JP3045653B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP3045653B2 JP3045653B2 JP7149566A JP14956695A JP3045653B2 JP 3045653 B2 JP3045653 B2 JP 3045653B2 JP 7149566 A JP7149566 A JP 7149566A JP 14956695 A JP14956695 A JP 14956695A JP 3045653 B2 JP3045653 B2 JP 3045653B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフクラブヘッドの
スコアラインに関するものであって、打球時において、
打球位置が打球面上でトウ側もしくはヒール側にずれて
打球した場合であっても、ボールの飛距離の低下を押さ
える効果を有するゴルフクラブヘッドに関する。
スコアラインに関するものであって、打球時において、
打球位置が打球面上でトウ側もしくはヒール側にずれて
打球した場合であっても、ボールの飛距離の低下を押さ
える効果を有するゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフにおいて、ボールの飛距離を左右
する重要な要素として、打球時にボールに付与されるバ
ックスピンの量が挙げられる。そのため従来より、スピ
ンの量をコントロールするさまざまな技術が開示されて
いる。たとえば、特開昭62−144674号には、シ
ョットブラストにより打球面の表面荒さを調節し、ボー
ルに対する摩擦係数を変化させたゴルフクラブのヘッド
が、開示されている。特公平4−21505号には、番
手の変化に伴って打球面の摩擦係数が変化するゴルフク
ラブセットの製造方法が開示されている。実公平4−2
677号には、打球面に設ける溝の断面形状を等脚台形
形状とし、該溝の対抗壁が打球面となす角度をゴルフク
ラブの番手ごとに変化させたアイアンゴルフクラブセッ
トが開示されている。特開昭51−59666号には、
フェイス面に刻設されたスコアラインの間隔をスイート
スポット付近において狭く、他の部分は広くしたことを
特徴とするゴルフクラブヘッドが開示されている。ま
た、特公平5−23154号には、打球面のトウよりの
領域とヒールよりの領域の摩擦係数が中間領域の摩擦係
数よりも大きくなるように打球面にショットブラスト処
理を施したことを特徴とするアイアンヘッドクラブが記
載されている。
する重要な要素として、打球時にボールに付与されるバ
ックスピンの量が挙げられる。そのため従来より、スピ
ンの量をコントロールするさまざまな技術が開示されて
いる。たとえば、特開昭62−144674号には、シ
ョットブラストにより打球面の表面荒さを調節し、ボー
ルに対する摩擦係数を変化させたゴルフクラブのヘッド
が、開示されている。特公平4−21505号には、番
手の変化に伴って打球面の摩擦係数が変化するゴルフク
ラブセットの製造方法が開示されている。実公平4−2
677号には、打球面に設ける溝の断面形状を等脚台形
形状とし、該溝の対抗壁が打球面となす角度をゴルフク
ラブの番手ごとに変化させたアイアンゴルフクラブセッ
トが開示されている。特開昭51−59666号には、
フェイス面に刻設されたスコアラインの間隔をスイート
スポット付近において狭く、他の部分は広くしたことを
特徴とするゴルフクラブヘッドが開示されている。ま
た、特公平5−23154号には、打球面のトウよりの
領域とヒールよりの領域の摩擦係数が中間領域の摩擦係
数よりも大きくなるように打球面にショットブラスト処
理を施したことを特徴とするアイアンヘッドクラブが記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来より開示されてき
た技術の多くは、上記先行技術に見られるように、ある
特定番手のゴルフクラブの打球面に対して、ある所定の
加工が施されているに過ぎず、同一打球面上において、
加工状態の変化する技術は希少であった。すなわち、実
公平4−2677号に記載されているゴルフクラブは、
打球面に設けられた溝の対向壁が打球面となす角度をゴ
ルフクラブの番手ごとに変化させているが、ある特定の
番手のゴルフクラブについてみると該角度は所定の角度
に限定されており、同一打球面内に設けられた溝の該角
度は変化することなく一定であり、摩擦係数も一定であ
る。
た技術の多くは、上記先行技術に見られるように、ある
特定番手のゴルフクラブの打球面に対して、ある所定の
加工が施されているに過ぎず、同一打球面上において、
加工状態の変化する技術は希少であった。すなわち、実
