JP3035455B2 - 制振装置用油圧アクチュエータ - Google Patents
制振装置用油圧アクチュエータInfo
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- JP3035455B2 JP3035455B2 JP26976394A JP26976394A JP3035455B2 JP 3035455 B2 JP3035455 B2 JP 3035455B2 JP 26976394 A JP26976394 A JP 26976394A JP 26976394 A JP26976394 A JP 26976394A JP 3035455 B2 JP3035455 B2 JP 3035455B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架設中の斜張橋などの
構造物において、風力等によって発生する上下方向の振
動を低減する制振装置用油圧アクチュエータに関する。
構造物において、風力等によって発生する上下方向の振
動を低減する制振装置用油圧アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】斜張橋のうちPC斜張橋の架設中におい
ては、図7に示すように、主塔51と主桁50を同時に
施工し、ケーブル52を張っていく。主桁50の端部に
設置された施工用ワーゲン53は、施工の進行に伴って
移動して主桁50の全長は増大していく。主桁50の全
長の増大に伴って橋全体の固有振動数は低下して、その
振幅も増大する。
ては、図7に示すように、主塔51と主桁50を同時に
施工し、ケーブル52を張っていく。主桁50の端部に
設置された施工用ワーゲン53は、施工の進行に伴って
移動して主桁50の全長は増大していく。主桁50の全
長の増大に伴って橋全体の固有振動数は低下して、その
振幅も増大する。
【0003】この振動数は、例えば、0.3Hz以下の低
周波数振動となるため、主桁50の端部で作業を行う作
業員に船酔いが発生する場合があり、さらに、強風時で
は主桁50の振幅が過大になる場合がある。
周波数振動となるため、主桁50の端部で作業を行う作
業員に船酔いが発生する場合があり、さらに、強風時で
は主桁50の振幅が過大になる場合がある。
【0004】このような振動を抑制するために、本願出
願人は特願平6−221336号として図8に示すよう
な制振装置を提案した。
願人は特願平6−221336号として図8に示すよう
な制振装置を提案した。
【0005】これについて説明すると、上下方向に配設
したリニアガイド4、4を介してフレーム10内に制振
マス1を上下方向へ変位自由に支持し、この制振マス1
を油圧シリンダ70で上下に駆動するもので、制振マス
1とフレーム10との間にはバネ80、80が介装され
て油圧シリンダ70に加わる制振マス1の荷重を軽減し
ている。
したリニアガイド4、4を介してフレーム10内に制振
マス1を上下方向へ変位自由に支持し、この制振マス1
を油圧シリンダ70で上下に駆動するもので、制振マス
1とフレーム10との間にはバネ80、80が介装され
て油圧シリンダ70に加わる制振マス1の荷重を軽減し
ている。
【0006】この制振装置に使われている制振装置用油
圧アクチュエータは、図9に示すように、一般的に使用
されているものである。
圧アクチュエータは、図9に示すように、一般的に使用
されているものである。
【0007】油圧シリンダ70のロッド73は、油室7
1、72を貫通して外部へ突出する両ロッド型で構成さ
れ、制振マス1側の図中上部へ突出したロッド73の外
周には所定の間隔で図示しない磁性部が形成されるとと
もに、油室71にはロッド73の伸縮に応じて変化する
磁界を検出するストロークセンサ12が配設され、この
磁界の変動からロッド73の変位量を検出する。
1、72を貫通して外部へ突出する両ロッド型で構成さ
れ、制振マス1側の図中上部へ突出したロッド73の外
周には所定の間隔で図示しない磁性部が形成されるとと
もに、油室71にはロッド73の伸縮に応じて変化する
磁界を検出するストロークセンサ12が配設され、この
磁界の変動からロッド73の変位量を検出する。
【0008】このストロークセンサ12は、例えば、本
願出願人が特開平4−136713号公報として提案し
た非接触式の磁気センサで構成され、斜張橋の主桁50
に加わる振動を図示しない速度センサなどで検出し、こ
の振動に基づいて図示しないコントローラでは制振マス
1の変位量を算出する一方、ストロークセンサ12から
のロッド73の伸縮量、すなわち制振マス1の位置でフ
ィードバック制御を行い、制振マス1は油圧シリンダ7
0に駆動されで上下方向に変位し、変位する制振マス1
の反力によって主桁50の振動を減衰するものである。
