JP3025334B2 - 結晶性ガラスフリット、多層回路基板用組成物及び多層回路基板 - Google Patents
結晶性ガラスフリット、多層回路基板用組成物及び多層回路基板Info
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Description
基板用組成物及び回路基板、特に結晶性ガラスフリッ
ト、多層回路基板用組成物及び多層回路基板に関する。
路基板として、所定の導体パターンが形成された基板を
複数枚積層して一体焼成した多層回路基板がある。この
多層回路基板には、熱膨張係数がSiの熱膨張係数
(35×10-7/℃前後)に近いこと、機械的強度が
大きいこと、誘電率が低いこと、800〜1000
℃程度の低温で焼成できること等が要請されている。
は、厳しい温度環境下でも、Siチップとの良好な接続
性を確保するために必要な特性である。は、多層回路
基板に種々の電子部品や入出力端子等を接続する工程上
で基板に加わる応力から、基板が破壊したり、欠けを生
じたりすることを防止するために必要な特性である。
は、多層回路基板に設けられた電子回路の信号伝播速度
を速めるために必要な特性である。は、金、銀、銅等
の配線抵抗が小さな低融点の金属を内部配線材料として
用いるのに必要な特性である。
るための多層回路基板用組成物として、特開平2−32
587号には、30〜95重量%の結晶性ガラスフリッ
トと、5〜70重量%のアルミナフィラーとを含む多層
回路基板用組成物が開示されている。この多層回路基板
用組成物は、結晶性ガラスフリットが焼成後の結晶相中
にコージェライト及びウィレマイトが主に生成されるよ
うSiO2 、Al2 O3 、MgO、ZnO及びB2 O3
を所定の割合で含んでいる。
板用組成物では、低温焼成が可能なため焼成時間は短縮
できるが、焼成中に長時間の熟成期間を設けなければウ
ィレマイトの結晶が生成されない。このため、前記の多
層回路基板用組成物による多層回路基板の製造は長時間
を要し、製造効率が悪い。
層回路基板が効率よく製造できる多層回路基板用組成
物、この組成物に含まれる結晶性ガラスフリット、及び
前記多層回路基板用組成物を用いた多層回路基板を提供
することにある。
スフリットは、焼成後の結晶相中に5〜30重量%のガ
ーナイト及び5〜50重量%のコージェライトが生成さ
れるようSiO2 、Al2 O3 、MgO及びZnOを含
んでいる。
更に含み、各成分が下記の割合で含まれている。 SiO2 43〜55モル% Al2 O3 15〜24モル% MgO 14〜21モル% ZnO 3〜15モル% B2 O3 2〜14モル%
路基板用組成物に用いられるガラスフリットである。
2 とAl2 O3 とMgOとZnOとを含み、焼成すると
ガーナイト(ZnO・Al2 O3 )及びコージェライト
(2MgO・2Al2 O3 ・5SiO2 )を含む結晶相
を有するガラスが得られる。ここで、SiO2 は、焼成
により得られたガラスのネットワークホーマーとなり、
またコージェライトの構成成分となる。Al2 O3 は、
ガーナイト及びコージェライトを構成する成分である。
ZnO及びMgOは、それぞれガーナイト及びコーディ
エライトの構成成分となる。
B2O3は、結晶の生成には関与しないが、各結晶相が析
出する際の活性化エネルギーを小さくする効果があると
考えられる。よって、B2O3を添加すれば、ガーナイト
等の結晶生成速度が調整できるので、ガーナイト等の生
成量が調整し易くなる。なお、SiO2、Al2O3、M
gO及びZnOは全てが結晶となるわけではなく、Si
O2−MgO−Al2O3−ZnO系のガラスとなって焼
結体中に残存する。
後の結晶相中に5〜30重量%のガーナイトが生成され
るようにAl2 O3 及びZnOが含まれている。これ
は、ガーナイトの生成量が5重量%未満の場合はガラス
の機械的強度が充分に向上しないからであり、また生成
量が30重量%を越えるとコージェライトの生成を阻害
し、ガラスの熱膨張係数が大きくなるからである。ま
た、本発明の結晶性ガラスフリットには、焼成後の結晶
相中に5〜50重量%のコージェライトが生成されるよ
