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JP3021005B2 - カーカスプライ用コードの編み上げ方法 - Google Patents
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JP3021005B2 - カーカスプライ用コードの編み上げ方法 - Google Patents

カーカスプライ用コードの編み上げ方法

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JP3021005B2
JP3021005B2 JP2195170A JP19517090A JP3021005B2 JP 3021005 B2 JP3021005 B2 JP 3021005B2 JP 2195170 A JP2195170 A JP 2195170A JP 19517090 A JP19517090 A JP 19517090A JP 3021005 B2 JP3021005 B2 JP 3021005B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、一対のビードにコードを交互に係止させ
て、空気入りタイヤの骨格である略トロイダル状をした
カーカスプライ用コードの編み上げ方法に関する。
従来の技術 従来、カーカスプライ用コードの編み上げ方法として
は、例えば特公昭57−26941号公報に記載されているよ
うなものが知られている。このものは、一方のビードに
コードを導いて、該ビードに前回係止した際形成してお
いたループに該コードを通した後、クロセ編みと似た操
作によって該コードをビードに係止するとともに次回の
ためにループを形成し、次に、該コードをトロイダル状
をした芯金型に沿って他方のビードまで導き、該ビード
に前回係止した際形成しておいたループに該コードを通
した後、クロセ編みと似た操作によって該コードをビー
ドに係止するとともに次回のためにループを形成すると
いう動作を、芯金型を所定角度ずつ回動させながら行
い、略トロイダル状をしたカーカスプライ用コードの編
み上げるようにしている。
発明が解決しようとする課題 ここで、前述のようなカーカスプライ用コードの編み
上げ方法にあっては、前記ループがビードの半径方向外
面側に形成されるが、このようなループが形成された部
位には空気が溜り易く、しかも、前述のような半径方向
外面側は加硫時に外力を与えにくい場所であるため、加
硫時に空気を完全に押し出すことは難しく、エア溜りが
発生することがあるという問題点がある。また、このよ
うなビードにフィラーを設置する場合、該ビードとフィ
ラーとの間にコードが介在してビードとフィラーとの圧
着が不完全になるという問題点、さらに、コードがフィ
ラーの軸方向外側に存在しないため、耐久性が低くなる
という問題点もある。
この発明は、エア溜りの発生を防止でき、また、ビー
ドとフィラーとの圧着性およびビードの耐久性を向上さ
せることができるカーカスプライ用コードの編み上げ方
法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 このような目的は、第1に、コードを一方のビードの
軸方向外側近傍で折り返した後、他方のビードの軸方向
外側近傍で折り返し、次いで、一方のビードの軸方向内
側近傍で折り返した後、他方のビードの軸方向内側近傍
で折り返す動作を、ビードの周方向に所定ピッチずらし
ながら連続して行い、略トロイダル状をしたカーカスプ
ライ用コードを編み上げる方法であって、ビードの軸方
向外側に位置するコードの折り返し部に、次の隣接する
ビードの軸方向内側に位置するコードの折り返し部が、
ビードの半径方向内面側を通って挿入され、次いで、ビ
ードの軸方向内側に位置するコードの折り返し部に、次
の隣接するビードの軸方向外側に位置するコードの折り
返し部が、ビードの半径方向内面側を通って挿入され、
順次交互にビード間にコードを掛け渡すようにしたカー
カスプライ用コードの編み上げ方法により、第2に、コ
ードを一方のビードの軸方向外側近傍で折り返した後、
他方のビードの軸方向外側近傍で折り返し、次いで、一
方のビードの軸方向内側近傍で折り返した後、他方のビ
