JP3045009B2 - 珪素鋼帯 - Google Patents
珪素鋼帯Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続気体浸珪法により
製造される珪素鋼帯に関する。
製造される珪素鋼帯に関する。
【従来の技術】Si含有量が4wt%以上の高珪素鋼帯
を工業的に製造する方法として、特開昭62−2270
78号等に示されるような気体浸珪法による製造法が知
られている。この製造法はSi:4wt%未満の薄鋼帯
をSiCl4を含む雰囲気の浸珪処理炉に連続的に通板
させて鋼帯にSiを浸透させ、次いでSiを板厚方向に
拡散させる拡散熱処理を施すことにより、コイル状の高
珪素鋼帯を連続的に製造する方法である。この製造法に
よれば、優れた磁気特性を有する所謂6.5%Si鋼帯
を製造することが可能であるが、一方で、鋼帯がSi量
の増加とともに脆くなるため、連続処理ライン内での通
板中に鋼帯の破断やエッジ割れが生じ易いという問題が
ある。
を工業的に製造する方法として、特開昭62−2270
78号等に示されるような気体浸珪法による製造法が知
られている。この製造法はSi:4wt%未満の薄鋼帯
をSiCl4を含む雰囲気の浸珪処理炉に連続的に通板
させて鋼帯にSiを浸透させ、次いでSiを板厚方向に
拡散させる拡散熱処理を施すことにより、コイル状の高
珪素鋼帯を連続的に製造する方法である。この製造法に
よれば、優れた磁気特性を有する所謂6.5%Si鋼帯
を製造することが可能であるが、一方で、鋼帯がSi量
の増加とともに脆くなるため、連続処理ライン内での通
板中に鋼帯の破断やエッジ割れが生じ易いという問題が
ある。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】Si量が5wt%以上
の珪素鋼帯は非常に脆く、特にSi量が6.3wt%を
超える鋼帯を連続処理ライン内で通板させる場合、鋼帯
に僅かの曲げやねじれが加わっただけでエッジ部からク
ラック(エッジ割れ)が進行し、簡単に破断してしま
う。鋼帯に曲げやねじれを生じさせないようにするに
は、ラインのステアリングロールやブライドルロール
のロール径を極力大きくする、炉内での鋼帯の蛇行を
防止して鋼帯に曲げやねじれを生じる機会を少なくする
という観点から、連続処理炉の炉長を短くする、等の対
策が考えられるが、については、ロールの大径化には
設備上の限界があるだけでなく、ロール径を大きくして
も鋼帯にねじれが生じた場合は板破断に至ってしまう。
また、ロールの大径化は設備コストの面からも好ましく
ない。また、については、所望の浸珪量を確保するた
めにライン速度を小さくする必要があるため、生産性が
低下するという大きな不利がある。
の珪素鋼帯は非常に脆く、特にSi量が6.3wt%を
超える鋼帯を連続処理ライン内で通板させる場合、鋼帯
に僅かの曲げやねじれが加わっただけでエッジ部からク
ラック(エッジ割れ)が進行し、簡単に破断してしま
う。鋼帯に曲げやねじれを生じさせないようにするに
は、ラインのステアリングロールやブライドルロール
のロール径を極力大きくする、炉内での鋼帯の蛇行を
防止して鋼帯に曲げやねじれを生じる機会を少なくする
という観点から、連続処理炉の炉長を短くする、等の対
策が考えられるが、については、ロールの大径化には
設備上の限界があるだけでなく、ロール径を大きくして
も鋼帯にねじれが生じた場合は板破断に至ってしまう。
また、ロールの大径化は設備コストの面からも好ましく
ない。また、については、所望の浸珪量を確保するた
めにライン速度を小さくする必要があるため、生産性が
低下するという大きな不利がある。
【0003】また、連続ラインにおける鋼帯の浸珪処理
では、鋼帯エッジ部の拘束力が鋼帯中央部に較べて小さ
いため、浸珪反応時の鋼帯の収縮で板反りが生じやす
く、図8に示すようにエッジ部がめくれ上がった板形状
不良を起こし易い。そして、このような板形状不良がS
i:6.3wt%以上の鋼帯に生じると、ロール部を通
