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JP3029334B2 - 温度制御装置 - Google Patents
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JP3029334B2 - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

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JP3029334B2
JP3029334B2 JP4100892A JP4100892A JP3029334B2 JP 3029334 B2 JP3029334 B2 JP 3029334B2 JP 4100892 A JP4100892 A JP 4100892A JP 4100892 A JP4100892 A JP 4100892A JP 3029334 B2 JP3029334 B2 JP 3029334B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドを主な
発熱源とするシステムの温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドを用いたサーマルプリン
タを備えた装置(ファクシミリなど)においては、サー
マルヘッドの印字エネルギーを制御して、均一濃度で印
字をするため、また、にじみを防止するため、サーマル
ヘッドの温度の過上昇を防止する必要がある。又、それ
とともに、システム全体の温度の過上昇を防止する必要
がある。このため、サーマルヘッドの温度の監視のため
に、たとえば、温度検知素子であるサーミスタをサーマ
ルヘッドに取り付けた装置がある。この装置では、シス
テム全体の温度過上昇防止のために温度が設定値を越え
ると、すぐに、あるいは、印字中の頁の印字終了時に印
字を中断する。濃度を均一にするためには、サーミスタ
の検知温度に対応して印字エネルギーを小さくしていく
ことが一般に行われる。また、サーマルヘッド自体の温
度は監視せずに、連続コピー時には、連続コピー枚数を
決定し、その枚数に達すると、休み時間を設けて温度を
一定にする装置もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サーマルヘッドを有す
るサーマルプリンタが、同一筺体内に、サーマルヘッド
よりも低い上限温度を有するユニット(光磁気リード・
ライト装置(MO)、レコーダブルコンパクト・ディス
ク(CD−R)など)とともに収められている場合、サ
ーマルヘッドの温度検出値が設定値を越えた場合に印字
を中断する温度制御方式では、サーマルヘッドの温度
と、システムの同一筺体内に存在する上限温度の低いユ
ニットとの温度差があるので、サーマルヘッドの温度の
みで判定した場合、そのユニットの温度が高くなり過
ぎ、過剰な冷却能力が必要とされる場合がある。また、
それを考慮して、機械的にそのユニットの温度を基準に
サーマルヘッドの温度に一定の印字不可の判定ラインを
設定すると、頻繁に印字中止が起こることが考えられ
る。また、サーマルヘッドを備えたファクシミリ装置で
は、受信中に温度上昇により印字中止が起こり、回線が
切られてしまった場合、印字可能の判定ラインと印字不
可の判定ラインとが同じであるため、相手から再送信さ
れた場合、直ぐにサーマルヘッドの温度が上がってしま
い、再度印字不可となり、回線切れとなる不具合が生じ
る。その場合、1枚の原稿の途中で通信が終わる場合
と、その1枚のみで通信終了となる場合のどちらかであ
る。連続コピーの枚数に制限を設ける方式では、たとえ
全白コピーで温度が上がっていなくても無意味に休み時
間が入ってしまう。また、連続受信時に印字濃度が著し
く低くなってしまうこともあり得る。
【0004】本発明の目的は、サーマルヘッドを有する
サーマルプリンタが、同一筺体内に、サーマルヘッドよ
りも低い上限温度を有するユニットとともに収められて
いるシステムにおいて、サーマルヘッドの印字エネルギ
ー制御とシステム内温度制御を両立するシステムを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に係る温度制御装置は、サーマルヘッドを有
するサーマルプリンタと、サーマルヘッドよりも低い上
限温度を有するユニットを同一筺体内に収めたシステム
において、サーマルヘッドによる前回の印字終了から今
回の印字開始までの経過時間を測定する経過時間測定手
段と、現在のサーマルヘッドの温度を測定する温度検知