ードの軸方向内側近傍で折り返す動作を、ビードの周方
向に所定ピッチずらしながら連続して行い、略トロイダ
ル状をしたカーカスプライ用コードを編み上げる方法で
あって、それぞれのビードの軸方向外側に位置するコー
ドの折り返し部と、ビードの軸方向内側に位置するコー
ドの折り返し部と、をビードの半径方向内面に沿って延
びる下コードにより交互に引っ掛け、ビード間にコード
を掛け渡すようにしたカーカスプライ用コードの編み上
げ方法により達成することができる。
作用 請求項1に記載の発明においては、コードを一方のビ
ードの軸方向外側近傍で折り返した後、他方のビードの
軸方向外側近傍で折り返し、次いで、一方のビードの軸
方向内側近傍で折り返した後、他方のビードの軸方向内
側近傍で折り返す動作を、ビードの周方向に所定ピッチ
だけずらしながら連続して行い、略トロイダル状をした
カーカスプライ用のコードを編み上げるが、この際、ビ
ードの軸方向外側に位置するコードの折り返し部に、次
の隣接するビードの軸方向内側に位置するコードの折り
返し部が、ビードの半径方向内面側を通って挿入され、
次いで、ビードの軸方向内側に位置するコードの折り返
し部に、次の隣接するビードの軸方向外側に位置するコ
ードの折り返し部が、ビードの半径方向内面側を通って
挿入され、順次交互にビード間にコードを掛け渡すよう
にしている。このため、ビードの軸方向外側及び内側に
位置するコードの折り返し端は、共にビードの半径方向
内面側に存在することになる。ここで、このようなコー
ドの折り返し端は前述のループと同様に空気溜りが発生
し易いが、これら折り返し端の存在するビードの半径方
向内面側は加硫時に外力を作用させ易い箇所であるた
め、加硫時における空気の追い出しが確実に行われ、エ
ア溜りの発生を防止することができる。しかも、この請
求項1記載の発明ではビードの軸方向外側に位置するコ
ードと軸方向内側に位置するコードとをビードの半径方
向内面側において挿入連結するようにしているので、ビ
ードの半径方向外面側にはコードは存在しない。このた
め、フィラーをビードに設ける場合、このフィラーをビ
ードの半径方向外面に確実に圧着させることができる。
さらに、このとき、フィラーはビードの軸方向外側に位
置するコードと軸方向内側に位置するコードとの間に配
置されるため、ビード耐久性が向上する。
また、請求項2に記載の発明においても、ビードの軸
方向外側に位置するコードの折り返し部と軸方向内側に
位置するコードの折り返し部とをビードの半径方向内面
側に位置する下コードにより交互に引っ掛け連結するよ
うにしているので、前述と同様に、エア溜りの発生を防
止でき、また、ビードとフィラーとの圧着性およびビー
ドの耐久性を向上させることができる。
実施例 以下、この発明の第1実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1は編み上げ装置であり、この編み
上げ装置1は水平な主軸2を有する。この主軸2は図示
していない回転機構により間欠的に所定角度だけ回転さ
れるとともに、図示していない往復動機構により軸方向
に往復動される。この主軸2の中央部外側には支持体5
が固定され、この支持体5には複数のリンク機構6の半
径方向内端部が連結されている。各リンク機構6の半径
方向外端部には複数個に分割されたコア7が連結され、
このコア7は前記リンク機構6が図示していない拡縮機
構により同期して揺動することにより半径方向に移動し
て拡縮する。そして、これらコア7は拡径したとき全体
として太鼓状を呈する。前記支持体5の軸方向両側の主
軸2にはブロック11、12がそれぞれ固定され、これらの
ブロック11、12にはピン13、14を介して周方向に離れた
複数の受け15、16が連結され、各受け15、16は図示して
いない回動機構によりピン13、14を中心として回動され
る。そして、これらの受け15、16の半径方向外側には空
気入りタイヤを構成するビード21、22がそれぞれ着座さ
れる。23、24は前記ビード21、22の半径方向外面に半径
方向内端が圧着されたフィラーであり、これらのフィラ
ー23、24は硬度の高いゴムから構成されている。31、32
は受け15、16の軸方向外側にそれぞれ設置された可動ブ
ロックであり、これらの可動ブロック31、32は主軸2が
軸方向に移動したとき該主軸2とともに移動するが、主