板中の鋼帯にエッジ割れが生じてしまう。このように従
来の気体浸珪処理ラインで製造されている高珪素鋼帯は
通板中に破断やエッジ割れが生じやすく、このため連続
的に安定した製造が難しく、生産性も低いという大きな
問題があった。
では、鋼帯エッジ部の拘束力が鋼帯中央部に較べて小さ
いため、浸珪反応時の鋼帯の収縮で板反りが生じやす
く、図8に示すようにエッジ部がめくれ上がった板形状
不良を起こし易い。そして、このような板形状不良がS
i:6.3wt%以上の鋼帯に生じると、ロール部を通
板中の鋼帯にエッジ割れが生じてしまう。このように従
来の気体浸珪処理ラインで製造されている高珪素鋼帯は
通板中に破断やエッジ割れが生じやすく、このため連続
的に安定した製造が難しく、生産性も低いという大きな
問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
従来の問題に鑑み、気体浸珪法により製造される珪素鋼
帯について、製造の際の破断やエッジ割れを生じない構
成について検討を行った結果、製造される珪素鋼帯に板
幅方向でSi濃度分布をもたせること、具体的には板幅
方向中央部に較べエッジ部のSi含有量を低下させるこ
とにより、上述した問題を適切に回避できることを見い
出した。従来、気体浸珪法では板幅方向のSi濃度が均
一な高珪素鋼帯を得ることが当然の目標とされており、
例えば特開平5−9704号では、反応ガスの供給にス
リットノズルを用いることにより生じる板幅方向でのS
i濃度のバラツキを防止し、板幅方向のSi濃度をなる
べく均一化させるという観点から、スリットノズルへの
反応ガスの供給方法に関する提案がなされている。しか
し、本発明者らの検討によれば、板幅方向でSi濃度が
均一な高珪素鋼帯は上述のようなエッジ割れや板破断を
生じ易く、これに対し板幅方向中央部に較べエッジ部の
Si含有量を低下させた高珪素鋼帯はエッジ割れや破断
が生じにくいことが判った。本発明はこのような知見に
基づきなされたもので、その特徴とする構成は以下の通
りである。
従来の問題に鑑み、気体浸珪法により製造される珪素鋼
帯について、製造の際の破断やエッジ割れを生じない構
成について検討を行った結果、製造される珪素鋼帯に板
幅方向でSi濃度分布をもたせること、具体的には板幅
方向中央部に較べエッジ部のSi含有量を低下させるこ
とにより、上述した問題を適切に回避できることを見い
出した。従来、気体浸珪法では板幅方向のSi濃度が均
一な高珪素鋼帯を得ることが当然の目標とされており、
例えば特開平5−9704号では、反応ガスの供給にス
リットノズルを用いることにより生じる板幅方向でのS
i濃度のバラツキを防止し、板幅方向のSi濃度をなる
べく均一化させるという観点から、スリットノズルへの
反応ガスの供給方法に関する提案がなされている。しか
し、本発明者らの検討によれば、板幅方向でSi濃度が
均一な高珪素鋼帯は上述のようなエッジ割れや板破断を
生じ易く、これに対し板幅方向中央部に較べエッジ部の
Si含有量を低下させた高珪素鋼帯はエッジ割れや破断
が生じにくいことが判った。本発明はこのような知見に
基づきなされたもので、その特徴とする構成は以下の通
りである。
【0005】(1) 連続気体浸珪法により製造される
珪素鋼帯であって、板幅方向中央部におけるSi含有量
[%Si(C)](wt%)と板幅方向エッジ部における
Si含有量[%Si(E)](wt%)とが[%Si(C)]
>[%Si(E)]の関係を満足する珪素鋼帯。
珪素鋼帯であって、板幅方向中央部におけるSi含有量
[%Si(C)](wt%)と板幅方向エッジ部における
Si含有量[%Si(E)](wt%)とが[%Si(C)]
>[%Si(E)]の関係を満足する珪素鋼帯。
【0006】(2) 上記(1)の珪素鋼帯において、
[%Si(C)]:6.3〜8wt%、[%Si(E)]:
6.3wt%未満である珪素鋼帯。
[%Si(C)]:6.3〜8wt%、[%Si(E)]:
6.3wt%未満である珪素鋼帯。
【0007】