願出願人が特開平4−136713号公報として提案し
た非接触式の磁気センサで構成され、斜張橋の主桁50
に加わる振動を図示しない速度センサなどで検出し、こ
の振動に基づいて図示しないコントローラでは制振マス
1の変位量を算出する一方、ストロークセンサ12から
のロッド73の伸縮量、すなわち制振マス1の位置でフ
ィードバック制御を行い、制振マス1は油圧シリンダ7
0に駆動されで上下方向に変位し、変位する制振マス1
の反力によって主桁50の振動を減衰するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては制振マス1の自重の一部をバネ80で支
持して油圧シリンダ70の駆動力を軽減するが、PC斜
張橋では橋全体の重量が大きくなり、これに伴って制振
マス1の重量も、例えば10t程度の大重量が必要とな
る。このため、装置の停止時にも油圧シリンダ70には
制振マス1の荷重の大部分を支持するための圧油が必要
となって、作動油の漏れが生じるとロッド73の中立位
置が変動して制振動作の最大ストロークが確保できない
場合があり、また、制振マス1の支持を油圧シリンダ7
0に依存するため圧油を供給する油圧ユニットの大型化
が避けられず、さらに、制振マス1の下部にバネ80を
介装する空間が必要となってフレーム10の小型化が難
しいという問題や、0.3Hz以下の低周波数振動を減衰
させる制振装置では、バネの固有振動数が0.5Hz程度
になり、バネが柔らかすぎて圧縮時に座屈する場合があ
った。
来例においては制振マス1の自重の一部をバネ80で支
持して油圧シリンダ70の駆動力を軽減するが、PC斜
張橋では橋全体の重量が大きくなり、これに伴って制振
マス1の重量も、例えば10t程度の大重量が必要とな
る。このため、装置の停止時にも油圧シリンダ70には
制振マス1の荷重の大部分を支持するための圧油が必要
となって、作動油の漏れが生じるとロッド73の中立位
置が変動して制振動作の最大ストロークが確保できない
場合があり、また、制振マス1の支持を油圧シリンダ7
0に依存するため圧油を供給する油圧ユニットの大型化
が避けられず、さらに、制振マス1の下部にバネ80を
介装する空間が必要となってフレーム10の小型化が難
しいという問題や、0.3Hz以下の低周波数振動を減衰
させる制振装置では、バネの固有振動数が0.5Hz程度
になり、バネが柔らかすぎて圧縮時に座屈する場合があ
った。
【0010】加えて、ストロークセンサ12が検出する
磁性部を外部に突出するロッド73の外周にも形成する
必要があり、防錆のために磁性を備えたニッケルメッキ
等を採用できず、磁性に与える影響の少ないハードクロ
ームメッキだけでは海上などで使用する場合にロッド7
3に錆が発生して変位量の検出を阻害するだけでなく、
耐久性を確保できない場合がある。
磁性部を外部に突出するロッド73の外周にも形成する
必要があり、防錆のために磁性を備えたニッケルメッキ
等を採用できず、磁性に与える影響の少ないハードクロ
ームメッキだけでは海上などで使用する場合にロッド7
3に錆が発生して変位量の検出を阻害するだけでなく、
耐久性を確保できない場合がある。
【0011】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、装置の小型化を推進するとともに、ロッド
の伸縮量を確実に検出可能でありながら海上などでの使
用においても耐久性を確保可能な制振装置用油圧アクチ
ュエータを提供することを目的とする。
れたもので、装置の小型化を推進するとともに、ロッド
の伸縮量を確実に検出可能でありながら海上などでの使
用においても耐久性を確保可能な制振装置用油圧アクチ
ュエータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、斜張橋の
架設時の主桁の上下方向の振動を減衰させる制振装置を
構成する制振マスを斜張橋の振動に対応して上下方向に
駆動するため、油圧シリンダの内部に形成され、ピスト
ンにより上下に画成された第1及び第2の油室と、ピス
トンから上下方向に延設し、第1の油室を貫通した上端
で制振マスを駆動する一方、下端で第2の油室を貫通す
るロッドとを備えた制振装置用油圧アクチュエータにお
いて、前記第2の油室から突出したロッドの端部を収装
する支持油室と、この支持油室内を前記制振マスに対応
して加圧する加圧手段とを備えた。
架設時の主桁の上下方向の振動を減衰させる制振装置を
構成する制振マスを斜張橋の振動に対応して上下方向に
駆動するため、油圧シリンダの内部に形成され、ピスト
ンにより上下に画成された第1及び第2の油室と、ピス
トンから上下方向に延設し、第1の油室を貫通した上端
で制振マスを駆動する一方、下端で第2の油室を貫通す