公平4−2677号に記載されているゴルフクラブは、
打球面に設けられた溝の対向壁が打球面となす角度をゴ
ルフクラブの番手ごとに変化させているが、ある特定の
番手のゴルフクラブについてみると該角度は所定の角度
に限定されており、同一打球面内に設けられた溝の該角
度は変化することなく一定であり、摩擦係数も一定であ
る。
【0004】上記他の先行技術のうち、特開昭62−1
44674号及び、特公平4−21505号に開示され
ている技術についても同様のことが言える。したがっ
て、これらのゴルフクラブを用いた場合、打球面の摩擦
係数は異なる番手間で相対的に変化し、ロングアイア
ン、ミドルアイアン、ショートアイアン等クラブの特性
に応じた弾道を得ることができた。しかし、同一のクラ
ブを用いる場合に打球面の中央部で打球する場合は、所
定の飛び出し角度とバックスピン量が得られるが、トウ
側領域で打球した場合は飛び出し角度が増加し、逆にヒ
ール側領域で打球した場合は飛び出し角度が減少する。
よって、同一のクラブであっても打球位置の違いによっ
て、飛び出し角度が変化してしまうが、バックスピン量
は常にほぼ一定であったため、飛距離の低下を招いた
り、方向性が安定しないなどの問題点があった。
44674号及び、特公平4−21505号に開示され
ている技術についても同様のことが言える。したがっ
て、これらのゴルフクラブを用いた場合、打球面の摩擦
係数は異なる番手間で相対的に変化し、ロングアイア
ン、ミドルアイアン、ショートアイアン等クラブの特性
に応じた弾道を得ることができた。しかし、同一のクラ
ブを用いる場合に打球面の中央部で打球する場合は、所
定の飛び出し角度とバックスピン量が得られるが、トウ
側領域で打球した場合は飛び出し角度が増加し、逆にヒ
ール側領域で打球した場合は飛び出し角度が減少する。
よって、同一のクラブであっても打球位置の違いによっ
て、飛び出し角度が変化してしまうが、バックスピン量
は常にほぼ一定であったため、飛距離の低下を招いた
り、方向性が安定しないなどの問題点があった。
【0005】それに対して、実開昭51−59666号
に記載されているゴルフクラブヘッドは、ある特定の番
手スイートスポット付近で打球した場合は、適正なバッ
クスピン量が得られるが、トウ側よりやヒール側よりで
打球した場合には適正なバックスピン量が得られず、飛
距離にばらつきが出ると言った問題点があった。
に記載されているゴルフクラブヘッドは、ある特定の番
手スイートスポット付近で打球した場合は、適正なバッ
クスピン量が得られるが、トウ側よりやヒール側よりで
打球した場合には適正なバックスピン量が得られず、飛
距離にばらつきが出ると言った問題点があった。
【0006】一方、特公平5−23154号に記載され
ているアイアンクラブヘッドは、打球面のトウよりの領
域とヒールよりの領域の摩擦係数が中間領域の摩擦係数
よりも大きくなるように打球面にショットブラスト処理
を施したことにより、打球面のスイートスポットから外
れた位置でヒットした場合であっても、方向性の良いボ
ール弾道を得ることが出来ると共に、飛距離を延ばすこ
とが出来る旨の記載がある。しかし、ショットブラスト
処理を施した程度では、ボールに与えるスピン量を変化
させることは困難であり、製造上も一定の境界の沿って
表面荒さを変化させることは困難で、複雑な工程を経な
ければならないと言う問題点があった。また、ショット
ブラスト処理を施した打球面は摩耗が早く、使用に伴っ
て摩擦係数が変化してしまうと言う問題点もあった。
ているアイアンクラブヘッドは、打球面のトウよりの領
域とヒールよりの領域の摩擦係数が中間領域の摩擦係数
よりも大きくなるように打球面にショットブラスト処理
を施したことにより、打球面のスイートスポットから外
れた位置でヒットした場合であっても、方向性の良いボ
ール弾道を得ることが出来ると共に、飛距離を延ばすこ
とが出来る旨の記載がある。しかし、ショットブラスト
処理を施した程度では、ボールに与えるスピン量を変化
させることは困難であり、製造上も一定の境界の沿って
表面荒さを変化させることは困難で、複雑な工程を経な
ければならないと言う問題点があった。また、ショット
ブラスト処理を施した打球面は摩耗が早く、使用に伴っ
て摩擦係数が変化してしまうと言う問題点もあった。
【0007】上記問題点に鑑み、本発明は、打球時に打
球位置がトウ側やヒール側に外れた場合、ボールに最適
なスピン量を与え、飛距離の低下を抑えて最適な弾道を
維持出来るゴルフクラブヘッドを提供することを目的と
する。
球位置がトウ側やヒール側に外れた場合、ボールに最適
なスピン量を与え、飛距離の低下を抑えて最適な弾道を