うにAl2 O3 、MgO及びSiO2 が含まれている。
これは、コージェライトの生成量が5重量%未満の場合
はガラスの熱膨張係数が大きくなるからであり、また生
成量が50重量%を越えると残存するガラスが不足する
ため、極端に焼結性が悪くなって吸水率が増加するから
である。
は、その他の成分として、BaO、CaO、P2 O5 等
が含まれていてもよい。但し、その含有量は、結晶性ガ
ラスフリット全体の5重量%以下に設定される。
しいのは、43〜55モル%のSiO2 と、15〜24
モル%のAl2 O3 と、14〜21モル%のMgOと、
3〜15モル%のZnOと、2〜14モル%のB2 O3
とを含むものである。特に好ましいのは、47〜52モ
ル%のSiO2 と、17〜21モル%のAl2 O3 と、
17〜20モル%のMgOと、5〜10モル%のZnO
と、4〜10モル%のB2 O3 とを含むものである。S
iO2 が43モル%未満の場合は、失透性が強くなり、
フリットの製造が困難になる。逆に、55モル%を超え
ると、焼成温度が高くなり、低温焼成が困難になる。A
l2 O3 が14モル%未満の場合は、ガーナイト及びコ
ージェライトの生成量が減少し、ガラスの機械的強度が
低下する。逆に、24モル%を越えると、溶融温度が高
くなる。MgOが14モル%未満の場合は、コージェラ
イトの生成量が減少し、熱膨張係数が高くなる。逆に、
21モル%を超えると、失透しやすくなってフリットの
製造が困難になる。ZnOが3モル%未満の場合は、ガ
ーナイトの生成量が減少してガラスの機械的強度が低下
する。逆に、15モル%を超えると、失透しやすくなっ
てフリットの製造が困難になる。更に、B2 O3 が2モ
ル%未満の場合は、結晶量が多くなりすぎ、焼成後の気
孔が増加する。逆に、14モル%を超えると、ガラスが
分相を生じやすくなって、安定したガラスが得られず、
またガラスの耐酸性が著しく劣化する。
の低温焼成によりガーナイト及びコージェライトの結晶
を形成するので、非晶質のガラスに比べて機械的強度の
大きなガラスを生成する。このため、本発明の結晶性ガ
ラスフリットは、例えば後述する多層回路基板用組成物
に用いられる。 *******
0〜90重量%の結晶性ガラスフリットと、10〜50
重量%のフィラーとを含んでいる。そして、結晶性ガラ
スフリットは、焼成後の結晶相中にガーナイト及びコー
ジェライトが主に生成されるようSiO2 、Al
2 O3 、MgO及びZnOを含んでいる。
O3が更に含まれ、成分割合は例えば下記の通りであ
る。 SiO2 43〜55モル% Al2O3 15〜24モル% MgO 14〜21モル% ZnO 3〜15モル% B2O3 2〜14モル%
は、上述の本発明に係る結晶性ガラスフリットである。
特にB2 O3 を含むガラスフリットが好ましい。。この
結晶性ガラスフリットの成分割合は、焼成後の結晶相中
にガーナイト及びコージェライトが主に生成するように
設定される。具体的には、SiO2 が43〜55モル
%、Al2 O3 が15〜24モル%、MgOが14〜2
1モル%、ZnOが3〜15モル%及びB2 O3 が2〜
14モル%の範囲で設定される。B2 O3 を上述の範囲
で添加した場合、ガーナイトやコージェライトの生成速
度が調整できるため、結晶の生成量が調整しやすくな
る。
されるものではないが、通常、平均粒径1〜5μm、好
ましくは1.5〜3μmのものが使用される。
基板の強度を向上させるための成分である。フィラーと
しては、アルミナ、ムライト等の酸化物セラミックスや
石英ガラス等のガラスフィラーが用いられるが、特にア
ルミナフィラーが望ましい。
はないが、通常、平均粒径が1〜5μm、好ましくは
1.5〜3μmに設定される。平均粒径が1μm未満の
場合には、本発明の組成物をスラリー化するのが困難に
なる。逆に、平均粒径が5μmを越えると、緻密な基板
が得られにくい。
50重量%の上述のフィラーと、50〜90重量%の上
述の結晶性ガラスフリットを含んでいる。フィラーが1
0重量%未満でありかつ結晶性ガラスフリットが90重
量%を越える場合には、焼成によって得られる回路基板
の強度が不充分となる。一方、フィラーが50重量%を