【作用】図9に珪素鋼板のSi含有量と機械的特性との
関係を示す。同図に示されるように珪素鋼板はSi含有
量の増加とともに伸びが減少し、Si:5wt%を超え
ると伸びはほとんど零となり非常に脆くなる。また、表
1は6.5%Si鋼板の板厚に応じた限界曲げ半径を示
すもので、6.5%Si鋼板は限界曲げ半径が非常に大
きいことが判る。このため6.5%Si鋼帯は、ライン
通板中に僅かな曲げやねじれが作用し、局所的に限界曲
げ半径以上の曲率で曲げられると簡単にクラックが生じ
てしまう。特に、エッジ部では曲げやねじれが生じ易い
ため、ほとんどの場合エッジ部からクラックが入り板破
断を起こす。したがって、板破断を防止するためにはエ
ッジ部でのクラック(エッジ割れ)の発生を防止する必
要がある。
関係を示す。同図に示されるように珪素鋼板はSi含有
量の増加とともに伸びが減少し、Si:5wt%を超え
ると伸びはほとんど零となり非常に脆くなる。また、表
1は6.5%Si鋼板の板厚に応じた限界曲げ半径を示
すもので、6.5%Si鋼板は限界曲げ半径が非常に大
きいことが判る。このため6.5%Si鋼帯は、ライン
通板中に僅かな曲げやねじれが作用し、局所的に限界曲
げ半径以上の曲率で曲げられると簡単にクラックが生じ
てしまう。特に、エッジ部では曲げやねじれが生じ易い
ため、ほとんどの場合エッジ部からクラックが入り板破
断を起こす。したがって、板破断を防止するためにはエ
ッジ部でのクラック(エッジ割れ)の発生を防止する必
要がある。
【0008】本発明では、珪素鋼帯の板幅方向エッジ部
におけるSi含有量[%Si(E)]を板幅方向中央部に
おけるSi含有量[%Si(C)]よりも低くすることに
より、エッジ部でのクラックの発生が防止され、この結
果、通板中の板破断が防止される。図1は、本発明の珪
素鋼帯の板幅方向におけるSi濃度分布のパターンを示
している。板幅方向のSi濃度分布は、同図(a)のよ
うな滑らかな山状の分布、或いは同図(b)のような急
俊な分布のいずれでもよいが、製品の歩留りを考慮する
と(b)に示すような分布とする方が好ましい。本発明
では珪素鋼帯のSi含有量は特に限定しないが、珪素鋼
帯はSi量が5wt%以上になるとクラックが生じ易く
なるため、本発明はSi量が5wt%以上の珪素鋼帯に
特に有効である。
におけるSi含有量[%Si(E)]を板幅方向中央部に
おけるSi含有量[%Si(C)]よりも低くすることに
より、エッジ部でのクラックの発生が防止され、この結
果、通板中の板破断が防止される。図1は、本発明の珪
素鋼帯の板幅方向におけるSi濃度分布のパターンを示
している。板幅方向のSi濃度分布は、同図(a)のよ
うな滑らかな山状の分布、或いは同図(b)のような急
俊な分布のいずれでもよいが、製品の歩留りを考慮する
と(b)に示すような分布とする方が好ましい。本発明
では珪素鋼帯のSi含有量は特に限定しないが、珪素鋼
帯はSi量が5wt%以上になるとクラックが生じ易く
なるため、本発明はSi量が5wt%以上の珪素鋼帯に
特に有効である。
【0009】板幅方向中央部よりもSi含有量を低くす
る上記板幅方向エッジ部の範囲は以下のような条件を満
たすことが好ましい。 鋼帯幅が300mm未満の場
合は、鋼帯の各エッジから板幅方向で鋼帯幅の15%以
上の部分を含む板幅方向エッジ部 鋼帯幅が300m
m以上の場合は、鋼帯の各エッジから板幅方向で50m
m以上の部分を含む板幅方向エッジ部Si含有量を低く
すべき板幅方向エッジ部の範囲が上記、で規定する
幅に満たないと、エッジ部でクラックが発生する頻度が
高くなり板破断を生じ易くなる。
る上記板幅方向エッジ部の範囲は以下のような条件を満
たすことが好ましい。 鋼帯幅が300mm未満の場
合は、鋼帯の各エッジから板幅方向で鋼帯幅の15%以
上の部分を含む板幅方向エッジ部 鋼帯幅が300m
m以上の場合は、鋼帯の各エッジから板幅方向で50m
m以上の部分を含む板幅方向エッジ部Si含有量を低く
すべき板幅方向エッジ部の範囲が上記、で規定する