るロッドとを備えた制振装置用油圧アクチュエータにお
いて、前記第2の油室から突出したロッドの端部を収装
する支持油室と、この支持油室内を前記制振マスに対応
して加圧する加圧手段とを備えた。
【0013】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記加圧手段は加圧気体によって作動油を加圧す
るアキュームレータで構成される。
いて、前記加圧手段は加圧気体によって作動油を加圧す
るアキュームレータで構成される。
【0014】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記支持油室には、前記油圧アクチュ
エータをフィードバック制御するためのロッドの変位量
を検出する変位量検出手段を収装する。
の発明において、前記支持油室には、前記油圧アクチュ
エータをフィードバック制御するためのロッドの変位量
を検出する変位量検出手段を収装する。
【0015】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記変位量検出手段は、支持油室に突出するロッ
ドの外周に形成された磁性部と、ロッドの伸縮に応じて
変化する磁気を検出する手段とから構成される。
いて、前記変位量検出手段は、支持油室に突出するロッ
ドの外周に形成された磁性部と、ロッドの伸縮に応じて
変化する磁気を検出する手段とから構成される。
【0016】
【作用】したがって、第1の発明は、制振マスの停止時
にはロッドの端部に加わる圧力によってロッドは支持さ
れ、制振マスを支持するための動力は不要となり、油圧
アクチュエータの駆動は制振マスの変位に必要な動力を
備えるだけでよく、駆動用動力源の小型化を推進でき
る。
にはロッドの端部に加わる圧力によってロッドは支持さ
れ、制振マスを支持するための動力は不要となり、油圧
アクチュエータの駆動は制振マスの変位に必要な動力を
備えるだけでよく、駆動用動力源の小型化を推進でき
る。
【0017】また、第2の発明は、ロッドの中立位置は
端部が突出した支持油室の押しのけ容積に比例するアキ
ュームレータの圧力を受けるロッド端部の受圧面積が、
制振マスとロッドの重量の和と平衡した位置に設定さ
れ、制振動作の終了後、第2の油室の油圧を抜けば、特
別な制御を必要とすることなくロッドは中立位置に変位
し、その位置を保持することができ、アキュームレータ
のガス圧によって制振マスを支持するため、装置の小型
化を推進できる。
端部が突出した支持油室の押しのけ容積に比例するアキ
ュームレータの圧力を受けるロッド端部の受圧面積が、
制振マスとロッドの重量の和と平衡した位置に設定さ
れ、制振動作の終了後、第2の油室の油圧を抜けば、特
別な制御を必要とすることなくロッドは中立位置に変位
し、その位置を保持することができ、アキュームレータ
のガス圧によって制振マスを支持するため、装置の小型
化を推進できる。
【0018】また、第3の発明は、ロッドの変位量検出
手段を支持油室に収装したため、変位量検出手段を塩害
や付着物から保護して錆などの劣化を抑制し、耐久性を
向上させながら変位量の検出を確実に行うことができ
る。
手段を支持油室に収装したため、変位量検出手段を塩害
や付着物から保護して錆などの劣化を抑制し、耐久性を
向上させながら変位量の検出を確実に行うことができ
る。
【0019】また、第4の発明は、支持油室に突出する
ロッドの外周に磁性部を形成したため、磁性部は外部と
接触することがなくなって塩害による錆の発生を防止し
て耐久性を向上させることができる。
ロッドの外周に磁性部を形成したため、磁性部は外部と
接触することがなくなって塩害による錆の発生を防止し
て耐久性を向上させることができる。
【0020】
【実施例】図1〜図5に本発明の実施例を示す。
【0021】図1〜図3において、制振装置を収装する
フレーム10はほぼ箱状に形成されて、下部には主桁5
0上で水平方向へ移動するための車輪7と、任意の位置
でフレーム10を主桁50へ固定するための支持脚8が
配設され、支持脚8は図示しないジャッキにより伸縮自
在に構成される。
フレーム10はほぼ箱状に形成されて、下部には主桁5
0上で水平方向へ移動するための車輪7と、任意の位置
でフレーム10を主桁50へ固定するための支持脚8が
配設され、支持脚8は図示しないジャッキにより伸縮自
在に構成される。
【0022】フレーム10の内部には上下方向に固設さ
れたリニアガイド4、4が所定の間隔で配設され、リニ
アガイド4、4の間には角筒状の制振マス1が上下方向
(主桁50の上面に対して鉛直方向)へ変位自在に案内
される。
れたリニアガイド4、4が所定の間隔で配設され、リニ
アガイド4、4の間には角筒状の制振マス1が上下方向
(主桁50の上面に対して鉛直方向)へ変位自在に案内