維持出来るゴルフクラブヘッドを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアイアンゴ
ルフクラブセットは、ゴルフクラブヘッドの打球面がト
ウ側領域、中央領域、ヒール側領域の3つの領域に分割
され、それぞれの領域で水平方向にそれぞれ平行に設け
られるスコアラインの本数がトウ側領域からヒール側領
域に移るに従って増加するゴルフクラブであって、打球
面の各領域に設けられたスコアライン間のピッチは、そ
れぞれトウ側領域では14mm〜20mm、中央領域で
は7mm〜14mm、ヒール側領域では4mm〜7mm
であることが最も望ましい。
ルフクラブセットは、ゴルフクラブヘッドの打球面がト
ウ側領域、中央領域、ヒール側領域の3つの領域に分割
され、それぞれの領域で水平方向にそれぞれ平行に設け
られるスコアラインの本数がトウ側領域からヒール側領
域に移るに従って増加するゴルフクラブであって、打球
面の各領域に設けられたスコアライン間のピッチは、そ
れぞれトウ側領域では14mm〜20mm、中央領域で
は7mm〜14mm、ヒール側領域では4mm〜7mm
であることが最も望ましい。
【0009】この場合、ゴルフクラブヘッドの打球面が
トウ側領域、中央領域、ヒール側領域の3つの領域に分
割され、ヒール側からトウ側へ向かって開く放射線状に
設けられるスコアラインの本数がトウ側領域からヒール
側領域に移るに従って増加する前記ゴルフクラブヘッド
において、打球面の各領域に設けられたスコアライン間
のピッチは、それぞれトウ側領域では14mm〜20m
m、中央領域では7mm〜14mm、ヒール側領域では
4mm〜7mmであることが最も望ましい。前記ゴルフ
クラブヘッドにおいて、打球面に設けられたスコアライ
ンの一部をドットに置き換えることも可能である。
トウ側領域、中央領域、ヒール側領域の3つの領域に分
割され、ヒール側からトウ側へ向かって開く放射線状に
設けられるスコアラインの本数がトウ側領域からヒール
側領域に移るに従って増加する前記ゴルフクラブヘッド
において、打球面の各領域に設けられたスコアライン間
のピッチは、それぞれトウ側領域では14mm〜20m
m、中央領域では7mm〜14mm、ヒール側領域では
4mm〜7mmであることが最も望ましい。前記ゴルフ
クラブヘッドにおいて、打球面に設けられたスコアライ
ンの一部をドットに置き換えることも可能である。
【0010】
【作用】本発明に係るゴルフクラブヘッドは、打球面中
央部付近で打球した場合、ロフト角に対応した所定の飛
び出し角度とバックスピンをボールに与えることが出来
る。また、打球面のトウ側で打球した場合、打球の衝撃
でヘッドが反飛球方向、即ちヘッドが所謂開く方向に回
転し、ロフト角が相対的に大きくなるため、ボールの飛
び出し角度が大きくなる。しかし、トウ側領域は中央領
域に比して、相対的にスコアラインが少なくなっている
ため、ボールに付与されるバックスピンの量が少なくな
り、弾道が高くなり過ぎるのを防止する。一方、打球面
のヒール側で打球した場合、打球の衝撃でヘッドが飛球
方向、即ちヘッドが所謂被る方向に回転し、ロフト角が
相対的に小さくなるため、ボールの飛び出し角度が小さ
くなる。しかし、ヒール側領域は中央領域に比して、相
対的にスコアラインが多くなっているため、ボールに付
与されるバックスピン量が多くなり、弾道が低くなり過
ぎるのを防止する。
央部付近で打球した場合、ロフト角に対応した所定の飛
び出し角度とバックスピンをボールに与えることが出来
る。また、打球面のトウ側で打球した場合、打球の衝撃
でヘッドが反飛球方向、即ちヘッドが所謂開く方向に回
転し、ロフト角が相対的に大きくなるため、ボールの飛
び出し角度が大きくなる。しかし、トウ側領域は中央領
域に比して、相対的にスコアラインが少なくなっている
ため、ボールに付与されるバックスピンの量が少なくな
り、弾道が高くなり過ぎるのを防止する。一方、打球面
のヒール側で打球した場合、打球の衝撃でヘッドが飛球
方向、即ちヘッドが所謂被る方向に回転し、ロフト角が
相対的に小さくなるため、ボールの飛び出し角度が小さ
くなる。しかし、ヒール側領域は中央領域に比して、相
対的にスコアラインが多くなっているため、ボールに付
与されるバックスピン量が多くなり、弾道が低くなり過
ぎるのを防止する。
【0011】一般に、スコアラインの間隔を密にすれば
バックスピン量は増加し、逆に、スコアラインの間隔を
粗にすればバックスピン量は減少する。本発明に係るゴ
ルフクラブヘッドのスコアライン間のピッチは、トウ側
領域では14mm〜20mm、中央領域では7mm〜1
4mm、ヒール側領域では4mm〜7mmとすることに
よって、ボールの打球位置の違いによるロフト角の増減
