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JP3021382B2 - 柱と横部材との結合金物 - Google Patents
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JP3021382B2 - 柱と横部材との結合金物 - Google Patents

柱と横部材との結合金物

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JP3021382B2
JP3021382B2 JP9082955A JP8295597A JP3021382B2 JP 3021382 B2 JP3021382 B2 JP 3021382B2 JP 9082955 A JP9082955 A JP 9082955A JP 8295597 A JP8295597 A JP 8295597A JP 3021382 B2 JP3021382 B2 JP 3021382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱と横部材との結
合金物に関し、詳しくは、柱と土台、柱と梁、束と梁、
柱と大引などの結合部に使用して好適な柱と横部材との
間の結合金物に関する。
【0002】
【従来の技術】木造建築物では、図11に示したよう
に、通柱1、管柱2などの縦の部材と、土台3、梁4、
胴差5などの横の部材とによって主要部分が組み立てら
れ、さらに火打ち6などの補強材を所定箇所に差し渡す
ことにより、堅固に組み上げられている。
【0003】これらの部材は天然木から切り出された製
材が一般に使用されているが、縦部材である通柱1と管
柱2などは、910mmあるいは1820mmピッチで
配置されている。
【0004】さらに、通柱1と、土台3などの結合部で
は、例えば図12に示したように、各部所に所定の仕口
7が形成され、さらに金物8などで補強されている。こ
のように、在来の木造建築の軸組では、柱の数が多いこ
とに加えて、縦横の部材間の連結に手間がかかり、部品
点数が多くなるのが現状である。
【0005】一方、近年では木材の有効利用が図られて
いることもあってエンジニアウッドと称される集成材等
が広く使用されるようになっている。このような集成材
によれば、天然材では得ることが困難であった大断面の
木材を作り出すことができ、また、水分が少ないため全
体として一様な強度のものを提供することができてい
る。
【0006】したがって、集成材を用いることにより、
管柱2などの本数を少なくすることができるとともに、
部屋の空間面積を大きく設定することが容易になってき
た。ところで、このような集成材から家を構築する場合
には、結合部に充分の結合力を得るために、例えば図1
3に示したように、中空のパイプを利用した結合金物が
使用される場合がある。この結合金物11は、両端部に
貫通孔12が形成された所定長さのパイプ13と、パイ
プ13の貫通孔12に挿通される金属製の少なくとも2
本の棒状部材14とからなるもので、使用に際しては、
例えば、図14に示したように、土台3および柱1のT
字状の接続部に、パイプ13の径に対応する下孔と、こ
の下孔に直交する小孔を側面から開口させるとともに、
パイプ13を前記下孔内に差し込み、直交する小孔から
棒状部材14の貫通孔12内に棒状部材14を挿通する
ことによって、土台3と通柱1とを互いに連結してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな結合金物11を用いて例えば通柱1と土台3とを連
結する場合、通柱1および土台3にパイプ13の下孔を
形成する作業はドリルによって比較的、簡単にできるも
のの、次の作業としてパイプ13を差し込む際に貫通孔
12を略側面に向けて配置しなければならず、孔の位置
合わせに手間がかかるという問題があった。
【0008】また、パイプ13に対して、直線的にしか
棒状部材14を植設することができず、パイプ13を保
持する部位が一直線に偏ってしまうという問題があっ
た。本発明は上記実情に鑑み、集成材などの特に大断面
を有する柱と横部材とを結合する場合であっても、少な
い部品点数で簡単に連結することができ、しかも連結部
の強度を平均的に保持することのできる柱と横部材との
結合金物を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、平板状の金物
本体を用いることにより、柱の小口端面と横部材とに形
成した凹溝間に跨って金物本体を簡単に差し込むことが
できる。また、金物本体の面積を大きくすれば、棒状部
材を幅方向に2本あるいは千鳥状などに数を増やして差
し通すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の結合金物では、金物本体
を平板状に形成し、その本体に少なくとも一つの貫通孔
あるいは2つの貫通孔さらには千鳥状に3つの貫通孔な
どを形成する。また、棒状部材の周面には、摩擦を大き
くするために微細な凹凸などが形成されていると良い。
【0011】一方、縦部材および横部材には、チェーン
ソーなどで予め平板に対応した凹溝を形成しておく。こ
れにより、金物本体および棒状部材を簡単に差し込むこ
とができるとともに、結合部の強度を増大することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の一実施例による結合金物を示
