JP3025111B2 - 排ガスの処理方法 - Google Patents
排ガスの処理方法Info
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- JP3025111B2 JP3025111B2 JP4254570A JP25457092A JP3025111B2 JP 3025111 B2 JP3025111 B2 JP 3025111B2 JP 4254570 A JP4254570 A JP 4254570A JP 25457092 A JP25457092 A JP 25457092A JP 3025111 B2 JP3025111 B2 JP 3025111B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排ガスから硫黄酸化物
(以下SOX という)を除去する排ガスの処理方法に関す
る。さらに詳しくは脱硫剤スラリを排ガス流内で噴霧乾
燥し、SOX を吸収した吸収剤をダストとともに乾式分離
することによって排ガスを浄化するいわゆる半乾式脱硫
法の改良に関する。
(以下SOX という)を除去する排ガスの処理方法に関す
る。さらに詳しくは脱硫剤スラリを排ガス流内で噴霧乾
燥し、SOX を吸収した吸収剤をダストとともに乾式分離
することによって排ガスを浄化するいわゆる半乾式脱硫
法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】半乾式脱硫法は水酸化カルシウムを吸収
剤として主に実施されているが水酸化カルシウム単味の
スラリを排ガス中に噴霧するだけでは、脱硫率が悪く、
その改善策として特開昭61−209038や米国特許
第4931264号で紹介されている様な脱硫剤の活性
化法が注目されている。
剤として主に実施されているが水酸化カルシウム単味の
スラリを排ガス中に噴霧するだけでは、脱硫率が悪く、
その改善策として特開昭61−209038や米国特許
第4931264号で紹介されている様な脱硫剤の活性
化法が注目されている。
【0003】これらの方法は、水酸化カルシウム、水酸
化カルシウムがSOX を吸収して生成する硫酸カルシウム
や亜硫酸カルシウムおよび二酸化ケイ素と酸化アルミニ
ウムを含有するフライアッシュの混合物の水性スラリ
を、高温度条件下で水熱養生して脱硫剤を調整する方法
である。
化カルシウムがSOX を吸収して生成する硫酸カルシウム
や亜硫酸カルシウムおよび二酸化ケイ素と酸化アルミニ
ウムを含有するフライアッシュの混合物の水性スラリ
を、高温度条件下で水熱養生して脱硫剤を調整する方法
である。
【0004】この方法で調整した脱硫剤は、水酸化カル
シウム単味の脱硫剤に比較して、脱硫性能が1.3倍な
いし1.6倍向上するため、排ガス浄化の向上のみなら
ず水酸化カルシウムの消費量が低減できる。しかし、こ
の方法の最大の欠点は水熱養生するための装置容量及び
水熱養生に要する熱量が大きくなり、経済的排ガス処理
が出来なくなることにある。
シウム単味の脱硫剤に比較して、脱硫性能が1.3倍な
いし1.6倍向上するため、排ガス浄化の向上のみなら
ず水酸化カルシウムの消費量が低減できる。しかし、こ
の方法の最大の欠点は水熱養生するための装置容量及び
水熱養生に要する熱量が大きくなり、経済的排ガス処理
が出来なくなることにある。
【0005】この理由は、この種吸収剤のスラリは、ス
ラリ濃度の上昇に伴ってスラリ粘度が著しく増大するた
めスラリ濃度はたかだか25重量%以下好ましくは20
重量%以下の低濃度スラリとせざるをえず、吸収剤重量
あたり4倍強の水を添加する必要がありそれだけ量が増
大するためである。
ラリ濃度の上昇に伴ってスラリ粘度が著しく増大するた
めスラリ濃度はたかだか25重量%以下好ましくは20
重量%以下の低濃度スラリとせざるをえず、吸収剤重量
あたり4倍強の水を添加する必要がありそれだけ量が増
大するためである。
【0006】従って、水熱養生時間を確保するためには