越えかつ結晶性ガラスフリットが50重量%未満である
場合は、焼成後の回路基板中のガラス成分が不足するた
め、緻密な焼結体が得られず、回路基板として使用でき
なくなる。
過程のはやい段階(例えば800℃付近)でガーナイト
の結晶が生成する。このガーナイトは、ガラスのネット
ワークを補強する形態で存在するようになり、焼結体の
機械的強度を高める。また、本発明の多層回路基板用組
成物では、ガーナイトの結晶が生成した後のガラス成分
がB2 O3 を除いてコージェライトの結晶組成に近似す
るため、ガーナイトの結晶が生成された後であれば、結
晶化を促進するための結晶核となる成分が添加されてい
なくても、コージェライトの結晶化が起こり易い。した
がって、上述のようにガーナイトの結晶が焼成過程の早
い段階で生成され始めると、コージェライトの結晶は、
通常の結晶生成化温度よりも低い温度(例えば850
℃)で生成され始める。このため、本発明の組成物で
は、結晶の生成量が多い焼結体が短時間の焼成により得
られる。また、生成したコージェライトは熱膨張係数及
び誘電率が小さいため、焼結体の熱膨張係数及び誘電率
を小さく抑えることが可能である。このため、本発明の
多層回路基板用組成物によれば、必要な特性を備えた多
層回路基板が、短時間(通常、焼成時間の合計が1〜5
時間)の低温(850〜1000℃)焼成により効率良
く製造できる。 *******
複数枚積層された本体と、本体内に配置された内部配線
とを備えている。そして、回路基板は、10〜50重量
%のフィラーと、焼成後の焼結体中に結晶相としてガー
ナイト及びコージェライトが主に生成されるようSiO
2 、Al2 O3、MgO及びZnOを含む、90〜50
重量%の結晶性ガラスフリットとを含んでいる。
の縦断面部分図である。図において、多層回路基板1
は、積層基板2と、内部配線3と、表面配線4とから構
成されている。
リーンシートを3枚積層して一体焼成することによって
得られた一体化したシート2a、2b、2cから構成さ
れている。各グリーンシートを構成する多層回路基板用
組成物は、本発明に係る上述の多層回路基板用組成物で
ある。したがって、積層基板2中には、ガーナイト及び
コージェライトの規定量が含まれている。
シート2b,2c間に所定のパターンで形成されてい
る。各内部配線3は、スルーホール5を通じて互いに接
続されており、またスルーホール5を通じて積層基板2
の図上面及び図下面で表面配線4を形成している。な
お、内部配線3は、低温焼成可能な銀系、金系及び銅系
の導電性材料を用いて形成されている。
方の主面(図では両主面6)に所定の高密度パターンで
形成されている。表面配線4は、例えばマイグレーショ
ンを起こしにくい銅系の導電性材料により形成されてい
る。
いて説明する。多層回路基板1の製造では、まず多層回
路基板用組成物のスラリーを調整する。多層回路基板用
組成物のスラリーは、上述の本発明に係る多層回路基板
用組成物に有機バインダーと、溶剤と、添加剤とを加え
て混合することにより得られる。有機バインダーとして
は、例えば、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリビニルブ
チラール等が用いられる。溶剤には、例えば、水、アル
コール、メチルエチルケトン、トルエン、キシレン等が
用いられる。添加剤としては、例えば、ポリカルボン酸
塩等の分散剤、ポリエチレングリコール等の消泡剤、及
びジブチルフタレート等の可塑剤等が添加される。な
お、これらの混合は、例えばボールミルを用いて、24
〜72時間程度行われる。
ラリーからグリーンシートを形成する。グリーンシート
の形成は、ドクターブレード法等の常法により行う。な
お、グリーンシートの厚みは、100〜300μm程度
に設定するのが好ましい。
b,2cに所定の内部配線3パターン及び表面配線4パ
ターンを形成する。ここでは、予めグリーンシートの所
定位置にスルーホール5を設けておく。そして、スルー
ホール5に導電性材料を充填し、次でグリーンシートの
表面に例えばスクリーン印刷により所定の配線パターン
で導電性材料を配置する。なお、導電性材料としては、