したものである。
【0013】この結合金物21は、平板小判状の金物本
体22と2本の棒状部材23,23とからなるもので、
これらはいずれも金属から形成されている。また、棒状
部材23の径は、金物本体22に形成された貫通孔24
の径より若干細く形成されている。さらに、棒状部材2
3の周面には、格子状の細かい溝からなる凹凸23aが
形成されている。これらの凹凸23aは、周面全体に形
成されていても良く、あるいは、両端部あるいは一端部
のみ、さらには部分的に形成されていても良い。また、
格子状の溝に代えて、円柱状のあるいは四角形の細かい
突起などで、凹凸が構成されていても良い。いずれにし
ても、棒状部材23の周面に摩擦部が形成されているこ
とが好ましい。
【0014】このような結合金物21は、例えば図2の
ように使用される。図2は、管柱25と梁26とがT字
状に交わる結合部の構造を示したものである。ここで、
管柱25と梁26とは、共に集成材から形成され、大き
な断面を有している。また、梁26の長さは大空間を形
成するために長尺であり、重い重量を有している。
【0015】一方、図示しない土台等に垂直に配置され
る管柱25の小口端面25aには、例えば、丸のこ、チ
ェーンソーなどによって縦方向に凹溝27が形成されて
いる。さらに、この凹溝27に直交するように、管柱2
5の側面に小孔28が貫通して形成されている。他方、
梁26の結合部には、チェーンソーなどによって梁26
の長さ方向に凹溝29が形成されている。また、この凹
溝29には、側面から小孔30が貫通して形成されてい
る。なお、この凹溝29は、貫通した孔であっても構わ
ない。ここで、チェーンソーで開けた凹溝27および凹
溝29の先端形状は、円弧状に形成されるので、金物本
体22を収容するのに都合が良い。
【0016】上記金物本体22は、例えば、管柱25に
形成された凹溝27内に収容され、さらに管柱25の側
面の小孔28から金物本体22の貫通孔24を目掛けて
棒状部材23が挿通され、この棒状部材23により金物
本体22が支持される。
【0017】このように予め金物本体22が取り付けら
れた管柱25は、下端部も同様にして図示しない土台上
に立設される。そして、その上端部に横部材として梁2
6を差し渡す際に、梁26の凹溝29内に金物本体22
の上端部を挿入する。金物本体22が確実に挿入された
ら、棒状部材23を梁26の側面に形成した小孔30か
ら挿通する。
【0018】なお、棒状部材23を挿通すると、上部か
らの荷重は勿論のこと、引抜きに対しての強度を発揮す
るようになるので、図3に示したように確実な保持が可
能になり、釘などを何ら用いずに両者を結合することが
できる。
【0019】上記実施例では、金物本体22に貫通孔2
4を端部に一つづつ形成したが、これらの貫通孔24
は、図4に示したように、二つ並べて形成しても良い。
あるいは、図5に示したように、貫通孔24を千鳥状に
形成しても良い。これにより、より大きな断面を有する
柱、梁などをより緊密に分散した位置で保持することが
できる。また、金物本体22の形状は平板小判状に何ら
限定されず、図6に示したように、一端部28aが直線
状に形成された結合金物28であっても良く、あるい
は、全体が長方形状に形成されていても良い。
【0020】さらに、以上の実施例では、管柱25と梁
26の結合部に本発明を適用したが、例えば、図7に示
したように、基礎29の上に配置される土台30と、管
柱(あるいは通柱)25の結合部など、他の横部材と他
の縦部材との結合に適用することができ、使用個所は特
に限定されない。
【0021】また図8に示したように、棒状部材35の
一端部を少し変形するように潰しておけば、潰れて大径
になった大径部35aが効果的な抜け止めになって、よ
り強固に結合することができる。また、図9に示したよ
うに、棒状部材36の周面36bに螺旋状のねじ山36
cを形成しても抜け止めの効果が発揮される。なお、こ
のようなねじ山36cは、両端部あるいは一端部のみに
形成しても良い。
【0022】また、図8では、一端部に軸方向に押し潰
した大径部35aを形成したが、図10に示した棒状部
材39のように、一端部に鋲の頭部のような大径部39
aを具備させることもできる。あるいは棒状部材をボル
ト40そのものとして、これにナット41を締め付ける
こともできる。
【0023】このような本発明の各実施例によれば、集
成材などで形成した重量のある横部材あるいは柱部材を
他方の部材に簡単に結合することができる。このため、
例えば長尺物で大重量のある横部材を結合する場合であ
っても、作業性が良好である。しかも、例えば、棒状部
材35を平行にあるいは千鳥状などに配置することによ
り、高強度で強度を分散して保持することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る柱と横
部材との結合金物では、梁等の横部材の一側面と管柱等
の縦部材の小口端面とを、簡単な結合金物によって取り
付けることができる。しかも、その作業性は良好であ
り、位置合わせなどに手間がかかることはない。
【0025】また、この結合金物を用いることによっ
て、集成材などで大きな空間の部屋を画成する場合に、
少ない部品点数で簡単に結合することができ、さらに結
合部にかかる力を分散して保持することができる。した
がって、結合部の強度を充分に大きくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1の実施例による結合金物の
