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JP3040975B2 - 縦形レンチ - Google Patents
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JP3040975B2 - 縦形レンチ - Google Patents

縦形レンチ

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JP3040975B2
JP3040975B2 JP10113361A JP11336198A JP3040975B2 JP 3040975 B2 JP3040975 B2 JP 3040975B2 JP 10113361 A JP10113361 A JP 10113361A JP 11336198 A JP11336198 A JP 11336198A JP 3040975 B2 JP3040975 B2 JP 3040975B2
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、握柄の長手方向に
開口部を持つパイプなどを回す工具として使用される縦
形レンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えば実公昭50−37112号に
示すような縦形レンチが普及しているが、この縦形レン
チは一般に次のような構成である。
【0003】例えば図5に示すように、長い握柄部21の
先端部をやや側方へ屈曲させ、この先端部にパイプなど
の被駆動部材22を挾持する一対のあご部23A,23Bから
なる挾持部23を設け、この挾持部23のあご部23A,23B
間に前記被駆動部材22を導入する開口部24を握柄部21の
長さ方向に設けた構成としている。
【0004】具体的には、握柄部21の先端に袋状であっ
て側方へ突出状態にヨーク25を弾性体に抗して回動自在
に枢着し、このヨーク25の外面より露出状態にウォーム
26を回転自在に設け、このウォーム26と歯合するラック
歯27を設けた移動体28をヨーク25内に移動自在に設け、
この移動体28に略直角に一方のあご部23Aを一体に突設
し、他方のあご部23Bはこの一方のあご部23Aと対向状
態に握柄部21の先端に設け、ウォーム26の回動操作によ
って移動体28を移動させ一方のあご部23Aを他方のあご
部23Bに対して移動自在に設けてあご部23A,23B間の
対向間隔を調整自在に構成すると共に、ヨーク25の回動
移動よって一方のあご部23Aを回動移動自在に構成して
いる。
【0005】従って、くわえ込むパイプやナットなどの
被駆動部材22の外径に応じてウォーム26を回動操作して
挾持部23のあご部23A,23Bの対向間隔を調整でき、握
柄部21の押動による締付回動後、例えば挾持部23から被
駆動部材22を外す場合には、ヨーク25を弾性体11に抗し
て握柄部21の基端側へ回動させ一方のあご部23Aを他方
のあご部23Bに対して開き方向に回動する(リフトアッ
プする)ことで簡単に外すことができる構成としてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
縦形レンチは前述のように単に握柄部21の先端部に側方
へ突出状態に設けた袋状のヨーク25に、ウォーム26とラ
ック歯27との係合によって一方のあご部23Aを設けた移
動体28を移動自在に設けた構成であるため、例えばあご
部23A,23B間の対向間隔を狭くするため移動体28を移
動させると、移動体28の基端部28Aが握柄部21の先端部
側面に突き当たってしまう。しかも、移動体28の基端部2
8Aがこのように握柄部21の先端部側面に突き当たった
場合、若しくはかなり接近した場合には、ヨーク25が開
き回動不能(リフトアップ不能)となる。
【0007】従って、実際にはリフトアップ機能を失わ
せないため、移動体28の基端部28Aが突き当たるまで移
動させることはできないから、あご部23A,23B間の間
隔をあまり狭くできない。つまり回せるパイプサイズの
範囲は狭い。
【0008】即ち、握柄部21と移動体28(あご部23A)
とが同一平面上に構成されているため、小径パイプ22を
回すためにあご部23Aを開口部24を閉じる方向に移動す
ると、あご部23Aを設けた移動体28はその基端部28Aが
握柄部21に突き当たってしまう構成であり、また、たと