に伴うボールの飛び出し角の増減を適当に相殺するバッ
クスピン量を付与することができ、飛距離のばらつきも
小さく押さえることができる。
バックスピン量は増加し、逆に、スコアラインの間隔を
粗にすればバックスピン量は減少する。本発明に係るゴ
ルフクラブヘッドのスコアライン間のピッチは、トウ側
領域では14mm〜20mm、中央領域では7mm〜1
4mm、ヒール側領域では4mm〜7mmとすることに
よって、ボールの打球位置の違いによるロフト角の増減
に伴うボールの飛び出し角の増減を適当に相殺するバッ
クスピン量を付与することができ、飛距離のばらつきも
小さく押さえることができる。
【0012】本発明に係るゴルフクラブヘッドのスコア
ラインが、ヒール側からトウ側へ向かって開く放射線状
に設けられたことにより、該スコアラインが平行に設け
られた場合に比較して、各領域境界付近でのスコアライ
ンのピッチの差を小さくすることができ、境界部分で打
球されたときのバックスピン量の変化量を小さくするこ
とができる。
ラインが、ヒール側からトウ側へ向かって開く放射線状
に設けられたことにより、該スコアラインが平行に設け
られた場合に比較して、各領域境界付近でのスコアライ
ンのピッチの差を小さくすることができ、境界部分で打
球されたときのバックスピン量の変化量を小さくするこ
とができる。
【0013】
【実施例】本発明に係るゴルフクラブヘッドの好適な実
施例の一つを図面等を用いて説明する。第1図乃至第4
図は、本発明に係るゴルフクラブヘッドの打球面1の正
面図であって、第1図はスコアライン2がそれぞれ平行
に設けられたもの、第2図はスコアライン2が放射線状
に設けられたもの、第3図はスコアライン2が途中で切
れる線分からなるように設けられたもの、第4図はスコ
アライン2の一部がドット3に置き換わったのもであ
る。
施例の一つを図面等を用いて説明する。第1図乃至第4
図は、本発明に係るゴルフクラブヘッドの打球面1の正
面図であって、第1図はスコアライン2がそれぞれ平行
に設けられたもの、第2図はスコアライン2が放射線状
に設けられたもの、第3図はスコアライン2が途中で切
れる線分からなるように設けられたもの、第4図はスコ
アライン2の一部がドット3に置き換わったのもであ
る。
【0014】本発明に係るゴルフクラブヘッドは、ステ
ンレス、チタン、アルミニウム等の金属材料やカーボン
繊維強化プラスチックス、ABS等の合成樹脂や熱可塑
性合成樹脂に強化用繊維を混練した材料、または天然木
材等公知の材料若しくはこれらの材料素材を組み合わせ
て形成されるアイアンクラブヘッドA、又はウッドクラ
ブヘッドBである。クラブヘッド本体の形状は特に限定
されるものではなく、従来から用いられている形状でも
良いし、適宜変更、改良を加えられた形状でも良い。
ンレス、チタン、アルミニウム等の金属材料やカーボン
繊維強化プラスチックス、ABS等の合成樹脂や熱可塑
性合成樹脂に強化用繊維を混練した材料、または天然木
材等公知の材料若しくはこれらの材料素材を組み合わせ
て形成されるアイアンクラブヘッドA、又はウッドクラ
ブヘッドBである。クラブヘッド本体の形状は特に限定
されるものではなく、従来から用いられている形状でも
良いし、適宜変更、改良を加えられた形状でも良い。
【0015】本発明に係るゴルフクラブヘッドは特に打
球面1に設けられたスコアライン2の形態に特徴を有す
るものである。即ち、第1図に示すように、ゴルフクラ
ブヘッドの打球面がトウ側領域X、中央領域Y、ヒール
側領域Zの3つの領域に分割され、それぞれの領域でほ
ぼ水平方向に設けられるスコアライン2の本数がトウ側
領域Xからヒール側領域Zに移るに従って増加すること
を特徴とするゴルフクラブヘッドである。本実施例にお
いて、各領域におけるスコアライン2の本数はトウ側領
域Xで2本、中央領域Yで3本、ヒール側領域Zでは5
本に設けられている。
球面1に設けられたスコアライン2の形態に特徴を有す
るものである。即ち、第1図に示すように、ゴルフクラ
ブヘッドの打球面がトウ側領域X、中央領域Y、ヒール
側領域Zの3つの領域に分割され、それぞれの領域でほ
ぼ水平方向に設けられるスコアライン2の本数がトウ側
領域Xからヒール側領域Zに移るに従って増加すること
を特徴とするゴルフクラブヘッドである。本実施例にお
いて、各領域におけるスコアライン2の本数はトウ側領
域Xで2本、中央領域Yで3本、ヒール側領域Zでは5
本に設けられている。
【0016】本発明に最適なスコアライン2のピッチを
求めるための方法を以下に示す。通常のウッドクラブヘ
ッドにスコアラインのピッチを変えてを配置して100
回くり返して打球した場合のボールの挙動を表1に示
す。ゴルフクラブの性能を考える時、ボールに与えられ