装置容量を大きくせざるを得ず、また水熱養生温度を確
保するためには、スラリ流量が増大する分、水蒸気等の
加熱用熱量が増大する。
装置容量を大きくせざるを得ず、また水熱養生温度を確
保するためには、スラリ流量が増大する分、水蒸気等の
加熱用熱量が増大する。
【0007】今一つの大きな問題は、この吸収剤スラリ
は擬塑性の流動特性を示す非ニュートン流体であるばか
りでなく、セメントと類似の水硬性の特性を持っている
ことである。従って水熱養生装置内でのスラリの均一攪
拌が重要な課題となるが、装置容量が大きい場合は、こ
の均一攪拌が極めて困難な問題であり、必要以上に攪拌
動力を消費する。
は擬塑性の流動特性を示す非ニュートン流体であるばか
りでなく、セメントと類似の水硬性の特性を持っている
ことである。従って水熱養生装置内でのスラリの均一攪
拌が重要な課題となるが、装置容量が大きい場合は、こ
の均一攪拌が極めて困難な問題であり、必要以上に攪拌
動力を消費する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した水
酸化カルシウムを供給しうる物質である第1原料、硫酸
カルシウム及び亜硫酸カルシウムの少くともいづれか一
方を供給しうる物質である第2原料、および二酸化ケイ
素と酸化アルミニウムを供給しうる物質である第3原料
の混合物の水性スラリーを水熱養生して得た高活性脱硫
剤を使用しながらも、従来切望されていた水熱養生装置
のコンパクト化と、水熱養生温度の確保に必要な熱量の
低減を可能とし、発電所等の大容量排ガスの処理を可能
とする方法を提供することを課題としている。
酸化カルシウムを供給しうる物質である第1原料、硫酸
カルシウム及び亜硫酸カルシウムの少くともいづれか一
方を供給しうる物質である第2原料、および二酸化ケイ
素と酸化アルミニウムを供給しうる物質である第3原料
の混合物の水性スラリーを水熱養生して得た高活性脱硫
剤を使用しながらも、従来切望されていた水熱養生装置
のコンパクト化と、水熱養生温度の確保に必要な熱量の
低減を可能とし、発電所等の大容量排ガスの処理を可能
とする方法を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するために、前記したように水酸化カルシウムを供
給しうる物質である第1原料、硫酸カルシウム及び亜硫
酸カルシウムの少くともいづれか一方を供給しうる物質
である第2原料、および二酸化ケイ素と酸化アルミニウ
ムを供給しうる物質である第3原料の混合物の水性スラ
リを水熱養生して得た高活性脱硫剤スラリに対し、更に
第2原料、および第3原料を添加する。
解決するために、前記したように水酸化カルシウムを供
給しうる物質である第1原料、硫酸カルシウム及び亜硫
酸カルシウムの少くともいづれか一方を供給しうる物質
である第2原料、および二酸化ケイ素と酸化アルミニウ
ムを供給しうる物質である第3原料の混合物の水性スラ
リを水熱養生して得た高活性脱硫剤スラリに対し、更に
第2原料、および第3原料を添加する。
【0010】また、この場合、水熱養生して得た脱硫剤
スラリに対して添加する第2原料および第3原料の量に
ついて本発明は適正な範囲を規定する。
スラリに対して添加する第2原料および第3原料の量に
ついて本発明は適正な範囲を規定する。
【0011】
【作用】従来、水熱養生による高活性脱硫剤の調整は、
排ガス系に供給される前記第1原料,第2原料および第
3原料は最初から全量混合し、その混合スラリを水熱養
生する方法がとられている。この理由は、水熱養生によ
って脱硫剤が活性化されるには、第1原料,第2原料お
よび第3原料が反応して硫黄反応性のあるケイ酸カルシ
ウムおよびアルミン酸カルシウムを生成するためと考え
て、第1原料,第2原料および第3原料は最初から全量
混合していた。
排ガス系に供給される前記第1原料,第2原料および第
3原料は最初から全量混合し、その混合スラリを水熱養
生する方法がとられている。この理由は、水熱養生によ