軸2が回転したときには該回転に拘らず静止している。
また、これら可動ブロック31、32は図示していない駆動
機構により主軸2から独立して軸方向に移動することが
できる。これら可動ブロック31、32には回動台33、34が
支持され、これら回動台33、34は図示していない回動機
構により垂直軸回りに180度だけ回動する。また、これ
ら回動台33、34には後述するコードを引っ掛けるフック
35、36が取り付けられている。主軸2の上方にはコード
供給機構40が設置され、このコード供給機構40はガイド
41に昇降可能に支持されたニードル42を有する。このニ
ードル42の下端に形成された孔43には、リール44から巻
出されたコード45が導かれ貫通している。ここで、コー
ド45はモノコード(単線フィラメント)あるいは撚りコ
ードからなり、テキスタイル、スチールあるいはアラミ
ド繊維から構成されている。
次に、この発明の第1実施例の作用について説明す
る。
前述した編み上げ装置1を用いてカーカスプライ用コ
ードを編み上げる場合には、まず、フィラー23、24付き
のビード21、22を受け15、16に着座させた後、リール44
からコード45を巻出しその始端部をニードル42の孔43に
通す。この状態で、ニードル42をコード供給機構40の作
動によりフィラー23の軸方向外側を通過させながら下降
させ、コード45をビード21の軸方向外側近傍まで供給す
る。なお、コード45の巻出し始端部は受け15付近に図示
していない止め金具にて保持される。次に、駆動機構に
より可動ブロック31を軸方向内側に移動させてフック35
によりコード45を引っ掛ける。次に、ニードル42を上昇
させると、コード45はフック35に引っ掛かっている位置
において折り返される。次に、回動機構により可動ブロ
ック31に対向している受け15をピン13の回りに回動させ
て退避させた後、可動ブロック31およびコード45を引っ
掛けているフック35をビード21の半径方向内側において
軸方向内側に移動させる。そして、この可動ブロック31
の移動は、フック35がビード21の軸方向内側面から軸方
向内側に所定距離だけ離れた位置に到達したとき停止す
る。この結果、フック35に引っ掛けられているコード45
の折り返し部46(第2図参照)は、ビード21の半径方向
内面に沿いながらビード21の軸方向内側に向かって延長
される。次に、主軸2が往復動機構により第1図におい
て左方に、ブロック12がニードル42の直下に到達するま
で移動する。
次に、ニードル42がフィラー42の軸方向外側を通過し
ながら下降し、コード45がビード22の軸方向外側近傍に
供給される。以上の動作により、コード45はフィラー2
3、コア7、フィラー24の外側に沿って伸び全体として
略トロイダル状を呈する。次に、可動ブロック32を軸方
向内側に移動させてフック36によりコード45を引っ掛け
た後、ニードル42を上昇させる。次に、受け16が退避し
た後、可動ブロック32、フック36がカード45を引っ掛け
た状態のまま軸方向内側に移動する。この結果、フック
36に引っ掛けられているコード45の折り返し部46は、ビ
ード22の半径方向内面に沿いながらビード22の軸方向内
側に向かって延長される。次に、主軸2が右方に移動
し、ニードル42がコア7とフィラー23との間に到達す
る。以上の動作が準備段階である。
次に、編み上げを開始するが、この場合には、まず、
ニードル42がフィラー23の軸方向内側を通過しながらビ
ード21の軸方向内側近傍まで下降し、前記フック35に引
っ掛けられているコード45の折り返し部46内に侵入す
る。これにより、ニードル42の孔43を貫通するコード45
はビード21の軸方向内側近傍まで供給されるとともに、
前記折り返し部46内に侵入する。以上の動作により、コ
ード45はフィラー24の外側、コア7の外側、フィラー23
の内側に沿って延び全体として略トロイダル状を呈す
る。次に、回動台33およびフック35が回動機構によって
180度回動される。これにより、フック35は折り返し部4
6から離脱する一方、ニードル42によって折り返し部46
内に供給されたコード45を引っ掛ける。これにより、前
記折り返し部46はビード21の軸方向内側に位置するコー
ド45に引っ掛けられる。次に、ニードル42が上昇した
