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JP3021366B2 - 積層方法および装置 - Google Patents
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JP3021366B2 - 積層方法および装置 - Google Patents

積層方法および装置

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JP3021366B2
JP3021366B2 JP8283028A JP28302896A JP3021366B2 JP 3021366 B2 JP3021366 B2 JP 3021366B2 JP 8283028 A JP8283028 A JP 8283028A JP 28302896 A JP28302896 A JP 28302896A JP 3021366 B2 JP3021366 B2 JP 3021366B2
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plane
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亮二 町田
清治 田口
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NICHIRAKU MACHINERY CO., LTD.
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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NICHIRAKU MACHINERY CO., LTD.
Snow Brand Milk Products Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状体を積層する
方法と装置、案内装置に関し、特に、チーズなどの粘着
性の高い帯状体を破損することなく積層する方法と装
置、およびこの装置に好適に使用される案内装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バター、チーズ、餅などといった粘着性
の高い食品は、従来一般には塊状のブロックとして販売
されていた。しかし、最近では、予め板状あるいはシー
ト状に成形してこれを積層した状態で包装し、販売する
傾向にある。その理由は、従来ブロック形状で販売され
ていたこれらの食品を予めスライスした状態にしておく
ことによって、消費者の簡便性を測ることにある。ま
た、積層した状態とすることによって製品に形態的な変
化を加え、商品の差別化を図ることも目的の一つになっ
ている。
【0003】このように積層状態の食品を製造する装置
は、主に食品を板状に成形する成型部と、成型した板状
の食品を複数の帯形状にスリットするスリット部と、そ
の帯形状の食品を積層する積層部によって構成されてい
るのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらのうち、成型部
とスリット部は一般的に自動化が容易である。しかし、
スリットした食品の帯を積層する工程は、粘着性などと
いった食品の性質に大きく左右されることから、自動化
が難しく、円滑に積層作業を実施できる装置は実現され
ていない。そのため、帯状の食品を積層する作業は、従
来手作業や半手作業によって行われており、製造の効率
化・省力化がはかれていなかった。また、手作業に伴う
微生物汚染の問題もあった。
【0005】ここで従来、例えば特開平6−99950
号の「充填包装装置」が公知である。この装置は、帯状
の包装材を筒状に成型して、その内部に食品を供給した
後、外部からシールして連続的に包装を行なう装置であ
る。この装置においては、帯状の包装材の平面部をガイ
ドバーで横から押圧することによって、円筒形状に成型
して包装するようになっている。しかし、このような表
面にロウが塗ってあるような滑りの良い包装材であれば
平面部を横から押圧しても問題を生じないが、例えばチ
ーズなどといった粘着性の高い食品からなる帯状体を、
この装置と同様に平面部をガイドバーで押圧することに
よってガイドした場合には、帯状体はたちまち変形して
たわみを生じ、円滑にガイドすることは不可能である。
このように、特にチーズなどの食品からなる帯状体は、
粘着性が高いために扱いが困難なことも、自動化の妨げ
になっていた。
【0006】本発明の目的は、特にチーズなどといった
粘着性の高い食品からなる帯状体であっても、変形やた
わみを生じさせることなく取り扱うことができ、それら
の積層製品を容易に得ることができる手段を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、互い