って脱硫剤が活性化されるには、第1原料,第2原料お
よび第3原料が反応して硫黄反応性のあるケイ酸カルシ
ウムおよびアルミン酸カルシウムを生成するためと考え
て、第1原料,第2原料および第3原料は最初から全量
混合していた。
【0012】しかし、発明者等は、鋭意実験・研究を進
めた結果、第1原料,第2原料および第3原料は最初か
ら全量混合して水熱養生する必要はなく、第1原料と、
第1原料の30〜70重量%好ましくは40〜60重量
%の第2原料および第3原料(使用済脱硫剤およびフラ
イアッシュ)の混合物の水性スラリで水熱養生した後、
この養生後の脱硫剤スラリを排ガス中に噴霧する直前に
おいて、第2原料および第3原料を第1原料の30〜8
0重量%好ましくは40〜60重量%を添加・攪拌すれ
ば、最初から全量混合して水熱養生した脱硫剤に劣らぬ
高活性の脱硫剤が得られることを見い出した。
めた結果、第1原料,第2原料および第3原料は最初か
ら全量混合して水熱養生する必要はなく、第1原料と、
第1原料の30〜70重量%好ましくは40〜60重量
%の第2原料および第3原料(使用済脱硫剤およびフラ
イアッシュ)の混合物の水性スラリで水熱養生した後、
この養生後の脱硫剤スラリを排ガス中に噴霧する直前に
おいて、第2原料および第3原料を第1原料の30〜8
0重量%好ましくは40〜60重量%を添加・攪拌すれ
ば、最初から全量混合して水熱養生した脱硫剤に劣らぬ
高活性の脱硫剤が得られることを見い出した。
【0013】
【実施例】まず本発明による排ガス処理方法の実施の態
様について説明する。図1において、10は脱硫剤スラ
リを脱硫すべき排ガス中に噴霧して、該スラリーの乾燥
と排ガス中のSOX を吸収除去させるためのスプレイドラ
イヤを示し、20は使用済脱硫剤および排ガス中のフラ
イアッシュを浄化排ガスから分離する乾式集塵器(好ま
しくはバグフィルタ)を示す。
様について説明する。図1において、10は脱硫剤スラ
リを脱硫すべき排ガス中に噴霧して、該スラリーの乾燥
と排ガス中のSOX を吸収除去させるためのスプレイドラ
イヤを示し、20は使用済脱硫剤および排ガス中のフラ
イアッシュを浄化排ガスから分離する乾式集塵器(好ま
しくはバグフィルタ)を示す。
【0014】石炭焚ボイラ等(図示していない)から発
生する排ガスは煙道11からスプレィドライヤに導入さ
れ、また導管12からは脱硫剤スラリが導入される。導
管12から導入される脱硫剤スラリはロータリィアトマ
イザ等でスプレイドライヤ10内に噴霧されて排ガスと
接触し、排ガスの顕熱によって乾燥されるとともに排ガ
ス中のSOX を吸収する。スプレイドライヤ10内でSOX
を吸収し、かつ乾燥状態となった脱硫剤の大半は、排ガ
スおよび排ガス中のフライアッシュとともに乾式集塵器
20に導管13から導入され、スプレイドライヤ10底
部に堆積する残りの脱硫剤は、固形分抜出しライン14
から取り出される。
生する排ガスは煙道11からスプレィドライヤに導入さ
れ、また導管12からは脱硫剤スラリが導入される。導
管12から導入される脱硫剤スラリはロータリィアトマ
イザ等でスプレイドライヤ10内に噴霧されて排ガスと
接触し、排ガスの顕熱によって乾燥されるとともに排ガ
ス中のSOX を吸収する。スプレイドライヤ10内でSOX
を吸収し、かつ乾燥状態となった脱硫剤の大半は、排ガ
スおよび排ガス中のフライアッシュとともに乾式集塵器
20に導管13から導入され、スプレイドライヤ10底
部に堆積する残りの脱硫剤は、固形分抜出しライン14
から取り出される。
【0015】乾式集塵器20に導入された脱硫剤は、排
ガス中のフライアッシュとともに排ガスから分離される
が、その分離過程においても排ガス中のSOX を吸収す
る。乾式集塵器20で分離された浄化排ガスは煙道21
から系外に排出され、使用済脱硫剤およびフライアッシ
ュは乾式集塵器20の固形分抜出しライン22から取り
出される。図1において、30は水熱養生用脱硫剤スラ
リの調合槽、40は水熱養生装置、50は脱硫剤スラリ