される。
【0023】制振マス1の上面からはアーム40、40
が上方へ向けて突設され、アーム40の上端は、制振マ
ス1の内周の穴1Aに挿通された油圧シリンダ2から突
出したロッド20の上端20Aと連結される。
が上方へ向けて突設され、アーム40の上端は、制振マ
ス1の内周の穴1Aに挿通された油圧シリンダ2から突
出したロッド20の上端20Aと連結される。
【0024】油圧シリンダ2は下端を支柱5に支持され
て上下方向に配設され、この支柱5の下端はフレーム1
0の底部10Aで軸支され、油圧シリンダ2は支柱5の
下端を軸に揺動可能となってリニアガイド4の歪み等に
よる水平方向の変位を許容する。
て上下方向に配設され、この支柱5の下端はフレーム1
0の底部10Aで軸支され、油圧シリンダ2は支柱5の
下端を軸に揺動可能となってリニアガイド4の歪み等に
よる水平方向の変位を許容する。
【0025】制振マス1の荷重はアーム40を介してロ
ッド20に加わり、油圧シリンダ2及び支柱5で支持さ
れる。なお、底部10Aにはオイルバッファ9が配設さ
れ、過大な変位によって制振マス1が底部10Aと衝突
するのを抑制する。
ッド20に加わり、油圧シリンダ2及び支柱5で支持さ
れる。なお、底部10Aにはオイルバッファ9が配設さ
れ、過大な変位によって制振マス1が底部10Aと衝突
するのを抑制する。
【0026】ここで、油圧シリンダ2は、図3に示すよ
うに両ロッド型で構成され、シリンダチューブ2Aの内
周には油室22、23がピストン21で画成されるとと
もに、油室23の下方には隔壁25を介して支持油室2
4が画成される。
うに両ロッド型で構成され、シリンダチューブ2Aの内
周には油室22、23がピストン21で画成されるとと
もに、油室23の下方には隔壁25を介して支持油室2
4が画成される。
【0027】ロッド20の上端20Aは油室22からシ
リンダチューブ2Aの上方へ突出する一方、ロッド20
の下端20Bは油室23から隔壁25を貫通して支持油
室24内へ突出し、支持油室24はロッド20の最収縮
位置において、下端20Bが外部へ突出しないように形
成される。
リンダチューブ2Aの上方へ突出する一方、ロッド20
の下端20Bは油室23から隔壁25を貫通して支持油
室24内へ突出し、支持油室24はロッド20の最収縮
位置において、下端20Bが外部へ突出しないように形
成される。
【0028】油室22、23はロッド20を伸縮駆動す
るためにフレーム10と別体で構成された油圧ユニット
6と接続される一方、支持油室24はフレーム10の底
部10Aに固設されたアキュームレータ3に接続され
る。
るためにフレーム10と別体で構成された油圧ユニット
6と接続される一方、支持油室24はフレーム10の底
部10Aに固設されたアキュームレータ3に接続され
る。
【0029】アキュームレータ3は内部をフリーピスト
ン30によってガス室31と油室32に画成され、ガス
室31には所定の圧力の気体が封入される一方、油室3
2はシリンダチューブ2Aの支持油室24と連通し、フ
リーピストン30を介して加わる圧力に応じた油圧でロ
ッド20の下端20Bを支持し、油圧シリンダ2に加わ
る制振マス1の荷重はロッド20の下端20Bに加わる
アキュームレータ3の油圧で支持され、油室23には制
振マス1を支持するための油圧を加える必要がない。
ン30によってガス室31と油室32に画成され、ガス
室31には所定の圧力の気体が封入される一方、油室3
2はシリンダチューブ2Aの支持油室24と連通し、フ
リーピストン30を介して加わる圧力に応じた油圧でロ
ッド20の下端20Bを支持し、油圧シリンダ2に加わ
る制振マス1の荷重はロッド20の下端20Bに加わる
アキュームレータ3の油圧で支持され、油室23には制
振マス1を支持するための油圧を加える必要がない。
【0030】ここで、油圧ユニット6は図4に示すよう
に、油圧ユニット6で発生した油圧は、図示しないコン
トローラからの電流に応動するサーボ弁61からストッ
プ弁62を介して油室22、23へ油圧を加えてロッド
20を伸縮駆動し、ロッド20に過大な負荷、例えば、
制振対象の過大な変動などが加わると、ブレーキ弁63
が作動して油圧シリンダ2に加わる油圧はリリーフされ
る。
に、油圧ユニット6で発生した油圧は、図示しないコン
トローラからの電流に応動するサーボ弁61からストッ
プ弁62を介して油室22、23へ油圧を加えてロッド
20を伸縮駆動し、ロッド20に過大な負荷、例えば、
制振対象の過大な変動などが加わると、ブレーキ弁63
が作動して油圧シリンダ2に加わる油圧はリリーフされ
る。
【0031】一方、図3に示すように、ピストン21か
ら下端20Bの間のロッド20の外周には前記従来例と
同様に図示しない磁性部が形成される一方、支持油室2