え突き当たる直前であっても前記ヨーク25が回動不能と
なりヨーク25のリフトアップ機能を失ってしまうので、
実際には移動体28の基端部28Aがヨーク25を回動しても
何ら干渉しない位置までしか移動できず、これによりあ
まり小さいパイプに対しては適用できない問題があっ
た。
【0009】一方、逆に大径のパイプ22を回すためには
あご部23Aを大きく開き方向に移動させれば良いが、こ
のように大径のパイプ22に対応するには従来の構成では
ヨーク25の突出長をそれだけ十分な長さとしなければな
らない。
【0010】そのため、中径のパイプ22や小径のパイプ
22を挾持させる際に、一方のあご部23Aを閉じ方向に移
動させると、このあご部23Aの外側にヨーク25の先端部
25Aが大きく出っ張った状態となり、狭い空間での操作
性、便利性を損なうし、重量増にもなる。
【0011】そのため、従来このヨーク25の突出長に制
限を設けるためにあご部23Aの開き方向の移動量も大き
くとれない。
【0012】以上のことから、従来の縦形レンチはパイ
プ径に対応させるための挾持部23のあご部23A,23B間
の対向間隔調整範囲が大きくとれず、使用範囲が狭いと
いう問題があった。
【0013】本発明はこのような問題点を見い出し、こ
れを簡易な構成で解決し、大きな径の被駆動部材に適用
できると共に、小さな径の被駆動部材を挾持する場合に
は従来例のようにヨークの先端部があご部より外側へ大
きく出っ張らず、しかも、小さな径にも適用でき、ヨー
クの回動機能(リフトアップ機能)も失わず、あご部間
の対向間隔の調整範囲が拡大でき使用範囲が拡大できる
画期的な縦形レンチを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0015】握柄部1の先端部にパイプやナットなどの
被駆動部材2を挾持する一対のあご部3A,3Bからな
る挾持部3を設け、この挾持部3のあご部3A,3B間
に前記被駆動部材2を導入する開口部4を前記握柄部1
の長さ方向に設けた縦形レンチであって、前記握柄部1
の首部に、ヨーク5の回動部5Aを枢着ピン12で軸着
し、前記回動部5Aとは反対側の突き当て平坦部5Bを
前記握柄部1のわん曲部14に設けた溝部15に挿入して前
記ヨーク5を前記枢着ピン12を中心として回動自在に取
り付け、このヨーク5に設けたウォーム6に歯合するラ
ック歯7を有する略L形の移動体8を、前記ヨーク5内
に設けた案内孔16に沿って移動自在に嵌挿し、この移動
体8の先端側に前記一方のあご部3Aを形成し、前記ウ
ォーム6の回転操作により前記移動体8を移動させて、
前記挾持部3のあご部3A,3Bの対向間隔を調整自在
に構成するとともに、前記ヨーク5の回動移動によって
前記あご部3Aを一方のあご部3Bに対して回動移動自
在に構成し、前記ヨーク5の回動移動と前記移動体8の
前後移動を可能ならしめ、基端部8Aが前記握柄部1に
突き当たらないような回動移動を確保する空間として回
動ガイド9を前記握柄部1のわん曲首部14に凹設し
この回動ガイド部9は、前記ヨーク5から突出した前記
移動体8の基端部8Aの更なる突出移動を可能とする移
動用凹部9Aを握柄部1の先端部外面に設け、この移動
用凹部9Aの前記ヨーク5の回動方向幅を広く設定した
構成としたことを特徴とする縦形レンチに係るものであ
る。
【0016】また、前記ヨーク5が回動移動した際に前
記握柄部1に突き当たり過回動を阻止するストッパーと
して機能する指掛け部10を前記ヨーク5に突設したこと
を特徴とする請求項1記載の縦形レンチに係るものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】最良と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0018】例えば小径パイプなどの外径の小さな被駆
動部材2を回す場合に、ウォーム6を回動操作してヨー
ク5に沿って一方のあご部3Aを設けた移動体8を移動
させても、移動体8の基端部8Aは握柄部1には突き当
たらず、しかもリフトアップ操作のため、弾性体11に抗
してヨーク5を回動させても握柄部1に設けた回動ガイ
ド部9によって移動体8の基端部8Aは握柄部1に突き
当たらず、この握柄部1に干渉せずにヨーク5と共に回
動移動できる。
【0019】従って移動体8をヨーク5に沿って移動さ
せてもリフトアップ機能を損なわない(ヨーク5が回動
不能とはならない)構成のため、従来例に比してあご部