の最終調合槽を示す。
ガス中のフライアッシュとともに排ガスから分離される
が、その分離過程においても排ガス中のSOX を吸収す
る。乾式集塵器20で分離された浄化排ガスは煙道21
から系外に排出され、使用済脱硫剤およびフライアッシ
ュは乾式集塵器20の固形分抜出しライン22から取り
出される。図1において、30は水熱養生用脱硫剤スラ
リの調合槽、40は水熱養生装置、50は脱硫剤スラリ
の最終調合槽を示す。
【0016】水熱養生用脱硫剤スラリの調合槽30に
は、スレーカ(図示なし)等で調合された水酸化カルシ
ウムのスラリーが導管31から所定の流量で連続供給さ
れるとともに、使用済脱硫剤およびフライアッシュがそ
の供給ライン32から投入される。その投入量は導管3
1から投入される水酸化カルシウムの乾基準重量あたり
30〜70重量%(好ましくは40〜60重量%)であ
り、一定速度で連続投入される。
は、スレーカ(図示なし)等で調合された水酸化カルシ
ウムのスラリーが導管31から所定の流量で連続供給さ
れるとともに、使用済脱硫剤およびフライアッシュがそ
の供給ライン32から投入される。その投入量は導管3
1から投入される水酸化カルシウムの乾基準重量あたり
30〜70重量%(好ましくは40〜60重量%)であ
り、一定速度で連続投入される。
【0017】また、導管33からは水が投入され、調合
槽内スラリ濃度が10〜25重量%(好ましくは15〜
25重量%)の範囲から選ばれる所定の濃度になるよう
連続的に投入される。導管34からは調合槽30内のス
ラリ中に該スラリ温度が60〜100℃(好ましくは8
0〜100℃)になるように水蒸気が吹込まれる。調合
槽30内で所定の組成及びスラリ濃度に調整された脱硫
剤スラリは導管41から水熱養生装置40に供給され、
平均滞留時間30分〜15時間(好ましくは6〜12時
間)水熱養生される。
槽内スラリ濃度が10〜25重量%(好ましくは15〜
25重量%)の範囲から選ばれる所定の濃度になるよう
連続的に投入される。導管34からは調合槽30内のス
ラリ中に該スラリ温度が60〜100℃(好ましくは8
0〜100℃)になるように水蒸気が吹込まれる。調合
槽30内で所定の組成及びスラリ濃度に調整された脱硫
剤スラリは導管41から水熱養生装置40に供給され、
平均滞留時間30分〜15時間(好ましくは6〜12時
間)水熱養生される。
【0018】水熱養生装置としては攪拌槽が採用でき、
脱硫剤の滞留時間分布を均一化するため、攪拌槽を複数
設置することも出来る。また、水熱養生装置には熱損失
による温度低下を防止するためのスチームトレース(図
示なし)または少量の水蒸気吹込み(図示なし)がなさ
れ水熱養生温度を所定値に保持する。
脱硫剤の滞留時間分布を均一化するため、攪拌槽を複数
設置することも出来る。また、水熱養生装置には熱損失
による温度低下を防止するためのスチームトレース(図
示なし)または少量の水蒸気吹込み(図示なし)がなさ
れ水熱養生温度を所定値に保持する。
【0019】水熱養生された脱硫剤スラリは導管51か
ら脱硫剤スラリの最終調合槽50に連続的に供給される
とともに、使用済脱硫剤およびフライアッシュの供給ラ
イン52からは使用済脱硫剤およびフライアッシュが追
加投入される。その追加投入量は調合槽に供給される水
酸化カルシウムの乾基準重量あたり30〜80重量%
(好ましくは40〜60重量%)になるよう連続的に投
入される。また、導管53からは最終調合槽内の脱硫剤
スラリ濃度が10〜25重量%になるよう水が連続供給
される。
ら脱硫剤スラリの最終調合槽50に連続的に供給される
とともに、使用済脱硫剤およびフライアッシュの供給ラ
イン52からは使用済脱硫剤およびフライアッシュが追
加投入される。その追加投入量は調合槽に供給される水
酸化カルシウムの乾基準重量あたり30〜80重量%
(好ましくは40〜60重量%)になるよう連続的に投
入される。また、導管53からは最終調合槽内の脱硫剤
スラリ濃度が10〜25重量%になるよう水が連続供給
される。