の平面部が同一平面内に存在している状態で横に並列に
配置されて下降してくる複数の帯状体を平面部同士を接
触させて積層させるに際し、前記下降中において複数の
帯状体を下降方向を中心にしてそれぞれ90゜ずつ回転
させることにより、各帯状体の平面部を互いに向き合わ
せた状態とし、次いで、回転させた帯状体の平面方向に
進行する搬送体上に載置していき、該搬送体によって搬
送しながら複数の帯状体を順次積層していくことを特徴
とする帯状体の積層方法である。尚、本発明請求項1で
いう搬送体上に載置することとは、コンベア上に載置す
ること、ローラーへの巻き取りやローラーに載置するこ
となど帯状体を積層させる手段をいうものである。
【0008】この積層方法において、請求項2に記載し
たように、前記下降中において帯状体を90゜回転させ
るに際し、帯状体の端部のみに接触し、下降に伴って帯
状体を次第に回転させる案内手段を用いることが好まし
い。また、請求項3に記載したように、例えば、前記帯
状体の下降方向が鉛直下向き方向であり、前記コンベア
の搬送方向が水平方向である。
【0009】また、請求項4の発明は、互いの平面部が
同一平面内に存在している状態で横に並列に配置されて
下降してくる複数の帯状体を平面部同士を接触させて積
層させる装置であって、前記横に並列に配置された複数
の帯状体の下方に配置された、前記横方向に帯状体を搬
送させるコンベアと、該コンベアの上方において、各帯
状体の端部のみにそれぞれ接触し、下降に伴って各帯状
体を次第に回転させる複数の案内手段と、コンベアの上
面近傍において複数の帯状体の進行方向をそれぞれ横向
きに旋回させる複数の旋回手段を備えることを特徴とす
る帯状体の積層装置である。
【0010】更に、請求項5の発明は、請求項4に記載
の帯状体の積層装置に好適に用いられる案内装置であっ
て、帯状体の両端部の隅角部のみにそれぞれ接触し、下
降に伴って帯状体を次第に回転させる一対の円柱形状の
案内棒と、それら案内棒の下方に配置された、帯状体を
位置決めする開ロ部を備える枠部材からなる案内装置で
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の好ま
しい実施の形態を説明する。一例として、チーズからな
る帯状体を積層して製造される積層製品の積層装置に基
づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる
積層装置1を示す斜視図である。
【0012】積層装置1の上方には、板状のチーズ2を
冷却し、所定幅に裁断するスリッター3が配置されてい
る。ここで説明のために、横方向(図1において左右方
向)にX軸、前後方向(図1において紙面に垂直方向)
にY軸、上下方向(図1において上下方向)にZ軸をそ
れぞれ定義すると、図示の例では、前記板状のチーズ2
はZ−X平面に平行な姿勢でZ軸下向きに下降し、スリ
ッター3内に供給されている。そしてスリッター3によ
ってこの板状のチーズ2が所定幅に裁断されて、スリッ
ター3の下方から、複数の帯状体4a、4b、・・・が
出るようになっている。なお図示の例では、合計で6枚
の帯状体4a、4b、4c、4d、4e、4fがスリッ
ター3の下方から出るようになっている。各帯状体4
a、4b、・・・は、スリッター3の下方から出た際に
は、その平面が何れもZ−X平面内に存在している状態
で横(X軸方向)に並列に配置されて下降していくよう
になっている。そして後述するように、これら帯状体4
a、4b、・・・を、本発明の実施の形態にかかる積層
装置1にて案内しながら順次積層し、積層製品を製造す
るようになっている。
【0013】ここで、チーズ2などの如き粘着性の高い
食品の帯状体4a、4b、・・・を積層する場合、実用
化を図る際には様々な困難が発生する。その第一は積層
精度の問題である。即ち、板状のチーズ2をスリッター
3によって裁断する工程は、スリッター3内部には板刃
や回転刃があって、それらの刃は機械的に精度が出し易
く、従って裁断されて得た帯状体4a、4b、・・・の
巾も±0.2mm程度の誤差範囲内にすることは比較的
容易である。これに対して、帯状体4a、4b、・・・
を積層させる工程において、各帯状体4a、4b、・・
・の位置を正確に揃えることは甚だ困難である。特に、
チーズなどはその表面の粘着性が強いため、一度積層し
たら、後から位置を揃えることは不可能である。もし
も、積層後において外力を加えて強制的に位置合わせを
行おうとすると、積層面に大きな摩擦力が生じ、結果的
に積層製品自体を変形させて破損させることが多い。従
って、チーズ2などの如き粘着性の高い食品の帯状体4
a、4b、・・・を積層して見栄えの良い積層製品を得
るためには、積層させる以前になるべく位置を揃えてお
くことが肝要である。