3A,3Bの対向間隔を狭くできる。従って、使用範囲
の小径側を拡大できる。一方、ヨーク5の先端からウォ
ーム6の回動によって移動体8が突出して、あご部3
A,3Bの対向間隔を広く調整できるように構成すれ
ば、ヨーク5の突出長を従来例のように長く設計しなく
ても移動体8をヨーク5から突出させることで対向間隔
を広く調整できる。従って、移動体8を基端方向へ移動
してあご部3A,3Bの対向間隔を狭くして使用する際
にはこのヨーク5より突出していた移動体8がヨーク5
内へ没するように後退するから、従来例のようにあご部
3A,3Bの対向間隔を狭くして使用している場合に挾
持部3の外側にヨーク5が大きく出っ張ることがない。
【0020】即ち、本発明はヨーク5自体の突出長を従
来例のように長くしなくてもあご部3A,3Bの対向間
隔を広く調整でき、従ってあご部3A,3Bを対向間隔
を狭くしてもヨーク5があご部3Aの外側に出っ張り部
分が生じないように構成でき、壁面近くでの作業性を損
なわず便利性が向上する。
【0021】以上のように本発明は、あご部3A,3B
の対向間隔の調整範囲を広く設定でき、リフトアップ機
能にも支障がなく、しかも従来例のような出張り部分の
問題もほとんど生じなく、大径パイプから小径パイプま
での使用範囲が従来例より容易に拡大設計できる構成と
なり、作業性にも秀れた縦形レンチとなる。
【0022】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0023】長い握柄部1の先端部をやや側方へ屈曲さ
せ、この先端部にパイプなどの被駆動部材2を挾持する
一対のあご部3A,3Bからなる挾持部3を設け、この
挾持部3のあご部3A,3B間に前記被駆動部材2を導
入する開口部4を握柄部1の長さ方向に設けた構成とし
ている。
【0024】具体的には、握柄部1の先端首部13にヨー
ク5の回動部5Aを枢着ピンで12で軸着し、前記回動部
5Aとは反対側の突き当て平坦部5Bを前記握柄部1の
わん曲部14に設けた溝部15に挿入して、握柄部1の側方
へ突出状態にヨーク5を弾性体11に抗して枢着ピン12を
中心として回動自在に枢着し、このヨーク5の外面より
露出状態にウォーム6を回転自在に設け、このウォーム
6と歯合するラック歯7を側縁に設けた所定長さの杆状
の移動体8をヨーク5内側の案内孔16(スライドガイド
部)に沿って移動自在に設け、この移動体8に略直角に
一方のあご部3Aを一体に突設し、他方のあご部3Bは
この一方のあご部3Aと対向状態に握柄部1の先端に設
け、ウォーム6の回動操作によって移動体8を移動させ
一方のあご部3Aを他方のあご部3Bに対して移動自在
に設けてあご部3A,3B間の対向間隔を調整自在に構
成すると共に、ヨーク5の回動移動によって一方のあご
部3Aを他方のあご部3Bに対して回動移動自在に構成
している。
【0025】従って、くわえ込むパイプやナットなどの
被駆動部材2の外径に応じてウォーム6を回動操作して
挾持部3のあご部3A,3Bの対向間隔を調整でき、握
柄部1の押動による締付回動後、例えば挾持部3から被
駆動部材2を外す場合には、ヨーク5を弾性体11に抗し
て握柄部1の基端側へ回動させ一方のあご部3Aを他方
のあご部3Bに対して開き方向に回動する(リフトアッ
プする)ことで簡単に外すことができる構成としてい
る。
【0026】本実施例は、このヨーク5の回動移動を前
記移動体8の基端部8Aが阻止しないように、この移動
体8の基端部8Aが前記握柄部7に突き当たらずに前記
ヨーク5部の回動移動を可能とする回動ガイド部9を前
記握柄部1の先端部に設けている。
【0027】即ち本実施例では、ヨーク5を従来例のよ
うな長管状ではなく略正方形状に構成し、従来例に比し
て握柄部1の先端部から側方への突出長を短くし、この
ヨーク5の内側スライドガイド部に沿って移動自在に設
ける所定長さの杆状の移動体8をこのヨーク5に対して
先端部,基端部ともに通過突出進退移動自在に構成して
いる。そしてこのヨーク5から移動体8の基端部8Aが
突出した状態において、前記ヨーク5を回動移動しても
これに伴って回動移動する前記移動体8の基端部8Aが
握柄部1に突き当たらずヨーク5の回動移動が可能とな
る回動ガイド部9を前記握柄部1のわん曲部に設けてい
る。
【0028】更に本実施例においては、前記ヨーク5か
ら突出した前記移動体8の基端部8Aが握柄部1の側面
に突き当たらずウォーム部6の回動操作によって更なる
突出移動を可能とする移動用凹部9Aを握柄部9のわん