【0020】こうして、最終調合槽50内において、水
熱養生された脱硫剤スラリおよび追加投入された使用済
吸収剤およびフライアッシュは均一に攪拌混合されて、
所定濃度の脱硫剤スラリとなり導管12からスプレイド
ライヤ10に供給される。
熱養生された脱硫剤スラリおよび追加投入された使用済
吸収剤およびフライアッシュは均一に攪拌混合されて、
所定濃度の脱硫剤スラリとなり導管12からスプレイド
ライヤ10に供給される。
【0021】脱硫剤として再使用されない余剰の使用済
脱硫剤及びフライアッシュはダスト輸送ライン23で系
外に取り出される。以上詳細に説明したように、本発明
の方法は、脱硫剤調整用の第2原料および第3原料すな
わち使用済吸収剤およびフライアッシュの添加方法が従
来とは全く異なっている。次に本発明による排ガス処理
方法の実験例について説明する。図1に示す系統図の排
ガス処理設備を用いて、石炭焚ボイラ排ガスの脱硫実験
を実施した。実験に使用した排ガスの平均仕様は次の通
りである。
脱硫剤及びフライアッシュはダスト輸送ライン23で系
外に取り出される。以上詳細に説明したように、本発明
の方法は、脱硫剤調整用の第2原料および第3原料すな
わち使用済吸収剤およびフライアッシュの添加方法が従
来とは全く異なっている。次に本発明による排ガス処理
方法の実験例について説明する。図1に示す系統図の排
ガス処理設備を用いて、石炭焚ボイラ排ガスの脱硫実験
を実施した。実験に使用した排ガスの平均仕様は次の通
りである。
【0022】 排ガス流量 :10,000m3 N/h
r (乾基準) 排ガス温度 :136℃ 排ガス中の水分濃度 :7.9vol % 排ガス中のSOX 濃度 :800ppm (乾基
準) 排ガス中のフライアッシュ濃度 :6.57g/m3N (湿
基準) フライアッシュの組成( wt %):SiO2(57.2),Al2O3(1
9.6),Fe2O3(3.2),CaO(5.7),MgO(1.0) 設備は、スプレイドライヤ10としてロータリィアトマ
イザ装備のスプレイドライヤを用い、排ガスの滞留時間
10秒の容量である。また、乾式集塵器20としては、
パルスジェット方式のバグフィルタを使用した。水熱養
生用脱硫剤スラリの調合槽30及び脱硫剤スラリの最終
調合槽50はパドル翼装備の攪拌槽で、両方ともスラリ
の滞留時間30分の容量とした。
r (乾基準) 排ガス温度 :136℃ 排ガス中の水分濃度 :7.9vol % 排ガス中のSOX 濃度 :800ppm (乾基
準) 排ガス中のフライアッシュ濃度 :6.57g/m3N (湿
基準) フライアッシュの組成( wt %):SiO2(57.2),Al2O3(1
9.6),Fe2O3(3.2),CaO(5.7),MgO(1.0) 設備は、スプレイドライヤ10としてロータリィアトマ
イザ装備のスプレイドライヤを用い、排ガスの滞留時間
10秒の容量である。また、乾式集塵器20としては、
パルスジェット方式のバグフィルタを使用した。水熱養
生用脱硫剤スラリの調合槽30及び脱硫剤スラリの最終
調合槽50はパドル翼装備の攪拌槽で、両方ともスラリ
の滞留時間30分の容量とした。
【0023】水熱養生槽40もパドル翼装備の攪拌槽
で、水熱養生時間(スラリの水熱養生槽内平均滞留時
間)が、各実験とも8時間になるよう、スラリーの流量
に応じて水熱養生内スラリの液レベルを調節した。ま
た、水熱養生温度は95℃とし、調合槽内への水蒸気吹
込みでスラリを昇温し、養生槽外壁をスチームトレース
することで熱損による温度低下を防止した。
で、水熱養生時間(スラリの水熱養生槽内平均滞留時
間)が、各実験とも8時間になるよう、スラリーの流量
に応じて水熱養生内スラリの液レベルを調節した。ま
た、水熱養生温度は95℃とし、調合槽内への水蒸気吹
込みでスラリを昇温し、養生槽外壁をスチームトレース
することで熱損による温度低下を防止した。
【0024】水酸化カルシウムスラリの調整は、純度9
5重量%(乾基準)の粒状生石灰を消和したものを使用