銀系、金系又は銅系の導電材に有機ビヒクルと少量のガ
ラスフリットとを混合したペーストが用いられる。導伝
材の選択は、基板の焼成雰囲気を考慮して、適宜選択さ
れる。例えば、大気雰囲気中で焼成する場合は、酸化さ
れやすい銅系の材料よりも銀系の材料を選択するのが好
ましい。
シートを所定の順に積層して熱圧着し、積層体を得る。
そして、得られた積層体を焼成する。焼成は、2段階に
分けて行うのが好ましい。ここでは、まず第1段階目の
焼成で積層体に含まれている有機バインダー等の有機物
を除去する。これは、通常、500℃前後の低温で行わ
れる。次に、第2段階目の焼成では、多層回路基板用組
成物と導電性材料との焼成を行う。この焼成は、多層回
路基板用組成物と導電性材料とが低温焼成可能なため、
通常800〜1000℃程度で行われる。このため、焼
成時間は、1〜5時間程度と短い。なお、第2段階目の
焼成では、ガーナイト及びコージェライトの結晶が充分
に生成されるよう温度調整を行う。この温度調整は、例
えば焼成温度を850〜950℃で10〜30分間保持
することにより行われる。
本発明に係る多層回路基板用組成物を用いて製造される
ため、短時間の低温焼成で効率よく製造できる。
IC等のシリコンチップ7が配置される。そして、この
シリコンチップ7は、表面配線4にはんだ付けされる。
これにより、内部配線3は表面配線4を介してシリコン
チップ7と接続される。また、抵抗体膜8は、表面配線
4の間に印刷・焼成することにより形成される。シリコ
ンチップ7が配置された多層回路基板1では、積層基板
2がコージェライト及びガーナイトを含み、熱膨張係数
がシリコンに近いため、厳しい温度環境下で使用しても
シリコンチップ7と表面配線4(又は内部配線3)との
接続不良が起こりにくい。
後の結晶相に5〜30重量%のガーナイトが生成される
ようSiO2 、Al2 O3 、MgO及びZnOを含んで
いる。このため、本発明によれば、短時間で焼成可能な
結晶性ガラスフリットが実現できる。
の結晶相体中にガーナイトおよびコージェライトが主に
生成されるようSiO2 、Al2O3 、MgO及びZn
Oを含む結晶性ガラスフリットをを含んでいる。このた
め、本発明によれば、必要な特性を備えた多層回路基板
が短時間の低温焼成で効率良く製造可能な多層回路基板
用組成物が実現できる。
回路基板用組成物により本体が形成されている。このた
め、本発明によれば、必要な特性を具備し、しかも製造
効率の良好な多層回路基板が実現できる。
B2 O3 を表1に示す割合で混合し、これを1400〜
1600℃で溶解した後水中に投下して急冷することに
よりガラスを得た。得られたガラスを水とアルミナボー
ルとともにアルミナポットに入れ、湿式粉砕して乾燥し
た。これにより、平均粒径が2〜3μmの結晶性ガラス
フリットを得た。
1に示す割合でアルミナ粉末を混合した。そして、この
混合物を水とアルミナボールとともにアルミナポットに
入れ、粉砕混合した後に乾燥して、多層回路基板用組成
物を得た。
にアクリル樹脂100gと水400gとを加えてスラリ
ーを作製し、このスラリーに真空脱気処理を施した。
ーブレード法により厚さ200μmのグリーンシートを
作製した。そして、このグリーンシートを3〜20層積
層してホットプレスし、得られた積層体を焼成して多層
回路基板を得た。なお、焼成温度及び焼成に要した時間
は、表2の通りであった。得られた多層回路基板につい
て、熱膨張係数、抗折強度、誘電率、吸水率及びガラス
中の結晶量を測定した。測定方法は次の通りである。
試料を用いて、TMA(サーマル メカニカル アナリ
シス)により、40〜400℃の温度範囲における平均
熱膨張率を測定した。
測定した。
円板状の焼結体を試料として、Qメーターにより1MH
zにて測定した。
測定した。
を用いたX線回折による各結晶相の主ピークを重量法に
て測定した。
る。
チップ7の熱膨張係数を考慮して、40〜400℃にお
いて3.5〜5.0×10-6/℃を良品の範囲とした。
抗折強度は、15kg/mm2 以上、好ましくは20k
g/mm2 を良品とした。誘電率は、6.4以下が好ま
しく、6.0以下であればより好ましい。吸水率は0.