曲部外面に設け、この移動用凹部9Aの前記ヨーク5の
回動方向幅を広く設定して前記回動ガイド部9としてい
る。
【0029】また、前記移動体8の前記ヨーク5から突
出する先端部に略直角に前記一方のあご部3Aを一体突
設し、このあご部3Aを含めた移動体8をL形杆状に構
成し、ヨーク5の先端から移動体8が通過突出する構成
とすると共に、逆に移動体8を後退移動させればヨーク
5内側に移動体8の突出していた部分が没して行くよう
に構成している。
【0030】従って、図1のように例えば小径パイプな
どの外径の小さな被駆動部材2を回す場合に、ウォーム
6を回転操作してヨーク5に沿って一方のあご部3Aを
設けた移動体8を移動させても、移動体8の基端部8A
は握柄部1には突き当たらず、握柄部1の先端部外面の
移動用凹部9Aに位置し、しかもリフトアップ操作のた
め、弾性体11に抗してヨーク5を回動させてもこのガイ
ド凹部9Aを幅広とした回動ガイド部9によって移動体
8の基端部8Aは握柄部1に突き当たらず、この握柄部
1に干渉せずにヨーク5と共に回動移動できる。
【0031】即ち、本実施例では移動体8を移動してあ
ご部3A,3Bの対向間隔を十分に狭めても前記回動ガ
イド部9として設けた移動用凹部9Aに向かって後退し
て行き、図1に示すように握柄部1を越えて外側に通り
抜けることができ、しかも、この状態でヨーク5を回動
してもこの移動用凹部9A幅を広くとっているので、ヨ
ーク5もヨーク5と共に回動するこの移動体8の基端部
8Aも握柄部1に干渉しない。
【0032】従って移動体8をヨーク5に沿って移動さ
せてもリフトアップ機能を損なわない(ヨーク5が回動
不能とはならない)構成のため、従来例に比してあご部
3A,3Bの対向間隔を十分に狭くできる。従って、使
用範囲の小径側をかなり拡大できる。
【0033】一方、ヨーク5の先端からウォーム6の回
動によって移動体8が突出して、あご部3A,3Bの対
向間隔を広く調整できるように構成しているから、ヨー
ク5の突出長を従来例のように長く設計しなくても移動
体8をヨーク5から突出させることで対向間隔を広く調
整できる。従って、移動体8を基端方向へ後退移動して
あご部3A,3Bの対向間隔を狭くして使用する際には
このヨーク5より突出していた移動体8がヨーク5内へ
没するように後退するから、従来例のようにあご部3
A,3Bの対向間隔を狭くして使用している場合に挾持
部3の外側にヨーク5が大きく出っ張ることがない。
【0034】即ち、ヨーク5自体の突出長を従来例のよ
うに長くしなくてもあご部3A,3Bの対向間隔を広く
調整でき、従ってあご部3A,3Bを対向間隔を狭くし
てもヨーク5があご部3Aの外側に出っ張り部分が生じ
ず、壁面近くでの作業性を損なわず便利性が向上する。
【0035】以上のように本実施例では、あご部3A,
3Bの対向間隔の調整範囲を広く設定でき、リフトアッ
プ機能にも支障がなく、しかも従来例のような出張り部
分の問題も生じなく、大径パイプから小径パイプまでの
使用範囲が従来例より拡大し、作業性にも秀れた縦形レ
ンチとなる。
【0036】例えば移動体8のラック歯7を有する部分
の長さを、市場では450サイズと称される従来例に説
明した構成の従来品の握柄部21とヨーク25とを組み合わ
せたヨーク25の突出長と同じ長さに設定した場合、この
従来品では、最小使用口開き(あご部23A,23Bの対向
間隔)が32ミリ、最大口開きが70ミリで有効移動差
(調整範囲)は38ミリであるが、これに対して本実施
品では、最小使用口開き(あご部3A,3Bの対向間
隔)が20ミリ、最大口開き83ミリで有効移動差(調
整範囲)は63ミリとなり、口開き寸法が65%増とな
りワイド化が容易に達成できる。
【0037】また、従来品では口開きを大きくするに
は、ヨーク25の突出長を長くしなければならないために
ウォーム26の位置も握柄部21から遠くなってしまうが、
本実施例においては前述のような構成のため、ヨーク5
は最大開き寸法(あご部3A,3Bの対向間隔)に関係
なく形状を決定できるため、本実施例では略正方形状と
し、ウォーム6の位置は可能な限り、握柄部1に近づけ
ることができた。
【0038】従って、作業者が握柄部1をつかんだ指で
ウォーム6を回転操作できる。
【0039】また、前記ヨーク5が回動移動した際に前
記握柄部1に突き当たり過回動を阻止するストッパーと
して機能する指掛け部10を前記ヨーク5の握柄部1基端
側に突設している。