【0014】帯状体4a、4b、・・・を積層する場合
に発生する第2の困難は、各帯状体4a、4b、・・・
のちぎれといった問題である。即ち、上述したように、
見栄えの良い積層製品を得るためには、積層させる以前
になるべく各帯状体4a、4b、・・・の位置を一定に
揃えることが必要であるが、この際にガイドが帯状体4
a、4b、・・・の平面部に触れたり、帯状体4a、4
b、・・・の自重などによって帯状体4a、4b、・・
・がちぎれてしまう問題が発生する。特に、チーズなど
にあっては、食感や口溶けの要求によって軟らかい性状
を持つため、そのような問題がつきまとう。
【0015】そこで、これらの困難を克服すべく、本発
明では、図1に示す如き積層装置1を案出した。この実
施の形態にかかる積層装置1は、コンベア10と、この
コンベア10の上方に配置された複数の案内手段11
a、11b、・・・と、コンベア10の上面近傍に配置
された旋回手段としての複数のガイドローラ12a、1
2b、・・・によって構成されている。なお図示の例で
は、それぞれ6個ずつの案内手段11a、11b、11
c、11d、11e、11fとガイドローラ12a、1
2b、12c、12d、12e、12fが設けられてい
る。
【0016】コンベア10は、駆動ローラ15と従動ロ
ーラ16に巻回されており、図示の例では左向き(X方
向左向き)に各帯状体4a、4b、・・・を搬送しなが
ら順次積層させていく構成になっている。
【0017】各案内手段11a、11b、・・・は何れ
も同様の構成を備えているので、代表して最も右側に位
置している案内手段11aについて説明すると、図2に
拡大して示すように、この実施の形態では、案内手段1
1aは、互いに捻れの関係となるように所定の間隔をあ
けて配置された一対の案内棒20、21と、これら案内
棒20、21の下方において各案内棒20、21を支持
するように配置された枠部材22を備えている。
【0018】各案内棒20、21は、何れも円柱形状を
有している。また、これら案内棒20、21は、上述の
ようにスリッター3によって所定幅に裁断されて下降し
てきた帯状体4aの真下位置に配置されており、帯状体
4aは下降に伴ってこれら案内棒20、21の間に嵌入
し、帯状体4aの両端部23、24の隅角部23’、2
4’に各案内棒20、21がそれぞれ接触するようにな
っている。そして、このように帯状体4aの両端部2
3、24の隅角部23’、24’に各案内棒20、21
がそれぞれ接触して帯状体4aに回転力が加わり、帯状
体4aはこれら案内棒20、21の間を下降通過する途
中で、その下降方向(Z方向)を中心にして90゜回転
し、これにより、スリッター3の下方から出た際にはそ
の平面がZ−X平面内に存在してしいたのが、案内棒2
0、21の間を通過した後には帯状体4aの平面がY−
Z平面内に存在する姿勢に矯正されるようになってい
る。
【0019】枠部材22の中央には、左右に所定の隙間
を持って配置された一対の部材26、27の間において
前後方向(Y方向)に長く開口する開ロ部25が設けら
れており、案内棒20、21の間を通過してその平面を
Y−Z平面内に向けられた帯状体4aが、この開ロ部2
5を通過するようになってる。この開ロ部25のY方向
の長さは、上述のスリッター3によって裁断された帯状
体4aの幅よりも少しだけ大きく形成されており、従っ
て、開ロ部25を通過する際に帯状体4aの前後方向
(Y方向)の位置決めが行われる。
【0020】各ガイドローラ12a、12b、・・・も
何れも同様の構成を備えているので、先と同様に、代表
して最も右側に位置しているガイドローラ12aについ
て説明すると、図2に示すように、ガイドローラ12a
は、先に説明した案内手段11aの枠部材22中央に形
成された開ロ部25の真下位置において、コンベア10
上面から若干の間隔をあけて配置されている。ガイドロ
ーラ12aは回転自在に構成されており、その回転軸
は、コンベア10の搬送方向(X方向)に対して直交す
る方向(Y方向)に配置されている。そして、上述の案
内手段11aによってその平面をY−Z平面内に向けら
れると共に前後方向(Y方向)に位置決めされ、Z方向
下向きに下降してきた帯状体4aが、コンベア10の上
面近傍位置においてガイドローラ12aに沿って折れ曲
がることにより、帯状体4aの進行方向が、下向き(Z
方向下向き)から横向き(X方向左向き)に旋回させら
れる構成になっている。この旋回に伴って、帯状体4a
の平面の向きがY−Z平面からX−Y平面に変更させら
れる。
【0021】なお、以上は最も右側に位置している案内
手段11aとガイドローラ12aについて代表して説明
したが、その他の案内手段11b、11c、11d、1
1e、11fおよびガイドローラ12b、12c、12
d、12e、12fも、これら案内手段11aおよびガ
イドローラ12aと同様の構成を備えており、帯状体4
