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JP3025538B2 - 高周波数帯シールド用部材 - Google Patents
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JP3025538B2 - 高周波数帯シールド用部材 - Google Patents

高周波数帯シールド用部材

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JP3025538B2
JP3025538B2 JP3022247A JP2224791A JP3025538B2 JP 3025538 B2 JP3025538 B2 JP 3025538B2 JP 3022247 A JP3022247 A JP 3022247A JP 2224791 A JP2224791 A JP 2224791A JP 3025538 B2 JP3025538 B2 JP 3025538B2
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JP
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high frequency
frequency band
sheet
shield
microwave
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弘二 北川
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Kitagawa Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロウエーブ(マ
イクロ波)等の高い周波数を有する電磁波を遮蔽するた
めに用いられる高周波数帯シールド用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロ波等の高い周波数の電磁
波を用いた技術が開発されており、その性質を利用した
下記の高周波誘導電気炉,高周波焼き入れ装置,マイク
ロ波炉等の各種の加熱機器が製造されている。
【0003】例えば、高周波誘導電気炉は、金属等の導
体を加熱する装置であり、導体の周囲に配置された一次
側の導線に高い周波数の電流を通すと、二次側に相当す
る被加工物に誘導電流が生じるので、これによるジュー
ル熱によって被加工物を加熱するものである。
【0004】また、高周波焼き入れ装置は、鋼材の周囲
に上記と同様な導線を配置し、この導線に高周波誘導電
流を流すことによって鋼材の表層を急加熱し、その後急
冷して硬化させることによって焼き入れを行なうもので
ある。
【0005】更に、マイクロ波炉は、2450MHz或
は915MHzという高い周波数のマイクロ波を使用し
て、導体ではない誘電体を加熱するものであり、通常は
キャビティと呼ばれる金属製の炉の中に被加工物を入
れ、キャビティにマイクロ波を導入してその中に電界を
つくり、それによって、被加工物に電気力線を通して加
熱するものである。
【0006】尚、上記マイクロ波加熱を利用した炉とし
ては、バッチ式のキャビティを用いたものや、被加工物
をベルトコンベヤで運搬して複数の加熱炉を通過させる
連続炉などが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な高周波を利用した加熱機器においては、高周波によ
って、周囲の電気機器や環境等に好ましくない影響を与
えることがあった。
【0008】つまり、高周波は、一般にテレビやラジ
オ、更に各種の通信等に用いられる電磁波なので、高周
波を利用した加熱装置から漏出した高い周波数の電磁波
が、放送や通信を妨害するという問題があった。特に、
高周波を用いた加熱装置は、その出力が大きく、僅かな
出力でも周囲に大きな影響を及ぼすことがあった。
【0009】また、高周波は生物体の細胞を加熱するこ
とができるので、高周波の加熱装置から漏出した電磁波
は、人体等に悪影響を及ぼす恐れがあった。この対策と
して、加熱機器の周囲を完全に金属等の導電体で覆っ
て、高周波の漏出を防止する方法も提案されたが、この
場合には、加熱機器の中の状態を直接に見ることができ
ないので、加熱状況に応じた適切な作業の操作が行えな
