供給の際の坑内
の占有スペースが可及的に削減されるとともに、仮土留
板の落下事故の虞れを解消できる。
【0050】請求項2記載の発明は、台車によって仮土
留板を仮土留板支持フレームへ受渡すまでの段階で仮土
留板のボルト穴位置が検査されるので、不良の仮土留板
を坑内へ搬入する以前に発見でき、不良品による作業の
遅延を防止できる。
【0051】請求項3記載の発明は、坑内へ搬入された
仮土留板の位置合わせ、ボルトの締結及び1リング組立
後の接続機の下降等の一連の工程を無人施工することが
でき、上記の仮土留板供給装置と仮土留板接続装置とを
用いることによって立坑の仮土留の自動無人施工を実現
でき、安全性の向上並びに省力化に効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】仮土留板供給装置の側面図。
【図2】仮土留板供給装置の平面図。
【図3】仮土留板供給装置の正面図。
【図4】仮土留板供給装置の一部切欠側面図。
【図5】(a)(b)(c)は夫々仮土留板の軸方向締
結手順を示す要部断面図である。
【図6】(a)(b)(c)は夫々仮土留板の周方向締
結手順を示す要部断面図である。
【図7】(a)(b)(c)は夫々仮土留板支持フレー
ムと仮土留板との締結手順を示す要部断面図である。
【図8】仮土留板接続装置と全断面形掘削機を示す立坑
の断面図。
【図9】図8のA−A線矢視図。
【図10】図8のB−B線矢視図。
【図11】仮土留板受取装置と仮土留板移動装置の側面
断面図。
【図12】仮土留板受取装置の平面図。
【図13】仮土留板把持装置の側面断面図。
【図14】図13のC−C線矢視図。
【図15】軸方向締結装置の側面図。
【図16】図15のD−D線矢視図。
【図17】周方向締結装置の平面図。
【図18】図17のE−E線矢視図。
【図19】仮土留板拡張装置の側面図。
【図20】図19のF−F線矢視図。
【図21】仮土留板供給装置のボルト締結工程を示す要
部側面図。
【図22】仮土留板接続装置の仮土留板受取装置による
受取工程を示す要部側面図。
【図23】仮土留板接続装置の接続工程の第1段階を示
す側面図。
【図24】仮土留板接続装置の接続工程の第2段階を示
す側面図。
【図25】下降工程の第1段階を示す側面図。
【図26】下降工程の第2段階を示す側面図。
【図27】下降工程の第3段階を示す側面図。
【図28】下降工程の第4段階を示す側面図。
【図29】下降工程の第5段階を示す側面図。
【図30】下降工程の第6段階を示す側面図。
【図31】下降工程の完了状態を示す側面図。
【符号の説明】
1 仮土留板供給装置 2 立坑 11 仮土留板支持フレーム 12 スライドガイド 16 仮土留板昇降ウインチ 18 台車 21 ストックフロア 23 凹部 24 ボルト穴 25 ボルト 29 ボルト締結機 31 周方向ボルト穴位置検査装置 32,34 ゲージピン 41 仮土留板 42 穴 43 凸形ナット 44 凹形ナット 45 ボルト 46 ナット 48 把持金具 51 仮土留板接続装置 52 中央シャフト 53 接続機 54,55 グリッパー装置 56 中央シャフトジャッキ 57 接続機移動ジャッキ 66 仮土留板受取装置 67 仮土留板把持装置 68 仮土留板移動装置 69 軸方向締結装置 70 周方向締結装置 71 仮土留板拡張装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000207780 大豊建設株式会社 東京都中央区新川1丁目24番4号 (73)特許権者 391035795 株式会社白石 東京都千代田区丸の内三丁目4番1号 (72)発明者 小田 信夫 愛知県名古屋市熱田区横田2丁目3番24 号 中部電力株式会社中央送変電建設所 内 (72)発明者 三村 友男 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会 社熊谷組東京本社内 (56)参考文献 特開 平6−42284(JP,A) 特開 平4−57588(JP,A) 実開 平4−112987(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 17/02 - 17/08 E21D 1/08 E21D 5/00 - 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右の端面にボルト穴を設けたセグ
    メント形状の仮土留板をストックヤードからウインチ装
    置の直下へ搬送する台車と、搬送された仮土留板を立坑
    内へ吊下げるウインチ装置とからなる仮土留板供給装置
    に於て、前記仮土留板のボルト穴に雌ねじを形成し、下
    端面並びに左右何れか一方の端面のボルト穴に夫々内側
    から連結用ボルトを螺着するとともに、地上と坑内とに
    架設したガイドロープに仮土留板支持フレームを係合
    し、前記ウインチ装置によって前記支持フレームを吊下
    げ、前記支持フレームの下端面に前記仮土留板の上端面
    のボルト穴に対応するボルト穴を形成して該ボルト穴に
    上方からボルトを遊嵌し、前記ボルトの締結装置を備え
    た仮土留板供給装置であって、前記締結装置により仮土
    留板を前記支持フレームの下端面に結合し、前記ウイン
    チ装置により前記仮土留板を吊下げて立坑内に供給する
    ように構成したことを特徴とする仮土留板供給装置。
  2. 【請求項2】 上記仮土留板の上下一方のボルト穴の周
    囲を隆起させ、他方のボルト穴の周囲を対称的に陥没さ
    せて位置決めの凹凸部を形成し、上記台車の上面と上記
    支持フレームの下端面に夫々前記凸部或いは凹部に対応
    する基準凸部或いは基準凹部を設け、前記台車の走行範
    囲の両端部位に夫々前記仮土留板の左右端面のボルト穴
    の位置を検査する穴位置検査装置を設置したことを特徴
    とする請求項1記載の仮土留板供給装置。
  3. 【請求項3】 立坑内に供給された仮土留板を支持して
    立坑の周方向へ回動し、前記仮土留板を立坑の径方向へ
    移動して坑壁の目的位置へ設置する仮土留板接続装置に
    於て、前記仮土留板に予め装着された軸方向並びに周方
    向のボルトを締結する締結装置と、既設仮土留板を拡径
    方向へ押圧する拡張装置と、立坑の径方向へ伸縮自在な
    上下2段のグリッパー装置を備え、前記2段のグリッパ
    ー装置の夫々と仮土留板接続装置本体とに油圧シリンダ
    等の昇降装置を介装し、前記2段のグリッパー装置を仮
    土留板接続装置本体に対して別個に昇降自在に形成した
    ことを特徴とする仮土留板接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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