後、可動ブロック31、フック35が前記コード45を引っ掛
けた状態のまま軸方向外側に移動する。この結果、フッ
ク35に引っ掛けられているコード45の折り返し部47(第
2図参照)は、ビード21の半径方向内面に沿いながらビ
ード21の軸方向外側に向かって延長される。次に、主軸
2が左方に移動し、ニードル42がコア7とフィラー24と
の間に到達する。
次に、ニードル42がフィラー24の軸方向内側を通過し
ながらビード22の軸方向内側近傍まで下降し、前記フッ
ク36に引っ掛けられているコード45の折り返し部46内に
侵入する。これにより、ニードル42の孔43を貫通するコ
ード45はビード22の軸方向内側近傍まで供給されるとと
もに、前記折り返し部46内に侵入する。以上の動作によ
り、コード45はフィラー23の内側、コア7の外側、フィ
ラー24の内側に沿って延び、全体として略トロイダル状
を呈する。次に、回動台34およびフック36が180度回動
される。この結果、フック36は折り返し部46から離脱す
る一方、ニードル42によって折り返し部46内に供給され
たコード45を引っ掛ける。これにより、前記折り返し部
46はビード22の軸方向内側に位置するコード45に引っ掛
けられる。次に、ニードル42が上昇した後、可動ブロッ
ク32、フック36が前記コード45を引っ掛けた状態のまま
軸方向外側に移動する。この結果、フック36に引っ掛け
られているコード45の折り返し部47は、ビード22の半径
方向内面に沿いながらビード22の軸方向外側に向かって
延長される。次に、主軸2、コア7が所定角度だけ回転
され、編み上げられたコード45が所定のピッチだけ周方
向にずらされる。次に、ニードル42がブロック11の直上
に到達するまで主軸2が右方に移動する。
次に、ニードル42をフィラー23の軸方向外側を通過さ
せながら下降させ、ニードル42に通されたコード45をビ
ード21の軸方向外側近傍まで供給するとともに、折り返
し部47内に侵入させる。以上の動作により、コード45は
フィラー24の内側、コア7の外側、フィラー23の外側に
沿って延び、全体として略トロイダル状を呈する。次
に、回動台33およびフック35が180度回動され、該フッ
ク35は折り返し部47から離脱する一方、ニードル42によ
って折り返し部47内に供給されたコード45を引っ掛け
る。これにより、前記折り返し部47はビード21の軸方向
外側に位置するコード45に引っ掛けられる。次に、ニー
ドル42が上昇した後、可動ブロック31、フック35が前記
コード45を引っ掛けた状態のまま軸方向内側に移動する
ため、フック35に引っ掛けられているコード45の折り返
し部46は、前述と同様にビード21の半径方向内面に沿い
ながらビード21の軸方向内側に向かって延長される。次
に、主軸2が左方に移動し、ニードル42がブロック12の
直上に到達する。
次に、ニードル42はフィラー24の軸方向外側を通過し
ながら下降する。これにより、ニードル42を通されたコ
ード45はビード22の軸方向外側近傍まで供給されるとと
もに、前記折り返し部47内に侵入される。以上の動作に
より、コード45はフィラー23の外側、コア7の外側、フ
ィラー24の外側に沿って延び、全体として略トロイダル
状を呈する。次に、回動台34およびフック36が180度回
動される。これにより、フック36は折り返し部47から離
脱する一方、ニードル42によって折り返し部47内に供給
されたコード45を引っ掛ける。これにより、前記折り返
し部47はビード22の軸方向外側に位置するコード45に引
っ掛けられる。次に、ニードル42が上昇した後、可動ブ
ロック32、フック36が前記コード45を引っ掛けた状態の
まま軸方向内側に移動するため、フック36に引っ掛けら
れているコード45の折り返し部46は、前述と同様にビー
ド22の半径方向内面に沿いながらビード22の軸方向内側
に向かって延長される。次に、主軸2が右方に移動し、
ニードル42がコア7とフィラー23との間に到達する。
以上が編み上げ動作の1サイクルであり、以後このサ
イクルが連続して繰り返され、第3図に示すような略ト
ロイダル状をしたカーカスプライ用コード50が編み上げ
られる。この際、前述のようにビード21、22の軸方向外
側に位置するコード45の折り返し部46を、ビード21、22
の半径方向内面に沿って軸方向内側に位置するコード45