いという別の問題が生じてしまう。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
され、その目的は、加熱機器から漏出する高周波を遮蔽
するとともに、加熱機器の内部の状態も容易に監視でき
る高周波数帯シールド用部材を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達する
ためになされた発明は、マイクロ波等の高周波の電磁
波を遮蔽するシート状のシールド用部材であって、樹脂
製の複数の透明或は半透明のシート状体の間に、導電性
材料を用いた薄膜のシールド層を形成し、該シールド層
を挟んで上記シート状体を密着して積層するとともに、
前記シールド用部材を高周波を発生する装置全体を覆う
構成とし、更に、前記シールド用部材を赤色に着色した
ことを特徴とする高周波数帯シールド用部材を要旨とす
る。
【0012】ここで、上記透明或は半透明のシート状体
としては、塩化ビニール,ポリエチレン,ナイロン等の
各種の柔軟性のある樹脂製のフィルムを用いることがで
きる。或は透明又は半透明の繊維を織り上げて、シート
に形成したものも同様に用いることができる。
【0013】また、上記シールド層は、銅や銀等の導電
性材料を、上記シート状体の表面に蒸着やメッキ等によ
って極めて薄膜に形成してもよく、或は導電性塗料を印
刷又は塗布することによって形成してもよい。尚、この
導電性塗料としては、銀やカーボン等の導電性フィラー
とバインダと溶剤とからなる材料に、赤色の塗料を加え
たものを用いることができる。
【0014】
【作用】発明では、シールド用部材を高周波を発生す
る装置全体を覆う構成としている。
【0015】従って、この高周波帯シールド用部材を、
例えば高周波を利用して被加工物を熱する加熱装置(例
えばマイクロ波炉2)の周囲に配置することにより、加
熱装置から漏出した高周波(例えばマイクロ波)を確実
に遮断できる。
【0016】しかも、本発明では、前記シールド用部材
は赤色に着色してある。従って、被加工物が加熱されて
赤熱した場合には、赤色に着色されたシールド用部材を
介して、その赤熱状態を観察することができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明による高周波数帯シールド用
部材をマイクロ波炉に用いた実施例である高周波数帯シ
ールド用シートについて、図面に基づいて説明する。
【0018】図1は、実施例の高周波数帯シールド用シ
ート1が、マイクロ波炉2の周囲に配置された状態を示
している。このマイクロ波炉2は、高い周波数(例えば
2450MHz)のマイクロ波を使用して、誘電体であ
る被加工物を加熱するものであり、マイクロ波炉の内側
の空間であるキャビティ3の表面は、鉄などの金属で覆
われている。更に、マイクロ波炉2の筐体を構成する壁
面4の一部には、キャビティ3内部が観察できる様に、
観察孔5が開けられている。
【0019】上記高周波数帯シールド用シート1は、薄
肉の柔軟性のある部材であり、図2に示す様に、例えば
ポリエチレン等の合成樹脂からからなる(例えば厚さ数
μm〜0.数mmの)複数の透明フィルム10,11が積
層されるとともに、これらの透明フィルム10,11の
間に挟まれて、導電性塗料からなるシールド層12が形
成されている。
【0020】このシールド層12を形成する導電性塗料
は、例えば銀等の金属粉末等を赤色等の塗料に添加した
ものであり、この導電性塗料を透明フィルム10の一方
の面10aに薄く(例えば透明フィルム10,11と同
程度の厚さに)塗布することによって、シールド層12
が形成されている。
【0021】上記導電性塗料は、詳しくは導電性フィラ
ー,合成樹脂などのバインダ,溶剤,添加剤からなるも
ので、硬化すると導電性を示すものである。この導電性
フィラーとしては、銀粉,カーボンブラック,グラファ
イト,銀メッキ微粒子等が使用され、バインダとして
は、エポキシ,フェノール,アクリル,ポリエステル,
アルキッド,ウレタン,シリコン等が使用される。尚、
上記導電性フィラーとして、導電性高分子材料を使用す
ることもできる。
【0022】そして、この様な高周波数帯シールド用シ
ート1を製造する場合には、次の様にして行なう。ま
ず、ポリエチレン等の合成樹脂のペレットを、ヘンシャ
ルミキサーやスーパーミキサー等を使用してドライブレ
ンドし、次に、ドライブレンドによって形成された粉状