るバックスピンの絶対量とくり返し打球した時の該絶対
量のばらつきを考慮しなければならない。一般にスコア
ラインのピッチが小さくなれば、ばらつきは小さくなる
がスピンの絶対量が増加し、その結果、飛距離の低下を
もたらす。逆にピッチが大きくなればスピンの量は減少
し飛距離の絶対値は増加するが、飛距離のばらつきが大
きくなる。表1に示すようにスコアラインのピッチが1
6mmの場合は、バックスピン量は2852rpmと少
なくなり飛距離は増加するが、バックスピン量のばらつ
きが標準偏差値(S.D.)で580と大きいため打球
ごとの飛距離の誤差が大きくなり、その結果ゴルファー
が意図した場所へボールをコントロールすることが困難
となる。一方、スコアラインのピッチが4mmの場合
は、ピッチが16mmの場合に比べてバックスピン量の
ばらつきが標準偏差値で580から227と減少し、飛
距離のコントロールは容易になるが、バックスピン量が
2852rpmから3391rpmと増加し、その結
果、飛距離の絶対値の低下を招く。よって、飛距離の絶
対値と飛距離のばらつきとのバランスを取るとすれば、
スコアラインのピッチは少なくとも打球面の中央部では
約8mmとするのが適当である。
求めるための方法を以下に示す。通常のウッドクラブヘ
ッドにスコアラインのピッチを変えてを配置して100
回くり返して打球した場合のボールの挙動を表1に示
す。ゴルフクラブの性能を考える時、ボールに与えられ
るバックスピンの絶対量とくり返し打球した時の該絶対
量のばらつきを考慮しなければならない。一般にスコア
ラインのピッチが小さくなれば、ばらつきは小さくなる
がスピンの絶対量が増加し、その結果、飛距離の低下を
もたらす。逆にピッチが大きくなればスピンの量は減少
し飛距離の絶対値は増加するが、飛距離のばらつきが大
きくなる。表1に示すようにスコアラインのピッチが1
6mmの場合は、バックスピン量は2852rpmと少
なくなり飛距離は増加するが、バックスピン量のばらつ
きが標準偏差値(S.D.)で580と大きいため打球
ごとの飛距離の誤差が大きくなり、その結果ゴルファー
が意図した場所へボールをコントロールすることが困難
となる。一方、スコアラインのピッチが4mmの場合
は、ピッチが16mmの場合に比べてバックスピン量の
ばらつきが標準偏差値で580から227と減少し、飛
距離のコントロールは容易になるが、バックスピン量が
2852rpmから3391rpmと増加し、その結
果、飛距離の絶対値の低下を招く。よって、飛距離の絶
対値と飛距離のばらつきとのバランスを取るとすれば、
スコアラインのピッチは少なくとも打球面の中央部では
約8mmとするのが適当である。
【0017】
【表1】
【0018】また、既に述べたように打球面の中央部を
はずして打球した場合、トウ側で打球するとヘッドが開
き、ヒール側で打球するとヘッドが被るため、ボールの
飛び出し角度が変化する。この時の飛び出し角度と飛距
離の変化を表2に示す。即ち、スコアラインのピッチが
8mmのゴルフクラブにおいて、打球面中央部で打球し
た場合の標準飛び出し角度が10.4°でバックスピン
量が3236rpmとなり、飛距離が184mである
が、フェース中心線からトウ側へ12mmの位置で打球
した場合の飛び出し角度は10.8°で、バックスピン
量が2862rpmとなり、飛距離が181mと低下す
る。一方、該中心線からヒール側へ12mmの位置で打
球した場合の飛び出し角度は9.9°で、バックスピン
量が3694rpmとなり、飛距離が178mと低下す
る。このように、打球する位置がトウ側へはずれた場合
は飛び出し角度が大きくなるために飛距離を伸ばすため
にはバックスピン量を減らしてやる必要があり、逆に打
球する位置がヒール側へはずれた場合は飛び出し角度が
小さくなるためバックスピン量を増やしてやる必要があ
る。
はずして打球した場合、トウ側で打球するとヘッドが開
き、ヒール側で打球するとヘッドが被るため、ボールの
飛び出し角度が変化する。この時の飛び出し角度と飛距
離の変化を表2に示す。即ち、スコアラインのピッチが
8mmのゴルフクラブにおいて、打球面中央部で打球し
た場合の標準飛び出し角度が10.4°でバックスピン
量が3236rpmとなり、飛距離が184mである
が、フェース中心線からトウ側へ12mmの位置で打球
した場合の飛び出し角度は10.8°で、バックスピン
量が2862rpmとなり、飛距離が181mと低下す
る。一方、該中心線からヒール側へ12mmの位置で打
球した場合の飛び出し角度は9.9°で、バックスピン
量が3694rpmとなり、飛距離が178mと低下す
る。このように、打球する位置がトウ側へはずれた場合
は飛び出し角度が大きくなるために飛距離を伸ばすため