素子と、経過時間測定手段により測定された経過時間毎
に、サーマルヘッドの温度と上記のユニットの温度を対
応させたテーブルと、上記のユニットの上限温度に対応
した印字不可判定ラインを記憶する記憶手段と、上記の
経過時間測定手段により測定された経過時間と、温度検
知素子により測定された温度に対応してテーブルから読
み取られた上記のユニットの温度が上記のユニットの上
限温度を越えた場合に印字を中止させる制御手段とを備
えることを特徴とする。好ましくは、さらに、サーマル
ヘッドの前回印字終了時の温度を記憶する記憶手段を備
え、上記の制御手段は、記憶手段における記憶値とサー
マルヘッドの現在の温度と上記の経過時間測定手段によ
り測定された経過時間とから放熱の程度を表す量を計算
し、その計算値から上記のユニットに対する印字不可判
定ラインを決定する。また、好ましくは、上記の制御手
段による印字中止後に印字を再開する印字可能温度Tp
を使用者が設定できる設定手段を備える。
【0006】
【作用】上限温度T8limitを有するユニットの温度T8
と温度検知素子の検知温度T0との関係が、経過時間t0
の関数として、実験的にあらかじめ求められ、記憶手段
にテーブルとして記憶される。ユニットの上限温度T
8limitに対応した印字不可判定ラインTlimitを状況
(前回印字終了時から今回印字開始時までの経過時間t
0)に応じて適切に変動させることにより,頻繁に印字
中止が起こらない。つまり、現在のサーマルヘッドの検
知温度T0より、上限温度T8limitの低いユニットの温
度T8を推定し、このユニットの上限温度を越えないよ
うに制御する。これにより、サーマルヘッドに取り付け
た1個の温度検知素子を用いて、サーマルヘッドの印字
エネルギー制御とシステム内温度制御を実用上十分に保
証し、サーマルヘッドによる均一濃度の保証をするとと
もに、同一筺体内にある別のユニットの保護も行う。好
ましくは、前回印字終了時の温度T1も加味して放熱の
程度を表す量(実施例では(T1−T0)/t0)を算出
し、この量を基に印字不可判定ラインTlimitをさらに
高精度に決定する。また、設定手段により印字再開のた
めの印字可能ラインTpを使用者が設定できる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による実施例に
ついて説明する。図1は、本発明の実施例に係るプリン
タの図式的断面図である。1つの筺体(1)の中に、サ
ーマルヘッド(2)、プラテンローラ(4)、駆動部で
あるモーター(5)、電源(6)、サーマルペーパー
(7)および光磁気リードライト装置(MO)(8)が
装備されている。画像データは、光磁気リードライト装
置(8)に記憶される。サーマルペーパー(7)は、モ
ーター(5)によりプラテン(4)上に供給され、サー
マルヘッド(2)により画像データが印字される。この
装置において、主な熱源は、サーマルヘッド(2)であ
る。光磁気リードライト装置(8)は、上限温度の低い
ユニットであり、サーマルヘッド(2)と同一の筺体
(1)の中に納められるので、サーマルヘッド(2)に
より間接的に加熱される。サーマルヘッド(2)には、
温度検知素子であるサーミスタ(3)が取り付けれる。
サーミスタ(3)により検知された温度を基にサーマル
ヘッド(2)の出力画像の濃度を一定にする。さらに、
上限温度の低いユニットである光磁気リードライト装置
(MO)(8)の温度が、主な発熱源であるサーマルヘ
ッド(2)における印字により上がり過ぎないようにす
る必要がある。サーマルヘッド(2)による温度上昇を
制限するためには、光磁気リードライト装置(MO)
(8)にサーミスタを取り付けるのが最も確実である
が、サーミスタ、A/Dコンバータなどが別個に必要と
なり、コストが高くなる。本実施例では、サーマルヘッ
ド(2)に取り付けた1個のサーミスタ(3)で実用上
十分な温度制御を保証する。
【0008】図2は、制御回路のブロック図を示す。C
PU(11)は、温度制御を行うマイクロプロセッサで
ある。CPU(11)がストローブ信号(印字トリガ
ー)をストローブコントロール用ポート(12)を介し
てサーマルヘッド(2)に送ると、サーミスタ(3)の
アナログ出力が、A/D変換器などからなる温度検出回
路(13)においてデジタル信号に変換され、CPU
(11)に入力される。CPU(11)に接続されるR
AM(14)には、後述の経過時間情報(t0),印字
不可判定ラインTlimitと印字可能判定ラインTpが記憶
される。CPU(11)に接続されるROM(15)に
は、経過時間t0ごとに検知温度T0と推定温度T8のテ