物を、単軸又は二軸押出機で混練し、その後、断面丸か
角のストランドとして押し出し、次いで切断機で適当な
長さに切断して行う。
【0023】次に、上述した方法で製造した材料、即ち
小さく切断された合成樹脂材料を使用して、周知の溶融
押し出し法等によって、非常に薄膜で柔軟性のある透明
フィルムを製造する。
【0024】一方、導電性塗料は、赤色の油性塗料と、
銀等の金属粉末と、エポキシ樹脂等からなるバインダ
と、溶剤とを混合して液状の塗料としたものであり、こ
のうち金属粉末は形成されるシールド層12が導電性を
保つ様に適量添加する。
【0025】そして、この様にして製造した導電性塗料
を、上記透明フィルム10の一方の面10aに、スクリ
ーン印刷等によって塗布して付着させて、シールド層1
2を形成する。その後、塗布した導電性塗料を乾燥させ
てから、シールド層12の表面に他の透明フィルム11
を配置し、加熱して或は接着剤を用いて密着させる。
【0026】この様にして形成された高周波数帯シール
ド用シート1は、マイクロ波炉2の観察孔5を覆うとと
もに、その炉2全体を覆っている。従って、マイクロ波
炉2から漏出したマイクロ波を確実に遮蔽できる。
【0027】特に、観察孔5は、マイクロ波炉2の壁面
4を貫通している構成であるので、この観察孔5から外
側にマイクロ波が放射されるが、本実施例の高周波数帯
シールド用シート1には、導電性塗料からなるシールド
層12が形成されているので、漏出したマイクロ波を好
適に遮蔽することができる。
【0028】更に、この高周波数帯シールド用シート1
は、導電性塗料を透明フィルム10,11で挟んだもの
であるので、シート1を通してキャビティ3内部の赤熱
した被加工物を認識することができる。
【0029】つまり、マイクロ波によって、マイクロ炉
2中の被加工物が加熱されて、赤熱した場合には、高周
波数帯シールド用シート1を取ることなく、即ちマイク
ロ波を完全に遮蔽した状態で、高周波数帯シールド用シ
ート1を介してその赤熱状態を観察することができると
いう顕著な効果を奏する。
【0030】尚、本発明は、上記実施例に何等限定され
ることなく、本発明の要旨を逸脱しない限り各種の態様
で実施できることは勿論である。例えば、上記実施例の
高周波数帯シールド用シート1の一方の表面或は両方の
表面に、更に導電性塗料からなるシールド層12を形成
してもよく、また何枚もの高周波数帯シールド用シート
1を積層して1枚のシートとしてもよい。この場合に
は、高周波のシールド性が一層向上するという利点があ
る。
【0031】また、上記実施例では、マイクロ波炉2に
高周波数帯シールド用シート1を用いた例を説明した
が、それ以外にも、高周波を利用した各種の機器に適用
できることは言うまでもない。例えば、金属の圧延・鍛
造の加熱用、或は焼き入れ・焼き鈍しなどの熱処理用の
高周波誘導加熱装置に用いることができ、また、電子レ
ンジ,高周波溶接,高周波電解等に用いることができ
る。
【0032】
【発明の効果】発明では、シールド用部材が装置全体
を覆う構成であるので、電磁波シールド性が高いという
利点がある。しかも、本発明では、前記シールド用部材
を赤色に着色したので、高周波を遮蔽した状態で、シー
ルド用部材を通して、中の被加工物の赤熱状態を的確に
観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である高周波数帯シールド用シ
ートが、マイクロ波炉に用いられた様子を示す一部破断
斜視図である。
【図2】高周波数帯シールド用シートを拡大して示す一
部破断斜視図である。
【符号の説明】
1…高周波数帯シールド用シート 2…マイクロ波炉 10,11…透明フィルム 12…シールド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波等の高周波の電磁波を遮蔽す
    るシート状のシールド用部材であって、 樹脂製の複数の透明或は半透明のシート状体の間に、導
    電性材料を用いた薄膜のシールド層を形成し、該シール
    ド層を挟んで上記シート状体を密着して積層するととも
    に、前記シールド用部材を高周波を発生する装置全体を
    覆う構成とし、 更に、前記シールド用部材を赤色に着色したことを特徴
    とする 高周波数帯シールド用部材。
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