にはバックスピン量を減らしてやる必要があり、逆に打
球する位置がヒール側へはずれた場合は飛び出し角度が
小さくなるためバックスピン量を増やしてやる必要があ
る。
【0019】
【表2】
【0020】そこで、打球位置によって飛び出し角度が
変化した場合、それぞれの飛び出し角度に応じて飛距離
が一定になるように、バックスピン量を調節する必要が
生じる。そこで、飛び出し角度とバックスピン量、及び
ボール初速をパラメータにして打球の飛距離をシュミレ
ーションする手法を用いて、飛距離を一定にするための
バックスピン量を算出した結果を表3に示す。表3に示
すように、打球面の中央領域で打球した場合の飛び出し
角度を10.5°とした場合の飛距離184mを基準と
して、飛び出し角度が11.0°と10.0°と仮定し
た場合、ボールが最大飛距離となるようにバックスピン
量を算出すると、それぞれ2800rpmと3250r
pmとなる。ここで、2800rpmと3250rpm
のバックスピン量を得るためのスコアラインの間隔を表
1から求めるとそれぞれ約16mmと約4mmとなるこ
とがわかる。
変化した場合、それぞれの飛び出し角度に応じて飛距離
が一定になるように、バックスピン量を調節する必要が
生じる。そこで、飛び出し角度とバックスピン量、及び
ボール初速をパラメータにして打球の飛距離をシュミレ
ーションする手法を用いて、飛距離を一定にするための
バックスピン量を算出した結果を表3に示す。表3に示
すように、打球面の中央領域で打球した場合の飛び出し
角度を10.5°とした場合の飛距離184mを基準と
して、飛び出し角度が11.0°と10.0°と仮定し
た場合、ボールが最大飛距離となるようにバックスピン
量を算出すると、それぞれ2800rpmと3250r
pmとなる。ここで、2800rpmと3250rpm
のバックスピン量を得るためのスコアラインの間隔を表
1から求めるとそれぞれ約16mmと約4mmとなるこ
とがわかる。
【0021】
【表3】
【0022】本発明の実施例のクラブで打球位置をトウ
側領域X、中央部領域Y、ヒール側領域Zと変えて打球
した場合のボールの挙動を表4に示す。これを表2に示
す従来のゴルフクラブで打球位置を同じように変えて打
球した場合と比較すると、中央部領域Yで打球した場合
を基準にして、飛距離の絶対値の低下率がトウ側領域X
で0.5%、ヒール側領域Zで2.1%となっており、
それぞれ従来のゴルフクラブの飛距離の低下率である
1.6%、及び3.3%よりも改善されていることがわ
かる。
側領域X、中央部領域Y、ヒール側領域Zと変えて打球
した場合のボールの挙動を表4に示す。これを表2に示
す従来のゴルフクラブで打球位置を同じように変えて打
球した場合と比較すると、中央部領域Yで打球した場合
を基準にして、飛距離の絶対値の低下率がトウ側領域X
で0.5%、ヒール側領域Zで2.1%となっており、
それぞれ従来のゴルフクラブの飛距離の低下率である
1.6%、及び3.3%よりも改善されていることがわ
かる。
【0023】
【表4】
【0024】本発明に係るゴルフクラブヘッドの他の実
施例を第2図に示す。本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ドは、前述したゴルフクラブヘッドと同様に、打球面1
がトウ側領域X、中央領域Y、及びヒール側領域Zに分
割されており、ヒール側領域Zからトウ側領域Xに移る
にしたがってスコアライン2のピッチが広くなるゴルフ
クラブヘッドであって、打球面1に設けられたスコアラ
イン2が、ヒール側からトウ側へ向かって開く放射線状
に設けられたことを特徴とするものである。前記実施例
のように、スコアライン2が平行にである場合、トウ側
領域Xとそれに隣接する中央領域Y、及び中央領域Yと
それに隣接するヒール側領域Zとの境界部分でスコアラ
イン2のピッチが急に変化するため、該境界部分で打球
した場合、ボールに加わるバックスピン量のばらつきが
大きくなり、飛距離のばらつきも大きくなってしまう。
そこで、本実施例のように各領域のスコアライン2を、
ヒール側からトウ側に向かって放射線状に設けた場合、
各領域の中心部付近におけるピッチはヒール側領域Zに
おいては4〜7mm、中央領域Yにおいては7〜14m
m、トウ側領域Xにおいては14〜20mmに設定さ
れ、各領域間のピッチの差を小さくできるため該境界部
で打球した場合のバックスピン量の変化量を小さくする
ことができる。
施例を第2図に示す。本実施例に係るゴルフクラブヘッ
ドは、前述したゴルフクラブヘッドと同様に、打球面1
がトウ側領域X、中央領域Y、及びヒール側領域Zに分
割されており、ヒール側領域Zからトウ側領域Xに移る