し、各実験ともスラリ濃度20重量%のスラリを165
kg/hrの速度で導管31から調合槽30に供給した。調
合槽30,水熱養生槽40及び最終調合槽50内のスラ
リ濃度はすべて16.7重量%とし、スプレイドライヤ
10内にはバグフィルタ出口排ガス温度が65℃になる
よう別途水を調節供給した(図示していない)。
5重量%(乾基準)の粒状生石灰を消和したものを使用
し、各実験ともスラリ濃度20重量%のスラリを165
kg/hrの速度で導管31から調合槽30に供給した。調
合槽30,水熱養生槽40及び最終調合槽50内のスラ
リ濃度はすべて16.7重量%とし、スプレイドライヤ
10内にはバグフィルタ出口排ガス温度が65℃になる
よう別途水を調節供給した(図示していない)。
【0025】実験は従来の方法と本発明の方法の差異を
みるため、脱硫剤中に添加される第2原料および第3原
料すなわち使用済脱硫剤およびフライアッシュの総添加
量を同一にしたもので比較した。すなわち、従来の方法
では脱硫剤に添加される第2原料および第3原料をすべ
て調合槽30に添加し本発明の方法では、その総添加量
は従来法と同一とした上で、調合槽30と最終調合槽5
0に分割投入した。
みるため、脱硫剤中に添加される第2原料および第3原
料すなわち使用済脱硫剤およびフライアッシュの総添加
量を同一にしたもので比較した。すなわち、従来の方法
では脱硫剤に添加される第2原料および第3原料をすべ
て調合槽30に添加し本発明の方法では、その総添加量
は従来法と同一とした上で、調合槽30と最終調合槽5
0に分割投入した。
【0026】また実験は、潮解性塩化物共存時の影響も
調べるため、実験番号4の実験では排ガス中に噴霧する
脱硫剤スラリ中に潮解性塩化物が塩素として0.5重量
%含有するように、調合槽30に食塩を添加した。実験
結果を表1にまとめて示す。
調べるため、実験番号4の実験では排ガス中に噴霧する
脱硫剤スラリ中に潮解性塩化物が塩素として0.5重量
%含有するように、調合槽30に食塩を添加した。実験
結果を表1にまとめて示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明による排ガスの処理方法では、水
熱養生を施す水性スラリを調合するのに添加する、硫酸
カルシウム及び亜硫酸カルシウムの少くともいずれか一
方を供給しうる物質である第2原料および二酸化ケイ素
および酸化アルミニウムを供給しうる物質である第3原
料の量は、調合槽に供給される水酸化カルシウムを供給
しうる物質である第1原料の乾基準重量あたり30〜7
0重量%であり、水熱養生装置に供給される脱硫剤スラ
リ量が少なくなり、それに伴って従来の欠点が改善され
ることになる。
熱養生を施す水性スラリを調合するのに添加する、硫酸
カルシウム及び亜硫酸カルシウムの少くともいずれか一
方を供給しうる物質である第2原料および二酸化ケイ素
および酸化アルミニウムを供給しうる物質である第3原
料の量は、調合槽に供給される水酸化カルシウムを供給
しうる物質である第1原料の乾基準重量あたり30〜7
0重量%であり、水熱養生装置に供給される脱硫剤スラ
リ量が少なくなり、それに伴って従来の欠点が改善され
ることになる。
【0029】すなわち、前述した如く、水熱養生時にお
ける脱硫剤スラリ濃度は25重量%以下とせざるを得
ず、水熱養生時に添加する固形分量が少なくなれば、そ
の固形分減少量の4倍以上脱硫剤スラリの量が減少す
る。
ける脱硫剤スラリ濃度は25重量%以下とせざるを得
ず、水熱養生時に添加する固形分量が少なくなれば、そ
の固形分減少量の4倍以上脱硫剤スラリの量が減少す
る。
【0030】水熱養生装置の容量は、水熱養生時間(養
生装置内滞留時間)と脱硫剤スラリの容積流量の積で表
示でき、脱硫剤スラリの流量減少量に比例して装置容量
が低減する。その上、水熱養生時間は30分〜15時
間、好ましくは6〜12時間の長時間を要し、水熱養生
装置の容量は、(m3/hr) で表示される脱硫剤流量の減
少量の6〜12倍低減されることとなる。