まで延長し該軸方向内側に位置するコード45に引っ掛け
るとともに、ビード21、22の軸方向内側に位置するコー
ド45の折り返し部47を、ビード21、22の半径方向内面に
沿って軸方向外側に位置するコード45まで延長し該軸方
向外側に位置するコード45に引っ掛け、コード45をビー
ド21、22にそれぞれ係止させるようにしている。このた
め、ビード21、22の軸方向外側および内側に位置するコ
ード45の折り返し端は、共にビード21、22の半径方向内
面側に存在することになる。ここで、このようなコード
45の折り返し端は従来技術におけるループと同様に空気
溜りが発生し易いが、これら折り返し端の存在するビー
ド21、22の半径方向内面側は加硫時に外力を作用させ易
い箇所であるため、加硫時における空気の追い出しが確
実に行われ、エア溜りの発生を防止することができる。
しかも、この第1実施例ではビード21、22の軸方向外側
に位置するコード45と軸方向内側に位置するコード45と
をビード21、22の半径方向内面側において引っ掛け連結
するようにしているので、ビード21、22の半径方向外面
側にはコード45は存在しない。このため、フィラー23、
24をビード21、22に設ける場合、これらフィラー23、24
をビード21、22の半径方向外面に確実に圧着させること
ができる。さらに、このとき、フィラー23、24はビード
21、22の軸方向外側に位置するコード45と軸方向内側に
位置するコード45との間に配置されるため、ビード耐久
性が向上する。そして、カーカスプライ用コード50の成
形作業が終了すると、コード45の始端と終端とをビード
21(またはビード22)の半径方向内面側で手作業等によ
り結ぶ。
第4、5図はこの発明の第2実施例を示す図である。
この実施例においては、主軸52は軸方向、即ち第4図に
おいて左右方向へ旋回移動可能であるが回転することは
できない。また、主軸52に固定されたブロック53、54に
はそれぞれ周方向に離れた複数のローラ55、56が回転可
能に支持され、これらローラ55、56にはフィラー23、24
付きのビード21、22が回転可能に支持されている。そし
て、これらのビード21、22は図示していない駆動機構に
より間欠的に所定角度回転される。なお、この実施例の
場合には、ビード21、22の間欠的回転と同期して、主軸
2に対して支持体5、リンク機構6およびコア7も回転
できるようになっている。また、前記ブロック53、54に
はそれぞれ下コード57、58を供給するカマ59(第4図に
おいては左側のもののみ図示している)がほぼ同一角度
位置に配置されている。なお、他の構成は前記第1実施
例と同様である。そして、このような編み上げ装置によ
って第3図に示すようなカーカスプライ用コード50を編
み上げる場合には、ニードル42を下降させてコード45を
ビード21の軸方向外側近傍に供給した後、カマ59により
下コード57を前記コード45に引っ掛ける。次に、ニード
ル42を上昇させると、前記コード45はビード21の軸方向
外側において折り返されるが、このとき、前記下コード
57はこの折り返し部61に引っ掛けることになる。次に、
主軸52を第4図において左方に旋回移動させカマ59をニ
ードル42の下方位置に合致させた後、ニードル42を下降
させてコード45をビード22の軸方向外側近傍に供給す
る。次に、図示していないカマ59によって下コード58を
前記コード45に引っ掛ける。次に、ニードル42を上昇さ
せると、前記コード45はビード22の軸方向外側において
折り返しされるが、このとき、下コード58はこの折り返
し部61に引っ掛かることになる。次に、主軸52を第4図
において右方に旋回移動させカマ59とニードル42とを結
ぶ線をビード21の軸方向内側空間と合致させた後、ニー
ドル42を下降させてコード45をビード21の軸方向内側近
傍に供給する。次に、カマ59によって下コード57を前記
コード45に引っ掛ける。次に、ニードル42を上昇させる
と、前記コード45はビード21の軸方向内側において折り
返されるが、このとき、下コード57はこの折り返し部62
に引っ掛かることになる。次に、主軸52を左方に旋回移
動させカマ59とニードル42とを結ぶ線をビード22の軸方
向内側空間と合致させた後、ニードル42を下降させてコ