ーブルと上限温度T8limitが記憶される。さらに、操作
部(16)は、使用者が印字可能判定ラインTpを設定
すると、CPU(11)に設定信号を送る。なお、後に
説明する経過時間t0は、ソフトウエアによるタイマを
用いて測定される。
【0009】ROM(15)には、図3のグラフに示す
ようなT0とT8との関係とT8limitがテーブルとして各
経過時間t0に対応して格納されている。そこで、CP
U(11)は、経過時間t0に対応して、ROM(1
5)からテーブルを選択する。そして、印字の可否を決
定するため、印字中にサーミスタ(3)により温度T0
を検知し、ROM(15)からテーブルより推定したT
8をT8limitと比較する。その温度が上限値を越えると
印字を中止する。こうして、サーマルプリンタの印字濃
度の均一化を行っているサーミスタを利用して、ユニッ
ト(8)の温度上昇をも防止する。印字中止後、検知温
度T0がさらに低下して印字可能判定ラインTpに達する
と、印字が再開される。印字終了時または印字中止時
に、前回印字終了時からの経過時間t0の測定のため
に、タイマが動作を開始する。
【0010】図4は、サーマルヘッド(2)の温度T0
と、ユニット(8)の温度T8が、時間の経過とともに
変化する温度制御の状況を示す。印字は、前回印字終了
からt0経過した後に開始される。印字の開始とともに
サーマルヘッド(2)の温度T0が上昇する。経過時間
0よりROM(15)からテーブルが選択され、ユニ
ット(8)の温度の推定値T8が求められる。この温度
8も印字開始と共に上昇する。(温度上昇のパターン
は、経過時間t0により変化する。)図4の場合、サーマ
ルヘッドの温度T0が印字不可判定ラインTlimitに達す
ると、印字は中止される。このとき、ユニット(8)の
温度は、まだ上限温度T8limitに達していない。印字中
止後、サーマルヘッド(2)の温度T0は低下してい
く。印字中止後に、サーマルヘッド(2)の温度T0
印字可能判定ラインTpに達すると、印字が再開され
る。このとき、前回の印字中止時からの経過時間t0
求められ、これから、ROM(15)で新たに選択され
たテーブルよりT8が求められる。検知温度T0が再び印
字不可判定ラインTlimitに達すると、印字が再度中止
される。
【0011】ところで、温度制御の上限値のうち、印字
不可判定ラインTlimitは、システムによって決まって
しまうが、印字可能判定ラインTpは、任意に設定でき
る。印字可能ラインTpは、あまり低く設定すると、印
字再開まで時間がかかるし、あまり高く設定すると、頻
繁に印字が中止される。再印字可能となるまでの時間と
再印字時の連続印字可能枚数のトレードオフは、使用者
の好みに任せたほうがよい。そこで、本実施例では、使
用者が操作部(16)を操作することにより、印字可能
判定ラインTpを設定できるようにしている。
【0012】本実施例の装置は、サーマルヘッドを備え
たプリンタであるが、同様に、サーマルヘッドを備えた
ファクシミリ装置の場合、受信途中で温度上昇のため印
字を中止し回線を切ってしまうことがある。また、送信
側が再度送信を行っても、上限温度を有するユニット
(8)の温度T8があまり下がっていない場合、途中で
回線が再び切られてしまう場合もある。印字可能判定ラ
インTpはあまり低く設定すると、受信再開までに時間
がかかるし、あまり高いと送信側が複数枚の原稿を送信
する場合、何回も印字が中止され、何回も送り直す必要
が出てくる。したがって、この場合も、再受信可能とな
るまでの時間と再受信時の連続受信可能枚数のトレード
オフは、使用者の好みに任せたほうが使い勝手がよい。
【0013】図5は、CPU(11)の印字制御のフロ
ーを示す。印字開始を示す印字トリガーを受け取ると
(S1でYES)、サーマルヘッド(2)の温度T0
サーミスタ(3)で測定し(S2)、前回印字時からの
経過時間t0をタイマで求め(S3)、経過時間t0を基
にROM(15)からテーブルを選択し、ユニット
(8)の上限温度T8limitを読み取る(S4)。なお、
経過時間t0は、ソフトウエアによるタイマにより求め
られる。次に、サーミスタ(3)による検知温度T0
ら、選択されたテーブルよりユニット(8)の温度T8
を読み取る(S5)。次に、T0(T8)が印字不可判定
ラインTlimit(上限値T8limit)より低ければ(S6
でYES)、印字を許可し、1頁の印字を行う(S
7)。そして、印字が終了していなければ(S8でN
O)、サーマルヘッド(2)の温度T0を求め(S
9)、S5に戻り、印字を続ける。印字が終了していれ