生装置内滞留時間)と脱硫剤スラリの容積流量の積で表
示でき、脱硫剤スラリの流量減少量に比例して装置容量
が低減する。その上、水熱養生時間は30分〜15時
間、好ましくは6〜12時間の長時間を要し、水熱養生
装置の容量は、(m3/hr) で表示される脱硫剤流量の減
少量の6〜12倍低減されることとなる。
【0031】また、水熱養生温度は60°〜100℃好
ましくは80°〜100℃が必要であり、脱硫剤スラリ
を常温近傍から水熱養生温度まで加熱するには、脱硫剤
スラリの流量に応じた熱量が必要であり、脱硫剤スラリ
流量の低減量に比例して、この加熱用熱量が低減でき
る。
ましくは80°〜100℃が必要であり、脱硫剤スラリ
を常温近傍から水熱養生温度まで加熱するには、脱硫剤
スラリの流量に応じた熱量が必要であり、脱硫剤スラリ
流量の低減量に比例して、この加熱用熱量が低減でき
る。
【0032】表1の実験結果からも明らかな如く、本発
明の方法すなわち脱硫剤に添加する第2原料及び第3原
料を水熱養生前と水熱養生後に分割して添加する方法を
採用すると従来法に比例して脱硫率をほとんど損なうこ
となく、水熱養生槽の容量低減及び水熱養生温度を確保
するための水蒸気吹込み量が低減されることが明らかで
ある。
明の方法すなわち脱硫剤に添加する第2原料及び第3原
料を水熱養生前と水熱養生後に分割して添加する方法を
採用すると従来法に比例して脱硫率をほとんど損なうこ
となく、水熱養生槽の容量低減及び水熱養生温度を確保
するための水蒸気吹込み量が低減されることが明らかで
ある。
【0033】また、この効果は潮解性塩化物を脱硫剤に
含有させて、高脱硫率を達成する場合においても発揮さ
れている。
含有させて、高脱硫率を達成する場合においても発揮さ
れている。
【0034】水熱養生槽の容量低減及び水蒸気使用量の
低減が図れることは、発電所等の大容量排ガス浄化が経
済的に実施できることを意味し、環境保全に寄与するこ
とは明白である。
低減が図れることは、発電所等の大容量排ガス浄化が経
済的に実施できることを意味し、環境保全に寄与するこ
とは明白である。
【図1】本発明の実施態様を示す概略系統図である。
10 スプレイドライヤ 20 乾式集塵器 23 ダスト輸送ライン 30 調合槽 40 水熱養生槽 50 最終調合槽 32,52 使用済脱硫剤およびフライアッシュの供
給ライン
給ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土合 宏明 札幌市豊平区里塚461番地の6 北海道 電力株式会社総合研究所内 (72)発明者 藤田 浩 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 多谷 淳 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三 菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 小竹 進一郎 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三菱重工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−197419(JP,A) 特開 昭63−12321(JP,A) 特開 昭55−8889(JP,A) 特開 平2−152520(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/50 B01D 53/34 B01D 53/81
Claims (4)
- 【請求項1】 水酸化カルシウムを供給しうる物質を第
1原料、硫酸カルシウム及び亜硫酸カルシウムの少くと
もいづれか一方を供給しうる物質を第2原料、二酸化ケ
イ素および酸化アルミニウムを供給しうる物質を第3原
料とする混合物の水性スラリを水熱養生して硫黄酸化物
の吸収剤スラリを得、該吸収剤スラリを排ガス中に噴霧
して硫黄酸化物を吸収した固形粒子状物を排ガス中のフ