aと同様にして、帯状体4b、4c、・・・も、スリッ
ター3によって裁断された後、各案内手段11b、11
c、・・・によってその平面をY−Z平面内にそれぞれ
向けられると共に前後方向(Y方向)にそれぞれ位置決
めされ、更に、コンベア10の上面近傍位置においてガ
イドローラ12b、12c、・・・に沿って折れ曲がっ
て、進行方向を下向き(Z方向下向き)から横向き(X
方向左向き)に旋回させられる構成になっている。積層
製品としては、チーズ、バター、パン生地、ケーキなど
の食品類の他、織物、フィルム、合成樹脂、鋼板、紙な
どあらゆる分野に存在するものが含まれる。
【0022】次に、この実施の形態にかかる積層装置1
によって積層製品を製造する工程を以下に説明する。
【0023】先ず、上方より供給された板状の積層製品
がスリッター3によって所定幅に裁断され、スリッター
3の下方から、6枚の帯状体4a、4b、・・・が、そ
の平面をZ−X平面に向けた姿勢で出てくる。こうして
スリッター3の下方から出た各帯状体4a、4b、・・
・は、各案内手段11a、11b、・・・において、案
内棒20、21の隙間を通過する間にその平面をY−Z
平面に向けた姿勢に次第に矯正されていく。こうしてそ
の平面をY−Z平面に向けた姿勢に矯正された各帯状体
4a、4b、・・・は、次に各案内手段11a、11
b、・・・において、開ロ部25を通過し、その際に前
後方向(Y方向)にそれぞれ位置決めされる。
【0024】次に、各帯状体4a、4b、・・・は、コ
ンベア10の上面近傍位置においてガイドローラ12
a、12b、・・・に沿って折れ曲がることにより、進
行方向を下向き(Z方向下向き)から横向き(X方向左
向き)に旋回させられ、こうして、コンベア10上面に
供給された各帯状体4a、4b、・・・が、左向き(X
方向左向き)に順次搬送されていく。
【0025】ここで、図1に示したように、コンベア1
0進行方向がX方向左向きであるのに対して、右から順
に各帯状体4a、4b、・・・が配置されているので、
コンベア10の上面には、最も上流側(右側)にある帯
状体4aが最初に載置され、以下、その順に帯状体4
b、4c、4d、4e、4fが、コンベア10の進行に
伴って載置されていくことになる。こうして、下から順
に帯状体4a、4b、4c、4d、4e、4fを積層し
た積層製品30を得ることが可能となる。
【0026】かくして、この実施の形態にかかる積層装
置1によれば、案内棒20、21を円柱形状に形成して
いることによって、各帯状体4a、4b、・・・の姿勢
をY−Z平面に向けるように回転させる際に、案内棒2
0、21の表面が各帯状体4a、4b、・・・の両端部
23、24の隅角部23’、24’のみにしか接触せ
ず、接触面積を最小にできるので、抵抗が小さいといっ
た特徴がある。従って、特にチーズなどといった粘着性
の高い帯状体4a、4b、・・・に対しても、変形やた
わみを生じさせることがなく、性状の良い積層製品30
を得ることが可能となる。各帯状体4a、4b、・・・
に対する案内棒20、21の接触面積を最小にするため
には、案内棒20、21を円柱形状にし、両者の接触を
点接触または線接触にするのが効果的である。同様に、
開ロ部25の横に配置されている部材26、27を円柱
部材にすることが好ましい。この場合、部材26、27
を位置決め用のローラによって構成したり、そのような
ローラを配置することによって、ガイドローラ12a、
12b、・・・を省略することもできる。何れにして
も、帯状体4a、4b、・・・に対する案内手段11
a、11b、・・・の接触面積を最小化し、接触面にお
ける抵抗を極力小さくすることが重要である。そのため
には、部材26、27をローラによって構成したり、案
内棒20、21や部材26、27などの表面にテフロン
(登録商標)のような滑性の高い材料を被覆することが
好ましい。
【0027】また、この実施の形態にかかる積層装置1
によって積層製品30を製造するに際しては、各帯状体
4a、4b、・・・はコンベア10上に接触したと同時
に水平方向に引かれることになる。このように各帯状体
4a、4b、・・・を水平方向に引く力は主にコンベア
10表面と、最も最初にコンベア10上に載置される帯
状体4aとの接触抵抗によるものである。この力が小さ
すぎて各帯状体4a、4b、・・・を速やかに引くこと
ができないと、スリッター3下方に垂下している各帯状
体4a、4b、・・・の張力が低下し、ガイドローラ1
2a、12b、・・・に沿って旋回する際にトラブルが
発生する。このため、コンベア10の表面の接触抵抗を
高くさせておくことが好ましい。
【0028】
【実施例】
(実施例1)本発明の積層装置をチーズの積層に応用し
た。帯状体の速さは毎分80cmで、その厚さと巾はそ
れぞれ5mmおよび35mmである。帯状体の枚数は1
つの積層装置について8枚、これを2基設置して2列の