斜視図。
【図2】図2は同実施例による結合金物で柱と横部材と
を結合する場合の斜視図である。
【図3】図3は同実施例で結合された柱と横部材との断
面図である。
【図4】図4は本発明の第2の実施例による結合金物の
平面図である。
【図5】図5は本発明の第3の実施例による結合金物の
平面図である。
【図6】図6は本発明の第4の実施例による結合金物の
平面図である。
【図7】図7は本発明の第1の実施例による結合金物を
土台と柱との間に使用したときの斜視図である。
【図8】図8は本発明の棒状部材の変形例を示す斜視図
である。
【図9】図9は本発明の棒状部材の変形例を示す斜視図
である。
【図10】図10は本発明の他の棒状部材により、柱と
土台とを結合したときの断面図である。
【図11】図11は一般的な木造建築物の軸組構造を示
す斜視図である。
【図12】図12は従来の土台と管柱の結合構造を示す
分解斜視図である。
【図13】図13は従来の木造建築で使用されている結
合金物の一例を示す斜視図である。
【図14】図14は、図13の結合金物の使用例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
22 金物本体 23 棒状部材 23a 凹凸 24 貫通孔 25 管柱(柱部材) 26 梁(横部材) 27 凹溝 28 小孔 29 凹溝 30 小孔 35a 大径部 36c ねじ山 40 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/26 E04B 1/58

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に配置される柱部材の小口端面
    と水平方向に配置される横部材の側面との間に装着され
    る結合金物であって、 前記柱部材の小口端面に形成された凹溝と、前記横部材
    の一側面に形成された凹溝との間に跨って挿入され、両
    端部に少なくとも1つの貫通孔を有し一方向に延びてい
    るとともに、平板小判状または一端部が直線状に形成さ
    れた平板小判状あるいは長方形状のいずれかである金属
    製の金物本体と、 前記柱部材の凹溝を横断するように前記柱部材に形成さ
    れた小孔から、前記柱部材の凹溝内に挿入された金物本
    体の一端部に形成された貫通孔に挿通され、この金物本
    体の一端部を前記柱部材の凹溝内に固定する金属製の棒
    状部材と、 前記横部材の凹溝を横断するように前記横部材に形成さ
    れた小孔から、前記横部材の凹溝内に挿入された前記金
    物本体の他端部に形成された貫通孔に挿通され、この金
    物本体の他端部を前記横部材の凹溝内に固定する金属製
    の棒状部材と、からなることを特徴とする柱と横部材と
    の結合金物。
  2. 【請求項2】 前記金物本体の前記横部材に挿入される
    側の他端部が円弧状に形成されており、これと反対側の
    一端部が直線状に形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の柱と横部材との結合金物。
  3. 【請求項3】 前記金物本体の前記柱部材に挿入される
    側の一端部に形成された貫通孔は複数個であり、かつ2
    つ並べて形成されているか、あるいは千鳥状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の柱と横部材と
    の結合金物。
  4. 【請求項4】 前記金物本体の前記横部材に挿入される
    側の他端部に形成された貫通孔は複数個であり、かつ2
    つ並べて形成されているか、あるいは千鳥状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2に記載の柱と
    横部材との結合金物。
  5. 【請求項5】 前記柱部材に挿通される棒状部材の少な
    くとも一部に微細な凹凸が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の柱と横部材との結合金物。
  6. 【請求項6】 前記横部材に挿通される棒状部材の少な
    くとも一部に微細な凹凸が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の柱と横部材との結合金物。
  7. 【請求項7】 前記柱部材に挿通される棒状部材の一端
    部に大径部が形成されていることを特徴とする請求項1
    または5に記載の柱と横部材との結合金物。
  8. 【請求項8】 前記横部材に挿通される棒状部材の一端
    部に大径部が形成されていることを特徴とする請求項1
    または6に記載の柱と横部材との結合金物。
  9. 【請求項9】 前記柱部材に挿通される棒状部材の周面
    には、少なくとも一部に螺旋状のねじ山が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1または5に記載の柱と横部
    材との結合金物。
  10. 【請求項10】 前記横部材に挿通される棒状部材の周
    面には、少なくとも一部に螺旋状のねじ山が形成されて
    いることを特徴とする請求項1または6に記載の柱と横
    部材との結合金物。
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