ライアッシュと共に分離し、分離された前記固形粒子状
物とフライアッシュを前記第2原料と第3原料として利
用する排ガス処理方法において、前記水熱養生後の吸収
剤スラリに前記第2原料および第3原料を添加して吸収
剤スラリを調整することを特徴とする排ガスの処理方
法。 - 【請求項2】 前記水熱養生する水性スラリに添加する
前記第2原料および第3原料の量を第1原料の添加量の
30ないし70重量%とし、前記水熱養生後の吸収剤ス
ラリーに添加する前記第2原料および第3原料の量を前
記第1原料の添加量の30ないし80重量%とすること
を特徴とする請求項1記載の排ガスの処理方法。 - 【請求項3】 排ガス中に噴霧する前記吸収剤スラリの
固形分濃度を10ないし25重量%とすることを特徴と
する請求項1又は2記載の排ガスの処理方法。 - 【請求項4】 排ガス中に噴霧する前記吸収剤スラリ中
に潮解性塩化物を塩素として0.1ないし1重量%添加
することを特徴とする請求項1,2又は3の排ガス処理
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4254570A JP3025111B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 排ガスの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4254570A JP3025111B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 排ガスの処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0699025A JPH0699025A (ja) | 1994-04-12 |
| JP3025111B2 true JP3025111B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=17266884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4254570A Expired - Fee Related JP3025111B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 排ガスの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3025111B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4864720A (en) * | 1986-10-14 | 1989-09-12 | Kanai Juyo Kogyo Kabushiki Kaisha | Traveller setter |
| JP4993990B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-08-08 | バブコック日立株式会社 | 排ガス処理装置及び排ガス処理方法 |
| CN101837231B (zh) * | 2010-04-23 | 2012-05-16 | 北京工业大学 | 一种污泥基脱硫剂及其制备方法 |
| CN105381702B (zh) * | 2015-09-28 | 2019-02-15 | 程洪亮 | 排烟除尘环保综合塔 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP4254570A patent/JP3025111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0699025A (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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