積層を行った。その結果、積層時の帯状体の滞留やちぎ
れは見られず、ガイドローラに沿って90゜良好に旋回
させることができた。旋回した帯状体がコンベアに到達
すると、その瞬間に帯状体の張力が低下して流れが不安
定になったが、帯状体が最初にコンベア表面に接触する
際のコンベアスピードを5〜10%上昇して帯状体に張
力を与えたところ、良好な積層を行うことができた。積
層によるズレは、各層とも0.2mm以内でかつ上層と
下層のズレも0.2mm以下となり積層状態は良好であ
った。
【0029】(実施例2)本発明の積層装置をパイ生地
の積層に応用した。帯状体である板状のパイ生地の成形
は吐出ノズルと圧延ローラによって行った。圧延時の圧
延ローラへの生地の巻き付きを防止するために生地表面
には少量の小麦粉をまぶした。板状のパイ生地をスリッ
ターで巾100mmにスリットして得た帯状体をコンベ
ア上で積層した。帯状体の速さは1.6m/分、帯状体
の厚さ、巾はそれぞれ8mmおよび100mmで積層枚
数は6枚とした。この結果、積層時のトラブルは見られ
ず積層による各層間及び上下層のズレは0.2mm以内
で良好であった。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、特にチーズなどといっ
た粘着性の高い食品からなる帯状体であっても、変形や
たわみを生じさせることなく積層させることが可能であ
る。従って、本発明によれば、積層ずれや破損の少ない
性状の優れた積層製品を得られる。
【0031】また、本発明の積層装置を用いれば、積層
製品の製造を自動化できるので、製造の効率化および省
力化と製品の微生物汚染を防止することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる積層装置を示す斜
視図である。
【図2】積層装置の要部を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 積層装置 4a、4b、・・・ 帯状体 10 コンベア 11a、11b、・・・ 案内手段 12a、12b、・・・ ガイドローラ(旋回手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田口 清治 埼玉県大宮市堀の内町1−606 グラン ドシティE−502 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01J 27/00 A01J 21/00 A23P 1/08 A23L 1/10

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いの平面部が同一平面内に存在してい
    る状態で横に並列に配置されて下降してくる複数の帯状
    体を平面部同士を接触させて積層させるに際し、 前記下降中において複数の帯状体を下降方向を中心にし
    てそれぞれ90゜ずつ回転させることにより、各帯状体
    の平面部を互いに向き合わせた状態とし、 次いで、回転させた帯状体の平面方向に進行する搬送体
    上に載置していき、 該搬送体によって複数の帯状体を順次積層していくこと
    を特徴とする帯状体の積層方法。
  2. 【請求項2】 前記下降中において帯状体を90゜回転
    させるに際し、帯状体の端部のみに接触し、下降に伴っ
    て帯状体を次第に回転させる案内手段を用いる請求項1
    に記載の帯状体の積層方法。
  3. 【請求項3】 前記帯状体の下降方向が鉛直下向き方向
    であり、前記搬送体の搬送方向が水平方向である請求項
    1または2に記載の帯状体の積層方法。
  4. 【請求項4】 互いの平面部が同一平面内に存在してい
    る状態で横に並列に配置されて下降してくる複数の帯状
    体を平面部同士を接触させて積層させる装置であって、 前記横に並列に配置された複数の帯状体の下方に配置さ
    れた、前記横方向に帯状体を搬送させるコンベアと、 該コンベアの上方において、各帯状体の端部のみにそれ
    ぞれ接触し、下降に伴って各帯状体を次第に回転させる
    複数の案内手段と、 コンベアの上面近傍において複数の帯状体の進行方向を
    それぞれ横向きに旋回させる複数の旋回手段を備えるこ
    とを特徴とする帯状体の積層装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の帯状体の積層装置に好
    適に用いられる案内装置であって、 帯状体の両端部の隅角部のみにそれぞれ接触し、下降に
    伴って帯状体を次第に回転させる一対の円柱形状の案内
    棒と、 それら案内棒の下方に配置された、帯状体を位置決めす
    る開ロ部を備える枠部材からなる案内装置。
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