4の内部にはシリンダチューブ2Aに固設されてロッド
20の変位量を検出するストロークセンサ12の一端が
突出し、前記従来例と同様にして磁気センサで構成され
た非接触式のストロークセンサ12の一端はロッド20
の外周と所定の間隔で対峙する。そして、ストロークセ
ンサ12の検出した変位量は、後述するコントローラへ
送出されて制振マス1の変位量としてフィードバックさ
れる。
ら下端20Bの間のロッド20の外周には前記従来例と
同様に図示しない磁性部が形成される一方、支持油室2
4の内部にはシリンダチューブ2Aに固設されてロッド
20の変位量を検出するストロークセンサ12の一端が
突出し、前記従来例と同様にして磁気センサで構成され
た非接触式のストロークセンサ12の一端はロッド20
の外周と所定の間隔で対峙する。そして、ストロークセ
ンサ12の検出した変位量は、後述するコントローラへ
送出されて制振マス1の変位量としてフィードバックさ
れる。
【0032】このコントローラは図5に示すように、主
桁50の端部には上下方向の速度を検出する速度計11
が配設され、速度計11の出力は高周波数振動成分を除
去するフィルタ13及び増幅回路14を介して油圧シリ
ンダ2の駆動回路16に入力され、駆動回路16は所定
の制御ゲインを乗じた指令値を油圧ユニット6へ送る一
方、ストロークセンサ12からの出力は増幅回路15を
介して駆動回路16へフィードバックされ、主桁50の
端部の振動に応じて制振マス1を正確に変位させる。
桁50の端部には上下方向の速度を検出する速度計11
が配設され、速度計11の出力は高周波数振動成分を除
去するフィルタ13及び増幅回路14を介して油圧シリ
ンダ2の駆動回路16に入力され、駆動回路16は所定
の制御ゲインを乗じた指令値を油圧ユニット6へ送る一
方、ストロークセンサ12からの出力は増幅回路15を
介して駆動回路16へフィードバックされ、主桁50の
端部の振動に応じて制振マス1を正確に変位させる。
【0033】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0034】フレーム10は施工の進行に伴って順次延
設される主桁50の端部へ車輪7で移動した後、支持脚
8で固定され、速度計11が検出した速度に応じて油圧
ユニット6から油圧シリンダ2へ圧油を供給し、制振マ
ス1を上下方向へ駆動した反力によって主桁50に加わ
る振動を減衰するもので、この制振作用については前記
従来例と同様に行われるため詳述を省略する。
設される主桁50の端部へ車輪7で移動した後、支持脚
8で固定され、速度計11が検出した速度に応じて油圧
ユニット6から油圧シリンダ2へ圧油を供給し、制振マ
ス1を上下方向へ駆動した反力によって主桁50に加わ
る振動を減衰するもので、この制振作用については前記
従来例と同様に行われるため詳述を省略する。
【0035】ここで、制振マス1の停止時あるいは非駆
動時には、ロッド20の下端20Bに加わる支持油室2
4の油圧、すなわち、アキュームレータ3のガス室31
の圧力によって制振マス1を支持することができ、前記
従来例のように、制振マス1を支持するために油圧シリ
ンダ2の油室23に圧油を供給あるいは保持する必要が
なく、油圧シリンダ2へ加える圧油は制振マス1を駆動
可能なものであればよいため、油圧ユニット6の所要動
力を低減することができ、油圧ユニット6の小型化を推
進できる。
動時には、ロッド20の下端20Bに加わる支持油室2
4の油圧、すなわち、アキュームレータ3のガス室31
の圧力によって制振マス1を支持することができ、前記
従来例のように、制振マス1を支持するために油圧シリ
ンダ2の油室23に圧油を供給あるいは保持する必要が
なく、油圧シリンダ2へ加える圧油は制振マス1を駆動
可能なものであればよいため、油圧ユニット6の所要動
力を低減することができ、油圧ユニット6の小型化を推
進できる。
【0036】ガス室31の圧力によるロッド20の支持
は、制振マス1の荷重とロッド20の自重の和がロッド
20の下端20Bの受圧面積と下端20Bの押しのけ容
積に比例するガス室31の圧力の積が平衡する位置とな
り、この平衡位置において、ピストン21が油圧シリン
ダ2のストロークのほぼ中央に位置するように支持油室
24へのロッド20の突出量、すなわち、支持油室24
の押しのけ容積とガス圧等を適宜設定すればよい。
は、制振マス1の荷重とロッド20の自重の和がロッド
20の下端20Bの受圧面積と下端20Bの押しのけ容
積に比例するガス室31の圧力の積が平衡する位置とな
り、この平衡位置において、ピストン21が油圧シリン
ダ2のストロークのほぼ中央に位置するように支持油室
24へのロッド20の突出量、すなわち、支持油室24
の押しのけ容積とガス圧等を適宜設定すればよい。
【0037】制振動作の終了後、あるいは停止時に油室