幅に満たないと、エッジ部でクラックが発生する頻度が
高くなり板破断を生じ易くなる。
【0010】また、Si:6.3〜8wt%の高珪素鋼
帯(すなわち、板幅方向中央部のSi含有量[%Si
(C)]が6.3〜8wt%の高珪素鋼帯)の場合には、
板幅方向エッジ部のSi含有量[%Si(E)]を6.3
wt%未満とし、且つこのようにSi含有量を規制する
板幅方向エッジ部の範囲を上記,とすることが好ま
しい。先に述べたように珪素鋼帯はSi含有量が6.3
wt%以上になると極めて脆くなり、このため[%Si
(C)]>[%Si(E)]であっても、[%Si(E)]が
6.3wt%以上ではエッジ部にクラックを生じ易い。
帯(すなわち、板幅方向中央部のSi含有量[%Si
(C)]が6.3〜8wt%の高珪素鋼帯)の場合には、
板幅方向エッジ部のSi含有量[%Si(E)]を6.3
wt%未満とし、且つこのようにSi含有量を規制する
板幅方向エッジ部の範囲を上記,とすることが好ま
しい。先に述べたように珪素鋼帯はSi含有量が6.3
wt%以上になると極めて脆くなり、このため[%Si
(C)]>[%Si(E)]であっても、[%Si(E)]が
6.3wt%以上ではエッジ部にクラックを生じ易い。
【0011】次に、本発明の珪素鋼帯の製造法について
説明する。図2は気体浸珪法による高珪素鋼帯の連続製
造ラインの一例を示している。この製造ラインでは、ペ
イオフリール1から繰り出された素材鋼帯S(例えば、
3%Si鋼帯)はクリーニング設備2を経て、非酸化性
雰囲気の加熱帯3で浸珪処理温度またはその近傍温度ま
で加熱された後、浸珪処理帯4に導入される。浸珪処理
帯4内には図3に示すように炉長方向で間隔をおいて吹
付ノズル10が配置されており、これら吹付ノズル10
から反応ガスであるSiCl4を含む処理ガスが鋼帯S
の両面に吹き付けられ、SiCl4が鋼帯のFeと反応
することにより、鋼帯Sの表層にSiが富化される。次
いで鋼帯Sは拡散均熱帯5に導かれ、SiCl4を含ま
ない非酸化性雰囲気中でSiを板厚方向に拡散させる拡
散熱処理が施され、冷却帯6で冷却された後、絶縁皮膜
コータ7及びオーブン8で絶縁皮膜コーティングされ、
製品鋼帯(例えば、6.5%Si鋼帯)としてテンショ
ンリール9に巻取られる。浸珪処理帯4に配される吹付
ノズル10は、図4に示すようなスリット11を有する
スリットノズルにより構成され、このスリットノズルを
通板する鋼帯Sの板幅方向と平行に配置してある。
説明する。図2は気体浸珪法による高珪素鋼帯の連続製
造ラインの一例を示している。この製造ラインでは、ペ
イオフリール1から繰り出された素材鋼帯S(例えば、
3%Si鋼帯)はクリーニング設備2を経て、非酸化性
雰囲気の加熱帯3で浸珪処理温度またはその近傍温度ま
で加熱された後、浸珪処理帯4に導入される。浸珪処理
帯4内には図3に示すように炉長方向で間隔をおいて吹
付ノズル10が配置されており、これら吹付ノズル10
から反応ガスであるSiCl4を含む処理ガスが鋼帯S
の両面に吹き付けられ、SiCl4が鋼帯のFeと反応
することにより、鋼帯Sの表層にSiが富化される。次
いで鋼帯Sは拡散均熱帯5に導かれ、SiCl4を含ま
ない非酸化性雰囲気中でSiを板厚方向に拡散させる拡
散熱処理が施され、冷却帯6で冷却された後、絶縁皮膜
コータ7及びオーブン8で絶縁皮膜コーティングされ、
製品鋼帯(例えば、6.5%Si鋼帯)としてテンショ
ンリール9に巻取られる。浸珪処理帯4に配される吹付
ノズル10は、図4に示すようなスリット11を有する
スリットノズルにより構成され、このスリットノズルを
通板する鋼帯Sの板幅方向と平行に配置してある。
【0012】そして、本発明の珪素鋼帯は、例えば図1
(a)のSi濃度分布を有するものについては、吹付ノ
ズル10のスリット11の幅を板幅よりも小さくするこ
とにより製造することができる。また、図1(b)のS
i濃度分布を有するものについては、吹付ノズル10の
スリット11の幅を鋼帯幅よりもわずかに大きくし、こ
のスリット11の鋼帯板幅方向での位置を隣接するノズ