にしたがってスコアライン2のピッチが広くなるゴルフ
クラブヘッドであって、打球面1に設けられたスコアラ
イン2が、ヒール側からトウ側へ向かって開く放射線状
に設けられたことを特徴とするものである。前記実施例
のように、スコアライン2が平行にである場合、トウ側
領域Xとそれに隣接する中央領域Y、及び中央領域Yと
それに隣接するヒール側領域Zとの境界部分でスコアラ
イン2のピッチが急に変化するため、該境界部分で打球
した場合、ボールに加わるバックスピン量のばらつきが
大きくなり、飛距離のばらつきも大きくなってしまう。
そこで、本実施例のように各領域のスコアライン2を、
ヒール側からトウ側に向かって放射線状に設けた場合、
各領域の中心部付近におけるピッチはヒール側領域Zに
おいては4〜7mm、中央領域Yにおいては7〜14m
m、トウ側領域Xにおいては14〜20mmに設定さ
れ、各領域間のピッチの差を小さくできるため該境界部
で打球した場合のバックスピン量の変化量を小さくする
ことができる。
【0025】その他の実施例としては、第3図や第4図
に示すようにスコアライン2の一部を削除したり、ドッ
ト3に変更したり、付加することも可能である。スコア
ライン2の一部を削除したり、ドット3に変更し、付加
することによってボールに与えられるバックスピン量の
微調整が可能となり、打球のコントロール性を更に向上
させることができる。
に示すようにスコアライン2の一部を削除したり、ドッ
ト3に変更したり、付加することも可能である。スコア
ライン2の一部を削除したり、ドット3に変更し、付加
することによってボールに与えられるバックスピン量の
微調整が可能となり、打球のコントロール性を更に向上
させることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るゴルフクラブヘッドは、上
記のように構成されているため、打球時に打球面の中心
領域をはずして打球し、打球面が開いたり、かぶったり
して飛び出し角度が変化した場合であっても、ボールに
適切なバックスピン量が与えられるため、打球面の中央
領域で打球した場合と比較して飛距離の低下が軽減でき
るという効果を奏する。
記のように構成されているため、打球時に打球面の中心
領域をはずして打球し、打球面が開いたり、かぶったり
して飛び出し角度が変化した場合であっても、ボールに
適切なバックスピン量が与えられるため、打球面の中央
領域で打球した場合と比較して飛距離の低下が軽減でき
るという効果を奏する。
【0027】また、スコアラインをヒール側からトウ側
へ向かって開く放射線状に設けられているため、各領域
の境界線部分で打球された時の最適バックスピン量の変
化量を小さく抑えることが可能となり、飛距離のばらつ
きを低減することができるという効果を奏する。
へ向かって開く放射線状に設けられているため、各領域
の境界線部分で打球された時の最適バックスピン量の変
化量を小さく抑えることが可能となり、飛距離のばらつ
きを低減することができるという効果を奏する。
【0028】更に、スコアラインの一部を削除したり、
ドットに変更したり、ドットを付加することによってボ
ールに与えられるバックスピン量の微調整が可能とな
り、打球のコントロール性を更に向上させることができ
る。
ドットに変更したり、ドットを付加することによってボ
ールに与えられるバックスピン量の微調整が可能とな
り、打球のコントロール性を更に向上させることができ
る。
【図1】本発明に係るゴルフクラブの打球面を示す図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係るゴルフクラブの打球面を示す図で
ある。
ある。
【図3】本発明に係るゴルフクラブの打球面を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明に係るゴルフクラブの打球面を示す図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係るアイアンクラブヘッドの実施例を
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明に係るウッドクラブヘッドの実施例を示
す図である。
す図である。
1 打球面 2 スコアライン 3 ドット A アイアンクラブヘッド B ウッドクラブヘッド X トウ側領域 Y 中央領域 Z ヒール側領域
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴルフクラブヘッドの打球面がトウ側領
域、中央領域、ヒール側領域の3つの領域に分割され、
それぞれの領域で水平方向にそれぞれ平行に設けられる