23の油圧を抜けば、ロッド20は制振マス1の荷重と
自身の自重に応じて収縮し、下端20Bを支持油室24
へ所定量だけ突出させて上記平衡位置で静止するため、
ピストン21を中立位置へ駆動するための制御が不要と
なって制御装置の構成を簡易にすることができ、製造コ
ストの増大を抑制することができるのである。
23の油圧を抜けば、ロッド20は制振マス1の荷重と
自身の自重に応じて収縮し、下端20Bを支持油室24
へ所定量だけ突出させて上記平衡位置で静止するため、
ピストン21を中立位置へ駆動するための制御が不要と
なって制御装置の構成を簡易にすることができ、製造コ
ストの増大を抑制することができるのである。
【0038】前記従来例においては制振マス1とフレー
ム10との間に支持バネを介装したが、ロッド20をガ
ス室31で支持するようにしたため、支持バネを収装す
る空間が不要となって装置の小型を推進でき、さらに、
主桁50の規模に応じて制振マス1の重量を変更する場
合にはガス室31の圧力を変更することで対応でき、装
置の取り扱いを容易にして作業の効率化を推進すること
ができる。
ム10との間に支持バネを介装したが、ロッド20をガ
ス室31で支持するようにしたため、支持バネを収装す
る空間が不要となって装置の小型を推進でき、さらに、
主桁50の規模に応じて制振マス1の重量を変更する場
合にはガス室31の圧力を変更することで対応でき、装
置の取り扱いを容易にして作業の効率化を推進すること
ができる。
【0039】ストロークセンサ12を支持油室24内に
設けると共に、ロッド20の下端20Bがシリンダチュ
ーブ2Aから外部へ突出することがないように支持油室
24に収装したため、ピストン21より下端20B側の
ロッド20の外周は防錆処理を施す必要がなくなり、製
造コストの増大を抑制できるとともに、海上などでの使
用時にもロッド20に形成する磁性部の錆びの発生を考
慮する必要がなくなって、耐久性能及び検出精度を確保
することができ、さらに異物の付着などを防止して信頼
性を向上させながら確実にロッド20の変位量を検出で
きるのである。
設けると共に、ロッド20の下端20Bがシリンダチュ
ーブ2Aから外部へ突出することがないように支持油室
24に収装したため、ピストン21より下端20B側の
ロッド20の外周は防錆処理を施す必要がなくなり、製
造コストの増大を抑制できるとともに、海上などでの使
用時にもロッド20に形成する磁性部の錆びの発生を考
慮する必要がなくなって、耐久性能及び検出精度を確保
することができ、さらに異物の付着などを防止して信頼
性を向上させながら確実にロッド20の変位量を検出で
きるのである。
【0040】図6は第2の実施例を示し、ピストン21
から上端20Aまでのロッド20の外周には、耐食性の
高いニッケルクロムメッキ層26を形成する一方、ピス
トン21から下端20Bまでのロッド20の外周には磁
性に与える影響が少ないクロムメッキ層27を形成する
とともに所定の磁性部を形成したもので、その他の構成
は前記第1実施例と同様である。
から上端20Aまでのロッド20の外周には、耐食性の
高いニッケルクロムメッキ層26を形成する一方、ピス
トン21から下端20Bまでのロッド20の外周には磁
性に与える影響が少ないクロムメッキ層27を形成する
とともに所定の磁性部を形成したもので、その他の構成
は前記第1実施例と同様である。
【0041】シリンダーチューブ2Aから外部へ突出す
る上端20A側にニッケルクロムメッキ層26を形成し
たため、ロッド20の錆びなどによる劣化を防止するこ
とができ、一方、下端20B側に形成したクロムメッキ
層27は図示しない磁性部に与える影響が少ないため、
ロッド20の変位量の検出を確実に行うことができると
ともに、隔壁25における摺動抵抗を低減することがで
きるのである。
る上端20A側にニッケルクロムメッキ層26を形成し
たため、ロッド20の錆びなどによる劣化を防止するこ
とができ、一方、下端20B側に形成したクロムメッキ
層27は図示しない磁性部に与える影響が少ないため、
ロッド20の変位量の検出を確実に行うことができると
ともに、隔壁25における摺動抵抗を低減することがで
きるのである。
【0042】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、斜張
橋の架設時の主桁の上下方向の振動を減衰させる制振装
置を構成する制振マスを斜張橋の振動に対応して上下方
向に駆動するため、油圧シリンダの内部に形成され、ピ
ストンにより上下に画成された第1及び第2の油室と、
ピストンから上下方向に延設し、第1の油室を貫通した
上端で制振マスを駆動する一方、下端で第2の油室を貫
通するロッドとを備えた制振装置用油圧アクチュエータ