ル毎に交互にずらし、鋼帯に吹付けるガス流れを調整す
ることにより製造することができる。
(a)のSi濃度分布を有するものについては、吹付ノ
ズル10のスリット11の幅を板幅よりも小さくするこ
とにより製造することができる。また、図1(b)のS
i濃度分布を有するものについては、吹付ノズル10の
スリット11の幅を鋼帯幅よりもわずかに大きくし、こ
のスリット11の鋼帯板幅方向での位置を隣接するノズ
ル毎に交互にずらし、鋼帯に吹付けるガス流れを調整す
ることにより製造することができる。
【0013】
【表1】
【0014】
〔実施例1〕図2ないし図4に示す高珪素鋼帯の連続製
造ラインにおいて、板厚0.3mm、板幅400mm及
び600mmの3%Si鋼帯を素材として6.5%Si
鋼帯を製造した。この実施例では吹付ノズル10のノズ
ルスリット幅(図4参照)を鋼帯幅に対して1.1〜
1.3倍の範囲とするとともに、ノズルスリットの鋼帯
板幅方向での位置を隣接するノズル毎に交互にずらすこ
とで、板幅方向Si濃度分布が異なる6.5%珪素鋼帯
を製造し、クラックや板破断の発生状況を調べた。その
結果を表2に、また各高珪素鋼帯の板幅方向Si濃度分
布を図5(板幅:600mm)及び図6(板幅:400
mm)に示す。
造ラインにおいて、板厚0.3mm、板幅400mm及
び600mmの3%Si鋼帯を素材として6.5%Si
鋼帯を製造した。この実施例では吹付ノズル10のノズ
ルスリット幅(図4参照)を鋼帯幅に対して1.1〜
1.3倍の範囲とするとともに、ノズルスリットの鋼帯
板幅方向での位置を隣接するノズル毎に交互にずらすこ
とで、板幅方向Si濃度分布が異なる6.5%珪素鋼帯
を製造し、クラックや板破断の発生状況を調べた。その
結果を表2に、また各高珪素鋼帯の板幅方向Si濃度分
布を図5(板幅:600mm)及び図6(板幅:400
mm)に示す。
【0015】
【表2】
【0016】〔実施例2〕図2ないし図4に示す高珪素
鋼帯を連続ラインにおいて、板厚0.3mm、板幅28
0mmの3%Si鋼帯を素材として6.5%Si鋼帯を
製造した。この実施例では吹付ノズル10のノズルスリ
ット幅を鋼帯幅に対して1.0〜1.3倍の範囲とする
とともに、ノズルスリットの鋼帯板幅方向での位置を隣
接するノズル毎に交互にずらすことで、板幅方向Si濃
度分布が異なる6.5%珪素鋼帯を製造し、クラックや
板破断の発生状況を調べた。その結果を表3に、また各
高珪素鋼帯の板幅方向Si濃度分布を図7に示す。
鋼帯を連続ラインにおいて、板厚0.3mm、板幅28
0mmの3%Si鋼帯を素材として6.5%Si鋼帯を
製造した。この実施例では吹付ノズル10のノズルスリ
ット幅を鋼帯幅に対して1.0〜1.3倍の範囲とする
とともに、ノズルスリットの鋼帯板幅方向での位置を隣
接するノズル毎に交互にずらすことで、板幅方向Si濃
度分布が異なる6.5%珪素鋼帯を製造し、クラックや
板破断の発生状況を調べた。その結果を表3に、また各
高珪素鋼帯の板幅方向Si濃度分布を図7に示す。
【0017】
【表3】
【0018】
【発明の効果】以上述べたように本発明の珪素鋼帯は、
製造される際のエッジ割れや板破断の発生がなく、高い
生産性で安定した製造が可能である。
製造される際のエッジ割れや板破断の発生がなく、高い
生産性で安定した製造が可能である。
【図1】本発明の珪素鋼帯の板幅方向Si濃度分布パタ
ーンを示す図面
ーンを示す図面
【図2】気体浸珪法による高珪素鋼帯の連続製造ライン
を示す説明図
を示す説明図
【図3】図2に示す製造ラインの浸珪処理帯内における
吹付ノズルからのガス吹付状況を示す説明図
吹付ノズルからのガス吹付状況を示す説明図
【図4】図3の吹付ノズルを示す説明図
【図5】実施例1で得られた珪素鋼帯(板幅600m
m)の板幅方向Si濃度分布を示すグラフ
m)の板幅方向Si濃度分布を示すグラフ
【図6】実施例1で得られた珪素鋼帯(板幅400m
m)の板幅方向Si濃度分布を示すグラフ
m)の板幅方向Si濃度分布を示すグラフ