【0040】従って、ヨーク5を回動するリフトアップ
操作も握柄部1を握っている手の指先で行え、ウォーム
6とこのヨーク5の操作が双方とも握ったままでき、極
めて作業性に秀れる。
【0041】また、この指掛け部10はヨーク5のストッ
パーとしても機能し、過回動を阻止し、弾性体11(実施
例ではコイルバネ)の過圧縮による破損を防ぎ耐久性も
向上する。
【0042】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、小
さな径の被駆動部材を挾持する場合に一方のあご部を開
口部を閉じる方向に移動させても、移動体の基端部は握
柄部に突き当たらず、しかも握柄部に干渉せずにヨーク
と共にリフトアップ回動可能なため、従来例に比してあ
ご部の対向間隔を狭くでき、使用範囲が拡大する画期的
な縦形レンチとなる。
【0043】即ち、本発明は、前記作用・効果を確実に
発揮すると共にヨークの突出長を従来例のように長く設
計しなくても移動体をヨークから突出させることで対向
間隔を広く調整でき、しかも従来例のような出張り部分
の問題もほとんど生じなく、大径パイプから小径パイプ
までの使用範囲が従来例より容易に拡大設計できる構成
となり、作業性にも秀れ、また、極めて簡易な構成によ
って本発明の目的を達成し得る極めて画期的な縦形レン
チとなる。
【0044】また、請求項記載の発明においては、更
にヨークを回動するリフトアップ操作も握柄部を握って
いる手の指先で行え、極めて作業性に秀れる。
【0045】また、この指掛け部はヨークのストッパー
としても機能し、過回動を阻止し、弾性体(実施例では
コイルバネ)の過圧縮による破損を防ぎ耐久性も向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の要部の小径パイプを挾持した状態で
の説明平面図である。
【図2】本実施例の要部の大径パイプを挾持した状態で
の説明平面図である。
【図3】本実施例の説明側面図である。
【図4】本実施例の要部の拡大説明斜視図である。
【図5】従来例の要部の説明平面図である。
【符号の説明】
1 握柄部 2 被駆動部材 3 挾持部 3A あご部 3B あご部 4 開口部 5 ヨーク5A 回動部 5B 平坦部 6 ウォーム 7 ラック歯 8 移動体 8A 基端部 9 回動ガイド部 9A 移動用凹部 10 指掛け部12 枢着ピン 14 わん曲部(わん曲首部) 15 溝部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握柄部の先端部にパイプやナットなどの
    被駆動部材を挾持する一対のあご部からなる挾持部を設
    け、この挾持部のあご部間に前記被駆動部材を導入する
    開口部を前記握柄部の長さ方向に設けた縦形レンチであ
    って、前記握柄部の首部に、ヨークの回動部を枢着ピン
    でで軸着し、前記回動部とは反対側の突き当て平坦部を
    前記握柄部のわん曲部に設けた溝部に挿入して前記ヨー
    クを前記枢着ピンを中心として回動自在に取り付け、こ
    のヨークに設けたウォームに歯合するラック歯を有する
    略L形の移動体を、前記ヨーク内に設けた案内孔に沿っ
    て移動自在に嵌挿し、この移動体の先端側に前記一方の
    あご部を形成し、前記ウォームの回転操作により前記移
    動体を移動させて、前記挾持部のあご部の対向間隔を調
    整自在に構成するとともに、前記ヨークの回動移動によ
    って前記あご部を一方のあご部に対して回動移動自在に
    構成し、前記ヨークの回動移動と前記移動体の前後移動
    を可能ならしめ、基端部が前記握柄部に突き当たらない
    ような回動移動を確保する空間として回動ガイドを前
    記握柄部のわん曲首部に凹設し、この回動ガイド部は、
    前記ヨークから突出した前記移動体の基端部の更なる突
    出移動を可能とする移動用凹部を握柄部の先端部外面に
    設け、この移動用凹部の前記ヨークの回動方向幅を広く
    設定した構成としたことを特徴とする縦形レンチ。
  2. 【請求項2】 前記ヨークが回動移動した際に前記握柄
    部に突き当たり過回動を阻止するストッパーとして機能
    する指掛け部を前記ヨークに突設したことを特徴とする
    請求項1記載の縦形レンチ。
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