において、前記第2の油室から突出したロッドの端部を
収装する支持油室と、この支持油室内を前記制振マスに
対応して加圧する加圧手段とを備え、制振マスの停止時
にはロッドの下端に加わる圧力によってロッドは支持さ
れ、制振マスを支持するための動力は不要となって油圧
シリンダの駆動は制振マスの変位に必要な動力を備える
だけでよく、前記従来例のように制振マスを支持するバ
ネが不要となって装置全体の小型化を推進することが出
来る。
橋の架設時の主桁の上下方向の振動を減衰させる制振装
置を構成する制振マスを斜張橋の振動に対応して上下方
向に駆動するため、油圧シリンダの内部に形成され、ピ
ストンにより上下に画成された第1及び第2の油室と、
ピストンから上下方向に延設し、第1の油室を貫通した
上端で制振マスを駆動する一方、下端で第2の油室を貫
通するロッドとを備えた制振装置用油圧アクチュエータ
において、前記第2の油室から突出したロッドの端部を
収装する支持油室と、この支持油室内を前記制振マスに
対応して加圧する加圧手段とを備え、制振マスの停止時
にはロッドの下端に加わる圧力によってロッドは支持さ
れ、制振マスを支持するための動力は不要となって油圧
シリンダの駆動は制振マスの変位に必要な動力を備える
だけでよく、前記従来例のように制振マスを支持するバ
ネが不要となって装置全体の小型化を推進することが出
来る。
【0043】また、第2の発明は、前記加圧手段は加圧
気体によって作動油を加圧するアキュームレータで構成
され、ロッドの中立位置は下端が突出した支持油室の押
しのけ容積に比例するアキュームレータの圧力とロッド
下端の受圧面積が、制振マスとロッドの重量が平衡した
位置に設定され、特別な制御を必要とすることなくロッ
ドは中立位置に保持することができ、制御手段の構成を
簡易にして製造コストの増大を抑制するとともに、アキ
ュームレータのガス圧によって制振マスを支持するた
め、前記従来例に比して装置の小型化を推進できる。
気体によって作動油を加圧するアキュームレータで構成
され、ロッドの中立位置は下端が突出した支持油室の押
しのけ容積に比例するアキュームレータの圧力とロッド
下端の受圧面積が、制振マスとロッドの重量が平衡した
位置に設定され、特別な制御を必要とすることなくロッ
ドは中立位置に保持することができ、制御手段の構成を
簡易にして製造コストの増大を抑制するとともに、アキ
ュームレータのガス圧によって制振マスを支持するた
め、前記従来例に比して装置の小型化を推進できる。
【0044】また、第3の発明は、前記支持油室には、
前記油圧アクチュエータをフィードバック制御するため
にロッドの変位量を検出する手段を収装し、変位量検出
手段を塩害や付着物から保護して錆などの劣化を抑制
し、耐久性を向上させるとともに、ロッドの変位量の検
出精度を保持して信頼性の向上を推進する。
前記油圧アクチュエータをフィードバック制御するため
にロッドの変位量を検出する手段を収装し、変位量検出
手段を塩害や付着物から保護して錆などの劣化を抑制
し、耐久性を向上させるとともに、ロッドの変位量の検
出精度を保持して信頼性の向上を推進する。
【0045】また、第4の発明は、前記変位量検出手段
は、支持油室に突出するロッドの外周に形成された磁性
部と、ロッドの伸縮に応じて変化する磁気を検出する手
段とから構成され、磁性部は外部と接触することがなく
なって塩害等によるロッドの錆の発生を防止して耐久性
を向上させるとともに、ロッドの変位量を確実に検出し
て信頼性の向上を推進することができる。
は、支持油室に突出するロッドの外周に形成された磁性
部と、ロッドの伸縮に応じて変化する磁気を検出する手
段とから構成され、磁性部は外部と接触することがなく
なって塩害等によるロッドの錆の発生を防止して耐久性
を向上させるとともに、ロッドの変位量を確実に検出し
て信頼性の向上を推進することができる。
【図1】本発明の実施例を示す制振装置の正面図であ
る。
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく制振装置用油圧アクチュエータの概略図
である。
である。
【図4】同じく油圧回路図である。
【図5】制振システムを示すブロック図である。
【図6】同じく、制振装置用油圧アクチュエータの概略
図である。
図である。
【図7】架設中の斜張橋を示す概略側面図である。
【図8】従来の制振装置を示す正面図である。
【図9】同じく従来の制振装置用油圧アクチュエータの
概略図である。
概略図である。