【図7】実施例2で得られた珪素鋼帯(板幅280m
m)の板幅方向Si濃度分布を示すグラフ
m)の板幅方向Si濃度分布を示すグラフ
【図8】従来の浸珪処理において生じていた板形状不良
を示す説明図
を示す説明図
【図9】珪素鋼板のSi含有量と機械的特性との関係を
示すグラフ
示すグラフ
1…ペイオフリール、2…クリーニング設備、3…加熱
帯、4…浸珪処理帯、5…拡散均熱帯、6…冷却帯、7
…絶縁皮膜コータ、8…オーブン、9…テンションリー
ル、10…吹付ノズル、11…スリット、S…鋼帯
帯、4…浸珪処理帯、5…拡散均熱帯、6…冷却帯、7
…絶縁皮膜コータ、8…オーブン、9…テンションリー
ル、10…吹付ノズル、11…スリット、S…鋼帯
フロントページの続き (72)発明者 和田 守弘 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 拜司 裕久 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 笠井 勝司 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 10/06 - 10/16 C23C 16/24,16/54
Claims (2)
- 【請求項1】 連続気体浸珪法により製造される珪素鋼
帯であって、板幅方向中央部におけるSi含有量[%S
i(C)](wt%)と板幅方向エッジ部におけるSi含
有量[%Si(E)](wt%)とが[%Si(C)]>[%
Si(E)]の関係を満足する珪素鋼帯。 - 【請求項2】 [%Si(C)]:6.3〜8wt%、
[%Si(E)]:6.3wt%未満である請求項1に記
載の珪素鋼帯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6164626A JP3045009B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 珪素鋼帯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6164626A JP3045009B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 珪素鋼帯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0813127A JPH0813127A (ja) | 1996-01-16 |
| JP3045009B2 true JP3045009B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=15796781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6164626A Expired - Fee Related JP3045009B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 珪素鋼帯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3045009B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014223641A (ja) * | 2013-05-16 | 2014-12-04 | 住友重機械工業株式会社 | プレス加工品の製造方法及びプレス加工用鋼板 |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP6164626A patent/JP3045009B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0813127A (ja) | 1996-01-16 |
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