ード45をビード22の軸方向内側近傍に供給する。次に、
図示していないカマ59によって下コード58を前記コード
45に引っ掛ける。次に、ニードル42を上昇させると、前
記コード45はビード22の軸方向内側において折り返され
るが、このとき、下コード58はこの折り返し部62に引っ
掛かることになる。次に、フィラー23、24付きのビード
21、22および支持体5、リンク機構6およびコア7を所
定角度だけ回転させ、周方向に所定のピッチだけずら
す。そして、このような動作を交互に連続して繰り返し
行い、第3図に示すようなカーカスプライ用コード50を
成形する。ここで、下コード57、58は、ビード21、22の
軸方向外側に位置するコードの折り返し部61と、軸方向
内側に位置するコード45の折り返し部62とに交互に引っ
掛けられるため、これらビード21、22の半径方向内面に
沿って略ジグザグ状に折れ曲がりながら延びることにな
る。なお、他の作用は前記第1実施例と同様である。
なお、前述の実施例においては、コード供給機構40を
静止させ主軸2を軸方向に移動させたが、この発明にお
いては、主軸2を静止させコード供給機構40を軸方向に
移動させるようにしてもよい。
発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、エア溜りの
発生を防止でき、また、ビードとフィラーとの圧着性お
よびビードの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示す一部破断正面図、
第2図は折り返し部およびビード近傍の部分斜視図、第
3図はカーカスプライ用コードの一部を示す斜視図、第
4図はこの発明の第2実施例を示す一部破断正面図、第
5図は折り返し部およびビード近傍の部分斜視図であ
る。 21、22……ビード、45……コード 46、47……折り返し部 50……カーカスプライ用コード 57、58……下コード、61、62……折り返し部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 30/00 - 30/72 B60C 9/00 - 9/08 D04B 25/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コードを一方のビードの軸方向外側近傍で
    折り返した後、他方のビードの軸方向外側近傍で折り返
    し、次いで、一方のビードの軸方向内側近傍で折り返し
    た後、他方のビードの軸方向内側近傍で折り返す動作
    を、ビードの周方向に所定ピッチずらしながら連続して
    行い、略トロイダル状をしたカーカスプライ用コードを
    編み上げる方法であって、ビードの軸方向外側に位置す
    るコードの折り返し部に、次の隣接するビードの軸方向
    内側に位置するコードの折り返し部が、ビードの半径方
    向内面側を通って挿入され、次いで、ビードの軸方向内
    側に位置するコードの折り返し部に、次の隣接するビー
    ドの軸方向外側に位置するコードの折り返し部が、ビー
    ドの半径方向内面側を通って挿入され、順次交互にビー
    ド間にコードを掛け渡すようにしたことを特徴とするカ
    ーカスプライ用コードの編み上げ方法。
  2. 【請求項2】コードを一方のビードの軸方向外側近傍で
    折り返した後、他方のビードの軸方向外側近傍で折り返
    し、次いで、一方のビードの軸方向内側近傍で折り返し
    た後、他方のビードの軸方向内側近傍で折り返す動作
    を、ビードの周方向に所定ピッチずらしながら連続して
    行い、略トロイダル状をしたカーカスプライ用コードを
    編み上げる方法であって、それぞれのビードの軸方向外
    側に位置するコードの折り返し部と、ビードの軸方向内
    側に位置するコードの折り返し部と、をビードの半径方
    向内面に沿って延びる下コードにより交互に引っ掛け、
    ビード間にコードを掛け渡すようにしたことを特徴とす
    るカーカスプライ用コードの編み上げ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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