1%以下を良品とした。
ば5時間以上になると、ガーナイトの結晶相が焼成の早
い段階で大量に生成されるので、コージェライトの生成
に必要なAl2 O3 が不足し、コージェライトの生成量
が減少した。このため、熱膨張係数が5.0×10-6/
℃以上となり、吸水率が0.1%以上となった。
た。特に試料番号7のように焼成時間が1時間未満の場
合は、基板の焼結反応が充分に行われず、焼結不良とな
った。
めるべく、その温度を変化させた。試料番号8のように
焼成温度が850℃以下では基板の焼結反応が充分に行
われず、また、試料番号11のように焼成温度が100
0℃を越えると基板全体が溶融して型崩れが生じた。
ガラスフリットとの適正な重量比率を求めるべく、フィ
ラーの重量を変化させた。試料番号12のように、フィ
ラーの重量が10重量%未満では、ガラスフリットの組
成比の影響が大きく現れた。すなわち、試料番号12で
は、コージェライトが多く生成され、その結果、熱膨張
係数が低下し、抗折強度が劣化した。また、試料番号1
6,17のように、フィラーの重量が50重量%を越え
ると、相対的にガラスフリットが不足するので、焼結反
応が不足して吸水率が悪化した。特に試料番号17で
は、視覚により認識できる程の多孔な多層回路基板しか
得られなかった。
のSiO2 のモル比を変動させた。試料番号18のよう
にSiO2 が43モル%未満では、基板の焼結不良が発
生してしまい、視覚により認識できる程の多孔な多層回
路基板しか得られなかった。逆に試料番号19のように
55モル%を越えると、高温でないと焼結が達成でき
ず、さらに抗折強度、吸水率が劣化した。
のAl2 O3 のモル比を変動させた。その結果、試料番
号20のように15モル%未満では、ガーナイト、コー
ジェライトの生成が充分得られず、熱膨張率が5.0×
10-6/℃を越えてしまい、抗折強度の低下が生じた。
逆に試料番号21のように24モル%を越えると、ガラ
スの溶融温度が高くなり、粘性が著しく高くなるので、
フリットの製造が困難となり、多層回路基板が製造でき
なかった。
のMgOのモル比を変動させた。その結果、試料番号2
2のように14モル%未満では、コージェライトの生成
が充分得られず、熱膨張率が5.0×10-6/℃を越え
てしまい、抗折強度の低下が生じた。逆に試料番号23
のように21モル%を越えると、ガラスの溶融温度が高
くなって粘性が著しく高くなるので、フリットの製造が
困難となり、多層回路基板が製造できなかった。
のZnOのモル比を変動させた。その結果、試料番号2
4のように3モル%未満では、ガーナイトの生成が充分
得られず、抗折強度の低下が生じた。逆に試料番号25
のように15モル%を越えると、失透が起こって安定し
た特性のガラスが得られず、多層回路基板が製造できな
かった。
のB2 O3 のモル比を変動させた。その結果、試料番号
26のように2モル%未満では、ガラスの結晶性が高く
なり、吸水率の劣化が生じた。逆に試料番号27のよう
に15モル%を越えると失透が起こって安定した特性の
ガラスが得られず、多層回路基板が製造できなかった。
ト、石英ガラスに変えた。表の結果から、ムライト及び
石英ガラスは、アルミナフィラーに比較して若干、抗折
強度が低下するが、回路基板材料として充分に使用可能
なことがわかる。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】焼成後の結晶相中に、5〜30重量%のガ
ーナイト及び5〜50重量%のコージェライトが生成さ
れるように、SiO 2 を43〜55モル%、Al 2 O 3 を
15〜24モル%、MgOを14〜21モル%、ZnO
を3〜15モル%、B 2 O 3 を2〜14モル%含む結晶性
ガラスフリット。 - 【請求項2】 10〜50重量%のフィラーと、50〜9
0重量%の結晶性ガラスフリットとを含み、 前記結晶性ガラスフリットが、焼成後の結晶相中に、5
〜30重量%のガーナイト及び5〜50重量%のコージ
ェライトが生成されるように、SiO2を43〜55モ
ル%、Al2O3を15〜24モル%、MgOを14〜2
1モル%、ZnOを3〜15モル%、B2O3を2〜14
モル%含む、多層回路基板用組成物。 - 【請求項3】 回路基板が複数積層された本体と、前記本
体内に配置された内部配線とを備えた多層回路基板にお
いて、 前記回路基板は、10〜50重量%のフィラーと、焼成
後の結晶相中に、5〜30重量%のガーナイト及び5〜
50重量%のコージェライトが生成されるように、Si
O2を43〜55モル%、Al2O3を15〜24モル
%、MgOを14〜21モル%、ZnOを3〜15モル
%、B2O3を2〜14モル%含む、90〜50重量%の
結晶性ガラスフリットとを含む多層回路基板。
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