スコアラインの本数がトウ側領域からヒール側領域に移
るに従って増加するゴルフクラブヘッドにおいて、打球
面の各領域に設けられたスコアライン間のピッチがそれ
ぞれトウ側領域では14mm〜20mm、中央領域では
7mm〜14mm、ヒール領域では4mm〜7mmであ
ることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項2】 ゴルフクラブヘッドの打球面がトウ側領
域、中央領域、ヒール側領域の3つの領域に分割され、
ヒール側からトウ側へ向かって開く放射線状に設けられ
るスコアラインの本数がトウ側領域からヒール側領域に
移るに従って増加する前記ゴルフクラブヘッドにおい
て、打球面の各領域に設けられたスコアライン間のピッ
チがそれぞれトウ側領域では14mm〜20mm、中央
領域では7mm〜14mm、ヒール側領域では4mm〜
7mmであることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項3】 前記ゴルフクラブヘッドにおいて、打球
面に設けられたスコアラインの一部をドットに置き換え
たことを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフクラ
ブヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7149566A JP3045653B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7149566A JP3045653B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08308968A JPH08308968A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3045653B2 true JP3045653B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=15477990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7149566A Expired - Fee Related JP3045653B2 (ja) | 1995-05-23 | 1995-05-23 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3045653B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023052091A (ja) * | 2015-09-11 | 2023-04-11 | カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション | ゴルフボールのスピンに影響を及ぼす表面特徴部を有するゴルフクラブヘッド |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6815097B2 (ja) * | 2016-05-19 | 2021-01-20 | ブリヂストンスポーツ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
-
1995
- 1995-05-23 JP JP7149566A patent/JP3045653B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023052091A (ja) * | 2015-09-11 | 2023-04-11 | カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション | ゴルフボールのスピンに影響を及ぼす表面特徴部を有するゴルフクラブヘッド |
| JP7461451B2 (ja) | 2015-09-11 | 2024-04-03 | カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション | ゴルフボールのスピンに影響を及ぼす表面特徴部を有するゴルフクラブヘッド |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08308968A (ja) | 1996-11-26 |
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Legal Events
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