ば(S8でYES)、経過時間のタイマを作動して(S
10)、終了する。S6で印字が不可であると判定され
ると(S6でNO)、印字を停止し(S11)、経過時
間測定用のタイマを開始させる(S12)。そして、サ
ーミスタ(3)の温度T0を測定し(S13)、測定温
度T0が印字可能温度Tpに達するのを待って(S14で
YES)、S2に戻り、印字を再開する。
【0014】さらに、好ましくは、前頁印字終了時のサ
ーミスタ温度T1をRAM(14)に記憶しておき、印
字開始時に、現時点(印字開始時)のサーミスタ温度T
0と全頁印字終了後からの経過時間t0とから(T1−T0)
/t0を算出する。この値は、このシステム自体の放熱
状態を示す量である。よって、(T1−T0)/t0が大き
いほど印字不可判定ラインTlimitを高く設定し、(T1
−T0)/t0が小さいほど印字不可判定ラインTlimit
低く設定する。これにより、精度の高い制御が可能にな
る。この場合、ROM(15)には、(T1−T0)/t
0をパラメータとしてT0−T8のテーブルと印字不可判
定ラインTlimitが記憶される。
【0015】
【発明の効果】印字不可判定ラインを状況に応じて変動
させることにより上限温度の低いユニットの温度上昇を
抑え、かつ、頻繁に印字中止が起こらないような構成を
実現した。これにより、サーマルヘッドによる均一濃度
の保証するとともに、同一筺体内にある別のユニットの
保護も行う。また、前回の経過時間と現在のサーミスタ
温度の情報より印字不可判定ラインを設定しているた
め、精度の高い制御が可能になる。さらに、前回終了時
の温度も加味して印字不可判定ラインを設定すると、さ
らに高精度の制御が可能になる。さらに、印字可能判定
ラインを使用者側で設定できるので、再受信可能となる
までの時間と、再受信時の連続受信可能枚数のトレード
オフを使用者が選定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る装置の図式的断面図であ
る。
【図2】制御回路のブロック図である。
【図3】検知温度T0とユニットの温度T8の関係を示す
図である。
【図4】温度制御状況を示す図である。
【図5】印字制御のフローチャートである。
【符号の説明】
2…サーマルヘッド、 3…サーミスタ、8…上限温
度を有するユニット、 11…CPU、 15…RO
M、16…RAM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/365 B41J 2/375 G05D 23/19 G06K 15/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドを有するサーマルプリン
    タと、サーマルヘッドの上限温度よりも低い上限温度を
    有するユニットを同一筺体内に収めたシステムにおい
    て、 サーマルヘッドによる前回の印字終了から今回の印字開
    始までの経過時間を測定する経過時間測定手段と、 現在のサーマルヘッドの温度を測定する温度検知素子
    と、 経過時間測定手段により測定された経過時間毎に、サー
    マルヘッドの温度と上記のユニットの温度を対応させた
    テーブルと、上記のユニットの上限温度に対応した印字
    不可判定ラインを記憶する記憶手段と、 上記の経過時間測定手段により測定された経過時間と、
    温度検知素子により測定された温度に対応してテーブル
    から読み取られた上記のユニットの温度が上記のユニッ
    トの上限温度を越えた場合に印字を中止させる制御手段
    とを備えることを特徴とする温度制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された温度制御装置にお
    いて、サーマルヘッドの前回印字終了時の温度を記憶す
    る記憶手段を備え、上記の制御手段は、前回印字終了時
    の温度、サーマルヘッドの現在の温度および上記の経過
    時間測定手段により測定された経過時間から放熱の程度
    を表す量を計算し、その計算値から上記のユニットに対
    する印字不可能判定ラインを決定することを特徴とする
    システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載されたシステムにおい
    て、制御手段による印字中止後に印字を再開する印字可
    能温度を使用者が設定できる設定手段を備えることを特
    徴とする温度制御装置。
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