1 制振マス 2 油圧シリンダ 3 アキュームレータ 4 リニアガイド 6 油圧ユニット 10 フレーム 12 ストロークセンサ 20 ロッド 22、23 油室 24 支持油室 50 主桁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箭野 憲一 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所 内 (72)発明者 大塩 真 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所 内 (72)発明者 中野 龍児 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿 島建設株式会社 技術研究所 内 (56)参考文献 特開 平5−231048(JP,A) 特開 昭61−79038(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/00 - 15/36 E01D 1/00 E01D 11/00
Claims (4)
- 【請求項1】 斜張橋の架設時の主桁の上下方向の振動
を減衰させる制振装置を構成する制振マスを斜張橋の振
動に対応して上下方向に駆動するため、油圧シリンダの
内部に形成され、ピストンにより上下に画成された第1
及び第2の油室と、ピストンから上下方向に延設し、第
1の油室を貫通した上端で制振マスを駆動する一方、下
端で第2の油室を貫通するロッドとを備えた制振装置用
油圧アクチュエータにおいて、前記第2の油室から突出
したロッドの端部を収装する支持油室と、この支持油室
内を前記制振マスに対応して加圧する加圧手段とを備え
たことを特徴とする制振装置用油圧アクチュエータ。 - 【請求項2】 前記加圧手段は加圧気体によって作動油
を加圧するアキュームレータで構成されたことを特徴と
する請求項1に記載の制振装置用油圧アクチュエータ。 - 【請求項3】 前記支持油室には、前記油圧アクチュエ
ータをフィードバック制御するためのロッドの変位量を
検出する変位量検出手段を収装したことを特徴とする請
求項1または請求項2に記載の制振装置用油圧アクチュ
エータ。 - 【請求項4】 前記変位量検出手段は、支持油室に突出
するロッドの外周に形成された磁性部と、ロッドの伸縮
に応じて変化する磁気を検出する手段とから構成された
ことを特徴とする請求項3に記載の制振装置用油圧アク
チュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26976394A JP3035455B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 制振装置用油圧アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26976394A JP3035455B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 制振装置用油圧アクチュエータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08128499A JPH08128499A (ja) | 1996-05-21 |
| JP3035455B2 true JP3035455B2 (ja) | 2000-04-24 |
Family
ID=17476814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26976394A Expired - Fee Related JP3035455B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 制振装置用油圧アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3035455B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3903596B2 (ja) * | 1998-06-08 | 2007-04-11 | 鹿島建設株式会社 | 振動エネルギー変換・供給型橋梁制振構造物 |
| DE10250207A1 (de) * | 2002-10-28 | 2004-05-13 | Bosch Rexroth Ag | Dämpfungsvorrichtung |
| CN115976939A (zh) * | 2023-01-19 | 2023-04-18 | 同济大学 | 一种可移动桥梁用涡激共振车载主动控制装置 |
-
1994
- 1994-11-02 JP JP26976394A patent/JP3035455B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08128499A (ja) | 1996-05-21 |
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